2018年09月10日

CAFE AALT-NATIVE “珈琲と音楽とカレーな京都”(8月26日(日)@ 京都 ケイブンシャCOTTAGE)【ライブ後記/再掲】

8月24日名古屋K.Dハポンでのライブからツアーを振り返っているので、時系列的に並べるために先月末に書いた京都でのイベントのライブ後記を若干加筆修正して再掲します。

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先月末の旅のうち、京都恵文社一乗寺店COTTAGEでのイベントを振り返りたいと思います。knaveでのライブの翌日の移動、途中で僕は大阪に住む父親に会いに立ち寄ったので他のメンバーとは別行動。この“孤独”なドライブがなんだかとても心地良かったから、いつか思い出す平成最後の夏の記憶になるかもしれない。天気がやたら良くて、ものすごく暑い日。京都に着くとその蒸し暑さはまた過酷に。盆地、京都の洗礼を受けた気がしました。

恵文社につくとお店の前に見慣れたシルエットの(自分の投影?)男がベンチに座って本を読んでいた。高橋徹也と合流、COTTAGEではアアルトコーヒー庄野さん、トラベラーズチーム、そしていつも吉祥寺ハモニカ横丁の狭小スペースに立っているピワンのてつさん、奥さんで料理家の村山由紀子さんが賑わうお客さんを切り盛りしていた。徳島、中目黒、吉祥寺、そして京都。いろんな繋がり。ゲストにお招きしたb-flower八野英史さんも到着、GOMES THE HITMANのメンバーも揃ってみんなを紹介。今回僕がソロ活動で築いたサークルのようなものに臆せず付き合ってくれたバンドメンバーに一番感謝したい。

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会場には美味しいカレーの匂い、コーヒーの香り、氷がカラカラなる音、ノートバイキングの賑わいが溢れていました。16時の閉店を待ってから急いで音響やらなにやらをセッティングするも、時間が全然足りない。セッションリハーサルすらこの日初めてやるのだからバタバタするのは当然なんだけど、それにしても慌ただしすぎた。明らかに自分の采配ミスだった。20分くらい開場が遅れたし、バンドでのリハはなし、みんなに大変な思いをさせてしまって申し訳なかった。

今回の「CAFE AALT-NATIVE」というイベントタイトルは僕が付けた名前。「オルタナティブ(既存のものに取ってかわる新しいもの)」と「アアルト」をかけあわせたらとても庄野さんらしい響きが生まれた。庄野さんをセンターにして僕とタカテツさんで開会宣言。まずタカテツとふたりで「幸せの風が吹くさ」でイベントが始まった。慌ただしさのわりにはライブが始まってしまうとスムーズに展開していくから不思議。音楽とは時間とともにある芸術なのだな。タカテツさんも張りのある歌を歌っていたと思う。再び僕が加わって、b-flower八野さんをステージに招く。僕らにたくさん褒められてくすぐったかったかもしれないけど、僕らのなかでの遅れてきたb-flowerフィーバーはまだまだ熱い。b-flowerを“再発見”した曲「つまらない大人になってしまった」を3人でやれて嬉しかった。

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僕がトラベラーズノートについて書いた「notebook song」を歌った後、GOMES THE HITMANの4人のセットになって、曲順をひとつずつ確認しながら演奏はアアルトコーヒーに捧げた「アップダイク追記」でスタート。最初少しギクシャクしながらも4人でしか鳴らせない音楽が組み上がっていくのがバンドの醍醐味だなあと思いました。アコースティックでの「手と手、影と影」はこの3日間のツアーのなかで一番だと思った。みんなに無理を言って新曲「小さなハートブレイク」を演奏したのは個人的な理由がありました。そして再びb-flower八野さんを呼び込んで、僕の大好きな「ペニーアーケードの年」をセッション。その唯一無二の声よ。震える。

そして今回八野さんから逆にリクエストがあったのが「僕はネオアコで人生を語る」、歌ってみたいと言われて驚き嬉しかった。日本最古のネオアコバンドの声で歌われるなんてとても光栄だ。1番を八野さんが歌って、2番を僕、そして僕と八野さんと堀越の3声のハモリはなんだかすごかった。僕にだけ聞こえた?とても感慨深い時間でした。八野さんとお会いするのは3度目で、今回もやっぱりはんなり穏やかで優しかった。でも冷たさと熱さを持った不思議な人。打ち上げまで付き合っていただいて、もっと大好きになった。

GOMES THE HITMANに高橋徹也が加わって長尺曲「ドライブ」。もっと楽しくパッと弾ける曲もあっただろうに、やっぱり僕はバンドでタカテツさんとこの曲をやりたかった(これまで2人で数回披露している)。で、やっぱり感情のうねりみたいなのが盛り上がる瞬間があって熱い演奏になった。タカテツさんの「スタイル」をGTHが伴奏するのも新鮮すぎた。もうこんなことが2回とあるだろうか。最後は全員がステージに集まってThe Smithsの「ASK」を。須藤さんがジョニー・マーのギターを弾いて、トラベラーズファクトリーのモリッシーこと飯島さんが数歩ステージに近づいてくるのを僕はしっかり目撃した。暑いなか遠くから近くから本当にたくさんのご来場ありがとうございました。急遽いろいろ手伝ってくれた友人たちにも助けられた。今までこの空間にこんなにお客さんが入って、こんなに大きい音で演奏したことはなかったかもしれません。恵文社スタッフの皆さんにも心から感謝を。

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庄野さんは多分「CAFE AALT-NATIVE」を続けるし、僕は今年もまた10月にトラベラーズファクトリーでのアニバーサリーライブの予定があり、ピワンはハモニカ横丁の改修で長い休みに入るけど秋になったら再開してこれまでのように行列ができるだろうし、GOMES THE HITMANも高橋徹也も絶えず音楽を鳴らし続けるでしょう。またどこかのタイミングで道が合流してみんなで何かやれたらいいですね。終始バタバタとしたイベントでたくさん汗をかいてクタクタになりましたが、またこういうふうにいろんなジャンルを越えた時間と空間が作れたら嬉しいです。

打ち上げのあと、八野さんを見送るために二人で京都の小路を歩いて、その夜はとても明るい満月だったんだけど、そのときに静かな声で交わしたおしゃべりとか、その内容とか、本当にずっと忘れないだろうな。好きなものを好きだと言い続けると本当にいつかご褒美みたいなものをそっと差し出してもらえるんだなと改めて思った一日でした。

翌日は僕以外のメンバーは3人で帰京ドライブ、僕は高橋徹也と二人での帰り道となった。高速に乗る前にくるっと踵を返し、僕らはジェットセット、100000t アローントコと京都名物のレコード屋で小一時間を過ごしてから帰路へ。僕とタカテツさんの、いつも喫茶店で話すみたいな静かなおしゃべりは絶え間なく続き、彼のライブ音源を聴いて感想を言ったり、僕の新曲デモを聴かせては批評してもらったりした。今回はもう僕は最後クタクタになってたので、タカテツさんは行程の半分くらい運転してくれたかな。なかなか東京につかなくて途中から面白くなってきて僕のiPhoneからフラワーカンパニーズとかTheピーズを爆音で鳴らして男二人で黄昏時に感動したり、タカテツさんのiPhoneをつないで砂原良徳の『LOVEBEAT』を鳴らしてちょっとチルアウトしたり。東京についたら真夜中だった。8月24日の金曜からの3日間、それぞれすべて思い出深い毎日だったけれど、京都から東京に移動するだけの月曜日でさえものすごく濃厚な時間を過ごしたのでした。


八野さんの日記→clover chronicles
トラベラーズ飯島さんの日記→トラベラーズ日記
高橋徹也さんのブログ→夕暮れ 坂道 島国 惑星地球

Posted by monolog at 18:37│Comments(0)