2018年10月02日

猫町旅日記ーバリ島 2018(後編)

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バリでの日々も時計の針は前へ前へ、決まった速さでどんどん過ぎていく。5日目、朝早く起きて、お世話になっているトシコさんと連れ立って朝市へ。すれ違う村人たちはパッと見た感じは強面なのだけど、トシコさんを見ると「スラマッパギ!(おはようございます)」とパッとくしゃくしゃの笑顔になる。僕もスラマパギとおじぎ。出店でお粥を買ってそれを朝食に。すっかりバリ島に胃袋を掴まれてしまった。お粥さえ美味しい。

この日はお昼からスカワティのマーケットで買い物。ここで買ったのは木彫りの猫、持ち手がウサギの杖(年を取ったら使うのだろうか)、ガラクタみたいなメモラビリア、両親へのお土産など。街歩きすることをインドネシア語で「ジャランジャラン」というんだけど、やっぱり日差しが地味に強烈で汗をかいてくたびれていくから、宿に戻って読みかけの本のページをめくったり、プールの水面をぼんやり眺めたりするのが良い休憩になる。なにごともバランス。

午後からまたウブドゥへ出かけて「Taco Casa」のメキシコ料理でランチ。これも美味しかった。異国で食べる異国料理というのも楽しいものです。「Cantika Zest」でヘッドマッサージをしてもらったけど、これも気持ち良さを堪能するまえにカクッと寝てしまった…。その後はウブドゥの街を散策するわけだけど、東京でバカみたいにレコードとか洋服とかで散財する自分がお金を全然使わない。欲しいものが何もないのです。景色とか温度とか吹いてくる風とか匂いとか、そういうものばかりをたくさん吸収する旅。夜になってレゴンダンスを堪能(去年に続いて2度目だったので本当は少し居眠り)、今回のバリでの最後の夜も楽しく終了。

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最後の朝も早起き。完全に朝型の体になってしまっている。最後にもう一回近くの市場へ行ってお土産を物色、いくつかのインドネシア語が自然と口をついて出るようになって自分で驚く。「ミンタ○○(○○をください)」「アダ○○?(○○はありますか?)」「ブラパ?(いくら?)」とか簡単な会話、一番使ったのは「ディスコン(まけて!)」と「ティダ(いらない)」という言葉だったかな。帰り支度をして、6日間お世話になったお礼にトシコさんのためにミニライブ、「小さな巣をつくるように暮らすこと」「セラヴィとレリビー」を歌い、またの再会を約束。

飛行機の時間までまだ余裕があったので、夕陽を観にクタのビーチへ。ここは有名リゾート地なのでとにかく賑やかで華々しく活気がある。小一時間くらいの間に海へと太陽が沈んでいく、いわゆるマジックアワーに遭遇。こんな絵に描いたようなサンセットは生まれて初めての体験。最後の最後にスペクタクルな風景を見せてくれたバリ島でした。帰りの飛行機ではびっくりするくらい寝た(7時間のフライトのうち6時間寝てた)。我ながら素晴らしいスイッチの切り替え、素晴らしい6日間でした。(完)

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猫町旅日記ーバリ島 2018(前編)
猫町旅日記ーバリ島 2018(中編)

Posted by monolog at 14:12│Comments(0)