2018年11月15日

GOMES THE HITMAN “00-ism 2018”(2018年11月11日 @ 宮城県 富谷市 NAKAO CAFE)【ライブ後記】

先週末の東北旅の話。郡山から仙台へ2時間、そこから30分ほどでNAKAO CAFEのある富谷市へ。天気がよくて気分が高揚、北上するにつけ車窓から見える木々もさらに紅葉。NAKAO CAFEにたどり着くともうすでにメンバーは到着して賑わうカフェでお茶をしていた。「ここでライブするんだよね?」と初めての空間を見回していたけれど、休みの日に早くクローズしてライブ準備させてもらうのが申し訳ないくらいの盛況。われわれは本番前に美味しいコーヒーとサンドイッチをいただきました。

この日のライブは音響機材等すべてを持ち込むセルフオペレーション、手探りでの音作りだったのだけど、思った以上に自分たちの音を手なづけることができた、という印象。京都恵文社COTTAGEのときより全然うまくいった。アコースティック編成と銘打っていたところを、僕がエレキギターとアンプを持ち込んだのでもう少しやんちゃな音像に。たくさんのお客さんにご来場いただき盛況、なんと東北で17年ぶりとなるバンドでのライブが始まります。

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冒頭、「way back home」から始まるスタイルはやっぱりしっくりくる。だんだんシフトアップしていく感じが今のバンドには合っている。終演後のアンケートには「夜明けまで」でGOMES THE HITMANに出会ったり思い出深い人が多かった。「情熱スタンダード」はすーっとファルセットが伸びていく感覚があって熱がこもったものになりました。2000年代の楽曲と『SONG LIMBO』で構成した前半部分だったけれど、とても新鮮で「今」という感じがするのが不思議。宮城date FMで僕は「GOMES THE HITMANの友好都市宣言」というレギュラー番組を持っていて、それは『cobblestone』を中心とするまちづくり三部作の頃だったから、「午後の窓から」「シネマ」といった楽曲は特に当時を思い出させる。この日の「シネマ」はこの15年くらいのうちで一番気持ちを込めて歌えたかもしれません。

「fielder's choice」から始まる中盤は2005年から地続きの、これからのバンドサウンド。「魔法があれば」も「毎日のポートフォリオ」も軽快なポップス、最新曲である「baby driver」が一番やんちゃな歌なのがいい。「手と手、影と影」もなんだかこの日は響きが違った気がする。「そばにあるすべて」は当初「愛すべき日々」の後に『omni』の流れで置かれていたのを、本編最後の曲に変更した。この曲にはそういう役割があると思ったのです。アンコールで再びステージへ。来年の1月で実に20周年となる初メジャー作から「アップダイク追記」、この曲はメンバー全員の声が重なるのが象徴的。「雨の夜と月の光」で大団円、窓ガラスは曇り、外はさすがに冬の寒さだったけれど、とてもあたたかな素晴らしい夜になりました。

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NAKAO CAFEのスタッフの皆さんたちのおかげでストレスなくできました。東京から駆けつけてくれたレコード会社スタッフ氏にも感謝。県外や関東からもたくさんのご来場、初めてGOMES THE HITMANに出会う人も17年ぶりの再会もありました。満員の会場で演奏できたことがとても嬉しかったです。20周年イヤーの来年も必ず東北で演奏したいと思います。終演後の打ち上げはメンバー4人で。年末のこと来年のことを話す有意義な時間になりました。素晴らしい季節に素晴らしい旅ができて嬉しかったです。ありがとうございました。

Posted by monolog at 08:30│Comments(1)
この記事へのコメント
素敵な時間をありがとうございました。
来年のアルバム楽しみです。
Posted by 東北 at 2018年11月15日 12:33