2018年12月21日

Coffee & Christmas vol.7 - LUCKY 7 SPECIAL(2018年12月16日 @ 鎌倉 カフェヴィヴモンディモンシュ)【ライブ後記】

先週末、鎌倉カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュでのライブを振り返ります。2012年から始まったヒックスヴィル中森泰弘さんと僕のクリスマスイベントは恒例行事になり、良くも悪くもメニューが固定してしまっていました。7回目を迎える今回はそれをドラスティックに見直そうという、僕らと堀内マスターとのミーティングから始まったのでした。まだ夏が終わって間もないころでしたね。近藤研二さんにお声をかけさせてもらったのは、僕自身が近藤さんのクリスマスキャロル独奏を聴きたかったから。近藤さんもディモンシュでライブができるなんて!と快諾してくれました。下の写真は楽屋での3人、とにかく終始楽しく野心的なセッションとなりました。

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第一部は堀内マスターと僕ら3人でトークを。クリスマスと音楽とコーヒーをテーマに、僕がまず紹介したクリスマス音楽は70年代に繁栄を誇った緑屋という月賦制百貨店が配ったソノシート。マヒナスターズが歌う歌詞の異なるジングルベルが可笑しかった。中森さんはスフィアン・スティーブンスのクリスマス名盤『Songs for Christmas』を紹介。近藤さんがロンドンで見つけたというハイスクール合唱隊のキャロルも美しくて、なぜこんなにクリスマスソングって心に沁み入るのだろうかと不思議に思う。堀内さんはグアテマラの陽気なクリスマスソングを紹介してくれました。ラジオでも活躍する堀内さんに乗せられて楽しい時間でした。

第二部のライブはクリスマスソングを中心に、弦楽器3つで新鮮な演奏。非クリスマス曲である「ウィチタ・ラインマン」の風景も雪景色越しに見えてくる。近藤さん独奏パートはみんなでうっとり。近藤さんの「日曜日のセレナーデ」を3人でやれたのも良かった。ビーチボーイズ、NRBQ、ヒックスヴィルというお馴染みの曲たちにもアクセントがひとつ加わった。

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この日のメインイベントは宣言していた書き下ろしクリスマスソングの発表でした。なんせライブ3日前のリハーサル時には完成していなかった、前日にようやっと僕が歌詞を書き上げた曲、誰も聴いたことのない曲なのです。近藤さんが作った伴奏に僕が歌を重ねたものを聴いて、近藤さんが「最高やん!」と久留米弁で言った時が個人的ハイライトでしたが、初お披露目も初めてにしてはなかなか良かった。本編締めくくりは「光の葡萄」。クリスマスシーズンはツリーが光の葡萄に見えます。

最後の最後にわがままを言わせてもらって、書き下ろしたクリスマス曲「Coffee Christmas 」をもう一回リプライズ。想定した通りの演奏ができました。ディモンシュに似合うボサノヴァ・テイストの可愛い曲が新しいスタンダードになる予感。思わず歌い終えてガッツポーズが出ました。赤城美知子さんが手がけてくれたシュークリームを終演後にいただきましたが、とても美味しかった。僕と近藤さんと中森さんのトライアングル、堀内マスターを加えた四角形もいい感じ。もう来年の話を始めたところです。たくさんのご来場ありがとうございました。

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Posted by monolog at 23:50│Comments(0)