2019年02月26日

HMVキチレコ vol.2 スペシャルジョイントライブ(2019年2月23日 @ 吉祥寺 HMV record shop)【ライブ後記】

一昨年から参加させていただいている「キチレコ」が吉祥寺 HMV record shopとむさしのFMと組んで開催する2回目の「HMVキチレコ」。今年はばたばたしてしまってスタートから1週間を経ての新作品お披露目のインストアライブとなりました。どうしても凝ったものを作りたくなってしまう、根が真面目なところが自分でも苦しい。とにかく、僕は『TOSH & CHIMMY』サウンドトラックとTシャツ、ショルダートートとバッジを抱えてコピス吉祥寺にたどり着き、HMV record shopにはたくさんのお客さんが駆けつけてくれました。ライブは近藤研二さん、青木慶則くん(ex.HARCO)、伊藤健太と僕の4人のスペシャルジョイントライブということで、それぞれに親交の深い間柄ではあるものの、このメンバーでのセッションは初めてなので、前日の練習がとても新鮮だった。ライブはまず僕のソロのステージから。

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吉祥寺を舞台にした架空の映画サウンドトラック『TOSH & CHIMMY』のあらすじを話した後、まずテーマソングである「きみは三毛の子」から演奏スタート。この曲ができてもう3年くらい経つだろうか。ポチ実の可愛らしさとか素っ頓狂な魅力がメロディと言葉に凝縮されている、と自負している歌。そして「確信犯」は小さなフォークソングであり、ラブソング。大学時代に当時のバンドメンバーとの共作曲。「こんな夜は」も古い曲。2006年頃作った曲だっただろうか。音源に収録されたものは2000年代後半、10年前くらいの録音なので、自分の声が若い、青い、と感じる。「光の葡萄」はキチレコメンバー西野さんからのリクエスト。偶然聴いていたinter FMでこの曲がかかって感動してくれたそう。お台場海浜公園で書いた曲だけど、吉祥寺にも光の葡萄はそこかしこに。エンディングロールで流れるのは「吉祥寺ラプソディ」、曲中の「猫のご飯だけ書い忘れ」るのは、ロヂャースに行くのを忘れてしまった、ということ。そのロヂャースも移転縮小になるから街の風景が少しづつ変わっていくのだ。

近藤さん、青木くんとバラエティに富んだ内容のパフォーマンスが続き、いよいよベースイトケンが加わってのセッションへ。

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このメンバーでのセッションということで最初にメニューにあがったのがEテレ0655おはようソングの歌たち。まず青木くんがHARCO名義で歌った「今日の選択」を。実質的にこれが青木くんの封印してきたHARCO時代楽曲の解禁に。続いて僕が歌った「第2の人生」、青木くんがグロッケンを叩いてくれたので原曲に近づき、さらにイトケンのベースが入ることで軽快なポップスにアップデートされた感じがしました。「月あかりのナイトスイミング」は僕とHARCOふたりでツアーをしたときに共演した曲。近藤さんとはもちろん、イトケンとはサトミツ&ザ・トイレッツ編成で演奏したこともある曲。男性が弾くピアノに乗って歌うのは新鮮。

そして今回一番のトライだったのはHARCOが作曲して僕が作詞した「春のセオリー」でした。まずこの曲をやるのかどうかで侃侃諤諤したし、本来空気公団の山崎さんが歌っているパートがあるからキー設定もむずかしいのだけど、結局「やるなら今しかねえ」ということになって、このHARCO楽曲も解禁。頑張ったね、と労いたいし、正直これでよかった、とも思いました。春を呼び込む準備完了という感じ。この歌詞は僕も大好きなので嬉しい。最後はEテレ0655おはようソング「toi toi toi」。この曲の持つ吸引力のようなものはすごくて、お客さんがパッと笑顔になるのがわかる。本当におまじないみたいな、お守りみたいな歌だなあと思います。4人での演奏は初めてだったけどバッチリ共鳴していい感じでした。またやりたいな。

たくさんお買い物していただき、本当にありがとうございました。在庫切れしていたものもすべて補充してきましたのでグッズに興味のある方は吉祥寺コピス2階にあるHMV record shopへお越しください。3月3日まで。長い一日でしたが楽しかったです。

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Posted by monolog at 00:23│Comments(0)