2019年03月18日

なんということでもないスタジオ作業の話

3A3D72A6-A9B6-4CF6-A52E-B0EBD0618C9A

ずっと机上の空論(いや、空論ではないけれどもね)だったGOMES THE HITMANの新作レコーディングが始まった。今回もエンジニアは須藤さんで、彼の献身に負うところが大きい。とても頼りになる。かくしてバンドメンバー4人だけで意見を交わし合うセッションが始まった。しかし、なんというか、みんな満身創痍というか、花粉とか風邪とか溜まった疲れとかいろいろで、かなり言葉静かな滑り出しである。でも結成26年のバンドにはこれくらいでちょうどいいのかもしれないな。REC DAY1に録ったのが15年前に一度トライした “新曲” と2019年に初めてトライする “新曲” の2曲というのがとても象徴的。

あんまり知られていないことであるけども、レコーディング中は読書がとても進むのである。なぜなら他の人が一生懸命あれをこうしてこっちにそれを、と自分にそんなに関係ないレベルのいろいろをやっているときにとにかくヒマだからだ。タンバリンの微調整をしながら「どうかな?」と聞いてくるのを「(どっちでも)いいんじゃない?」と装いながら、ページをめくる手は止まらないのだ。けっちゃん経由で町田康さんからいただいた『人生パンク道場』は作業中にちょこちょこつまむのに相応しい、悩む者に寄り添いつつも無責任な悩み相談で最高に面白い。ニヤニヤしてるのをメンバーが不審な顔で一瞥していく。ずっとニヤニヤ読んでいたら最後の「ペットロスを乗り越えられません」という相談への回答で泣きそうになって涙をためているのが、今この瞬間。自分も町田さんにアドバイスを乞うべく相談事を考えたい所存だ。

レコーディングが終わってバンドでファミレスへ。ここ最近はライブの打ち上げ以外ではとんとみんなでご飯を食べるというのをしなかった(何となく避けていた?)から、妙に新鮮だった。みんな体調万全ではないはずなのにハンバーグを食べたりハンバーガーを食べたりしていて「何だよ、そんなタフなもん食べられるんじゃん」と思いつつ、僕が頼んだタラの西京焼きも体に優しくて美味しかった。こういう一日がアルバムが完成するまで続く。

Posted by monolog at 23:10│Comments(0)