2019年04月17日

毎日がレコードストアデイだという、別にどうでもいい話

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先日4月13日はレコードストアデイだった(以下RSD)。ここ数年おびただしい数のアイテムがリリースされて、普段大人気なくサクサクとレコードを買ってるレコード大好きおじさんがさらにバカみたいにばかばかレコードを買う日ということになっているけれど、そのRSDが始まったのは2008年のことだ。アメリカでインディペンデントなレコード屋を盛り上げようというイベントがスタートしたので日本でも同調して盛り上がろうという冊子にコメントを書いたからよく憶えている。僕が書いた文章は以下のようなものでした。


レコードショップに行くのが大好きだ。大きい量販店も小さな中古レコード屋も。
CDを手に取ってみると、紙ジャケだとかデジパックだとかコート紙だとかマット紙だとか
それぞれのパッケージにそれぞれの意味があって、AからZまでぼんやり眺めるのも楽しい。
自分にとって特別なレコードは星の数ほどある商品の中でも不思議と際立って目に飛び込んでくる
ものだ、とわかってくる。そして横に縦に、過去に未来にいろんな繋がりが生まれていって、
とても芳醇なミュージックライフが果てしなく続いていく。それこそがレコードショップが
僕らにかける永遠に解けない魔法なのです。街へ出て、レコードショップに行きましょう。

山田稔明(GOMES THE HITMAN)


これは2009年の1月に書いた文章、10年前のこと。初めて輸入盤のレコードを買った中2の頃から30年ずっと僕はレコード屋さんがあれば出かけていき、これまでにどれくらいのレコードを買っただろうか、と気が遠くなる。体調が悪くてもレコード屋に行くとなぜか調子が戻るのも不思議。先週4月13日も吉祥寺で2つレコード屋をのぞいてRSDアイテムを眺め、結局WEEZERとR.E.M.の変名バンドのやつを買ってから長野県松本へ向かった。松本に着いて見つけたレコード屋さんにはRSDリリースのレコードはほとんど何もなかったので、その本来の企画趣旨の本末転倒さを残念に思うけれど、旅先のレコード屋での予期せぬ出会いっていうのはやっぱり面白い。

RSD情報とかそういうことで連絡してくるの友だちは高橋徹也くらいだ。「RSD限定の誰々の何々がもしどこかのレコード屋にあったら買ったほうがいい」「今年はあれとこれを買った」と他愛もない報告をしあうのは中学生みたいで楽しい。結局僕は4月14日も16日もレコード屋に行った。自分にとっては毎日がレコードストアデイだからだ。きっと来年も再来年も、ずっと変わらない。

Posted by monolog at 22:11│Comments(0)