カレーの日

大学を卒業して映像制作会社で働いていたときの先輩が独立して建てたスタジオへ遊びにいって、そのままランチ。もう20年以上前のことでもいろんなことがすぐ思い出される。あの人は今でも最前線でやってる、とか、そういえばあの人は今なにしているのかとか、もう会えなくなった人の名前とか、断片化した記憶がデフラグしたり、どうしても思い出せない欠損があったり。
そのまま表参道のピンポイントギャラリーでの福田利之さん個展の初日へ。「青い山こえて」と題された展示は日曜休みで6月29日まで。福田さんとはぎとぎとのとんこつラーメンを一緒に食べる約束をしているのだけど、腹具合が噛み合わず。素晴らしい原画の数々を見つめ、その余韻を目をつぶって思い返しているときに福田さんからじゃんがらラーメンの画像が送られてきた。
夜はまた別のカレー。久しぶりのアミ。昼も夜も、しまった…と思ったけれど、カレーはそれぞれ独自の世界観を持つ食べ物だからそれもまたよし。
Posted by monolog at 23:47│
Comments(1) │
「カレーのつくりかた」 長田弘
そうしなければいけないというんじゃない。
そうときまっているわけじゃない。
掟じゃなくて、味は知恵だ。
こうしたほうがずっといい、それだけだ。
(中略)
香ばしい匂いがサッとひろがってくると、
いつだってなぜだかうれしくなる。
人生「なぜ」と坐ってかんがえるのもいいが、
知恵ってやつは「なぜ」だけでは解けない。
本質をたのしむ、それが知恵だ。
きみを椅子からとびあがらせる
とびきりのカレーをつくってあげるよ。
秘訣はジンジャー・パウダーを混ぜること。
するどい後味がじわじわと効いてくる。
カレー、飽きないですよね。
奥田民生さんが自主レーベルの名前を「ラーメンカレーミュージックレーベル」にされた時、なるほど民生さんらしいなと思いました。
ぎとぎとのとんこつラーメンの方は、またお腹のコンディションを整えて臨んでくださいね。
ホフディランの小宮山さんのスパイス・カレーのレシピ本『旨い!家カレー』を持っています。
あさってくらいキーマカレーを作る予定です。