

昨日、6月21日はポチ実の5歳の誕生日だった。秋に生後3ヶ月くらいの野良の仔猫として現れたポチ実なので正確な誕生日はわからないのだけど、だいたいの時間の経過、そして愛猫ポチを火葬した日である6月21日を彼女の誕生日に制定したわけである。朝からポチ実はいつもどおりご機嫌で、ずっと庭でごろごろ過ごしていて、いつもと変わらない日常のありがたさをあらためて実感。ご近所の近藤さんから「チミちゃんの誕生プレゼントあるよ」と連絡がきて、僕も渡すものがあったから近藤家で本人(本猫)不在のまま誕生日ケーキをいただいた。猫がきっかけの縁、いつもこうやって記念日を祝う友人がそばにいるのはとても素敵なことだなあと思う。
ポチ実がうちの猫になってからいろんな風向きが良い方向に向かっていくのが僕にはわかる。鼻をくすぐる穏やかな花の匂いとか、手を伸ばしたくなる太陽なんかがその方角には待ち受けていて、僕は(僕らは)そっちのほうへ目を細めながら、日差しを見上げてくしゃみをしながら歩みを進めているようなイメージのなかにいる。チミ、いつも毎日かわいくて可笑しくてめんどくさくて、月曜から日曜まで全部面白くしてくれてありがとう。
