昨年末のGOMES THE HITMAN『memori』発売直後に行われたタワーレコード新宿でのインストアイベントを振り返ります。14年9ヶ月ぶりのCDリリース、そしてやはりこの場所でのインストアも2005年春以来、14年ぶりとなりました。僕は元来このインストアライブっていうのが大好きだったのだ、ということを思い出しました。明るい店内に集まったお客さん、その向こうに行き交う好みのうるさい音楽好きが立ち止まったり通り過ぎたり。
1999年の『weekend』からリリースのたびに繰り返してきたストアイベントは僕にとってミュージシャン武者修行の関門でした。自分自身がレコード屋さんが大好きだからこそ、そこで演奏する難しさも知っていますが、久しぶりのタワーレコード新宿のステージは最初から最後までずっと楽しかった。クリスマスも過ぎて、年末ムード溢れる賑やかな新宿。平日の遅い時間でしたが本当にたくさんのお客さんに集まっていただきとても嬉しかったです。ありがとうございました。
リリースになったばかりの『memori』から5曲、コンパクトながら端的にアルバムの印象を伝えることができたセットリストだったと思います。そして何より終演後のサイン会。1時間くらいずっとサインと握手の列、くたくたになりましたが本当に幸せな時間だった。音楽家冥利に尽きました。デビュー20周年にして14年9ヶ月ぶりのリリースというわがままな活動のなかで、いろんなハイライトがありますが、10年代最後の、この年末のシーンというのは次の10年のための励みになって、何度も思い返すことになるでしょう。
年が明けて昨日、あらためてタワーレコード新宿の8階売り場に挨拶に行ってきました。2020年はこのレコードを持ってさらなる旅が始まります。引き続きよろしくお願いします。この日の演奏曲目をプレイリストにしたものを貼っておきます。「記憶の目盛り」として。
Posted by monolog at 08:01│
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