我が家の庭、多分今年の夏最後になる紫陽花のひとふさが咲いた。例年よりたくさん咲いてくれて鬱々とした日々に一筋の差し色をしてくれた花々よ。7月になってもだいたい毎日家にいて、「眠くなったら寝る」という時計と関係のない生活スタイルで暮らしていると真夜中変な時間に目が覚めてしまうことが多々ある。数日前も4時頃に起きて、たまたまWOWOWでやっていた映画「
それでも夜は明ける」に惹きこまれてしまい、結局朝の6時までテレビの前で身動きひとつ取れなかった。この映画放映が折からのBLACK LIVES MATTERムーブメント以降に決定したものかどうかは定かではないけれど、とにかく辛く苦しい映画体験、それでも目を反らすことのできない史実に言葉をなくす。「それでも夜は明ける」というタイトルだが、ハッピーエンドとはほど遠く、それ以降現在まで続く歴史の蓄積にため息をつく。
眠れないまますっかり夜が明けた朝。梅雨の晴れ間の一日になりそうで、僕は溜まっていた洗濯物を何回も洗って干した。

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