今から21年前、デビューした1999年に初めて敢行したGOMES THE HITMANのワンマンライブ、『weekend』レコ発。ずっと家にいて断捨離したり納戸を整理しているとこういう資料がたくさん出てくる。場所はもう今はない渋谷屋根裏。今のパルコのそば、WWWの並びにあったハコだ。とにかく暑くて熱気がすごかったことを覚えている。「ドラマのない夏などない」という言葉で始まる「センチメンタル・ジャーニー」、多分僕らはもったいぶって長いイントロを演奏したはずだ。インディー盤とデビュー作から練られたセットリストが新鮮。
どんな演奏をしたかは覚えていないけれど、「GOMES/屋根裏」と書いてあるカセットテープを見たことがあるからもう少し探せば出てくるのかもしれない。お客さんでぎゅうぎゅうだったことは覚えている。この時期においてまだ「緑の車」は未CD化の新曲、「tsubomi」と並んでアマチュア時代からのレパートリーだったのでそういうMCをしたのだろうな。「down the river to the sea」から「雨の夜と月の光」まで、これは今なら絶対に身体がもたない、心臓破りのラストスパートだ。
21年前の夏は今の夏とは違う暑さがあった。あの頃が良かった、戻りたい、とは思わないけれど懐かしい気持ちで思い出したりはする。