お盆の入りに、本格的お坊さん姿の町田康さんにお会いできてなんだかとても有り難かった。

ライブを観ている1時間ちょっとの間、無観客なのをいいことにフロアで観たり、階上のカウンターで観たり。ステージ上のダイナミックな演奏はもとより、カメラを操るスタッフたち、歌詞カードと映像を睨みながらスイッチングするスタッフ、iPhoneで配信されている音を聴きながらミックスの微調整を続けるスタッフ、照明、音響、そこに関わる人たちの横顔を見ながら静かに感動する。全員野球という言葉があるけれど、この空間は全員音楽だ。大袈裟に言えば、ライブハウスが息を吸い込んで鼓動して、吐き出された熱いものが、今このときに配信されている映像だという感じがした。
秋のことを少し相談。はやく夏を駆け抜けてしまいたい。


