生きる者と愛された者
ずっと長いことDVDが手元にあったのに未見だったディズニーとピクサーによる長編アニメーション映画映画『
リメンバー・ミー』。舞台はメキシコ、「死者の日」に「死者の国」に迷い込んでしまうストーリー、これを観るのはお盆の季節がいい、と思っていたのだ。アメリカ好きになると辺境のメキシコに興味を持つのも自然な流れで、僕のガラクタ箱のなかにはガイコツモチーフの人形やらポストカード、切り絵飾りとかなんとか、ちょっとどぎついカラーリングのメキシコ雑貨がたくさんある。この映画を観てあらためてその豊かな文化を垣間見た気がした。モチーフとなる音楽がどれも素晴らしく、アニーメションの苦手の僕も最初から惹きこまれて、最後は感動して泣いてた。生きるものと愛されし者=the loved one との愛の物語だった。あと、連綿と続く家族の絆についても。メキシコの「ディア・デ・ロス・ムエルトス(死者の日)」は11月1日と2日である。今年はちょっと意識してみたい。
で、そのままゴロゴロ過ごしていたら夜になって、WOWOWで2009年の映画『ゾンビランド』が始まった。僕をゾンビ映画好きにさせた作品、これも死者がゾンビに蘇り襲ってくるわけだけどお盆とはちょっとそぐわない。でもやっぱ最高に面白い。昨年公開されたけれど観る機会を逸していた、10年後に作られた続編『
ゾンビランド:ダブルタップ』が続けて放送されたので大笑いしながら鑑賞。ビル・マーレーも最高。期せずして生きる者と死せる者が繰り広げるスペクタクルを眺めた一日となりました。

Posted by monolog at 23:50│
Comments(2) │
掘り下げてまたお聞きしたいです。とても興味深いです。
クスッとなったり、ホォ〜となったり。
あえて遠ざけていた部分と興味あるけれど掘り下げる時間が無かった世界。
こういう時間、宝物ですね。
先生の、、、
MEXICO
ゾンビ(コレは何度か話題に😁)
私はBrazil Bossa novaでは興味深く思っていましたけれど、オリンピックの閉会式を偶然TVで見て、ソフィスティケイトされていながら肩の力が抜けた素晴らしい文化を見てとても興味深く思いました。まだまだ世界中に素敵な事が一杯
リメンバーミーは、友達の子供達が見たいから、と私も一緒に映画館で見ました。
詳細なストーリーは忘れてしまいましたが…誰にも思い出してもらえなくなった人は死者の世界からもいなくなってしまったような…
見ながらジワッと涙が流れた作品だったように思います。
もう一度見直そうかな。
日本語版のリメンバーミーを歌った男の子の歌声も素敵で、YouTubeで探して聞いたりしていました。