2020年09月03日

夜の科学 in 下北沢ー小箱のなかの音楽41(2020年8月31日 @ 下北沢lete - ライブ配信)【ライブ後記】

8月最後の日に下北沢leteで演奏できて本当によかった。夏をきれいに締めくくることができた気がした。8月は自宅からの配信以外にラジオ番組しかアウトプットがなかったからちょっと鬱屈としてしまうときがあって、急に思い立ってleteの空きスケジュールを店主町野さんに尋ねたら「8月31日」という象徴的な日だけが空いていたのだ。leteは24人でぎゅうぎゅうの満員になる小さな会場だけれど、その何倍もの人が全国から参加してくれたことが嬉しい。ライブ当日はいつも通り普通にライブ演奏することにした。そのかわり前準備としてたくさんの映像を準備。照明やカメラワークに関しても今までと違う機材や手法を使って内容をアップデートしたいと思ったので、ライブが決定してからはたくさんやることがあって試行錯誤、ワクワクしたのもよかった。41回目の下北沢lete公演、8月の暑い日に撮影に行った海の映像からスタート。



IMG_9389 3

IMG_9390 2

夏の歌をたくさん歌って去りゆく季節を見送る。この日は音響機材セッティングの改良が功を奏してヘッドフォンをしなくても歌が歌えたのがよかった。エレキギターはアンプを鳴らさずラインの音、僕の足元もペダルがいっぱいで相変わらずごちゃごちゃと賑やかだった。「三日月のフープ」は深夜ドライブしたときに撮った映像、「月あかりのナイトスイミング」では満月がきれいに昇った。ライブ当日はとしまえん閉園の日だったが、前週に出かけていったとしまえんで撮影した様々な風景が美しく映えたのもよかった。「一角獣と新しいホライズン」では空中ブランコ、「魔法があれば」では色とりどりの光のアトラクション。録画アーカイブが9月14日までご覧いただけるのでぜひお時間あるときに。

03E87C2A-6FC5-401D-9C73-8393D00D2DA8AD06B5DB-65C3-4AF8-9FD0-C89ADD8D8B51


「夕暮れ田舎町」で秋を呼び込んで、最後の「harvest moon」で1日早く9月に挨拶を。僕にとって9月というのは12月の次に好きな1ヶ月。2020年で一番いい季節になればいいなと強く願います。90分の予定が2時間くらいのライブになりました。集中力が続いてずっと楽しい時間だった。最後はありったけの光の粒が白い壁に降り注いだ。期せずして僕自身のシルエットが影絵のようになってはしゃいでしまった。夏の夜の花火みたいだった。地明かりを暗くした下北沢leteの小さな窓からは色とりどりの光が漏れていたはずで、何も知らずに通り過ぎた人にはどんなふうに見えただろうか。こんな楽しいことができるなんてコロナ禍も悪いことばかりじゃない。いろんな新しい小さな発明がそこかしこに花開いている。

lete店主町野さん、映像を担当したhoopline吉積さん、この会場には最初から最後まで3人しかいなかったけれど、回線で繋がったたくさんのみなさんとステージを共有できたことを嬉しく思います。ライブ中のMCでお伝えしましたが、次は9月18日に恵比寿天窓switchでバンド編成のソロを。詳細は近日中におしらせします。

4E3501B7-7DCB-4939-85C6-8B72D7A80C1C

*9月14日まで録画アーカイブをご覧いただけるチケットを販売中です。約2時間のライブとなりました。今週末にでもゆっくりお楽しみください。

Posted by monolog at 23:48│Comments(5)
この記事へのコメント
夏を見事に締めくくるライブだと思いました。

この夏は
インスタやツイキャスの配信で、
思いのほか沢山のライブを拝見できて
楽しかった!

ありがとうございました😊

恵比寿のライブも もちろん楽しみです。
Posted by m. at 2020年09月04日 09:04
愛猫と楽しませてもらいました
良い夏の終わりを迎えられました
コロナ可は
可能性の可だなーと
山田さんに教えてもらった気がします。
これからも 素敵な音と猫愛の
おすそわけ 楽しませてもらいます。

Posted by mi- at 2020年09月04日 10:55

ライブの余韻と感謝の気持ちがより一層深まっています。日が経つにつれ、

翌日、オススメの映画を観て、ライブの感動の後にどうかと思ったのですが、、
映画に使われていた音楽のティンパニーの音とハーベストムーンがリンクして又、新たなる世界が脳内に拡がっております。

生ライブに行きたい!

早く18日が来てくれないと〜😂
直近の日曜日、Prime Cats Radioが楽しみです。

突然、ウィルス、去りますよ、きっと。
皆さんと生の振動音を!
Posted by チコリ at 2020年09月04日 14:16
今回ホントに山田さんステージに浸り幸せでした。
オンラインだからこそコメントを入れられる良さもあるけど、山田さんの歌に聞き入りたくて映像のみにしてみたり。みんないろんな楽しみ方をしたんだろうなぁと感じました。
店主の町野さんが時々コメントされていて。感動した!とコメントされているのをみて、また感動したり✨✨

バンド編成だと、山田さんがみんなと演奏するのが、すっごく嬉しそうで。
「君のために歌を歌おう」の歓びの歌は、歌もギターもホントに感動でしたが、
「雨上がりのラブソング 僕は僕のために」を聴いて、そうだよなぁ、と。
やっぱり歌う山田さんが幸せな気分で歌ってくれたら、尚更嬉しいです。
18日も楽しみにしています♪
Posted by ナツ at 2020年09月04日 16:44
9月に入って涼しく秋らしくなってきましたが、今日は暑かったせいか、最期にひと鳴きしている蝉の声が聞けました。

皆さんのように、すぐに素敵な感想文を提出できない、グズな性格なので、今頃になって、しかも一曲についてだけという、個人的な感想をここに載せるのをためらいつつも✍️書いてしまいます

high tide
満ち潮のことなんですね。
配信では初めて聴きました。

波の映像がとてもきれいで、カモメも美しくて、曲の終わりが静かにフエイドアウトしていくのも、夏の終わり感が漂って気持ちよかったです。八月最後の日に聴けてよかったと思いました。

それから9日が過ぎまして、6時には外は薄暗く暗くなり、もう9月初旬は終わるのです。
その間にも日々、配信や生ライブ、新曲などなど、 9月の初めは色々なジャンルで例年よりも、豊かな音楽環境を享受できました。

でも、その日々を通過して、今夕もhigh tideが耳に残っているので、映像と一緒に随分と奥に入ってきていました。今の自分の気持ちと合っていたのでしょうね。
気付かない間に、またしおりを心の奥の方に挟まれるというその技術、油断大敵、おそるべし。
チミちゃんならわかってくれるかな😹


次回の天窓Switchの配信ライブは「きたるべき新作に収録されるであろう“新曲”を中心に演奏する夜になります」と予告されているので、あの曲も、あの曲もバンド編成で聴けるかな〜と楽しみです。
秋が来て冬が来てコーデュロイが合う季節になっていくのも、待ち遠しいです。

この今年の夏の終わりに、素敵な映像と音楽を、ありがとうございました。
Posted by ねこ at 2020年09月09日 20:53