2020年11月19日

映画「ザ・バンドーかつて僕らは兄弟だった」を観た

楽しみにしていた映画『ザ・バンドーかつて僕らは兄弟だった』を観た。巷で語られるとおりロビー・ロバートソン視点で語られるバンド史。しかしそれはなんだか神話みたいな厳かさがあった。ロビー・ロバートソンは僕と同じ一人っ子なのだそうだ。「兄弟」だったバンドがそうじゃなくなった、と語る。リチャード、リック、レヴォンの3人が亡くなりガースも隠遁する今、ロビーから一方的に紡がれる物語に納得のいかないファンも多いと思うけれど、僕にはたくさんある真実のなかの確かないくつかだと感じられた。ドラッグと酒と車について想う。美しくて悲しい映画。

ハイライトは「The Night They Drove Old Dexie Down」か。レヴォンのボーカルと重なるハーモニーの力強さと儚さを同時にはらむような響き。今アメリカーナと呼ばれる音楽のすべてはザ・バンドに起因するのだな。帰宅してからもずっとバンドばっかり聴いてる。改めて『ラスト・ワルツ』を観たら全然違う印象になるかもしれない。感動した。

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Posted by monolog at 23:11│Comments(0)