
朝からアメリカのニュースのLIVESTREAMを眺めて、歴史の汚点となるような大騒動を呆然と目撃する。これからアメリカはどうやって深い溝を埋めていくのだろうか。右岸と左岸に橋をかけるのだろうか。傷つきくたびれた心は、ここからどんな芸術を生むだろうかと思いを馳せる。世界とは「きれいごと」という脆弱な基盤の上で揺れる球体、と個人的には思っている。「きれいごと」を冷笑する態度は好きじゃない。アメリカで起こることはすぐ世界へ伝播していくから人ごとのような顔をしてはいけないのだ。
チャーリー・ブラウンはこう言う。「世の中っておもしろいと思わないか。僕たちみんな道に迷ってバラバラになっちゃった。しばらくの間もう二度と会えないかと思った。何人かはこのまま帰れなくなるかと思った。でもこうして、今みんなそろって安全な小屋で暖かい火を囲んでいる。先の事は誰にも分からないんだ。諦めちゃいけないんだ」