2021年01月22日

アメリカの歌

アメリカ大統領就任式を真夜中のテレビで見つめた。20万本の星条旗がはためく風景はシュールだけど美しく印象的だった。ヘイトと分断をもたらしたトランプ政権の騒乱から舵を切ってアメリカは大きく方向転換することになる。バイデン大統領の宣言がとても素晴らしくて涙が出た。なんで他の国の出来事に心を震わされているのだろうかと可笑しくなるが、苦境に立ったときのこの国の良心は力強い響きを持つ。羨ましいなといつも思う。アメリカはいつも色濃い光と影のコントラストのなかで、いいことと悪いことを世界一たくさん山のように抱える国だ。だから面白いし憧れる。

大統領就任式を見ながら脳裏に流れたのはアメリカのバンド フーターズの「Washington's Day」という曲だった(初代大統領ワシントンの誕生日は実際は2月22日だけど)。この曲が収録された『One Way Home』は僕が中学生のときに初めて買った洋楽CD。歌の中には「アーリントン墓地」「永遠の炎」や「リンカーン」「独立記念日」といったキーワードが散りばめられていて、僕にとってアメリカ文化の入り口だった。このアルバムのなかには南北戦争をモチーフにした「Fightin' on the Same Side」という曲もあってとても示唆的。マンドリンに導かれて「 Washington's Day」ではこんなふうに歌われる。「こちらの世界とあちらの世界がぶつかり合い/時の権力者があなたを思い切りぶちのめす時/あらゆることに立ち向かいへこたれてしまったあなたが/果てしなく続く行列の中で途方に暮れてしまっても/ワシントンの日にはどうか僕ら一緒にいられたら」。

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Posted by monolog at 23:38│Comments(1)
この記事へのコメント
ついついタイトルから、山田さんがアメリカ50州覚え歌を披露されたのかと思って読み進めてしまいました。すみませんでした。
Posted by さなえ at 2021年01月29日 20:21