2021年02月16日

揺れる記憶

先日夜の大きな地震でいろんな記憶が掘り起こされた感じがする。10年前の春のことを最近よく思い出す。とにかく心細くて不安な日々だったのだけど、この感じは去年の最初の緊急事態宣言のときとちょっと似ている。Youtubeに東日本大震災発生直後から8時間分のNHKの映像がアップされていて(権利関係的に違法だけど)なんとなく見はじめたらあっという間に2時間経っていた。当時僕はもうラジオ中心の生活をしていて地震が起きた瞬間もTBSラジオの「キラキラ」を聞いていた。金曜日だったから水道橋博士の日で、番組はそのままうやむやに終わってニュース番組「デイキャッチ」の特別編成版に変わった。テレビの音を消してNHKの画面を流していたのだけど、そこに映される映像の非現実さに呆然として立ち尽くし、たびたび余震に揺らされて、部屋の奥に入り込んで怖がって出てこないポチの名前を定期的に呼んだ、そんな日だった。

そのYoutubeのNHKをiPhoneからテレビにミラーリングしてみたらもっと当時の感覚が蘇ってびっくりした。最初40センチと予想された津波とか、福島第一原発は今のところ問題ないという報告がその後どうなっていくのかわかってるくせに、驚いたり恐怖したり神に祈ったりした。10年が経つけれど10年しか経っていない。僕らをぐらぐら揺らした地震が2011年の大地震の余震だと聞かされてこの地球の途方もない歴史を思う。僕らはすぐにいろんなことを忘れたり忘れたふりをしたりするけれど、そろそろ本気で備えないといけない。

IMG_6133


Posted by monolog at 23:16│Comments(0)