るい編、ひなた編ともに活き活きと自由に生きる登場人物たちの姿が毎日眩しかった。みんながみんな優しくて、思いやりと想像力に満ちていて悪い人がひとりもいなかった。後半の“伏線回収” も「そんなバカな!」と突っ込みつつもニコニコしたり泣いたりしながらその100年の歴史を見届けた。人は間違ってもやり直せる。そんな物語だったと思う。
僕はラジオ英会話を中学1年から高校を卒業するまで6年間聴き続けた。ある程度のところからルーティンワークになってくるのだけど、なぜこんなに続けられるかというとテキストのお話が面白いからなのだ。なんてことのないストーリーにもゆるやかな起伏やあっというような気付きがあって、明日も、また明日も、というふうに続いていく。ハロー、ハウアーユー?アイム・フィーリング・グッド、昨日とは違う世界の始まり。実は人生も同じような繰り返しかもしれない。
