2022年04月18日

まるで別世界のコーチェラ

先週末はずっとYoutubeでカリフォルニアの砂漠で開催されたコーチェラ・フェスティバルを眺めて過ごした。フィービー・ブリッジャーズやアーケイド・ファイア、ビリー・アイリッシュなど楽しみにしていたアクトはもちろん素晴らしかったが(個人的にベストアクトはフィービー)、もうとにかく知らないミュージシャンばっかりで、こんだけ毎日のように新譜のレコード買って音楽聴いてても全然掬いとれない歌があるのだなあと呆然とし、そして感心する。やはり多様性とかジェンダーに関する意識向上のせいなのか、アジア・オリジンのアーティストの躍進が印象的で、Japanese Breakfastはもちろんのこと、モンゴルのデスメタル?THE HUとか初めて知ったし、フィリピン生まれのBEABADOOBIEとか、宇多田ヒカルも登場した88↑とか、韓国のHIP HOPグループ EPIK HIGHなんかも面白くて、勉強になったって言うと変な言い方だけれども、いろんな気付きのある3日間だった。やっぱりCDや音源で触れるよりも全然いい。聴こえ方が変わるなあと思いました。

さすが世界最大級の野外フェス、何十万人動員したんだろうか。客席を見てもマスクをしている人なんて誰もいなくて、みんなシンガロングするし、アーティストも煽るし、もう「コロナって、なんのことかね?」という感じ。別世界の出来事のように思える。われわれの世界で、昔みたいに(そんな昔じゃないけどな)フェスとか思い切り楽しめるようになるのはいつのことだろうか。その日はきっと来ると信じたい。写真はコーチェラではなく、鳥栖のプレミアムアウトレットで撮ったヤシの木。

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Posted by monolog at 23:46│Comments(0)