最近の高野さんが映像投影やアンビエント的アプローチを含むサウンドをステージで鳴らしていることをSNSで見聞きしていたけれど、実際にそれを目の当たりして感嘆のため息が出た。高野さんのモノの突き詰め方って本当に尊敬する。いつまでも“ 男子” である。耳と目が喜ぶようなライブだった。高野さんは幸宏さんについて直接的な言及をせず「選曲に想いを込めた」と公演終了後のTwitterに書かれていた。同じ空間にいたから、その通りだと僕も思う。「相変わらずさ」で「誰もがこんな歌にうわの空でも/空の上では誰かが聴いている」と歌われ、ギターを弾いていた指が天井を指したときに感情がブワッと動く感じがしたし、終盤、デビュー作から歌われた「夜の海を走って月を見た」では僕の周りには涙を拭う人がたくさんいた。素晴らしい公演、観にきて本当によかったです。
元気が出ました。刺激ももらった。
