2023年01月22日

変わり続ける日々はいつでも

高野寛さんのワンマンライブを渋谷まで観にいった。高野さんの演奏を生で聴くのは奈良で一緒に配信ライブをやった2021年の夏以来だ。あの日はとても気持ちのいい晴れた日で、収録が終わった後に、ちょっと距離を取りながらみんなで美味しいお弁当を食べ、なんとなく盛り上がって雑居ビルの屋上にみんなで登ってきれいな夕焼けを眺めた。コロナ禍以降の日々のなかでも五指に入るうような楽しい一日だった。ライブ当日になって思い立って出かけたのは、やっぱり高橋幸宏さんの訃報から数日を経て、その魂や意志のようなものを直列的に受け継ぐ高野さんの言葉とメロディを今、この時期に浴びたかったからだ。

最近の高野さんが映像投影やアンビエント的アプローチを含むサウンドをステージで鳴らしていることをSNSで見聞きしていたけれど、実際にそれを目の当たりして感嘆のため息が出た。高野さんのモノの突き詰め方って本当に尊敬する。いつまでも“ 男子” である。耳と目が喜ぶようなライブだった。高野さんは幸宏さんについて直接的な言及をせず「選曲に想いを込めた」と公演終了後のTwitterに書かれていた。同じ空間にいたから、その通りだと僕も思う。「相変わらずさ」で「誰もがこんな歌にうわの空でも/空の上では誰かが聴いている」と歌われ、ギターを弾いていた指が天井を指したときに感情がブワッと動く感じがしたし、終盤、デビュー作から歌われた「夜の海を走って月を見た」では僕の周りには涙を拭う人がたくさんいた。素晴らしい公演、観にきて本当によかったです。

元気が出ました。刺激ももらった。

E8A20C0D-E823-4A92-BC88-C245F494F2FA


Posted by monolog at 23:33│Comments(0)