マーマレイドのジャム
母が春にクール宅急便で送ってきたいろいろがまだ冷凍庫にいくらか眠っていて、ついこないだマーマレイドのジャムを解凍した。よくわからない煮物とか独特なカレーとかに比べてフルーツを煮込んで作る母親のジャムはあんまりクセがなくて素直に美味しい。このジャムがなくなったらもうこの味は食べられないのだなと、まあ、当たり前のことを考えながらトーストにのせて食べてみる。実家の冷蔵庫は、冷蔵も冷凍も野菜室も食べ物がぎゅうぎゅうに詰まっていて処分に困った。到底ひとりで食べきれない食材を母がどんな思いでため込んでいったのかなと考えると、なんとも言えない言葉にならないような気持ちになる。
四十九日を過ぎて、過ぎてゆく時間のスピードが速いのか遅いのかわからない。今年は記録的に暑い夏だったけれど、この夏の記憶が鮮明なのか、あるいは薄ぼんやりしているのかも今はまだわからないままでいる。もう少し月日が経ったらいろいろ検証したい。

Posted by monolog at 23:36│
Comments(3) │
冷蔵庫に関しては性分なんでしょうかね?
私の実家も私自身も冷蔵庫は空いてないと嫌なんです💧冷凍庫は結構詰まってますけど。
お姑さんはとにかく詰め込む方で、食べ物がいっぱいあると安心?みたいな感じです。
私の母も煮物をよく作っていました。レシピなんてなくて、いつも適当に砂糖と醤油を入れて。最近それを再現しようとしてるのですが、何か違うんですよね〜😢
マーマレード、冷凍しておけばしばらくは大丈夫だと思うので、ちょこちょこお母様の事を思いながら召し上がるのも供養になると思いますよ。
私は、13年前に亡くなった母の梅干し、3粒だけですが、残してあります。
これを食べるといよいよ母の味がなくなるのかと思うと、もはや食べ物でなくてお守りみたいな感じ。