2023年09月12日

スライダーズを福岡で観た

福岡でストリート・スライダーズのライブを観てきた。春の日本武道館公演から4ヶ月、そんなに浮ついた気持ちはなかったけれど会場のキャナルシティ劇場についたらどんどんワクワクしてきた。中学から高校時代、だいたい僕らはスライダーズのライブを久留米で観てたから今回も久留米だったらもっとエモかったのかもしれないけれど、同級生のやっちゃんが奇跡的に手に入れたプレミアムチケットでふたりともオペラグラスを片手に角度のきつい2階席から見下ろす不動4人のバンド。

前回観たときは当時から変化した部分に視点がフォーカスした感じがあったのが、今回は当時から変わらない彼らの仕草やハリーがニヤリと笑う表情とか、既視感をそこかしこに感じるステージだった。演奏も歌も格段に仕上がっていたから余計なことを考える余地がなかったのかもしれなくて、僕らがスライダーズのコンサートに通っていたのは『BAD INFLUENCE』とか『SCREWDRIVER』の頃だったから、それより前の『天使たち』なんかの楽曲たち(VELVET SKYとか最高だった)を生演奏で聴くのはとても新鮮で、2023年におれたち何を見せられてるの!と興奮してしまった。

去年は小沢健二を福岡で同級生3人で並んで観たんだけど、青春とか思い出とかいろんな記憶とあわせて触れる音楽って本当にキラキラ乱反射するみたいで眩しい。あともう一回東京でスライダーズを観るけれど、こういう音楽の旅をするたびに「大人になるって悪くないな」と心から思う。

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Posted by monolog at 23:35│Comments(0)