昔から大好きな森達也氏が初めて“劇映画” に挑戦した『
福田村事件』を観た。今から100年前、1923年9月1日に発生した関東大震災から5日後に千葉県福田村で実際に起こった事件を元にした壮絶な作品。心が底なしに沈む。悲しくつらいだけの涙の苦さと重さよ。「山田くん夏バテしてるのにそんな映画じゃなくてもっとエンタメなやつのほうがいいんじゃない?」と何人かに言われたけど、観ないわけにはいかなかった映画。これを観て何を思うのかを試される。
その著作やドキュメンタリー作品が好きすぎて、「森達也さんを囲むオフ会」みたいな集まり(たしか mixiのコミュニティに入っていたのがきっかけ)に出かけていったのは今から18年くらい前だったか。新宿で何軒目かのお店で森さんを目の前にしてたくさん話を聞けた日の高揚を忘れない。音楽の話もたくさんした。僕はそのときハードな内容の書籍ではなく「
ぼくの歌、みんなの歌」というエッセイ集にサインをもらった。CDを渡したら褒めてくださって、何度かメールのやりとりも。森さんはあのときの『ripple』のことを憶えていてくれてるだろうか。
映画『福田村事件』、とてもしんどい作品だけれども、観た人と話がしたくなる。

Posted by monolog at 23:53│
Comments(1) │
映画館で予告編を見て、すごく気になりましたが、同時に観るの無理だなぁと思ってしまいました…💦私はHSPなので、大量虐殺とか一週間くらい引きずってしまいそうなので…しかも実話に基づいたとか逃げ場がなくて絶対無理です😭
だから同じ理由で、戦争ものも無理なんですよね…。フィクションならいけるかと「リボルバー・リリー」観に行ったけど、やっぱり一週間くらい引きずってしまいました⤵️⤵️