2023年11月19日

夜の科学 in 下北沢〜小箱のなかの音楽50(2023年11月18日 @ 下北沢 lete)【ライブ後記】

2013年に始まった下北沢レテでの弾き語りワンマンは季節に一回10年かけて記念すべき50回目を迎えました。9月に予定されていたライブが網膜剥離発症のため延期になって、その振替公演。昼夜の2部構成、セットリストは共通。昼の部の衣装はボーダーのシャツだったのが、夜の部は古着屋で買ったスウェットを着たので緑色。少し早めのクリスマス気分を出したかったのですよね。

オープニングは「歓びの歌」、大丈夫大丈夫という自分への言い聞かせ。レテは自分にとってのいくつかあるホームのうちのひとつということで「home sweet home」を久しぶりに。リクエストに応えて「長距離ランナー」エレキギターに持ち替えて「三日月のフープ」。「黄昏・夕焼け・夜明け」は先立つ友だちを見送る歌、“あいつ”のことを思って、この日どうしても歌いたかった。「音楽は魔法?」もリクエストに応えて。コロナ禍に書いた歌は希求する想いがこもっている気がする。

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「月あかりのラストワルツ」もコロナ禍に書いた歌。そこから導かれて「愛すべき日々」を歌い、この日の個人的スペシャルである『omni』の20周年を祝うコーナーへ。「そばにあるすべて」「それを運命と受け止められるかな」「happy ending of the day」と大きな曲を立て続けに演奏。29歳だった自分を49歳の自分が見つめる。

この日は奇しくも『Christmas Songs vol.2』のレコ発タイミングとなった。クリスマスソングに仕立て上げた「もみじ」を演奏。「名前のない歌」はGOMES THE HITMANで録音しようと思っている曲、リクエストに応えた。10周年の『新しい青の時代』を代表して「予感」をギタレレで。そしてリクエストに応えて「あさってくらいの未来」を。レテのために書いた「小箱のなかの音楽」、本編締めくくりは少し早く解禁した「sweet december」。

アンコールはまだ音源になっていない新曲「風合い」、リクエストにお応えして。この日は40代最後のライブだったのだけど、40歳になってから初めて書いた「きれいな言葉で」で10年を締めくくることを思いついた。きれいな言葉で、美しい日本語で愛すべき日々の機微をこれからも書き留めていきたい。終演後はたくさんのサイン。みんな『Christmas Songs vol.2』を買ってくれて、本当に嬉しい。

店主町野さんと久しぶりに写真を。9月の公演直前の急病、本当にご迷惑をおかけしました。10年ずっと僕の現在位置再確認の場所、レテはとても大切な空間。次回12月12日(火)に町野さん誕生日前夜祭でまたレテで歌います。次回51回目の「夜の科学 in 下北沢」は年明けに。10年も50回も過程であり目標ではない。どんどん先に進んでいきたいと思います。ご来場感謝。

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Posted by monolog at 23:46│Comments(0)