
映画の中でR.E.M.の、ヒットしたにも関わらずライブでも演奏しないしベスト盤にも収録されなかった曲が流れるのですが、そのシーンのしらじらしさに非常にマッチしていました(ムーアが監督したR.E.M.のPVは良い顔満載で素晴らしいです)。ボウリング・フォー・コロンバインよりも難しく重苦しいし、テレビでは流れなかった胸に悪いような映像もありました。WTCビルのシーンやイラクでの戦闘シーンでは臨場感のある音に圧倒されました。資料性が高い感じなのでDVDで所有したくなるような、いろいろ考えさせられるような映画です。あと、以前タモさんが「ブッシュと間寛平は似てる」と言ってた意味がわかった。調子に乗ってるときの顔が似てる。吉祥寺バウスシアターは平日にひとりで観るなら問題ないくらいの、適度な客入りでした。
朝から共和党大会でのブッシュの候補指名受諾演説をだらだら見たりもしてたので、今日はたくさんブッシュの声を聞きましたよ。これは多分、普通にカルチュアルなこと(音楽とか文学とか旅行とか)に興味がある人は観たほうがいい映画だなーと思います。もし選挙権が与えられても僕はブッシュには投票しないぜという思いを固くしました。
3年目の9月11日を前に2夜連続テレビでマイケル・ムーアの「アホでマヌケなアメリカ白人」が放送されるらしいので興味のある人はぜひ。
9月9日 2:25〜、9月10日 3:10〜(ともにテレビ東京)