2004年10月17日

R.E.M. / MURMUR(1983)

murmurR.E.M. / MURMUR(April 1983 / IRS)

1.Radio Free Europe
2.Pilgrimage
3.Laughing
4.Talk About The Passion
5.Moral Kiosk
6.Perfect Circle
7.Catapult
8.Sitting Still
9.9-9
10.Shaking Through
11.We Walk
12.West Of The Fields

来たるべき3月の来日公演に向けてR.E.M.を全部聴きなおしていこう
と思います。自分用のメモとしての覚え書き。
この秋から始まったR.E.M.ワールドツアーのセットリストを見ても、このデビューアルバムからの楽曲はなし。21年前の作品。このアルバムを初めて聴いたのは確か高校生の頃だったと思いますが、当時は歌詞カードがなく「マイケル・スタイプが何を歌ってるかはアメリカ人でも分からない」という風説もあったため歌の内容のことを考えたことはなかった。インターネットのファンサイト等でR.E.M.の歌詞がほとんど正確に近い形で確認できるようになった今、歌詞を追いながら初期R.E.M.を聴くのは新鮮で、耳で憶えてた母音と子音の連なりと言葉の意味が結びついたときにハッとすることがたくさんありますね。

パンクっぽい鋭角的な音ですが、メロディアスなベースラインやピーター・バックのアルペジオの美しさ、幾重にも重なるコーラスなど唯一無二な風格が既に漂っています。M-1、M-4、M-6なんかはベスト盤等にも高い頻度で登場。個人的なハイライトは「Talk about the Passion」でチェロが入ってくる瞬間と「Perfect Circle」の圧倒的な美しさが儚くフェイドアウトしていく刹那。「Perfect Circle」は僕が書いた「6PM intro〜別れの歌」(『mono』収録)という歌のモチーフになった曲。

京都好きのマイケル・スタイプ、M-10には「Yellow like a geisha gown」という一節も。改めて、風通しの良い軽快なアルバムだと思いました。
Posted by monolog at 10:10│Comments(0)TrackBack(0)

この記事へのトラックバックURL