2004年10月28日

R.E.M. / Out of Time(1991)

outoftimeR.E.M. / Out of Time(March 1991 / Warner)

1.Radio Song
2.Losing My Religion
3.Low
4.Near Wild Heaven
5.Shiny Happy People
6.Belong
7.Half A World Away
8.Texarkana
9.Country Feedback
10.Me In Honey
疑いなく'90年代を代表する歴史的な一枚ですよ。当時僕は高校三年生で、R.E.M.と藤原新也「アメリカ」に感化され東京の大学でアメリカの光と影について勉強する決意を決めた年。のちに僕は文学部英文学科とか英語科とかあまたあるなかでも「英米語学科」というアメリカ(米)の文字が入った大学に入学することになります。

このアルバムからはM-1、M-2、M-4、M-5と次々とシングルが切られ、特にM-2は大ヒット。これまでもコーラスワークで美声を聞かせていたマイク・ミルズがメインボーカルをとる楽曲が2つあるというのも特徴か。M-5はセサミストリート出演時に「Shiny Happy Monsters」という替え歌に。明るい印象が強いなかM-3の陰鬱さはジムモリソンを彷彿とさせてスリリングです。

個人的フェイバリットは「これは今まで見た中で一番悲しい黄昏といえるだろう」と歌い出されるM-7、タイトルが素晴らしいM-9。というか、このアルバムも歌詞カードがぼろぼろになるまで見て聴いて辞書をひきまくった作品なので客観視できない感じです。全部いい曲。M-1にKRS-ONEが参加しているのをきっかけに僕はヒップホップも聴くようになりました。

このアルバムでのワールドツアーはなし。この頃もうすでにR.E.M.はビッグなバンドになっています。
Posted by monolog at 19:53│Comments(0)TrackBack(0)

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