『NEW ADVENTURES IN HI-FI』25周年とデビュー40周年記念ハイレゾCD5作品+1リイシュー
解散して10年になるのに定期的にファンとしての喜びをくれるR.E.M.だけれど、1996年の『New Adventures in Hi-Fi』25周年にあわせて、今ちょっとした祭りである(個人的なやつ)。ファンとしては一番高い全部入りのスーパーデラックスエディションを買うのが努めで、先日アメリカから2LP、2CD、1Blu-ray、フィールド・ノート、バンダナ、パーカー、Tシャツのセットが届いて「どんだけ好きかよ」と思ったけれど、続いてユニバーサル・ミュージックからリリースになった1988年の『GREEN』から1996年『New Adventures』までのスコット・リットがプロデュースした5作品とBBCのライブをコンパイルしたCDもあわせて6枚、手に入れた。多分もうR.E.M.の日本盤がこれだけまとめて発売になるのは最後だろうなあと思いながら封を開ける。すべてライナーをR.E.M.友だちのライター赤尾美香さんが書かれていて、とても読み応えがある。知らないこともいっぱい書いてあった。信頼できる人が彼らを語るのが一番だ。嬉しくなって赤尾さんにメッセージを送ると8月ひと月を捧げて書いたとのこと。歌詞対訳も可能な限り正確なものに差し替わっていて、誠意あるリイシューだった(CD盤面が惜しかった)。
先日の富山への行き帰りのドライブ、リイシュー6作品を車に積んで1988年から順に爆音で聴いていく。『GREEN』は中学生だった。『OUT OF TIME』は高校生、『Automatic for the People』は大学1年生。特にこの3枚はすべての瞬間を心と耳と唇が記憶している。歌詞もそらで全部歌えるくらいだ。『MONSTER』は僕にとって踏み絵のようなレコードになった。そして25周年となった『New Adventures...』は社会人になって初めて出たR.E.M.で、毎日クタクタになるまで働いてこのレコードを再生してもすぐ寝ちゃってなかなか最後まで聴けなかったから、心震えるほど素晴らしい「Be Mine」や暗雲に指す光のような最終曲「Electrolite」に出会うまでに長い時間がかかった。
いろんな映像とかエピソードから“饒舌だけどクール”という勝手な印象を抱いていたピーターは、実際はとてもジェントルで穏やかで話をちゃんと聞いてくれて、これまで以上に大好きになったし、ピーターが関わっている音源(ソロも含めて)をもっとちゃんと聴こうと思いました。自分のCD『新しい青の時代』を渡しながら「New Blue Periodという意味です」と説明したら「うんうん」と頷いてくれた。ピーターが演奏に参加していない「Nightswimming」にインスパイアされた「月あかりのナイトスイミング」を、いつか聴いてくれる日がくるだろうか。
それぞれのキャリアの代表曲、連綿と続くパワーポップの系譜を感じさせるカバーをはじめ、MINUS5、THE BASEBALL PROJECTというサイドプロジェクトの楽曲の魅力も再発見させられたライブでしたが、やっぱり「SUPERMAN」「(DON'T GO BACK TO)ROCKVILLE」とR.E.M.のレパートリーが演奏されたときはいっそう心が弾んだ。このときめきが音楽の力なのだと確信しました。
きっとみんなに呆れられるくらい、3日間でサインをたくさんもらって、一緒にいっぱい写真も撮ってもらった。こんなに笑ってる自分の写真はあんまり見たことがない。本当に中学生に戻ったみたいな感覚でした。アメリカオルタナ重鎮の音楽家たちはみんな揃って優しかったな。YOUNG FRESH FELLOWS、MINUS5、そしてR.E.M.を支えるサブメンバーであるスコット・マッコーイはこのスペシャルバンドをまとめる要として陽性のオーラをまとっていたし、FASTBACKSのカート・ブロックは観る者すべてを笑顔にさせたのではないでしょうか。DREAM SYNDICATEのスティーブ・ウィンは歌もギターも力漲ってそのコンスタントな活動の充実ぶりを見せつけ、紅一点リンダ・ピットモンのドラムとコーラスはとても可憐で力強かった。今回初めて知ったグリーンランドのバンド「ナヌーク」もDEATH CAB FOR CUTIEとシガー・ロスをかけ合わせたようなサウンドでエモーショナルで見応えがあったし、こういう貴重な公演を堪能することができて本当に幸せでした。
マイクとピーターと一緒に撮った写真では(ライターの和田さんが撮ってくれた)僕は言うなればマイケル・スタイプの位置に立っているわけで、もう気持ちが高まりすぎて顔がくしゃくしゃだ。マイクがピーターを呼んで「これ見てみー」と僕の『緑の時代』のブックレットを広げて笑っていて、『新しい青の時代』を持ったピーターが「やっちゃったな!You did it!」と言っている瞬間。1987年に出会って以来R.E.M.が一番好きなバンドだったけど30年経ってもっと好きになるなんてな。あれから1週間、僕はほぼ毎日レコード屋通いをして、またせっせと関連するレコードを集めまくっているところです。好きなものを好きでい続けると良いこととか嬉しいことばかりが返ってくる。これからも「好き」を続けたいと思う。音楽って本当に素晴らしいものですね。
もう僕はこれが観られただけでも嬉しかったんだけど、R.E.M.仲間(先輩姉御たち)にぐいぐい引っ張られ、ついにピーター・バックに対面。おしゃべりだけどクールというイメージがあったピーターは、しかし、とても優しくて穏やかなで、写真を撮ってもらうとき僕のiPhoneに貼ってあるポチ実のシールを見て指差すので「This is my cat」というと「cute」とニッコリ笑ってくれた。中学生の頃からずっとファンで今年で30年になる、と伝えると「Thank you」と力強く握手してくれた。ピーターには『新しい青の時代』を渡すことができた。「月あかりのナイトスイミング」は、ピーターが演奏に参加していないR.E.M.「Nightswimming」へのオマージュだが、聴いてくれるだろうか。どう思うだろうか。
Nanook(Greenland)
Peter Buck(R.E.M./MINUS5/Baseball Project)
Mike Mills(R.E.M./Baseball Project)
Scott McCaughey(Young Fresh Fellows/R.E.M./MINUS5/Baseball Project)
Kurt Bloch(Fastbacks)
Steve Wynn(Dream Syndicate/Baseball Project)
Linda Pitmon(Baseball Project/MINUS5/)
Michele Noach(Artist)
私とR.E.M.|ピーター・バック、マイク・ミルズ、スコット・マッコイーまで来日!【ICE STATION 公演】
R.E.M.の1991年発表の大ヒット作『OUT OF TIME』が昨年リリースから25周年を迎えた。デモ集とライブ音源、素晴らしいパッケージにくるまれてデラックス・エディションがリイシューされたが、日本でも1月11日にちゃんと対訳付きで販売されて嬉しい。R.E.M.がライフタイムのアイドルである僕は結局すべての形態の『OUT OF TIME』を購入することになるのだけど、大好きなバンドにたくさんのお金を使えることほどファン冥利に尽きることはない。内容も文句なく、初めて聴いたとき(高2の春だった)と同じように新鮮で胸がわくわくし、そこなしの穴を覗くようなミステリアスな部分もあって、きっと50年経っても聴いているのだろうと思った。
彼らとの出会いから30年経った2017年にテレビのニュースから聞こえてくるのは新しい大統領による、悪い夢を見ているかのような品のない姿だ。「世界の終わる日」は「IT'S THE END OF THE WORLD AS WE KNOW IT(AND I FEEL FINE)」という原題で、みんな知ってるとおりいよいよ世界の終わりだ、と歌われるが、最後は「I FEEL FINE(それでも気分がいいよ)」と締めくくられ、市井の人間のしぶとさと力強さを見せる。R.E.M.がレーガン政権にアンチを表明しつづけた8年間の只中にリリースされたこの『DOCUMENT』というアルバムには『LAST TRAIN TO DISNEY LAND』という皮肉めいたタイトル候補案もあったそうだが、30年経ってこのアルバムはなおも揺るぎない意思表示をする。音楽は時を越えて響くからとても面白い。
Nanook(Greenland)
Peter Buck(R.E.M./MINUS5/Baseball Project)
Mike Mills(R.E.M./Baseball Project)
Scott McCaughey(Young Fresh Fellows/R.E.M./MINUS5/Baseball Project)
Kurt Bloch(Fastbacks)
Steve Wynn(Dream Syndicate/Baseball Project)
Linda Pitmon(Baseball Project/MINUS5/)
Michele Noach(Artist)
実は最近、郊外にあるハードオフで妙にかっこいい再生機器を衝動買いして、自分の中でのカセットテープ熱が高まっていたこともあり、ここwaltz探訪は必然的なものだった。中学生の頃聴いていたビートルズ(A面が『REVOLVER』でB面が『HELP』、修学旅行で南九州をまわった風景が蘇る音)、高校時代にエアチェックしたラジオ番組、大学時代に作ったGOMES THE HITMANのデモテープやライブ音源などたくさんのテープを物置から引っ張りだして再生すると、音楽が記憶を伴ってちょっと日焼けした感じで立ち上がって甘酸っぱい。やっぱりカセットテープは僕にとって音楽体験の原点なのだ。コートニー・バーネットの新譜はカセットテープでもリリースされたのでつい先日レーベルの直販で購入したばかり。相対性理論の新作もカセットテープでのリリースが予定されているとのこと。手のひらのなかでプラスティックのケースを触っていると「音楽には形がある」という感じがしてくる。
昨日は夜からキーボードの真里さんが来宅、ポチ実に会いたがっていたのだけど遠巻きに眺めるだけという予想通りの結果に。つれない猫、もうちょっとサービスすればいいのに。今月は先週のNAOT TOKYOの一本だけでライブはお休みの1ヶ月。考え事をしたり録音したり遊びにいったりフリスビーをしたりしている。もう少し暖かくなればどこかドライブでも行きたいのに春の陽気はまだおあずけだ。4月1日下北沢leteでの“夜の科学 in 下北沢ー小箱のなかの音楽13”は完売御礼、4月からはまたたくさんライブを。
今日はR.E.M.の『OUT OF TIME』というアルバムが出て25年の記念日だった。このアルバムを僕は高2と高3のあいだの春休みに手にして、それ以来25年聴いている。大学受験のための勉強のBGMもこのアルバムだった。「Half the World Away」という曲は「This could be the saddest dusk I've ever seen(これは僕が今まで見てきたなかで一番悲しい夕暮れかもしれない)」という歌い出しで始まるが、このアルバムの歌詞をすべて暗記したことで僕は大学の英米語学科に入れたんだと思っている(仮定法過去とか過去完了形などは言葉で説明されるよりフレーズごと憶えるほうが身につく)。今でもKRS ONEの「Hey, I can't find nothing on the radio」と始まる「RADIO SONG」が流れたら最後まで全部シンガロングしながら聴きたくなる。間違いなく人生の1枚だ。
数日前、2001年に出たR.E.M.の『REVEAL』というアルバムを、思い立って歌詞カードを眺めながら聴いたらびっくりするほど感動した。僕がレコード会社との契約がなくなってくさくさしているころに出てよく聴いたレコードだったがちゃんと言葉に向き合ったことがなかった。「I'll Take the Rain」の歌詞は特に美しい。「鳥が羽ばたくとき、よく考えたものさ/彼らが一生歌って暮らすように、人間にもそうすることができないのか?/僕らは固執しこれがいいと言い張る/もしこれが君の提示する条件ならば/僕は雨を選択する/雨に濡れていくよ」と歌う。『OUT OF TIME』は僕にとって人生の1枚だけど、R.E.M.の21世紀ベストは間違いなく『REVEAL』だと確信した。
10年というのはあっという間だけれども、その間にR.E.M.はアルバムを2枚作って解散した。僕はそれ以来GOMES THE HITMANの作品をリリースしていないけど、ソロアルバムを3枚とコンピレーションを2枚作って、ポチが旅立ってポチ実がやってきた。そう考えると10年というのは全然あっという間ではないような気もしてくる。しあし多分僕は10年前よりも今のほうがもっとR.E.M.のことが好きだ。好きなものを好きでいつづけるのはパワーがいる、と最近よく感じる。佐野元春風に言えば「ステキなことはステキだと無邪気に笑える心が好き」だと大きな声で宣言したい、そんな2015年である。この写真を見るといつも自分の好きなものに立ち返ることができていい。
2014年末にファンへのホリデイギフトのようにリリースされたR.E.M.6枚組のDVDボックスはR.E.M.がデビューから2011年の解散に至るまで彼らがMTVチャンネルに残した映像をまとめたファン垂涎のアーカイブ集だった。その膨大な量、僕はまだ半分しか観ていないが「REMTV(R.E.M. by MTV)」という2時間のドキュメンタリーだけをピックアップして日本盤がリリースされることになった。R.E.M.の映像作品を日本語字幕で観ることができるのはレアなのでとても嬉しい。
マイケル・スタイプの話す声は僕にはマントラのように聴こえるから、その意味を理解するよりも先にその響きに聴き入ってきた。『DOCUMENT』『GREEN』『OUT OF TIME』『Automatic for the People』はすべての曲をそらで歌えるがその意味を考えたことはあまりなかった。音楽的に直接影響を受けたこともなかったと思う(「月あかりのナイトスイミング」は別にして)。それなのになぜ今でも変わらずR.E.M.が自分のなかでナンバーワンの存在なのかの答えが、このドキュメンタリーを観てわかったような気がしました。このバンドはとにかく得体が知れないのです。意味深で不可解で暗くて、しかし優しく可笑しく誠実なのですよ。
僕はこれからの人生のなかで、そして老後の楽しみとしてもう一度歌詞をじっくりと読みながらR.E.M.のレコードを何回も聴こうと思います。持ってないレコードがあれば値段も見ないで買うしブートレッグだって例外ではない。本ドキュメンタリーの最後のほう、ロックの殿堂入りの式典でパール・ジャムのエディ・ヴェダーが語るのがとても愛あるコメントでいつ聞いても楽しい(その日本語訳がCDジャーナル2011年10月号に掲載されて、この特集号には僕もたくさん寄稿しています)。そしてマイケル・スタイプのスピーチで披露した、彼のおばあちゃんが晩年彼の手を握って語った言葉も素晴らしい。「私にとってはR.E.M.の頭文字は“Remember Every Moment(すべての瞬間を忘れない)”なのよ」。僕もR.E.M.から受け取ったすべてのものをずっと憶えておく。
日本のレコード会社が販売促進のために作ったTシャツも含まれていてシングルコンピレーションのTは初めて見た。マイケル・スタイプとハード・ロック・カフェとのコラボTはたぶんSAVE THE PLANETのためのチャリティーもの。そうこうしていたらオークションで落札した1992年の『Automatic for the People』Tシャツも届いて、昨日はちょっとしたTシャツ祭り、ナフタリンと洗剤の匂いのする午後でした。R.E.M.のTシャツコレクションは部屋の片隅にアパレルショップのように見せる収納がなされているのですが数えたら25着、1ヶ月日替わりでいけますね。外国製のものはどうしてもサイズが大きすぎたりするのですが、好きなアーティストTはどうしても捨てられないのです。Tシャツはメッセージ、Tシャツはアティチュードですから。Tシャツの季節到来でとても嬉しい。
話は戻って、そのR.E.M.は2011年9月に突如解散することになるのだけど、その最後のオリジナルアルバム『Collapse Into Now』のラストを飾ることになるのは「Blue」という歌だった。今月リリースされた僕のアルバムの背表紙にも「blue」と書いてある。こんな符号の一致、これが偶然なのか必然なのかを考えたらワクワクしてくるな。僕はこれからも、苦行にも似たR.E.M.のものならなんでもコレクションするという行為を喜んで続けてゆくのだろう。なぜなら、僕はいつまでもR.E.M.の大ファンだからだ。
夜の科学 in 名古屋〜brand new blue
7月27日(土)@愛知 名古屋陶磁器会館
14時開場/14:30時開演
料金:3,000円
*会場での飲料提供がございませんので暑さ対策などご自身でしっかりと!
お昼のライブになります。ぜひご家族子供連れの方も(未就学児無料)。
オフィシャルサイトRESERVEにて予約受付中
1. Discoverer
2. All The Best
3. Berlin
4. Oh My Heart
5. It Happened Today
6. Every Day Is Yours To Win
7. Mine Smell Like Honey
8. Walk It Back
9. Alligator_Aviator_Autopilot_Antimatter
10. That Someone Is You
11. "Me, Marlon Brando, Marlon Brando And I"
12. Blue
古い楽曲から新しい歌までバランスの取れたセレクトで、途中R.E.M.Tシャツを来ていた男の子ふたりをステージにあげてマイケルが言葉を交わすシーンに心なごみました。2009年の『Live at the Olympia』と通底する雰囲気。2011年の新作にあわせたツアーのどこかでR.E.M.の最新ライブパフォーマンスを味わえたらなと願っています。 続きを読む
中学3年の15歳のときから19年聴き続けているバンドの新譜になにを期待するかと言われれば「過去のアルバムと同じようなアルバムを作らないでほしい」ということぐらいなのです。僕が一番好きなアルバムは『Automatic for the People』というアルバムだけども、もうR.E.M.は『Automatic..』の音世界を成し遂げたのだから2枚目の『Automatic..』を作る必要はない。
1.Leaving New York
2.Electron Blue
3.The Outsiders
4.Make It All Okay
5.Final Straw
6.I Wanted To Be Wrong
7.Wanderlust
8.Boy In The Well
9.Aftermath
10.High Speed Train
11.The Worst Joke Ever
12.The Ascent Of Man
13.Around The Sun
R.E.M. / In Time ;The Best Of R.E.M. 1988-2003(2003)
R.E.M. / In Time ;The Best Of R.E.M. 1988-2003(Oct.2003/Warner)
1.Man On The Moon
2.The Great Beyond
3.Bad Day
4.What's The Frequency, Kenneth?
5.All The Way To Reno (you're gonna be a star)
6.Losing My Religion
7.E-Bow The Letter
8.Orange Crush
9.Imitation of Life
10.Daysleeper
11.Animal
12.The Sidewinder Sleeps Tonite
13.Stand
14.Electrolite
15.All The Right Friends
16.Everybody Hurts
17.At My Most Beautiful
18.Nightswimming
1.The Lifting
2.I've Been High
3.All The Way To Reno (you're gonna be a star)
4.She Just Wants To Be
5.Disappear
6.Saturn Return
7.Beat A Drum
8.Imitation of Life
9.Summer Turns To High
10.Chorus & The Ring
11.I'll Take The Rain
12.Beachball
1.Airportman
2.Lotus
3.Suspicion
4.Hope
5.At My Most Beautiful
6.The Apologist
7.Sad Professor
8.You're In The Air
9.Walk Unafraid
10.Why Not Smile
11.Daysleeper
12.Diminished
13.I'm Not Over You
14.Parakeet
15.Falls To Climb
R.E.M. / New Adventures in Hi-Fi(Sep. 1996/ Warner)
1.How The West Was Won And Where It Got Us
2.The Wake-Up Bomb
3.New Test Leper
4.Undertow
5.E-Bow The Letter
6.Leave
7.Departure
8.Bittersweet Me
9.Be Mine
10.Binky The Doormat
11.So Fast, So Numb
12Low Desert
13.Electrolite
1.What's The Frequency, Kenneth?
2.Crush With Eyeliner
3.King Of Comedy
4.I Don't Sleep, I Dream
5.Star 69
6.Strange Currencies
7.Tongue
8.Bang And Blame
9.I Took Your Name
10.Let Me In
11.Circus Envy
12.You
R.E.M. / Automatic for the People(Oct.1992 / Warner)
1.Drive
2.Try Not To Breathe
3.The Sidewinder Sleeps Tonite
4.Everybody Hurts
5.Sweetness Follows
6.Monty Got A Raw Deal
7.Ignoreland
8.Star Me Kitten
9.Man On The Moon
10.Nightswimming
11.Find The River
米大統領選後初めてのNYでのライブでR.E.M.はそれまでのツアーでは一回も演奏していなかった「It's The End Of The World As We Know It (And I Feel Fine)」(アルバム『Document』収録)を1曲目に演奏しました。 続きを読む
1.Radio Song
2.Losing My Religion
3.Low
4.Near Wild Heaven
5.Shiny Happy People
6.Belong
7.Half A World Away
8.Texarkana
9.Country Feedback
10.Me In Honey 続きを読む
1.Pop Song 89
2.Get Up
3.You Are The Everything
4.Stand
5.World Leader Pretend
6.The Wrong Child
7.Orange Crush
8.Turn You Inside-Out
9.Hairshirt
10.I Remember California
11.
1.Radio Free Europe
(oroginal hib-tone single)
2.Gardening At Night
(different vocal mix)
3.Talk About The Passion
4.So. Central Rain
5.(Don't Go Back To) Rockville
6.Can't Get There From Here
7.Driver 8
8,Romance
9.Fall On Me
10.The One I Love
11.Finest Worksong
(mutual drum horn mix)
12.It's The End Of The World As We Know It (And I Feel Fine)
1.Finest Worksong
2.Welcome To The Occupation
3.Exhuming McCarthy
4.Disturbance At The Heron House
5.Strange
6.It's The End Of The World As We Know It (And I Feel Fine)
7.The One I Love
8.Fireplace
9.Lightnin' Hopkins
10.King Of Birds
11.Oddfellows Local 151
Warner Music Japanの方から「Around the Sun」Tシャツをいただきました。
いつもいつも本当にありがとうございます。すごい嬉しいです。 続きを読む
1.Crazy
2.There She Goes Again
3.Burning Down
4.Voice Of Harold
5.Burning Hell
6.White Tornade
7.Toys In The Attic
8.Windout
9.Ages Of You
10.Pale Blue Eyes
11.Rotery Ten
12.Bandwagon
13.Femme Fatale
14.Walter's Theme
15.King Of The Road
16.Wolves, Lower
17.Gardening At Night
18.Carnival Of Sorts (Box Cars)
19.1,000,000
20.Stumble
1.Begin The Begin
2.These Days
3.Fall On Me
4.Cuyahoga
5.Hyena
6.Underneath The Bunker
7.The Flowers Of Guatemala
8.I Believe
9.What If We Give It Away?
10.Just A Touch
11.Swan Swan H
12.Superman
R.E.M. / Fables of the Reconstruction(June,1985 / IRS)
1.Feeling Gravity's Pull
2.Maps And Legends
3.Driver 8
4.Life And How To Live It
5.Old Man Kensey
6.Can't Get There From Here
7.Green Grow The Rushes
8.Kohoutek
9.Auctioneer (Another Engine)
10.Good Advices
11.Wendell Gee
1.Harborcoat
2.Seven Chinese Brothers
3.So. Central Rain
4.Pretty Persuasion
5.Time After Time (Annelise)
6.Second Guessing
7.Letter Never Sent
8.Camera
9.(Don't Go Back To) Rockville
10.Little America
1.Radio Free Europe
2.Pilgrimage
3.Laughing
4.Talk About The Passion
5.Moral Kiosk
6.Perfect Circle
7.Catapult
8.Sitting Still
9.9-9
10.Shaking Through
11.We Walk
12.West Of The Fields
12日のこと。ブルース・スプリングスティーン、R.E.M.らが鋭意参加して全米をツアーしていた反ブッシュコンサート“VOTE FOR CHANGE”の最終日。朝からライブウェブキャストを見るためコンピューターのモニターにかぶりつきでした。
R.E.M.は新譜から「Leaving New York」含む5曲。パール・ジャムのエディ・ベイダーとの「Begin the Begin」もよかったが、スプリングスティーンをゲストに迎えての「Man on the Moon」、ボスが2番を歌い、マイケル・スタイプがその横で満面の笑みでくねくねと踊るのを見て朝から号泣。マイケル曰く「僕はやることやった。あとはあなたたち次第です」と。
なによりもブルース・スプリングスティーンのステージが圧巻でした。12弦ギターによる国家に続いて「Born in the USA」、続く熱いヒットパレード。このライブはウェブキャストの他にも全米のテレビで生中継されていて、 ボスはテレビで見ているオーディエンスに向かっても投票を呼びかけ、曰く「もはやアメリカがいつも正しいというのは子供を寝かしつけるためのおとぎ話だ。高い関心を持って選挙の日に行動で示そう」と。「ボリュームを最大にして窓を開けなさい」と語りかける。僕もボリュームをあげてしまいました。
最後は出演者全員で「People have the Power」、マイケル・スタイプはKERRYと胸に書かれたTシャツ。しかし、このコンサートを見た誰もが思ったと思うんですが、もうスプリングスティーンを大統領にしたほうがいいんじゃないか、と本気で思うくらい胸を打つパフォーマンスでした。アメリカの良心に感動。
R.E.M.のニューアルバム『Around the Sun』が出ます。安心感と安定感。多少エレクトロニカ的な音もありますが、3人になってからのR.E.M.サウンドを踏襲して、歌心溢れるアルバムです。R.E.M.が好きで良かったな、と思います。95年以来の来日公演は東京が来年3月16日、17日名古屋で18日大阪(ハードスケジュール!)。