2021年11月06日

『NEW ADVENTURES IN HI-FI』25周年とデビュー40周年記念ハイレゾCD5作品+1リイシュー

解散して10年になるのに定期的にファンとしての喜びをくれるR.E.M.だけれど、1996年の『New Adventures in Hi-Fi』25周年にあわせて、今ちょっとした祭りである(個人的なやつ)。ファンとしては一番高い全部入りのスーパーデラックスエディションを買うのが努めで、先日アメリカから2LP、2CD、1Blu-ray、フィールド・ノート、バンダナ、パーカー、Tシャツのセットが届いて「どんだけ好きかよ」と思ったけれど、続いてユニバーサル・ミュージックからリリースになった1988年の『GREEN』から1996年『New Adventures』までのスコット・リットがプロデュースした5作品とBBCのライブをコンパイルしたCDもあわせて6枚、手に入れた。多分もうR.E.M.の日本盤がこれだけまとめて発売になるのは最後だろうなあと思いながら封を開ける。すべてライナーをR.E.M.友だちのライター赤尾美香さんが書かれていて、とても読み応えがある。知らないこともいっぱい書いてあった。信頼できる人が彼らを語るのが一番だ。嬉しくなって赤尾さんにメッセージを送ると8月ひと月を捧げて書いたとのこと。歌詞対訳も可能な限り正確なものに差し替わっていて、誠意あるリイシューだった(CD盤面が惜しかった)。

先日の富山への行き帰りのドライブ、リイシュー6作品を車に積んで1988年から順に爆音で聴いていく。『GREEN』は中学生だった。『OUT OF TIME』は高校生、『Automatic for the People』は大学1年生。特にこの3枚はすべての瞬間を心と耳と唇が記憶している。歌詞もそらで全部歌えるくらいだ。『MONSTER』は僕にとって踏み絵のようなレコードになった。そして25周年となった『New Adventures...』は社会人になって初めて出たR.E.M.で、毎日クタクタになるまで働いてこのレコードを再生してもすぐ寝ちゃってなかなか最後まで聴けなかったから、心震えるほど素晴らしい「Be Mine」や暗雲に指す光のような最終曲「Electrolite」に出会うまでに長い時間がかかった。

ちょうど1988年から1996年まで彼らを辿って富山に到着した。中学生から社会人までの自分に再会するようなドライブだった。そして帰路は『New Adventures』25周年盤のDISC2、それとBBCのライブ音源を聴いていたら東京へ。いつまで経っても僕にとってのナンバーワンはR.E.M.である。ファンになってよかったなあと心から思えるから幸せ。

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書き溜めた「R.E.M.再考」というカテゴリー、写真のリンクが外れてしまったりしていますが、2000年代中盤頃からR.E.M.についていろいろ書いてるのがまとまっています。  

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2017年02月16日

続・私とR.E.M.|ICE STATION公演を観終えて



ICE STATION公演から1週間が経った。去年からずっと楽しみにしていていたイベントだったから終わってしまって一抹の寂しさもあるけれど、まるで夢みたいな3日間をずっとふわふわニヤニヤしながら過ごすことができて、その余韻がまだ続いている。京都公演の次の日、青山タンバリンギャラリーでのパーティーでR.E.M.のマイク・ミルズとピーター・バックに会うことが叶った。2005年の来日公演、名古屋で出待ちしたときは「すぐそばで見た!」という感覚だったけれど、今回は目を見て(興奮してあわあわしちゃったけど)話すことができたのです。そして実に12年越しでついに僕はR.E.M.の3人との2ショット写真をコンプリート(2005年のマイケルと撮った写真はずっと僕のTwitterのアイコンになっている)。

いろんな映像とかエピソードから“饒舌だけどクール”という勝手な印象を抱いていたピーターは、実際はとてもジェントルで穏やかで話をちゃんと聞いてくれて、これまで以上に大好きになったし、ピーターが関わっている音源(ソロも含めて)をもっとちゃんと聴こうと思いました。自分のCD『新しい青の時代』を渡しながら「New Blue Periodという意味です」と説明したら「うんうん」と頷いてくれた。ピーターが演奏に参加していない「Nightswimming」にインスパイアされた「月あかりのナイトスイミング」を、いつか聴いてくれる日がくるだろうか。

マイクは思ったとおりのマイクだった。朗らかで優しくて大きい。僕は「最初に謝らないといけないことが…」と前置きして、R.E.M.1988年の『GREEN』というアルバムのアートワークを完璧にコピーした“オマージュ”である『緑の時代』を渡すと、大笑いしてウケてくれて「トシアキ、トシアキ」と何度も僕の名前を呼んでくれた(ジャケットに書いてあるから、TOSHIAKI YAMADAって)。隣にいたピーターに「これ、見てみー、最高だよ」みたいな感じでブックレットを指差して二人が仲良く話す姿も見れて感無量だったな。ちゃんと最大級の感謝も伝えられました。



1987年からずっと、今年で30年ずっと自分のアイドルである彼らとこんなふうに時間を共有できたことがものすごく嬉しかったし、2人に会って、おかしな話だけど、マイケル・スタイプの不在、あるいは逆説的な存在感みたいなものがムクムクと膨らんでいった。R.E.M.には簡単に再結成やライブはして欲しくないと思っていたけれど、ピーターの演奏中のしおらしい姿を見て思いを新たにしたのは(マイクはリラックスして楽しそうだったけど)またいつの日かR.E.M.で大きなステージをロックして駆け回ってほしいなということだった。2日間のステージを観終えて、これから先の未来のことを考え始めている。

それぞれのキャリアの代表曲、連綿と続くパワーポップの系譜を感じさせるカバーをはじめ、MINUS5、THE BASEBALL PROJECTというサイドプロジェクトの楽曲の魅力も再発見させられたライブでしたが、やっぱり「SUPERMAN」「(DON'T GO BACK TO)ROCKVILLE」とR.E.M.のレパートリーが演奏されたときはいっそう心が弾んだ。このときめきが音楽の力なのだと確信しました。

きっとみんなに呆れられるくらい、3日間でサインをたくさんもらって、一緒にいっぱい写真も撮ってもらった。こんなに笑ってる自分の写真はあんまり見たことがない。本当に中学生に戻ったみたいな感覚でした。アメリカオルタナ重鎮の音楽家たちはみんな揃って優しかったな。YOUNG FRESH FELLOWS、MINUS5、そしてR.E.M.を支えるサブメンバーであるスコット・マッコーイはこのスペシャルバンドをまとめる要として陽性のオーラをまとっていたし、FASTBACKSのカート・ブロックは観る者すべてを笑顔にさせたのではないでしょうか。DREAM SYNDICATEのスティーブ・ウィンは歌もギターも力漲ってそのコンスタントな活動の充実ぶりを見せつけ、紅一点リンダ・ピットモンのドラムとコーラスはとても可憐で力強かった。今回初めて知ったグリーンランドのバンド「ナヌーク」もDEATH CAB FOR CUTIEとシガー・ロスをかけ合わせたようなサウンドでエモーショナルで見応えがあったし、こういう貴重な公演を堪能することができて本当に幸せでした。

マイクとピーターと一緒に撮った写真では(ライターの和田さんが撮ってくれた)僕は言うなればマイケル・スタイプの位置に立っているわけで、もう気持ちが高まりすぎて顔がくしゃくしゃだ。マイクがピーターを呼んで「これ見てみー」と僕の『緑の時代』のブックレットを広げて笑っていて、『新しい青の時代』を持ったピーターが「やっちゃったな!You did it!」と言っている瞬間。1987年に出会って以来R.E.M.が一番好きなバンドだったけど30年経ってもっと好きになるなんてな。あれから1週間、僕はほぼ毎日レコード屋通いをして、またせっせと関連するレコードを集めまくっているところです。好きなものを好きでい続けると良いこととか嬉しいことばかりが返ってくる。これからも「好き」を続けたいと思う。音楽って本当に素晴らしいものですね。

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2005年にマイケル・スタイプと撮った写真。また歌う姿を観たいと思った2017年の春。

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2017年02月09日

パーティーは何処?|「ICE STATION」東京公演は今日と明日!

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先日京都磔磔から始まった「ICE STATION」来日公演。東京では青山のタンバリンギャラリーでイベントと関連した展示も行われ、昨日はそのオープニング・パーティーだったので行ってきた。様々な作家さんによる北極をテーマにした作品たちはとても見応えのあるものでした。アメリカからこぞってやってきた音楽家たちも勢揃いしていて、リラックスした雰囲気で生音でのライブ演奏も行われ、僕は感動してわなわな震えながら見つめていたわけです。

まずR.E.M.のピーター・バックとヤング・フレッシュ・フェロウズ/マイナス5のスコット・マッコーイ(このチームはスコットの牽引力あってのものだろうな、という感じがしました)。そしてドリーム・シンジケートのスティーブ・ウィンも歌い、ファストバックスのカート・ブロックも陽気にギターを弾き、リンダ・ピットモンは華麗にリズムを刻んで、もうひとりのR.E.M.マイク・ミルズは会場の後ろで見守りながら、とても自然に等身大の音楽が溢れ出ていて素晴らしかった。

もう僕はこれが観られただけでも嬉しかったんだけど、R.E.M.仲間(先輩姉御たち)にぐいぐい引っ張られ、ついにピーター・バックに対面。おしゃべりだけどクールというイメージがあったピーターは、しかし、とても優しくて穏やかなで、写真を撮ってもらうとき僕のiPhoneに貼ってあるポチ実のシールを見て指差すので「This is my cat」というと「cute」とニッコリ笑ってくれた。中学生の頃からずっとファンで今年で30年になる、と伝えると「Thank you」と力強く握手してくれた。ピーターには『新しい青の時代』を渡すことができた。「月あかりのナイトスイミング」は、ピーターが演奏に参加していないR.E.M.「Nightswimming」へのオマージュだが、聴いてくれるだろうか。どう思うだろうか。

次はR.E.M.のもうひとつの声、マイク・ミルズ。マイクもとてもフレンドリーで対峙していると泣きそうになる。「最初にひとつ謝らなければいけないことが…」と伝えて、僕の『緑の時代』のCDを渡す。R.E.M.の『GREEN』のアートワークを完璧にコピーしたブックレットを見せるとマイクは大ウケしてくれて、「トシアキ、トシアキ、GREAT」と言って肩を抱いてくれた。すぐ後、マイクがピーターに『緑の時代』のブックレットを見せながら「ちょっとこれ見てみー」みたいな感じで笑い合ってたのも、やっぱり仲良いんだなあと変なところに感動した。



会場のタンバリンギャラリーは美術家/芸術家の故・永井宏さんの意思を継いだスペース。永井さんはIRS時代からR.E.M.のことを文章に書いて知らしめようとした人であり、そんな空間で永井さん関連イベントでお会いするギャラリーの濱口さんや葉山のスワンコーヒー、鎌倉の古書ウサギノフクシュウと知った顔にいくつも会えたのも予期せず嬉しかったです。

ピーターにはソロアルバムにサインを、マイクには彼がメインボーカルを歌った「Near Wild Heaven」にサインをもらった。30年前中学生だった自分に「おま、30年後にパーティーでマイクとピーターからサインもらうばい」と伝えてびっくりさせたい。ふたりに会ったことでマイケル・スタイプのここへの不在/そして確かな存在を感じられたことも逆説的だがとても感動した。さすがに昨晩はR.E.M.熱に終始してしまったが、今回アメリカから来日しているミュージシャンたちはオルタナティヴ/インディペンデントなシーンでの重鎮たちで、彼らのフレンドシップとミュージシャンシップをいっぺんに堪能できるというのはとても貴重な機会だ。「へえ、そんな公演があったの?今度は行きたいなあ」と思っても、そう簡単に次はないのだ。興味がある方はぜひとも。当日券もあるそうです。

昨日から夢見心地でふわふわしているが、今日も明日もしっかりと記憶に焼き付けたいと思います。




“ICE STATION”
2017年2月9日(木)/2月10日(金)@ 渋谷 WWW


R.E.M.、ドリーム・シンジケート、ファストバックスなどで
活躍した、北極を愛するアメリカのトップ・ミュージシャンと、
グリーンランドでNo.1の人気を誇るナヌークによる
アート・プロジェクトが日本上陸!

Nanook(Greenland)
Peter Buck(R.E.M./MINUS5/Baseball Project)
Mike Mills(R.E.M./Baseball Project)
Scott McCaughey(Young Fresh Fellows/R.E.M./MINUS5/Baseball Project)
Kurt Bloch(Fastbacks)
Steve Wynn(Dream Syndicate/Baseball Project)
Linda Pitmon(Baseball Project/MINUS5/)
Michele Noach(Artist)

詳細はTHE MUSIC PLANTのホームページをご覧ください


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2017年01月31日

私とR.E.M.|ピーター・バック、マイク・ミルズ、スコット・マッコイーまで来日!【ICE STATION 公演】

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R.E.M.の1991年発表の大ヒット作『OUT OF TIME』が昨年リリースから25周年を迎えた。デモ集とライブ音源、素晴らしいパッケージにくるまれてデラックス・エディションがリイシューされたが、日本でも1月11日にちゃんと対訳付きで販売されて嬉しい。R.E.M.がライフタイムのアイドルである僕は結局すべての形態の『OUT OF TIME』を購入することになるのだけど、大好きなバンドにたくさんのお金を使えることほどファン冥利に尽きることはない。内容も文句なく、初めて聴いたとき(高2の春だった)と同じように新鮮で胸がわくわくし、そこなしの穴を覗くようなミステリアスな部分もあって、きっと50年経っても聴いているのだろうと思った。

今年は僕にとってR.E.M.との出会いから30年となる記念すべき個人的アニバーサリー・イヤーである。九州の片田舎で中学生だった僕に稲妻のようにとどろき震わせ揺さぶったのはベストヒットUSAで見た「世界の終わる日」という曲だった。ほとんどメンバーの登場しないそのMVはなぜか僕の心を捉え、真夜中にそのビデオを何回もリピートした(その頃洋楽紹介の番組は全部録画していたのだ)。次の日の朝になっても魔法は消えず、僕は佐賀から福岡天神のレコード屋さんまで出かけてR.E.M.の『DOCUMENT』という運命のレコードを手に入れることになった。1987年のこと。僕は中学2年生でした。

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それから30年、R.E.M.の音楽は僕の思春期、高校生活、大学受験、東京での暮らし、バンド活動、恋愛、就職、良いことも悪いこともある日々のあらゆるタイミングに寄り添って、今もすぐ手を伸ばせば届くところにある。僕はR.E.M.が大好きすぎて、自分の作る歌に彼らからの明白な音楽的影響をほとんど受けていないのだけれど、世界を見るときにいつも考えるのは「R.E.M.なら何て言うかな」ということだ。自分の手元を眺めながら小さな声でつぶやくときも「R.E.M.ならどう伝える?」ということを考える。

彼らとの出会いから30年経った2017年にテレビのニュースから聞こえてくるのは新しい大統領による、悪い夢を見ているかのような品のない姿だ。「世界の終わる日」は「IT'S THE END OF THE WORLD AS WE KNOW IT(AND I FEEL FINE)」という原題で、みんな知ってるとおりいよいよ世界の終わりだ、と歌われるが、最後は「I FEEL FINE(それでも気分がいいよ)」と締めくくられ、市井の人間のしぶとさと力強さを見せる。R.E.M.がレーガン政権にアンチを表明しつづけた8年間の只中にリリースされたこの『DOCUMENT』というアルバムには『LAST TRAIN TO DISNEY LAND』という皮肉めいたタイトル候補案もあったそうだが、30年経ってこのアルバムはなおも揺るぎない意思表示をする。音楽は時を越えて響くからとても面白い。





R.E.M.はドラムのビル・ベリーが抜けて3人組となり、2011年9月に解散したけれど、今年2月にボーカルのマイケル・スタイプを除く3分の2のR.E.M.のメンバーが来日する。きっとピーター・バックはリッケンバッカーをかき鳴らし、マイク・ミルズもR.E.M.のもうひとつの声を聞かせてくれるだろう。バンドをずっとサポートしているヤング・フレッシュ・フェローズ/マイナス5のスコット・マッコイーも一緒だからR.E.M.4分の3とも言える。公演開催が発表された昨年からずっとそわそわしていたわけだが、ついに来日公演が目前に迫ってきた。R.E.M.の音楽的ファミリーツリーを辿って、聴いていなかったいろんなレコードにここ数週間いくつも触れているがそれらがすべて素晴らしいのも嬉しい。

ピーターやマイクの他にも、ファストバックスのカート・ブロック、ドリーム・シンジケートのスティーブ・ウィン、彼らの多岐にわたる活動を支える女性ドラマー リンダ・ピットモンなどアメリカの重鎮たちをいっぺんに観ることができるなんてそうそうない機会。1990年代に熱心にアメリカCMJチャートを追いかけた人なら「え!」という声がもれるはずで、この機会に青春に立ち返るのもいい。アメリカ勢に対してNANOOKはグリーンランド語で歌うグリーンランドのロックバンド。R.E.M歴30年のこの年に、なんだかすごい来日公演を目撃することになりそうで静かに興奮しているのだけど、もっとたくさんの人にこの公演のことを知って、足を運んでもらえたら嬉しいなと思う1月最後の日なのである。



“ICE STATION”
2017年2月7日(火)@ 京都 磔磔
2017年2月9日(木)/2月10日(金)@ 渋谷 WWW


R.E.M.、ドリーム・シンジケート、ファストバックスなどで
活躍した、北極を愛するアメリカのトップ・ミュージシャンと、
グリーンランドでNo.1の人気を誇るナヌークによる
アート・プロジェクトが日本上陸!

Nanook(Greenland)
Peter Buck(R.E.M./MINUS5/Baseball Project)
Mike Mills(R.E.M./Baseball Project)
Scott McCaughey(Young Fresh Fellows/R.E.M./MINUS5/Baseball Project)
Kurt Bloch(Fastbacks)
Steve Wynn(Dream Syndicate/Baseball Project)
Linda Pitmon(Baseball Project/MINUS5/)
Michele Noach(Artist)

詳細はTHE MUSIC PLANTのホームページをご覧ください


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2016年11月09日

木枯らし、アメリカ大統領選挙

中学生の時からR.E.M.が好きな僕は、彼らがとても政治に意識的なバンドだったため、物心ついた頃からずっと、四年に一度行われるアメリカ大統領選挙をロックコンサートを観るみたいな感覚で夢中で眺めてきた。今年はR.E.M.が解散してなくなってから2回目の大統領選。今までに見たことのない嘘みたいな奇妙な戦いだ。僕が好きなアメリカは、大きななかの小さなアメリカなのだな、と改めて思わされる。

“A perfect song for these strange times.”

World Leader Pretend/R.E.M.


  
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2016年04月21日

カセットテープは音楽体験の原点である|中目黒 waltz 探訪



昨日のこと。1週間休みなく続いた波乱万丈、忙しくも充実した日々の切れ目、天気も良かったので思い切って一日スイッチをオフにして出かけた。向かったのは中目黒から少し離れた閑静な住宅街にあるカセットテープ専門店waltz、その存在を知ってからずっと行ってみたかったお店。辿り着いたのは、取り扱うマニアックなモノたちとは相反して、とてもスタイリッシュな、明るくて気軽に入りやすい間口の広いお店でした。

元々WEBの記事でその存在を知り、そこに掲載されたお店のプロモ動画のようなもののなかに僕にとって最愛のバンドであるR.E.M.のテープがたくさんあるのを見つけたのがこのお店に行ってみたい一番の理由だったのだけど、足を踏み入れるとそこは音楽好きにとっては天国のような場所で、アルファベットAの棚からずっと指を差しながら眺めて「わあ、こんなのも」「こんなものまで!」の連続で、きっとそのときの僕は口をパカっと開けて半笑いで呆けてるみたいに見えただろう。結局僕は「買い占めみたいになっちゃってごめんなさい。中2の頃からの大ファンなので…」とお詫びをしながらR.E.M.のIRS時代のカセットテープをまとめて購入したのでした。



実は最近、郊外にあるハードオフで妙にかっこいい再生機器を衝動買いして、自分の中でのカセットテープ熱が高まっていたこともあり、ここwaltz探訪は必然的なものだった。中学生の頃聴いていたビートルズ(A面が『REVOLVER』でB面が『HELP』、修学旅行で南九州をまわった風景が蘇る音)、高校時代にエアチェックしたラジオ番組、大学時代に作ったGOMES THE HITMANのデモテープやライブ音源などたくさんのテープを物置から引っ張りだして再生すると、音楽が記憶を伴ってちょっと日焼けした感じで立ち上がって甘酸っぱい。やっぱりカセットテープは僕にとって音楽体験の原点なのだ。コートニー・バーネットの新譜はカセットテープでもリリースされたのでつい先日レーベルの直販で購入したばかり。相対性理論の新作もカセットテープでのリリースが予定されているとのこと。手のひらのなかでプラスティックのケースを触っていると「音楽には形がある」という感じがしてくる。



店長さんと少しお話をさせてもらったが、ご自身のコレクションの一部をお店に並べていらっしゃるということだった。「一度集めはじめると全部そろえたくなるんですよね」という言葉を聞いて似た者同士だと思った。店内にはラジカセやウォークマン、古い雑誌等も並び、お店の一角にはプレイヤーが置いてあってカセットはすべて試聴できる。気持ちのいい空間と楽しい時間でした。今売っているアンドプレミアムにもお店の記事が載っていました。ぜひ興味のある方、音楽好きの方、ガジェット好きな人も足を運んでみてください。

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〒153-0061
目黒区 中目黒4丁目15-5  
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2016年03月12日

1991年と2001年のR.E.M.|25年と15年



昨日は夜からキーボードの真里さんが来宅、ポチ実に会いたがっていたのだけど遠巻きに眺めるだけという予想通りの結果に。つれない猫、もうちょっとサービスすればいいのに。今月は先週のNAOT TOKYOの一本だけでライブはお休みの1ヶ月。考え事をしたり録音したり遊びにいったりフリスビーをしたりしている。もう少し暖かくなればどこかドライブでも行きたいのに春の陽気はまだおあずけだ。4月1日下北沢leteでの“夜の科学 in 下北沢ー小箱のなかの音楽13”は完売御礼、4月からはまたたくさんライブを。

今日はR.E.M.の『OUT OF TIME』というアルバムが出て25年の記念日だった。このアルバムを僕は高2と高3のあいだの春休みに手にして、それ以来25年聴いている。大学受験のための勉強のBGMもこのアルバムだった。「Half the World Away」という曲は「This could be the saddest dusk I've ever seen(これは僕が今まで見てきたなかで一番悲しい夕暮れかもしれない)」という歌い出しで始まるが、このアルバムの歌詞をすべて暗記したことで僕は大学の英米語学科に入れたんだと思っている(仮定法過去とか過去完了形などは言葉で説明されるよりフレーズごと憶えるほうが身につく)。今でもKRS ONEの「Hey, I can't find nothing on the radio」と始まる「RADIO SONG」が流れたら最後まで全部シンガロングしながら聴きたくなる。間違いなく人生の1枚だ。

数日前、2001年に出たR.E.M.の『REVEAL』というアルバムを、思い立って歌詞カードを眺めながら聴いたらびっくりするほど感動した。僕がレコード会社との契約がなくなってくさくさしているころに出てよく聴いたレコードだったがちゃんと言葉に向き合ったことがなかった。「I'll Take the Rain」の歌詞は特に美しい。「鳥が羽ばたくとき、よく考えたものさ/彼らが一生歌って暮らすように、人間にもそうすることができないのか?/僕らは固執しこれがいいと言い張る/もしこれが君の提示する条件ならば/僕は雨を選択する/雨に濡れていくよ」と歌う。『OUT OF TIME』は僕にとって人生の1枚だけど、R.E.M.の21世紀ベストは間違いなく『REVEAL』だと確信した。

25年ずっと頭の中で鳴っていたり、15年経って急に心を揺さぶられたり、音楽とは時間を越えていく素晴らしい産物だ。



  
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2015年03月19日

あれから10年も



僕がTwitterのアイコンに使っているこの写真は2005年3月17日に名古屋の愛知芸術劇場でのコンサートが終わって出待ちして撮ってもらったR.E.M.のマイケル・スタイプとの2ショットである。あれから10年が経った。ちょうど僕は『ripple』というアルバムのリリースタイミングだったのだけど(3月16日だった)、僕がR.E.M.来日公演すべてを観にいくことにしていたのでプロモーション活動のスケジュールをかなり工面してもらったことを憶えている。3月16日に日本武道館、17日が運命の愛知芸術劇場、そして18日の大阪グランキューブでは夢にまで見た「Nightswimming」を生で目撃することができた(そのときの興奮はここにまとまっている)。

10年というのはあっという間だけれども、その間にR.E.M.はアルバムを2枚作って解散した。僕はそれ以来GOMES THE HITMANの作品をリリースしていないけど、ソロアルバムを3枚とコンピレーションを2枚作って、ポチが旅立ってポチ実がやってきた。そう考えると10年というのは全然あっという間ではないような気もしてくる。しあし多分僕は10年前よりも今のほうがもっとR.E.M.のことが好きだ。好きなものを好きでいつづけるのはパワーがいる、と最近よく感じる。佐野元春風に言えば「ステキなことはステキだと無邪気に笑える心が好き」だと大きな声で宣言したい、そんな2015年である。この写真を見るといつも自分の好きなものに立ち返ることができていい。  
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2015年02月01日

R.E.M. / REMTV(2014)






2014年末にファンへのホリデイギフトのようにリリースされたR.E.M.6枚組のDVDボックスはR.E.M.がデビューから2011年の解散に至るまで彼らがMTVチャンネルに残した映像をまとめたファン垂涎のアーカイブ集だった。その膨大な量、僕はまだ半分しか観ていないが「REMTV(R.E.M. by MTV)」という2時間のドキュメンタリーだけをピックアップして日本盤がリリースされることになった。R.E.M.の映像作品を日本語字幕で観ることができるのはレアなのでとても嬉しい。

真夜中過ぎになんとなく観始めたそのドキュメンタリーに僕は始まりから終わりまで見入ってしまった。R.E.M.が80年代以降のアメリカ音楽シーンにおいてどういう存在だったかを存分に知らしめる非常に素晴らしいものでした。時間軸に添って進む物語とメンバーの容姿の変遷、初期衝動、迷走、大躍進、葛藤、政治との関わりなど大筋では理解していても映像と本人たちの言葉で語られるその歴史は圧倒的なものだった。R.E.M.を好きでよかったなあと思ったし、R.E.M.をあらためて好きになりました。

僕は中二の14歳のときにR.E.M.と出会って(インディーズ最後の『DOCUMENT』というアルバムだった)「マイケル・スタイプの歌はもごもごしていて英語がネイティブな人間にも理解ができないのだ」という記事を読んで、それなら英語のわからない僕も同じように聴けるはずとむさぼるように心酔し、R.E.M.が政治や環境問題を語れば僕も「そうだ、そうだ」「酸性雨だ」「投票だ」と頷いてにわか勉強をした。その中二病の熱、火種が25年以上経っても消えないのがすごい。

マイケル・スタイプの話す声は僕にはマントラのように聴こえるから、その意味を理解するよりも先にその響きに聴き入ってきた。『DOCUMENT』『GREEN』『OUT OF TIME』『Automatic for the People』はすべての曲をそらで歌えるがその意味を考えたことはあまりなかった。音楽的に直接影響を受けたこともなかったと思う(「月あかりのナイトスイミング」は別にして)。それなのになぜ今でも変わらずR.E.M.が自分のなかでナンバーワンの存在なのかの答えが、このドキュメンタリーを観てわかったような気がしました。このバンドはとにかく得体が知れないのです。意味深で不可解で暗くて、しかし優しく可笑しく誠実なのですよ。

僕はこれからの人生のなかで、そして老後の楽しみとしてもう一度歌詞をじっくりと読みながらR.E.M.のレコードを何回も聴こうと思います。持ってないレコードがあれば値段も見ないで買うしブートレッグだって例外ではない。本ドキュメンタリーの最後のほう、ロックの殿堂入りの式典でパール・ジャムのエディ・ヴェダーが語るのがとても愛あるコメントでいつ聞いても楽しい(その日本語訳がCDジャーナル2011年10月号に掲載されて、この特集号には僕もたくさん寄稿しています)。そしてマイケル・スタイプのスピーチで披露した、彼のおばあちゃんが晩年彼の手を握って語った言葉も素晴らしい。「私にとってはR.E.M.の頭文字は“Remember Every Moment(すべての瞬間を忘れない)”なのよ」。僕もR.E.M.から受け取ったすべてのものをずっと憶えておく。

僕が「最初の1枚はこれ」とか「ベストなのはこれ」とか言うよりも、このDVDを観るのが一番いい。
それであなたや彼や彼女がR.E.M.に興味がわかないのならもう聴く必要はないのかもしれない。「REMTV」はそんな作品です。


  
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2014年05月28日

来たるべき夏とTシャツの話/本日下北沢でライブです



昨日のこと、僕がR.E.M.ファンだと知る音楽ライターさんが引っ越しのための身辺整理で出てきたR.E.M.のTシャツコレクションをプレゼントしてくれた。『GREEN』北米ツアーのものが一番古くて、1989年25年前のビンテージ。そして1995年の『MONSTER』ワールドツアーのカラシ色のは大学時代に着倒した懐かしいものでした。来日公演の日本武道館、僕は『MONSTER』というアルバムが気に入らなくて意地をはってライブにはいかず、友達に買ってきてもらったという後悔してもしきれない思い出。

日本のレコード会社が販売促進のために作ったTシャツも含まれていてシングルコンピレーションのTは初めて見た。マイケル・スタイプとハード・ロック・カフェとのコラボTはたぶんSAVE THE PLANETのためのチャリティーもの。そうこうしていたらオークションで落札した1992年の『Automatic for the People』Tシャツも届いて、昨日はちょっとしたTシャツ祭り、ナフタリンと洗剤の匂いのする午後でした。R.E.M.のTシャツコレクションは部屋の片隅にアパレルショップのように見せる収納がなされているのですが数えたら25着、1ヶ月日替わりでいけますね。外国製のものはどうしてもサイズが大きすぎたりするのですが、好きなアーティストTはどうしても捨てられないのです。Tシャツはメッセージ、Tシャツはアティチュードですから。Tシャツの季節到来でとても嬉しい。

さて、今日は19時から下北沢モナレコードでライブ。とても久しぶりのステージなので昨日は真剣にリハーサルしました。まだ席に余裕がありますのでぜひ仕事帰り、学校帰りにお立ち寄りください。僕はだいたい20時ころから、3バンドのイベントですが10曲くらい詰め込んだセットにするつもりです。だれも聴いたことのない新曲を2つ用意しています。そしてR.E.M.の意匠を敬意を持ってオマージュした今年の新作、「GREEN」Tシャツもいくつか持っていきますので夏がくる備えをぜひ。


枕じゃなくて招待状
2014年5月28日(水)@ 下北沢 mona records

18:30開場/19:00開演/前売2,000円(ドリンク代別途)
出演:まくらことば、sheep、山田稔明
*オフィシャルサイトRESERVEでも予約を受付けます
メールフォームからうまく申込できない方は info@gomesthehitman.com まで
お名前、人数とお電話番号をご連絡ください。

下北沢 mona records
〒155-0031
世田谷区北沢2-13-5 伊奈ビル2F&3F
TEL: 03-5787-3326
FAX: 03-5787-3327
  
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2014年05月26日

R.E.M. / Unplugged 1991-2001THE COMPLETE SESSIONS(2014)



2004年からこのブログでR.E.M.の全作レビューを始めたのは2005年の来日公演決定がきっかけですが、もうそれから10年が経とうとしているのですよ。その間にマイクにもピーターにもサインをもらい、マイケルとは一緒に写真も撮って、アルバムが3枚も出て、CDジャーナルR.E.M.特集号に寄稿させてもらったり、そして青天の霹靂の解散劇。あっという間のようで長い長い10年でした。R.E.M.についての文章はこのカテゴリーにまとまっています。ニューリリースがあったので新しい記事を書きます。

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2013年07月25日

“ファン”でいること



このブログを読んでいる皆さんならご存知のように僕はR.E.M.というバンドの熱心なファン、信奉者、コレクターである(このブログにR.E.M.再考というカテゴリーがあります。)。時間があれば自分が持っていないアイテムや音源を探しまわっているわけです(中古レコード屋に行ったときは必ず「R」の棚に一番最初にいきます)。昨日もオークションで落札した20枚近いR.E.M.のCDが入った段ボールが届きました。セットで出品されていたものですがひとつだけ見たこともない特殊パッケージのシングルがあって、それが欲しくて20枚近いセットを買ったわけですが、やっぱりものすごく嬉しかったな。持っていなかったものを手に入れる喜びはいつも変わらない。

その1枚以外は結局重複してしまうのですが、しかし、日本盤だったりフランス盤だったり帯の仕様が違ったりして結局コレクションの棚に収まるものも多く、ああ、いつか僕はR.E.M.博物館を開けるだろうかとビタースイートな溜息をつく。しかしやはり自分の好きなものが集まった一角の前ではこの上なく幸せな気分になれるのですよね。ひとつのモノ(者/物/もの)を愛するということは心にひとつの指針を持つということで、僕は中二の14歳の頃から「R.E.M.ならどうするかな」「マイケル・スタイプならなんて言う?」と思いながら物事を比較してきた気がする。

ひとつ後悔してもしきれないのは大学生の頃に彼らが来日して日本武道館でコンサートをしたとき。僕はその当時リリースされた『Monster』という作品が全然好きになれなくて意固地になって、もっともアグレッシブなライブをしていた彼らのライブに行かなかった。タイムマシンがあったら説教しにいきたい、おまえは馬鹿かと。結局そのせいで僕はR.E.M.との出会いの曲「世界の終わる日」を生で聴くことがかなわなかったのだから(ブッシュ大統領が再選してこの歌は演奏されなくなった)。

ここ数年のライブで僕は終演後に必ずサインして握手をしてお客さんと話をしたりもするようになったのだけど、2005年にR.E.M.の東名阪の来日公演を追いかけたことがそのきっかけとなったことは間違いない。大阪で「Nightswimming」を生で聴いたときに流した涙は忘れられない。僕は名古屋の会場で出待ちをしてR.E.M.の3人にサインをもらって、ボーカルのマイケル・スタイプとは写真まで撮ったのでした(それがTwitterの僕のプロフィール画像です)。サインペンを持ってツアーバスから出てきた彼らがとても身近に感じた瞬間でした。マイケルの青い瞳の色まで憶えている。心がぱっと晴れるような。

春からの『新しい青の時代』のツアーでもたくさんのサインと握手をして、時間があればお客さんと話をしている。「久しぶりのライブでした」と旧友のように微笑む人もいれば、緊張して震えながら一生懸命かたことの言葉を紡ぐ人もいるし、いつもどこまでもライブに足を運んでくれる旧知の顔もいる。家族を連れてライブに久しぶりに来た、と言いかけて泣き出す人もいたし、天国にいるお母さんのぶんのサインを、と2枚CDを差し出す人もいれば「日向の猫」を聴いて思い出したお祖母ちゃんの話で涙ぐむ人もいる。無骨に力強い握手だけの男子もたくさんいるし、最後まで残って時間と空間をいっぱい吸い込んで帰る人もいる。そういうのはちょっと、と列を横目に帰路に急ぐ人たちがいることも僕は知っている。

で、僕はいちいち毎晩その風景を愛しい想いで眺めて楽しんでいるのです。もしかしたら昔のそっけない態度に今でも印象悪く感じている方がいるかもしれないがそれはほんと申し訳ない。ここ数年はいつもこれが最初で最後と思いながら、心を震わせてながら旅をしています。ここ2ヶ月はCDが全国のレコードショップで買いやすくなったからこそライブでしか伝えられないことを再認識して、生演奏がどんどん楽しくなってきてるんです。今週末は愛知県へ行きます。ファンの皆さん、初めて会う新しい皆さんもぜひライブ会場へ生の歌を聴きにきてください。

話は戻って、そのR.E.M.は2011年9月に突如解散することになるのだけど、その最後のオリジナルアルバム『Collapse Into Now』のラストを飾ることになるのは「Blue」という歌だった。今月リリースされた僕のアルバムの背表紙にも「blue」と書いてある。こんな符号の一致、これが偶然なのか必然なのかを考えたらワクワクしてくるな。僕はこれからも、苦行にも似たR.E.M.のものならなんでもコレクションするという行為を喜んで続けてゆくのだろう。なぜなら、僕はいつまでもR.E.M.の大ファンだからだ。




tojiki

夜の科学 in 名古屋〜brand new blue
7月27日(土)@愛知 名古屋陶磁器会館

14時開場/14:30時開演
料金:3,000円
*会場での飲料提供がございませんので暑さ対策などご自身でしっかりと!
お昼のライブになります。ぜひご家族子供連れの方も(未就学児無料)。
オフィシャルサイトRESERVEにて予約受付中

名古屋陶磁器会館 201号室
〒461-0025 名古屋市東区徳川1-10-3



mado“夜の科学 in 岡崎〜brand new blue”
7月28日(日)愛知 岡崎 mado cafe

開場18:00/開演18:30/前売3500円(1ドリンク代別途)
*入場予約はオフィシャルサイトRESERVEにて受付中

mado cafe
愛知県岡崎市井内町字下堤43-1
TEL:0564-47-8051
  
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2013年02月10日

Peter Buck solo album



手に入れるのに3ヶ月を要したR.E.M.のギタリスト、ピーター・バックのソロアルバムが外国からの汚れた段ボールに包まれてうちのポストに昨日突き刺さっていた。オレゴン州にある小さなレーベルからアナログ盤オンリーでの、ダウンロード販売もないリリースだったので11月のリリースからようやく聴くことができたのだけど「どうなのよ(楽しませてくれるの?)」という僕の期待をスカッと撃ちぬいてくれるような小気味いいレコードだった。

2011年は春まだき3月に大地震に揺さぶられて人生のなかでも忘れられない記憶が刻まれたが、同じ年の9月にR.E.M.が解散するという青天の霹靂があってこれからどれだけ経ってもあの朝寝ぼけてiPhoneで眺めた画面を忘れることはないのだろうな、と思う。僕は高校受験も大学受験も20代のつらい季節も30代の春夏秋冬もR.E.M.に救われて、R.E.M.に色を塗ってもらっていたのだ。

マイク・ミルズ、スコット・マッコーイー、ビル・リーフリンに加えてパティ・スミス・グループのレニー・ケイ、スリーター・キニーのコリン・タッカー、ディセンバリスツの鍵盤奏者ジェニー・コンリーなどが参加していて、そのサウンドはR.E.M.のそれである。最初に聴いたときにはマイケル・スタイプの不在を強く感じたが何回もレコードを表裏とひっくり返して聴いているとそこにセンチメンタリズムはなくなった。マイケル・スタイプは自分の声を吹き込めなくて悔しかったんじゃないかな。

「Some Kind of Velvet Sunday Morning」という、タイトルも素晴らしい歌がとても美しくて、「L.V.M.F.」という歌は僕が出囃子でよく使うミレニアムの「Prelude」をサンプリングした妙ちくりんなトラックだった。紛うことなきクラシックR.E.M.サウンドに真夜中にふるふると心が震えるのがわかりました。ちょうどまるまる一日「月あかりのナイトスイミング」という曲の録音と対峙した夜だったので、なおさら。  
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2011年09月26日

R.E.M. / Collapse Into Now(2011)

_SL500_AA300_R.E.M. / Collapse Into Now(March, 2011 / Warner)

1. Discoverer
2. All The Best
3. Berlin
4. Oh My Heart
5. It Happened Today
6. Every Day Is Yours To Win
7. Mine Smell Like Honey
8. Walk It Back
9. Alligator_Aviator_Autopilot_Antimatter
10. That Someone Is You
11. "Me, Marlon Brando, Marlon Brando And I"
12. Blue


R.E.M.が9月21日に解散を発表したのです。中2病真っ盛りの14歳から今までずっと聴き続けてきた僕が一番好きなバンドでした。メンバー脱退という事件はあったものの、何年かおきに新作を発表して、ファンクラブからは数ヶ月に一度ニュースレターが来て、クリスマスにはホリディギフトが届いて、ここ数年は20周年エディションが毎年贅沢な装丁でCD棚を飾って、いつもR.E.M.はそこにあったので、突然のニュースに胸にポカリと穴があいたような気分です。

2005年の来日に際して前年の2004年から書き始めたR.E.M.カテゴリーに最新アルバムのことを書いてないことに気付きました。ここの文章を読んでCDジャーナルの編集部の方が今春のR.E.M.特集号の原稿依頼をしてくださったことがとても嬉しかったです。いい思い出になりました。R.E.M.の残した音楽はいつでも聴けるので、このR.E.M.アーカイブスは残して、書くことがあれば書き続けていきたいと思います。以前の記事はこちらから。

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2011年02月16日

CDジャーナルにR.E.M.5作品のレビューを書きました

REM_CDJournal_cover僕がブログやTwitterでR.E.M.についてぶつぶつ書いていたらCDジャーナルの編集の方から原稿依頼をいただき、クッキーシーンの伊藤英嗣さんや和田静香さん、赤尾美香さんといった“R.E.M.世界の先輩”方に混じって5作品分もレビューを書かせていただきました。

R.E.M.は3月に『Collapse into Now』というニューアルバムがリリースされます。それに伴いCDジャーナルでは表紙、巻頭カラーでR.E.M.特集記事という、驚きの扱いです。好きなものについて原稿を書くのはまったく苦になりませんでした。「書く」というよりも「削る」という作業だった。

CDジャーナル担当のTさんから原稿依頼を誘いだした、僕が2004年から誰にも頼まれずに書いているR.E.M.についての文章はここにまとまっています。もちろん、CDジャーナル誌には書き下ろしの新しいレビューを提出しました。

アマゾンでの注文ページはこちら、CDジャーナルの充実したオンラインページはこちら。僕のオールタイムフェイバリットバンドR.E.M.のオフィシャルサイトはここで、こないだライブで僕が歌った「Losing My Religion」が入っているアルバムは『Out of Time』です。


自分のことではないけど、僕が大好きな音楽なので、
なんだか自分のことのようで、どうかよろしくお願いします。  
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2011年01月24日

R.E.M. / Live From Austin TX(2010)

_SL500_AA300_そして去年2010年暮れに、これも突然リリースされたテキサスオースティンリミットでライブを収録したDVD。スタジオのような、屋外のような不思議な景観でのライブ。

ワーナーからではなく輸入盤のみの発売だったのでまったく期待せずに買ったのだが(過去にもとてもひどい半ブートDVDがあった)、これはつくりもとても丁寧で音のクオリティも高く(オーディオマニアの知人から本作のDTS5.1サラウンドがすごかった!とのこと)、なによりメイクをしていない、ボーダーシャツとジャケットにジーンズのナチュラルなマイケル・スタイプのフルサイズのライブパフォーマンスが観られるというのが嬉しかった。

古い楽曲から新しい歌までバランスの取れたセレクトで、途中R.E.M.Tシャツを来ていた男の子ふたりをステージにあげてマイケルが言葉を交わすシーンに心なごみました。2009年の『Live at the Olympia』と通底する雰囲気。2011年の新作にあわせたツアーのどこかでR.E.M.の最新ライブパフォーマンスを味わえたらなと願っています。  続きを読む
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R.E.M. / Live at the Olympia(2009)

_SL500_AA300_R.E.M.の新作が3月に発売になるので、2005年からライフワーク的に書いてる作品レビューの歯欠けになってるぶんを埋めていこうと思います。自分用メモのようなものです。

唐突なタイミングで発売が告知された(僕にとっては、か?)ライブアルバムだったような気がします。2008年作『Accelarate』制作時にダブリンで行われた新曲を“鳴らす/慣らす”ための公演から39曲。初々しい新曲もさることながら初期IRS時代の楽曲をビル・リーフリンとスコットマッコーイーのサポートで重層的なサウンドで聴けることが嬉しく、カーステレオで大きな音でよく聴いた。

とてもリラックスした雰囲気は2008年の『R.E.M.LIVE』とは対照的でこちらのほうが僕の好きなR.E.M.だと思いました。DVDにはヴィンセント・ムーンによるライブドキュメンタリー。アートワークがビックカメラみたいな、とても素晴らしい、僕にとっての“ライブベスト盤”的な1枚。

僕はR.E.M.ファンクラブに入っていて季節に一度はジョージア州アセンズからニュースレターが届くので、頭の中からR.E.M.が不在になることがほとんどない。それでもこうして作品を振り返ってみると数年間隔の新作、数年置きのライブ盤、そして20周年リイシュー盤と毎年毎年なにかしらのリリースがあるという、そのファンに対するホスピタリティーに感服させられる。そんなことをあらためて思いました。

これまでのR.E.M.についての考察はこちら。  続きを読む
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2008年07月01日

book days

bookdays1角田光代「あしたはうんと遠くへいこう」「幸福な遊戯」、ECD「いるべき場所」、バクシーシ山下「よりみちパン!セ29 ひとはみな、ハダカになる。」、浦沢直樹× 和久井光司「ディランを語ろう」、と時間があればひたすら本を読みメモをとる、という数日。まぶたを閉じても活字が見えるような。

R.E.M.の2003年から2007年までのプロモーションやツアー、オンステージ、オフステージ、楽屋風景とあらゆるシーンを収めたDavid Belisleによる写真集『R.E.M. Hello』はページをめくるたびにそこから音楽が聞こえてきそうな躍動感溢れる本だった。とても見応えがあって、ヴォルフガング・ティルマンスやロバート・フランクの写真を眺めている感覚に近く、アーティスト本という範疇を軽く凌駕している作品だと思いました。  
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2008年03月27日

R.E.M. / Accelerate(2008)

acc
4月1日世界発売のR.E.M.14枚目のアルバム『Accelerate』は11曲で34分というコンパクトさ。ドラムのビル脱退以降はレコーディング技術と寄り添ったブライアンウィルソンを21世紀に蘇らせようとするような重層的なアナログとデジタルをたゆたうようなサウンドで静かに熱い作風だったのが今作はエレキギターメインのロックチューンが比重をしめていました。

前のエントリーで「過去のアルバムと同じようなアルバムを作らないでほしい」などと書いておきながら初めて聴く曲を過去の作品群と比較してしまうのも矛盾していると思うが、音圧の密度や雰囲気は『Lifes Rich Pageant』『Document』に通じるものがあるかなと感じた。でもそう感じたのは多分間違いでアルバムが進むにつれて2005年に見た来日公演で感じたロックチューンの音圧が忠実に盤に記録された、と言ったほうがいいかもしれません。ここでフル試聴できます。DVD付きリミテッドエディションはこれ

R.E.M.がテンションの高い歌を発表するとすぐ「R.E.M.原点回帰」というコピーが雑誌に載るのだけど僕が知っている限りではR.E.M.は原点から出発してその後そこに回帰したことはない。『Monster』というラウドなロックアルバムとも今回は全然違うふうに聞こえる。

50歳を過ぎてロックの殿堂入りをしたバンドが2008年にこの音圧のサウンドと様々なメディアミックスで世に問うことにとても意義があると思いました。最近のライブでは「OBAMA」と胸に書いたTシャツで熱唱していたマイケル・スタイプは語っています。「21世紀の最初の10年を、心から希望を感じながら、そして人類、僕ら全員の可能性に胸を躍らせてわくわくしながら終えたいんだ。そういうことなんだよ」と。僕も21世紀最初の10年を悔いの残らないように終わらせたいと思いました。
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2008年03月26日

everybody here comes from somewhere

 remssR.E.M.新作『Accelerate』の試聴会というものに参加してきた。

中学3年の15歳のときから19年聴き続けているバンドの新譜になにを期待するかと言われれば「過去のアルバムと同じようなアルバムを作らないでほしい」ということぐらいなのです。僕が一番好きなアルバムは『Automatic for the People』というアルバムだけども、もうR.E.M.は『Automatic..』の音世界を成し遂げたのだから2枚目の『Automatic..』を作る必要はない。

感想はまた追って書きます。これまで書いたR.E.M.についての記事はまとめてここに。
  
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2007年10月17日

R.E.M.LIVE(2007)

remR.E.M.のライブCD2枚+DVD『R.E.M.LIVE』が店頭に並んだので買ってきた。2005年のワールドツアー時期の映像。僕は東京・名古屋・大阪と来日3公演を全部追いかけたのでいろんなことを思い出してグッとくる内容でした。

僕はライブの前日はいつもR.E.M.の『Perfect Square』というライブDVDのなかの「Man on the Moon」という曲を観て士気を高めることになっていて、だから関西名古屋と旅するツアーの前にR.E.M.の最新映像作品が間に合ってよかった。

僕が変な振り付けで歌ったりしたらマイケル・スタイプの物真似だと思ってほしい。


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2006年10月08日

ピーター・バックが “ripple?....”と呟いた

fullmoonR.E.M.のピーター・バックが来日中なのである。正確にはMinus5(マイナス・ファイブ)というバンドでの日本公演のために、ビル・リーフリンとスコット・マッコーイらと共に。ビルとスコットはR.E.M.のサポートメンバーなのですなわち、R.E.M.が半分以上来ているということになる。

僕は去年東京名古屋大阪とR.E.M.の来日公演を追いかけて、名古屋でメンバーの出待ちをして全員からサインをもらい握手をした(マイケル・スタイプとは写真を撮った!)くらいなので当然マイナス5も行きたかったのですが、いかんせんツアー直前でやらないといけないことが多すぎてマイナス5公演に行けそうもない。

だけども嬉しいことに、土曜日の公演を観にいった心優しい知り合いがピーターに『ripple』を渡してくれたのだ。「R.E.M.が好きで音楽を始めた子のCDよ」と。ピーターは「リップル?...」と声に出してくれたらしい。感動した。

思えば去年のR.E.M.日本武道館公演の日が『ripple』の発売日だった。長い時が経ったようでいて、あっという間のような気もする。来週のワンマンツアーでは熟成された『ripple』を皆さんに聴かせたいです。ピーターも聴いてくれたら嬉しい。R.E.M.に関してはここにまとまっています。  
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2005年03月21日

So, Hold on

holdon16日にR.E.M.@武道館から帰ってきてそのまま埼玉NACK5へ行き朝方帰ってきてほとんど寝ずにR.E.M.の名古屋と大阪の公演を追いかけるために出発し夢のような気分と記憶を胸に刻んで、昨日の朝方に東京に戻りました。

3つの願い(1.全来日公演をコンプリートする、2.「Nightswimming」を生で聴く、3.マイケル・スタイプと握手する)が3つとも叶いました。人生最初で多分最後の出待ちもしました(3人ともサインペン片手に丁寧に対応してくれた!)。ライブを観て泣いたのはフィッシュマンズ以来だったと思います。

中三(15歳)のときから16年ずっと好きなバンドのことを三日三晩考える、といのは今の自分にとっても、自分の職業にとっても有意義な時間だったと思うし、僕もあらためてみんなに好きになってもらえるように頑張ろう(自分がどんだけR.E.M.が好きかということを再確認したので)という気持ちになりました。チケット代やらグッズやらで総額7万円くらい使った勝手にR.E.M.ツアーでしたがお金なんかはどうでもいいのだ。

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2005年03月15日

R.E.M. / Around the Sun(2004)

aroundthesunR.E.M. / Around the Sun(Oct.2004/Warner)

1.Leaving New York
2.Electron Blue
3.The Outsiders
4.Make It All Okay
5.Final Straw
6.I Wanted To Be Wrong
7.Wanderlust
8.Boy In The Well
9.Aftermath
10.High Speed Train
11.The Worst Joke Ever
12.The Ascent Of Man
13.Around The Sun


いよいよ!

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2005年03月09日

R.E.M. / In Time ;The Best Of R.E.M. 1988-2003(2003)

intimeR.E.M. / In Time ;The Best Of R.E.M. 1988-2003(Oct.2003/Warner)

1.Man On The Moon
2.The Great Beyond
3.Bad Day
4.What's The Frequency, Kenneth?
5.All The Way To Reno (you're gonna be a star)
6.Losing My Religion
7.E-Bow The Letter
8.Orange Crush
9.Imitation of Life
10.Daysleeper
11.Animal
12.The Sidewinder Sleeps Tonite
13.Stand
14.Electrolite
15.All The Right Friends
16.Everybody Hurts
17.At My Most Beautiful
18.Nightswimming

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2005年02月26日

R.E.M. / Reveal(2001)

revealR.E.M. / Reveal(May 2001 / Warner)

1.The Lifting
2.I've Been High
3.All The Way To Reno (you're gonna be a star)
4.She Just Wants To Be
5.Disappear
6.Saturn Return
7.Beat A Drum
8.Imitation of Life
9.Summer Turns To High
10.Chorus & The Ring
11.I'll Take The Rain
12.Beachball




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2005年02月16日

R.E.M. / Up(1998)

upR.E.M. / Up(Oct.1998/Warner)

1.Airportman
2.Lotus
3.Suspicion
4.Hope
5.At My Most Beautiful
6.The Apologist
7.Sad Professor
8.You're In The Air
9.Walk Unafraid
10.Why Not Smile
11.Daysleeper
12.Diminished
13.I'm Not Over You
14.Parakeet
15.Falls To Climb

R.E.M.来日も迫ってきました。GTH『ripple』発売日が日本武道館!

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2005年01月15日

R.E.M. / New Adventures in Hi-Fi(1996)

adventuresR.E.M. / New Adventures in Hi-Fi(Sep. 1996/ Warner)

1.How The West Was Won And Where It Got Us
2.The Wake-Up Bomb
3.New Test Leper
4.Undertow
5.E-Bow The Letter
6.Leave
7.Departure
8.Bittersweet Me
9.Be Mine
10.Binky The Doormat
11.So Fast, So Numb
12Low Desert
13.Electrolite

2005年に入っても来日公演に向けR.E.M.を再考していこうと思います。僕は今のところ東京、名古屋、大阪と全公演観にいく予定であります。

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2004年11月16日

R.E.M. / Monster(1994)

monsterR.E.M. / Monster(Sep. 1994 / Warner)

1.What's The Frequency, Kenneth?
2.Crush With Eyeliner
3.King Of Comedy
4.I Don't Sleep, I Dream
5.Star 69
6.Strange Currencies
7.Tongue
8.Bang And Blame
9.I Took Your Name
10.Let Me In
11.Circus Envy
12.You

『Green』以降のWarner作品がボーナストラックを収録したダブルディスクとして来年Rhinoからリイシューされるという、コレクターにはつらく嬉しい情報があります。

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2004年11月14日

R.E.M. / miscellaneous items (1)

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2004年11月05日

R.E.M. / Automatic for the People(1992)

automaticR.E.M. / Automatic for the People(Oct.1992 / Warner)

1.Drive
2.Try Not To Breathe
3.The Sidewinder Sleeps Tonite
4.Everybody Hurts
5.Sweetness Follows
6.Monty Got A Raw Deal
7.Ignoreland
8.Star Me Kitten
9.Man On The Moon
10.Nightswimming
11.Find The River


米大統領選後初めてのNYでのライブでR.E.M.はそれまでのツアーでは一回も演奏していなかった「It's The End Of The World As We Know It (And I Feel Fine)」(アルバム『Document』収録)を1曲目に演奏しました。
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2004年10月28日

R.E.M. / Out of Time(1991)

outoftimeR.E.M. / Out of Time(March 1991 / Warner)

1.Radio Song
2.Losing My Religion
3.Low
4.Near Wild Heaven
5.Shiny Happy People
6.Belong
7.Half A World Away
8.Texarkana
9.Country Feedback
10.Me In Honey  続きを読む
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2004年10月25日

R.E.M. / Green(1988)

R.E.M. / Green(Nov 1988 / Warner)

1.Pop Song 89
2.Get Up
3.You Are The Everything
4.Stand
5.World Leader Pretend
6.The Wrong Child
7.Orange Crush
8.Turn You Inside-Out
9.Hairshirt
10.I Remember California
11.

大手メジャーレーベルから初めてのリリース。
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2004年10月23日

R.E.M. / Eponymous(1988)

epoR.E.M. / Eponymous(October 1988/ IRS)

1.Radio Free Europe
(oroginal hib-tone single)
2.Gardening At Night
(different vocal mix)
3.Talk About The Passion
4.So. Central Rain
5.(Don't Go Back To) Rockville
6.Can't Get There From Here
7.Driver 8
8,Romance
9.Fall On Me
10.The One I Love
11.Finest Worksong
(mutual drum horn mix)
12.It's The End Of The World As We Know It (And I Feel Fine)

インディーレーベルIRSから最後の作品です。  続きを読む
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2004年10月21日

R.E.M. / Document(1987)

documentR.E.M. / Document(September 1987 / IRS)

1.Finest Worksong
2.Welcome To The Occupation
3.Exhuming McCarthy
4.Disturbance At The Heron House
5.Strange
6.It's The End Of The World As We Know It (And I Feel Fine)
7.The One I Love
8.Fireplace
9.Lightnin' Hopkins
10.King Of Birds
11.Oddfellows Local 151


Warner Music Japanの方から「Around the Sun」Tシャツをいただきました。
いつもいつも本当にありがとうございます。すごい嬉しいです。
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2004年10月19日

R.E.M. / Dead Letter Office(1987)

dloR.E.M. / Dead Letter Office(April 1987 / IRS)

1.Crazy
2.There She Goes Again
3.Burning Down
4.Voice Of Harold
5.Burning Hell
6.White Tornade
7.Toys In The Attic
8.Windout
9.Ages Of You
10.Pale Blue Eyes
11.Rotery Ten
12.Bandwagon
13.Femme Fatale
14.Walter's Theme
15.King Of The Road

16.Wolves, Lower
17.Gardening At Night
18.Carnival Of Sorts (Box Cars)
19.1,000,000
20.Stumble

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R.E.M. / Lifes Rich Pageant(1986)

pagentR.E.M. / Lifes Rich Pageant(July 1986 / IRS)

1.Begin The Begin
2.These Days
3.Fall On Me
4.Cuyahoga
5.Hyena
6.Underneath The Bunker
7.The Flowers Of Guatemala
8.I Believe
9.What If We Give It Away?
10.Just A Touch
11.Swan Swan H
12.Superman


最近「R.E.M.」というタイトルでメールを送ることが
多く、結果メールボックスが「Re:Re:R.E.M.」とか
「Re:Re:Re:Re:R.E.M.」とかでいっぱいです。

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2004年10月17日

R.E.M. / Fables of the Reconstruction(1985)

fablesR.E.M. / Fables of the Reconstruction(June,1985 / IRS)

1.Feeling Gravity's Pull
2.Maps And Legends
3.Driver 8
4.Life And How To Live It
5.Old Man Kensey
6.Can't Get There From Here
7.Green Grow The Rushes
8.Kohoutek
9.Auctioneer (Another Engine)
10.Good Advices
11.Wendell Gee


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R.E.M. / RECKONING(1984)

recomingR.E.M. / RECKONING(April 1984 / IRS)

1.Harborcoat
2.Seven Chinese Brothers
3.So. Central Rain
4.Pretty Persuasion
5.Time After Time (Annelise)
6.Second Guessing
7.Letter Never Sent
8.Camera
9.(Don't Go Back To) Rockville
10.Little America


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R.E.M. / MURMUR(1983)

murmurR.E.M. / MURMUR(April 1983 / IRS)

1.Radio Free Europe
2.Pilgrimage
3.Laughing
4.Talk About The Passion
5.Moral Kiosk
6.Perfect Circle
7.Catapult
8.Sitting Still
9.9-9
10.Shaking Through
11.We Walk
12.West Of The Fields

来たるべき3月の来日公演に向けてR.E.M.を全部聴きなおしていこう
と思います。自分用のメモとしての覚え書き。  続きを読む
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2004年10月12日

Vote for Change final

vfc12日のこと。ブルース・スプリングスティーン、R.E.M.らが鋭意参加して全米をツアーしていた反ブッシュコンサート“VOTE FOR CHANGE”の最終日。朝からライブウェブキャストを見るためコンピューターのモニターにかぶりつきでした。

R.E.M.は新譜から「Leaving New York」含む5曲。パール・ジャムのエディ・ベイダーとの「Begin the Begin」もよかったが、スプリングスティーンをゲストに迎えての「Man on the Moon」、ボスが2番を歌い、マイケル・スタイプがその横で満面の笑みでくねくねと踊るのを見て朝から号泣。マイケル曰く「僕はやることやった。あとはあなたたち次第です」と。

ジェイムス・テイラーはディキシー・チックスとのセット。イラク開戦さなかにブッシュ批判で親ブッシュ派なんかからバッシングを受けたディキシー・チックスにはひときわ大きな声援。JTは相変わらず優しく憂いのある声で歌っていました。

なによりもブルース・スプリングスティーンのステージが圧巻でした。12弦ギターによる国家に続いて「Born in the USA」、続く熱いヒットパレード。このライブはウェブキャストの他にも全米のテレビで生中継されていて、 ボスはテレビで見ているオーディエンスに向かっても投票を呼びかけ、曰く「もはやアメリカがいつも正しいというのは子供を寝かしつけるためのおとぎ話だ。高い関心を持って選挙の日に行動で示そう」と。「ボリュームを最大にして窓を開けなさい」と語りかける。僕もボリュームをあげてしまいました。

最後は出演者全員で「People have the Power」、マイケル・スタイプはKERRYと胸に書かれたTシャツ。しかし、このコンサートを見た誰もが思ったと思うんですが、もうスプリングスティーンを大統領にしたほうがいいんじゃないか、と本気で思うくらい胸を打つパフォーマンスでした。アメリカの良心に感動。  
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2004年10月02日

R.E.M. / Around the Sun

ats_spcR.E.M.のニューアルバム『Around the Sun』が出ます。安心感と安定感。多少エレクトロニカ的な音もありますが、3人になってからのR.E.M.サウンドを踏襲して、歌心溢れるアルバムです。R.E.M.が好きで良かったな、と思います。95年以来の来日公演は東京が来年3月16日、17日名古屋で18日大阪(ハードスケジュール!)。

オフィシャルサイト等でのフル試聴もできますが、Wilcoのときもそうだったように、もはやリリース前のフルストリーミングというのが珍しくなくなってきて、しかし興味のない音楽はフルストリーミングされてても聴かないし、好きな音楽はフルストリーミングされててもCDを買う。そういうふうに世の中はできている。僕はいつものようにこのR.E.M.の新作を限定特殊パッケージ、US盤、国内盤と3つ買うことになる。

今R.E.M.はブルース・スプリングスティーン他とケリーを大統領に後押しするための全米ツアーの真っ最中ですが、テレビ討論ではおおむねケリー勝利の判定、支持率も上がってきて俄然面白くなってきました。ザッツエンターテイメント。  
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