2021年01月29日

GOMES THE HITMAN「覚醒ロック」

昨日公開したGOMES THE HITMANでのリモートセッション「覚醒ロック」。去年の夏に撮ったまま忘れ去られていたやつが日の目を見ました。僕がまずエレキと歌を録ってそれに堀越ピアノとシンセ、須藤12弦エレキ、さらには足で弾く鍵盤ベース、そして高橋がドラムを入れました。クリックを聞かなかったからリズムがいい感じに揺れていて“バンド感”がある。コロナ禍から時間も経って、もうこういうリモートセッションをやるミュージシャンも少なくなってきたからこそ今、みなさんの暇つぶしにでもなれば嬉しい。

この「覚醒ロック」という曲は'90年代中頃、学生時代に作った曲で、GOMES THE HITMANの初期楽曲である。WEEZERの1stアルバムが1994年リリースだから、その頃の曲ということになる。WEEZERの青いアルバムの1曲目に触発されて作ったからだ。実家で飼っていた柴犬のリュウは僕が上京してしばらくして死んでしまった。「覚醒ロック」はリュウが死んだ悲しみを歌にしたもの。8分の6拍子で意味深な言葉を歌うこの歌は今くらい歳を取ってから歌うとさらに深遠な意味を孕むような気がする。またバンドで演奏したい。どんどんひずみのペダルを踏んでいきたい。

  

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2021年01月24日

GOMES THE HITMAN「饒舌スタッカート」リリースから20周年

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2001年1月24日に発売されたGOMES THE HITMANマキシシングル「饒舌スタッカート」は今日でリリースから20周年となりました。アルバム『cobblestone』と続くシングル「maybe someday」で一旦レコード会社との契約は終了、となりかけたところに、ストック曲だった「拍手手拍子」が降って湧いたようにバラエティ番組(爆笑問題と和田アキ子さん司会のフジテレビ系『世界超密着TV!ワレワレハ地球人ダ!!』)のエンディング曲に抜擢され、次クールも新曲でタイアップを、ということで作られたのが「饒舌スタッカート」でした。商業的結果を求められたシングルだったわけです。

「饒舌スタッカート」は笹路正徳さんにプロデュースしていただきましたが、僕はもうほんとに気持ちよく歌った!という記憶くらいしかないレコーディング。印象的なリフを弾くのに当時のサポートギタリスト高木克さん(現ソウルフラワーユニオン)が笹路さんにかなりしぼられていたことは憶えています。「拍手手拍子」と「ねじを巻く」はルースターズでありブルートニックであり佐野元春&HOBO KING BAND、そして小沢健二『犬は吠えるがキャラバンは進む』のベースを弾いた井上富雄さんプロデュース。「拍手手拍子」は堀越和子アコーディオン革命の曲、「ねじを巻く」は僕も須藤さんも富雄さんもゲストの柳沢二三男さんもみんなアコギを搔き鳴らしてバックトラックを一発録りした。

たくさんラジオでかかって、ヘビーローテションもいっぱいいただいて、1月発売のシングルなのに春が来るまで全国各地でプロモーション。僕をいろんなところへ連れていってくれたレコード。そうだ、マスタリングはロサンゼルスでやった。サンフランシスコ経由で、僕の初めてのアメリカ旅行だった。「饒舌スタッカート」はとてもテンションの高い歌だから2000年代中盤にはこの曲を演奏しない時期が数年あったような気がするけど、今はとにかく演奏するのが楽しい。すぐテンポが速くなってしまうからゆーっくり始めないといけない曲。

表紙を飾ったのは三毛猫ポチ。僕の人生を変えた猫。その後の僕のミューズとなる猫。ポチと出会ってからも20年ということだな。「饒舌スタッカート」の20年とポチの20年は全然長さが違う感覚だけど、どちらも感慨深い。今日はぜひ「饒舌スタッカート」を聴いてみてください。


  
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2021年01月21日

GOMES THE HITMANメジャーデビュー作『neon, strobe and flashlight』から22年

1999年1月21日にGOMES THE HITMANは『neon, strobe and flashlight』というミニアルバムでメジャーデビューしました。今日はメジャーデビュー記念日、22年の月日が経った。あっという間なんてまったく思わなくて、長い長い気が遠くなるような時間に思えるし、いろんなことを忘れてしまったけれど、それでも思い出がいっぱい。5人組でデビューしたバンドが今は4人、それでもまだこの世界にGOMES THE HITMANは存在していて、そのことを幸せだなあと感じる。大学2年、19歳のときに組んだバンド(初めてボーカルをやったバンド)を47歳になってもやってるとか超おもしろい。

これからもっと楽しいことがあればいいな、と思う。

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2020年10月03日

GOMES THE HITMAN スターパインズカフェ公演が1週間後に迫りました

そわそわしてきた。2月25日渋谷WWW以来となる、お客さんを前にしたライブまであと1週間となりました。ご来場チケットに関しては完売御礼、当日券の予定も今のところありません。スターパインズカフェは全着席で150人を収容する会場ですが、本公演はその3分の1の席数で感染症対策に万全を期して行います。ライブストリームで生配信も行いますので、さらにたくさんのスクリーン越しの皆さんとも改めて踏み出す新しい一歩を共有できたら嬉しいです。GOMES THE HITMANメンバー4人、さらにPLECTRUM高田タイスケのゲスト出演も決定しました。この状況下で、目の前にいるご来場の皆さんとシンガロングしたりコールアンドレスポンスしたりするのは難しいかもしれませんが、新しいコミュニケーションが生まれるのでは?と感じています。配信でご参加の皆さんはぜひ一緒に歌ってください。どんな夜になるか、楽しみにしています。

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2020年10月10日(土)@ 吉祥寺 スターパインズカフェ
[GOMES THE HITMAN LIVE2020 “FIESTA” ]

出演:GOMES THE HITMAN
開場 19:00(19:20 配信スタート)/開演 19:30
前売¥4500+1drink/当日券未定
配信価格:¥3000

info:0422-23-2251 スターパインズカフェ
来場チケット:GTH オフィシャル通販STORE
*前売りチケットはすでに完売。追加受付に関しては追っておしらせします。
*本公演は5月8日に予定された「FRIDAY I’M IN LOVE」公演の振替公演となり
5月8日のチケット(整理番号)がご来場時にそのまま有効となります。

配信チケット:Streaming+
配信URL:https://eplus.jp/sf/detail/3320070001-P0030001
発売日:9月24日(木)10:00発売(現在HP準備中です)
*公演終了後3日間録画アーカイブをご覧いただけます

*本公演は5月8日(金)の振替となります。すでにチケットをお持ちのお客様はそのままご利用頂けます。
*当初開場時間は18:30となっておりましたが、19:00に変更になっています。開演時間は変更なく19:30です。ご注意ください
*感染症対策に関して、スターパインズカフェHP「お知らせ」をご一読くださいますようよろしくお願いします。
https://mandala.gr.jp/SPC/news/

吉祥寺 STAR PINE’S CAFE
info:0422-23-2251
〒180-0004 東京都武蔵野市本町1-20-16 B1  
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2020年07月24日

GOMES THE HITMAN『omni』リリースから今日で17年

GOMES THE HITMAN『omni』、これを作ったのなんてついこないだだと思っていたのに、本日7月24日で2003年のリリースから17年が経ったことになる。びっくりする。20代最後に作ったアルバム。前作がインディーレーベルからリリースした『mono』で、メジャーレーベルに戻って大きなスタジオが使えるようになって、今思うとバンドは当時の身の丈以上の背伸びをしているように感じるけれど、これはこの時期でしか鳴らせなかった音だなあとも思う。

プリプロの段階からPLECTRUMアッキーに加わってもらった。中学生の頃から好きだったJane's Addictionが復活したタイミングだったりして、その気分の高揚は「california」という曲に昇華されている。『omni』のレコーディングで思い出すのは「そばにあるすべて」に堀越さんがハモンドオルガンを重ねているときの気持ちよさとか、「千年の響き」を湘南の海岸でフィールドレコーディングしたこと(このテイクはすべてボツになった)、「day after day」の最後のサビの前のブレイクをみんなでいろいろ試したこととか、中野弥生町の小さなスタジオとか、その当時の顔、顔、顔。

このアルバムが完成したとき、テーマは「communication=伝達・交信」だとよく話した。「ほら、communicationの綴りのなかに『o・m・n・i 』が隠れてるでしょ?」と帳尻合わせの嘯きだったかもしれないが、今振り返るとまんざら的外れではなかったのかもな、と思う。「触れ合った手」を愛しく回想する『omni』、「ほどけてゆく手と手」を立ち尽くして眺める『ripple』。たった数年の違いだけど、コントラストが鮮やかで興味深い。もし今日小一時間ひまがあれば、ぜひ『omni』を聴いてください。誕生日おめでとう。

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2020年07月23日

21年前の初ワンマンセットリスト

今から21年前、デビューした1999年に初めて敢行したGOMES THE HITMANのワンマンライブ、『weekend』レコ発。ずっと家にいて断捨離したり納戸を整理しているとこういう資料がたくさん出てくる。場所はもう今はない渋谷屋根裏。今のパルコのそば、WWWの並びにあったハコだ。とにかく暑くて熱気がすごかったことを覚えている。「ドラマのない夏などない」という言葉で始まる「センチメンタル・ジャーニー」、多分僕らはもったいぶって長いイントロを演奏したはずだ。インディー盤とデビュー作から練られたセットリストが新鮮。

どんな演奏をしたかは覚えていないけれど、「GOMES/屋根裏」と書いてあるカセットテープを見たことがあるからもう少し探せば出てくるのかもしれない。お客さんでぎゅうぎゅうだったことは覚えている。この時期においてまだ「緑の車」は未CD化の新曲、「tsubomi」と並んでアマチュア時代からのレパートリーだったのでそういうMCをしたのだろうな。「down the river to the sea」から「雨の夜と月の光」まで、これは今なら絶対に身体がもたない、心臓破りのラストスパートだ。

21年前の夏は今の夏とは違う暑さがあった。あの頃が良かった、戻りたい、とは思わないけれど懐かしい気持ちで思い出したりはする。

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2020年07月18日

GOMES THE HITMAN『memori』Tシャツ受注申込が明日19日まで

2月25日渋谷WWWでのGOMES THE HITMAN『memori』レコ発ライブで販売されながらも、その後のツアーがすべて中止で全国各地のみなさんにお届けすることができなかった無念の『memori』Tシャツ。先々週のGOMES THE HITMAN配信ライブ終了後からの期間限定受注受付の締め切りが明日7月19日いっぱいとなりました。白地ボディに黄色と黒の2色刷り、裾にはタグがついています。今日なんかほんと長袖羽織らないと寒いくらいの東京ですが、それでもきっと雨の季節が終わり夏は来る。


オフィシャル通販STOREで『memori』Tシャツを注文


<サイズチャート>
S:身丈65cm 身幅46cm 肩幅40cm 袖丈19cm
M:身丈68cm 身幅49cm 肩幅42cm 袖丈20cm
L:身丈71cm 身幅52cm 肩幅45cm 袖丈21cm
XL:身丈74cm 身幅55cm 肩幅48cm 袖丈22cm

*3000円(税込・送料手数料別途)7月下旬の発送を予定しています

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2020年05月12日

5月15日発売 GOMES THE HITMAN「饒舌スタッカート/雨の夜と月の光」|夢みたいな45RPM

ついにGOMES THE HITMAN「饒舌スタッカート/雨の夜と月の光」両A面7インチが完成して、皆さんの手に届くより先に僕の家に届いた。表が饒舌=ポチと僕のポートレイト、裏面が傘を指した僕の後ろ姿=雨月、ピッカピカの45回転レコードだ。この企画、最初の打ち合わせは3月、もうすでにソニーミュージックがいち早くテレワークになった頃で、人もまばらなフロア、いつものカフェも閉まっていたから僕はペットボトルの水を飲みながら「ほんとに20年も前に作った饒舌と雨月が今さらレコードになったりするんかいな」となかば半信半疑だった。カッティングの作業を行なったのは緊急事態宣言が発令される数日前で、完璧なサウンドシステムで聴く2曲は自分たちの拙ささえリアルな空気の震えに昇華されて静かに感動したのだ。

「饒舌スタッカート」でギターを弾いてくれたのは当時サポートしてくれていた、現在はソウルフラワーユニオンで活躍する高木克さんだ。プロデューサーの笹路正徳さんに一番しぼられていたのは克さんで、僕は逆にちやほやされた。そのときの風景をずっと忘れないでいるので克さんに久しぶりに連絡して、レコードを送る約束をした。当時のドラマーの高森さんもこのレコードを受け取ったらどんなふうに思うかな。当時関わってくれていたスタッフ陣、今でも仲良くしてくれている人もいるし、少し疎遠になった人もいる。「雨の夜と月の光」でソリッドなギターを弾いてくれている斎藤GOさんは2年前に旅立った。いろんなことを思い出すし、これを機会に思い出したことはこれから先忘れないようにしたいと思う。ご褒美みたいなレコード。

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GOMES THE HITMAN「饒舌スタッカート/雨の夜と月の光」
【オーダーメイド・ヴァイナル】
2,090円(税込)DQKL-7117/2020年5月15日発売
LABEL : GREAT TRACKS

Sony Music Shopで通販受付中




雨の夜と月の光/GOMES THE HITMAN from gomesthehitman on Vimeo.


饒舌スタッカート ニコニコ動画  
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2020年05月09日

GOMES THE HITMAN 大阪梅田シャングリラ公演は2020年12月25日『memori』1周年記念公演に延期振替

来週末5月15日(金)に開催予定だったGOMES THE HITMAN『memori』発売記念公演 “MEMENTO - OSAKA”公演は新型コロナウィルス感染拡大防止と緊急事態宣言延期を鑑み、延期とさせていただきます。直前でのお知らせとなってしまい申し訳ありません。振替日程を2020年12月25日(金)とさせていただきます。すなわち『memori』発売記念という名目からリリースから1周年のお祝い!というシフトチェンジです。もちろん、関西でライブができるようになればソロやバンドで冬よりも前にツアーもありうると思いますが、GOMES THE HITMANにとって初めてのシャングリラは『memori』1周年の賑やかなお祭りにしたいと考えたら、テンションが上がるのです。ぜひ、全国からお越しください。払い戻しなどについては下記に。今後とも新しい情報があればそのつどアップデートしてお知らせします。どうぞ引き続きよろしくお願いします。

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2020年12月25日(金)@ 梅田 シャングリラ
GOMES THE HITMAN『memori』発売1周年記念ライブ
“MEMENTO - OSAKA”

19:00開場 19:30開演/前売4500円 当日5000円(ドリンク代別途)
出演:GOMES THE HITMAN with 高田タイスケ(from PLECTRUM)

*チケット発売:5月17日(日)10:00各プレイガイドにて(詳細あらためてお知らせします)
*3月22日公演、および5月15日公演のチケットをお持ちの方はそのままご来場いただけます。
*払い戻しをご希望の方は下記をご参照ください


<払い戻し方法>

各プレイガイドで払い戻しの方法が異なりますので、
下記ページをご参照下さい。

【ぴあでお買い求めの方】払い戻し期間:5月17日(日)10:00〜5月31日(日)23:59
http://t.pia.jp/guide/refund.jsp
【ローチケでお買い求めの方】払い戻し期間:5月17日(日)10:00〜5月31日(日)23:59
https://l-tike.com/oc/lt/haraimodoshi/
【e+でお買い求めの方】払い戻し期間:5月17日(日)10:00〜5月31日(日)23:59
https://eplus.jp/refund1/

※払い戻し期間終了後は、如何なる理由でも対応出来かねますのでご了承下さい。


大阪 梅田 シャングリラ(http://www.shan-gri-la.jp/
〒531-0075 大阪市北区大淀南1-1-14  
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2020年05月01日

GOMES THE HITMAN 吉祥寺スターパインズカフェ公演延期のお知らせ

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<公演延期のお知らせ>

新型コロナウィルス感染拡大防止、および緊急事態宣言の期間延期も
考慮し、吉祥寺スターパインズカフェ公演を延期させていただきます。
振替公演の時期に関しては状況を注視し検討したいと思います。
チケットをすでにご購入いただいている皆様におきましては
そのまま振替公演にご来場いただけます(整理番号もそのまま有効です)。


◎払い戻しをご希望の方に関しては以下のようにお願いします。

☆オフィシャル販STOREでチケットご購入のお客様は
store@gomesthehitman.com まで「SPC払い戻し」という件名で
お申し込みいただいたお名前、人数、返金先の口座を明記しご連絡ください。


☆LivePocketでチケットご購入のお客様
誠に勝手ではありますが一度払い戻しとさせていただきます。
ご購入者へは個別にご連絡いたします。
Live Pocket URL:https://t.livepocket.jp/e/ght0508



2020年5月8日(金)@ 吉祥寺 スターパインズカフェ
GOMES THE HITMAN『memori』発売記念公演
“FRIDAY I'M IN LOVE”

18:30開場 19:30開演/前売り4500円 当日5000円(ドリンク代別途)
出演:GOMES THE HITMAN ゲスト:高田タイスケ(PLECTRUM)
*延期とさせていただきます。振替公演日は追ってお知らせします。

吉祥寺 STAR PINE’S CAFE(http://mandala.gr.jp/SPC
info:0422-23-2251
〒180-0004 東京都武蔵野市本町1-20-16 B1




また皆さんの前でバンドでの演奏ができる機会が先に伸びてしまいました。とても残念ですが、事態が良い方向に向かうのを待ちたいと思います。つい先日リモートセッションで演奏した「思うことはいつも」を本日公開します。それぞれの録音と再生を山田、堀越、高橋、須藤が各自で行い、ミックスと画像編集を須藤が担当しました。この4月でリリースから20年を迎えた2ndアルバム『cobblestone』(2000年)に収録された曲で、いつも春の季節に演奏している歌、多分5月の公演ではセットリストに入っていたであろう曲です。新しい暮らしとか出会いと別れに右往左往する“僕ら”について歌ったもの。それと同時にこの曲は7年もの長い間活動しなかったGOMES THE HITMANが2014年に久しぶりに全員でスタジオに入って、自然発生的に一番最初に演奏した曲でもありました。どうぞ皆さんの暮らしのバックグラウンドミュージックに。お楽しみください。  
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2020年04月06日

週末にライブ配信した「夜の科学 at home」2夜分をYoutubeチャンネルに公開しました

週末の土曜日と日曜日、ツイキャスにてライブ配信した山田稔明弾き語り「夜の科学 at home vol.1」「夜の科学 at home vol.2」をGOMES THE HITMANのYoutubeチャンネルにて公開しました。初日は映像が鏡面になっていたのを修正してあります。二日目は最初のほう少し電波状況悪くてコマ送りみたいになりますがご了承ください。GOMES THE HITMANのYoutubeチャンネル、チャンネル登録をしていただけたらうれしいです(動画のそばにある「チャンネル登録」というボタンをクリックしてください)。Youtubeでもいろいろできるようになったらいいなーと思っていますのでご協力ください。

毎晩23時のインスタライブはウィークデイも続けようと思っています。ツイキャスはこちらから「サポーター」登録をしていただけたら配信開始の連絡が届きます。ツイキャスでの「夜の科学 at home」はまた次の週末に。バンドでも近いうちに配信できたらいいな。通販STOREではCDや書籍、ここでしか買えないいろいろなグッズを販売していますのでこちらもよろしくお願いします。




  
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2020年04月03日

GOMES THE HITMAN2002年作品『mono』のサブスク配信決定!

2002年にGOMES THE HITMANがリリースした『mono』のサブスクリプション配信が4月15日からスタートします。長く手に入りにくくなっていた音源が一昨年CDとしてリイシューされ、ようやくもっと気軽に皆さんに楽しんでいただけるようにいなることが嬉しいです。

2001年にシングル「饒舌スタッカート」をリリースした後、GOMES THE HITMANはドラマー脱退により4人組となりました。所属レコード会社もなくなったバンドはインディーレーベルから新作をリリースすることになります。それまで潤沢な予算とたくさんのスタッフ陣とともに大きなスタジオで時間をかけて作っていたレコードを、小さなスタジオ、雑居ビルのなかのプライベートな作業部屋で限られた時間で行いました。この頃から自宅作業なども始まった記憶があります。結果『mono』はとても内省的な作品になりました。制作が始まった頃に起きたアメリカ同時多発テロ、そこから続く戦争というのも当時の僕の心に大きな影響がありました。

僕が猫と暮らし始めるのと『mono』の制作はタイミングが重なっていて、環境の変化から体調を崩しがちだったポチを動物病院に連れていった僕がレコーディング現場に遅刻することも多く、猫の具合に僕が面白いくらいにい左右されたことから、このアルバムは完成までの間『猫の看病日記』という仮タイトルで呼ばれることになりました。僕にとって、バンドにとって、このアルバムはとても重要な作品になったと思います。きちんと齢を重ねていくことの始まり、そんな感じがします。他のレコードに比べると『mono』は関わっている人の数が少なくて、その全員の顔を思い浮かべながら「みんな元気かなあ」と振り返っているところです。スマートフォンの小さなスピーカーで聴くのがもしかしたら一番この作品に似合っているのかもしれません。18年前、2002年に生まれたささやかな歌たちをぜひこの時代にお楽しみください。

『mono』を回想する・前編【00-ism】
『mono』を回想する・後編【00-ism】

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GOMES THE HITMAN『mono』
2002年2月17日発売作品
2020年4月15日各サブスクリプションサービスにて配信開始

1.6PM intro
2.別れの歌
3.夜明けまで (情熱スタンダードvol.1)
4.目に見えないもの
5.言葉の海に声を沈めて
6.情熱スタンダード
7.笑う人
8.忘れな草
9.百年の孤独
10.表通り

GOMES THE HITMAN [ 山田稔明、堀越和子、高橋結子、須藤俊明 ]
with 藤田顕(from PLECTRUM)、東里起(from Small Circle of Friends)  
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2020年03月27日

GOMES THE HITMAN『饒舌スタッカート/雨の夜と月の光』両A面 アナログ7インチ企画!

楽しくて心踊る、良いニュースです。GOMES THE HITMANにとって、いわゆるキラーチューンともいうべき「饒舌スタッカート」と「雨の夜と月の光」をカップリングした両A面アナログ7インチ商品化をかけた企画がスタートします。今でもライブのハイライトを飾るこの2曲、実はメジャーデビュー20周年を迎えた昨年にこの両A面アナログシングルのリイシューを夢見たのですが、『memori』制作が予想外に難航したこともあり頓挫していたのです。今回お話をいただいてとても嬉しいです。もちろんみなさんにご協力いただいて、お申し込みが一定のハードル越えをしなければ実現しないのですが、5月に予定している『memori』再起動のツアーが『饒舌スタッカート/雨の夜と月の光』7インチのレコ発にもなったら、と思うとわくわくします。実現すればGOMES THE HITMANにとって初めてのアナログ盤になります。多分、誰よりも僕が一番欲しいやつ。

「饒舌スタッカート」は2001年に笹路正徳氏のプロデュースのもとシングルとして発売され全国のラジオ局でたくさんのパワープレイを獲得、アルバム未収録のトラック。僕と愛猫ポチとの出会いの作品で、どうしてもポチと写ったジャケットを表にしたかったので、こちらをside1としました。「雨の夜と月の光」は1999年1stアルバム『weekend』に先駆けてリリースされた先行シングル、僕らのライブでは演奏されないことがない代表曲です。この強力なダブルAサイドのレコード、ぜひとも実現しますように。みなさんのお力を貸してください。

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本日予約開始!オーダーメイド・ヴァイナル第8弾にGOMES THE HITMAN『饒舌スタッカート/雨の夜と月の光』

本日3月27日予約開始!オーダーメイド・ヴァイナル第8弾にGOMES THE HITMAN『饒舌スタッカート/雨の夜と月の光』がエントリー。ソニー・ミュージックダイレクトのアナログ専門レーベルGREAT TRACKSによる新プロジェクト、 GREAT TRACKS Order Made Vinyl(グレイト・トラックス オーダーメイド・ヴァイナル)はユーザーからの商品化リクエストに基づき、 レコードラヴァーが求めているタイトルを厳選してSony Music Shopにて期間限定で予約を募り、 限定枚数のみを販売するというユーザーと制作、 販売をダイレクトに繋ぐスペシャル企画。

本日3月27日、 その新企画としてGOMES THE HITMAN『饒舌スタッカート/雨の夜と月の光』が発表され、 予約がスタートしました。1999年メジャーデビュー以降アルバム6枚ミニアルバム2枚シングル6枚をリリース、 着実にその評価を高めながら、 なお現在もスタイルを作品ごとに変えながら精力的に活動中の日本のポップスバンドGOMES THE HITMAN(ゴメス・ザ・ヒットマン)。 アナログ盤化の要望の多かった2001年発売の4枚目のシングル曲「饒舌スタッカート」と1999年のファーストシングル曲「雨の夜と月の光」をカップリングした強力盤が新規エントリー!

商品化達成にご協力頂いた方には限定特典としてメンバー全員の直筆サイン色紙をプレセント!(こちらの特典は商品化が決定次第終了となります)

【オリジナル発売日:2001年1月24日/1999年4月21日】



<『饒舌スタッカート/雨の夜と月の光』によせて>

「饒舌スタッカート」と「雨の夜と月の光」の両A面7インチだなんて、
こんなの一番欲しいのは間違いなく僕だ。 買い占めたいくらい。

若かりしGOMES THE HITMANが放ったこの2曲には
リリースから20年近く経っても、 どうやったってくすむことのない
きらめきと前のめりな疾走感が溢れています。
今でもライブのクライマックスを飾る、 バンドにとっての
重要楽曲をターンテーブルにのせて、 スピンして、
みんなが心も体も揺らして楽しんでくれたらいいなと願います。

山田稔明(GOMES THE HITMAN)



GREAT TRACKS Order Made Vinylでは昨年7月の始動以来、 レコードラヴァーから数多くの商品化希望リクエストを募り、 商品化を行ってきました。 今後はさらに多くの声に応えるために、 エントリータイトル数を増やし、 規定予約数を達成したものを順次発売していくこととなります。 GREAT TRACKS Order Made Vinylでは今後も様々なリリースを予定、 ファンからの商品リクエストを随時募集。 リクエストはかつてリリースしたタイトルのストレートリイシューにとどまらず、 CDのみのリリースだったタイトルの新規アナログ化、 また、 シングルとして新規リカット等の企画も大歓迎。 さらに、 アナログマニアで知られる各界著名人のプロデュースによる商品化など、 ここでしか手に入らない魅力的なアイテムをリリースする模様。 是非チェックしてください。

詳細はGREAT TRACKS Order Made Vinylオフィシャルサイトまで




GOMES THE HITMAN「饒舌スタッカート/雨の夜と月の光」
7inch / 45RPM
品番:DQKL-7117/価格:¥1,900 +税
【オリジナル発売日:2001年1月24日/1999年4月21日】

【収録曲】
Side 1 饒舌スタッカート
作詞・作曲:山田稔明 編曲:GOMES THE HITMAN
2001年1月24日発売 4th single

Side 2 雨の夜と月の光
作詞・作曲:山田稔明 編曲:GOMES THE HITMAN
1999年4月21日発売 1st single


GOMES THE HITMAN(ゴメス・ザ・ヒットマン)
<メンバー>
ボーカル、 ギター:山田稔明
キーボード:堀越和子
パーカッション:高橋結子
ベース:須藤俊明

1993年春、 東京外国語大学の音楽サークル内で結成。 きわめて個人的な生活観を、 言葉を重ねて普遍的な風景に昇華しようとするボーカル山田のソング・ライティングは音楽というより文学に近く、 抑揚の効いたメロディと多様な音楽性が聴く者のセンチメンタリズムを刺激する。 2019年12月25日には実に14年振りとなるオリジナル・ニュー・アルバム『memori』を発売、 現在同作を引っさげたライブツアーを予定中。



GREAT TRACKS Order Made Vinylオフィシャルサイトで『饒舌スタッカート/雨の夜と月の光』をオーダー  
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2020年03月25日

GOMES THE HITMAN『memori』リリースから3ヶ月になりました

本日3月25日でGOMES THE HITMAN14年9ヶ月ぶりの新作『memori』のリリースから3ヶ月、そして渋谷WWWでのレコ発ライブから1ヶ月となりました。とても濃密な時間が経ったように思います。特にこの1ヶ月は様々なことを考える時間となりました。『memori』に関してはまだまだやりたりなくて、まだまだ続きがあるはずで、再起動するタイミングを待ち望んでいるところです。時間によって色褪せることのないレコードを作った自信がありますので、引き続き『memori』をよろしくお願いします。こちらからいろんな聴き方でお楽しみいただければと思います。

今回ユニバーサルミュージックからのリリースとなった『memori』ですが、オフィシャル通販STOREで購入できないのかというお問い合わせを定期的に少なくない数いただきます。リリース3ヶ月を機にオフィシャル通販STOREにも入荷しました。AmazonやECサイトと違って送料がかかったり翌日に届かなかったりしますが、気まぐれにおまけがついたりもしますので、他の商品とあわせてカートに入れていただければ、と思います。よしなに。


オフィシャル通販STOREでGOMES THE HITMAN『memori』を購入

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2020年03月01日

写真で振り返る GOMES THE HITMAN『memori』発売記念公演 “MEMENTO - TOKYO” part.3(2020年2月25日 @ 渋谷WWW)

引き続き余韻を引きずる渋谷WWW公演を写真で振り返りたいと思います。以下の写真を撮影してくれたのは元サイクルズ、今はサツキモノというユニット等で活動するソングライターでありギタリストの野口耕一郎くんです。野口くんとももう20年の付き合いになるのだな。奇しくも腕利きギタリスト2人の視点を通してGOMES THE HITMAN MEMENTO-TOKYOの興奮が蘇ります。

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写真:野口耕一郎  
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2020年02月29日

写真で振り返る GOMES THE HITMAN『memori』発売記念公演 “MEMENTO - TOKYO” part.2(2020年2月25日 @ 渋谷WWW)

GOMES THE HITMAN『memori』レコ発公演「MEMENTO-TOKYO」、定刻の19時30分から10分遅れて、19時40分に6人全員でステージへ。登場SEはStackridgeの「Lummy Days」、20年前と同じ曲。僕がメトロノームのネジを巻いて、「metro vox prelude」からスタートしました。

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写真:近藤研二  
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写真で振り返る GOMES THE HITMAN『memori』発売記念公演 “MEMENTO - TOKYO” part.1(2020年2月25日 @ 渋谷WWW)

先日、火曜日に開催し盛況のうちに終了したGOMES THE HITMAN新作『memori』発売記念公演。いまだうまく言葉にできない感慨深さがあります。とても難しいタイミングをすり抜けた公演だったことと、この日を境にしてエンターテイメント業界の情勢が一気に変容してしまったことなど、冷静になるにはもう少し時間がかかりそうです。それでも、昨年10月から準備をしてきたこの晴れの舞台を終えられたことに胸をなで下ろしている晴れた週末です。

たくさん素敵な写真を撮ってもらったので写真で2月25日を振り返ろうと思います。まずは、僕にとって血の繋がらない親戚、兄ちゃんである音楽家近藤研二さんが切り取ってくれたGOMES THE HITMANの1日を。「音楽で食えんようになったらカメラで食べるばい」とうそぶく近藤さんですが、その視点はさすがとても独特で面白い。緊張感まで封じ込められた写真を眺めながら、嗚呼こんなふうだったんだなあと振り返っています。まだまだライブは始まりません。

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写真:近藤研二  
Posted by monolog at 12:40Comments(0)

2020年02月26日

GOMES THE HITMAN『memori』発売記念 “MEMENTO - TOKYO”(2020年2月25日 @ 渋谷 WWW)【SETLIST】

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2020年2月25日(火)@ 渋谷 WWW
GOMES THE HITMAN『memori』発売記念
“MEMENTO - TOKYO”


1.metro vox prelude
2.baby driver
3.tsubomi
4.夜明けまで

5.毎日のポートフォリオ
6.魔法があれば
7.night and day
8.夢の終わりまで(daydream session)

9.悲しみのかけら
10.午後の窓から
11.小さなハートブレイク
12.手と手、影と影

13.サテライト
14.ホウセンカ
15.BOOKEND
16.houston
17.ブックエンドのテーマ

EN
18.memoria
19.饒舌スタッカート
20.雨の夜と月の光



GOMES THE HITMAN [ 山田稔明、堀越和子、高橋結子、須藤俊明 ]
with PLECTRUM [ 高田タイスケ、藤田顕 ]  
Posted by monolog at 11:35Comments(0)

2020年02月20日

GOMES THE HITMAN、渋谷WWWレコ発公演まであと5日

午後から夜までGOMES THE HITMAN、渋谷WWWレコ発公演のための練習。メンバー4人とPLECTRUMタイちゃん、アッキー揃っての通しリハーサル。当日PAを担当してくれる長林さん、モニター担当してくれる西部さんも一日付き合ってくれて、いい感じに仕上がった。少しの緊張とわくわくする楽しみがあって、ライブが終わったら燃え尽きたみたいになるのかな。東京公演は名阪の公演とは異なる内容、東北公演も違うメニューになるので、一期一会なわけである。何回も2月25日を繰り返したいと思うけれど。とにかく、ぜひともGOMES THE HITMAN渋谷WWW公演へお越しください。この10年のなかでのエポックになるはずです。急遽やったインスタライブが夕方くらいまで見られるはずなので僕のインスタグラムでご確認ください。

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2020年2月25日(火)@ 渋谷 WWW
“MEMENTO - TOKYO”

19:00開場 19:30開演/前売5000円 当日5500円(ドリンク代別途)
出演:GOMES THE HITMAN/ゲスト:PLECTRUM
*プレイガイドにて発売中
チケットぴあ【Pコード:171-130】
ローソンチケット【Lコード:75216】
イープラス
主催:GOMES THE HITMAN .COM / 協力:UNIVERSAL MUSIC

渋谷WWW(https://www-shibuya.jp/
〒150-0042東京都渋谷区宇田川町13-17 B1F シネマライズビル



  
Posted by monolog at 23:46Comments(0)

2020年02月19日

GOMES THE HITMAN『memori』感想コメント from 近藤研二

ちよだ猫まつりが今年も盛況のうちに終わった。近藤さんと2016年からずっと参加しているお祭り。近藤研二さんと猫を通じて知り合ったのが2014年の秋、当時近藤さんは栗コーダーカルテットのメンバーであり、愛猫マルオくんを亡くして間もなく、まだモイもウニもいなかった。僕が鳥栖で近藤さんが久留米、故郷が隣町という偶然もあり、同じ町内に住んでいるからそれこそ親戚みたいな関係になった。話すときは九州弁だし。モイが来た日もウニが来た日も、病めるときも健やかなるときもいつも一番早く駆けつけて、近くにいるし、いろんなことを最初に報告する関係になった。ぼんやり近所を散歩していたら公園でばったり鉢合わせたりもするのだけど、下の写真は数週間前、気づいたらほぼ同じ格好をして兄弟みたいだったときの写真。僕は一人っ子なので、そう、近藤さんは兄ちゃんみたいなものかもな、と思う。そういうわけで僕は近藤さんの言うことをかなり信用するし頼っていて、GOMES THE HITMAN『memori』が途中でどうにも自分の思うようにならなかった去年の夏の終わり頃に相談したりもした。この忌憚のないコメントは昨年末に受け取ったもの、それをそのまま記載します。

近藤さんとは猫町フェスで4月に沖縄へ。夏には札幌へでも?と予定を立てているところです。いつも(いろんな意味で)そばにいてくれて、感謝しています。

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昔のゴメスを知らずに山田ソロから入った口で、しかも山田バンドでここのところギターを弾かせてもらっている立場からコメントします。

ゴメスでもすべてのソングライティングを山田くんがしてるようなので、彼のソロ名義での活動との違いは、表面的には演奏メンバーが違うだけということになり、どうしてもアレンジに耳がいってしまうのだけれども、一聴してその違いが分かる。なんだか若い。10数年ぶりにアルバムをリリースした中堅バンドとは思えないほどの初々しさ。文字通りエバーグリーンを音にしたような。

夏の終わり頃、既に曲順通りに並べられた全曲のラフミックスを聴かせてもらい「忌憚のない意見を」と聞かれたので、いくつか率直な感想を言いました。「歌が大きすぎるんじゃない?」「バンドとの距離をちょっと感じるかな」など。そして完成したものは、ぎりぎりまで歌が抑えられているようで、バンドのグルーブが前に出ていて、僕は好みだったけれど、あくまで過去のゴメスのことは知らなかったし、山田ソロとの違いってなんだろう、バンドってなんなんだろうと僕なりの希望と解釈が入った意見だったかもしれない。かき鳴らされるギターの音は彼の体型に似てシュッとして少しせっかちに疾走し、ゲスト陣のプロデュースもあってギターポップのお手本になるほどカッコいいなと思ったけれど、その日はあまり褒めないでおいた。

それから、今年のグッドデザイン賞をとるんじゃないかと思うほどジャケットまわりのアートワークが秀逸で、デザイナーの里枝さんに開口一番「腰、痛かったでしょう!?」と言ってしまった。物撮りのディテールよ。山田くんの好きなアメリカの乾いたロックの風が吹いてるし、かと言ってオルタナシーンのジャケほど抽象的過ぎず、しっかりポップで、ちゃんと猫まで出てきて。

今、これを書きながら考えついたのは、山田ソロとの差別化を図るために、あえて今作はポップに振り切ったのかなあと読むこともできる? ただ二足のわらじを履くには今の山田くんは忙しすぎて、2つの活動が渾然一体となっていることは否めないのかなあと思いました。いや、同じ人がやってるんだから渾然一体でいい、むしろそれが面白いのかもしれないけれど、少なくとも、ソロ名義のライブで「こんにちは、ゴメス・ザ・ヒットマンです」と間違って自己紹介したり、ゴメスのライブで「山田稔明と愉快な仲間です」って言うのやめた方がいいと思う。結ちゃん、堀越さん、須藤さん、みんな優しいね。それに尽きる。こうやって時を経てバンドとして音が出せてるの。

ここにひとつのメモリを刻んだことで、GOMES THE HITMANの次のステップに期待したい。身体はひとつなんだから大事にね。

僕の好きなトラックは『ブックエンドのテーマ』『memoria』です。

近藤研二(音楽家)
  
Posted by monolog at 09:33Comments(2)

2020年02月18日

1年前の今日、GOMES THE HITMAN『memori』が始まった|レコ発ワンマンまであと1週間

1年前の今日2月18日は、メンバー4人とPLECTRUM高田タイスケが集まり、GOMES THE HITMANニューアルバムのための最初のリハーサルセッションを行った“始まりの日”だった。下の動画はその日のリハーサル、「houston」を演奏している模様。この「houston」、そして「魔法があれば」「夢の終わりまで」を中心に試行錯誤してアレンジを検討したこの日。この時点ではまだ収録曲は流動的で、「hello hello」とタイちゃんとの共同プロデュースver.「夢の終わりまで」は「daydream session」として先行シングルに収録されることになる。「たった1年しか経ってないのか」とも思うし「あっという間の1年だった」とも思う。その感覚は日毎に変わる。

ちょうど一週間後の今日、2月25日はいよいよ渋谷WWWでのGOMES THE HITMAN『memori』発売記念ライブ“MEMENTO”である。昨年10月に発表したときは4ヶ月も先のことだと思っていたし、そもそも『memori』がまだ未完成だったのだから、とても濃厚な季節を駆け抜けていることになる。「MEMENTO」とは思い出とか記憶、さらには記念の品、忘れ形見といった様々な意味があって、とても想像力を刺激するなと思ってつけたタイトル。忘れられない夜にしたいし、1年前の今日に始まった『memori』の大事な通過点だと思います。公演が近くにつれてチケットの売れ行きがどんどん上がってきた。まだまだ入れます。ぜひとも全員集合でお願いします。


2020年2月25日(火)@ 渋谷 WWW
“MEMENTO - TOKYO”

19:00開場 19:30開演/前売5000円 当日5500円(ドリンク代別途)
出演:GOMES THE HITMAN/ゲスト:PLECTRUM
*プレイガイドにて発売中
チケットぴあ【Pコード:171-130】http://t.pia.jp/
ローソンチケット【Lコード:75216】http://l-tike.com/
イープラス【https://eplus.jp/sf/detail/3153150001-P0030001】
主催:GOMES THE HITMAN .COM / 協力:UNIVERSAL MUSIC

渋谷WWW(https://www-shibuya.jp/)
〒150-0042東京都渋谷区宇田川町13-17 B1F シネマライズビル




2020年3月21日(土)@ 名古屋 K.D.ハポン
“MEMENTO - NAGOYA”

出演:GOMES THE HITMAN
18:00開場 18:30開演/前売4500円 当日5000円(ドリンク代別途)
出演:GOMES THE HITMAN/ゲスト:高田タイスケ(PLECTRUM)
*オフィシャル通販STOREにて申込受付中
http://gomesthehitman.shop-pro.jp/?pid=147173623
主催:GOMES THE HITMAN .COM / 協力:UNIVERSAL MUSIC

名古屋 KDハポン(https://kdjapon.jimdo.com/)
〒460-0012名古屋市中区千代田5丁目12-7




2020年3月22日(日)@ 大阪 梅田 シャングリラ
“MEMENTO - OSAKA”

18:00開場 18:30開演/前売4500円 当日5000円(ドリンク代別途)
出演:GOMES THE HITMAN/ゲスト:高田タイスケ(PLECTRUM)
*各プレイガイドにて発売中
チケットぴあ【Pコード:171-110】http://t.pia.jp/
ローソンチケット【Lコード:52379】http://l-tike.com/
イープラス【https://eplus.jp/sf/detail/3152950001-P0030001】
主催・企画制作:GOMES THE HITMAN .COM, Shangri-La
協力:UNIVERSAL MUSIC

大阪 梅田 シャングリラ(http://www.shan-gri-la.jp/)
〒531-0075 大阪市北区大淀南1-1-14




2020年3月28日(土)@ 宮城県 富谷市 NAKAO CAFE
“MEMENTO - ACOUSTIC”

18:30開場 19:00開演/前売4000円 当日 4500円(ドリンク代別途)
出演:GOMES THE HITMAN
【ご予約・お問い合わせ先】
NAKAO 富谷店 022-351-7752/mail: nakao.cafe@gmail.com
*メールでのご予約の方は公演日・お名前・お電話番号・希望枚数をご明記ください。

NAKAO CAFE(http://nakao-shop.jp/pg235.html)
宮城県富谷市成田8-2-9 2階
022-351-7754




2020年3月29日(日)@ 山形 gura ラウンジホール
“MEMENTO - ACOUSTIC”

15:30開場 16:00開演/前売4000円 当日 4500円(ドリンク代別途)
出演:GOMES THE HITMAN
*オフィシャルサイトRESEVEフォームにて予約受付中

山形 gura(https://gura-yamagata.jp/)
山形県山形市旅篭町2丁目1−41  
Posted by monolog at 19:34Comments(0)

2020年02月15日

GOMES THE HITMAN 渋谷WWWレコ発まであと10日!

昨日のこと、お昼から集まってGOMES THE HITMANレコ初ツアーのためのリハーサル。20年の歴史と新作『memori』をぱんぱんに詰め込んだライブになる。東名阪のツアーはPLECTRUM高田タイスケ(タイちゃん)が参加。さらには東京に関しては同じくPLECTRUM藤田顕(アッキー)も加わる。この日はアッキーも加わって最大6人編成となるセッションを試行錯誤。どんどん演奏の波が大きくなっていく感覚、これは20年やってきて初めておぼえる新しい感覚かもしれない。「夜明けまで」でアッキーとタイちゃんがなかなか手強いギターリフを繰り返し弾いているときになぜだか僕は急に泣きそうになった(泣かなかったけどね)。ぜひとも渋谷WWWのステージを皆さんに目撃してほしい。前売りチケットは各種プレイガイドで絶賛発売中です。

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2020年2月25日(火)@ 渋谷 WWW
“MEMENTO - TOKYO”

19:00開場 19:30開演/前売5000円 当日5500円(ドリンク代別途)
出演:GOMES THE HITMAN/ゲスト:PLECTRUM
*プレイガイドにて発売中
チケットぴあ【Pコード:171-130】http://t.pia.jp/
ローソンチケット【Lコード:75216】http://l-tike.com/
イープラス【https://eplus.jp/sf/detail/3153150001-P0030001
*2月2日二子玉川蔦屋家電イベントにて整理番号の早い前売チケットを販売します
主催:GOMES THE HITMAN .COM / 協力:UNIVERSAL MUSIC

渋谷WWW(https://www-shibuya.jp/
〒150-0042東京都渋谷区宇田川町13-17 B1F シネマライズビル




2020年3月21日(土)@ 名古屋 K.D.ハポン
“MEMENTO - NAGOYA”

出演:GOMES THE HITMAN
18:00開場 18:30開演/前売4500円 当日5000円(ドリンク代別途)
出演:GOMES THE HITMAN/ゲスト:高田タイスケ(PLECTRUM)
*オフィシャル通販STOREにて申込受付中
http://gomesthehitman.shop-pro.jp/?pid=147173623
主催:GOMES THE HITMAN .COM / 協力:UNIVERSAL MUSIC

名古屋 KDハポン(https://kdjapon.jimdo.com/
〒460-0012名古屋市中区千代田5丁目12-7




2020年3月22日(日)@ 大阪 梅田 シャングリラ
“MEMENTO - OSAKA”

18:00開場 18:30開演/前売4500円 当日5000円(ドリンク代別途)
出演:GOMES THE HITMAN/ゲスト:高田タイスケ(PLECTRUM)
*各プレイガイドにて発売中
チケットぴあ【Pコード:171-110】http://t.pia.jp/
ローソンチケット【Lコード:52379】http://l-tike.com/
イープラス【https://eplus.jp/sf/detail/3152950001-P0030001
主催・企画制作:GOMES THE HITMAN .COM, Shangri-La
協力:UNIVERSAL MUSIC

大阪 梅田 シャングリラ(http://www.shan-gri-la.jp/
〒531-0075 大阪市北区大淀南1-1-14




2020年3月28日(土)@ 宮城県 富谷市 NAKAO CAFE
“MEMENTO - ACOUSTIC”

18:30開場 19:00開演/前売4000円 当日 4500円(ドリンク代別途)
出演:GOMES THE HITMAN
【ご予約・お問い合わせ先】
NAKAO 富谷店 022-351-7752/mail: nakao.cafe@gmail.com
*メールでのご予約の方は公演日・お名前・お電話番号・希望枚数をご明記ください。

NAKAO CAFE(http://nakao-shop.jp/pg235.html
宮城県富谷市成田8-2-9 2階
022-351-7754




2020年3月29日(日)@ 山形 gura ラウンジホール
“MEMENTO - ACOUSTIC”

15:30開場 16:00開演/前売4000円 当日 4500円(ドリンク代別途)
出演:GOMES THE HITMAN
*オフィシャルサイトRESEVEフォームにて予約受付中

山形 gura(https://gura-yamagata.jp/
山形県山形市旅篭町2丁目1−41  
Posted by monolog at 10:06Comments(2)

2020年02月05日

「わたしだけのサインをもらおう!」GOMES THE HITMAN『memori』発売記念ミニライヴ&スペシャルサイン会(2020年2月2日 @ 二子玉川 蔦屋家電 2Fラウンジスペース)【ライブ後記】

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一昨年の夏以来、GOMES THE HITMANとして2度目の二子玉川 蔦屋家電でのインストアライブでした。前回もそうだったんだけど、ラグジュアリーで贅沢な空間で思い思いに本を読んでくつろいでいるお客さんたちがたくさんいるところに「これからイベントがありますのでー」と場所を移動していただくのは本当に申し訳ない。それくらいずっとゆっくりしていたい空間なのだ。椅子が大きくて座ったらしばらく起き上がれない。週末の二子玉川ライズは人出がいっぱいで、やっぱりキラキラしていました。

たくさんのお客さんに集まっていただいた。普段なかなかライブハウスへ足を運びづらい方などに見てもらえたり、それこそ通りすがりのお客さんとの偶然の出会いがあったり、ストアライブ『memori』のオープニングトラック「metro vox prelude」からスタート。初めて作ったアカペラの曲、控え室でぎりぎりまで手ぶらで練習できるのがいい。「baby driver」「毎日のポートフォリオ」「魔法があれば」と曲順通りに演奏。この並びは本当に疾走感がある。「night and day」はサビで全員が歌う曲、バンドが一丸となる感じがいい。今回のアルバムはコーラスがたくさん入っているからみんな忙しく、だけど楽しいのだ。

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前回と同様に音響エンジニアを上野洋くんにお願いした。有能なエンジニア、もともとはフルート奏者の上野くんにはアルバムのなかでは「memoria」で客演してもらっていたから、この日は演奏にも加わってもらった。データのやりとりでのダビングだったので実際一緒に演奏したのは初めて。特別な「memoria」になったと思います。客席のコーラスもとてもきれいに響いていました。バタバタとあわただしい現場だったけれど上野くんと現場スタッフ、レーベルスタッフ陣みなさんのおかげでストレスなく過ごせました。

たくさんのサイン、みなさんの思い入れ、静かに感動するご褒美のような時間でした。ご来場感謝。

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Posted by monolog at 11:49Comments(0)

2020年01月30日

GOMES THE HITMAN『memori』発売記念ツアー <MEMENTO>

2月25日の渋谷WWWからGOMES THE HITMAN『memori』発売記念ツアーが始まります。
『memori』すべて、そして20年分のGOMES THE HITMANを演奏しますので
ぜひ皆さまお誘い合わせのうえお越しください、前売りチケット絶賛販売中!

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2020年2月25日(火)@ 渋谷 WWW
“MEMENTO - TOKYO”

19:00開場 19:30開演/前売5000円 当日5500円(ドリンク代別途)
出演:GOMES THE HITMAN/ゲスト:PLECTRUM
*プレイガイドにて発売中
チケットぴあ【Pコード:171-130】http://t.pia.jp/
ローソンチケット【Lコード:75216】http://l-tike.com/
イープラス【https://eplus.jp/sf/detail/3153150001-P0030001
*2月2日二子玉川蔦屋家電イベントにて整理番号の早い前売チケットを販売します
主催:GOMES THE HITMAN .COM / 協力:UNIVERSAL MUSIC

渋谷WWW(https://www-shibuya.jp/
〒150-0042東京都渋谷区宇田川町13-17 B1F シネマライズビル




2020年3月21日(土)@ 名古屋 K.D.ハポン
“MEMENTO - NAGOYA”

出演:GOMES THE HITMAN
18:00開場 18:30開演/前売4500円 当日5000円(ドリンク代別途)
出演:GOMES THE HITMAN/ゲスト:高田タイスケ(PLECTRUM)
*オフィシャル通販STOREにて申込受付中
http://gomesthehitman.shop-pro.jp/?pid=147173623
主催:GOMES THE HITMAN .COM / 協力:UNIVERSAL MUSIC

名古屋 KDハポン(https://kdjapon.jimdo.com/
〒460-0012名古屋市中区千代田5丁目12-7




2020年3月22日(日)@ 大阪 梅田 シャングリラ
“MEMENTO - OSAKA”

18:00開場 18:30開演/前売4500円 当日5000円(ドリンク代別途)
出演:GOMES THE HITMAN/ゲスト:高田タイスケ(PLECTRUM)
*各プレイガイドにて発売中
チケットぴあ【Pコード:171-110】http://t.pia.jp/
ローソンチケット【Lコード:52379】http://l-tike.com/
イープラス【https://eplus.jp/sf/detail/3152950001-P0030001
主催・企画制作:GOMES THE HITMAN .COM, Shangri-La
協力:UNIVERSAL MUSIC

大阪 梅田 シャングリラ(http://www.shan-gri-la.jp/
〒531-0075 大阪市北区大淀南1-1-14




2020年3月28日(土)@ 宮城県 富谷市 NAKAO CAFE
“MEMENTO - ACOUSTIC”

18:30開場 19:00開演/前売4000円 当日 4500円(ドリンク代別途)
出演:GOMES THE HITMAN
【ご予約・お問い合わせ先】
NAKAO 富谷店 022-351-7752/mail: nakao.cafe@gmail.com
*メールでのご予約の方は公演日・お名前・お電話番号・希望枚数をご明記ください。

NAKAO CAFE(http://nakao-shop.jp/pg235.html
宮城県富谷市成田8-2-9 2階
022-351-7754




2020年3月29日(日)@ 山形 gura ラウンジホール
“MEMENTO - ACOUSTIC”

15:30開場 16:00開演/前売4000円 当日 4500円(ドリンク代別途)
出演:GOMES THE HITMAN
*オフィシャルサイトRESEVEフォームにて予約受付中

山形 gura(https://gura-yamagata.jp/
山形県山形市旅篭町2丁目1−41  
Posted by monolog at 23:52Comments(0)

2020年01月24日

GOMES THE HITMAN「饒舌スタッカート」リリースから本日で19年の記念日です

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GOMES THE HITMAN「饒舌スタッカート」は2001年1月24日に発売されました。今日でその日から19年ということになります。BMG(現アリオラ)からの最後のリリースとなったこのシングルは、笹路正徳さんのプロデュースにより、弾けるようなパワーポップに仕上がり、当時たくさんのラジオ局でパワープレイを獲得しました。カップリングの「拍手手拍子」という曲とともに「ワレワレは地球人だ」というゴールデンタイムのバラエティ番組のエンディングテーマになりました。しばらく演奏しない時期もあったけれど、今ではライブのハイライトで演奏されてめちゃくちゃなカオスになる、というGOMES THE HITMANにとってはなくてはならない曲。この曲を演奏するときは当時の自分のことをいつも思い出します。

アートワークも僕にとっては大切な思い出。13年をともに暮らしたポチを僕が抱くこの写真、これを撮影したときはまだポチはカメラマン斎門富士男さんのお宅の猫だったのを2001年の秋に僕が引き受けることになったのでした。斎門さんの“猫屋敷”での撮影は猫アレルギーのあるメンバーやスタッフには災難でしたが、この撮影は忘れられません。マスタリングをLAでやらせてもらって、このとき僕は憧れのサンフランシスコに初めて訪れることになります。エンジニアのエディ・シュレイヤーさんに「どうしたい?」と問われ「ラジオでいい音でかかるサウンドに!」と答えたことも覚えてる。19年経っても新しいとか古いとか関係ないサウンド。作った時にわからなかったことが時間が経ってわかることがたくさんあります。今日はこのシングルを何回か聴いてみようと思います。昨年リリースした『Ariola yearsーlost weekend in the suburbia』、そして各サブスクサービスでお楽しみください。

  
Posted by monolog at 09:57Comments(0)

2020年01月21日

GOMES THE HITMAN、本日メジャーデビュー21年目の記念日です

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21年前の本日1月21日、GOMES THE HITMANのメジャーデビューミニアルバム『neon, strobe and flashlight』がリリースされました。20周年のアニバーサリーイヤーを経て、今日からもうひとつ新しいディケイドの始まりとなります。このミニアルバムについてはこれまであんまり仔細に語ってきたことはなかったかもしれませんが、紛うことなくGOMES THE HITMANの本格的キャリアの始まりであり、「tsubomi」「アップダイク追記」と季節ごとに20年ずっと演奏してきた楽曲や、続くフルアルバム『weekend』にも収録された「ストロボ」といった佳曲が収録されています。「夕暮れ田舎町」という曲は故郷である佐賀の田舎の風景を歌ったもの。こうやって丁寧に振り返るとやっぱり思い入れがそこかしこにあって、愛おしい作品だなあと感じます。印象的なジャケットに記載された詩は僕が書いた「neon, storobe and flashlight」という詩。当時はデジパック仕様で発売され、その後初回盤がなくなったあとにリプレスされた通常プラスティックケース版のほうが、もしかしたらレアかもしれない(僕は持ってない)。当時の僕の妙なこだわりで「overture」「interlude」という、本の表紙、遊び紙、栞のような役割で少しいびつな弦楽四重奏が配置されていて、生意気でやせっぽちで頭でっかちだった26歳の頃の自分の姿がそこに浮かぶのです。今日くらいは久しぶりにこのレコードを聴いてみようと思います。

  
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2020年01月16日

GOMES THE HITMAN『memori』感想コメント from 嶋田 修(Swinging Popsicle/The Caraway)

下のフライヤーは今から22年前、GOMES THE HITMANが初めて自主イベントを渋谷クラブクアトロで企画したときのもの。当時まだメジャーデビュー前のキリンジとGOMES THE HITMAN、そしてすでにデビューして華々しいスポットを浴びていたSwinging Popsicleとの3マンライブ「3 Label 1 Night Only」は、バンドの歴史において“ようやく始まった”という感じのエポックだった。この頃の僕は本当に人見知りで、多分打ち上げなんかでは自分から積極的に話にいくことはなくてほとんど会話らしい会話はなかったと思うんだけど、美音子ちゃんのほうから瓶ビールを持ってきてうちのテーブルに来てくれたことをぼんやり覚えている。その後やはりSwinging Popsicleは盟友になり、今でもお互いに刺激を与え合う仲になっていると思います。GOMES THE HITMAN新作を“ネオアコのアルバム”(精神的な意味で)にすると決めた僕は去年、シマッチがやってるThe Carawayのライブを吉祥寺のクラブまで観にでかけたんだけど、それがすごくよかったのだ。対抗心が芽生えたというか。だから音源ができあがってすぐシマッチに送った。20年来の盟友からのコメント、とても嬉しいです。

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ゴメスはスゴいなと思う。14年ぶりのこのフルアルバムを聴いて、率直にスゴいなと感じた。

レコード会社こそ違えど、デビュー時期がほぼ一緒ってこともあり、勝手に“同期の桜”と思っている。けっちゃんには、ポプシやキャラウェイのサポートでお世話になってたし、堀越さんはDQSで平田くんと一緒にプレイしていたり、何かと近しい存在。山田くんとも何度かライブで対バンさせていただいた。その度に、その完璧なステージングに打ちのめされ、凹んで帰ってきたことが何度あったことか…。

そんなゴメスの新譜が悪いわけがない。先行シングルの『baby driver ep』も聴かせていただいて、そのウキウキ感に圧倒されたが、アルバムはさらにヤバかった!山田くんのインスタで毎日のようにポストされる新旧のお気に入りのレコード。評論家並に膨大な量を聴いてることに驚くとともに、これだけ聴いてたら、さぞかしアルバムは難解な感じに…!?と、よぎったりもしたけど、出来上がった音源を通して聴くと、普遍的なメロディに貫かれた、変わらずブレない山田くんのメロディ、ゴメス節とあえて呼ぼう曲がズラリ。僕のような、曲を作る側の端くれの人間からしても、膨大な量のインプットから、
こんなにピュアでいて、真っ直ぐで、刹那くて、クセになるメロディを紡ぐこと自体に驚く。なんかあんましうまいこと言えないけど…。そしてさらにドリームポップの要素を取り入れた曲もあり、アンテナの高さと、トレンドの音を自分の音楽にする柔軟さを感じてさらに驚いた。変わらないものってのは、自分のコアな部分。ブレないってのは、体幹がシッカリしてるんだなぁ、と。そこに音楽的な柔軟性を加えて、最強のアルバムになったと思う。何年、何十年先まで聴き続けるであろうアルバムに、拍手を贈りたい。

ブラボー!

嶋田 修(Swinging Popsicle/The Caraway)
  
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GOMES THE HITMAN『memori』感想コメント from マーライオン

1993年、GOMES THE HITMANを結成した年に生まれたシンガーソングライターがマーライオン。なので彼とは20も歳が離れています。彼は独特の人懐っこさで定期的に連絡をくれますが、彼が誘ってくれたイベントで曽我部恵一さんとともに楽しい時間を過ごしたのは去年の今頃でした。なんだか雑多にいろんなフィールドを駆け回るマーライオンくんは若い世代のいい感じのフィクサーになりそうで、面白い存在です。GOMES THE HITMANの『memori』にもコメントをくれました。ありがとう。

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GOMES THE HITMANは、"ドライブ"という言葉が似合うバンドだと思っています。
ジャケットデザインに車が混ざっていることも多く、今作は、これまで以上に
ドライブしながら景色が変わっていく風景を思い出す作品だと思いました。
まるで自分が投げたボールの飛距離が伸びていくような気持ち良さがあります。
ソロもバンドも沢山の名曲を描き続ける山田さん最高です!名盤!

マーライオン



  
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2020年01月14日

GOMES THE HITMAN『memori』感想コメント from 五十嵐祐輔(fishing with john/草とテンシューズ)

五十嵐祐輔くんとの付き合いも長くなりました。彼がもともとGOMES THE HITMANのファンで、彼がやっていた各駅停車というバンドのCD『ネオボンボンライフ』にコメントを依頼されからもう20年が経つのです。五十嵐くんはその後 fishing with johnという素晴らしいソロプロジェクトを始めて、僕らのやりとりも続き、気づいたら彼は僕のソロバンドのメンバーになっていました。五十嵐くんは美文家であり、僕は彼の書く文章が大好きなので、リリースのたびに「五十嵐くん、いつものあれ書いてよ」とコメントをおねだりすることになります。20年前にコメントを依頼されたことがきっかけで知り合った二人にとってそれは必然的なことなのかもしれません。今回送られてきた文章を読んで、五十嵐くんは美文家であるまえに考える人、哲学者なのだな、と思いました。

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私は「山田稔明 with 夜の科学オーケストラ」の一員として、彼のソロライブにたまにサポートで参加させていただいているのですが、ライブのセットリストを見て「最近あの曲やらないですね」と聞くと「あ、あれはゴメスのレパートリーになったんだよね」と言われる機会がここ最近増えました。GOMES THE HITMANの14年振りの新作『memori』にはそんな山田ソロ曲からゴメスのレパートリーになった曲もいくつか収録されています。自分が演奏したことのある曲がゴメスのアルバムに入っているというのも何だか不思議な感じなのですが、聴いてみると「ああ、これはゴメスの曲だわ」と実にしっくりと来るのです。曲にふさわしい演奏がそこに鳴っているのです。すでに聴かせてもらっていたデモに添ったアレンジの「小さなハートブレイク」のような曲もあれば、劇的に様変わりした「ブックエンドのテーマ」のような曲もあり、ゴメスのバンドマジックをアレンジにより堪能できました。特に「ブックエンド」の洒脱で大人なアレンジにはこの曲の完成形ってこうだったのかと感動を覚えてしまいました。

メンバー全員のアカペラから始まるこの『memori』はまさにそのバンドマジックがたくさん詰まっています。キャリアを積んだベテランミュージシャンの集まりでありながら大学の音楽サークルの仲間という関係性による軽やかさ。知らない人が聴いたら新人ギターポップバンドのレコードかと思うのではないかという蒼さと瑞々しさは驚くばかりです。

個人的に今作の白眉と思うのは「魔法があれば」です。PLECTRUMタイスケさんによる深いリバーブに包まれた切なかっこいいギターが印象的なこの曲、「そばにいるだけで声なき声で 通じ合える魔法があれば 今さら君を好きだなんて言えないよ」と歌われるのですが、この歌詞、続く一文として聴けば「通じ合える魔法があれば好きだと言えない」というちょっと引っ掛かる文章になり、文脈的には「魔法があれば好きだなんて言わないよ」の方が口下手でシャイな男の歌としてしっくりくるのですが、「言わないよ」をあえて「言えないよ」と否定することで「君を好きだと言いたいからそんな魔法などいらない」というタイトルとは裏腹な情熱的な歌になるのです。これは凄い歌詞だなと思いながら私は何十回と繰り返し聴いてしまいました。後でよくよく歌詞カードを見たら「今さら好きだなんて言えない」から「魔法があれば(いいのに)」というストレートな意味合いにも取れるなと思い直したのですが、最初の私の解釈で聴いた方がグッと来るのでそういう歌だと思うことにしました。音楽を聴く時に自分に魔法をかけることも大事なのです。この曲、サビ頭の「フゥー!」というコーラスも青春ぽくて最高で、アラフィフの大人たちがブースに集まりこれを録音したと思うととても愛おしい気持ちになります。魔法、ここにあるじゃんと思うのです。

何はともあれ、14年振りの新作リリースおめでとうございます。GOMES THE HITMAN、今さら君らを好きだなんて言えないよ。

五十嵐祐輔(fishing with john/草とテンシューズ)
  
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2020年01月08日

GOMES THE HITMAN『memori』感想コメント from ハックルベリーフィン

同じ1999年デビューの20年選手トリオ ハックルベリーフィンの3人から感想コメントが届きました。たけ兄こと山口剛幸くんはここ数年僕のギター周りをすべてケアしてくれてお世話になっていて、ドラムのハジくんは堀越ソロをずっとサポートしていたり。ボーカルのサクちゃんとはふたりで飲んだり音楽の話をしたりヒソヒソ話をしたり。同世代という感覚を共有できる数少ないバンドである彼らからの言葉はとても励みになります。ありがとう。

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いつの日だったか、雨の降っていた夜に山田くんの車で送ってもらったことがあった。その頃彼はソロで活発に活動している最中で、ゴメスが20年を迎えるタイミングで動き出したいんだと話していた記憶がある。やっぱりバンドがやりたいんだな…と、あの時話していたぼんやりしていたものが、こういう形になったというのは、とても感慨深い。なんて瑞々しいPOP感、彼が歌えばもちろん山田カラーに染まる世界感なんだけど、ソロとは違う確かなバンド感に、停止していた時間は決して無駄ではなかったんだなと勝手に思ってしまう。

おめでとう!家が離れてしまったけどね、また吉祥寺でサシで飲もうよ、聞きたいことも沢山あるからさ。

サクマツトム(ハックルベリーフィン )





相変わらず山田くんのポップセンスとハッとさせられるアレンジ、全然飽きなくて悔しいぐらい効いてる&聴いてる。先行の「baby driver」から車で、電車で、とちょいちょい聴いてて、アルバムもらってからまた更に聴いてます。ピアノ堀越さんのソロでは10年近くサポートしてるけど、やっぱゴメス堀越はのびのびとしてて、良い意味で自由に弾いてるね〜。昨年2マンイベントして打ち上げの時にもアルバムRECの話合いと意見の相違とかしてて、ハックルも話合いに参加したり…笑。バンドって良いよねー!アルバム良いよー!ズルいよー!うらやましい!!!

ハジ(ハックルベリーフィン )





年末に届いたGOMES THE HITMANの『memori』を聴いている。もう何周したか分からないくらい何度も。14年ぶりだそうで、その間にお休みしていた期間を考えると、動き出してからこのアルバムまでは実はそんなに空いていないのかも知れない。活動再開したってだけで凄い事なんだけど、そこからのフットワーク、軽いなあ。

ゴメスはかなり昔に一度対バンをしているのだけど、まったく会話もなかった。思い返してみると各メンバーと知り合ってちゃんと話したのは、けっちゃんはタマコウォルズで、堀越さんはDQSで、須藤さんはHARCO(現 青木慶則)のサポートをしてた時だったような。山田くんはLISA HANNIGANの来日公演の時かな?皆んなゴメス以外で知り合ってるんだな。

そうして各メンバーの活動を知るようになって。山田くんは毎日のように更新されるソロワークに加えて、オルタナからUSインディーが大好きで毎日堀りにいくほどのレコードジャンキーで、須藤さんはオルタナ界の重鎮ジム・オルークとのバンドからハードコアバンドまで参加やプロデュース業もしたり、けっちゃんはドラム/パーカッションでジャンルを選ばないサポートで駆け回っていて、そしてソロワークは歌モノだけどメタル好きでDQSでは縦横無尽の堀越さんの鍵盤…こう書き出すと、このバンド名はダークなオルタナバンドみたいだな(笑)。山田くんが曲を書いて、まとめ役でもあると思うのだけど、実はこのバンドの肝は堀越さんとけっちゃんの女性陣なんじゃないか?とも思っている。どうだろう?

これだけのメンバーが集まってもササッと出来上がる訳でもないのがやはりバンドってもんで、山田くんからは何度か「難航してる…」なんて聞いてたのだけれど、各メンバーの拘りがぶつかって引っ張り合って、そこにプレクトラムからタイちゃんとアッキーの2人まで参加してギュッと凝縮されて、生み出された今作、名盤じゃないかと思ってます。山田くんのソロワークでは『新しい青の時代』っていうアルバムが傑作で大好きなのだけど、そのハードルと同じくらいのポジションを狙っての難航だったのだろうなと。

演奏も今まで以上にキレもあって活き活きして聴こえるし、これを録りからすべてメンバーだけで作りあげたなんて、みんなやり切った感あるんじゃないかな。目盛りは振り切ってフルテンってとこなんじゃないかと。聴いててなんだか旅の匂いがするアルバムなんだよね。本当、傑作だと思ってます。

山口 剛幸(ハックルベリーフィン )
  
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2020年01月06日

GOMES THE HITMAN『memori』感想コメント from 橋本徹(SUBURBIA)

1990年代、FREE SOULというコンピレーション作品群はそれまで知り得なかった1970年代のスイートで心弾むような音楽との出会いのきっかけでした。食欲旺盛な当時の若きバンドマン(僕らみたいな)は収録時間いっぱいに詰め込まれた素敵な歌や演奏に憧れ、模倣したり咀嚼したりしたものです。選曲家の橋本徹さんがなんらかのきっかけでGOMES THE HITMAN1999年の「雨の夜と月の光」を“発見”してくれたときに僕は素直にとても嬉しかった。これまで2度電話で話をして、今年はきっとどこかでお会いできるだろうなと思っています。橋本さんが『memori』を聴いてコメントを書いてくださった。光栄です。

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あるコンピレイションCDの企画で「雨の夜と月の光」という曲を収録させてもらえないかとお願いしたら、すぐさま快くOKしてくれたGOMES THE HITMAN。それからしばらく経って山田稔明さんとたまたま電話で初めて話す機会があり、グルーヴィーなその曲の印象そのままの気持ちのよい人だなと思っていたら、何と14年ぶりの新作アルバム『memori』が出るという。さっそく聴かせてもらうと、そこには先週末に結成されたばかりのバンドのような瑞々しい彼らの音があった。学生の頃から好青年だったクラスの友人と久しぶりに再会したような感覚。懐かしい風に吹かれたような甘酸っぱい心地よさ、その蒼いフィーリングに胸が疼く。青春小説のようなタッチで紡がれる歌詞に耳を傾けていたら、ふとアズテック・カメラの“君に捧げる青春の風景”に夢中だった17歳の頃の心象がよみがえった。

橋本徹(SUBURBIA)



  
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2019年12月29日

GOMES THE HITMAN『memori』コメント from 八野英史(b-flower)

僕が九州から上京したのは1992年。憧れの東京生活に浮き足立つ僕はFMラジオ番組「COLLAGE RADIO JAPAN」のチャート作成委員会というのに通った。洋邦のインディー音楽をたくさん聴ける貴重な機会で、僕はそこで多分b-flowerを初めて聴いた。翌年1993年にGOMES THE HITMANを結成する僕は大学2年生19歳で、その頃発売された『World's End Laundry〜メルカトルのための11行詩〜』のその詩世界は今自分がいる場所と地続きとは思えないほど儚くキラキラしていて、僕は熱心に耳を傾けたのです。それから20年以上経って、「つまらない大人になってしまった」を再発見して、ボーカルの八野さんと知り合って、刺激しあえるということがとても幸せです。写真は初めて京都でお会いしたときの写真。八野さんがGOMES THE HITMAN『memori』にとても嬉しい感想をくれたので、僕はb-flowerの好きな10曲でプレイリストを作ってみました。

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GOMES THE HITMAN『memori』発売によせて

2018年の八月、京都恵文社での『GOMES THE HITMAN × 山田稔明 × 高橋徹也リリース記念ライブ』にゲストとして呼んでいただき、僕はゴメスの皆さんと何曲か共演しました。慌ただしくも楽しいイベントが終わり、参加した打ち上げを途中退席する僕を山田くんが駐車場までお見送りしてくれました。

蒸し暑い京都の夜、駐車場までの道すがらいろんな話をしました。そのとき山田くんは「来年はGOMES THE HITMANのアルバムを作るんです。テーマはネオアコ。その辺のネオアコバンドがぎゃふんと言うようなのを作ってやろうと思ってて」と豪語してました。

山田くんはよく「他人の良い作品には嫉妬する」と言っているけど、僕も他のアーティストが良い作品を作ると「素晴らしい!」と思うと同時に「なんか悔しい…」となるタイプ。その夜、「それはいいねー、楽しみやわぁ」とか適当に返しながら、山田くんをはじめとするゴメスのメンバーの皆さんのことやから、きっと凄いの作っちゃうんだろうなと、まだ見ぬ作品に対してその時点で早くも“嫉妬予約”してしまう僕がそこに居ました。そしてその1年4ヶ月後、予約通り“聴くのが嫌になるほど(笑)”の作品が上がってきました。

僕と山田くんは10歳も年齢の差があるし、「ネオアコ」という独特のジャンルの捉え方にもジェネレーションギャップのようなものがあるかもだけど、この作品には音としても姿勢としても僕にネオアコやギタポを強く感じさせてくれる要素があります。ただ、そういうジャンルがどうこうという小さなスケールの話ではなく、これはもう2020年のポップスの王道だわね。誰よりも“歌”を書けるソングライターがそれに相応しいバンドと一丸になった上、さらにゲストミュージシャンをも巻き込んで2020年の日本に鳴らすべき音楽を鳴らしたと言うことか。その証拠に、世界的盛り上りを見せる日本の“City Pop”のジャンルのサブスクのプレイリストやFMラジオのAirplayにも引っ張りだことか(僕なんかがここで下手な推薦文を書かなくても、自然と多くの人に沁みていくのは間違いないです)。

14年ぶりのアルバムがここまでバンドとしてしっくりと一体感のあるサウンドに仕上がっているのは、山田くんもバンドの皆さんもずっと東京の街の空気の中で真摯に音を奏で続けてきたからなんだろうなと確信します。

さて…最後に、悔しいけど言わざるをえんか…。

「ぎゃふん」

b-flower 八野英史



  
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2019年12月28日

GOMES THE HITMAN『memori』コメント from 中村佑介(イラストレーター)

イラストレーター中村佑介くんは昔からずっとGOMES THE HITMANのファンで、たびたびメッセージを送ってくれる。ゴメスを聴いてこういう絵を描きました、とか、作り手にとってとても嬉しい言葉で僕を励ましてくれるのだ。インディー時代からずっと、20年以上聴いてくれているわけだから、彼の感想を聞くときはいつもドキドキするし、ハッとさせられる。下のイラストは2005年『ripple』をリリースしたときに中村くんが描いてくれた「もうひとつの『ripple』」、そして僕とポチ。長い時間が過ぎて、またこうやって中村くんがゴメスをこんなふうに饒舌に語ってくれることがとても嬉しいのです、僕は。来年はどこかで久しぶりに会ってお茶でもしましょうね。

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こんなにも長い間、隣でただ一緒に歩いてくれる友人を、犬と猫とGOMES THE HITMANの音楽以外、僕は知らない。

幸せなことに、こうして続けてくれたことで、GOMES THE HITMANの音楽との付き合いはもう約20年以上なのかと驚いている。1997年のCDショップで最初に出会った時、ジャケットにメンバー写真がない中、バンド名は腕っぷしが強そうで、曲目を見ても “僕はネオアコで人生で人生を語る” と頑固だったので、「ハードコアバンド!?」と戸惑って視聴してみると、それとは真逆の繊細で優しい音楽性にまず驚いた。その後のメジャーデビュー作は、平坦な日常に斜めからライトを照らし七色に乱反射させたようなシティポップで、大学時代の退屈をずいぶんと救ってくれた。レコード会社移籍後は、音楽性は世界の外へより広く、世界観は自分の内面と向き合うように深くなり、まるで旅するような音楽は、社会人になった僕の心細さに「ひとりじゃないよ」と寄り添ってくれた。

そこから14年、何事もなかったように涼しい顔で届けてくれた新作。収録曲「魔法があれば」で謳われるように、あれからどれくらい生命線を歩いてこれたのか、この目盛りで計ってみよう。メモリーを語り合ってみよう。先のことは心配ない。魔法がなくたって、僕らの暮らしにはいつも隣にGOMESがいてくれるのだから。その心強さこそこれまでとの明らかな違い。空白の14年間それぞれのソロワークスを経た屋台骨の太さは、もはやほんとうにハードコアではないか。

イラストレーター・中村佑介


   http://www.yusukenakamura.net/



  GOMES THE HITMAN『memori』絶賛発売中!  
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2019年12月27日

GOMES THE HITMAN『memori』コメント from 宮子和眞(音楽評論家)

GOMES THE HITMAN『memori』について何かを書いてもらうとしたら、デビューアルバムにライナー
を執筆してくれた音楽評論家 宮子和眞さんしかいないと思った。20年以上にわたり我々を見守ってくれた宮子さんならではの文章をいただき、冒頭の文を真似して「宮子さんに、こういうのを書いてほしかったんですよ!」とお礼を言った。宮子さんはこの10余年、それぞれのソロ活動もきちんと追いかけてくれた。『新しい青の時代』を作った2013年には、完成直前の思い悩みスランプ状態のときに宮子さんの自宅オーディオルームで音源を爆音で試聴させてもらったこともあったなあと、いろんなことを思い出す。デビュー盤のときに、「洋楽みたいにライナーノーツが差し込まれてるCDにしたい」とわがままを言って宮子さんにお願いしたときから、20年の時が経ったのだ。感慨深い。

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メンバーの4人は今頃きっと、こういうのがやりたかったんだよ、と思っているんじゃないだろうか。

アルバムの3曲目が終わり、そろそろバラード?と思っていると、違う。次の曲はバラードだろう?また違う。次の曲は?え?また違うの?というアルバム。GOMES THE HITMANの新作『memori』でバラードらしき曲が聴かれるのは、ラストから2曲目、その1曲だけだったりしている。そこで僕は思うのだ。こういうGOMES THE HITMANが聴きたかったんだよ、と。

14年前にレコーディング活動を休止する以前の彼らは、青春期からオトナへの階段を昇る青年そのままだった。“青春期”を言い換えるなら、バンド・サウンド。“オトナへの階段”は、シンガー・ソングライター的な佇まい。端的に言うと、山田稔明がオトナへの階段を昇り切った時に、バンドはその活動を休止せざるをえなくなった。

でも彼らは、オトナになった今でも、少年の心を忘れてはいなかった。少年性を取り戻すのではなく、いま現在の心持ちでかつての瑞々しさを表現できるようになった。『memori』の美しさや麗しさは、その点にこそあるのだ。

須藤のベースはかつてのレコーディングよりグンと前に出ているし、高橋のドラムスは無数のセッション活動の経験が存分に生かされている。堀越のアコーディオンが聞こえてくると、ちょっともう、涙腺が緩みそうになる。

メンバー4人の誰も、この14年の間はGOMES THE HITMANのような音楽を演奏していなかった。5年前にライヴ活動が再開され、以降は旧作の実り多いリイシューが進んだ。機が熟した時点で放たれる『memori』での躍動は、4人の清々しい想いがその輝きの背景にあることは間違いない。こういうのがやりたかったんだよ、という清々しい想いが。

宮子和眞



  
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2019年12月26日

本日12月26日(木)21時からタワーレコード新宿7Fで観覧無料のインストアイベントです

昨日発売になったGOMES THE HITMAN14年ぶり9ヶ月となる新作『memori』。そのリリースを記念して、本日21時よりタワーレコード新宿にてどなた様でもご覧になれるフリーライブを行います。なんと同じ空間でのインストアは『ripple』発売時以来14年ぶり。もちろんCDもその場で購入できて、サイン会にも参加できるので、ぜひ仕事帰りに、忘年会の後に、忘年会を抜け出す理由にしてもいいかもしれません。ぜひひやかしでもなんでもいいし、新しいフライヤーをもらいにくるだけでもいいので、みんなタワーレコード新宿にお越しください。アコースティックではなくエレキギターを弾こうと思います。

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GOMES THE HITMAN ニューアルバム『memori』発売記念ミニライブ&サイン会

場所: タワーレコード 新宿店 7Fイベントスペース
日時: 2019年12月26日(木)21:00〜
※観覧フリー

■サイン会参加方法
※ご予約者優先で、12月24日(火)の商品入荷時より、対象店舗にて
対象商品をご購入いただいたお客様に先着で「サイン会参加券」をお渡し致します。
※対象商品のご予約は店頭、お電話、及びタワーレコードホームページの店舗予約サービスでも承っております。店舗予約サービスの受け取り店舗はイベント対象店舗のみとなります。タワーレコードオンライン予約によるご自宅への配送とは異なりますので、ご注意ください。
 店舗予約サービス詳細⇒(https://tower.jp/store/torioki)

※イベントスペースへの入場はフリーとさせていただきます。
※「サイン会参加券」をお持ちの方は、ミニライブ終了後のサイン会にご参加いただけます。
※サインはご購入いただいた商品のブックレットにサインいたします。お客様のお名前(ひらがなもしくはローマ字のみ)も入れさせていただきますので、予めこちらで用意するメモ用紙にお客様のお名前をお書きください。尚、お名前以外のメッセージ等のご指定はご遠慮ください。
※「サイン会参加券」はご購入枚数分差し上げます。当日、2枚以上お持ちの方は、並びなおさず同時に出していただきますようお願いいたします。尚、1枚目はブックレットにサインいたしますが、2枚目以降はご希望によりご持参いただいた私物にサインすることも可能です。その場合、黒/金/銀のマジックペンを用意いたしますが、サインできにくい素材もしくはスタッフが不適切と判断したものをお持ちいただいた場合は、こちらで用意する色紙へのサインとなります旨、予めご了承をお願いします。

■サイン会参加券配布対象店舗
・タワーレコード 新宿店

■対象商品
 発売日:2019年12月25日
 タイトル:『memori』
 品番: UICZ-4467
 価格: 税込 3,300円

■注意事項
※上記概要(日時、場所、参加方法など)は、事情により変更となることもございます。その場合、HP及びツイートにてお知らせいたします。
※会場の定員に達し次第、イベントスペースへのご入場を締め切らせていただきます。
※「サイン会参加券」は当日、当会場のみ有効です。イベント終了後は無効となります。
※「サイン会参加券」は数に限りがあります。無くなり次第、配布終了となります。
※小学生以上のお子様がサイン会に参加される場合はお一人様につき1枚以上の「サイン会参加券」が必要となります。
※「サイン会参加券」は、いかなる理由においても再発行は致しません。必ずCD購入の際にご確認いただくとともに、紛失にもご注意ください。
※サイン会は並び列が途切れた時点で終了となります。スタッフの案内に従って、お早めのご参加をお願いいたします。終了後は「サイン会参加券」をお持ちでも特典は受けられません。
※イベント対象商品をお求め頂いた際、払い戻しは一切行いません。なお、不良品の場合は良品と交換いたします。
※お時間のかかる記名もしくはスタッフが不適切と判断した私物へのサインはお断りする場合がございます。
※イベント実施中の撮影・録音・録画は一切禁止とさせて頂きます。
※会場周辺での徹夜等の行為は、固くお断りいたします。
※本イベントの安全な運営の為、主催者側がイベントに参加するにふさわしくないと判断した場合、特定のお客様にご参加をお断りする場合がございます。
※各種特典券のコピー・偽造・譲渡・転売は固く禁止します。それらの行為が発覚した場合は無効とし、ご退場いただくことがございます。
※イベント中はスタッフがお客様の肩や腕などに触れて誘導する場合がございます。この事をご了承いただけるお客様のみイベントへご参加ください。
※イベント会場内外で発生した事故・盗難等には主催者・会場・出演者は一切責任を負いません。貴重品は各自で管理をお願いいたします。
※安全面・防犯面・警備強化の為、特典会にご参加の際は手荷物置き場を設置させて頂く場合がございます。手荷物は所定の場所に預けて頂きご参加頂きます様お願いします。
※当日会場では、スタッフからの指示にご理解とご協力をよろしくお願い致します。当日スタッフの指示に従って頂けない場合は、イベントの中止もしくはご退場を頂く場合がございます。
※酒類の持ち込み、飲酒後・酒気帯びでの特典会参加は禁止です。
※当日の交通費・宿泊費等はお客様負担となります。
※会場の設備故障や天災、交通ストライキなど、止むを得ない事情により急遽イベント内容が変更、または中止となる場合がございます。
※イベント中止・延期の場合、旅費などの補償はできません。

以上、予めご了承ください。
■お問い合せ
ユニバーサル ミュージック カスタマーサービス・センター
TEL:0570-044-088(祝祭日を除く、平日10:00-18:00)

メールのお問い合わせは、弊社ホームページ
https://www.universal-music.co.jp/faq/ へアクセス頂き、
お問い合わせフォームのボタンを押してお問い合わせください。
弊社カスタマーサービス・センターよりメールにて回答いたします。  
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GOMES THE HITMAN『memori』コメント from 高田タイスケ(PLECTRUM)

GOMES THE HITMANは『memori』を基本的に4人だけでレコーディングしました。録音とミックスはベース須藤さんが担当、ディレクターもプロデューサーも存在しないバンドだけの現場。そこに颯爽と風のように迎えられたのが盟友PLECTRUMの高田タイスケ氏(タイちゃん)。「タイちゃんにめちゃめちゃギターポップにしてほしい曲がある」と、3曲の共同プロデュースをお願いした。PLECTRUMの藤田顕くん(アッキー)は2000年代のGOMES THE HITMANにとってなくてはならないギタリストだったけど、タイちゃんと一緒にアレンジしたり録音したりするのは初めてで、でもこのアルバムにはタイちゃんとのセッションが不可欠だったなあと1年を振り返って強く感じていて、タイちゃんには心から感謝しています。PLECTRUMは時代をサバイブしてきた盟友だったけど、今年からは最期まで付き合う親戚みたいな感じになったよね。来年のツアーはタイちゃんも帯同、東京公演にはアッキーもいる。楽しみしかない。昨日タイちゃんがTwitterにつらつらと綴ったコメントをまとめました。

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レコーディングに参加したGOMES THE HITMANニューアルバム『memori』いよいよ発売です!アッキー参加の2曲とタカタ参加の2曲を含む全12曲。という訳でGOMES THE HITMANとPLECTRUMの20年の長きに渡る記憶の物語をここに書き記してみよう。

出会いは最悪。

プレクトラムが『COLOMBIA』を出した2000年。確か宣伝文句に「トラッシュ・キャン・シナトラズばりの清々しさ!」みたいなことが書いてあって、それに釣られてライブにきたネオアコファンが「キミたち、全然トラキャンじゃないよね」と一言残して帰っていった。

その男こそ山田稔明!
ゴメスのボーカルだ。


悔しいがそのとき置き土産に貰ったGOMES THE HITMANの音楽を聴くと、確かにステキで私的で詩的なネオアコバンド。そりゃ指摘もするわな。ワテらナニワのギターポップバンドやさかい都会の洗練された音楽はよう出来ひん。といってもタカタは九州もんばってん。調べたら山田も同じ佐賀出身で、少し親近感が湧いた。

同郷ってことで過去は水に流し、話の流れで2001年にユニットを組むことに。ゴメス山田、プレタカタにセロファン高内シロウ&溝渕ケンイチロウ、そして名前が似てる(山田稔明と誕生日が一緒!)ということで風俗ライターの山田ゴメス氏が加わり、Mac&Wendy'sというバンド結成!山田ゴメス氏の本業多忙によりライブ2、3回で消滅したが、これが後にGAPCに繋がるのだ♩

GOMES THE HITMAN
advantage Lucy
PLECTRUM
Cellophane

それぞれの頭文字を取りGAPC(ギャーペーセー)、この4バンドでスプリットツアー開始!この時からアッキーがゴメスでサポートギターに加入。ゴメスの堀越さんがプレで鍵盤を弾いてくれたりもした。ステージの最後は4バンド総勢16人で「Roof Top Star Tripper」演奏。

GAPCがひと段落ついてまたそれぞれ自分の道へ。離れたり、近づいたり、お互いの動向は気にしつつ。山田君がレコーディングで使いたいからアコギを貸してといってきた。快く貸したら「このギター、ピックの音しかしないよね」って返された!そういう奴だ^_^

そのCDが出た後ゴメスは長い休みに入る。

須藤君、堀越さん、ケッチャンは別の現場で会ったり見たりして、ゴメスって各々すごいメンバーが集まってるんだと再確認!沖野俊太郎レコーディングでケッチャンにパーカッションお願いした時、クレジットどうする?って話になり、肩書きに「GOMES THE HITMAN」と入れる、という事でなんだか嬉しかった!

ソロ活動の時もヤマチンはたまに連絡をくれた。「いい曲できたから」とドライブに連れ出されカーステレオから出来立ての新曲を聴かせてくれる。「落ち込んでる」と言ってきた時は思う存分褒めてあげた。ネコってこんな感じなんだろなぁ。ネオアコなネコ。

今回もそんな感じでいきなり連絡が。

「ゴメスのニューアルバムで数曲プロデュースお願いできる?」
ドキドキした、が「喜んで♩」即答。その後の事はツイッターでも日々レポートしてたが「夢の終わりまで〜daydream session」は先行シングル「Baby Driver」のカップリングとして、「houston」「魔法があれば」は12月25日発売の『memori』に晴れて収録。

そういやプレとゴメスが出会うきっかけになったPLECTRUMの2000年リリースのアルバム『COLOMBIA』最後の曲は「Bookend」。そしてGOMES THE HITMAN「memori」最後を飾るのが
「ブックエンドのテーマ」これまた不思議な一致♩しかもどちらも同窓会をテーマとした曲というおまけ付き。

そんなこんなでこれまでのゴメスとプレの歴史をつらつらと書いてみました。

いろいろあったけど来年は『memori』をひっさげたツアーもあるし、これから一緒にたくさん“memory”を作って行こうぜ!なんにせよGOMES THE HITMANアルバム発売おめでとう!


完全に余談だが2009年のトラッシュキャンシナトラズ来日公演の際、タカタはローディーをやる機会がありツアーに帯同させていただいたのだ!そのとき山田との出会いの、あの言葉を思い出した。あとアコギを1965年製エピフォンコルテッツに買い換えた時も山田のあの言葉を思い出した^_^

高田タイスケ(PLECTRUM)



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2019年12月25日

GOMES THE HITMAN『memori』各曲解説「ブックエンドのテーマ」|本日発売!

ついにやってきた2019年12月25日、GOMES THE HITMAN14年と9ヶ月ぶりのニューアルバム『memori』がリリースされました。すでにCDを手にしてくださった人、配信でいち早く聴いてくれたみなさんの声が聞こえてきます。2014年秋にGOMES THE HITMANがライブ活動を再開する当初から「2019年には『ripple』の次のアルバムを出したい」ということをメンバーに伝えて、そこから5年かけてこの日を迎えることができました。奇跡みたいだなと思うし、とても幸せです。徒然に綴ってきた各曲解説も最後の曲になりました。「ブックエンドのテーマ」のことを僕はよく「同窓会のことを歌った」とはぐらかしがちですが、これは間違いなくバンド活動を再開したことがきっかけで作った歌であり、再会と再開の歌なのです。たくさんの人に『memori』が聴かれることを願います。様々な暮らしに寄り添う音楽でありますように。



<GOMES THE HITMAN『memori』各曲解説>

M-1:metro vox prelude
オープニングトラック「metro vox prelude」はメンバーとスタッフ以外まだ誰も聴いたことがない曲です。「metro」とはここでは地下鉄のことではなく、ギリシャ語「metron(=測る)」から引いてきた言葉。ちなみにメトロノームの名称は「metron(=測る)」と「nomos(=制限する)」に由来します。「vox」はラテン語で「声」。僕は中学生のときにこのラテン語をU2のボノが自らを「「ボノ・ヴォックス・オブ・オコンネル・ストリート(Bono Vox of O'Connell Street)」と名乗っていたエピソードをきっかけに知りました(Bono Voxは良い声の意味)。クリスマスイブの真夜中に初めてみなさんが耳にするであろう「metro vox prelude」は『memori』というアルバムの、文字通り「序章」。

M-2:baby driver
2017年の秋に初めてインドネシアのバリ島を旅した。自分が南の島でぼんやりプールに浮いていることが信じられなかったけれど、とにかく忙しく働いてくたびれた僕には、ただただ休養するためのバカンスが必要だったのだ。小さなギターを持っていったので気が向いたら鼻歌を歌った(夜は暗くなったら寝てたのでだいたいお昼に)。エヴァンさんという現地の男性がドライバーとなって僕をいろんなところへ連れていってくれたが、英語の通じない彼とのドライブにドキドキひやひやしてばかりの状況が可笑しくて、それが「baby driver」になった。バリ滞在中に録ったボイスメモ(baby driver voice-memo)があって、それはAメロからBメロまでだいたい完成している。帰国した後あっという間に簡単に全体像ができあがった曲だった。直感的に「わあ、これはすごく、なんというか、GOMES THE HITMANだ」と思って、デモテープも作らずにメンバーに聞かせて、すぐライブで演奏した。直感は間違ってなかった。

M-3:毎日のポートフォリオ
記憶が正しければ「毎日のポートフォリオ」は2009年、あるいはもっと昔に書いた曲だ。WILCOの『BEING THERE』や『SUMMERTEETH』、彼らがビリー・ブラッグとやったレコードが好きで、そんな感じの曲を想定して作った。だから当時一人で作ったデモにはバンジョーとホーンセクションが入っていた。2010年頃よく弾き語りで演奏していたのだけど、ここ数年また僕のなかで曲が生き生きと蘇ってきて、バンドで演奏してみたくなった曲。こういう8ビートの歌はGOMES THE HITMANには意外と少ないから、ライブで演奏するのも新鮮で楽しい。ポートフォリオとは書類をファイルするケースのこと。僕らは毎日、見て、聞いて、感じて、思ったいろいろな物事を心のフォルダにパシャっと保存しながら生きていて、ときどき振り返るし、また歩き出す。暮らしのアンセム。

M-4:魔法があれば
「魔法があれば」もかなり古い曲で、2010年頃にはすでに弾き語りのライブで演奏していた。とにかく歌詞が思い通りにうまく書けていて、曲調もポップだったからずっとレコーディングしたかったのだけど、なぜか僕自身が頑なに「これはGOMES THE HITMANの曲だ」と思い込んでいたためソロ作には収録しなかった。今回のレコーディングで共同プロデューサーとしてPLECTRUM高田タイスケくんに加わってもらったのは、それこそ“ギターポップの魔法”をかけてほしかったから。「そばにいるだけで声なき声で/通じあえる魔法があれば」というのは「たとえば心が目に映る答えならば」を言い換えたフレーズであり、僕の中でこの曲は「手と手、影と影」から繋がっている。

M-5:夢の終わりまで
『memori』に収録されたなかでもっとも古い曲。2004年に書いた曲だからもう15年も昔。若いロックバンドへの楽曲提供を依頼されたプロジェクトのなかで「夢の終わりまで」の原型ができたのだけど「これは自分で歌うべき曲」と感じて、もう1曲別の曲を書きなおした(それは人気アニメのオープニングソングになった)。『ripple』リリース時のツアーでもセットリストに組み込まれていたから、僕のなかには次のアルバムの核となる曲と考えていたはずで、それでも完成形が見えないまま月日が進む。今年初夏に行われた、高田タイスケのディレクションによるセッションではドリーミーで洗練されたポップスに昇華されたが(先行シングル『baby driver e.p.』収録)、アルバム制作過程の土壇場で2004年デモに極めて近い形でメンバー4人だけで再録音、アルバムにはそのバージョンが収録される。30歳だった自分自身の初期衝動を信じてみたかったのだ。

M-6:小さなハートブレイク
去年書き下ろした新しい曲。具体的には2014年に旅立った愛猫ポチへ手紙を書くような想いを込めて書き始めた歌がどんどん普遍的なものに変容していくのが面白かった。弾き語りのデモをベースの須藤さんに渡し「オーバープロデュースっていうくらいの色付けをしてくれ」と頼んだのだけれど、完成した歌はとてもシンプルなものになった。昨年末に父を亡くした後、自分で書いたフレーズの行間に思いも寄らない意味がいくつも付加されて驚かされる。誰かにもう会えなくなったときに僕はいつも「答え合わせしたいよ、いつか」と思うのだ。この曲をバラードやエレジーにしなかったリズムセクション、どこからともなく吹く風みたいなアコーディオンが自由な魂のように踊っている。

M-7:memoria
2006年頃に作った古い歌で、ライブでも何度も演奏してきた。『ripple』(2005年)リリース後、僕のなかでは「次のアルバムは『memoria』が核となるアルバムだ」という想いがあった。「memoria」というタイトルはNIRVANA「Come As You Are」の「as an old memoria(古い記憶のように)」というリフレインからの引用。札幌、東京、名古屋、大阪、兵庫のライブ会場で採集されたコーラスを湛えている。先行シングル収録バージョンとはミックス違いで、最後の最後に追加ダビングを行ったためアルバムのなかで最後に完成した曲。『memori』をアナログ盤にするならばB面の1曲目になる。僕はこの曲のアウトロでいつも泣きそうになるのだ。個人的本作のハイライト。

M-8:houston
2005年作『ripple』に「サテライト」という曲があって、それは「僕はといえば君という存在を中心にしてぐるぐる回る衛星にすぎない」と白旗を掲げる歌なのだけど、その続編を書きたいと思った。ヒューストンは米テキサス州にある、Space Cityとも呼ばれる町。NASAのジョンソン宇宙センターがあり、宇宙を漂う船はここからの指示を待つ。バンド活動休止中の2010年に生まれた曲が『memori』のなかに刻まれて感慨深い。この疾走感あふれるメロディをPLECTRUM高田タイスケがさらにスペーシーに演出してくれた。ライブで演奏するのがとても楽しいスーパーギターポップ。

M-9:ホウセンカ
2006年に書かかれた「ホウセンカ」は間違いなく、当時想定された“『ripple』に続くアルバム”を構成する重要曲だったはずだ。ライブでも何度も演奏され、僕はひとりになっても歌い続けた。物語のトーンは重く暗いのに、それでもどこからか一筋の光が刺すような感覚があって救われる。ソロライブ盤『DOCUMENT』に弾き語りバージョンが収められたが、ようやく合奏できて嬉しい。アッキー(藤田顕)がギターを弾いてくれた。堀越のピアノは加古川チャッツワースで録音したものだ。時と距離を越えて響く。

M-10:night and day
バンドが本格的に冬眠状態に入った2007年春に作られた曲。おそらく当時取り組んでいた楽曲提供コンペのために書いたメロディだと思うけれど(コンペには結局出さないでしまってあった)、僕は昔も今も軽快なメロディによりどころのない気持ちを乗せて歌うのが好きなのだなと再確認する。今年の春になって歌詞を微調整して、メンバーに初めて当時のデモを聴かせたからGOMES THE HITMANとしては「新しい曲」という感覚があって、本作収録曲のなかで一番みんなが演奏していて楽しい曲かもしれない。「day after day」とか「carolina」なんかの系譜、ということになるだろうか。とてもGOMES THE HITMANらしいトラックになった。

M-11:悲しみのかけら
2006年に書かれた曲で、バンドが活動休止する直前のステージで数度演奏されたことがある。本作中もっとも“山田稔明ソロ”的な印象の強い曲だったのが、4人でレコーディングして、全員の声を重ねたときにきわめて“GOMES THE HITMAN”のサウンドになったのが驚きだった。この曲を録音するときのキーワードが「The Band」だったのはできすぎた話か。最後のリフレインでいつも泣きそうになる。書かれてから15年近く経った曲を演奏するときにその時差を感じることが一度もなかったのが不思議。“そっと触った右胸の傷”というのは実際僕が30歳のときにできた術痕のことだけど、今年はもうひとつ傷が増えた。こんなふうに目盛りみたいなものを刻みながら生きていくのだろうか、と思う。

M-12:ブックエンドのテーマ *NEW
タイトルはサイモン&ガーファンクル、「古い友達どうしが公園のベンチでブックエンドのように座っている」と歌われる「旧友」と背中合わせの歌から引用。ぼんやりと浮かんだ「同窓会」という言葉を解体したときに「同じ窓」というフレーズにハッとして、あっという間に書き上げたのは、バンドでのライブ活動を再開した直後の2015年のこと。とにかく歌詞が気に入っている。これまで書いたなかでベストかも、と思う。特別な人、顔も見たくない人、会いたくても会えない彼方の人、という役柄はすべて僕の中では特定の顔が浮かぶ。聴いたみんなはどうだろうか。バンドの演奏も素晴らしい。デビュー20年にして新機軸だと思うほどだ。この曲でアルバムを締めくくることができて嬉しい。そして、またふりだしへ。  
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GOMES THE HITMAN『memori』感想コメント from 高橋徹也

親友であり盟友、音楽家 高橋徹也からGOMES THE HITMAN『memori』発売にあわせて感想コメントが届きました。タカテツさんとは2013年からこっち、ずっと刺激し合う関係であり、『memori』についても一番内情を打ち明けていた相手なので(反対に、来年出る彼の『怪物』についてもいろんな泣き言や笑い事を聞いたものです)、タカテツさんにしか書けないテキストだなあとしみじみ受け取りました。昨年末に父を亡くしたときも病気の相談も一番にしたし、こないだ病床に伏せてたときは「パンダのぬいぐるみ持っていこうか?」と連絡して断られたり。切磋琢磨とはこういうことをいうのかもしれません。今年も大晦日にはまたスターパインズカフェでの共演がありますが、来年はまた一緒に旅をしたいですね。感謝。

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今年の春頃だったか。僕らがよく行くごはん屋さんでお互い構想中の新作について話をした。僕はすでにタイトルまで決めていて、それを最初に打ち明けたのが山田くんだったと記憶している。そこは負けず嫌いの山田くん。すかさず「俺もタイトルもう決めてるよ!」とくる。うわぁこいつホント負けず嫌いだなぁ(笑)と思いつつ「えっ、なになに?」と俺。「メモリ。定規とかアンプのツマミとかの目盛り。アルファベットで "memori" なんだ」と確かそんなやり取りだったと思う。

その後、お互いレコーディングが始まってからは、自信満々の日もあれば弱気な日もあったり。ただ近況報告を聞くたびに ''memori" への充実ぶりがひしひしと伝わってきた。正直ソロシンガーの自分としては、バンドをやっていることが凄く羨ましい。色々とめんどくさいこともあるだろうけど、ある種のバンドマジックというか、そういうものがあるのだと思う。マスタリング前のアルバム全曲を聴かせてもらってつくづくそんなことを感じていた。

年齢やキャリアからすればベテランバンドと言って間違いないはずのゴメス・ザ・ヒットマン。なのにこの音楽サークルの延長線上のような、知られざる80'Sネオアコバンドのようなフレッシュ感は一体何なのだろう。軽やかさと洗練さ。饒舌と沈黙。始まりと終わり。このバンドが刻んできたであろう膨大な "memori" を、少しだけ嫉妬しながら楽しみたいと思う。ヴォリュームを上げて。

14年振りのアルバム完成、おめでとうございます。


高橋徹也(音楽家)

  
   https://ameblo.jp/tetsuyatakahashi/




2019年12月31日(火)@ 吉祥寺スターパインズカフェ
太陽と月のメロディー

開場11:00 開演11:30/前売¥3000 当日¥3500(ドリンク代別途/来店順入場・自由席)
出演:TSUNTA、高橋徹也、青木慶則、山田稔明、
笹倉慎介、西広ショータ、ぽていと

年末恒例のスターパインズカフェ大晦日、ラインナップが少し変わって
さらに楽しい感じになりました。今年を総括する弾き語りに乞うご期待。

チケット:SPC店頭販売 / SPC HP予約
予約URL:https://ssl.form-mailer.jp/fms/f7f014c8172636

吉祥寺 STAR PINE’S CAFE(http://mandala.gr.jp/SPC
info:0422-23-2251
〒180-0004 東京都武蔵野市本町1-20-16 B1  
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2019年12月24日

GOMES THE HITMAN『memori』感想コメント from むぎ(猫)

むぎ(猫) ちゃんからクリスマスイブにGOMES THE HITMAN『memori』への感想コメント。
なんて優しい猫ちゃんよ…。この写真初めてむぎちゃんに会った2年前のときの。

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自分や大切な誰かに良いことがあった時、何か大きな事をやり遂げた日、大好きなひととおしゃべりが弾んだ後、嬉しくなって街を歩くと足が浮いたように軽くなる時がある。風景が全て愛おしくなったりして。

世知辛い世の中で生きているとそんな気分はもちろん長く続かないのだけど、できれば一秒だって長い時間を歩幅のメモリを広くしてスキップして歩きたい。

そういう意味で、10月のGOMES THE HITMANのライブの帰り道のむぎの歩幅はだいぶ広かった。『memori』リリースの第一報を直接聞いて、ライブハウスから駅に向かう道ではその日むぎに響いた「houston」のサビを口ずさんでいました。

あれから2ヶ月経ってGOMES THE HITMANからのクリスマスプレゼント『memori』がいよいよみんなの手元に届く日がやってきました。むぎは山田ちゃんから一足早くいただいて聴くことができたんだけど、どの曲も大好きだなぁ。聴いてると歩くスピードが自然に変わるんだもん。

明日からきっと歩幅の広い人が街に増えるんだろうとむぎも今からワクワクしています。みんなで街にメモリを刻もうぜ!メリークリスマス!


むぎ(猫)


   https://www.mugithecat.com/

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GOMES THE HITMAN『memori』各曲解説「night and day」&「悲しみのかけら」

いよいよクリスマスイブ、12月25日発売のGOMES THE HITMAN新作『memori』は本日レコードショップ等に入荷、いわゆるフラゲ日となりました。夜になって日付が変わる頃には各サブスクリプションサービスでの配信も始まるので、世界にまだ『memori』が放たれていない最後の朝を迎えました。どうかたくさんの人に聴いていただき、「いいね」と思ったらその意思表示をしてほしいのです。サブスクなら「お気に入り」にしてあなたのライブラリーに加えてください。シェアしてみてください。CDを買ってくれた人は「#gomesthehitman」とか「#GTH_memori」とハッシュタグをつけて写真や感想を書いてください。ライブを観てみたいなと思った人は明後日タワーレコード新宿、そして来年2月3月と東名阪ツアー含むステージが待ち構えています。今日から僕だけの『memori』だったものがみなさんの『memori』になることがとても幸せで、ワクワクしています。いよいよ各曲解説は大詰め。

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<GOMES THE HITMAN『memori』各曲解説>

M-1:metro vox prelude
オープニングトラック「metro vox prelude」はメンバーとスタッフ以外まだ誰も聴いたことがない曲です。「metro」とはここでは地下鉄のことではなく、ギリシャ語「metron(=測る)」から引いてきた言葉。ちなみにメトロノームの名称は「metron(=測る)」と「nomos(=制限する)」に由来します。「vox」はラテン語で「声」。僕は中学生のときにこのラテン語をU2のボノが自らを「「ボノ・ヴォックス・オブ・オコンネル・ストリート(Bono Vox of O'Connell Street)」と名乗っていたエピソードをきっかけに知りました(Bono Voxは良い声の意味)。クリスマスイブの真夜中に初めてみなさんが耳にするであろう「metro vox prelude」は『memori』というアルバムの、文字通り「序章」。

M-2:baby driver
2017年の秋に初めてインドネシアのバリ島を旅した。自分が南の島でぼんやりプールに浮いていることが信じられなかったけれど、とにかく忙しく働いてくたびれた僕には、ただただ休養するためのバカンスが必要だったのだ。小さなギターを持っていったので気が向いたら鼻歌を歌った(夜は暗くなったら寝てたのでだいたいお昼に)。エヴァンさんという現地の男性がドライバーとなって僕をいろんなところへ連れていってくれたが、英語の通じない彼とのドライブにドキドキひやひやしてばかりの状況が可笑しくて、それが「baby driver」になった。バリ滞在中に録ったボイスメモ(baby driver voice-memo)があって、それはAメロからBメロまでだいたい完成している。帰国した後あっという間に簡単に全体像ができあがった曲だった。直感的に「わあ、これはすごく、なんというか、GOMES THE HITMANだ」と思って、デモテープも作らずにメンバーに聞かせて、すぐライブで演奏した。直感は間違ってなかった。

M-3:毎日のポートフォリオ
記憶が正しければ「毎日のポートフォリオ」は2009年、あるいはもっと昔に書いた曲だ。WILCOの『BEING THERE』や『SUMMERTEETH』、彼らがビリー・ブラッグとやったレコードが好きで、そんな感じの曲を想定して作った。だから当時一人で作ったデモにはバンジョーとホーンセクションが入っていた。2010年頃よく弾き語りで演奏していたのだけど、ここ数年また僕のなかで曲が生き生きと蘇ってきて、バンドで演奏してみたくなった曲。こういう8ビートの歌はGOMES THE HITMANには意外と少ないから、ライブで演奏するのも新鮮で楽しい。ポートフォリオとは書類をファイルするケースのこと。僕らは毎日、見て、聞いて、感じて、思ったいろいろな物事を心のフォルダにパシャっと保存しながら生きていて、ときどき振り返るし、また歩き出す。暮らしのアンセム。

M-4:魔法があれば
「魔法があれば」もかなり古い曲で、2010年頃にはすでに弾き語りのライブで演奏していた。とにかく歌詞が思い通りにうまく書けていて、曲調もポップだったからずっとレコーディングしたかったのだけど、なぜか僕自身が頑なに「これはGOMES THE HITMANの曲だ」と思い込んでいたためソロ作には収録しなかった。今回のレコーディングで共同プロデューサーとしてPLECTRUM高田タイスケくんに加わってもらったのは、それこそ“ギターポップの魔法”をかけてほしかったから。「そばにいるだけで声なき声で/通じあえる魔法があれば」というのは「たとえば心が目に映る答えならば」を言い換えたフレーズであり、僕の中でこの曲は「手と手、影と影」から繋がっている。

M-5:夢の終わりまで
『memori』に収録されたなかでもっとも古い曲。2004年に書いた曲だからもう15年も昔。若いロックバンドへの楽曲提供を依頼されたプロジェクトのなかで「夢の終わりまで」の原型ができたのだけど「これは自分で歌うべき曲」と感じて、もう1曲別の曲を書きなおした(それは人気アニメのオープニングソングになった)。『ripple』リリース時のツアーでもセットリストに組み込まれていたから、僕のなかには次のアルバムの核となる曲と考えていたはずで、それでも完成形が見えないまま月日が進む。今年初夏に行われた、高田タイスケのディレクションによるセッションではドリーミーで洗練されたポップスに昇華されたが(先行シングル『baby driver e.p.』収録)、アルバム制作過程の土壇場で2004年デモに極めて近い形でメンバー4人だけで再録音、アルバムにはそのバージョンが収録される。30歳だった自分自身の初期衝動を信じてみたかったのだ。

M-6:小さなハートブレイク
去年書き下ろした新しい曲。具体的には2014年に旅立った愛猫ポチへ手紙を書くような想いを込めて書き始めた歌がどんどん普遍的なものに変容していくのが面白かった。弾き語りのデモをベースの須藤さんに渡し「オーバープロデュースっていうくらいの色付けをしてくれ」と頼んだのだけれど、完成した歌はとてもシンプルなものになった。昨年末に父を亡くした後、自分で書いたフレーズの行間に思いも寄らない意味がいくつも付加されて驚かされる。誰かにもう会えなくなったときに僕はいつも「答え合わせしたいよ、いつか」と思うのだ。この曲をバラードやエレジーにしなかったリズムセクション、どこからともなく吹く風みたいなアコーディオンが自由な魂のように踊っている。

M-7:memoria
2006年頃に作った古い歌で、ライブでも何度も演奏してきた。『ripple』(2005年)リリース後、僕のなかでは「次のアルバムは『memoria』が核となるアルバムだ」という想いがあった。「memoria」というタイトルはNIRVANA「Come As You Are」の「as an old memoria(古い記憶のように)」というリフレインからの引用。札幌、東京、名古屋、大阪、兵庫のライブ会場で採集されたコーラスを湛えている。先行シングル収録バージョンとはミックス違いで、最後の最後に追加ダビングを行ったためアルバムのなかで最後に完成した曲。『memori』をアナログ盤にするならばB面の1曲目になる。僕はこの曲のアウトロでいつも泣きそうになるのだ。個人的本作のハイライト。

M-8:houston
2005年作『ripple』に「サテライト」という曲があって、それは「僕はといえば君という存在を中心にしてぐるぐる回る衛星にすぎない」と白旗を掲げる歌なのだけど、その続編を書きたいと思った。ヒューストンは米テキサス州にある、Space Cityとも呼ばれる町。NASAのジョンソン宇宙センターがあり、宇宙を漂う船はここからの指示を待つ。バンド活動休止中の2010年に生まれた曲が『memori』のなかに刻まれて感慨深い。この疾走感あふれるメロディをPLECTRUM高田タイスケがさらにスペーシーに演出してくれた。ライブで演奏するのがとても楽しいスーパーギターポップ。

M-9:ホウセンカ
2006年に書かかれた「ホウセンカ」は間違いなく、当時想定された“『ripple』に続くアルバム”を構成する重要曲だったはずだ。ライブでも何度も演奏され、僕はひとりになっても歌い続けた。物語のトーンは重く暗いのに、それでもどこからか一筋の光が刺すような感覚があって救われる。ソロライブ盤『DOCUMENT』に弾き語りバージョンが収められたが、ようやく合奏できて嬉しい。アッキー(藤田顕)がギターを弾いてくれた。堀越のピアノは加古川チャッツワースで録音したものだ。時と距離を越えて響く。

M-10:night and day *NEW
バンドが本格的に冬眠状態に入った2007年春に作られた曲。おそらく当時取り組んでいた楽曲提供コンペのために書いたメロディだと思うけれど(コンペには結局出さないでしまってあった)、僕は昔も今も軽快なメロディによりどころのない気持ちを乗せて歌うのが好きなのだなと再確認する。今年の春になって歌詞を微調整して、メンバーに初めて当時のデモを聴かせたからGOMES THE HITMANとしては「新しい曲」という感覚があって、本作収録曲のなかで一番みんなが演奏していて楽しい曲かもしれない。「day after day」とか「carolina」なんかの系譜、ということになるだろうか。とてもGOMES THE HITMANらしいトラックになった。

M-11:悲しみのかけら *NEW
2006年に書かれた曲で、バンドが活動休止する直前のステージで数度演奏されたことがある。本作中もっとも“山田稔明ソロ”的な印象の強い曲だったのが、4人でレコーディングして、全員の声を重ねたときにきわめて“GOMES THE HITMAN”のサウンドになったのが驚きだった。この曲を録音するときのキーワードが「The Band」だったのはできすぎた話か。最後のリフレインでいつも泣きそうになる。書かれてから15年近く経った曲を演奏するときにその時差を感じることが一度もなかったのが不思議。“そっと触った右胸の傷”というのは実際僕が30歳のときにできた術痕のことだけど、今年はもうひとつ傷が増えた。こんなふうに目盛りみたいなものを刻みながら生きていくのだろうか、と思う。  
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2019年12月23日

GOMES THE HITMAN『memori』各曲解説「houston」&「ホウセンカ」

今日はお昼からタワーレコード新宿インストアのためのリハーサルでした。発売目前、各曲解説を続けます。

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M-1:metro vox prelude
オープニングトラック「metro vox prelude」はメンバーとスタッフ以外まだ誰も聴いたことがない曲です。「metro」とはここでは地下鉄のことではなく、ギリシャ語「metron(=測る)」から引いてきた言葉。ちなみにメトロノームの名称は「metron(=測る)」と「nomos(=制限する)」に由来します。「vox」はラテン語で「声」。僕は中学生のときにこのラテン語をU2のボノが自らを「「ボノ・ヴォックス・オブ・オコンネル・ストリート(Bono Vox of O'Connell Street)」と名乗っていたエピソードをきっかけに知りました(Bono Voxは良い声の意味)。クリスマスイブの真夜中に初めてみなさんが耳にするであろう「metro vox prelude」は『memori』というアルバムの、文字通り「序章」。

M-2:baby driver
2017年の秋に初めてインドネシアのバリ島を旅した。自分が南の島でぼんやりプールに浮いていることが信じられなかったけれど、とにかく忙しく働いてくたびれた僕には、ただただ休養するためのバカンスが必要だったのだ。小さなギターを持っていったので気が向いたら鼻歌を歌った(夜は暗くなったら寝てたのでだいたいお昼に)。エヴァンさんという現地の男性がドライバーとなって僕をいろんなところへ連れていってくれたが、英語の通じない彼とのドライブにドキドキひやひやしてばかりの状況が可笑しくて、それが「baby driver」になった。バリ滞在中に録ったボイスメモ(baby driver voice-memo)があって、それはAメロからBメロまでだいたい完成している。帰国した後あっという間に簡単に全体像ができあがった曲だった。直感的に「わあ、これはすごく、なんというか、GOMES THE HITMANだ」と思って、デモテープも作らずにメンバーに聞かせて、すぐライブで演奏した。直感は間違ってなかった。

M-3:毎日のポートフォリオ
記憶が正しければ「毎日のポートフォリオ」は2009年、あるいはもっと昔に書いた曲だ。WILCOの『BEING THERE』や『SUMMERTEETH』、彼らがビリー・ブラッグとやったレコードが好きで、そんな感じの曲を想定して作った。だから当時一人で作ったデモにはバンジョーとホーンセクションが入っていた。2010年頃よく弾き語りで演奏していたのだけど、ここ数年また僕のなかで曲が生き生きと蘇ってきて、バンドで演奏してみたくなった曲。こういう8ビートの歌はGOMES THE HITMANには意外と少ないから、ライブで演奏するのも新鮮で楽しい。ポートフォリオとは書類をファイルするケースのこと。僕らは毎日、見て、聞いて、感じて、思ったいろいろな物事を心のフォルダにパシャっと保存しながら生きていて、ときどき振り返るし、また歩き出す。暮らしのアンセム。

M-4:魔法があれば
「魔法があれば」もかなり古い曲で、2010年頃にはすでに弾き語りのライブで演奏していた。とにかく歌詞が思い通りにうまく書けていて、曲調もポップだったからずっとレコーディングしたかったのだけど、なぜか僕自身が頑なに「これはGOMES THE HITMANの曲だ」と思い込んでいたためソロ作には収録しなかった。今回のレコーディングで共同プロデューサーとしてPLECTRUM高田タイスケくんに加わってもらったのは、それこそ“ギターポップの魔法”をかけてほしかったから。「そばにいるだけで声なき声で/通じあえる魔法があれば」というのは「たとえば心が目に映る答えならば」を言い換えたフレーズであり、僕の中でこの曲は「手と手、影と影」から繋がっている。

M-5:夢の終わりまで
『memori』に収録されたなかでもっとも古い曲。2004年に書いた曲だからもう15年も昔。若いロックバンドへの楽曲提供を依頼されたプロジェクトのなかで「夢の終わりまで」の原型ができたのだけど「これは自分で歌うべき曲」と感じて、もう1曲別の曲を書きなおした(それは人気アニメのオープニングソングになった)。『ripple』リリース時のツアーでもセットリストに組み込まれていたから、僕のなかには次のアルバムの核となる曲と考えていたはずで、それでも完成形が見えないまま月日が進む。今年初夏に行われた、高田タイスケのディレクションによるセッションではドリーミーで洗練されたポップスに昇華されたが(先行シングル『baby driver e.p.』収録)、アルバム制作過程の土壇場で2004年デモに極めて近い形でメンバー4人だけで再録音、アルバムにはそのバージョンが収録される。30歳だった自分自身の初期衝動を信じてみたかったのだ。

M-6:小さなハートブレイク
去年書き下ろした新しい曲。具体的には2014年に旅立った愛猫ポチへ手紙を書くような想いを込めて書き始めた歌がどんどん普遍的なものに変容していくのが面白かった。弾き語りのデモをベースの須藤さんに渡し「オーバープロデュースっていうくらいの色付けをしてくれ」と頼んだのだけれど、完成した歌はとてもシンプルなものになった。昨年末に父を亡くした後、自分で書いたフレーズの行間に思いも寄らない意味がいくつも付加されて驚かされる。誰かにもう会えなくなったときに僕はいつも「答え合わせしたいよ、いつか」と思うのだ。この曲をバラードやエレジーにしなかったリズムセクション、どこからともなく吹く風みたいなアコーディオンが自由な魂のように踊っている。

M-7:memoria
2006年頃に作った古い歌で、ライブでも何度も演奏してきた。『ripple』(2005年)リリース後、僕のなかでは「次のアルバムは『memoria』が核となるアルバムだ」という想いがあった。「memoria」というタイトルはNIRVANA「Come As You Are」の「as an old memoria(古い記憶のように)」というリフレインからの引用。札幌、東京、名古屋、大阪、兵庫のライブ会場で採集されたコーラスを湛えている。先行シングル収録バージョンとはミックス違いで、最後の最後に追加ダビングを行ったためアルバムのなかで最後に完成した曲。『memori』をアナログ盤にするならばB面の1曲目になる。僕はこの曲のアウトロでいつも泣きそうになるのだ。個人的本作のハイライト。

M-8:houston *NEW
2005年作『ripple』に「サテライト」という曲があって、それは「僕はといえば君という存在を中心にしてぐるぐる回る衛星にすぎない」と白旗を掲げる歌なのだけど、その続編を書きたいと思った。ヒューストンは米テキサス州にある、Space Cityとも呼ばれる町。NASAのジョンソン宇宙センターがあり、宇宙を漂う船はここからの指示を待つ。バンド活動休止中の2010年に生まれた曲が『memori』のなかに刻まれて感慨深い。この疾走感あふれるメロディをPLECTRUM高田タイスケがさらにスペーシーに演出してくれた。ライブで演奏するのがとても楽しいスーパーギターポップ。

M-9:ホウセンカ *NEW
2006年に書かかれた「ホウセンカ」は間違いなく、当時想定された“『ripple』に続くアルバム”を構成する重要曲だったはずだ。ライブでも何度も演奏され、僕はひとりになっても歌い続けた。物語のトーンは重く暗いのに、それでもどこからか一筋の光が刺すような感覚があって救われる。ソロライブ盤『DOCUMENT』に弾き語りバージョンが収められたが、ようやく合奏できて嬉しい。アッキー(藤田顕)がギターを弾いてくれた。堀越のピアノは加古川チャッツワースで録音したものだ。時と距離を越えて響く。  
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2019年12月21日

GOMES THE HITMAN『memori』各曲解説「夢の終わりまで」

昨日はお昼にJFN系「simple styleーオヒルノオト」に生出演、「baby driver」の弾き語りもありました。TOKYO FMでは「ブックエンドのテーマ」が流れて、今朝早い大阪FM802の「SATURDAY AMUSIC ISLAND」ではコメントと「魔法があれば」がオンエアされました。アルバム発売が近づき、WEB記事の校正確認があったり、いよいよザワザワしてきた感覚があります。10月に発売した先行シングル「baby driver e.p.」にはPLECTRUM高田タイスケくんとセッションした「夢の終わりまで」が収録されていますが、アルバム本編には異なるバージョンで登場します。今日の「各曲解説」はその「夢の終わりまで」です。

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<GOMES THE HITMAN『memori』各曲解説>

M-1:metro vox prelude
オープニングトラック「metro vox prelude」はメンバーとスタッフ以外まだ誰も聴いたことがない曲です。「metro」とはここでは地下鉄のことではなく、ギリシャ語「metron(=測る)」から引いてきた言葉。ちなみにメトロノームの名称は「metron(=測る)」と「nomos(=制限する)」に由来します。「vox」はラテン語で「声」。僕は中学生のときにこのラテン語をU2のボノが自らを「「ボノ・ヴォックス・オブ・オコンネル・ストリート(Bono Vox of O'Connell Street)」と名乗っていたエピソードをきっかけに知りました(Bono Voxは良い声の意味)。クリスマスイブの真夜中に初めてみなさんが耳にするであろう「metro vox prelude」は『memori』というアルバムの、文字通り「序章」。

M-2:baby driver
2017年の秋に初めてインドネシアのバリ島を旅した。自分が南の島でぼんやりプールに浮いていることが信じられなかったけれど、とにかく忙しく働いてくたびれた僕には、ただただ休養するためのバカンスが必要だったのだ。小さなギターを持っていったので気が向いたら鼻歌を歌った(夜は暗くなったら寝てたのでだいたいお昼に)。エヴァンさんという現地の男性がドライバーとなって僕をいろんなところへ連れていってくれたが、英語の通じない彼とのドライブにドキドキひやひやしてばかりの状況が可笑しくて、それが「baby driver」になった。バリ滞在中に録ったボイスメモ(baby driver voice-memo)があって、それはAメロからBメロまでだいたい完成している。帰国した後あっという間に簡単に全体像ができあがった曲だった。直感的に「わあ、これはすごく、なんというか、GOMES THE HITMANだ」と思って、デモテープも作らずにメンバーに聞かせて、すぐライブで演奏した。直感は間違ってなかった。

M-3:毎日のポートフォリオ
記憶が正しければ「毎日のポートフォリオ」は2009年、あるいはもっと昔に書いた曲だ。WILCOの『BEING THERE』や『SUMMERTEETH』、彼らがビリー・ブラッグとやったレコードが好きで、そんな感じの曲を想定して作った。だから当時一人で作ったデモにはバンジョーとホーンセクションが入っていた。2010年頃よく弾き語りで演奏していたのだけど、ここ数年また僕のなかで曲が生き生きと蘇ってきて、バンドで演奏してみたくなった曲。こういう8ビートの歌はGOMES THE HITMANには意外と少ないから、ライブで演奏するのも新鮮で楽しい。ポートフォリオとは書類をファイルするケースのこと。僕らは毎日、見て、聞いて、感じて、思ったいろいろな物事を心のフォルダにパシャっと保存しながら生きていて、ときどき振り返るし、また歩き出す。暮らしのアンセム。

M-4:魔法があれば
「魔法があれば」もかなり古い曲で、2010年頃にはすでに弾き語りのライブで演奏していた。とにかく歌詞が思い通りにうまく書けていて、曲調もポップだったからずっとレコーディングしたかったのだけど、なぜか僕自身が頑なに「これはGOMES THE HITMANの曲だ」と思い込んでいたためソロ作には収録しなかった。今回のレコーディングで共同プロデューサーとしてPLECTRUM高田タイスケくんに加わってもらったのは、それこそ“ギターポップの魔法”をかけてほしかったから。「そばにいるだけで声なき声で/通じあえる魔法があれば」というのは「たとえば心が目に映る答えならば」を言い換えたフレーズであり、僕の中でこの曲は「手と手、影と影」から繋がっている。

M-5:夢の終わりまで *NEW
『memori』に収録されたなかでもっとも古い曲。2004年に書いた曲だからもう15年も昔。若いロックバンドへの楽曲提供を依頼されたプロジェクトのなかで「夢の終わりまで」の原型ができたのだけど「これは自分で歌うべき曲」と感じて、もう1曲別の曲を書きなおした(それは人気アニメのオープニングソングになった)。『ripple』リリース時のツアーでもセットリストに組み込まれていたから、僕のなかには次のアルバムの核となる曲と考えていたはずで、それでも完成形が見えないまま月日が進む。今年初夏に行われた、高田タイスケのディレクションによるセッションではドリーミーで洗練されたポップスに昇華されたが(先行シングル『baby driver e.p.』収録)、アルバム制作過程の土壇場で2004年デモに極めて近い形でメンバー4人だけで再録音、アルバムにはそのバージョンが収録される。30歳だった自分自身の初期衝動を信じてみたかったのだ。  
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2019年12月18日

GOMES THE HITMAN『memori』各曲解説「毎日のポートフォリオ」&「夢の終わりまで」

アルバムのダイジェスト試聴動画が公開になって、関係各所にサンプル盤が届き始めて、静かだけど確かに手応えの波が返ってくる感覚がある。熱い感想をメールでくれる人もいれば、興奮して電話をかけてきて「こことこことここのスタッフに音源をすぐ送りなさい」と嬉しいお節介をしてくれる旧知の方もいらっしゃって、毎日バタバタと忙しい。昨日公開になったダイジェスト試聴動画を作ったのは僕自身だ。サビをぽんぽんとテンポよく繋いでいって52分のアルバムを2分に凝縮したのだけど、あらためてどこを切っても素晴らしいレコードになったな、と打ち震えている。完成して本当によかった。これでまた胸を張ってビッグマウスできるなと嬉しい。今日は「毎日のポートフォリオ」「魔法があれば」について。

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<GOMES THE HITMAN『memori』各曲解説>

M-1:metro vox prelude
オープニングトラック「metro vox prelude」はメンバーとスタッフ以外まだ誰も聴いたことがない曲です。「metro」とはここでは地下鉄のことではなく、ギリシャ語「metron(=測る)」から引いてきた言葉。ちなみにメトロノームの名称は「metron(=測る)」と「nomos(=制限する)」に由来します。「vox」はラテン語で「声」。僕は中学生のときにこのラテン語をU2のボノが自らを「「ボノ・ヴォックス・オブ・オコンネル・ストリート(Bono Vox of O'Connell Street)」と名乗っていたエピソードをきっかけに知りました(Bono Voxは良い声の意味)。クリスマスイブの真夜中に初めてみなさんが耳にするであろう「metro vox prelude」は『memori』というアルバムの、文字通り「序章」。

M-2:baby driver
2017年の秋に初めてインドネシアのバリ島を旅した。自分が南の島でぼんやりプールに浮いていることが信じられなかったけれど、とにかく忙しく働いてくたびれた僕には、ただただ休養するためのバカンスが必要だったのだ。小さなギターを持っていったので気が向いたら鼻歌を歌った(夜は暗くなったら寝てたのでだいたいお昼に)。エヴァンさんという現地の男性がドライバーとなって僕をいろんなところへ連れていってくれたが、英語の通じない彼とのドライブにドキドキひやひやしてばかりの状況が可笑しくて、それが「baby driver」になった。バリ滞在中に録ったボイスメモ(baby driver voice-memo)があって、それはAメロからBメロまでだいたい完成している。帰国した後あっという間に簡単に全体像ができあがった曲だった。直感的に「わあ、これはすごく、なんというか、GOMES THE HITMANだ」と思って、デモテープも作らずにメンバーに聞かせて、すぐライブで演奏した。直感は間違ってなかった。

M-3:毎日のポートフォリオ *NEW
記憶が正しければ「毎日のポートフォリオ」は2009年、あるいはもっと昔に書いた曲だ。WILCOの『BEING THERE』や『SUMMERTEETH』、彼らがビリー・ブラッグとやったレコードが好きで、そんな感じの曲を想定して作った。だから当時一人で作ったデモにはバンジョーとホーンセクションが入っていた。2010年頃よく弾き語りで演奏していたのだけど、ここ数年また僕のなかで曲が生き生きと蘇ってきて、バンドで演奏してみたくなった曲。こういう8ビートの歌はGOMES THE HITMANには意外と少ないから、ライブで演奏するのも新鮮で楽しい。ポートフォリオとは書類をファイルするケースのこと。僕らは毎日、見て、聞いて、感じて、思ったいろいろな物事を心のフォルダにパシャっと保存しながら生きていて、ときどき振り返るし、また歩き出す。暮らしのアンセム。

M-4:魔法があれば *NEW
「魔法があれば」もかなり古い曲で、2010年頃にはすでに弾き語りのライブで演奏していた。とにかく歌詞が思い通りにうまく書けていて、曲調もポップだったからずっとレコーディングしたかったのだけど、なぜか僕自身が頑なに「これはGOMES THE HITMANの曲だ」と思い込んでいたためソロ作には収録しなかった。今回のレコーディングで共同プロデューサーとしてPLECTRUM高田タイスケくんに加わってもらったのは、それこそ“ギターポップの魔法”をかけてほしかったから。「そばにいるだけで声なき声で/通じあえる魔法があれば」というのは「たとえば心が目に映る答えならば」を言い換えたフレーズであり、僕の中でこの曲は「手と手、影と影」から繋がっている。  
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2019年12月16日

GOMES THE HITMAN『memori』各曲解説「baby driver」

こないだの土曜日、突然に荷物が届いて、開けてみたら製品盤のCD『memori』だった。ついこないだ、ぎりぎりのスケジュールで音からアートワークからいろんなものを入稿したばかりだったので、こんなに早く現物ができあがると思わなくてびっくりした。ユニバーサルミュージックの担当ディレクター氏のサプライズだった。やっぱり何年やっててもCDが完成してくるとめちゃめちゃ嬉しい。ニヤニヤしてしまう。リリースが来週に迫ってきて、なんだかソワソワしている。アルバムのアートワークを発表したときに「ジャケット公開をきっかけにして断続的に全曲解説をしていこうと思います」と宣言したことをすっかり忘れていたので、その続きを書きたいと思います。今日は2曲目「baby driver」。

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<GOMES THE HITMAN『memori』各曲解説>

M-1:metro vox prelude
オープニングトラック「metro vox prelude」はメンバーとスタッフ以外まだ誰も聴いたことがない曲です。「metro」とはここでは地下鉄のことではなく、ギリシャ語「metron(=測る)」から引いてきた言葉。ちなみにメトロノームの名称は「metron(=測る)」と「nomos(=制限する)」に由来します。「vox」はラテン語で「声」。僕は中学生のときにこのラテン語をU2のボノが自らを「「ボノ・ヴォックス・オブ・オコンネル・ストリート(Bono Vox of O'Connell Street)」と名乗っていたエピソードをきっかけに知りました(Bono Voxは良い声の意味)。クリスマスイブの真夜中に初めてみなさんが耳にするであろう「metro vox prelude」は『memori』というアルバムの、文字通り「序章」。

M-2:baby driver
2017年の秋に初めてインドネシアのバリ島を旅した。自分が南の島でぼんやりプールに浮いていることが信じられなかったけれど、とにかく忙しく働いてくたびれた僕には、ただただ休養するためのバカンスが必要だったのだ。小さなギターを持っていったので気が向いたら鼻歌を歌った(夜は暗くなったら寝てたのでだいたいお昼に)。エヴァンさんという現地の男性がドライバーとなって僕をいろんなところへ連れていってくれたが、英語の通じない彼とのドライブにドキドキひやひやしてばかりの状況が可笑しくて、それが「baby driver」になった。バリ滞在中に録ったボイスメモ(baby driver voice-memo)があって、それはAメロからBメロまでだいたい完成している。帰国した後あっという間に簡単に全体像ができあがった曲だった。直感的に「わあ、これはすごく、なんというか、GOMES THE HITMANだ」と思って、デモテープも作らずにメンバーに聞かせて、すぐライブで演奏した。直感は間違ってなかった。



*「baby driver」は各サブスクリプションサービスでお聴きいただけます

各曲解説は断続的に続きます。  
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2019年12月03日

GOMES THE HITMAN14年ぶりの新作『memori』タワーレコード新宿でのミニライブ&サイン会が12月26日に

発売まであと22日となったGOMES THE HITMAN14年ぶりのニューアルバム『memori』。師走の忙しない時期に発売になりますが、リリース直後にタワーレコード新宿でのインストアイベントが決定しています。夜21時からという時間なので、仕事帰り、忘年会帰りに立ち寄ってもらえたらとても嬉しいです。このイベント、ミニライブはどなたでもご覧になれますが、サイン会に関してはタワーレコード新宿でCDをご購入した方しか参加できないことになっています。GOMES THE HITMANにとっても2005年『ripple』以来となるインストアイベントでサインの列がすぐ終わってしまったりしたら、「あれ?」と肩透かしで寂しい気持ちになってしまうかもしれないので、このイベントに参加できる方はぜひタワーレコード新宿で『memori』を購入していただきたいです。予約も受け付けていますが、当日売り切れないくらいの『memori』が用意されていると思いますのでなにとぞよろしくお願いします。CDを手にとって「わあ」となって、カラメル包装を紐解いて(袋にシールがついてるのでそれもちゃんと保管して!)、開けてまた「わー!」となって、ブックレットを見てため息がもれて、CDを再生トレイに載せようとしたときにもう一回「わわー!!」となる、そんなCDです。楽しみにしていてください。

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GOMES THE HITMAN ニューアルバム『memori』発売記念ミニライブ&サイン会

場所: タワーレコード 新宿店 7Fイベントスペース
日時: 2019年12月26日(木)21:00〜
※観覧フリー

■サイン会参加方法
※ご予約者優先で、12月24日(火)の商品入荷時より、対象店舗にて
対象商品をご購入いただいたお客様に先着で「サイン会参加券」をお渡し致します。
※対象商品のご予約は店頭、お電話、及びタワーレコードホームページの店舗予約サービスでも承っております。店舗予約サービスの受け取り店舗はイベント対象店舗のみとなります。タワーレコードオンライン予約によるご自宅への配送とは異なりますので、ご注意ください。
 店舗予約サービス詳細⇒(https://tower.jp/store/torioki)

※イベントスペースへの入場はフリーとさせていただきます。
※「サイン会参加券」をお持ちの方は、ミニライブ終了後のサイン会にご参加いただけます。
※サインはご購入いただいた商品のブックレットにサインいたします。お客様のお名前(ひらがなもしくはローマ字のみ)も入れさせていただきますので、予めこちらで用意するメモ用紙にお客様のお名前をお書きください。尚、お名前以外のメッセージ等のご指定はご遠慮ください。
※「サイン会参加券」はご購入枚数分差し上げます。当日、2枚以上お持ちの方は、並びなおさず同時に出していただきますようお願いいたします。尚、1枚目はブックレットにサインいたしますが、2枚目以降はご希望によりご持参いただいた私物にサインすることも可能です。その場合、黒/金/銀のマジックペンを用意いたしますが、サインできにくい素材もしくはスタッフが不適切と判断したものをお持ちいただいた場合は、こちらで用意する色紙へのサインとなります旨、予めご了承をお願いします。

■サイン会参加券配布対象店舗
・タワーレコード 新宿店

■対象商品
 発売日:2019年12月25日
 タイトル:『memori』
 品番: UICZ-4467
 価格: 税込 3,300円

■注意事項
※上記概要(日時、場所、参加方法など)は、事情により変更となることもございます。その場合、HP及びツイートにてお知らせいたします。
※会場の定員に達し次第、イベントスペースへのご入場を締め切らせていただきます。
※「サイン会参加券」は当日、当会場のみ有効です。イベント終了後は無効となります。
※「サイン会参加券」は数に限りがあります。無くなり次第、配布終了となります。
※小学生以上のお子様がサイン会に参加される場合はお一人様につき1枚以上の「サイン会参加券」が必要となります。
※「サイン会参加券」は、いかなる理由においても再発行は致しません。必ずCD購入の際にご確認いただくとともに、紛失にもご注意ください。
※サイン会は並び列が途切れた時点で終了となります。スタッフの案内に従って、お早めのご参加をお願いいたします。終了後は「サイン会参加券」をお持ちでも特典は受けられません。
※イベント対象商品をお求め頂いた際、払い戻しは一切行いません。なお、不良品の場合は良品と交換いたします。
※お時間のかかる記名もしくはスタッフが不適切と判断した私物へのサインはお断りする場合がございます。
※イベント実施中の撮影・録音・録画は一切禁止とさせて頂きます。
※会場周辺での徹夜等の行為は、固くお断りいたします。
※本イベントの安全な運営の為、主催者側がイベントに参加するにふさわしくないと判断した場合、特定のお客様にご参加をお断りする場合がございます。
※各種特典券のコピー・偽造・譲渡・転売は固く禁止します。それらの行為が発覚した場合は無効とし、ご退場いただくことがございます。
※イベント中はスタッフがお客様の肩や腕などに触れて誘導する場合がございます。この事をご了承いただけるお客様のみイベントへご参加ください。
※イベント会場内外で発生した事故・盗難等には主催者・会場・出演者は一切責任を負いません。貴重品は各自で管理をお願いいたします。
※安全面・防犯面・警備強化の為、特典会にご参加の際は手荷物置き場を設置させて頂く場合がございます。手荷物は所定の場所に預けて頂きご参加頂きます様お願いします。
※当日会場では、スタッフからの指示にご理解とご協力をよろしくお願い致します。当日スタッフの指示に従って頂けない場合は、イベントの中止もしくはご退場を頂く場合がございます。
※酒類の持ち込み、飲酒後・酒気帯びでの特典会参加は禁止です。
※当日の交通費・宿泊費等はお客様負担となります。
※会場の設備故障や天災、交通ストライキなど、止むを得ない事情により急遽イベント内容が変更、または中止となる場合がございます。
※イベント中止・延期の場合、旅費などの補償はできません。

以上、予めご了承ください。
■お問い合せ
ユニバーサル ミュージック カスタマーサービス・センター
TEL:0570-044-088(祝祭日を除く、平日10:00-18:00)

メールのお問い合わせは、弊社ホームページ
https://www.universal-music.co.jp/faq/ へアクセス頂き、
お問い合わせフォームのボタンを押してお問い合わせください。
弊社カスタマーサービス・センターよりメールにて回答いたします。
  
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2019年11月23日

GOMES THE HITMANマスタリング、『memori』完成しました

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3月からレコーディング開始(リハーサルは2月から)し、約9ヶ月をかけて制作してきたGOMES THE HITMAN14年ぶりのニューアルバム『memori』が昨日、ついに完成した。最後のマスタリングという作業、わかりにくい作業であるがゆえにもうみなさんはマスタリングがどういうことか逆によ
くわかっているかもしれませんが、とにかく、最終的に音を整えて、曲間の時間を決める(この曲とこの曲の間は間髪入れずバン!と始まって、こことここは余韻を大切にして間を少し長めにとって、とか)作業を昨日、マスタリングスタジオでやったのです。けっちゃんはライブのため不参加でしたが、僕、堀越さん、そしてすべての録音とミックスまで担当した須藤さんと。マスタリングエンジニアは藤野成喜さんで、僕は昨年から『新しい青の時代』『the loved one』配信、さらには先行配信シングル「baby driver」でもお世話になっていた方で、今回初めて立ち会って長い時間の作業を一緒に過ごさせていただいた。

マニアックなケーブル話(これはアメリカの1950年代のやつ、こっちはヨーロッパ、これはオランダ、など)、それぞれで音が明確に変わるのが印象深かったし、アナログテープレコーダーのヘッドを通したときにスタジオにいたみんなが「わあ」ってなった瞬間もすごかった。噂にきいていた藤野さんが持ち込んでいる水晶も見させていただいたり、とても貴重な体験をさせていただきました。最後に大きなスピーカーで全編通して聴いて、ああ今まで作った作品でこういうふうに感じたことはなかったけれど、これは最高傑作と言えるなあ、としみじみ思いました。たくさんの人に聴いていただきたいです。制作のプレッシャーから解放されこれからは伝達、拡めていく仕事が始まります。スタッフのみなさん、ファンのみなさんにもご協力いただきたい。

今夜はアルバム完成後初めてのライブです。ぜひお祝いしにきてください。これからいろんなことに託けて『memori』をお祝いしていきます。



2019年11月23日(土)@ 西永福 JAM
STUDY HARD! presents EIFUKU NIGHT Vol.2〜永福的夜晩〜

17:30開場 18:00開演/前売3000円 当日3500円(1ドリンク代600円別途)
STUDY HARD! / GOMES THE HITMAN(with 高田タイスケ from PLECTRUM)/
minakumari(ミナクマリ)バンドセット [minakumari+清水ひろたか(exコーネリアスグループ)+栗原努(リトル・クリーチャーズ)]
*GOMES THE HITMANは19時頃の演奏を予定
▶TICKET INFO◀
オフィシャルサイトRESERVE

西永福 JAM(http://jam.rinky.info/
〒168-0064 東京都杉並区永福3-34-14(B1F)
TEL 03-6304-7012
  
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2019年11月19日

GOMES THE HITMAN 14年ぶり新作『memori』ジャケットを公開!

GOMES THE HITMAN14年ぶりのニューアルバム『memori』のジャケットを公開します。時間、距離、記憶の物差し、その「目盛り」を見つめて、これまで僕らが作ってきた作品群を総括するようなイメージ、GOMES THE HITMANらしさが溢れるイメージが完成しました。僕がアルバムタイトルを『memori』と決めたのは一昨年のことで、それ以来なんとなく蒐集しはじめた定規、物差し、巻尺、秤、など目盛りのついたものたちがフィーチャーされています。あわせて全20ページの歌詞ブックレットも裏ジャケットも、CDトレイ下のインレイも、音の信号を封じ込めたCD盤面も含めて、素晴らしいアートワークにご期待ください。

ジャケット公開をきっかけにして断続的に全曲解説をしていこうと思います。オープニングトラック「metro vox prelude」はメンバーとスタッフ以外まだ誰も聴いたことがない曲です。「metro」とはここでは地下鉄のことではなく、ギリシャ語「metron(=測る)」から引いてきた言葉。ちなみにメトロノームの名称は「metron(=測る)」と「nomos(=制限する)」に由来します。「vox」はラテン語で「声」。僕は中学生のときにこのラテン語をU2のボノが自らを「「ボノ・ヴォックス・オブ・オコンネル・ストリート(Bono Vox of O'Connell Street)」と名乗っていたエピソードをきっかけに知りました(Bono Voxは良い声の意味)。クリスマスイブの真夜中に初めてみなさんが耳にするであろう「metro vox prelude」は『memori』というアルバムの、文字通り「序章」。超お楽しみに!

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GOMES THE HITMAN『memori』
[CD] 2019年12月25日発売 / UICZ-4467

1. metro vox prelude
2. baby driver(album mix)
3. 毎日のポートフォリオ
4. 魔法があれば
5. 夢の終わりまで(album version)
6. 小さなハートブレイク
7. memoria(album mix)
8. houston
9. ホウセンカ
10. night and day
11. 悲しみのかけら
12. ブックエンドのテーマ


先行シングル「baby driver」配信中

  
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2019年10月13日

GOMES THE HITMAN new single “baby driver e.p.” release party(2019年10月6日 @ 吉祥寺 スターパインズカフェ)【ライブ後記】

まだたったの1週間しか経ってないというのが信じられないほど、いろんなことが凝縮した時間が過ぎました。本来ならアルバムレコ発というゴールだったはずの10月6日のスターパインズカフェ公演でしたが、「新しい始まり」の始まりのような夜になりました。今回のセットリストは叩き台をベース須藤が考案し、それをリハーサルであれこれと修正、変更しながら組み上げた20曲。登場SEは映画『BABY DRIVER』でも印象的だったジョン・スペンサー・ブルーズ・エクスプロージョンの「Bellbottoms」、「夜明けまで」でライブはスタート。

新作からは先行シングル「baby driver」「毎日のポートフォリオ」「night and day」、そして先行シングルのみに収録された「hello hello」はキーボード堀越が編んだコーラスの旋律を再現、そしてゲストミュージシャンとして高田タイスケくん(タイちゃん)がプロデューサールックで現れて「夢の終わりまで」「houston」「魔法があれば」と演奏。14年ぶりの新作タイトルが『memori』であることを伝えて歌った「memoria」は感慨深かった。タイちゃんは先行シングルとアルバムのなかで都合3曲の共同プロデューサーを担ってくれたけれど、僕が彼にやってほしかった役割を完璧に演じてくれた。心から感謝しています。

アンコールはもうとにかく楽しかった。毎回あんなふうにやれたらいいなと思う。終わるのが寂しくて最後にもう一回、ダブルアンコールに応えて「baby driver」を。晴れて完成、発売になったシングルCD『baby driver e.p.』、ジャケットはドラム高橋の旧友Zone Tanakaさんが絵を描いてくれた。打ち上げをしているうちに日付が変わって、すぐナタリーのニュースに掲載になって、サブスクも始まって、なんだかいろんなことが少し先の未来に向かっていくように感じて、僕自身これからのいろんなことを考えた。たくさんのご来場、遠くから近くから、本当にありがとうございました。みなさんがいるからGOMES THE HITMANの今があります。

この日はスターパインズカフェ22周年アニバーサリー期間の最終日、GOMES THE HITMANは結成から26年、メジャーデビューして20年。全然あっという間じゃなくて長い長い時間の蓄積。これからも意義深い時間を積んでいけたらなと思います。

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写真:野口耕一郎

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次のライブは11月23日、西永福JAM、ぜひ目撃しにきてください。

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2019年10月07日

GOMES THE HITMAN新作からの先行シングルはサブスク本日リリース&6曲入りCDはライブ会場と通販STOREで販売

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昨晩のスターパインズカフェ公演でお披露目となったGOMES THE HITMAN14年ぶりの新作からの先行シングル『baby driver e.p.』、その表題曲の「baby driver」が日付が変わった本日10月7日より各サブスクリプションサービスで配信スタートしました。今すぐお聴きいただき、お友だちにも薦めてください。ぜひラジオへのリクエストも。今回のジャケットは「20年後の“週末”」というイメージでZone Tanakaさんに絵を描いてもらいました。様々な想いを載せてバンドワゴンは海へ走るのです。急いで、急いで。今後予定されているライブ会場物販でCDをご購入できます。ライブにお越しになれない方はオフィシャル通販STOREでお申し込みください。



baby driver e.p./GOMES THE HITMAN
(1500円+税 GTHC-0018)

1.baby driver(single mix)
2.hello hello(SONG LIMBO session)
3.夢の終わりまで(daydream session)
4.memoria(voices of memory mix)
5.baby driver(instrumental)
6.memoria(instrumental)


☆オフィシャル通販STOREで『baby driver e.p.』を注文  
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GOMES THE HITMAN14年ぶりのアルバム『memori』12月25日に発売決定

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GOMES THE HITMAN14年ぶりのニューアルバムの発売が12月25日に決定しました。2019年の最終週に間に合ったことに少しホッとしつつも最後の仕上げがまだまだ続く慌ただしい日々です。GOMES THE HITMANがオリジナルアルバムを発表するのは2005年3月発売の『ripple』以来14年9ケ月ぶり。アルバムの制作は春から、メンバー4人だけでスタート、収録曲のうち「魔法があれば」「houston」の2曲ではサウンドプロデューサーとして高田タイスケ(PLECTRUM)と共同作業。またサポートギターとして2000年代のGTHを支えたギタリスト藤田顕(PLECTRUM)が2曲に参加しています。録音とミックスはすべて須藤俊明が担当しました。

アルバムタイトルは『memori』です。柱のキズは一昨年の…から始まって、僕らは長い人生のなかで、それぞれの暮らしのなかで、長さを測ったり、重さを量ったり、体温を調べたり、お金の皮算用をしたり、何かと何かを比較したりして、微細な目盛りに目を凝らします。僕自分が歌詞を書いたり曲を作ったりする作業というのは、すなわち、精神的な物差しの目盛りを見つめ書き記す行為なのではないか、と思ったから、14年ぶりのGOMES THE HITMANのアルバムを『memori』というタイトルにしたかったのです。小文字で「memori」、12月25日の聖夜に解き放たれる新しいアルバムをどうぞよろしくお願いします。

昨年の未発表楽曲集『SONG LIMBO』は自主レーベルであるGOMES THE HITMAN.COMからのリリースでしたが、今回はユニバーサル・ミュージック・ジャパンからの発売となり、HPも立ち上がっています。新しいアーティスト写真は写真家かくたみほさんに撮ってもらいました。本日より先行シングル「baby driver」が全世界へ配信されました。アルバムに先駆けて一足先に「baby driver」をお楽しみください。来年2月渋谷WWWでのレコ発ライブも決定しました。また各地でのライブも鋭意調整中です。残り3ケ月となった2019年、そして少し先の未来2020年とみなさんの手帳に予定を書きつけてください。



GOMES THE HITMAN『memori』
[CD] 2019年12月25日発売 / UICZ-4467

1. metro vox prelude
2. baby driver
3. 毎日のポートフォリオ
4. 魔法があれば
5. 夢の終わりまで
6. 小さなハートブレイク
7. memoria
8. houston
9. ホウセンカ
10. night and day
11. 悲しみのかけら
12. ブックエンドのテーマ



2020年2月25日(火)@ 渋谷 WWW
GOMES THE HITMAN presents
new album『memori』 発売記念公演
“MEMENTO”


*公演詳細、チケット発売情報等は追って発表します
info:www.gomesthehitman.com
主催:GOMES THE HITMAN .COM

  
Posted by monolog at 11:48Comments(2)