車をUターンさせて公園に入りティピーに近づいていくとNPOのスタッフの方やお母さんたちが「わあ!お久しぶりー!」と声をあげて喜んでくれた。この人たちはこれまでもライブに来てくれたりCDを買ってくれたり(僕と縁があるということで加古川チャッツワースに訪れてくれたりも)していたのですが、皆さんのニコニコした顔を見ることができてとても嬉しかった。
思えば外国の資料から設計図を起こしたり帆布を何ヶ月にも渡って手縫いしたり建て方が難しかったりしていろんなトライをしたティピー作りだったので、焚き火にくすんで年季の入った色になった姿を見てちょっと感動。なかを覗くと誰かが炭をふーふー吹いて火を起こしながら「こんにちはー」と声をかけてくれた。
別れ際、「子供たちが遊べるようにと作ったティピーだけど、実は自分たちの月一回の拠り所のために作ったんじゃないかって最近思ってきたのよ」と、僕が「歓びの歌」を歌う前にMCでしゃべるようなことをお母さんが言ったのが印象的でした。


