2010年09月02日

9月は『home sweet home』の季節

9月になりました。時間の流れがはやい。頭の中ではSteve Miller Bandの「Fly Lke An Eagle」が鳴り止まない晩夏の朝です。今日も引き続き暑い一日になりそうですが夜にはもう鈴虫が鳴いていて季節が進んでいることは間違いなさそうです。

5月にリリースした『home sweet home』は毎日毎日ずっと誰かしらのポストにむけて武蔵野から発送されています。ゆるやかに途切れのない注文はとても嬉しい。出荷が1通とか2通くらいの日は宛名を僕が自分で書くのですが、当然ながらいろんな住所がこの国はあるものですね。

その『home sweet home』は「harvest moon」という曲で始まります。「とても静かな9月の夜だ」「Do you remember the night of September」という節からもわかるようにこの歌は9月のことを思う歌だ。2009年3月に『pilgrim』を発表した当時、それに続く『home sweet home』はその後の9月リリースを目標にしていました。

いろんな理由が重なってそこから8ヶ月オーバーしてできあがった“家路”アルバムにもようやく一番咲き誇れる季節が到来したということです。まだまだ夏は暑くもしかしたら今年は秋がないということだけれど、9月からしばらく旬を迎える『home sweet home』をあらためてお楽しみいただければ、と思います。

ライブ会場でみんなに会えることを楽しみにしています。

  

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2010年07月09日

土曜は名古屋、日曜は大阪へ

2008monokoto2009monokotoいつ雨が降ってもおかしくないような日が続きます。ふと気づくとコンピューターの唸る音だと思っていた音が雨音に変わっている。どうか土曜日と日曜日はひどい雨になりませんように。

週末は旅なので今日初めて期日前投票というのを済ませてきました。土曜日は1年数ヶ月ぶりの名古屋、日曜日は1年ぶりの大阪にて“夜の科学”、弾き語りワンマンです。

写真は昨年と一昨年のモノコトでのライブの様子。名古屋は例年どおり嫌になるほど蒸し暑いので覚悟をしてきてください!と言われているので僕もすでに覚悟を決めています。うなぎを、ひつまぶしを食べることを目標にしています。名古屋はいつも行程的に、体力的臨界点での演奏ということが多かったので今回はいつもより溌剌とした山田稔明がお見せできると思います。

unshuunshu大阪は初めての会場、雲州堂というところです。5月に下見に行きましたがとてもいい雰囲気で、併設するレストラン(居酒屋?)もとても美味しそうな匂いがしていたので楽しみです。モノコトもそうですが、雲州堂はステージの位置が高い。基本的に僕は立って演奏するのですがこの日は例外的に椅子に座ってゆったりと歌をうたうかもしれません。写真は5月、京都と加古川でのライブの間に立ち寄った時のもの。

西日本ツアーでは鳥栖での夜の出来事を中心に面白いMCになったのですが、名阪ツアーではここ最近で僕が味わったラッキーとアンラッキー入り組んだとても数奇な話をするつもりなので楽しみにしていてください。リクエストたくさんいただいていますが、応えられるものも時間的な理由で応えられないものもあります。願いが叶わなかったとしても次の機会をちゃんと用意するのですねないでいてください。

各会場ともたくさんのお申し込みをいただいていますが、席をもう少しずつ増やしてもらいました。CDを作る達成感とライブでお客さんに向かって直接歌を歌う達成感は別のものです。受けとる皆さんにとってもきっとそうだと思います。ぜひライブも観にきてください。降っても晴れても土曜は名古屋、日曜は大阪でお会いしましょう。


7月10日(土)[名古屋]大須 モノコト(夜の科学 in 名古屋)
出演;山田稔明(GOMES THE HITMAN)
open:18:30/start19:00 adv.¥3,500(1ドリンク代別途)

7月11日(日)[大阪] 雲州堂(夜の科学 in 大阪)
出演;山田稔明(GOMES THE HITMAN)
open:18:00/start18:30 adv.¥3,500(1ドリンク代別途)



☆home “tweet” homeキャンペーン第二弾開催 & 今年もやります“Summer Greetin企画”
詳しくはこちら

新作CDはもちろんTシャツなどグッズも充実、小銭のご用意にご協力ください。
すべての公演ともオフィシャルサイトにて入場予約受付中です!
詳しくはオフィシャルサイトLIVEページをご覧下さい。
  
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2010年07月06日

夜の帳に、ベガとアルタイル

思うに「クレールとノアール」は、七夕の夜から始まる歌です。銀の水面に目を細めている。
名古屋と大阪、引き続きリクエストを募っています。晴れを乞い、会場でお会いしましょう。

  
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2010年06月18日

「距離を越えてゆく言葉」について

glen新作2ndソロアルバム『home sweet home』全曲について振り返る企画、ついに最後の曲です。「距離を越えてゆく言葉」は僕の記憶するところでは今作のなかで一番古い歌。

歌詞のファイルを見てみたら作成日が2005年12月8日(僕の誕生日だ)となっていたから『ripple』がロングセラーとなっていた時期にあたります。この録音で聴かれる左右のアコースティックギターはこの当時のデモのまんま。言葉をつぶやくように浮かんだフレーズを散りばめていった歌詞が気に入っていてCDリリースの目処も立たなかった2008年初頭に「GO WEST ep」としてデモのままCDRで発表しました。

力強いタイトルですが、この歌の主人公は「距離を越えてゆく言葉を君に捧げるよ」と言っているわけではなく、「ああ、どうか、距離を越えてゆく言葉を僕にください」と懇願している。とても心細い揺れ動く気持ちで、なにかを強く希求する歌だと思っています。

想定していた通り(そして少し成り行き任せに)“旅路”と“家路”を総括するに相応しい幕引きとなりました。みんな今日が良い日だって、そう思えて、また明日ねって手を振って日が暮れる。そしてまた繰り返す毎日を最後まで続けてゆくのです。



山田稔明『home sweet home』
(GTHC-0002/\3,150 tax in)
2010.5.19 ON SALE


1.harvest moon
2.歓びの歌
3.home sweet home
4.クレールとノアール
5.milk moon canyon
6.glenville
7.hanalee
8.星降る街
9.sweet home comfort
10.距離を越えてゆく言葉

all songs written by Toshiaki Yamada
produced by Toshiaki Yamada
co-produced by Masao Tezuka & Yamachi

manufactured by GOMES THE HITMAN.COM

  
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2010年06月16日

「sweet home comfort」について

pochi100616山田稔明2ndソロアルバム『home sweet home』の全曲について思い出語りをしていく企画ものらりくらりとようやく9曲目です。西日本ツアー前には全部終わらせたい。

“Southern Comfort=南部のもてなし”という言葉があって、アメリカ南部では旅人や訪問客を両手を広げて心から歓迎しおもてなしするのが習わしだという。「sweet home comfort」という、少々わかりづらいタイトルはそこに由来しています。とても素直な歌だなあと最近ステージで歌って改めて実感しました。

実はこの歌はもともとは2MC1DJスタイルのHIPHOPグループが歌う姿を想定して書き始めた歌。なのでこの歌の初期のデモでは「揺られ/吐き出され/降られ」と押韻する部分でもう一人の山田稔明が合いの手を入れるというHIPHOPマナーなアレンジが施されていました。作曲時期的にも「SING A SONG」の兄弟曲のような印象があります。

この歌を書いているときに、とにかく“切なさ”というのがテーマとしてあった。僕にとっての切なさは「優しくて悲しい」という意味だったのでこういう歌ができたのだけど、他の誰かにとっての“切なさ”は“哀しさ”とほぼイコールだという話になって、僕は珍しく不服だと感じて「そんなに言葉を単純化するなよな」と独りごちたのでした。

この歌をライブでやるときには客席の皆さんに「home sweet home」というコーラスと「ただいまーおかえりー」という合いの手を入れてもらえたら嬉しいなと思っています。声に出さなくてもいいので心の中で唇を動かしてみてください。おもてなしをする気持ちで。  
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2010年06月10日

「hanalee」について

運良くチケットを手に入れ、小沢健二ひふみよ@NHKホールを観ることができました。強烈に影響を受けた人なので、いろいろ思うことがたくさんあってうまく感想を書けないのですが、明日の代官山から始まる弾き語りツアー(初夏編)のMCなんかで思ったことをぼんやりつぶやこうかと思います。

今日は引き続き新作『home sweet home』楽曲についての思い出話。ようやく「hanalee」について。この曲は初演が2006年5月、実に4年前。以降何度も何度も演奏してようやく今回CDに収録された歌です。Peter, Paul & Maryの「Puff(the Magic Dragon)」に登場する架空の土地の名前をタイトルに冠したという話も何度も何度も。

もはやこの歌の歌詞について、なぜこのフレーズを書いたかとかきっかけを思い出せない。もしかしたら自動筆記で書いたのかも、とすら思うくらい僕の手を離れた歌になっています。ここに載せた動画は2007年12月の「夜の科学」、プリントアウトした歌詞を配ったのでCDになってないのにみんながシンガロングできている、という風景です。

最後のヴァースの「右も左も見渡す限りアカネ色」に続く「ここがどこだかわかるかな?」というフレーズは天空から右往左往する僕らの暮らしを眺めているどこかの神さまが言った言葉だということになっていて、だから歌うときもその部分だけ僕は僕の思う神さまの口調で歌うようにしています。

元気な人も元気じゃない人も混ぜこぜに暮らすこの世界で、自分の(あるいは自分じゃない誰かの)人生の往路と復路をじっと目を凝らして淡々と観察しているような視点がこの歌にはあるような気がしてきました。歌うのがとても気持ちいい歌です。


hanalee

GOMES THE HITMAN | MySpaceミュージックビデオ
  
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2010年06月02日

「glenville」について

pochi下北沢CLUB Queでのバンド編成ワンマン、大盛況のうちに終了しました。ステージ上からお客さんみんなの笑顔を眺めて幸福感に浸っているうちに過ぎていった、あっという間の100分間でした。改めて思うこともたくさんあったので後日振り返る文章を書きます。引き続き皆さんが思ったこともこちらに投げかけてください。

引き続きアルバム『home sweet home』各曲について綴る思い出話とか裏話、今日は「glenville」です。この曲も書いたのはずいぶん前。おそらくこの日に歌詞を書き上げてデモの第一稿を作ったのだろう。“glen-”という接頭辞には「渓谷」という意味があり、それと“-viile”という「集落」を意味する接尾辞を組み合わせて架空の町の名前をつけたのですが、それがたくさん実在する街だったというのは何度か話した話(Wikipedia)。

もともとのデモには「右手で荷物を引きずって」という最後の6小節はなくて、後日付け加えました。ボーカルを録音し直した2009年バージョンも存在しますが、CDに収録されたのは2007年に弾いたアコギ(左チャンネル)、ウクレレ(右チャンネル)と鍵盤ハーモニカ、そしてボーカルとコーラスを聴きながらイトケンさんにドラムを、安宅くんにペダルスティールと右スピーカーのアコギをダビングしてもらい、Mixer's Labの手塚さんにトラックダウンしてもらいました。

ミックスを聴いたときに、とにかく僕のボーカルの距離が近くて生々しくて感動した。この曲はライブもいいけどCDもいい。ずっと演っていたいし、ずっと聴いていたくなる。「心は穏やかに閉じていくのさ」という歌詞がなんの苦労もなく溢れでてきたことを今では奇跡のように思います。僕はこのフレーズにネガティブな響きを微塵も感じません。アルバムアートワークで象徴的なオレンジ色はこの曲と「home sweet home」が醸し出した色のような気がします。



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tour  
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2010年05月28日

「milk moon canyon」について

hth引き続き新作の楽曲回顧録を綴っていきます。今日は「milk moon canyon」、10余年のレコーディングキャリアの中で初めて英語詞の歌を吹き込みましたが、これまでかたくなに日本語にこだわってきた自分にとっては結構大きな事件でした。英語の歌は歌うと気持ちがよくだんだん自分で書いた歌じゃないみたいに感じてくる。

2008年5月にkickingbirdsの編成でやったワンマンライブのタイトルを“milk moon canyon”と名づけているようにその年の初めにできた歌で、“旅路〜家路”コンセプトの中でも意味を持つものとなりました(その時のライブの様子はこちら)。初演時点で「blue moon skyline」という曲はまだ影も形もなく、「milk moon canyon」の歌詞から派生してその後書かれることになります。

歌詞のなかに出てくる“holy ghosts=精霊”は「home sweet home」に登場する“すれ違う幽霊”と重ねあわせて置いていった単語。ここに登場する“hummingbirds”は僕が『pilgrim』リリース後に書き上げてステージで歌っている「hummingbird」と繋がっていきます。

CDジャケット裏表紙はこの「milk moon canyon」のイメージを絵にしたものですが、皆さんには皆さんの「milk moon canyon」が脳裏に浮かびますか?歌詞カードには英語詞と訳詞が載っています。5月の満月のことを「milk moon」と呼びます。今日の夜に浮かぶ月のことです。今晩は月を見上げながらこの歌をハミングしてみてください。

いよいよ大詰め、「home “tweet” home」キャンペーンは明日29日までです。詳しくはコチラをご覧下さい。たくさんの感想やつぶやき、メッセージをいただきありがとうございます。手を尽くして褒めてもらっているようでくすぐったくも嬉しい気持ちでいっぱいです。明日下北沢で、6月からの各地でのライブでお礼します。


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Que
  
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2010年05月25日

「home sweet home」について

goinghome引き続き綴っていきます。アルバム全曲回顧録、今日は「home sweet home」、アルバムのタイトルトラックです。この歌ができた時点で自分のソロアルバムのタイトルを決めました。初めて演奏したのははるか昔、2006年12月の夜の科学でした。

自宅デモを作ったのが秋頃だったと思うのですが、アルバム『home sweet home』に入っているこの歌、僕のギターと歌はそのデモのまんま、すなわち2006年秋の声と、指で弾いた弦の音。イトケンさんと安宅くんは2006年の僕の声とギターを聴きながら演奏を塗り替えたのです。

2009年に歌を録りなおしたバージョンも存在するのですが、この、ポツンとしたうら寂しく孤独だけども優しい印象がより濃く出たテイクを採用しました(もしかして歌詞中に出てくる「幽霊」とは2006年の僕のことなのかもしれませんね)。

画像は2007年頃書いたものだったか、家路をイメージした水彩画、本アルバムアートワークの源流のようでもあります。2006年初演以降、様々なフォーマットで演奏を重ねてきた「home sweet home」ですが“kickingbirds”での演奏(Movie)も基本的には2006年デモに沿っており、そういう意味では曲ができた時点で完成していた歌なのかもしれません。

これは初めて語る話ですが、とにかく2006年末時点で僕は、その頃あったありったけの楽曲を振り分けて、『home sweet home』というアルバムと、『familiar(ファミリア)』という仮タイトルをつけたもう一枚の構想を練り始めたのです。しかし『familiar(ファミリア)』というアルバムはその後の『pilgrim』とはまったく違うもので、設計途中で頓挫することとなりました。

週末のレコ発ライブでまた新しいフォーマットで「home sweet home」という歌を更新できることがとても嬉しいです(バンドセッションしてみて初めて聴くアンサンブルに胸が踊りました)。ぜひライブハウスへ演奏を観に遊びにきてください。


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Que


  
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2010年05月24日

「歓びの歌」について

kkgw2008不定期に綴る『home sweet home』各曲思い出語り、今日はアルバム2曲目に耳に滑り込む「歓びの歌」です。この歌を書いた頃のことをよく憶えています。初演は2008年2月1日、初めての加古川チャッツワース公演のときでした(写真はそのときの様子)。

当時、前年終わりくらいから空前の“オレ的佐野元春ブーム”があって新譜から旧譜まで聴きあさっていたころで(この日の加古川のライブで僕は佐野元春「SOMEDAY」をカバーしている)言葉を詰め込む詞作スタイルで影響を受けつつ、“都市生活者の孤独”と言う漠然としたテーマで書き始めた曲でした。加古川、神戸、京都と続くツアーに間に合わせたくて移動中にも歌詞を書き曲はだんだん長くなっていったのです。

歌は自分の背格好を上から順に描写するところから始まる。カタチと動物柄のワッペンが気に入って1週間日替わりでセレクトしても余るほど集めたアメリカのGOORINという老舗帽子メーカーのキャップ、細かいチェックのシャツ、どこに行くにもたすきがけするFREITAGのバッグ、迷彩柄のくたびれたコンバース、そうするうちに歌のストーリーがどんどん広がっていってプロトタイプがあっという間に完成しました。

歌の構成が完成してからはいつもライブの後半で演奏することが多くなり、当初『home sweet home』の曲順案でも後半に配置されていましたが、スタッフの適切な提言が降り積もった埃をかき回す新しい風となり、オープニングの煙幕からすっと浮かび上がる印象的なサウンドスケープに結実しました。

今日ここに紹介する音源は前述の加古川チャッツワースでの、最初にお客さんの前で歌った2年前、2008年2月の「歓びの歌」、初演ライブ録音です。手書きの歌詞とコード譜を見ながらじっくりと試すように、不確かなメロディも辿々しかったり「てにをは」が変わっているとこもあって、久々に聴き返してみてとても新鮮でした。「歓びの歌」演奏時にスクリーンに投影している映像にのせて。お楽しみください。


  
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2010年05月20日

「harvest moon」について

順序が不規則になってしまいますが「クレールとノアール」についての文章を書いた流れで、せっかくのニューリリースなので折を見てそれぞれの楽曲の解説や思い出したエピソードなどを記していきたいと思います。今日は新作『home sweet home』オープニングトラックとなる「harvest moon」について。

前作『pilgrim』の1曲目には「harvest moon theme」というイントロダクションが収められましたが、それより先に日本語詞のこの歌が存在したのでした。「目くらましの煙幕」というフレーズが気に入っています。ネイティブ・アメリカンについての本を、ニール・ヤングを聴きながら読んでいるうちにどんどんイメージが湧いてきた、という感じの歌。“harvest moon”とは言うなれば「中秋の名月」のことですが、インディアンが9月の満月のことをそう呼んで、収穫時期を享受したことに由来するそうです。

当初この曲のセッションではすべての楽器を僕ひとりで演奏していたのですが9月の月が満ちて欠けた後2009年の10月にfishing with john五十嵐くんにガットギターをダビングしてもらいました。作業と並行して9月から回ったツアー先で会場のお客さんに「ラララ」とコーラスしてもらっておよそ200人の“harvest moon choir”の協力を得て完成した1曲です。

僕は『mono』以降意識的にアルバム1曲目はイントロダクション的な重要な歌を配するよう心がけているのだけど今回も「これ以外にはない」というオープニングになったような気がします。夏になって、秋になって屋外で鈴虫が鳴くようなときにみんなの空耳で「harvest moon」のイントロが流れてくるくらいになったらいいな、と思います。


  
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「クレールとノアール」について

2ndソロアルバム『home sweet home』発売にあたりお祝いのメッセージやメール、Twitterでの返信やRTなどありがとうございました。発売日だからということで「クレールとノアール」を演奏するときにスクリーンで流している映像を編集してPV的に作ってみたのですが「INFORMATIONS」とするところで「INFOMATIONS」とありがちな誤植をしてしまい、それが悔しくてこんな時間に画質をもう少し良くしてYouTubeにアップロードしました。

この「クレールとノアール」は比較的新しい歌。「Clair et Noir=透明と暗黒」、“僕の中のポール・サイモン”を総動員させたような軽快な歌です。「スカボロー・フェア」では「パセリ、セージ、ローズマリーとタイム」が歌われますが、僕は「ローズマリー、ベルガモット、ジャスミン、ティートゥリー、マンダリン」を歌詞に歌いこみ、ハーブの数ではS&Gを越えました。

最初から最後まで通して四分音符で刻まれるイトケンさんのタムタム、ポンポンと鳴らされる安宅くんのバンジョー、僕のアコギと鍵盤ハーモニカ。書くのが楽しくてどんどん長くなっていった歌詞。三十路も半ばにしてこんな軽やかな歌を書けたことがとても嬉しいです。みんなも気に入ってくれたら嬉しい。


  
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2010年05月19日

『home sweet home』本日発売です!

CD先行販売の東京、京都、加古川のライブから3週間近く経ち、通販での発送もすでに始まりましたが、本日5月19日が『home sweet home』の正式なリリース日です。オリコンチャートで有利に枚数を稼ぐためにレコード業界では水曜日発売が定例なのですが、一般流通に乗せない方法でのインディペンデントリリースなのにそういう慣習に従うクセがついてしまっているのもおかしなものです。とにかく今日が発売日。この日を迎えられて嬉しいです。


hsh_C1山田稔明『home sweet home』
(GTHC-0002/\3,150 tax in)
2010.5.19 ON SALE

1.harvest moon
2.歓びの歌
3.home sweet home
4.クレールとノアール
5.milk moon canyon
6.glenville
7.hanalee
8.星降る街
9.sweet home comfort
10.距離を越えてゆく言葉

all songs written by Toshiaki Yamada
produced by Toshiaki Yamada
co-produced by Masao Tezuka & Yamachi

manufactured by GOMES THE HITMAN.COM



前作『pilgrim』よりも先にタイトルも核となる楽曲も決まっていた本作ですが、時間がたくさんかかった分とても愛しい作品集になりました。ステージで何年もかけて歌った歌を銀盤に収めることができて幸せです。Twitterでの「home “tweet” homeキャンペーン」を読むと聴いた人それぞれの物語が広がっているようで、僕の手を離れて飛び立っていくハミングバードのような『hsh』の安住の先を想像してみると楽しいです。

発売記念に「milk moon canyonデスクトップピクチャ」を用意しました。ぜひダウンロードしてPCの壁紙などに使ってプロモーションにもご協力ください。アルバム収録曲の中から「クレールとノアール」のミュージッククリップを公開します。これも友達に教えて情報を広げるお手伝いをお願いします。音楽が気に入ってくれた人はぜひ月末のライブに遊びにきてください。6月からは札幌から九州まで弾き語りのツアーをやります。皆さんに会えることを楽しみにしています。


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クレールとノアール

山田稔明(GOMES THE HITMAN) | MySpaceミュージックビデオ
  
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2010年05月05日

『home sweet home』全曲試聴!

unshudo4月28日に刷り上がってきてバタバタと先行販売ツアーを行った『home sweet home』の全曲試聴を「yamadatoshiaki」のMySpaceにて開始しました(LINK)。フルストリーミングではなくダイジェスト、アルバムの全貌は皆さんのおうちで確かめて欲しいのです。気に入ったら買って欲しいし興味がなければそのお金を他の有意義なことに使ってもらうほうがいいのだ。

このアルバムと前作『pilgrim』を携えて5月末の下北沢CLUB Que、6月7月と札幌から佐賀まで歌を歌いにいきます。とても不思議な感覚、ものすごい自信があるのに果てしなく不安。そのアンビバレントな感覚がとても楽しい。良い季節になりそうです。

京都と加古川でのライブは終了しましたが画像は雲州堂のステージの写真。また関西に戻りますので大阪で会いましょう。皆さんの知り合いや大事な友だちに、山田稔明の『home sweet home』のことを教えて伝えてください。よろしくお願いします。

Sanae's Cafe  
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山田稔明『home sweet home』

hsh_C1“旅路”の果てにGOMES THE HITMAN山田稔明が
辿りついた“家路” 、2ndソロアルバム完成!


山田稔明『home sweet home』
(GTHC-0002/\3,150 tax in)
2010.5.19 ON SALE


1.harvest moon
2.歓びの歌
3.home sweet home
4.クレールとノアール
5.milk moon canyon
6.glenville
7.hanalee
8.星降る街
9.sweet home comfort
10.距離を越えてゆく言葉

all songs written by Toshiaki Yamada
produced by Toshiaki Yamada
co-produced by Masao Tezuka & Yamachi

manufactured by GOMES THE HITMAN.COM


本CDはライブ会場とオフィシャルサイト通販にて販売します
オフィシャルサイト通販ページ→STORE
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いち早くCD『home sweet home』を手にした皆さん、
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