2024年02月05日

世代も国籍も時空も超えて

日曜日の夜、杉並区の閑静な住宅街にある秘密基地みたいな空間。モット・ザ・フープルやクイーンをはじめ名だたるレジェンダリーなバンドで演奏してきたキーボード奏者・音楽家モーガン・フィッシャーさんの個人スタジオでHEATWAVE山口洋さんとのセッション「CLOSE ENCOUNTER」を体感。世代も国籍も違う二人の旅人の、音と音との会話みたいな、目と目で通じ合ったり、あるときは「次、Fシャープ!」と力技で登り下り蛇行したり、とにかく自由でここから天国でも地獄でもどこへでも飛んでいけるような歌を聴いて心が震えた。

演者と観客の信頼関係が素晴らしく、長いキャリアを重ねてきた山口洋その人の個性と魅力を改めて堪能した。モーガンさんのスタジオにはモット・ザ・フープル時代の写真やデヴィッド・ボウイのポートレートが飾られて、そのキャリアの濃密さに溜息が出るほど。洋さんは荒々しく優しく、終演後も遅くまでまたいろんな話を聞かせていただいた。素晴らしい時間。

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2024年02月04日

旅人の集まる秘密基地

ずっとお世話になっている中目黒のトラベラーズファクトリーでアアルトコーヒー18周年のお祝いの集まりがあって出かけた。昨年秋のイベント以来なのでトラベラーズチームにもアアルト庄野さんにも久しぶりだし、ミルブックス藤原さんにも数年ぶりに会えた。新年会みたいなことを今年は一度もやってなかったので、なんだかとても賑やかで良い時間。tico moon影山さんと高橋徹也さんと僕のミュージシャンチームは話し足りなくて中目黒から下北沢へ移動して2軒目。なかなか珍しい組み合わせで、終電がなくなるまで盛り上がる。久しぶりにお酒をいっぱい飲んだ。

トラベラーズファクトリーは居心地がいい。いつもそこにある宿木に思い出したように集まってくる旅人みたいな我々だな、と思った。

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2024年01月23日

夜明けの歓喜、朝の幸せ

昨年からのルーティンとなった朝のウォーキング、今朝も夜明け前に出かけて、公園でラジオ体操をやって爽やかな気持ちで朝焼けを眺めながら「もう一周」と公園を歩き始めたところ、インイヤー式のBluetoothイヤホンの片方、右側が、ない。なにかの拍子に落としてしまったのだ。あんな小さいやつ、いつかなくす、なくさないほうがおかしいと思っていたけど、それがついに今日だったのかと落ち込みながら、体操してた場所まで戻って地面を探すも全然見つからない。空は白んでもまだ暗いし。

すると散歩中のおばあちゃん二人組が「あら、探し物?」と声をかけてくれた。僕が「これと同じやつなんですけどね」と指先ほどのイヤホンを見せると、おばあちゃんたちは一緒に探してくれることに。このままだと他のおばあちゃんたちにも声をかけて一斉捜索になりそうな勢いだったので、「いや、もうあきらめてるんで大丈夫…」と言おうとしたときに…。

「ほら、あった!私こういうの見つけるの得意なのよー」とおばあちゃんが僕の手のひらにポンと右側のイヤホンを手渡してくれた。わあ!!と、歓喜するとはこのことかというくらいの喜びと笑顔と感謝。そこにいたみんなニコニコしててなんだか幸せな朝でした。おばあちゃん、本当にありがとうございました。また明日会ったら挨拶しようと思う。

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2024年01月22日

ブログを始めて今年で20年…

ぼんやり考えていたんだけど、このブログを始めたきっかけは、2004年に肺気胸という病気になって半年くらい静養することになったからで、当時流行の兆しを見せていた“ウェブログ”とやらをやってみよう(退屈だから)ということで5月から始めたのでした。なんと今年はそれから20年ということに気がついた。煙草をやめてからも20年。だからこのブログには2004年以降この20年の出来事、情報、考えていることがだいたい全部書いてある。2012年くらいからはとにかく毎日何かを書くというルールを作ったから、それから10年以上このブログは発信拠点であるわけだ。自分でも「ああ、あれはいつのことだったっけ」とか「昔そんなことがあった気がするなあ」なんていうときには自分のブログを検索したら一発で答えがでたりして、とても有用。もしかしたら自分にとっての価値ある資料、宝物なのかもしれない。

左側にあるパーツ、2015年の『the loved one』までしか載せてなかった「DISCOGRAPHY」のところを補完した。スマホで見ると表示されない部分だけど、足りないパーツを修繕したみたいで気持ちがいい。TwitterがXになってしまってもmonoblogはmonoblogのまま。この日記をいつまで更新していくのか、これから先の未来が楽しみだったり不安だったりわくわくしたりする。たまにコメントがあると、ちゃっと読んでもらえてるんだなって思う。今後とも「monoblogー猫と定点観測日記」をよろしくお願いします。

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2024年01月20日

in the early morning rain

昨年の秋から朝のウォーキングの習慣がついて、朝5時台から起き出して夜明けの空を毎日写真に撮るような生活をしているけれど、いくつかルールがあって「前の日が遅かったり仕事が大変だったりして起きるのがつらい日は休む」(しかしこの理由で休んだことは1回か2回くらいしかない)というのと、「雨が降ったら休み」ということにしている。そうすると東京はこの何ヶ月か非常に雨が少ないことに気づく。雨でウォーキングに行かなかった日が五指で足るくらいしかないからだ。朝に雨が降ることが少ないのかな。

久しぶりに夜からの雨が朝まで続いて、今朝は久しぶりにお休みの日だった。それでも6時には起き出してなんやかんやと事務仕事をしている。雪が降ればいいのに、と思ったけれど、あとあと面倒くさいから朝の雨で済んでよかった。映画『PERFECT DAYS』を見てからウォーキングに行く過程で、“平山さん”みたいに指差し確認みたいにしてルーティンを楽しむようになった。同じようでいて毎日違うから世界はいつも面白い。また明日朝晴れたら歩きにいく。

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2024年01月19日

平日の夜の音楽

火曜日の夜にスターパインズカフェにライブを観にいった。大晦日のステージからしばらく経って、やっぱりこのライブハウスの雰囲気がとても好きだと思った。HEATWAVE山口洋さんとおおはた雄一くん、ひと回り違う兎年生まれの男ふたり「ラビッツ」による共演。予想していた何倍も素晴らしい演奏で感動して胸が熱くなった。元日から震災や悲しい事故が続き、自分でも思っていた以上に心が強張っていたのだなと思う。有機的に溶け合うギター2本とドラマティックな歌、ステージ上のおしゃべりも含めて至福の時間。

音楽やライブは週末だけの楽しみではない。平日のなんでもない一日の終わりに浴びる音楽のシャワー、これが明日からの力になる。仕事が終わっておなかをすかせてライブハウスに辿り着いたお客さんにスタパの伊藤さんが作ったお弁当がお客さんに提供されるホスピタリティ。需要と供給のバランスがパーフェクトな空間だと感じました。

終演後ガチガチに緊張しながら山口さんに挨拶。僕は20年くらい前からHEATWAVEの大ファンなのである(サインをもらいたくてLPを持ってあわあわしている僕を見てスタパ伊藤さんが笑っていた)。福岡のレジェンド、憧れの九州の先輩はとても優しくて気さくで結局打ち上げまでご一緒させていただいた。平日のなんでもない日なのに、ご褒美みたいな夜でした。すべてに感謝。

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ここ最近ライブの予定を組むときに週末の会場のスケジュールがなかなか空いていなかったり、週末だと会場使用料がすごく高くなったり、地方へツアーしようと思うとホテルがめちゃちゃ高いとか高速が混むとか、週末にライブをするのがとても大変。コロナ禍が終わってみんなが活動を再開したというのもあるのだろうけれども、もっと平日にみんながライブを楽しめるようになったら楽しみ方の選択肢が増えるなあと思う。「今週は水曜日にライブがあるから、その日仕事早上がりしよう」とか、もちろん仕事を休めない人がいることもじゅうじゅう理解しているけれど、1週間が7日あるなら7日とも音楽がそばにあったらもっと素敵だなと、そんなことを感じた夜でした。
  
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2024年01月03日

昨日と今日と明日、毎日違う日々

昨年から生活のルーティンになった朝のウォーキングのおかげで2024年の初日の出を拝むことができた。いつもの公園にいつもの10倍くらいの人が集まっていてちょっとした渋滞になっていた。昨年夏に母が亡くなったのでなるべく「おめでとうございます」という言葉を使わないようにしていたけれど、賑やかでめでたい雰囲気でつい口を出てしまう新年の挨拶。だけど元日夕刻の大きな地震や目を疑うような羽田での事故を伝えるニュースをなすすべもなく見つめて、僕たちはみんな喪に服すような気持ちになって新しい1年が始まった。

元旦にあんなにたくさんの人が公園に詰めかけていたのに、翌日雨が降り出しそうな2日の朝は途端に人影もまばら。3日の朝は元旦よりも息を飲むほど美しい朝焼けの空が広がっているのをきっとみんなは知らない。定点観測のように毎朝同じコースを歩くと、順位をつけることのできないような、毎朝違う空を見上げて、嗚呼、毎日が特別な日だなと思うようになる。これは新しい発見だった。

今年のお正月はなんとなく粛々としていて、良い気分になって浮かれなかったぶんだけ密度の濃い時間だったように思う。さて、動き出した1年をどう過ごすかである。昨日も今日も明日も全部違う、毎日違う日々を。

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2024年01月02日

2024年 NEW YEAR

2024年もどうぞよろしくお願いします!

GOMES THE HITMAN
山田稔明

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1月13日(土)@ 下北沢lete(夜の科学 in 下北沢ー小箱のなかの音楽)
1月14日(日)@ 町田パリオ(布博)
1月28日(日)@ 佐賀 基山町民会館(アイが大きい基山町音楽祭)
2月9日(金)@ 名古屋 KDハポン(GOMES THE HITMANゴメスの名はゴメス特別編)
2月10日(土)@ 大阪 雲州堂(GOMES THE HITMANゴメスの名はゴメス特別編)
2月11日(日)@ 兵庫 宝塚 AHSO(山田稔明弾き語りワンマン)  
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2023年12月04日

QUASI 来日公演

新代田Feverで観たQuasi(クワージ)の来日公演が素晴らしかった。学生の頃から聴いているバンド、1993年結成なので今年で30年のアニバーサリー、リアルUSオルタナティブの貫禄をまざまざと見せつけられた。ボーカルとキーボードのサム・クームズの歪んだオルガンはギターオリエンテッドなロックが好きな僕に新鮮に響く。ジャネットのドラムはとにかく力強くて、緩急自在、目に耳に楽しい。スリーター・キニーから彼女が去ってしまったのはとても残念だなと改めて思った。

共演のtoddleも良かった。久しぶりにライブハウスで大きな音で音楽を浴びた夜。

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2023年12月01日

12月、サンタ、年明け

12月。今月は12月6日に『Christmas Songs vol.2 - carols and new interpretations』が全国発売と配信スタート。12月8日は誕生日でいよいよ50歳に。延期になっていたGOMES THE HITMANのアニバーサリーライブ第4弾、翌9日は1年ぶりのバンド編成山田稔明ソロ「夜の科学」。12日にはレテ、その週末は加古川と長崎波佐見。むぎちゃんとのライブも。駆け抜けてクリスマスまで。年末になると山田と書いて「サンタ」になった気分になります。そして街なかで「年明け」とみんなが言うのを聞いていつも名前を呼ばれたような気がしてハッとするのです。半世紀、ずっと。サンタ、年明け。

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2023年11月30日

堕ちた天使

ポーグスのシェイン・マガウアンが亡くなった。享年65歳というには“老成”しすぎだったけれど、ここまで生き延びたことを祝福するべきなのかもしれない。思春期の頃、アメリカのフーターズというバンドを好きになって、鍵盤ハーモニカとかマンドリンとかアコースティック楽器を使ってもロックやポップスが奏でられるのかと興味を持って、U2の出身地アイルランドにもすごいバンドがいると手を伸ばしたのがポーグスで、彼らはトラディショナルな楽器でパンクを奏でた。大好きになった。

いつも12月になると「ニューヨークの夢」という曲を聴く。なんでこんなチンピラの集まりみたいな楽団がこんなロマンティックな歌を作れたのだろうかといつも思う。「ニューヨークの夢」を聴くといつも泣きそうになる。カースティ・マッコールも、そしてシェインもいなくなってしまったから今年はまた違う聞こえ方がするのだろうか。シェインは12月25日生まれ、彼こそ堕ちた天使、あるいは神様だったのかもしれない。

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monoblog:季節はずれのニューヨークの夢 | 映画「シェイン 世界が愛する厄介者のうた」  
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2023年11月27日

GOMES THE HITMANの再起動

8月以来のGOMES THE HITMANリハーサルでした。僕が網膜剥離を発症したことにより10月のライブが延期になり、その振替公演12月8日のための練習。PLECTRUMからアッキーこと藤田顕くんを迎えての5人編成、これは2000年代のGOMES THE HITMANのスタイル。2002年の『mono』、2003年『omni』そして2005年の『ripple』に収められた楽曲を音源に忠実に演奏するというのが今回のテーマ。アッキーがレコード通りのフレーズを弾くと「わあ、本物だ」ってなる。個人的には『omni』の歌たちが20年経って新しい響きを得た感覚があって、いろんなことで思い悩んでいた29歳の自分に聴かせてあげたい。

もう来週末に迫ってきた「ゴメスの名はゴメス vol.4 ripple in my heart/進化・深化」、ぜひお越し下さい。

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2023年12月8日(金)吉祥寺スターパインズカフェ
〈振替公演〉GOMES THE HITMAN 30th Anniversary
 “ゴメスの名はゴメス” vol.4 ripple in my heart/進化・深化


出演:GOMES THE HITMAN
[山田稔明、堀越和子、高橋結子、須藤俊明]
ゲスト:藤田 顕 from PLECTRUM

開場 18:30 / 開演 19:00
*10月7日公演よりも30分会場開演時間が遅くなっております。ご注意ください。
前売 4500円+1drink (700円) / 当日 5000円+1drink (700円)

前売りチケットはイープラスにて発売中
https://eplus.jp/sf/detail/3980120001-P0030001


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すでに10月7日公演のチケットをお持ちのお客様はそのチケットでご入場いただけます。
また、振替公演にご来場が叶わないお客様へは払い戻しさせていただきますので、
お手数ですが期間内にお手続きをお願いいたします。

■8月27日(日)先行販売にてご購入のお客様
お手数ですが払い戻し期間内にスターパインズカフェまでご来店ください。
払い戻し期間:12月7日(木)営業終了まで。

■e+にてご購入のお客様
下記URLより期間内にお手続きをお願いいたします。
払い戻し期間:9月30日(土)10:00〜10月15日(日)23:59
https://eplus.jp/sf/updated_events
※期間を過ぎますと払い戻しできませんのでご注意ください。
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ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご了承ください。
振替公演へのご来場をお待ちしております。

GOMES THE HITMAN.COM
スターパインズカフェ
  
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2023年11月11日

盟友たちのステージふたつ

金曜と土曜と、立て続けに20年来の旧知の音楽仲間のステージを観た。武蔵野公会堂でのイノトモ、DIYの女王、すべてを自分でやりとげるその姿にいつも感動する。イノトモちゃんはデビュー25周年、僕の1年先輩。初めて会ったのは1999年、GOMES THE HITMANがメジャーデビューするときに企画した対バンイベントだった。2001年には大分のタワーレコードで合同インストアライブをやったことが印象深い。この10年はご近所ミュージシャンとして何かと相談したり作戦会議したりしている。2013年『新しい青の時代』収録の「やまびこの詩」でのコーラスでも皆さんその声に触れているはず。

イノトモの歌を引き立てるバンドがとにかく素晴らしくて、好きな歌がたくさん聴けた。アニーくんのアコーディオン、ゴンドウさんのユーフォニウム、伊賀さんと北山さんのリズム隊のグルーヴ、そして安宅くんの弦楽器たち。そこに乗って踊るように歌うイノトモちゃんはキラキラしていました。シンガーソングライターとしての共感、憧れ、気付きを抱きました。武蔵野公会堂の味わい深さよ。ここに来るのはいつもイノトモの周年タイミングだけど、僕もいつかここで歌ってみたいな。

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土曜日は夕方から下北沢へ出かけた。久しぶりに電車で行ったんだけど、全然知らない下北沢になっていて道に迷いまくる。それでも歩きなれた路地に辿り着くと居心地がよく、レテには湯川トーベンさんがいて、440にはカーネーション直枝さんがいて、久しぶりにフラッシュ・ディスク・ランチで時間をつぶした。僕は今の下北沢もそんなにイヤじゃない。

CLUB QueでPLECTRUMのワンマンライブ。7インチ発売を記念した公演、レコーディングにも遊びにいった音源なので無事完成、商品も到着してメデタシメデタシ。会場につくと知り合いにたくさん会う。キーボード堀越メンバーにも網膜剥離治療後に初めて会った。みんな心配させてしまってごめんなさい。ライブ延期になってスケジュールで苦労させてしまったアッキーとタイちゃんにもお詫びを。もっくんもチガちゃんもいい意味で大人げなくて、ライブハウスの大きな音で聴くPLECTRUMはやっぱり最高。キャリア総括ベスト盤みたいなセットリストに新曲が差し込まれて現在進行系のバンドの姿が心強い。いつもそうなのだけど、彼らのライブを観るとバンドマンとして嫉妬心がわく。同時に誇らしさと勇気も。

12月のGOMES THE HITMANのライブは横でアッキーがギターを弾いてくれると思うとワクワクする。一番しんどい時期のGOMES THE HITMANを支えてくれたのがアッキーで、その頃の歌を晴れやかな気分で2023年に演奏できることがとても嬉しい。タイちゃんのもこの数年本当にいろいろお世話になっている。もはや親戚みたいなものだ。また対バンしたい。

自分のライブの前にシンガーソングライターとして、バンドマンとして、大きな刺激を受けた2日間でした。

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2023年11月07日

朝の時間

9月くらいから朝のウォーキングが習慣になった。ウォーキングっていうと大げさかな。朝の散歩というくらいがちょうどいい。網膜剥離になって一旦途絶えたけれど、「ウォーキングじゃなくて散歩ならしていいよ」という主治医の言葉により再開、なんとなくずっと続いている。雨の日は休みというルールを決めたので雨の日がそんなに嫌じゃなくなったのもよかった。でも僕が散歩を始めてから雨は多分3日くらいしか降っていない。

ここ最近は散歩だけじゃなくて、体操をしている。結構本気の体操。というのも公園へ出かけると人が集まって体操をしているのだ。どこの誰かも知らない人たちと身体を動かす朝の時間。最近は行きつけの公園がいくつかあって、それぞれの場所で体操の種類が違う。暦の上ではもう立冬、家を出るときには暗い空が少しずつ明るくなっていくのもいい。

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2023年11月05日

秋のビートルズ祭り

ここのところずっとビートルズを聴いている。いわゆる『赤盤』『青盤』のアニバーサリーリイシューを控えて、「最後のビートルズ新曲」として「Now and Then」が公開されて話題だけれど、僕も楽しみにしていたその歌を配信開始と同時に聴いた。ジョンの声がとても生々しくて、とても悲しくて救いを求めるような、しかし優しさも漂う歌で心に沁みた。ポールがプロデュースしたジョンの最後の歌っていう感じがした。賛否両論あるのはビートルズだから仕方ないけれど、僕はシンプルでとても良い歌だと思ったし、気づけばフンフンともう鼻歌を歌っている。

僕は誕生日が12月8日なので、ビートルズのなかではやっぱりジョン派だ。高校生の頃はジョンみたいなメガネをかけてたくらい。けれど近年、ビートルズのなかで一番すごいのはやっぱりポールだなと思う。ジョンみたいなはちゃめちゃなメンバーがいたバンドについて最後まで責任を果たそうとする姿に感服する。ビートルズの60年、まだまだわれわれはたくさんの歓びを浴びるように彼らの歌を聴くのだ。赤盤、青盤のリリースが楽しみ。

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2023年11月02日

ピンチヒッターを務めました

杉真理さんの4年ぶりの夏休みを受けて「アフタヌーンパラダイス」4時間生放送の代打を無事務めました。たくさんのメッセージ、紹介できなかった皆さんごめんなさい。長文の心こもった文章も簡単なつぶやきも、全部しっかり読みました。ありがとうございました。やっぱり生放送で長い時間しゃべるのは楽しいですね。またいつでもやりたいです。

番組後半からどんどんキャロットタワー26階からの景色が夕焼けてきて、この場所へはもう何度も来ているけれどこんな美しい黄昏を見たのは初めてかもしれない。富士山に沈むのですね、今の季節の太陽は。番組が終わってからも暗くなるまでしばらくぼんやりと眺めて、空の美しさと東京の街に灯る窓の明かりを見て、そこで生活するたくさんの人々の暮らしを思ったのでした。

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2023年11月01日

11月、今年もあともう少し

11月になってもあたたかい気温が続き、なんなら半袖でも過ごせたりする。今年は少し不思議な年だ。7月に母が急逝し、9月に網膜剥離になり、2023年後半は荒れているけれど、11月は歌を歌う機会が増えて、少しずつ軌道修正されていく感じ。カレンダーも残り2枚になった。手帳はすでに来年用のやつに予定を書き込み始めている。

今年もあともう少し。

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2023年10月25日

緑のリストバンド|療養日記

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ハロウィーンの季節、街でハロウィーンのグッズ売り場を見かけるときに「目玉」がモチーフのものが多いことに今年初めて気がついた。自分が目を患って、意識が変わったんだと思う。こんなふうに物の見え方は変わっていく(いろんな意味で)。

網膜剥離手術から1ヶ月を経ての検診があった。目の中のガスも全部抜けていて、なんとなく付けたままにしていた緑のリストバンド(この人、目に医療用ガス入ってますからバンド)を主治医の先生に切ってもらう儀式。自分で外したらよかったのに、と笑われながら。でもこれでひとつ何かを卒業した感覚。左目の視力は前回よりも良くなってて右目と合わせると1.2まで見える。ただ右目に毎日長時間コンタクトを入れるようになったためにちょっとものもらいっぽい症状があってめんどくさい。目の見え方が変わったから脳がバランスを取るのに混乱しているみたいで、疲れやすかったりめまいがしたりするのとうまく付き合っていかないといけない。だんだん慣れてはきたんだけど。

瞳孔開いての検査だったので帰り道の夕暮れが眩しい。ルーティンの目薬がひとつ減った。次は一ヶ月後にまた検査。  
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2023年10月13日

元さんと練習を

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今週末のライブのための練習をカスタネッツ牧野元さんと。僕が療養後のまだヨロヨロな感じなのでうちまで来てもらってリビングで向かい合わせで音合わせ。思えば網膜剥離になってから初めて、音楽仲間と会った。その相手が元さんでよかったな。真面目に4時間くらい練習したら結構疲れてしまって、ずいぶん身体がなまってしまってる感覚。新しい始まり、やりなおし、再起動という感じ。久しぶりのライブなので僕は歌いたい歌を選んで歌う。元さんのチョイスも好きな歌ばかり。楽しい時間になりますように。

インスタグラムに告知のためにあげた元さんとのステージの写真(下に載せたやつ)が2018年のときのもので、このライブの直後の打ち上げのことを思い出した。会場にはCLUB Queの二位さんとかエンジニアの方とか下北の要人たちがたくさん集まってどうしたんだろうかと思った夜に、僕は初めて元さんの病気のことを聞いて絶句してしまったのだった。あれから何年も過ぎて、また楽しく笑いながら歌が歌える幸せを噛み締めたいと思います。チケットがもう少しあって、ライブ配信もあります。ぜひお付き合いください。

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2023年10月15日(日)@ 下北沢ラプソディー
マキノゲン × 山田稔明、恒例ジョイントライブ!ーいつも旅の途中 2023紅葉編

出演:マキノゲン(ザ・カスタネッツ)、山田稔明(GOMES THE HITMAN)
OPEN 18:00/START 18:30
MUSIC CHARGE:前売り4000円/当日未定+別途500円分drink券
*チケット:PassMarket にて発売中
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/0271xhtuan931.html

*ライブ配信も決定しました!ツイキャス公式ショップにて配信チケット発売中
https://twitcasting.tv/rhapsody422/shopcart/266876


秋恒例のふたり会、今年はなんと元さんのお誕生日当日のライブ開催。
みんなで楽しく歌とおしゃべりでお祝いしましょう。

RHAPSODY(ラプソディー)
〒155-0031東京都世田谷区北沢2-1-7 ハウジング北沢ビルII 5F
http://rhapsody.tokyo info@rhapsody.tokyo  
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2023年10月10日

10月10日は目の愛護DAY|療養日記

インスタグラムに記した療養メモに加筆転載。

10月10日、奇しくも「目の愛護デイ」だ(10と10で目と眉毛に見えるから)。左目の不調(飛蚊症の症状の急激で明確な自覚)を感じて、あれよあれよと網膜剥離の診断から緊急入院、手術、からの自宅療養は今日で17日目。左目はどんどん良く見えるようになって、目の中の水たまりも、もうあとほんの少し。いろんなことがいつも通りできるようになってきたけど、調子に乗るとやっぱりすぐ目が疲れる。ことの始まりから3週間が経った。

退院後2度目、術後の診断の日。吉祥寺からほど近いこの病院は本当にいつも混んでいるが、とてもシステマティックで(待ち時間は長いけれど)そんなにストレスはない。世の中には病と向き合う人がたくさんいるということを改めて知る機会。視力と眼圧、瞳の写真を撮って主治医の診察を待つ。瞳孔を開く目薬をさされるので5時間くらいずっと眩しい。ふと気づいたが、このフロア(アイセンター)の待合室には本を読んで順番を待つ人がほとんどいない。みんな目をつぶったり俯いている。僕もその一人。

名前を呼ばれて診察室へ。主治医の先生から「もう少しだけ目の中にガスが残っていて、一両日中になくなります。そしたら仰向けで寝ても大丈夫」と期待していた言葉を聞けた。網膜もしっかりくっついていて感染症もなく順調とのこと。「もうデスクワークや曲作りもしていい」と言われて、懸案の今週末のライブのことを話すと「汗が目に入らないように気をつけれ」とのことで、予定通り下北沢ラプソディーのカスタネッツ元さんとの2マンからライブ活動を再開したいと思います。ドキドキする。次の経過診断は2週間後。

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2023年10月08日

瞳のなかの水たまり|療養日記

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インスタグラムに書いた療養日記に加筆転載。10月5日の段階で左目はこういう見え方をしています。正面はきれいに映ってて、手元のほう下3分の1くらいのところに楕円の水面が見えててその楕円の中は水がゆらゆらしてる。本当は水が下から溜まってきて上に空洞がある部分が揺れてるんだけど、レンズで上下が反転してるから下が水の中みたいになってる。頭ではわかってるけどうまく言葉で言い表せない。左目のカメラで焼き付けた夢の跡。

10月7日、網膜剥離手術から2週間。本来ならGOMES THE HITMANアニバーサリーライブの予定だった。術後1週間で退院、もう1週かけて回復という最短の経過を想定してライブ強行を考えた瞬間もあったけれど左目の現状と体力を考えると延期の判断は正しかった。10月7日の段階で、左目の視界は見えない部分はさらに減って下部5分の1くらいのところに水面がある(そこから下が見えにくい)。下を向くとその水面が円になって、ちょうどコンタクトレンズが視界の中に浮かんでいるような感じ。そしてそのなかでフルフルと水が揺れていて、ほの暗い。目が覚めるたびに目玉のなかを水が満たしていないかワクワクするが、まだもう少しかかるのかな。真っ赤だった白目も少しずつ治ってきて、瞼の腫れも引いてきた。疲れて本も読めないしテレビやNetflixなんかも観れないから、こんなに長いこと何にもしないでぼーっとして過ごすのはいつ以来なのか、全然思い出せない。

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2023年10月04日

空にまいあがれ

何度も奇跡を起こして復活してきた長男堂の愛猫、看板猫のカツオが、大往生。長男堂店主るみさんは先代ポチが亡くなった夜に美味しいおにぎりを作って駆けつけてくれて、ポチの亡骸の前で泣いたり笑ったりしてくれた。全然食欲なかったのに長男堂のおにぎりは食べられた。それは9年前のことで、そのときカツオは(妹のワカメも)9歳だった。

時が経って18歳5ヶ月のカツオは手足が長くスベスベで超かわいいまま新しい世界へ。旅立ちの前に会えて良かった。僕は目の術後の検査に行く直前だったのだけれど、ビックリするくらいいっぱい泣いてしまった。そのせいかどうなのか、とても気持ちのいい秋晴れの空を見上げて、なんだか目がよく見えるようになった気さえした。いつもこういう日は真心ブラザーズの「空にまいあがれ」が頭の中で流れる。

ワカメは猫又になるまで生きてね。ポチ実は奇しくもあの時のカツオと同じ9歳。

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2023年10月03日

8 DAYS A WEEK|療養日記

インスグラムに綴っている療養日記を転載します。「ドクター・マイ・アイズ」はジャクソン・ブラウンが実際に目を悪くしたときに作った歌らしい。メタファーみたいな歌詞だけど具体的だったわけだ。

10月3日。網膜剥離の手術から1週間と3日が経ちました。本来の予定では術後1週間は入院、それから1週間自宅療養ということだったけど、早い段階で退院して家に戻ったので、気持ち的には「もうそろそろ見えてもいいんじゃないのか?」とせっかちになってしまって、焦る。手術をした左目は今、上半分が見えていて下半分は水面下みたいな感じでゆらゆら揺れている。これは体験した人としか共有できない感覚かもしれない。この1週間、満月を見るために少し外に出たのと、夜明け前の早朝に一番近いポストに郵便投函チャレンジで往復しただけ(ドキドキした)。いつのまにか季節が変わっていた。

10月4日。退院から1週間、昨日は病院に出向いて経過を診る日でした。左目は上3分の2の視界を取り戻している。視力を測ったり写真を撮ったり眼圧を測ったり、いろんな検査。僕は網膜剥離の手術と同時に白内障対策の水晶体再建術というのもやったので裸眼の視力がこれまでよりも良くなった。見えなくて当たり前だった目が矯正しなくても見えるというのは不思議というか何というか、新鮮。ようやく主治医の先生の診断、すべて順調、眼の中のガスがあと4割ほど残っていて、それが抜けるともっと見えるようになるらしい。術跡の場所を鑑みて、下向き生活ではなく頭の左側を下にする生活を命じられた。「もう1週間安静にしてまた来週様子を見ましょう」と言われて僕は「安静ということは、つまり安静ってことですね?」と訳のわからない言葉を返したが先生も「そうです、安静です」と即答。

とりあえずまたあと1週間。時間が長く感じる。1週間が8日くらいに。

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2023年10月02日

光の葡萄みたい

山形から最高のお見舞いが届いた。シャインマスカット、光の葡萄みたい。

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2023年10月01日

自宅療養日記

インスタグラムに記した療養日記を転載。家に帰ってきてホッとしつつも、普通だったらまだ入院してるはずの体調なのでやっぱり全然病人。すぐ疲れるし寝てばかりいる。左目はドラキュラとかゾンビみたいに白目が真っ赤、光を感じるだけでまだ視力は、ない。来週の経過診断でこれからのいろいろが(いろんな意味で)見えてくるかなという感じ。毎回眠りから覚めるときに「見えるかな」とドキドキしながら目を開ける。ついに見えたときには感動するのかな。(9.28)

僕の左腕につけられたリストバンドは「この人、目に医療用ガスが注入されていますのでしかるべき対処よろしく」ということを不慮の事故の際にもわかるようにするためだそう。僕の左目は痛んだ硝子体(ゼリー状の物質)を取り除いた代わりにガスで充満させてあって、そのせいで視力が、ない。ガスがだんだん抜けて眼の中に水が溜まっていくと見えてくる、のだそうです。今、水面のようなホライズンが見える気がします。眼の作りってすごい。神秘的。(9.30)

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2023年09月30日

中秋の名月、Harverst Moon

9月29日のお月さまは「中秋の名月」。満月、Harvest Moon。中秋の名月と満月が重なるのは、次は2030年なのだそう。見えないかと思ってたけど、見えた。久しぶりに顔をあげました。

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2023年09月28日

見つめるキャッツアイ

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2023年09月27日

入院日記|退院して自宅療養に

インスタグラムに記した入院日記をまとめておきます。今後は自宅療養日記に。先週から網膜剥離で緊急入院、手術という日々、ご心配をおかけしております。9月23日(入院3日目)、午前のオペという話だったのが、12時45分にようやっと手術室へ入室。いよいよ本格的に入院生活始まる、という感じ。やれやれ。2時間半の網膜剥離治療のための手術。局所麻酔で覚醒したまま、なかなか、思ってたよりずっとしんどかったです。左目はもう全然見えなくて何をされてるのかわからなかったから怖くはなかったけど。終わって「うつむき生活」の始まり、これも想像以上の大変さ。明けて4日目はひたすら定期的に目薬を差すルーティンと、とにかく下を向くことに専念。同い年のギタリスト安宅くんが網膜剥離経験者なので話を聞けるのが救い。

ちょっとした事情で大部屋から個室に移動することになって「やった、ベッドとかフカフカかも?」と思って入った部屋はがらんどうで、それまで使ってたベッドたちごとの移動と知り、ちょっと舌打ち。今日初めて顔をあげて窓の外は快晴なことに気づきました。手術は問題なく成功しました。すごくはっきり説明してくれる先生で不安がなくて気持ちは随分楽です。

下向きで寝るのは想像以上に大変。寝たのか寝てないのか半分夢の中にいる感じで朝になります。9月25日、入院5日目、6時から目薬を4種類5分ごとにさすからそれだけで30分くらいかかって、そうしてるうちに朝食の時間。もうさすがにコーヒーが飲みたくなってきて、ドリップコーヒーを熱湯が直接でる蛇口から注いで急ごしらえ。今日はとにかく一日がやたらと長い。寝ても覚めても窓の外は良い天気。夕方遅くになって主治医の先生による検診、すべて順調とのことでようやくホッとする。これから回復・治癒していく過程の話を聞いて、10月7日のGOMES THE HITMANスターパインズカフェ公演は難しいなと思っています。ファンの皆さんにはご心配と残念な思いを、関係者各位にはいろいろご迷惑をおかけしますが、今は治療に専念したいと思います。ご理解ください。また長い夜の始まり。

昼間も断続的に眠ってるからか、うつ伏せの姿勢もあって、やっぱり夜にしっかり寝れない。ハッと気づくと時計は2時で、それからうつらうつらしながら3時、4時、5時となって、そのうち看護師さんたちが働き出す。これまで30歳の時に肺気胸、45歳で冠攣縮性狭心症で手術入院を経験したけど、今回の入院が一番しんどいなと感じる。心肺のときのほうが身体的には弱っていたのに。

9月26日、入院6日目だったけれど、主治医の先生の検診のあと、急に退院することが決まった。術後に僕が微熱がちで、コロナインフルは陰性だったけど個室に移されたのはそういう理由で、なかなか微妙な体温を行き来する昨日今日。術後の経過も良好で網膜もうまくくっついてるということで「自宅で下向き安静療養してください」という判断。病床数の問題もあるのでしょう。自分が音楽家であることを先生には伝えてあったんだけど「絶対仕事したらダメだからね!」と念を押されました。ということで、左目まだ見えないけど退院します。本当にお世話になりました(またすぐ来ますが)。医療従事者の皆さんの献身に心から感謝。嫌なことのひとつもありませんでした。

皆さんあたたかいお心遣いメッセージにも救われています。ありがとう。

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2023年09月25日

午後の窓から

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2023年09月23日

木曜日から入院しています

火曜日から急に目の見え方が気になって受診し大きな病院で検査をして、網膜剥離という診断を受けて木曜日から入院しています。今週末の下北沢lete公演は延期、今後の予定も術後の状況でまた変わってくるかもしれませんが、今はとにかくしっかり治療に専念したいと思います。ご心配とご迷惑をおかけしますがどうかご理解ください。左目以外の身体は全然元気なので長い夜と昼を持て余していますが、いつかはここで過ごした時間のことも穏やかに思い出すのでしょうか。また経過とか面白いことがあったら報告します。ほんといろいろごめんなさい。

緊急入院というのは「予定していた入院ではない」ということで、手術をするにも入念に予定されたオペのスケジュールの隙間を縫ってタイミングをはかる必要があって、なので僕は一昨日も昨日もチャンスを逸して、代わりに逆の右目のことをやったり、術後しばらく入れないだろうお風呂に入ったり、三度のご飯をきちんと食べて、長い夜を過ごし朝を待つ。きっと今日の午前中には、という感じで声がかかるのを今か今かと待っているところです。

写真は僕の患者ファイルに差し込まれた妙にテンションのあがる緊急入院札と、「この人は左目のオペですよ」という左手に記されたマーク。ここにいる間のオレの刺青。

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2023年09月22日

チミちゃん留守番

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2023年09月20日

彼岸花

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2023年09月19日

つかまえた桃色

9月に入って、朝のウォーキングを始めた。まだ残暑厳しく7時とかになるともうすでに暑いので、5時台に動き出すのがいい。すると夜明けから日が昇るまでの空のグラデーションの美しさを眺めながら歩くことができて、刻一刻と変わっていく空の色に名前をつけてみたくなる。ラジオ体操をしている人がいたり、犬の散歩をしている人がいたり、子ども以外の老若男女がいて、朝には朝の風景があり、そういうシーンを楽しんでいる自分がいる。

写真はこないだつかまえた、太陽が街を照らす前の桃色。

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2023年09月18日

海へ

今年最後の海だ、と思っていたのだけど、9月になってもこれだけ暑い日が続くと「ええ?もう一回くらい行くの?海」って感じになる。海はいい。今年は唐津、長崎、鎌倉、とそれぞれに違う表情の海を眺めた。歌を作りたいときに、物語を紡ぎたいときに、何も思い浮かばなかったらみんな海に行ってみるといい。光と水と風と暑さと湿気、そしてなぜだか誘われる眠気、訥々と言葉が水滴みたいに鍋に溜まっていく感覚を感じられると思う。これは、昔に音楽の専門学校で作詞の授業を1年間担当したときにでっちあげて生徒たちに伝授した「“海”作詞法」。

あながちウソでもなかったな、と最近思う。

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2023年09月12日

スライダーズを福岡で観た

福岡でストリート・スライダーズのライブを観てきた。春の日本武道館公演から4ヶ月、そんなに浮ついた気持ちはなかったけれど会場のキャナルシティ劇場についたらどんどんワクワクしてきた。中学から高校時代、だいたい僕らはスライダーズのライブを久留米で観てたから今回も久留米だったらもっとエモかったのかもしれないけれど、同級生のやっちゃんが奇跡的に手に入れたプレミアムチケットでふたりともオペラグラスを片手に角度のきつい2階席から見下ろす不動4人のバンド。

前回観たときは当時から変化した部分に視点がフォーカスした感じがあったのが、今回は当時から変わらない彼らの仕草やハリーがニヤリと笑う表情とか、既視感をそこかしこに感じるステージだった。演奏も歌も格段に仕上がっていたから余計なことを考える余地がなかったのかもしれなくて、僕らがスライダーズのコンサートに通っていたのは『BAD INFLUENCE』とか『SCREWDRIVER』の頃だったから、それより前の『天使たち』なんかの楽曲たち(VELVET SKYとか最高だった)を生演奏で聴くのはとても新鮮で、2023年におれたち何を見せられてるの!と興奮してしまった。

去年は小沢健二を福岡で同級生3人で並んで観たんだけど、青春とか思い出とかいろんな記憶とあわせて触れる音楽って本当にキラキラ乱反射するみたいで眩しい。あともう一回東京でスライダーズを観るけれど、こういう音楽の旅をするたびに「大人になるって悪くないな」と心から思う。

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2023年09月11日

911から22年

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2001年9月11日のアメリカ同時多発テロから23年が経った。23年前、東京は台風が通り過ぎた後で、夕方にものすごくきれいな夕焼けが空を染めたことを憶えている。当時住んでいた池袋のマンションの最上階からその夕焼けを映像に撮ったからだ。夜になって臨時ニュースが入って、テレビが全部切り替わり、2機目の飛行機がワールドトレードセンタービルに突入するのをリアルタイムで目撃してしまう。それから朝までNHKやCNNをぼんやり眺めて、翌日はレコーディングスタジオでCM音楽の仕事だったんだけど、ずっと音を消したテレビをつけたまま作業したのも忘れない。

それから一ヶ月後、2001年10月7日はGOMES THE HITMANが事務所からもレコード会社からも独立した後初めて自ら企画したワンマンライブ、下北沢CLUB Queがぎゅうぎゅう詰めになるくらいの華々しい夜だったのだけど、その打ち上げの最中にアメリカによる報復戦争が始まったのを知って、みんなでため息をつきながら帰ったことも、記憶から消えない。僕はこの頃随分気がふさいでしまって、そのうつむきがちな視線や厭世感はそのまま『mono』というアルバムに反映された。

僕が大好きだったアメリカって、どのアメリカなんだろうか。サイモン&ガーファンクルの「America」は1968年に発表された歌。僕は大学生のときこの曲の歌詞を小さな文字でタイプした紙片をしおりがわりにしていつも持ち歩いていたから今でも全部そらで歌える。この曲のなかで、最初は希望に満ちた恋人たちはやがて苦悩や悲しみの感覚へと転じていく。アメリカを探す旅とは何か。歌とはかくも時代を越えて、意味を超えていくのだな、と心が震えたのは2001年10月マディソン・スクエア・ガーデンで行われた追悼コンサート「ザ・コンサート・フォー・ニューヨーク・シティ」の1曲目にデヴィッド・ボウイがこの「America」を歌ったの聴いたときだった。まだみんなずっと探している。ずっと旅の途中。

  
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2023年09月10日

ポチ実うちの子記念日

9月8日から9日になる真夜中。2014年、9年前のその時間こそが我が家の愛猫ポチ実の「うちの子記念日」でした。9月2日に突然うちの庭に三毛の仔猫が現れた衝撃はすごくて、記念日レベル的(?)には「初めてチミが現れた日」の影に隠れがちだけど、初対面からジリジリと距離をつめ関係を築き、一度は抱き捕まえたのに逃げられたり、という経緯を思い返すと、やっぱりガッチリと彼女の身体を握りしめて、家のなかに設置したケージに保護、その後夜通し大きな声で鳴いていたあの夜というのは特別な一日だったなあと思う。

今でこそリードをつけて毎日長い時間を庭で過ごすチミちゃんも9月に保護して次の春が来るまで半年以上は一歩たりとも家の外へ出すことはありませんでした。その時間をかけて “ここ” が自分の家だという概念が生まれたと思う。たまに(ほんとにたまにね)脱走しても名前を呼ぶと「やべっ」という感じの顔をして舌をペロッとしてトコトコと一目散に家に帰ってくるところを見てもチミにとってここが一番安全で快適な場所なのは間違いないなと確信する。

英語で「うちの子記念日」のことを「adoption(養子縁組)」と「anniversary(アニバーサリー)」を合わせた造語で「Adoptaversary」と表現されるそう。なんかもっと柔らかい、良い呼び方がないかなとずっと考えている。カレンダーにサインするときにHAPPY WELCOME DAYって書いたこともあったかな。チミちゃん、うちの子記念日おめでとう。毎日かわいく面白く、家の灯りみたいに存在してくれる猫に心から「ありがとう」と言いたい。

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2023年09月06日

マーマレイドのジャム

母が春にクール宅急便で送ってきたいろいろがまだ冷凍庫にいくらか眠っていて、ついこないだマーマレイドのジャムを解凍した。よくわからない煮物とか独特なカレーとかに比べてフルーツを煮込んで作る母親のジャムはあんまりクセがなくて素直に美味しい。このジャムがなくなったらもうこの味は食べられないのだなと、まあ、当たり前のことを考えながらトーストにのせて食べてみる。実家の冷蔵庫は、冷蔵も冷凍も野菜室も食べ物がぎゅうぎゅうに詰まっていて処分に困った。到底ひとりで食べきれない食材を母がどんな思いでため込んでいったのかなと考えると、なんとも言えない言葉にならないような気持ちになる。

四十九日を過ぎて、過ぎてゆく時間のスピードが速いのか遅いのかわからない。今年は記録的に暑い夏だったけれど、この夏の記憶が鮮明なのか、あるいは薄ぼんやりしているのかも今はまだわからないままでいる。もう少し月日が経ったらいろいろ検証したい。

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2023年08月21日

マウイ島で買った楽器と「緑の車」の話

映像制作会社で働いていた1996年、写真旅行でハワイのマウイ島へ行った。AD1年目は仕事の奴隷だ。徹夜続きでとにかくくたびれていて、朦朧としながら会社のワゴンに乗り込んで出発したから飛んだのが羽田か成田かどっちだったかも憶えていない。初めての海外旅行だった。同じハワイでも日本人観光客が多いオアフ島ではなく、マウイなのがナウいのだ、みたいなことを社長は言ってた気がする。コンドミニアムを1棟借りて約10人くらいの旅行だったか。疲れ果てた身体にマウイ島の空気はとにかく優しくて、どんどん元気が出てきて、僕は先輩とずっとフリスビーをやっていた。GOMES THE HITMANの初期楽曲にフリスビーが登場しがちなのはこの時のせいで、「日向の猫」では何十年ぶりかにフリスビーブームが到来したタイミングでの再起用だった。ナイトクラブに先輩に連れられて出かけてビールをたくさん飲んでヘンテコな踊りを深夜3時まで踊って宿に戻ると、早起きしてきた別の先輩に無理やり標高2436mのハレアカラクレーターへ連行された。映画「未知との遭遇」も撮影された大自然の絶景、真夜中の寒さがTシャツにフリースジャケット、一睡もしていない僕を襲った。死ぬかと思ったけれど、日の出を目の当たりしたときにじんわり身体が芯から熱くなっていくのを感じて、太陽を信仰の対象に持つ人間の気持ちがよくわかった。

このマウイでの旅で「THE MUSIC MAKER」という楽器を買った。ハワイアンミュージックの伝説ギャビー・パヒヌイのカセットテープは手に入れたけれどウクレレを買う経済的余裕はなくて、この見たこともない楽器なら手持ちのお金で買えたのだ。東欧の内陸国ベラルーシ製の楽器だ。マウイ島で買う意味はまったくない。だけど僕はこの合板で作られた台形の楽器をマウイで買った。GOMES THE HITMANがアマチュア時代から演奏している曲に「緑の車」というのがある。今週末のライブで演奏するので音源を聴いて復習していたら、サビの前にハープのような煌びやかな音がして記憶が一気に蘇った。キラリと鳴るその音はまさにこの「THE MUSIC MAKER」をかき鳴らした音だった。僕が持っていったこの楽器をプロデューサー村田和人さんが面白がってくれてダビングしたのだ。他のどの楽器でも替えが効かない響きがそこにはあって、巻き戻らない時間みたいに感じた。

メジャーレーベルとの契約がなくなって一番お金がない頃に僕はたくさんのレコードや機材と一緒にこの「THE MUSIC MAKER」をオークションに出して売った。この楽器は「緑の車」の煌めきを吐き出してその役割を終えた、と僕は思ったのだろうか。ああ、これが手元にあったらな、とは思うけれど、僕らは今でもしっかり「緑の車」をあるべき形で演奏することができる。なくなったもののかわりに、違う響きを鳴らすことができるということがわかっている。画像はネットから拾ったもの。いつかどこかの古道具屋で再会したら買い戻すかもしれないけどね。

マウイの街が山火事で焼失してしまったニュースを日々呆然と眺めた。マウイで買ったベラルーシの楽器と「緑の車」のことをこの数日ずっと考えている。被災地の一日も早い復旧・復興を心より願う。

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2023年08月17日

夏のどん底で

水曜日、午後5時、僕はどん底で高校時代の友人に卒業以来の再会を果たした。「どん底」は新宿三丁目にある1951年創業の老舗洋風酒場だ。黒澤明、三島由紀夫をはじめ多くの文化人が愛したお店。数日前、突然に高校の同級生宮下が「お久しぶり」とLINEで声をかけてきた。1年のとき同じクラス(共学なのに男子しかいないクラス)でバレーボール部でも一緒だった宮下。入学して最初期の友だち、忘れるわけもなくはっきりその顔を憶えている。ひょんなことから高校の同窓会LINEグループに招待され、数十人いる名前のなかから僕のことだけ思い出したらしい。

久しぶりにもほどがあるけれど、彼のLINEアカウントが「宮下(どん底)」なのが気になって「なんなん?どん底って(ひどい暮らしをしてるのか?)」と問うと、「あ、おれ22歳のときから新宿のどん底っていう飲み屋で働いてます」との答え。衝撃の事実。どん底はレコード会社の人に連れていってもらって以来僕の大好きなお店で、いつかの年はバンドの新年会もここでやった。高校卒業以来会っていない宮下とずっとニアミスしていたことになる。「どん底、行く。今日行く!」と開店時間の17時にお店を訪ね、実に31年ぶりの再会。いろんなことを忘れていて、些細なことを憶えている。そして少しずつ欠けた記憶が蘇っていく感じ。1990年代からずっとお互い東京の街で暮らしながらも一度も交わることのなかった僕と宮下。「でも若くて何者でもなかった頃には知り合いに会いたくなかったよね」という意見で一致する。風の噂レベルでしか僕が音楽を生業にしてることを知らなかった彼、かかっていたお店のBGMをU2から『新しい青の時代』にしてくれたけれど、僕の歌をどう思っただろうか。

「お会計を」という頃に宮下が「LINEグループの名前見てて正直おまえだけ“会いたい”と思ったんだよ」と言った。照れるじゃん、バカ。50歳になる年の再会、またいつでも会えるっていうのが嬉しい。今度は誰をどん底に誘おうかと考えているところ。

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2023年08月13日

8月13日

8月13日は母親の74回目の誕生日でした。

もう自分もいい歳なのでそろそろそれなりにちゃんとしたお祝いを送らないとなあとぼんやり考えていたのですが、その母が先月逝去しました。唐津でのコンサート直前の突然の出来事で、コンサート前夜にお通夜、ライブ当日の午前中に告別式、親族と近親者での家族葬で送りました。父親のときもそうでしたが、目の回るような慌ただしさで様々な手続きに奔走し、それでも旧唐津銀行でのコンサートと唐津市近代図書館での演奏収録を予定通り完遂できたことは、晩年僕のSNSやライブ配信等を楽しみにしていた母に対する親孝行だったかもしれません。8月に入って長崎でのコンサートの後ふたたび佐賀に数日滞在し、母が住んでいた部屋の遺品整理と掃除、退去手続き、最後まで母の足となった軽自動車の廃車手続きを済ませて帰京しました。

この10年くらい体のいろんなところが悪くて「わたしは病気のデパートたい」と笑っていた母ですが、昨年まで保険外交員の仕事で鳥栖基山と駆け回って、その力を使い切ったのかもしれません。仕事を辞めてからはベランダ園芸と趣味の料理、定期的になんだかわからない食材が冷凍されてクール宅急便で届く1年でした。この数年は可能な限り帰省して様子を伺ったり毎日LINEのやりとりをしたりしていました。自分は最後まで母親に優しくできなかったという後悔がありますが、ここ数年続けて地元の大きなホールで歌を歌う機会があって、一人息子を友だちに自慢したりちょっとだけ誇らしく思わせることくらいはできたかもしれません。お別れのときにたくさんの職場の若い後輩の皆さんが号泣しているのを見て、母には母の毎日の暮らしがあったのだなと改めて気付かされました。

母がいなくなってから、少し前に送られてきて冷凍庫で凍っていた母のカレーを温めて、最後の手料理を味わいました。僕の手元には少しの写真と仕事のときに使っていたであろう母の名前が刻まれたボールペンが残りました。実家がなくなってしまったけれど、あれこれ理由をつけて佐賀にはこれまでどおり里帰りしようと思っています。やっぱりこの数週間でちょっと疲れて果ててしまって、いろんなスケジュールが先延ばしになったり、一旦保留になったりするかもしれませんが、こういう事情があったということをご理解いただけたら嬉しいです。

母との最後のメッセージのやりとりは「ライブがんばって!」でした。これからも自分ができるかぎりのことを頑張りたいと思います。

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僕の手帳にいつも挟んである母の若い頃の写真と遺品整理で出てきて初めて目にしたパスポートの写真です。  
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2023年07月30日

インポッシブル

映画『ミッション・インポッシブル』のレイトショーを観にいったんだけど、長旅を経てあまりにも疲れていたせいか、あんな派手な、めまぐるしい映画なのに寝てしまった。何度も目が覚めて何度もものすごいアクションを目の当たりにしながらも、気づくとまぶたが閉じてしまっている。トムに本当申し訳ない。ここ最近観た映画は『ミーガン』、そして7月に観た映画では『アフターサン』が飛び抜けていた。フィービー・ブリッジャーズの彼氏ポール・メスカルが主演、不意にR.E.M.の歌が流れてくるのも個人的にグッとくる。

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2023年07月29日

僕たちの花火

コロナ禍のあいだずっと中止で、4年ぶりの開催となった隅田川花火大会。蔵前NAOTで花火鑑賞会をするというので誘ってもらって出かけてきた。僕がフジロックに遊びにいくことも多かったので、隅田川花火大会に参加するのは2017年以来か、長い時間が経ったように思う。打ち上げ会場付近は大賑わい大騒ぎで、お祭り感がハンパない。100万人以上が出かけたらしい。みんなずっと我慢してたからそうなるよね。蔵前NAOTではずっとアニバーサリーライブをやってたから年に1、2度は訪れることになっていたけれど、ここに来るのもとても久しぶりで2018年の高野寛さん高橋久美子ちゃんとのライブ以来。階下のカワウソ、写真家の大沼ショージさんや萬田さんにも会えて嬉しかった。ささやかな人数でのささやかな集まり。美味しい食べ物とビールと、花火。

打ち上げ場所のすぐそばで見る花火はやっぱりすごくて迫力があって、初めてNAOTのベランダで隅田川花火大会を体験したときは「花火革命」という言葉が流行して、詩人の高橋久美子ちゃんなんかはその翌日に「僕たちの花火」という詩を書いて送ってきた。僕もそれにすぐ曲をつけて次の年のライブで歌った記憶がある。この日はギタレレを持っていって、花火が打ち上がり終わってしっとりした時間に、その「僕たちの花火」を歌った。誰かが泣いてた気がしたけれど、見て見ぬふりを。

楽しい夜をありがとう。

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2023年07月14日

おいしいごはんの時間

つい先週、キンモクセイのイトシュンが古民家に引っ越して、そこでバンドのプリプロ(新曲アレンジ)をやるというので、どんな家なのか興味があって出かけた。うちから車で1時間半走って、本当にここは東京かよという景色のなかにその古民家はあった。しっかりリノベーションされていて快適で、立派な梁があったり屋根裏があったり(イトシュンは僕に屋根裏なら自由に使っていいと許可をくれたよ)100年の歴史も感じられる。

で、その数日後にキンモクセイが都内にある笹倉慎介くんのスタジオで録音するというのを知って、うちからすぐ近くなのでまた遊びにいくことになって、それなら夕飯を長男堂のお弁当にしたら?と提案した。メジャーレーベルを経験した我々みたいなバンドはレコーディングとなるとすぐ出前とか贅沢なケータリングを欲するけれど、もうそういう時代ではないのだ。長男堂のお弁当はリーズナブルで、しかもとても美味しい。そしてまとめて頼むと店主による独特のイラストで掛け紙をつけてくれて場の雰囲気もちょっと和む、といいことしかない。僕もコロナ禍中のライブで密な打ち上げができないときなんかに長男堂のお弁当をメンバー分注文してささやかなお疲れ様会をしたものだ。

どうせなら僕が配達を、ということになり長男堂のお弁当をピックアップして、笹倉くんのスタジオへ2日間、夕飯時にキンモクセイの面々を訪ねた。僕もこのスタジオでソロアルバムのレコーディングを予定しているので、知り合いのバンドが作業しているのを見るのはイメージトレーニングになっていい。みんな知り合いだっていうのもいい。人のレコーディングは無責任なアドバイスとか適当なことが言えて楽しい。そして長時間音楽に向き合ってクタクタになったときに美味しいご飯があるっていうのは、やっぱりすごく大事なのです。配達のお駄賃で僕も同じお弁当をいただきました。

みんな美味しい美味しいと喜んでくれてよかった。長男堂のお弁当、お薦めです。

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2023年07月07日

山田稔明『新しい青の時代』リリースから10周年になりました

2013年に3枚目のソロアルバム『新しい青の時代』を発表しました。前々作『pilgrim』(2009)と前作『homesweet home』(2010)は流通システムに頼らずライブ会場手売りとオフィシャルウェブストアでの通販のみで販売したのですが(基本的にはアマゾンでも町のレコード屋さんでも売ってなかったのです)、『新しい青の時代』は全国流通したいと思い立って現在もお世話になっているBRIDGE INC.という流通会社を通して全国発売しました。その発売日が7月7日だったので2023年7月7日が公式には『新しい青の時代』リリースから10周年という記念日になります。

この作品は僕を全国いろんなところへ駆け回らせてくれたレコードです。だからなのか体感的には10年という年月がとても長く感じます。あっという間という感じがしません。『新しい青の時代』には4つのエディションがあります。まずライブ会場での先行発売と通販で売り切れてしまった記念すべき“初版”、どのくらいの方がこれを持っているでしょうか、品番などで確かめることは難しくて、ジャケットの色味が深く少し暗いのが特徴。これはこれで重厚な感じがして好きなのですが、第2刷を作るときにアートワーク全体の色味を明るくしました。もっとも多く流通してるのがこの“第2刷”なんじゃないかな。

リリースから5年経ったときに作ったアナログ盤はボーナストラックとして収録されていた「あさってくらいの未来」をカットして10曲になり、福田利之さんの描いた絵から意図的に隠されていた一角獣の姿が現れた、新たなアートワークをまといました。オープニングトラック「どこへ向かうかを知らないならどの道を行っても同じこと」の歌詞が一部修正されていたものが元のフレーズに戻されました。言うなれば本来あるべき姿でLPになった、ということになります。このアナログ盤はクラウドファンディングで制作され、限定700枚くらいがこの世の中に存在します。いい経験でした。

このLP制作で改められたマスター音源の形で2019年5月にApple MusicやSpotifyでのサブスクリプション配信がスタート、いつでも携帯端末やPCで『新しい青の時代』が聴けるようになります。そして第2刷もアナログ盤も在庫がなくなった2021年。自分にとっての代名詞であるこの作品はいつでもだれにでも、もし山田稔明の歌に初めて触れるならば『新しい青の時代』から聴いてもらいたいと思うから、3度目のCDリイシューを試みました。LPにした装丁と収録内容に加えて全楽曲の山田稔明デモが曲順通りに収録されたボーナストラックがついた2CD仕様。これがこの作品の最終形で、これから先はステージでの生演奏が最新版。10年経とうが30年過ぎようが色褪せない青、自分にとっての代表作であることにはこれからも変わりがないと思います。宝物のような1枚を、たくさんの方とシェアできたら嬉しいです。これまでもこれからもありがとう。

ぜひ2023年7月にも『新しい青の時代』を再生して空気を震わせてください。


オフィシャル通販STOREで『新しい青の時代』を購入


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2023年06月27日

朝ごはんミーティング

イラストレーターの福田利之さんが吉祥寺に出張中と聞いて、朝ごはんを一緒に食べましょうということに。今年は定期的に福田さんに会えて嬉しい。宮城NAKAO CAFEでのコラボは1月だったけど遠い昔のことのように思える。この夏は長野県松本で福田さんとくりさぶろうと。松本のお薦めスポットなどをお互い挙げていたら、随分久しぶりだと思っていた松本に僕はたった4年前2019年春にサトミツ&ザ・トイレッツで出かけていたことを思い出した。そのときは松本城の夜桜を眺めたのだった。

ライブまでに松本のいいところをいろいろチョイスして改めて紹介したいと思います。ぜひ夏の松本、ご来場ください。

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2023年8月19日(土)@ 長野 松本 手紙舎文箱(1F喫茶スペース)
山田稔明 LIVE with 福田利之 at 浅間温泉 手紙舎文箱

16:30開場/17:00開演/18:30終演予定
*バスをご利用の方は、店舗目の前から19:18発松本駅行きのバスがございます。
定員:40名(先着順)
料金:3,500円+1drink 500円
申込み:以下サイトにてお申し込みください
https://coubic.com/tegamisha/473244
*お支払い方法はクレジットカードによる事前決済となります。

問合せ:TEL 0263-87-2716(手紙舎 文箱)
*ワークショップにご参加の方にはライブ時の1drink代をサービスいたします!

アルバムのジャケットイラストを福田利之さんが手掛けるなど親交の深いシンガーソングライター
山田稔明さん(GOMES THE HITMAN)のライブを手紙舎 文箱にて開催します!
ライブの合間には、福田さん作・山田さん編曲の「くりさぶろう」絵描き歌も聴けるかも!?


松本 手紙舎文箱(https://tegamisha.com/news_cat/tegamisha-fubako/
長野県松本市浅間温泉1-30-6(浅間温泉郵便局」隣)  
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2023年06月15日

この季節になると思い出す

6月は雨の洞窟みたいで、気分が塞いでしまうことも多いけれど、個人的にはやっぱり愛猫ポチが旅立った月なのでいろんなことを低気圧でぐったりした心のまま思い出してしまう。ポチが呼吸をするのをやめてしまったのは6月19日、なのでその日付に向かって時系列で記憶が蘇ってくる。最後の何日かは本当に僕もポチも眠れなくてしんどかったなあ、とか。いろいろ。

2014年から今年で9年、今でも6月はポチを想う月。

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Posted by monolog at 23:56Comments(4)

2023年06月13日

ひとのレコーディングは楽しい

盟友バンドPLECTRUMが都内でレコーディングしてると聞いて、お団子持って遊びにいってきた。彼らが録音するのは2017年の前作『Life Romantic』以来だそう。『Life Romantic』は彼らにとって13年ぶりの新作で、GOMES THE HITMANはそれを追いかけるように2019年に14年ぶりのオリジナルアルバム『memori』を作ったので、PLECTRUMが次の作品の準備を始めるとちょっと気分が焦る。

馴染みのタイちゃんとアッキー、そしてベースのチガちゃんとドラムもっくん。もうみんな長い付き合いなので親戚みたいに感じる。録音していた曲は軽快だけど複雑で面白い曲。アッキー主導で、「ヨ・ラ・テンゴが難しい曲にトライして良い感じにゆるくなったイメージ」という方向性もすごく興味深かった。早く出来上がりが聴きたい。僕もいよいよ秋から新作ソロアルバムのために本格的にスタジオ入りするのでとても刺激になりました。

タイちゃんとはこの夏いろいろまた一緒に。アッキーとは秋にステージをともにできたらいいなと思う。

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2023年06月02日

6月、JUNE、水無月

6月である。今年は「もう3月だよ」とか「こないだ2月だったのに4月とか信じられない…」とか「やべえもう今年半分過ぎちゃったよ」とか、月日の流れの速さを憂う言葉を封印するという目標を立てて暮らしているので、ただただ「今日から6月である」と当然のように思って粛々と日々を眺めている。もう6月もまだ6月もない。ただ6月である。

新年度になってからはたくさんのライブと旅がありとにかく充実した時間が流れていく。6月もそんなふうになればいいなと思います。ツイキャス配信をふたつ、そして下北沢leteでの定期公演があるので現在位置再確認のきっかけにもなるだろう。名古屋への高橋徹也さんとの旅は新しい始まりになる気がしている。GOMES THE HITMANの30周年アニバーサリーの第2弾が7月1日に控えているので今月はまたバンドマンに戻る1ヶ月にもなる。

なんと色鮮やかな2023年か。雨の季節だから今月は特に赤青黄の原色が織りなす景色が眩しい。

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2023年05月28日

怒涛の5月振り返り

ゴールデンウィークの始まりの4月末から5月だった感じがする。濃厚な1ヶ月。富山巣巣でのitokenさん、はしもとみおさんとのライブを皮切りに怒涛のひと月、まだ長袖にパーカーだった富山立山での3日間が遠い昔のことのようで、それでも昼と夕方に2回やったライブがとてもいい演奏だったことは忘れない。収録した巣巣でのライブをあらためて配信すべく進めていますのでお楽しみに。

ストリート・スライダーズの再結成ライブを観て興奮したまま下北沢ラプソディーでのカスタネッツ牧野元さんとの2マンも最高に楽しい時間でした。ちょうど今、秋編のスケジュール調整をしているところなのでまた次回も楽しみにしていてください。ゴールデンウィークの終盤には下北沢leteでの3月公演を配信するツイキャスもありました。

5月第2週からは猫町モードに切り替わって東京での全体リハーサル。itokenさんと近藤さんとドライブ旅で岡崎のはしもとみお展へ、そこでナイトミュージアムコンサートを。慌ただしくも充実、盛りだくさんの一日でした。そして翌週いよいよ沖縄での猫町フェス。この日も富山のときと同様に昼と夜で2公演。梅雨入りしたはずなのに雨に降られることもなくたくさんの猫とお客さんに迎えられてご褒美のような3日間でした。

ステージ上で照明を浴びる日も幸せだけれど、水面下で足をバタバタさせて計画を進める時間も楽しい。そんな1ヶ月でした。6月ももっと楽しくなればいいな。次回皆さんに会うのは6月17日の下北沢lete?追加公演の昼の部がほんの数席残ってるそうなので急いで!

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