2017年11月18日

EVERYBODY'S GOT A WORK TO DO



先週はラジオプロモーションとかレコ発とかインストアとか、やたら派手に駆け回ったサトミツ&ザ・トイレッツでしたが、今週はなんともマニアックなシチュエーションでの演奏が続きました。まず株式会社リクシル社内で行われた、発展途上国のトイレ環境について考えるコンベンションで演奏させてもらった。霞が関ビルディングの最上階にある会議室という僕らバンドマンにとっては非日常的な風景と空間。そして今日は朝から横浜まで出かけて第33回全国トイレシンポジウムという大会の舞台で演奏の機会を得ました。

行く先々でトイレ業界の関係者に「わあ、佐藤さん!」と笑顔で声をかけられるサトミツさん。本当にこの人はトイレを愛し、トイレに愛される人だなあと感心するばかり。リクシルでもトイレシンポジウムでも「生演奏の音楽はやっぱり最高ですね」といっぱい声をかけられて、先週リリースになった『ホワイト・アルバム』もたくさんの方が手にしてくださった。世界トイレ機関というNPOの代表ジャック・シム氏に遭遇するという奇跡があり、とにかくこの、世界レベルでのトイレの要人がものすごくバンドのことを気に入ってくれたのが嬉しかった。「君たちはこのバンド一本でやってるのか」と問われて「や、パートタイムジョブです」と答えたら「次に会うときはこのバンドでビッグスターになっているよ」とニコリ。「それはちょっと…」と正直思いましたが、今日は今日でとても楽しかったな。このバンドに参加させてもらって、得難い経験をたくさんしています。両日とも「日本のトイレからこんにちは」「PULP!」「あしたトイレに行こう」を演奏しました。

リクシルでは皆さんが前述したように発展途上国のトイレ問題を真剣に考え、今日のトイレシンポジウムでは全国から集まった関係者が自然災害や震災時のトイレ問題を話し合う。人にはそれぞれに大切な仕事がある。僕らが音楽を奏でることで、誰かがニコっと笑ってくれたら嬉しいし、それが我々の仕事だなと思った1週間でした。サトミツ&ザ・トイレッツ、次回は来週23日(祝)に渋谷ヴィレッジヴァンガードで観覧無料のインストアイベントです。


サトミツ&ザ・トイレッツ『ホワイト・アルバム』についてはこちらから  

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2017年11月08日

もう師も走る11月



朝から出かけて撮影にとある立会う。開店前のレコードショップであれこれ物色するのは楽しい。マイケルジャクソンになった気分?リベストギャラリー創で開催されていた『キチムシ』最終日に滑り込み。春の『キチレコ』以来とても優しく接してもらえて嬉しい。一度帰宅して仮眠、夕方から乃木坂のソニーへ。ニコニコ動画『ロック兄弟』に出演、とても楽しい生放送だった。すぐさま移動してFM FUJI生放送のため代々木のスタジオへ。しびれるスケジュールだけど面白がってやれるのがサトミツ&ザ・トイレッツの強みか。

そしてもうすぐ日付が変わり、朝方までのリハーサルが始まるのであった…。




  
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2017年10月12日

毎日当たり前に美味しいコーヒーを飲むということ

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アアルトコーヒーの庄野さんがSNSで「ぼーっとしてて焙煎しすぎてかなり深煎りの豆ができました」ってつぶやくのを見つけたら、すかさず「僕が買います!送ってください」とメールをする。今日も朝からしっかりした飲みごたえのあるコーヒーで目が覚めた。多分僕がここ数年で一番“対バン”した相手は庄野さんだろうなと思う。今週末のトラベラーズファクトリーでも一緒、美味しいコーヒーをサーブしてくれる。庄野さんとの付き合いも長くなって、もう今年で8年くらいになるのだろうか、庄野さんのコーヒー教室を体験して、自分のなかでコーヒー革命が起こった。それまで適当なやり方でやり過ごしていたコーヒーは、朝と午後のお決まりの儀式になった。コーヒーは豆で買って飲む前に挽き(ミルで挽く前の匂いが好き)、時間をかけてもったいぶってゆっくり落とす。友だちが来ると同じようにしてコーヒーをいれて「わ、美味しい…」と言われて嬉しくなったりする。

もう何年も家で美味しいコーヒーを飲むことに慣れてしまったから、旅先で「ああ、家のコーヒーが飲みたい」と思うようなことが増えた。人気のお店だと聞いて出かけていったお店のコーヒーが好みじゃなかったり肩透かしだったりもする。バリ島に行ったときもそうで、カフェで飲むどのコーヒーもグッとこなくて世界最高と言われるコピルアックも「んんん」ってなる。誰かがいれてくれるコーヒーは確かに美味しいが、やっぱり自分でいれたのが定番になった。10月1日は世界コーヒーの日だったから、今月は個人的にはコーヒー月間だ。

僕と出会うもっと前からGOMES THE HITMANを愛聴してくれていた庄野さんは「憧れた雲なき空のコーヒースタンド」と歌う「アップダイク追記」にちなんで「アップダイク・ブレンド」というオリジナルな豆を作ってくれたこともある。大阪で11月にやるイベントでもごく自然な成り行きで庄野さんにコーヒーをサーブしにきてもらうことになったんだけど、2日目11月5日に急遽コーヒー教室のワークショップを開いてくれることになった。ぜひ皆さんにもコーヒー革命が起きればいいなと思う。それはとても暮らしのなかの些細な、しかし幸せなシフトチェンジになるはずなのです。


11月5日(日)@ 海岸通文化祭 MINA to meets
アアルトコーヒー庄野雄治の「かんたん、おいしい」コーヒーのいれ方教室


コーヒー初心者のための案内本『コーヒーの絵本』(ミルブックス刊)の著者で
全国各地に多くのファンを持つ徳島の名コーヒー焙煎所「アアルトコーヒー」の
庄野雄治さんによる、簡単で美味しいコーヒーのいれかた教室を開催します。
ペーパーハンドドリップで、おうちのコーヒーがぐググっと美味しくなる、
ちょっとしたコツをお話します。コーヒーに興味あるけど、なんだか難しそう、
面倒そうという方にこそ参加いただきたい世界一わかりやすく気軽なコーヒー教室です。

12時〜(11時50分受付開始、13時15分終了予定)
料金:2000円
★予約方法:メールで受付します。
millebooks@outlook.jp(ミルブックス)
まで件名を「アアルトコーヒー教室」とし、本文に「お名前、お電話番号、参加人数」を記載の上、送信ください。

海岸通文化祭 MINA to meets  
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2017年10月11日

手触り、耳触り



トラベラーズファクトリーとのコラボレーションCD、ぎりぎりの進行で冷や汗をかきながら進捗状況を報告しあっているのだけど、トラベラーズチームが制作を担った厚手のクラフト紙に活版印刷を押したジャケット見本が届いた。気持ちのいい手触り。目にも気持ちいい。「みみざわり」と打つと最初に「耳障り」と変換するけれど、僕は「耳触り」という言葉のほうをよく使う。このコラボCDのためにライブ音源にポストプロダクションを施した「notebook song」はこの手触りのパッケージに相応しい耳触りをしている、と思う。どんなデザインのノートが付帯するのかも楽しみ。明日には完成するか、トラベラーズファクトリーとの6年目のロックスピリッツの結晶。


2017年10月14日(土)@ 中目黒 トラベラーズファクトリー
toshiaki yamada×TRAVELER'S FACTORY
『notebook song』発売記念 山田稔明ライブ


第一部:14時開場/第二部:17時開場(入れ替え制となります)
料金:4000円+税(4320円税込)
*オリジナルノートとアアルトコーヒーのコーヒー、14gのお菓子付き
*コーヒーが飲めない方は事前にお伝え下さい

第二部は完売御礼、第一部も残席わずかとなりました

中目黒 トラベラーズファクトリー
〒153-0051東京都目黒区上目黒3-13-10  
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2017年09月21日

SWEET 43 BLUES



僕がGOMES THE HITMANでデビューする前、大学を卒業してから映像制作の会社で仕事をしていたことは昔からよく話していることで、小説『猫と五つ目の季節』のなかでもそういう記述がある。不眠不休のAD、アシスタント・ディレクターというと響きはそれなりだが、要は使いっ走りの何でも屋だったから、しんどい記憶ばかりが折り重なって記憶の層になっている。それでもいくつかの眩しい思い出や心の動きがあって、それが今に繋がっているのだから何をやっても無駄な時間というのはないのだなあとしみじみする。

初めてチーフAD、いわゆる現場の使いっ走りレベルでのリーダーとして撮影したミュージックビデオはアップル&ペアーズというバンドの「ときには空」という曲だった。僕が撮影場所の提案やロケーションハンティングを任された(試された?)ので、このMVには僕の母校だった東京外国語大学(今はもうない北区西ケ原のキャンパス)や都電荒川線、荒川土手など僕の青春時代の景色が多く映っている。ボーカルの岡田さんは今音楽プロデューサーになって、ガールズバンドたんこぶちんを手がけていて、「Qui La Laの夏物語」へと繋がった。僕のバンドでコーラスをしている立花綾香との出会いのきっかけも岡田さんだ。

オフィスでぼんやりしてた僕に「おい、山田。おまえ今日午後あいてるなら一緒に来い」と半ば無理やり監督さんに連れていかれたのは川崎クラブチッタで、そこで細身のシンガーソングライターのMV撮影を手伝ったのもその当時のことだ。高橋徹也のデビューシングル「真夜中のドライブイン」という曲で、僕のその日の仕事はCDプレイヤーの再生ボタンを押したり、カメラのテープの入れ替えをするくらいだったが、その日初めて聴いたその歌を僕はその後ずっと好きでい続けた。今や自分にとってもっとも刺激的な音楽家との出会いがそのときにあって、二十四年を経てまたこの秋にふたりで音楽の旅をすることになっている。

映像制作仕事時代に僕が関わった(というほど大げさな手柄ではないけど)一番大きな仕事は安室奈美恵のライブ映像作品だったと思う。僕はあまたある彼女の楽曲を憶えて小節を刻み、何十人といるカメラマンにステージの展開をインカムマイクを通じて実況することだった。「あと16小節でギターソロです!」とか「間もなくセンターからアムロさんポップアップします!」とか。会場は東京ドームだったか。他にもいくつかの会場でコンサートの下見をしたことを憶えている。僕は「a walk in the park」という曲が好きだったんだけど、クライマックスで歌われる「Sweet 19 Blues」という曲がとにかく感動的だった。商品化されたそのライブ映像のエンドクレジットにはどこかに自分の名前が入っていて、そのことが今でもちょっと誇らしい。40歳の誕生日に発表された引退宣言をニュースで眺めながら、自分の20年前のことなどをいろいろ思い出したり、20年経った自分の今の暮らしを思ったりした。あの頃に戻りたいとはまったく思わないが、あの季節がなかったらどうなっていたか、全然想像がつかない。思わず目を細めてしまうようなギラギラした日々だったのかもしれないな。  
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2017年09月12日

遅れてきた夏休み



スケジュールの隙間に無理やり突っ込んで昨日から遅れてきた夏休み、2005年のサンフランシスコとカリフォルニア以来(2014年台湾は入国失敗)の超久しぶりの海外旅行はインドネシアのバリ島へ。バリ島マスターの杉真理さんにいろいろ指南を受けて期待度マックスで辿り着いたのですが、想像を軽く超えていく素晴らしい風景に見るものすべてが輝いています。GOMES THE HITMAN.COM的には、僕が承認したりサインしたり確認したりする作業と発送等が滞る1週間になることをご了承ください。

今週土曜日はむさしのFM午後の「Saturday Music Flow」に生出演しますのでそのときにいろいろ報告でも。  
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2017年09月11日

あわただしくも楽しい1週間



先週はバタバタと忙しい1週間だったが、とても充実した時間が続いた。名古屋から帰ってきた足で月曜日はエッセイストの石黒由紀子さんとの会食。ずっと猫の話、本当に楽しかった。火曜日は夜遅くから出かけて杉真理さんと飲んだ。旅のアドバイスをもらうために用意していただいた時間だったけど、音楽の話もいっぱいして、いっぱい笑った。水曜日はもうひとりのポップスの先輩、高野寛さんのライブを観に横浜のモーションブルーまで出かけた。海を進む船を眺めながら聴く「夜の海を走って月を見た」は格別。終演後に高野さんと交わした会話も含めて本当に良い夜でした。木曜日にGOMES THE HITMANのリハーサルがあって、翌日金曜日はとある撮影。ヒックスヴィルの中森さんにカメラマンとしてお願いした。ディレクションしてくれたのは元フィッシュマンズのギタリスト小嶋さん。早朝から集まっての撮影だったけど、楽しい現場で面白い写真になりそうです。かっこいい先輩たちを何人も見て思うのは、僕は恵まれた後輩だなあということ。その日は古巣のレコード会社に立ち寄って旧知のスタッフと近況報告会もできた。

土曜日はGOMES THE HITMANでスターパインズカフェをロックした。そして日曜日は同じ場所で盟友高橋徹也のレコ発公演を堪能。夏の終わり、新しい季節の始まり。  
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2017年08月24日

摩訶不思議レコーディング



今日も朝からずっと録音作業。昼になってベーシストのイトケンとドラマーもっくん(森信行くん)が来宅してあれこれいろいろ試行錯誤しながらダビング作業。もっくんは革靴を持参してそれをパッカパカと鳴らしたり、うちにあった軽石を歯ブラシでこすったり、謎の多い録音現場であった。もっくんが在籍したくるりとGOMES THE HITMANが対バンしたのは1998年(もう1バンドはARCHだった)、19年経ってこんなことをしてるなんて夢にも思わなかったな。セミの鳴き声や猛暑、自宅レコーディングの敵が多い夏の日。

一方、ポチ実はこの暑苦しい残暑のなかを喜々として駆け回っている。セミの多くがその一生を終えようとする時期なのか、簡単に捕まってしまうのだ、ポチ実に。「やめれー!食べるなー!」とセミを逃がすのが僕の役目。そして汗だくになってしまうのです。毎日が楽し。  
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2017年08月20日

夏休みフェスティバル

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先月末にフジロック・フェスティバルに遊びにいった。とにかく雨がやまなくてなかなかタフな2日間だった。僕が行ったのは2日目と3日目、2日目はThe Lemon Twigsが文句なしに素晴らしくて、他のいろんなものが霞むほどだった(天井のあるレッドマーキーのステージだったので天候に左右されなかったというのも大きいかな)。そして何と言っても、この日の大イベントは小沢健二の2ステージで、Corneriusを歩いて眺めて(ちゃんと観たかった…)早めにホワイトステージへ向かったのだけど、雨はどんどんひどくなって雨合羽のなかにも水が染み込んできて苦行のよう。果たしてスチャダラパー3人を含む大所帯で「今夜はブギーバック」から始まったライブは、客席がずっと大合唱のシンガロング、なんだか異様な空間で、いろんな意味で記憶に残ることになった。なんと言葉で言い表したらいいかわからないような気持ちをぼーっと眺めていたのです。去年のライブでやらなかった「愛し愛されて生きるのさ」が聴けたのが嬉しかった。僕は『犬は吠えるがキャラバンは進む』の文学性に匹敵するサムシングニューをいつからかずっと小沢健二に求めて続けているのだけど、この日「さよならなんて云えないよ」の歌詞を聴いて初めて「は!」っとした瞬間があった。それが具体的にどういうことだったかは、これもまたうまく言えないけど。

冷え切った体を引き連れて次に向かったのはピラミッドガーデンというテントサイトそばのステージで、そこでは小沢健二による弾き語りの演奏を聴く。雨はやまない。この森で聴いた歌と語りはホワイトステージよりも現実的で親密で、僕はこっちの演奏のほうが好きだった。ここまで来た甲斐がありました。「天使たちのシーン」をレコード通りのメロディで歌ってくれるかと思って耳を澄ましたけれど、途中で叶わず。「愛し愛されて」同様去年のツアーで歌われなかった「いちょう並木のセレナーデ」が聴けてよかったな。ホテルの部屋にたどり着いたのは3時過ぎで、24時間入れる温泉があってホント救われた。

翌日は朝には日差しもあったけど、会場に着くとやっぱり降ったりやんだり。でも前日の雨に比べたらこれくらいなんてことないと思ってしまうから、経験とは人間を強くする。リアル・エステイトはデビュー以来ずっと愛聴しているバンドだったので、初めて観るステージから乱反射するようなギターのアルベジオに魅了された。そのままホワイトステージでトクマルシューゴと彼のバンド、緩急のコントラストとダイナミクスのある演奏を堪能。明和電機社長も登場してポジティブな笑顔が溢れる素晴らしいステージでした。クールジャパンって本当はこういうことなんじゃないのかな。スロウダイブを観たあと、むぎ(猫)という、なんというか、「猫」の歌と演奏が心に染みたから2017年の裏MVPはむぎ(猫)。最後はビョーク。遠く離れたグリーンステージの彼女は、なぜ肉眼でもはっきりビョークとわかるのだろうか。オーラか何かか。結局2日間で30キロ歩いて、疲労困憊ヘトヘトになって帰路についたわけですが、心はたっぷり刺激で満たされていました。3年目のフジロックにして初めて雨の洗礼を受けたけど、多分来年もワクワクしながら遊びにいくのでしょう。

そして、昨日から今朝のこと。サマーソニックが開催されている幕張メッセへ。サマソニに来るのは2007年以来10年ぶりだと!正確にはサマソニ2日間に挟まれたHOSTESS CLUB ALL-NIGHTERという夜通しのイベント。夜まで自宅作業で録音した後で(豪雨と雷鳴に中断させられながら)夜中に出かけていく感覚は新鮮。サマソニはさすが都市型フェス、フジロックと比べるともう全然気楽だな。行こうと決めたのが一日前だったのだから。日付が変わる前に始まったCIGARETTES AFTER SEX、レコードだけ聴いたときにはアンニュイな女の子がボーカルのバンドだろうと思っていたのに、実際はがたいのいい髭のお兄さんが物憂げに歌っていてびっくりした。それでもたゆたうようなグッドメロディに出会えたのはこのイベントのおかげ。RIDEの数曲を浴びた後、反対側のステージへ。St. Vincentのアニー・クラークは先鋭的でアヴァンな才女という先入観があったのだけど、実際はとても可憐。ギターもキレキレでカッコよく、そしてとにかく歌声が素晴らしかった。夜が明ける前に帰りつけるかと思ったが、家に帰り着いた瞬間に朝日が。

40代も半ば近くになって、最近またどんどん音楽が好きになっているような感覚がある。こういった音楽イベントに出かけていかなかったら出会うことがなかったようなレコードが今年も何枚も。夏休みはもう終わり(本当のこと知りたいだけなのに)。たっぷり充電して次の週末からライブ活動再開です。  
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2017年08月16日

雨の8月



東京は16日連続の雨。これだけ降るとさすがに調子が狂う。一昨日、鎌倉で雨の隙間を縫ってバーベキューと花火をやれたのは幸いだった。五十嵐邸でのこの集まりも3年目、恒例になってきた。様々な会話がパラレルに、ときにクロスして最終的には笑いと煙に包まれて終わる。また来年も同じように集まれたらいいなと思う。昨日は8月15日、72年目の終戦の日。戦争反対。穏やかな暮らしを欲する。

今日はそぼふる雨のなか出かけてヘアカット。ちょっと髪を切っただけでも気だるさが少し払拭されるのが不思議。帰り道で渋谷のタワーレコード5階パイドパイパーハウスに寄って長門芳郎さんに挨拶。全国流通前のニューアルバム『DOCUMENT』を特別に扱っていただいているが、試聴機にまで入れてもらっていてとても嬉しかった。コメントカードを描いてきました。やっぱり長門さんのパイドと武蔵小山のペットサウンズレコードは特別。

帰宅後はひたすら録音作業。明日もあさってもその次も。



  
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2017年08月13日

OBON ROCK FESTIVAL



お盆、しかし金曜日からずっと今日まで三日間某プロジェクトのレコーディング。一日中スタジオでああでもないこうでもないと試行錯誤して、ゲラゲラ笑いながら過ごせるのは幸せなことだなあと思います。夜遅くに帰宅するときも都内は車が少なくて「ああ、お盆だなあ」と感じる。家に辿り着くと玄関で日がな一日退屈していた猫が僕を待っていて、これも幸せの瞬間だ。スタジオでの作業が終わって、この後は一週間かけて自宅作業。夏休みの宿題みたいだ。

この感じだとあっという間に8月は終わって、すぐ秋になってしまうのだろうか。  
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2017年08月09日

杉真理「HAVE A HOT DAY」ライブを鑑賞し|今晩25時からラジオ出演【ラジオ情報】



昨日のこと。渋谷マウントレーニアホールで杉真理さんのライブを観た。デビュー40周年アニバーサリーの杉さん、この日のライブは今から30年前にリリースされた『HAVE A HOT DAY』というアルバムの完全再現を含むステージ。躍動感のあるA面、しっとりと聞かせるB面のコントラストが素晴らしかった。たぐいまれなメロディメーカーぶりを再確認した夜でした。いつだってそう、杉さんを目撃すると僕は自分自身に問いかけることになる。「おまえは20年後に杉さんみたいにロックしてポップしていられるのか?」と。コンサートの最後を新曲で締めくくるなんて最高じゃないか!と感動しました。今日はまったく違う内容(リリースから35周年の『Overlap』完全再現)で同じステージに立っている杉さんの若々しさよ。背筋の伸びる思いがしました。

さて、今晩25時(日付が変わって深夜1時)からは静岡K-MIXでコントラリーパレードたなかまゆさんと岡田ピローくんの「Midnight Rende-vous"ミドラン"」にゲスト出演します。発売から1ヶ月経った『DOCUMENT』から3曲OA、リラックスしたトークをお楽しみください。Radikoプレミアムなら全国で可聴です。盟友HARCOと一緒にしゃべったネットラジオ「あさってくらいの方角へ」は前後編が公開されていますが、8月15日をもって公開終了となります。あと1週間なのでまだ未聴の人はこちらからぜひに。先週末新潟FM PORTの「WEEKEND COLOR」へのゲスト出演はRadikoのタイムフリーでこちらから聴くことができます。

寝苦しい夜の気晴らしに、ぜひとも音楽やラジオをかたわらに。  
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2017年08月04日

ラジオ収録とむさしのミーティング



吉祥寺でラジオ収録。ここ数年夏のリリースタイミングでの定例行事のようになっていたコントラリーパレードたなかまゆちゃん(あまっこさん、と僕は呼んでいる)のK-MIXのプログラム詣でも今年で5年目か、すごいことだ。あまっこさんは僕の活動を5年も定点観測していることになる。番組編成が少し代わり岡田ピローくんも加わって楽しい収録になりました。今日録ってオンエアは来週8月9日(水)の25時(深夜1時)、リラックスした雰囲気のトークをぜひお聞きください。


8月9日(水)25:00〜26:00
K-mix Midnight Rende-vous"ミドラン"
MC:コントラリーパレード×岡田ピロー/ゲスト:山田稔明


その後、友人でシンガーソングライター高橋徹也さん、そしてtobaccojuiceのギタリストであり、絵描き、ぬいぐるみ作家のおおくぼひでたかくんという珍しい組み合わせで夕飯、そしてわくわくするような打ち合わせ。僕が探していたレコードをタカテツさんが買ってきてくれて、僕はお薦めのレコードを彼にプレゼントして(いつもレコードをくれるからお返しに)、タカテツさんはおおくぼくんにレコードをプレゼントして、なんだ音楽好きが部室に集まってキャッキャしてるみたいな感じが面白かった。齢40を過ぎて「これ知ってる?このレコード良いんだよお」って言う会話もおつなものだ。

明日は新潟FM PORT『WEEKEND COLOR』に生ゲスト出演のため新潟へ、というわけではなく赤坂のスタジオからの生放送。ライブ盤について話すことは自分の普段の演奏活動について話すことなので、現在位置を再確認しているみたいで有意義です。Radikoプレミアムで全国で可聴、お楽しみに。


8月5日(土)14:00-17:00
FM PORT「Weekend Color」
ナビゲーター:千葉ひろみ/げスト:山田稔明  
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2017年08月03日

酒断ち願掛けから7ヶ月



近藤研二さんの愛猫モイの病気がわかった1月から僕らは“酒断ち願掛け”をしてモイの回復を祈っていたのですが、7ヶ月を経て、晴れてモイが寛解、「カンカイ、カンパイ!」の盃を笑顔で交わすことができました。それが近藤さんの誕生日だというのもめでたいな。この日が来るのを待ち望んでいましたが、実際その瞬間を目の当たりにするとまるで奇跡みたいだなと思う。モイ、近藤さんとカーコさん(ウニも応援した)、本当に頑張った。8月からはまた新しい季節。猫町はかくも素晴らしい物語で満ちた場所だ。

久しぶりにビールを飲んで、もう眠たい。  
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2017年08月01日

夏の日のビジネストリップ



今日明日と打ち合わせのため大阪に来ています。東京より暑い気がする。今日はスケジュールの合間を縫ってあべのハルカスで開催中のイラストレーター中村佑介くんの15周年記念の個展を覗いてきました。イラストブック『きららちゃん』のコラボで書いた歌詞も絵とともに掲示されていて嬉しかったです。関西の皆さまぜひ足をお運びください。素晴らしい展示でした。初めて行ったあべのハルカス、60階にある展望台ハルカス300から見えた景色はまさに天空からの眺め。

明日も次の季節に向けての打ち合わせ。  
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2017年07月30日

それが夏休み



ぎりぎりまで決めあぐねていた7月最後の週末でしたが、やっぱりフジロック・フェスティバルに今年も行ってきた。やっぱりオレ音楽が好きだなあ、と再確認する時間。3年目にして一番過酷な雨を経験、2日間で約30キロ歩きまわって足はガクガク、疲労困憊ですが、結局なんだかんだ言ってとても楽しかったのです。また感想は改めて。  
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2017年07月29日

夏の芝生 刺繍ワッペン展|芝生HPで刺繍ワッペンの通販も始まりました




ギャラリー芝生の「刺繍ワッペン展」会期中最後の週末です。昨日覗いてきましたが小さくて可愛いモノたちが溢れていました。僕は3種、猫のワッペンで参加しています。あわせてCD『DOCUMENT』やMONOLOG、書籍などを扱ってもらっています。遠方の方には芝生HPで通販が始まりました。一度SOLD OUTとなったものもありましたが、現在在庫補充されご注文いただけるようになっています。簡単になくなったりしないくらいにはまだ数がありますのでゆっくりお選びいただければと思います。音楽でも猫でも文章でもいろいろ楽しいことを提供できたら。よろしくお願いします。


芝生通販ページ


2017年7月21日(金)- 8月1日(火)
夏の芝生 刺繍ワッペン展

13:00 -19:00(展示最終日は18:00まで)
休:水曜、木曜

[ 参加作家 ]
うえのよう/落合恵/近藤研二/坂本千明/死後くん/stock/ハルカゼ舎
ヒサマツエツコ/マメイケダ/marupon/山田稔明/山中玲奈/ヨウケル舎

3年ぶりに開催となる芝生での刺繍ワッペン展です。
作家、ショップオリジナルの刺繍ワッペンとワッペン作品に
まつわるグッズをお楽しみください。台湾・高雄の工場でひとつずつ、
手作業で刺繍加工と型に切り抜く作業をして仕上げてくれています。
均一の仕上がりでないその不完全さがまた愛おしい手芸店です。

cafe + gallery 芝生(http://shiba-fu.com/
東京都世田谷区経堂2-31-20
tel&fax 03-3428-5722  
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2017年07月19日

PとKの記憶




きょうこさんの三回忌。日付が変わった真夜中にきょうこさんの仕業としか思えない困ったことが起こり、今年春のイベントのときに片桐はいりさんが言った言葉が脳裏に蘇った。「死んだ人は偉大だなあ」という、ちょっと聞くと不謹慎に響くかもしれないフレーズだが、僕はルーファス・ウェインライトが流れる部屋で赤い椅子に座り、ちょっと宙空を見上げながら、改めてその存在感
に耳を澄ましたのです。  
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2017年07月18日

ニューアルバム『DOCUMENT』届いていますか?(#山田稔明document)



ニューアルバム『DOCUMENT』は先週土曜日からライブ会場で発売となり、通販STORE
オーダー分も発送が始まりました。今日あたりには全国各地の皆さんのポストに届いているでしょうか。2009年『pilgrim』と2010年『home sweet home』以来久しぶりに一般流通に頼らない販売なので、自分の手で送り出した作品がどこまで行き渡ったかがとても気になり、興味があります。ライブ会場でご購入いただいた方、通販STOREから『DOCUMENT』が届いた方、ぜひコメント欄やSNSに「〇〇県のおれのうちにも届いた!」と報告いただけたら嬉しいです。SNSでの投稿には「#山田稔明document」と添えていただけたらうれしいです。


連日通販STOREはCDを発送中。ぜひこちらからご購入ください。

CDジャーナル NEWS  
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2017年07月12日

夜の科学リハーサル



GOMES THE HITMANのリハーサルモードから一転、今日は山田稔明バンド編成の練習。4月に行ったふたつの編成をあわせたような6人編成、新鮮なアンサンブルでした。当たり前なことなんだけど、GOMES THE HITMANも夜の科学オーケストラもそれぞれ違ってそれぞれ面白い。淡々と自分の曲を練習しながら、なんと充実した2017年だろうか、としみじみしました。ライブは今週末15日。最高の二日間になる予定。



2017年7月15日(土)@ 恵比寿 天窓switch
山田稔明 初のライブ盤『DOCUMENT』発売記念ライブ
“夜の科学 vol.52 - 夏の日の記憶と記録”

18:30開場 19:00開演/前売 4000円(ドリンク代別途)
出演:山田稔明 with 夜の科学オーケストラ
(itoken、安宅浩司、五十嵐祐輔、佐々木真里、立花綾香)

エイプリルフールに発売が予告された“ライブ盤”がついに発売!
弾き語りとバンド編成、どちらも味わえる特別な夜になります。
満を持してこの日から新作CD『DOCUMENT』販売開始です。

完売御礼、当日券等については追ってお知らせします

恵比寿 天窓 switch(http://www.otonami.com/ebisu/news/index.htm
〒150-0013渋谷区恵比寿3-28-4 B1F
TEL 03-5795-1887


  
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2017年07月10日

GOMES THE HITMANのサマーソングス




今日はGOMES THE HITMAN週末のライブのための練習。灼熱のなか車に機材を積んでスタジオに行くだけで汗だく、今度はエアコンでキンキンに冷えた部屋で長時間の特訓という、なかなかハードな一日。真夏にバンドでライブをするのは2014年の再始動以来初めてなので(2014年は秋と冬、2015年は春と秋冬、2016年も春と冬)これでもかというくらいに夏の歌をかき集めてセットリストを作ってみたのだけど、これがとても新鮮で、もしかしたらデビュー以来こういう風通しのいい内容のGOMES THE HITMANはなかったかもしれないな、とすら思いながら、確かな手応えを感じながら最終リハーサルを終えました。「冬生まれの夏嫌い」だと思っていた自分が実は夏にたくさんの歌を書かされているというのは不思議な感覚。

週末のライブの前売チケットは完売していますが、立ち見の当日券を出そうと思っています。今回の内容ならばスタンディングで観るのも楽しいかもしれない。前日15日の「夜の科学 vol.52」公演から山田稔明ニューアルバム『DOCUMENT』販売になりますが、16日のライブでもご購入できます。予約など不要ですのでご心配なきように。9月9日のGOMES THE HITMAN「吉祥寺スターパインズカフェ公演」の前売りチケットも15,16日と物販にて先行発売します。こちらもどうぞよろしくお願いします。



2017年7月15日(土)@ 恵比寿 天窓switch
山田稔明 初のライブ盤『DOCUMENT』発売記念ライブ
“夜の科学 vol.52 - 夏の日の記憶と記録”

18:30開場 19:00開演/前売 4000円(ドリンク代別途)
出演:山田稔明 with 夜の科学オーケストラ
(itoken、安宅浩司、五十嵐祐輔、佐々木真里、立花綾香)

エイプリルフールに発売が予告された“ライブ盤”がついに発売!
弾き語りとバンド編成、どちらも味わえる特別な夜になります。
満を持してこの日から新作CD『DOCUMENT』販売開始です。
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2017年7月16日(日)@ 恵比寿 天窓 switch
GOMES THE HITMAN LIVE 2017
“summer songs”

17:30開場 18:00開演/前売 4000円(ドリンク代別途)
出演:GOMES THE HITMAN
[ 山田稔明、堀越和子、高橋結子、須藤俊明 ]

1997年インディーズでのCDリリースから20年を迎えるバンドが今年もゆっくり
動き出します。20年分の夏の歌を奏でます。最新型GTHに乞うご期待。

両日ともに完売御礼、当日券等については追ってお知らせします

恵比寿 天窓 switch(http://www.otonami.com/ebisu/news/index.htm
〒150-0013渋谷区恵比寿3-28-4 B1F
TEL 03-5795-1887  
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2017年07月08日

リハーサルデイズ




一昨日、昨日と2日連続のスタジオでした。木曜日はHARCOの20周年&レコ発ライブ「HIKINGS」のためのリハーサル。空気公団山崎さん、キンモクセイのイトシュン、ゲントウキの田中くん、HARCOバンドの面々といろいろ指差し確認。その成果は本日の渋谷duoにて。HARCO名義での最後の年になるアニバーサリーを盛り上げられたらいいなあと思います。外はすでに真夏の酷暑だけど、HARCOと書いた「春のセオリー」という曲が僕は大好きなので春を思い返しながら会場へ向かいたいと思います。会場物販用に本やTシャツを持っていく予定です。ご来場の皆さま、ぜひお声をおかけください。

昨日はGOMES THE HITMANリハーサルでした。それぞれとばったり会ったり連絡をとったりはしていたものの全員集まるのは昨年末以来という、キャリアの長いバンドならではの「明けましておめでとう」の挨拶。夏の歌を中心に練習。2014年の再始動以来まだこんなに未演奏の曲があったのか、と驚く。これまで春、秋、冬のライブはあったけど真夏のライブというのがなかったのだな!ということが判明。とても新鮮なセットリストになりそうです。週が開けても夜の科学オーケストラの練習が続きます。いよいよ新しい季節が始まるな、という手ごたえ。

来週にはいよいよライブ盤『DOCUMENT』完成品が船便で届きます。乞うご期待。  
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2017年07月05日

雨の洞窟を抜けたら



この雨がやんだら新しい季節か。長く、湿って熱を持った洞窟のような数日を過ごし、猫も人間もぐったりしている。九州ではものすごい雨が降っているというニュースを観て福岡の友だちや佐賀の親に連絡してみたが「雨はいっちょん降っとらんよ」と言う。極めて局地的な豪雨なのだろうな。穏やかな日常がすぐに戻るように祈る。ここ数日ずっと原稿書き。

今週末はHARCOのレコ発ライブ。豪華ゲスト陣に混ざって僕も参加させていただきます。HARCOのネットラジオに呼んでもらった前編がお聞きいただけます。HARCOはいろんなインタビューで「春のセオリー」が預言的だと語り、僕が書いた歌詞に触れてくれている。実際は青春時代のことを思いながら書いたのだ、ということをそのラジオのなかでしゃべっています。面白いトークになっていると思いますのでぜひに。





2017年7月8日(土)@ 渋谷 duo MUSIC EXCHANGE
HARCO LIVE TOUR 2017
20th Anniversary Special -HIKINGS-

16:45開場 17:30開演/前売4500円 当日5000円(ドリンク代別途)
出演:HARCO/Special Guest:山田稔明、伊藤俊吾、
山崎ゆかり(空気公団)、ゲントウキ、Adi Nada

お問い合わせ:HOT STUFF PROMOTION 03-5720-9999
渋谷 duo MUSIC EXCHANGE(http://www.duomusicexchange.com/
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂2−14−8 O-EASTビル 1F  
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2017年06月23日

梅雨の晴れ間のような、ぽっかり空白の日



昨日のこと。木曜日なのに金曜日だと思いこんでいてライブ盤の作業のはずだったのが一日ぽっかり予定があく。金曜日なのに木曜だと思いこむより良かった。なので渋谷へ出かけて、もう会期中には行けないと諦めていた「ソール・ライター展」へ。終了間近ということでとても賑わっていました。戦後から50年代、60年代に撮られた写真がたくさん。とくにカラー写真の色味が独特で行ったことのないニューヨークの街への憧れがさらに募る。作品ひとつひとつにつけられた名前がとても詩的でよかった。眼福でした。

去年からずっと観たかった映画『FAKE』も、ようやっとDVDで観ることができた。佐村河内守と森達也、最高に面白かったな。正面から観たり斜めから眺めたり、疑ったり信用してみたり、くすくす笑ったり顔をしかめたり。猫の瞳が美しくて、その視線がとても印象的。今から10年くらい前にやっていたmixiのコミュがきっかけで出かけたオフ会で森達也さんと朝まで飲んでいろんな話を聞いたことがあった。優しそうに見えて目が笑っていない人。その頃から(その前から)森さんの姿勢は全然変わっていない。

ひょんなことがきっかけでアメリカのドラマ『ブレイキング・バッド』を見始めて、面白くて気がつくと夜中までテレビの前で何話も眺め進めてしまう。やることはいっぱいあるのに。  
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2017年06月18日

光の洪水、相対性理論|リンカーンの言葉



昨日のこと。中野サンプラザまで相対性理論のライブを観にいった。去年の日本武道館公演を見逃しているので、随分久しぶりに観たステージだったのだけど、新しい曲も初期の曲もいろいろアップデートされていて、光の洪水のような照明システムも相俟って、なんだかものすごいものを目撃しているような感覚があった。イトケンさんのドラムもいつもよりパワーヒットしてた印象。終演後に永井くんがデフ・レパードのカセットテープをプレゼントしてくれた(去年は僕は『ヒステリア』の7インチシングルをあげた)。いいもの観させてもらってお土産までつくなんて。

中野も吉祥寺も土曜日の夜の街は大賑わい。若い子たちが酔い戯れ合う姿を横目に早足で歩く。東京都心はパラレルワールド。「一部の人たちを常に、そしてすべての人たちを一時的にだますことはできるが、すべての人たちを常にだますことはできない」というのはかのエイブラハム・リンカーンの言葉。迫りくる原稿締め切りのために資料として読んでいた『深代惇郎の天声人語』に書かれていてはっとした。主語は政治家でもいいし、指導者でもリーダーでも大統領でも当てはまる。締めの文章は「政治家に正直さがあってこそ、国民の力を引き出すことができるのに、おのれを飾ることに汲々とする。そこに本当の危機があるのではないか」。僕が生まれる3日前、昭和48年12月5日に朝日新聞に掲載されたものだった。  
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2017年06月16日

あさってくらいの方角へ



今日はお昼からHARCOとのラジオ収録でした。彼が去年から始めたネットラジオ、キンモクセイの伊藤俊吾くん、福岡のデュオCANVASに続いて、僕も出演させてもらうことになり、吉祥寺のスタジオでふたりでサシで録音。HARCOとは3月に「春のセオリー」をレコーディングして以来でしたが、話しはじめると話題は尽きず、なんやかんやと2時間くらい喋ったかもしれません。音楽はまったくオンエアせずにひたすらおしゃべりする新鮮なトークセッション、前後編2回にわけて6月26日から公開されるそうなので、また詳細追ってお知らせします。

そのHARCOの新作『あらたな方角へ』は来週発売。7月8日に渋谷duo Music Exchangeで行われるレコ発ライブに僕も参加させていただきます。楽しみです。  
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2017年06月13日

打ち合わせと確認作業



今日は昼から出かけてサトミツ&ザ・トイレッツの打ち合わせ。イトシュン、イトケン、サトミツさんと僕。トイレッツのなかでは僕が年長でいろいろめんどくさがる役回りなので「WE HATE MEETINGS」と書いてあるバッグをさり気なく持って静かに意思表示しようと思ったのだけど、なんせ僕自身がこのバッグをぶらさげてきたことをすっかり忘れてしまって(胸の前に丸めて抱きしめていたから)誰も気付かれず、何も言われずに帰ってきた。まあ、それはそれで、とても有意義なミーティングでした。忙しくなるな。

吉祥寺に戻ってきてライブ盤のあれこれで確認作業の嵐。ライブベストとも呼びたくなるような、すごい大作になりそうで武者震いがする。そうこうしているうちにLEMONHEADSのイヴァン・ダンドゥが来日して今日ライブだということを知り愕然とするが、その30分後には僕はライブハウスのフロアで25年慣れ親しんだ歌を浴びていた。その話はまた後日。  
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2017年06月12日

いつだって言葉が心を越えられないのは



昨日のこと。朝からずっと自宅スタジオで作業。気分転換に出かけてコピス吉祥寺前で募金活動していた「むさしの地域猫の会」に貯金箱を手渡し。去年からずっと本の出版記念イベントや展示などにご来場のお客さんからいただいてきたご厚意のお金は1万4978円でした。うちへ通ってくるチミママを野良猫から地域猫にしてくれたのはむさしの地域猫の会、これからも継続して力になれたら。

作業再開して夜まで頑張って成果があったので、レイトショーの映画館へ飛びこんで『メッセージ』を観た。映画館で映画を観る機会がとんと減ってしまった。『この世界の片隅に』以来か。ディザスタームービー(僕の大好物なのだ)だと思っていた『メッセージ』は言語学
に纏わるとても興味深い話だった。思えば異文化に暮らす人間同士も言葉が通じない障壁を越えてきたのだ。地球外生命体とだって叡智を束ねれば不可能はないはず。いつだって言葉が心を越えられないのは、どうしたって言葉より心が先にあるからで、だからこそ相手の心を読む想像力が必要とされるのではないか、と我思う。

やっぱり映画館はいい。久しぶりにポップコーンをばりばりと頬張った。  
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2017年06月02日

生きるということ=LIVE、ライブ盤は生きている証



今日は安宅くんと綾香にうちに来てもらってライブ盤のポスプロ作業。ポスプロ、すなわちポストプロダクションとは録った素材に対してああだこうだと検証して云々する作業だ。3人で向き合って、なんだかライブを一本やったような充実感があった。綾香はカラーコンタクトを入れているせいか、ゾンビに転化した女の子のように見えるし、安宅くんは痛めていた足が治ったばかりだし、僕は僕でばたばたする毎日でくたびれていたり、みんな満身創痍(綾香は違うけど)だが、生きていること、それがすなわちライブ、ということでライブ盤は生きている証なのである。

夜からは盟友PLECTRUMのレコ発ライブに滑り込み。素晴らしいステージだったが、それについてはまた改めて。  
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2017年05月31日

4月と同じように5月もやたら長かった



5月最後の日。4月同様にこの一ヶ月もえらく長く感じた。いろんなことがあって充実していた証拠だろう。今日は一日仕事部屋で作業、かなり捗った。気分転換に散歩がてらかかりつけの動物病院を訪ね、ポチ実用の駆虫剤レボリューションを求めた。もう蚊が発生する季節、庭に出るのが大好きなポチ実にはフィラリア予防のこの薬が欠かせない。通い猫チミママの耳の炎症のことを先生に相談、なかなか蚊アレルギーは難しい病気らしいが痒みや腫れを軽減させるステロイド剤を処方してもらい、様子を見ながらチミママに飲ませてみることにする。ご近所のAさんが差し入れてくれたナチュラルプロテクトというサプリとあわせて、いろいろトライさせてください、チミママよ。

夜になって涼しい風が吹く。明日から6月、ポチが旅立ってから3回目の水無月。今年もきれいに紫陽花が咲くだろうか。4月のように、5月のように、6月もいっぱい面白いことがありますように。  
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2017年05月29日

観劇と感激/変わりゆく今よ



一昨日、新国立劇場へ『マリアの首ー幻に長崎を想う曲−』を観にいった。1959年に岸田演劇賞、芸術選奨文部大臣賞を受賞した田中千禾夫の名作の再演、終戦後の長崎を舞台にした物語。演劇に関しては門外漢な僕なので、難しいお話なのだろうなと身構えて出かけたが、全編かなりアクの強い長崎弁(長崎は故郷佐賀の隣)で語られる言葉がすんなり障壁なく入ってきて、すぐ物語に没頭できた。方言で紡がれる会話は滑稽な響きであるにもかかわらず、言葉や想いが重く沈殿していくような感覚があり、いろいろなことが咀嚼できないまま、まだ胸につかえている。生き延びた命がこれから生き続ける覚悟を力強く宣誓するような最後が印象的だった。来月風知空知でトークゲストにお迎えする峯村リエさんの、太陽のように明るくポジティブな存在感に感動した。終演後見せてもらった峯村さんの楽屋にはポチやポチ実やモイをはじめ可愛い猫の写真がたくさん貼ってあって、緊張感のある現場を猫たちが絆して助けていた模様。猫には猫の仕事がある。6月25日の風知空知「猫好きにわるいひとはいない」公演はオフィシャル通販STOREにて追加立ち見券を発売中です。

そして、昨日のこと。下北沢へザ・カスタネッツのワンマンライブを観にいった。何年ぶりのカスタネッツだっただろうか。今回のライブはドラマーであり、盟友である溝渕健一郎が脱退するということで、これを観ないわけにはいかなかったのだ。健一郎という人の男らしい決断をこれまでも何度も見てきた。セロファンを辞めるライブ、プレクトラムのサポートを退くタイミング、地元福山に活動の場を移す引っ越し。そして16年活動したカスタネッツを抜ける今回のライブ。彼が何かを決断するときにはいつも残された人間にもさまざまな決意が求められる。僕の友人のなかで一番のトリックスターは健一郎だ。「変わりゆく今よ、どうせだったらあきれかえるくらい面白くなれ」と元さんが歌ったときに、そのとおりだ!と思ったのでした。

カスタネッツの演奏は最高だった。あらためて、本当に良い曲ばかりの素晴らしいバンドだなと思った。2000年代のある時期、僕はボーカルの元さんの一人ユニット「裸眼」の手伝いをしていたからたくさんのカスタネッツの歌をサポートしたりコーラスしたり、一節歌わせてもらったりしていたから、自然と口ずさんでしまう。小宮山さんのギターも相変わらず乱反射していた。終演後に元さんが「ヤーマダ、また一緒にやろうぜ」と言ってくれたのも嬉しかった。ついこの間、ハードディスクを整理していたら元さんとふたりで作った曲が出てきて、それがとてもいい曲で聴き入ってしまったばかりだった。誘ってくれたら本当にやりますよ。CLUB Queには健一郎の人徳で、たくさんの友人たちが集まっていて、僕も久しぶりに会う知り合いがたくさんいた。変わりゆく今よ、みんなの未来がもっともっと面白くなれ。  
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2017年05月27日

ライブのない1ヶ月の始まり



今年は1月からずっとライブや展示、本作りが続いていたので慌ただしく半分が過ぎた。今週のlete2本が終わって次の6月のライブまで1ヶ月ライブがない時間の始まり。やるべきことがいくつかあって、観たい映画やドラマがあって、書かなくてはならない手紙があるから、4週分の予定を今から立てているところ。聴きたいレコードもいっぱい。昨日は久しぶりにゆっくりと友人と語らう日となった。

盟友である溝渕健一郎氏がカスタネッツでの最後のライブをやるために上京していたのでランチ。高橋徹也さんも一緒。タカテツさんは前日のleteでのライブも終盤ふらっと立ち寄ってくれて(「流動体について」を歌っているときだった)一緒に打ち上げでしみじみした話をしたのだけど、次の日のランチも共にするとは。昨日は一転、ゲラゲラと面白話ばかりであっという間の3時間だった。前日のleteのライブではタカテツさんの「真夜中のドライブイン」、セロファン(健一郎作詞作曲)の「ストレンジャー」をカバーしたので、そのライブ録音をふたりにそれぞれヘッドフォンで聞かせたり。

にじ画廊での「長ぐつをはいたねこたち」展を覗き、男友達ふたりと別れた後、札幌から東京へ演奏旅行にやってきた友人シンガー/ウクレレ&ノコギリ奏者のカポウさんを吉祥寺でおもてなし。ひとまず我が猫町へ。近藤さんちのモイとウニに挨拶したあとポチ実にも、という計画がポチ実トラップが失敗。残念ながらカポウさんはポチ実と触れ合うことはできなかったので、お詫びにピワンのカレーをごちそうした。

いっぱいしゃべった一日でした。メールよりもSNSのメッセージよりも、実際に会って話をするのは良い刺激になる。さあ今日は、明日は、どこへ誰に会いにいこう。  
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2017年05月24日

ほかの誰かの声と言葉



昨日のこと、下北沢leteでの弾き語り「夜の科学」はカバー楽曲と提供楽曲のみで構成する、とてもレアでチャレンジングな内容。ほどよい緊張感と集中力で、とても充実した夜になりました。同じ内容を明日25日の追加公演でも演奏するのでセットリストは伏せておきたいと思います。自分が書いた言葉でも自分ではない他の誰かが歌うとその人の歌になるし、誰かが書いたメロディも自分で歌ってみると自分の歌になる、と思うのです。

また明日、下北沢で。  
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2017年05月20日

旅のある人生と旅のない人生|『わたしのマトカ』を語るトークイベント



昨日のこと。夕方から出かけて、渋谷ロフト9で片桐はいりさんと森下圭子さん(映画『かもめ食堂』コーディネーター)とのトークイベントへ。はいりさんの著書『わたしのマトカ』は『かもめ食堂』撮影のために滞在したフィンランドのことを綴った本だが、その本の関連イベント。この春にはいりさんとイベント(4月8日 @ 等々力 巣巣「音楽で表現すること」)で共演して以来ずっと『グアテマラの弟』『もぎりよ今夜もありがとう』とそのご著書を読みふけって、『わたしのマトカ』も“積ん読”棚でまさにその出番を待っている本だったので、このイベントはナイスタイミングだった。ロフト9は満員盛況。

はいりさんも森下さんも朗らかによく通る声で、会場には笑いが絶えない。フィンランドの話に始まり、なぜか日本の秘境や秘湯を旅した話がいちいち面白くて、あっという間に時間が過ぎていきました。フィンランドの話に戻って、サルミアッキという世界一まずいお菓子と言われる飴玉が来場者全員に配られた。僕は初めて食べたのだけど、仕事柄のど飴探求に常に余念がない僕にはサルミアッキは全然アリな味で、フィンランドがすっと身近に寄ってきた感じ。やっぱり一度は行ってみたいな、フィンランド。

終演後、はいりさんに挨拶。「あらー」とニコニコ笑って手を振ってくれるはいりさん。「今日のトークを聞いて旅に出たくなりました!」と伝えると、はいりさんは「山田さん風に言うなら、人間には旅のある人生と旅のない人生のふたつしかない、ということね」と言って笑った。なんとチャーミングな方だろうか。短い時間にいろんな話をしてくれて嬉しくて胸いっぱい。この日をきっかけにようやっと読み始めた『わたしのマトカ』はやっぱりページをめくるごとに面白くて、あっという間に電車は吉祥寺へ辿り着いたのでした。

さあ、新しい旅の支度を少しずつ。  
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2017年05月17日

猫の手を借りても



昨日のこと。急遽予定がたって、上野洋くんと打ち合わせ。彼は僕のバンドではフルート奏者であり鍵盤ハーモニカ奏者、しかし優秀なエンジニアとしての顔も併せ持つ。今年の2月のライブからずっと彼にライブレコーディングしてもらってきたのだけど、いよいよそれをどうするか、というミーティングを。上野くんは古くは2004年のGOMES THE HITMAN「男なら女なら」、そして2005年の「bluebird」とフルートを吹いてもらっているから長い付き合いになった。客観的で冷静な観察眼を持つ彼と話す時間はセラピーのようだ、と感じる。だんだん先のことが見えてきた。やるべきことが山積みだが、猫の手が役に立たないこともよく知っている。

チミママがまた毎日ご飯を食べにくるようになって嬉しい。ポチ実と一緒に大騒ぎしながらチミママを迎えていたら、嬉しい原稿依頼が舞い込んできた。毎日が楽しい。  
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2017年05月16日

猫好きにわるいひとはいないミーティング



昨日のこと。6月25日に風知空知で開催する「猫好きにわるいひとはいない」公演の打ち合わせを峯村リエさんと。ご飯でも食べながら、と僕がお連れしたのはカフェ長男堂。なんと峯村さんは以前長男堂でお惣菜を買ったことがあったらしく「行ってみたかったの!」と喜んでいただけた。そもそも「大河女優が山田さんの本読んでる!」と教えてくれたのは長男堂の店主で、それをきっかけにSNSを介して峯村さんとの交流が始まってイベントにお誘いするまでになったのだから、打ち合わせの場所として長男堂は最適だったのだ。

昨年緒川たまきさんとやった一回目の「猫好きには…」では緒川さんの朗読が素晴らしかった。今回もトークのほかになにかセッションを、ということでいろいろあれこれ有意義なディスカッション。ご飯も美味しくて満足。「そうだ、峯村さん。ポチ実に会いにきませんか?」ということで急遽“猫町”へ。ポチ実は「会えない(ことの多い)アイドル」なので、まず近藤研二さん宅の「会いにいけるアイドル」とご対面。「モイー、ウニ〜」と大喜びの峯村さんを見て、もうチミに会わせられなくてもいいのではないかとすら思う。近藤さんもかつて峯村さんの舞台を観たことがあったそうで猫町に穏やかな時間流れる。

そしてポチ実探訪。まずフェイントをかけてポチ実を捕獲しリビングに閉じ込めた。ポチ実はぶるぶる震えながらも、なんとか峯村さんと対面。その臆病ぶりをいかんなく披露。峯村さん宅の愛猫日差(ヒザ)も臆病でつれない保護猫出身の三毛ということで親近感を抱いていただけたようでした。峯村さんはうちに来るなりソファの下のポチ実の顔を見るためにずっと四つん這いだったわけですが、「うちのヒザに会いますか?」ということで峯村さん宅にお邪魔すると、今度は僕がずっと床を這うという、猫あるある。ヒザ、触らせてくれたし、可愛かったなあ。前売完売していた峯村リエさんとの下北沢風知空知イベントですが、立ち見券の追加販売を開始しました。絶対楽しいステージになるなあと確信した夜でした。ぜひこの機会をお見逃しなく。


yamadaminemura


2017年6月25日(日)@ 下北沢 風知空知
『猫町ラプソディ』刊行記念トーク&ライブ
「猫好きにわるいひとはいない vol.2」
 山田稔明 × 峯村リエ


17:00開場 17:30開演/前売 3000円(1ドリンク代別途)
出演:山田稔明、峯村リエ

初めてのエッセイ集『猫町ラプソディ』の発売を記念して愛猫家としても知られる女優 峯村リエさんをお招きしてトークイベントを開催します。猫好きという共通点で初対面からすっかり意気投合してしまった峯村さんは僕のことを「猫先輩」と呼びます。猫との暮らしや猫の魅力の話はもちろん演奏もたっぷりと(2人の共演も見られるかも?)。猫好きはもちろん、猫に興味はあるけどよく知らない人にも(そういう人にこそ)参加いただきたいです。ご来場お待ちしております。

峯村リエ(みねむらりえ)profile
東京出身。ナイロン100℃結成時からのメンバーで、数々の舞台や映画、ドラマで活躍。昨年はNHK大河ドラマ『真田丸』で茶々の乳母 大蔵卿局を演じ話題に。愛猫日差(ひざ)と暮らす。

*追加立ち見席を販売中(お急ぎください!)

下北沢 風知空知(http://fu-chi-ku-chi.jp
〒155-0031 世田谷区北沢2-14-2 ジョー3 4F
TEL 03-5433-2191

  
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2017年04月27日

冬越えの打ち上げ



昨日のこと。夜になって高橋徹也さん(以下、タカテツさん)と吉祥寺でHMV RECORD SHOPで待ち合わせて、お互いになんやかやとレコードを掘ったあとで名古屋と京都ライブの打ち上げを。2月からだいぶ時間が経ったけど、内容的にも興行的にも本当に素晴らしい旅だったからきちんと締めくくりをできてよかった。季節を越えてお互いのことをいろいろ話し、今作っている新しいレコードの話をする。とても刺激になる。あっという間にご飯屋さんは閉店の時間に。また一緒にまわる新しい音楽の旅の予定もそろそろ決めないとだ。

そう言えば、先日巣巣での片桐はいりさんを迎えたライブで、遊びにきてくれたタカテツさんは僕に「はいりさんにCDお渡ししたりするのって…失礼にあたらないかなあ」と問うてきたので「いや、渡したほうがいいよ!」と後押ししたのだ(はいりさんは打ち合わせのときにお渡しした僕の本もちゃんと読み終えてイベントに挑んでくれるような方だ)。「あの、おれなんかほんと何者でもないんですが、これ、よかったら」とCDをはいりさんに渡すタカテツ、「なんとも不穏な音楽をやってる僕の親友なんです」と紹介する僕、面白がるはいりさん。はいりさんのお宅で『The Endless Summer』が小さな音で鳴っていることを想像するのは、ちょっと楽しいね。  
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2017年04月18日

なんていうことないせわしない一日



朝からずっと本にサインと猫の絵を描きいれ発送作業、そして並行してひたすらカセットテープをダビングして夕方まで淡々と。その間ずっとポチ実は温かい日向で居眠りをしていて幸せそう。たくさんのご注文をいただいて昨日から200冊近くの『猫町ラプソディ』が飛び立っていっている。段ボールの山はかなり低くなってきましたが、まだまだよろしくお願いします。本が届いた方はぜひ「#猫町ラプソディ」とタグをつけてお知らせ下さい。

夕方からレコーディング。ギターとハーモニカを録って、エンジニアの手塚さんに送信。こちらの作業もようやく再開、5月には完成させたいところ。上野くんからは恵比寿でのライブレコーディングの音も早速送られてきた。7月に向けてのGOMES THE HITMANのスケジュール調整も始まったし、いろいろ課題は山積み。あっという間に夏が来て、秋かよとか言っているうちに冬になってしまうのだろう。時の流れに置いていかれないように。

季節はもう、今。  
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2017年04月11日

月曜日のあれこれいろいろ|夜の科学リハーサルDAY1



巣巣での片桐はいりさんを迎えた永井宏展LIVEが、練習から本番、打ち上げまでずっと楽しかったのが余韻としてずっと僕のまわりに漂っていて、うまく言葉にできないまま過ごしている。昨日は朝、お隣のノアちゃんちのお母さんに三毛猫が描かれたイスをいただいた。エッセイ集『猫町ラプソディ』には「お隣のノアちゃん」というエッセイが収録されるから、先に本をお渡ししたのだけど、とても丁寧な感想をいただいて嬉しかった。

巣巣からはしもとみおさんの木彫ポチ実を我が家へ連れて帰った。みおさんに来宅いただいて描いてもらったスケッチも一緒に。ポチの彫像と並べるとサイズ感がちょうどいい。またみおさんとは夏にご一緒する予定だ。ギャラリー芝生からはマメイケダさん個展で購入したハンバーグの絵を持ち帰った。一目惚れした、力強い、お腹の減る絵だ。さあ、どこへ飾ろうか、と右往左往していたら1週間近く姿を見せなかったチミママが塀の上に悠然と現れた。元気でいてくれてとても嬉しい。今年はいつもよりも寒い春だけど、気持ちのいい季節がもうすぐやってくるよ。

今日は冷たい雨の降るなか、お昼過ぎからでスタジオへ。今週末「夜の科学 vol.51」のためのリハーサル。ドラムはイトケンさん、ベースはえびちゃん、キーボードの真里さん。コーラスの綾香は風邪をひいたそうで大事を取ってお休みに。古い曲から新曲までたっぷり真剣に練習。今年初めてのバンド編成、合奏はやっぱり楽しい。初めて演奏する曲もあり、なんだかとても新鮮。『猫町ラプソディ』刊行記念ライブということで、楽曲と本をどう関連付けようかと思っていたのだけど、実際様々な歌を歌ってみると見事に様々な点と点が繋がっていくから不思議。夜まで練習してクタクタ。しかし心地良い疲れ。  
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2017年04月10日

桜の樹の下には|花森安治 to 死後くん



昨日のこと。砧公園に初めて足を踏み込んだ。ものすごいスケールの桜の木があって、雨が降っているのに人も多くて、ここまで“桃源郷”みたいな花を見たことは今までなかったかもしれないな、と思った。それこそ、この桜の下には何か得体の知れないものが埋まっているのではないか、と思うような桜だった。2月から始まっていたのに全然行くタイミングが見出だせず、いよいよ最終日になってしまった世田谷美術館での「花森安治の仕事ーデザインする手、編集長の眼」展に滑り込む。予想を越えたボリュームに圧倒された。

NHK朝の連続テレビ小説『とと姉ちゃん』をきっかけにして、花森安治について深く知りたいと思うようになって、様々な本やその仕事を後追いしてきたが、あふれるほどのアーカイブスを見ながら「わあ」「くー」と溜息や感嘆の声が何度も漏れた。前日に片桐はいりさんとお会いしたばかりだったので、『とと姉ちゃん』のなかではいりさんが演じた女学生時代の恩師「東堂チヨ」のために常子たちがその狭小な住まいを“リフォーム”するために作ったりんご箱の机の実物が飾られていて、瞬く間にはいりさんと高畑充希さんの映像に変換されて回顧された。観にきてよかった。

静かに刺激的な展示を見終えたその足で、経堂へ。ギャラリー芝生で開催中のイラストレーター死後くん個展『くさばのかげ』を見る。ちょうど死後くんが在廊していて、友だちにも偶然会えたりして嬉しかった。相変わらず死後くんの絵は、不穏で縁起悪くてナンセンスなのにいちいちチャーミングで、なんだか楽しくて良いのだ。思わず長居してしまいました。花森安治から死後くん、振れ幅が大きいのかどうなのか、とにかくたくさんインプットした一日でした。


チミママが姿を見せないままもうすぐ一週間くらい経つんだけど、お隣のノアちゃんママから「山田さんの留守中にチミママが紫陽花の庭を覗き込んでいましたよー」と連絡があり、昨日はお皿にご飯を置いて出かけた。帰ってきたら、ある程度食べて、より好みして少し残すチミママらしい痕跡もあり(チミママはどうやらフィリックスやわらかグルメがお気に入りみたいだ)雨上がりの今日くらいにいつものように現れてくれたら嬉しいな。  
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2017年04月07日

春の中央線散策



春の一番いい季節。お昼から阿佐ヶ谷へ出かけて坂本千明さんの紙版画作品展『生活』の最終日にすべりこみ。生活のモノコトを丁寧に刷りだした作品の数々に見入った。猫も日用品も愛すべき日々のひとつ。そこから西荻窪へ移動してウレシカで小菅幸子さんのブローチの展示、ようやく実物に触れられた。内山太朗さんのお皿も美しかった。

吉祥寺へ戻ったら近藤研二さんの家にたんこぶちんのMADOKAが遊びにきていたので立ち寄った。このごろモイが体調がいいので、いつもの楽しいプライベート猫カフェの様相。こんな春が迎えられて嬉しいな。夜になって、スターパインズカフェで高橋徹也さんと曽我部恵一さんのライブにお邪魔して堪能。曽我部さんは春の歌をたくさん歌ってくれた。僕にとってサニーデイサービスは『東京』なのでオープニングトラック「東京」を聴けて感慨深く、「桜 Super Love」の弾き語りも染みた。タカテツBANDも鬼気迫る演奏。「新しい世界」「大統領夫人と棺」と続く流れはちょっとぐうの音も出ないほど。こんな素晴らしいミュージシャンが友だちでよかった。新作アルバムが楽しみ。今年も推薦コメントの書き合いをするのだろうか。

帰宅後、夜遅くにヒックスヴィル中森さんが来宅して、明日の練習。たくさんの人に会った春の一日。夜桜がきれいで、この季節があと1週間くらいは続いてほしいですね。  
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2017年04月06日

季節はもう今



気持ちよく晴れると早起きできる。今日はそういう日だった。猫も機嫌がいい。朝からいろいろ作業がはかどり調子よく有意義な時間、一日がたっぷり長い。お昼過ぎから風が強くなってきたのだけど、誘われていたお花見へ。イラストレーター、デザイナー、編集者などいろんな職種が集まったが、ミュージシャンは僕とPLECTRUMのタイスケくん(10数年ぶりのアルバム完成おめでとう!)、tico moonの影山さんという新鮮な顔合わせ。局所的に、パラレルに様々な話題が錯綜する、楽しくて刺激的な宴会でした。桜も8割くらい咲いてたかな。週末くらいまでもうちょっと味わいたい。

ミルブックス藤原さんからエッセイ集『猫町ラプソディ』の製本サンプルを受け取る。思っていたとおりの色、手触り、読み心地。去年の秋から執筆を始めて年始から推敲作業、季節をふたつ跨いで桜の季節についに新しい一冊が完成した。嬉しいし、皆さんがこの本を手にする瞬間のことを考えるとわくわくするし、本屋に並ぶ風景を早く見たい。4月16日のライブで初お披露目、その日以降に通販プレオーダー分を発送、23日に一般発売となります。どうぞ、『猫町ラプソディ』をよろしくお願いします。


  
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2017年04月05日

天使たちの嵐のあと|吉祥寺でHARRYインストアライブを観た



先々週だったか、HMV record shop吉祥寺コピスのオープン前の内覧会に参加させてもらって、そのときに僕の目を釘付けにしたのは店内に貼られた「HARRY インストアライブ決定!」の文字だった。僕が高1のときに初めて組んだバンドはストリート・スライダーズのコピーバンドだったから、その名は僕の脳裏からは消えることがない。僕らが組んだバンドの名は「Empty Heart」、これもスライダーズの(正確にはHARRYと蘭丸のJOY POPSの)曲名からの引用だった。知り合いのHMVスタッフの方に「本当にHARRYが吉祥寺で歌うんですか!」と問い詰めると「こないだ渋谷HMVでもやったんですが、HARRYがスライダーズを4曲歌ったんですよ…」と息を飲んで言うのだ。わなわなと震える僕。

そしてHMV record shopコピス吉祥寺はオープンし、HARRYインストアライブの日がついにやってきた。その日僕は南青山ビリケンギャラリーでのライブだったのだけど、万難を排して開始時間にお店へ。びっくりするくらいたくさんのお客さん。やっぱりHARRYの歌を三多摩地区で聴くというのは特別な体験なのだ。僕が最後にスライダーズのライブに行ったのは中学生、高校1年のころだっただろうか。30年近くぶりということになる。ステージの方向へ進むと知った顔、は!元フィッシュマンズのギタリスト小嶋さんだ。こないだ西荻ラバーズフェスに続いてここでもばったり。「来てると思ったよ」と言われた理由は、小嶋さんと一緒になったイベントで僕がスライダーズの「Angel Duster」を歌って会場内が大合唱になってスライダーズ話で盛り上がったからだ。小嶋さんと並んでHARRYの登場を待つ。小嶋さんに「佐藤さんもスライダーズ好きだったんですか?」と訊くと「一緒にコピーバンドやってたよ。あいつはドラムだった」と胸が熱くなるエピソード。

そしてついにHARRYが登場。昼の3時なのに第一声が「ドーモ、コンバンワー」で最高。「ありったけのコイン」が始まって泣きそうになる。うっすらと至るところからシンガロングが聞こえる。全部歌えるよね。続いて「PANORAMA」、これは僕のなかでは後期スライダーズの範疇の、意外な選曲だった。そして続く「Midnight Sun」は僕がフォローアップできていないHARRYソロの楽曲だったのだけど、これがとても良かった。大人のブルースだった。本編最後は「BUN BUN」、1986年『天使たち』のなかの軽快なロックチューン。僕にとって最初のスライダーズ体験はこの『天使たち』というアルバムだったから、アンコールで「嵐のあと」を聴いてしみじみと感慨にふけったのでした。4曲30分、現在と過去を行き来するような不思議な時間だった。

興奮冷めやらぬ熱を冷ますために小嶋さんと賑わう吉祥寺のカフェでお茶。僕ら(僕と当時の同級生たち)はスライダーズを相当背伸びして聴いていたのかもしれないなあとリアルタイム世代の思い出話を聞きながら30年前を振り返った。2年前蘭丸(土屋公平さん)にお会いすることができて、そのときはブルブル震えながらサインをいただいた。この日HARRYのサイン会に並ぶことができなかったのはきっと僕が中学生みたいな爪先立った気分になったからだ。スライダーズの歌を聴いていつも思い出すのは、初めて組んだバンドでオリジナル曲を作ろうという話になったときのことで、ボーカリストが(そのバンドで僕はギタリストだった)「外は雨/オレは風/ブラックジーンズを履いてる」という歌い出しを書いてきて、そのHARRY文法を模倣したフレーズをみんなでバカにして笑った放課後のこと。小嶋さんが「あの頃ペイズリー柄のシャツは基本」「HARRYが履いてるようなブラックジーンズなんて田舎じゃ売ってなかったよ」と言ったときに、またこの「外は雨/オレは風/ブラックジーンズを履いてる」を思い出した。きっと忘れることはないだろうな。

その日からずっと家でスライダーズを一日一枚ずつ聴いている。  
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2017年03月30日

吉祥寺の春



一昨日のこと。午前中から出かける用事があったので、ちょっと足を伸ばして井の頭恩賜公園まで散歩した。ちょっとくらいは桜が咲いてるかと思ったけどまだ全然で、でも人出は多くて春の予感は感じられた。池のスワンは大渋滞で、楽しげ。ちょっと歩くと、こんな状況でもブルーシートを広げて酒盛りをする団体もいる。僕が吉祥寺に住み始めて16回目の春だが、一番好きな桜は渋谷から夜帰ってきたときに何となく吉祥寺のひとつ手前の井の頭公園駅で降りて、公園のなかを突っ切って歩きながら見上げる青白い桜だ。井の頭公園は22時までに宴会を撤収しないといけないから夜遅い桜散歩が快適だ。

今日吉祥寺にHMV record shopがオープンしたのだけど、一足先に内覧会で店舗の様子を観させてもらったのも一昨日。昔吉祥寺にはレコファンもタワレコ(今とは違う場所、独特なセレクトの店舗だった)もHMVもディスクユニオンもあったのが、ここ数年はディスクユニオンと規模を小さくしたタワレコだけになっていた(ココナッツディスク、RAREという地域色の強いお店も健在)。レコード中心のラインナップ、想像していたより広くて、新しい文化的スポットになればいいなーと思う。なにより、レコード屋さんがいっぱいある街は刺激的で楽しい街だ。

旅立ちの季節だ。いつも聴いているラジオ「たまむすび」のパーソナリティ赤江珠緒さん、そしていつもお世話になっている杉真理さんの「アフタヌーン・パラダイス」のアシスタント葛野裕美子さんが今日の放送で最後だった。寂しくなるな。数ヶ月改装中だった近所のスーパーマーケットが今日リニューアルオープンしていた。ピカピカのきれいな床。照明も明るい。街にはずっと変わらない景色もあれば、少しずつ変わっていって、言うなれば、便利で快適で新しい姿に変容していくわけだけど、いろんな思い出とか記憶が色褪せないでどこかにちゃんと保存されたならいいのになあ、と思う春だ。  
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2017年03月29日

本を作る楽しみ



4月に発売になる『猫町ラプソディ』、その表紙とカバーの印刷立ち会いもつつがなく終了し、いよいよ印刷機がゴウゴウと音を立て始めました。どれだけ読み込んでも見つかる誤字脱字には「妖精の仕業だ…」と辟易しつつ、栞紐(本に付帯する布紐)の色を選び、さらに「はなぎれ」という、本文の背の天地両端に貼り付ける小さい布の色にもこだわりました。『猫と五つ目の季節』のときはポチの毛の色に近い茶色を選んだのですが、『猫町ラプソディ』がどうなるか楽しみにお待ち下さい。とにかく色鮮やかな、手にとったときに「わあ」と声が出るような本になったらいいなと思っています。

数週のうちに本が刷り上がってきますが、CDを作るときと同様にわくわくする時間です。このブログにも「猫」について書いたテキストがたくさんあり、「猫騒動」にいたっては大河ドラマのような様相を呈してきましたが、『猫町ラプソディ』にはブログからの転載はなく、すべてが書き下ろしの随筆です。もっというと、インスタグラムに載せると猫意識の高い方から怒られたり、呆れられたりするような内緒にしていたことも告白したりしています。20篇のエッセイ、そして去年「ねこ」という雑誌のために書いた寄稿文を少し手直しして序文としました。子どもの頃のことから現在まで、重たい話もくだらない話もいろいろ。主観と客観のバランスもとれた、時代を問わない良い本になったという自負があります。楽しみにしていてください。

春の気配。本を数冊カバンに入れて、旅に出たくなってきました。


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2017年03月23日

なんてことのないウィークデイ日記



平日は自宅で実に地味な作業をやっているわけですが、先週はお世話になっているポップス界の先輩から「山田くんの言葉が合うと思ったんだよ」と歌詞を依頼されて数日かけて提出。その歌詞で歌われたデモが届いて、思った通りの風通しよさで嬉しかった。いろいろうまくいけばいいなと思う。九州佐賀の母校、東明館学園で春のお祭りがあるということでお誘いを受けたのだけど、スケジュールが合わずビデオメッセージを送ることになって、昨日はその撮影をした。東京に行かないといけない、という焦燥感とともに飛び出した故郷から、25年経ったこの頃はいろんなお声をかけていただいて光栄。

先日ギャラリー芝生にポチバッジ展のオーダー分バッジを納品に寄って(大変お待たせしていますが少しずつできあがっています)マメイケダさんの展示を見て、お腹が減ってくるその絵に静かに感動した。行きたい展示、これから始まるものも含めてたくさん。ライブをやらせてもらう猫ラボさんの「猫のいるところ」、ぱんださんの小径「灯台守のうた」どちらももう始まっている。今週末からは巣巣でのはしもとみおさんの個展「机の上の犬と猫」もスタート。「花森安治の仕事」展にも行けてないし「DAVID BOWIE is」展にも終了前にもう一回行きたい。DMをいただいた坂本千明さんの「生活」展、内山太朗・小菅幸子の二人展「春の魔法」、死語くんの個展も気になる。ばたばたと慌ただしい日々にこそ、気になるモノコトがいっぱい。

今日はこれから打ち合わせ。そして自宅で実に地味な作業の続き。  
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2017年03月21日

なんてことのない三連休日記

 

三連休初日はHARCOとのレコーディングで真面目に仕事モードだったんだけど、帰り道に久しぶりに三鷹の名店パレードに寄ってレコード掘りをきっかけに、なんとなく休日モードに。『猫町ラプソディ』は英語でタイトルをつけるとしたら“rhapsody in tricolor”。元ネタはもちろんジョージ・ガーシュインの「ラプソディ・イン・ブルー」なので、店長さんにその名演レコードを探してもらうと、ちょうど相応しい、バーンスタインがピアノを弾いているCDがあった。ブライアン・ウィルソンへ繋がる18分のアメリカーナ。もともとは「アメリカン・ラプソディ」というタイトルのが、「この曲は青い」という言葉で変更になったそうだ。僕のエッセイも「この随筆は三毛色だ」と言われたい。

日曜日は隣町の西荻窪で「西荻ラバーズフェス」というのを観にでかけた。西荻窪は吉祥寺の隣駅、会場になった公園は駅から歩いて15-20分というところか、良い散歩になった。僕が到着したときには湯川潮音さんがtico moonの友加さんのハープを伴って素敵な声を響かせているところだった。ご近所ということで、イトケンさんとかユミコちゃんはじめトクマルシューゴバンドの面々、イラストレーターのチャンキー松本さんといぬんこさんがブースを出していたり、元フィッシュマンズの小嶋さんとばったり会えたり、とても有意義な日だった。トリをつとめたのはカーネーションで、30分強のセットでもその世界観を堪能。「EDO RIVER」が流れると時間がぴゅっと巻き戻る感じがあるが、新譜の曲も素晴らしい。直枝さんと太田さん、広島世羅以来のカメ万佐藤優介くんに挨拶(直枝さんとは来月の片桐はいりさんとのライブでご一緒します)。風が強く土埃の舞うタフな環境でみんなほこりまみれだったけど一様に楽しそうで、天気さえもフェス感を演出していたように思います。

その後吉祥寺に移動して今年参加させていただく「キチレコ2017」の顔合わせ。いしかわじゅん先生や青木俊直先生、木原庸佐さん、西野直樹さんなど吉祥寺在住の漫画家・イラストレーター・デザイナーの皆さんと初めてお会いした。吉祥寺とレコードをテーマにした展示がゴールデン・ウィークに。面白いことが始まりそうで身が引き締まります。帰宅後、久しぶりに近藤さん宅でモイとウニとのふれあい。モイへの御見舞いに混じってうちのポチ実にもいろいろお裾分けをいただいていつも感謝しています。この日は『A LIFEー愛しき人』の最終回。僕の周りでもSNSでも誰も話題にしていないドラマだけど僕は毎週楽しみにしてワナワナしながら観ていたのだ。キムタクもしびれるほどかっこいいが、僕は浅野忠信に感情移入して泣きながら鑑賞。木村文乃もマツケンもみんな良かった。キムタクみたいなブラックジャックが目の前に現れて、モイや、僕らの大事な誰かの悪いところを全部取り除いてくれたらいいのに。

連休最終日は杉江篤志くんの写真展「デニスの庭」を見るために幡ヶ谷のPADDLERS COFFEEへ出かけた。去年は高知のterzo tempoがかき氷をサーブしにきた居心地のいいカフェ。アメリカの乾いた空気が焼き付いた写真は水色が気持ちよかった。杉江くんはもともと僕のファン、名古屋で初めて会ったとき彼はまだ10代だったはず。アメリカを放浪しながら写真を撮っていることをインスタグラムで知って、帰国後に彼がくれた心のこもった、しかし言葉少ななメールに僕が返事をして会い、仲良くなって今ではたまにステージの写真を撮ってもらっている。去年彼はお父さんになったが、キラキラした目の輝きは変わらず、会うたびにいい刺激をもらう。Black Yard Trioの伴奏での朗読も良かった。奥さんのザッツが歌を歌ったのには驚いた(これもとても良かった)。彼にはまた4月のライブの写真を撮ってもらう。ノスタルジックでありつつ、これから先のことが楽しみになるような時間でした。

充実した三連休でした。明けて今日は『猫町ラプソディ』の最終入稿。そして19時から刊行記念ライブ第二弾「夜の科学 in 下北沢ーrhapsody in tricolor」の受付が始まります。宿題たくさん。  
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2017年03月18日

HARCOとの共作曲「春のセオリー」レコーディング

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今日は朝から出かけてHARCOの自宅スタジオでレコーディング。ちょうど昨年の今頃にHARCOと共作(作詞 山田稔明/作曲 HARCO)してHARCOバンドと僕と空気公団山崎ゆかりさんで歌った「春のセオリー」を彼の夏に出る最新作に収録するということで僕はギターと歌を録音。HARCOとの付き合いももう15年以上になるが、1999年に「隣人ロック」という曲を一緒に作ったときはGOMES THE HITMANとHARCOでデモだけ録って結局日の目は見なかったから、音源化を前提に録音を共にするのは初めてのこと。二人きりの作業だったが、緊張と弛緩の具合がバランスよく、いい感じのテイクが録れたのではないか、と思う。できあがりが楽しみ。

HARCOの20周年を祝うライブ、東京編に僕は出演しますので、きっと「春のセオリー」も再演できると思います。なによりこの歌はこれから桜が咲く4月までの季節にぴったりで、僕はきっと何度も頭のなかで再生することになるのだろう。君は「サン・カン・シ・オン」とそっとつぶやいた、春のセオリー。アニバーサリーライブはチケット発売中です。ぜひご来場いただき、HARCOに「おめでとう」を。


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2017年7月8日(土)@ 渋谷 duo MUSIC EXCHANGE
HARCO LIVE TOUR 2017
20th Anniversary Special -HIKINGS-

16:45開場 17:30開演/前売4500円 当日5000円(ドリンク代別途)
出演:HARCO/Special Guest:山田稔明(GOMES THE HITMAN)、
伊藤俊吾(キンモクセイ)、山崎ゆかり(空気公団)and more

■一般発売 3/5(日)よりプレガイドにて発売開始
■チケットぴあ [Pコード予約] 0570-02-9999
■ローソンチケット [Lコード予約] 0570-08-4003
■イープラス

お問い合わせ:HOT STUFF PROMOTION 03-5720-9999
渋谷 duo MUSIC EXCHANGE
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂2−14−8 O-EASTビル 1F  
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2017年03月08日

to do リストとにらみ合い



というわけで、新しい本が出ることになったのだけど、文章は書きあげたけどまだ作業がいくつも残っていて落ち着かない。表紙や帯の紙をどうするかとかあれこれ考えるのは楽しい作業ではあるけれど、早く校了、入稿したいところ。朝から午後まで本のための作業、夕方からは新曲録音のためのデモ録音作業。今日3月8日はミモザの日だそうだ。花言葉は「思いやり」。年度末、やらないといけないことがたくさんで目が回りそうだが、一握りの思いやりを持ちたい。ポチ実が少しすらっとしたな、と思って体重を測ったら4.6キロ、エクササイズ(猫じゃらしで釣ってグルグル走り回る遊び)の効果が出ているかも。

気晴らしにちょっと散歩に出たら、近藤さんちのモイが窓際に佇んでいるのが見えて「嗚呼、美しい風景だな」と見惚れた。そのうちモイが僕に気付いて、モイの様子を見て近藤家が僕に気付いて、ウニが遅れてやってきて、という感じで和んだ。ここ数日思わぬ問い合わせや背筋の伸びるような依頼、嬉しいニュースがいろいろあって、ざわざわと忙しく騒がしい。録画してあるテレビドラマも『騎士団長殺し』も、買ったまま封を開けてないレコードたちも全然消化できないでいるのだけど、昨日と今日が少しずつ違って毎日が面白いな、と「my favorite things」のなかで書いたようなことをまた再確認している。

明日は明日で楽しい一日になったらいい。  
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2017年03月07日

『陥没』を観て東京オリンピックを想う



昨日のこと。ケラリーノ・サンドロヴィッチ作・演出の舞台『陥没』を観るために「えいや!」と大阪へ出かけた。東京シアターコクーンでの日程があわなくて観劇叶わず残念に思っていたところ、いろんなパズルピースが噛み合って、大阪での最終公演のチケットを取ることができたのだ。昨年観た『キネマと恋人』で自分内演劇革命のようなものが起きた。『キネマと恋人』が1930年代の架空の島を舞台とするのに対して『陥没』はその30年後の1960年代、アジア初のオリンピック開催に湧く東京での話なので、おのずと戦争と敗戦を挟んだ物語の続きとしてこのファンタジーをわくわくしながら見つめることになった。2020年の東京オリンピックのときにわれわれはどういうふうに翻弄されることになるのだろうかなどと妄想しつつ。

オープニングのタイトルバックであっという間にタイムトリップ。井上芳雄、小池栄子、松岡茉優、山崎一、生瀬勝久をはじめその豪華なキャスト全員が生き生きと駆け回り、それぞれの存在感が強烈で目まぐるしい。途中休憩をはさんで最初から最後までずっと笑って、カーテンコールではなぜか感動して涙がこみあげてくる不思議。この感想をだれかに伝えようと思っても、濃厚なパラレルワールドの素晴らしさをうまく言えない。3時間半とそれに付随する時間、チケット代と引き換えに受けとった替えのきかないエンターテイメントでした。終演後に緒川たまきさんに久しぶりにご挨拶、千穐楽に駆けつけていたケラさんとも少しお話ができて嬉しかった。この芳醇な世界観を司る、ケラさんの頭の中は一体どうなっているのか。刺激をもらって元気が出た。とても幸せな一日でした。

興奮を冷ますように、森ノ宮の会場から京橋まで大阪城公園をつっきって歩いた。ここへ来たのは1989年にU2を観にきたとき以来だと気づく(B.B.キングと一緒に来日したときだ)。高校1年生だった僕が43歳になっているので高校を卒業できていなかったら僕は高校28年生だ。お堀に浮かぶカモたちを眺めながら思ったのは、「山田さんはフットワーク軽いですね」とよく言われるけど本当は全然そんな、「フットワークが軽い性分」なんてものでは全然なくて、このカモのように必死でバタバタと駆け回っているのだよ、ということだった。大阪まで来てよかった。  
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