四半世紀前に作ったインディー盤を再録したアルバムを完成させて、そのCDを携えてツアーに出た先週末。名古屋では大学時代の知り合いが物販を手伝ってくれた(インディー盤でバイオリンを弾いてくれた友人だ)。終演後にFILE-UNDERというレコード屋さんの店主山田さんが訪ねてきてくれて嬉しかった。昨年末モノコトで弾き語りしたときに初めて挨拶させていただいたのだけど、その山田さんの口から僕らの大学時代の先輩の名前(ポストパンク、ハードコアで活躍するバンド関係の先輩方)がたくさん出てきてびっくりした。終演後はKDハポンのフードを特別に食べさせてもらった。僕はカレー、ガパオライスも美味しそうだったな。
京都では最初のレコード会社で僕らを担当してくれたK氏、そしてデビュー時からずっとお世話になっているライターの岡村詩野さんが来てくれた。ふたりともバンドの初期からを知る人なので、終演後の感想も自身の青春と絡んだ言葉が印象深かった。b-flower八野さんもライブを観にきてくれた。僕が大学時代に聴いていたバンドだ、b-flowerは。今がいつなのかわからなくなる。京都の物販を手伝ってくれたのはバンド「ははの気まぐれ」の川本くんとヒロミちゃん。バタバタと急な連絡にも「音楽の先輩の急な命令に従うのが後輩の役目です!」と快く働いてくれた。終演後はご飯に困って右往左往。いい年して僕らはお店を決めきれない学生みたいだった。
神戸では僕らが到着するより早くチャッツワース家族、音響の真田さん、そして今回調整役を買って出てくれたシカゴキカクの早田くんが会場の準備をしてくれていて、チャッツワースはライブ時のドリンクやフードだけでなく僕らのために賄い飯まで用意してくれて、もう本当にどこまでも甘えさせてもらって感謝しかない。チャッツワースとのお付き合いももう14年にもなるのですね。今回の旅はまん延防止云々の最後にかかったので本当にご飯を食べるのに苦労した旅だった。旧グッゲンハイム邸終演後、夜中にホテルの部屋で食べたチャッツワース製おにぎりの味をきっとずっと忘れない。
帰路はベースの須藤さんとふたりのロングドライブ。過去の思い出を掘り起こすように古い友だちの名前を思い出すゲームのよう。帰ってきて、なんとなく元メンバーや古くからお世話になっている人にメールを何通も送っている。『slo-mo replay』を作って良かったのはそういう意識の吹き溜まりみたいなところで化石になろうとしていたいろんな記憶に気づけたことなんじゃないかなと思う。そして、『GOMES THE HITMAN in arppegio』とか『down the river to the sea』とか、もう少し後のメジャーデビューの頃の僕らの作品を青春のBGMにしていた人たちは今どこで何をしてるんだろうな、ということを思う。みんな元気で幸せならいいなって思ってる。
いい機会なので、久しぶりに大きな音で音楽を聴いてみるのもいい。今週GOMES THE HITMANは四半世紀の時を駆けて辿り着いた吉祥寺スターパインズカフェで青春時代の歌を演奏します。
2022年3月27日(日)@ 吉祥寺 スターパインズカフェ
GOMES THE HITMAN LIVE2022
“SLO-MO REPLAY”
18:00開場 18:30開演/前売4500円(ドリンク代別途)
出演:GOMES THE HITMAN/guest:高田タイスケ from PLECTRUM
イープラスにて来場チケット販売中
https://eplus.jp/sf/detail/3562640001-P0030001
*配信チケット本日10時より販売開始
販売期間:3月22日(火)10:00〜4月2日(土)20:00
アーカイブ視聴期間:4月2日(土)23:59
販売URL:
https://eplus.jp/sf/detail/3590240001-P0030001
視聴にあたっては「Streaming+視聴者ご利用ガイド」もご確認ください。
https://eplus.jp/sf/guide/streamingplus-userguide
吉祥寺 スターパインズカフェ(
https://mandala.gr.jp/SPC/)
〒180-0004武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1
Tel 0422-23-2251