monoblog

R.E.M. / New Adventures in Hi-Fi（Sep. 1996/ Warner）

1.How The West Was Won And Where It Got Us
2.The Wake-Up Bomb
3.New Test Leper
4.Undertow
5.E-Bow The Letter
6.Leave
7.Departure
8.Bittersweet Me
9.Be Mine
10.Binky The Doormat
11.So Fast, So Numb
12Low Desert
13.Electrolite

2005年に入っても来日公演に向けR.E.M.を再考していこうと思います。僕は今のところ東京、名古屋、大阪と全公演観にいく予定であります。

この『Hi-Fi』はおそらくR.E.M.ファンには非常に評価の高いアルバムだろうと思いますが、個人的には印象の薄い作品でした。1996年というのが僕が大学を卒業してテレビ番組の制作会社で下っ端ADとして休みのない激忙の日々を送っていた年だったからかも知れません。

前作『Monster』に引き続き、rockin'on等でヒロイックに、ロックアイコン的に持ち上げられるR.E.M.に違和感を感じ、帯に「あなたの勇気はR.E.M.級ですか？」みたいな壮大な文句が書いてあったので興ざめして日本盤は購入しませんでした（最近買いました）。結果的にビル・ベイリー(Dr.)が参加した最後のアルバムとなります。

家で聴くと重く暗く冗長な部分があったりして眠くなるのですが、夕暮れから夜にかけて車で聴くとびっくりするくらい良いです。長いツアーのロード中に録られたことと関係しているのでしょうか。「E-Bow The Letter」（アルバム『omni』収録の「それを運命と受け止められるかな」のアレンジはこれを参考にしました）、そしてモノクロの世界にさっと光の射すような「Electrolite」が個人的ハイライト。現在行われているワールドツアーでは本作からの楽曲も結構演奏されています。