3月16日発売『ripple』に収録される曲について説明してます。
M-7.サテライト
この曲のなかにも猫が出てきますが、お腹が減ったり眠たくてしょうがないときの猫というのは本当に何もできず、鳴いてるのに声が出てなかったりして「可愛そう」を通り越して「愛おしい」という感情になります。そういう気持ちに着目。
M-8.夜の科学
4曲目の「星に輪ゴムを」では「夜を待つ日々」だったのがここで再び朝を待つ体勢に。そしてまた夜を想って夜明けを願って、の繰り返しで「未来」という不確かな方角へ進んでいく感じです。きわめて個人的に言えばこのアルバムのハイライト。
M-9.明日は今日と同じ未来
この再レコーディングのアレンジに関しては最後まで侃々諤々ありましたが、僕が望んだのは同じ歌詞/同じ構成の曲で瞬間瞬間の微妙な気分の差なんかによって偶発的な新しい意味が加味されれば、ということで、それは「夜明けまで」をリテイクしたときに似ていました。
あと1ヶ月弱で皆さんに聴いていただけることが嬉しくもある一方でもうちょっと発売日を伸ばして4月の春を待ちたい気もしていますが、とにかく今はいろんな人に聴いていただきたいなと願ってますから。
GOMES THE HITMAN 山田稔明