2006年09月30日

保坂和志×柴崎友香トークショー

sonomachihosaka_new僕自身の物の見方/考え方に大きな影響を与え続ける小説家2人のトークショーを聞きに青山ブックセンターまで行ってきた。渋谷に着くまでの電車で読んでいた森達也著「夜の映画学校」での緒方明監督と森氏の対談中に「保坂和志」の名前が出てくる偶然。映像/映画の分野で話のなかで保坂の名があがることは多く、「夜明けまで」を撮ってくれた山川監督からも映画仲間としての学生時代の保坂話を聞いたし、「ストロベリーショートケイクス」という魚喃キリコ原作の映画にも保坂さんは出演してるらしい。

トークショーは柴崎さんが進行役をつとめる形で始まったが予想通り、文字おこししてみたら話の面白さがなくなるような、「・・・」とか声色の変化とか咳払いとか目配せとかそういう事象を全部含めて充実した興味深い内容のオンパレードで、非常に保坂的/柴崎的だと思った。

一人で充足した暮らしを送っていると風景が入ってこない、という保坂の自論に始まった風景描写の重要性の話をはじめ、2人のシーンを書くことに比べて3人以上のシーンを書くことの難しさについて述べられたくだりなどが印象に残った。歌も一緒で登場人物が2人の歌詞はありふれているから簡単に書けるのに、3人以上の群像劇を書こうとすると途端に奥行きが必要になって相応しい言葉が見つからなくなることに対する説明がついた感じだった。

保坂が柴崎の新作を評して「30歳前後の若者の普通の姿があまりに自然に小説に入り込んでいて、その登場人物には人生に対する甘い期待みたいなものがない感じがして、そこがちょっとすごいことなのではないか」というようなことを言ったのだが、僕もその言葉を聞いて「あああ、その通りだー」と思った。

保坂和志著「小説の誕生」と柴崎友香著「その街の今は」を購入、サインをしてもらう。柴崎を一気に読み返して、保坂をちょっとずつ読んでいくのがこの秋の楽しみだ。1,000円とか2,000円くらいで思考や意識のよどみがサラサラと流れていく感じがして、CDも単行本1冊くらいの値段まで下げたらいいのに、と思った。  

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2006年09月29日

吉祥寺で最も高い場所

plantscafetokyu_r今日も秋の過ごしやすい天気だった。

いつもの散歩道沿いに知り合いが雑貨屋さんをオープンさせたのを覗きにいく。Free Designというお店。可愛らしいモノがだくさんあってお客さんの出入りも多い。すっきりクールな内装の大人っぽい雑貨屋でした。ほぼ毎日通る道にこういうお店ができて嬉しい。皆さんも吉祥寺に来た際は立ち寄るといいと思います。

夕方からミーティング、今日は趣向を変えて吉祥寺東急の屋上に行ってみる。Plants Cafeというすっきりしたカフェがあった。僕のなかで吉祥寺は背が低い街というイメージが強いが、一番高い位置でコーヒーを飲んだのではないかと思う。屋上に出ると小さな遊園地みたいになっててペットショップもあった。ぼーっとするにはいい場所かもしれません。いつもと違う角度から見る西陽が新鮮だった。  
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新しい箱を見つけたが

pochi060930pochi06093002久々にうちの猫に新しい段ボール箱を与えてみたが、居心地の良くない大きさなのか不服そうな顔をする。どうやら体がはみだすくらいのピタッとしたサイズの箱のほうが好みらしい。大の字で寝れる居間よりも、狭くて手を伸ばせば届くところになんでもある仕事部屋のほうが居心地がいいのと同じか。

これくらいの季節の晴れた日は本当に気持ち良さそうに猫がベランダでゴロゴロ転がるのですが、それを見ていてこっちもフワーっと伸びをしたりして気持よくなる。相乗効果だ。これを「秋のポチちゃん効果」と呼ぶことにする。  
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2006年09月28日

秋の陽気とアッキーの癒し

akky_meeting秋の陽気、半袖で快適な一日。楽器屋などを巡り「ripple-ism 2006」をにらんでいろいろ買い物。

夜、誕生日を迎えたばかりのアッキーと久々のドリンクバー・ミーティング。それぞれの近況や来月のワンマンのこと、映画や音楽の話などをポストイットを用いて数時間。

ひとりで頭を悩ませて「ああでもないこうでもない」と考えあぐねていたことを言葉を尽くして説明しアッキーに聞き手になってもらうことで自分の考えが整理されていくのがわかる。定期的にアッキーに会うと定期的に考えが整理される。これをアッキー効果と呼ぶことにする。

帰りの車で聴いたBen Kwellerのニューアルバムは思わず微笑んでしまうくらい良いメロディと良い言葉の連続で今年リリースされたものの中で五指に入るな、と思った。これもひとつのアメリカーナ。  
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2006年09月27日

ポッドキャストでライブダイジェスト

jittoku_photoライブ録音した大阪と東京の「夜の科学」をあわせると6時間に及ぶし、未発表楽曲も多くて演奏形態的にもかなりバラエティにとんだ貴重な感じだったのでダイジェストを公開するのを断念しました。皆さんの心の中にしまっておいてください。会場へ来れなかった人は次回の「夜の科学」まで楽しみにしておいてください。

かわりに京都拾得での弾き語りのライブダイジェストをポッドキャストで聴けるようにしました。24時間限定配信にします。急いで友だちにも教えてあげてください。感想を一言でも書いてくれると嬉しいです。

次の「夜の科学」は12月2週目の土曜日にやります。恒例の猫町オーケストラもやります。いろんな意味でメモリアルな12月になると思う。10月のワンマンで各種申し込み詳細等発表します。まずはポッドキャストをお楽しみください。  
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ギターを大きい音で弾く

gt_rh朝降っていた雨は午後にはあがり、しばらくすると晴れ間もさした。さすがに日が暮れるのが早くなってきました。もうすぐ10月だ。

普段仕事部屋でエレキギターを弾く時はヘッドフォンをしたりアンプで鳴らすのにも小さな音じゃないと猫が怖がったり近所に迷惑かけたりするから大変なんですが、今日はふっと思い立ってスタジオに行ってドカーンと大きい音でロックな感じで練習してきました。

2001年饒舌スタッカートの頃よく使っていたオレンジ色のギブソン、調子が悪かったのを春先にルーシー石坂さんにメンテナンスしてもらったのを昨日思い出したからだ。大きくて重いホロウボディのギターだけど良い感じに鳴っていた。  
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2006年09月26日

雨の夜と窓の光

nigiro小春日和から一転、朝から雨。どうやっても濡れるし低気圧感に背中が丸まってしまうし雨はつらいです。今年の春から火曜日は50パーセント以上の確率で雨が降っている気がする。すべての雨が夜のうちにふって朝が来たらやめばいいのに、と思う。

午後市ヶ谷にて、定期ミーティングに行く途中で知り合いにばったり。夕方渋谷へ移動、打ち合わせの後コブクロの大きくないほうの人とすれ違う。夜、吉祥寺に向かう井の頭線の改札でぼーっとしてるときにadvantage Lucy石坂さんにばったり。やまない雨にうんざりしてるときに石坂さんの笑顔を見て少し気が晴れました。

吉祥寺のNIGIRO CAFEで知り合いとご飯。夜に来たのは初めてだったがカリフォルニア・クイジーン風で雰囲気もよく美味しかった。グランドキャニオンとブライスキャニオン、ナヴァホ・リザベーションの話で盛り上がる。  
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2006年09月25日

武蔵野ウォーキング

iseya_iniseya_out今日も吉祥寺を、井の頭公園側を中心にぶらぶら歩いた。スワンボートを眺めて公園を抜け、いせや総本店を見にいってみた。1928年創業(’55年に改装)の吉祥寺のランドマーク的焼き鳥屋さんの営業が今日までだったからだ。

行列ができていて驚くほどたくさんの人が店の写真を撮っていました。取材風の人もいれば携帯のカメラをかざす中年の方もたくさんいた。僕は列には並ばなかったが同じように写真を撮り、近くまでいって焼き鳥の煙を吸い込みました。

来年の今頃には高層ビルに生まれ変わって、いせやもそのビルのなかに新装開店するらしい。風情の名残を感じながらこんど近いうちに公園入り口のほうのいせやに行ってみようと思う。

今日も夕焼けがきれいな色だった。      続きを読む
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インディアンサマーDAYS

yubinyasan気持ちいい天気が続きます。小春日和のことを英語で「Indian Summer」といいますが(同名のBeat Happeningの名曲を思い出した)、秋から冬にかけてのこの時期が北米インディアンにとっての収穫期だったことに由来するらしい。寒さの前の最後の暖かさということだ。

今日は朝いちでTシャツのデザインを入稿。そしてちょうど打ち合わせタイミングのドットコム本部に郵便局の局員さんが郵便の集配に来た。大量の“ripple-ism 2006”チケットの発送でした。配達記録郵便の封のなかにチケットと僕が書いたお礼の手紙が入って皆さんのところへ手渡しで送られると思います。もう3、4日待っていてください。

郵便局のおじさんが持っていた郵便物の重さをはかる計量器が年季がはいっていて素敵だったので僕も欲しくなった。ニコニコして優しそうな郵便屋さんだった。  
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2006年09月24日

一日中Tシャツについて考えていた4

t1ずっとTシャツのことを考えている。ツアーグッズとして新しいTシャツを作るからだ。いよいよ今回は行動に移して、浅草橋のTシャツ卸し問屋街へと出かけた。もう2002年くらいから毎年恒例行事のようになっています。

驚いたのは価格だ。石油高騰の影響はTシャツ業界まで押し寄せていて総じて値上がりしていました。コットンが重要なので意外と天候にも値段は左右される。今年は3つのカラーパターンのTシャツを作ろうと決めていたのですが、実際Tシャツを前にすると気持ちがゆらぐ。カタログで目星をつけてはいたとはいえ、廃色になったものや新色が出ていたりで気を抜くことができないのだ。

色の名前がまた良い。「キャニオン・レッド」「カロライナ・ブルー」「カリフォルニア・オレンジ」「シティ・グリーン」など新しい歌ができそうなくらいイマジナティヴだ。同じSサイズでもメーカーによってかなり大きさに差があるので自分の体にあてがうのも大事なチェックポイント、生地を触れてみるのも縫い目を見るのも忘れてはいけないのだ。


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一日中Tシャツについて考えていた3

ind7ind3ずっとTシャツのことを考えています。これで3日間考えていることになる。新しいツアーグッズとして1年ぶりのオリジナルTシャツを作っているからです。今日はここ最近のインディアンをモチーフにしたコレクションを並べてみました。

アメリカの地名はほとんどがインディアンの言葉にちなんでいるので、たとえばその土地に根付いたハイスクールや大学のTシャツにインディアンがフィーチャーされることが多いようです。ボーイスカウトもしかり。子供服にもインディアンのイラストがついているものが多い。バイク絡みのインディアンもかなり多く「インディアン Tシャツ」で検索するとまず「Indian Motocycle」のTシャツがゴマンと出てくるはずだ。

それこそ古着やオークションを見ると驚くほどたくさんのインディアンがあるのですが、インディアンがリアルすぎてこわいものやサイズが大きめのMやLだと胸を張って着れないのでなかなか難しい。これらのTシャツはだいたい500円から2000円くらいで手に入れたものだけどそこに運命的な遭遇(プライスレス)が加味されるので金額でははかれない何らかの価値がある。あるのだ。


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2006年09月23日

一日中Tシャツのことを考えていた2

remats_tremreveal_tremtour_tTシャツのことをずっと考えている。新しいツアーグッズとして1年ぶりのオリジナルTシャツを作っているからです。僕はTシャツが好きな音楽好き人間なので、やっぱり自分が好きなアーティストのTシャツを着たいと思う。音楽はとても素敵なのに物販コーナーでいまいちぱっとしないTシャツを売ってるとちょっとがっくりする、ということもよくあります。この夏のサマソニのTシャツ売り場は壮観だった。全然聴いたこともないアーティストのTシャツさえ欲しくなるほどだった。

僕が小さい頃から好きなR.E.M.はバンドのマネジメントオフィス自らがノベルティを制作販売していてオフィシャルサイトのSTOREを覗いてみるとちょっとしたアパレルセレクトショップのよう。特に写真の左ふたつは生地もシェイプも高品質な感じでで気に入っています。Tシャツ作りのお手本はR.E.M.だと言っても過言ではないかもしれない。

タンスに眠っていたものも含めていろんなアーティストTを眺めてみるとなんだかいろんな思い出も蘇ったりしてなかなか楽しい。音楽とTシャツは切っても切り離せない関係だと思います。いくつか紹介します。


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2006年09月22日

一日中Tシャツについて考えていた

cali_tdeath_tTシャツのことをずっと考えている。新しいツアーグッズとして1年ぶりのオリジナルTシャツを作っているからです。僕はTシャツが大好きでこのごろは中古レコード屋をパタパタやるよりも古着屋やオークションでTシャツを探してる時間のほうが多い気がします。

偏執狂的な性格のせいか僕はジャンル狩りをするのです。「California」と書いてあるやつはとにかく買う(狩る)。その中でも写真の2つは「California」モノであり「end of the trail」モノという自慢の品だ。特にデスバレーのやつは今にも倒れんとする開拓者にタカがたかっているという、とてもドラマティックな構図でさらにTシャツの地が砂漠色という奇跡的なもの。

ここ最近は“インディアン柄のTシャツにしか買ったらいけない”という自分内ルールを作ったのですが、それでもとてもグッとくるTシャツに週に1枚は出会う。だからライブ会場で販売するTシャツも皆さんにグッとくるものを提供したいんですよ。またTシャツ卸問屋を巡る旅に行ってきます。ため息が出るほどのTシャツにご期待ください。

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2006年09月21日

Roddy Frame Japan Tour

ground渋谷でロディ・フレイムのライブを観てきた。2002年発表の『Surf』というギターと歌のみのアルバムがとても好きだったのでロディ一人の弾き語りでの演奏が楽しみだった。

僕は熱心なアズテック・カメラのリスナーでは全然なくて、『High Land, Hard Rain』と『Love』くらいしかちゃんと聴いてないのですが(でもこのふたつはホントによく聴いた)、2時間のライブまるまる、ロディのきれいな歌と流麗なギターに聴き入って満ち足りた思いでした。12弦ギターでの『High Land...』楽曲は本当に素晴らしかった。時間を越えて21世紀に鳴っていました。ボウイを一節歌ったり「How Men Are」では「People Get Ready」を挿入し、ライブ後半にはボブ・ディラン「It's Alright, Ma」まで飛び出して驚きました。

思えばアズテック・カメラはデビュー作からラテン的な趣があったりカントリーウェスタン調のサウンドがあったり「Down the Dip」というウディ・ガスリー的な典型的なアメリカっぽいフォークソングがあったりして、狭義の意味での“ネオアコ”という枠から軽々とはみだしていたわけで、それが2006年の今日ギターの伴奏のみで歌われると音楽の持つ普遍性のようなものが殊更に前面に押し出される形になって、ノスタルジーではない素直な感動を僕は感じたのだ、と思う。

観れてよかったなーと心から思いました。家に帰ってきてからなんとなくギターを爪弾いてみた。あんなふうにギターが弾けたらなあ。  
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2006年09月20日

言葉が心を越えられないのは

chey1964年大御所ジョン・フォード監督最後の西部劇となった「シャイアン」を観た。これまで勧善懲悪(白人が善で姑息なインディアンが悪)の名作を作り上げてきたフォードが晩年に撮ったのは横暴な白人によって滅ぼされようとする少数派民族の悲哀だった。

「合衆国のインディアン政策によって、シャイアン族は居留地に押し込められていた。だが合衆国の約束した物資は一向にとどかない。餓えと病で多くの仲間を失った彼らは、元のイエローストーンへ戻ることを決意する。しかしその行動は反乱行為とみなされ、騎兵隊による討伐の目標となってしまう...」というあらすじ。

史実に基づいた大枠とインディアンが英語で話さない(交渉時だけ英語が使えるものが代表でしゃべる)というリアリティと時代を超越したアメリカの荒野の風景が相まって2時間半の長尺も気になりませんでしたが、とにかく圧倒的に悲しくなる映画でした。

インディアンの子供にアルファベットから英語を教える親先住民派クエーカー教の女性教師にインディアンが「白人はウソばかりつく。嘘つきの言語を子孫たちに教えてほしくない」と登校を拒否させるくだりがあって、それに対し女教師は「言葉じゃなくて、心の問題なのよ!」と言い返すのですが、「言葉は心を越えられない/言葉より先に心がある」というのはいつの時代も変わらないなあ、と思った。  
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2006年09月19日

秋の長雨よ

sunset2朝早めに起きて「わわ!久しぶりの晴れか?」と気色ばむも太陽は翳り中途半端な天気。ここ最近体調に関わるような重い天気が続きますね。今日は市ヶ谷へ出かけ、用事が済む頃になるとぽつぽつと雨が。各駅停車で本を読みながらゆっくりと吉祥寺へ帰りました。

僕は小学5年生のときからメガネをかけてるんですが、昨晩突然長いこと使っていたメガネが壊れた。僕は裸眼だと0.1をはるかに下回るド近眼なので(世界がぼやっとしてほとんど何も認識できない)早速メガネを作りにでかけたのです。

スリープライス制のメガネ屋さんを利用したことがなかった僕は半信半疑のまま店員さんに話を聞いて、なるだけ薄いレンズでメガネを作ってもらったのですが、なによりその安さとスピードに驚いた。覚悟していた金額の3分の1以下で済んだ。僕が知らないところで“メガネ業界革命”が起こっていたんだな。アジアってすごい。

メガネが変わると心機一転という感じがして良い。こんなに安く気軽にメガネが作れるんならホントにTPOにあわせられるな、と思った。メガネ革命の一日だった。  
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2006年09月18日

猫と夕焼けとR.E.M.

pochi0918sunset薄明るい曇りの日、今日が祝日だと街へ出て気付いた。昨日母親から「わが人生最強の台風でえらい怖かったとよー!」と電話があったのだが、そのときに敬老の言葉のひとつもかけられなかったことを悔やみました。親孝行失格!

午後から吉祥寺、そして世田谷へ。今日の夕焼けは燃えるようなオレンジと夜に移行する青のコントラストがきれいで目が離せないくらいにすごかった。家に帰ると猫が仰向けで熟睡していてこれも脱力感がすごかった。

R.E.M.のインディー時代のベスト盤「And I Feel Fine: Best of the I.R.S. Years 1982-1987」が出てなんとなくそればっかり聴いていますが、同時に出たDVD「When the Light is Mine;Best of the IRS Years 1982-1987」も併せて眺めて、中学生/高校生時代のことを鮮やかな絵のように克明に思い出してしまって、思い入れのある音楽の持つ記憶喚起力に唖然としています。

そしてこのベスト盤に収録されている「Cuyahoga(1986年発表『Lifes Rich Pagent』)」を聴いていてハッ!と思って歌詞を読み返しネットで調べてみると、思った通りそれは白人の迫害により種族根絶の憂き目にあったインディアンについての歌だったことに改めて気付き、僕はもう一回唖然とする。

写真も音楽もいろんなことに関する強力な媒体だな、と思った。  
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2006年09月17日

GOMES THE HITSHOPよりお知らせ

kaikyakuいつもご利用ありがとうございます。GOMES THE HITSHOPスタッフよりお知らせです。

GTH倉庫の棚卸しにあわせてTシャツ等の在庫整理をしました。今まで品切れになっていたものがご購入できる可能性がありますのでぜひチェックしてみてください。ただいま女性サイズのTシャツが非常に僅少の状態ですが、ネイビーの「omniポチTシャツ」Kids Lサイズ、赤い「リアル猫Tシャツ」のSサイズは小柄な方でも快適にご着用いただけると思います。なお高額のご購入の方にはカードや現在入手不可能なフライヤー等おまけ的なものもできる限り封入しておりますのでそちらもあわせて楽しみにお待ちください。

秋に新しいグッズを皆様にお届けできればと会議中です。今後ともよろしくお願いします。


GTH.COM GOMES THE HITSHOPスタッフ

GOMES THE HITSHOP  
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この街の色

sonomachi小説家の柴崎さんからメールをもらった。新刊発売にあわせて9月30日に柴崎友香と保坂和志でトークショー&サイン会があるそうです。興味のある方はぜひ出かけていってみてください。

初夏に新潮に掲載された「その街の今は」は今年読んだ小説の中で群を抜いて肌に合うものだったので(7月30日の日記)、きれいな装丁に包まれて単行本になるのが嬉しい。保坂さん関しては「小説の誕生」という本が出る。さらに、’99年発表のポール・オースター「ティンブクトゥ」も柴田訳が出る。そういえば「言葉の海に声を沈めて」という曲はオースターの本を読まなかったら書けなかった曲だったと記憶している。幸せな読書の秋になりそうです。

ことさら柴崎友香は僕と同い年なのもあって何を書いても気になる存在で、個人的にはこの「その街の今は」は街をさまよい景色を眺める感覚で読み始めたら途中で止まらないような感じだった。みんなも同じように感じるのではないかと思う。  
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フラッシュライト

bmsawk今日はちょっと晴れたのでお昼から六本木に出かけました。新宿から大江戸線に乗り換え電車に乗りこみ本を読んでるといきなりカメラのフラッシュが光った。地下鉄の車内で。ふと見るとアメリカ人っぽい女性4人組がいて、黒人の娘がデジカメを覗いている。見て見ぬふりをしてるとまたフラッシュが光って、今度は明らかに僕を写しているのがわかった。

早速撮れた写真を覗き込んで4人組はクスクス笑っているようで、なななんだよ!!と思って「What!? You took my photo?」という目配せをしたら「a-ha-?」みたいな微笑を返してくる。どうやら僕のかぶっていた山羊さん柄のキャップの写真を撮ったらしい。

失敬な!と思いつつもこのキャップはだいたいどこへいっても注目を浴びるのでしょうがないか、とも思ったが目深にかぶったキャップの下で読んでいた本は「わが魂を聖地に埋めよ(原題=Bury My Heart at Wounded Knee)」という'70年代にベストセラーになったアメリカ・インディアン闘争史 (上巻) で、タイトルがデカデカと印刷された本だったから多分あの写真にも写ってるはずで、それを彼女たちがアメリカに帰った後にケラケラ笑いながら見返すのだとしたらなかなかシュールだなあ、と興味深く思った。

唯一楽しみにしていた「マイ☆ボス・マイ☆ヒーロー」が終わって寂しい。秋の気配だ。  
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2006年09月16日

続・夜の科学写真

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リプル猫もメンテが必要になってきた

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2006年09月15日

Power to the People

powwowbadgeset曇り。自分を取り戻すための吉祥寺徘徊。古本屋で目を付けてた5000円もするカウボーイの写真集(19世紀中の古い写真がたくさん載ってる豪華な内容)があったのですが、やっぱり横道にそれるのはいけない!と購入を思いとどまりました。

好評だった「夜の科学POWWOWバッジセット」をGOMES THE HITSHOPで通販します。イベントスタート時からお馴染みの夜の科学ロゴと微妙によれた筆圧の僕のイラストが味わい深いインディアン猫、“みんなにパウワウを!”というメッセージの3個入り(直径2.5センチ、写真をクリックして大きい画像を見てみてください)。僕が発案しNRS516吉積さんにデザインしてもらったものです。最近僕が描く猫には頭の上にヒョイっと羽根を付け足していますが、あれはインディアンの羽根ですからね(これはなんですか?と尋ねられてショックだった!)。ジョン・レノンの名曲タイトルをもじった“みんなにパウワウを!”バッジも輪(Circle)を想起させるデザインで気に入ってます。会場に足を運べなかった皆さんもぜひチェックしてみてください。

それに加えて、ライブ会場限定となっていた「SONG LIMBO」シリーズの残ってるだけをvol.1からvol.3までGOMES THE HITSHOPに入荷しました。ほんのちょっとしか数がないので欲しい人は急いでください。

あともうひとつ、夜の科学9でリップル猫の写真を撮った人、よかったらneco@gomesthehitman.comまで写真を送ってください。自分では自分の姿が見れないのです。

夜が長くなって涼しくていい季節なので、この秋を曲作り期間にしようかと思っています。ワンマンまで1ヶ月ほどですが楽しみに待っていてくださいね。僕もどういうふうな“ripple-ism”になるか楽しみでなりません。


※追記;CDR「SONG LIMBO」は余裕を持った在庫数にしてたつもりだったんですが、疾風のように売り切れてしまったそうです。ごめんなさい!バッジも急いでくださいね。  
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夜の科学vol.9ーa place called powwow(EAST)

badgepowwow2006年9月14日@下北沢440
夜の科学vol.9ーa place called powwow(EAST)

1.bluebird(『ripple』
2.アップダイク追記(『neon, strobe and flashlight』
3.バックビートにのっかって(フィッシュマンズのカバー)
 〜death valley '05(a sort of homecoming)(iTS限定トラック)
4.ホウセンカ(未発表曲)
5.恋しくて(小沢健二のカバー)
6.ドライブ(『ripple』)
7.忘れな草 (『mono』)



8.kickingbird instrumental(新曲)
9.星に輪ゴムを(『ripple』)
10.ココロ/コトバ(「夜的科学3in1」)
11.そんなこと(夜の科学6CDR)
12.気分(「夜的科学3in1」)
13.距離を越えてゆく言葉(未発表)
14.hanalee(未発表)

(山田稔明 with Kickingbirds)
 Kickingbirds are
 安宅浩司;pedal steel,AG
 イトケン;drums
 上野洋;flute, keyboard
 chubby!;bass


15.Tomorrow is a Long Time
(Bob Dylanのカバー;w/おおはた雄一)

16.僕らの暮らし(「maybe someday ep」
17.手と手、影と影(『ripple』)

18悲しみのかけら(新曲)

19.サザエさん一家(ウクレレ練習曲)
 〜情熱スタンダード(『mono』)



世田谷での夜の科学9、盛況のうちに終了しました。平日にも関わらず遅くまでたくさんの辛抱強いお客さんに感謝を。ゲストのおおはた雄一くん、参加してくれたバンドの面々とスタッフにも大きな声でありがとう。


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2006年09月13日

ランド・オブ・プレンティ

cat_in_lab雨の止まない真っ昼間にヴィム・ヴェンダース監督作品「ランド・オブ・プレンティ」を観た。「アメリカ、家族のいる風景」と比べるならばこっちはLAの郊外、都市寄りなランドスケープ。

「イスラエルで育ったアメリカ人のラナは、亡き母の手紙を伯父ポールに渡すために10年ぶりにアメリカの地を踏む。伯父はベトナム帰還兵。9.11のテロ以来、アメリカを守ろうとひとりで警備を続けている。そんな彼らがアラブ人の殺人事件をきっかけに再会。ラナは遺体を家族に渡すため、ポールは事件の真相を究明するために、一緒に旅立つことに。」という筋。

昨年の撮影旅行で立ち寄ったトロナという塩湖の街が登場するところに個人的には注視したが、人間の孤独を描く上でアメリカという国の風景は他のどこよりも説得力がある。荒涼とした大地が広すぎてもはや人間の手に負えないからだ。

明日はいよいよ下北沢で「夜の科学9」です。夜には雨がやむらしいから頑張って会場に向かいたいと思います。この雨がやんだら新しい季節が。  
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2006年09月12日

市ヶ谷、武蔵野

rh0912ichigaya0912雨が止まない秋の始まり。しっとりとした午後、2ヶ月ぶりの市ヶ谷へ。こういう雨の日にはJR市ヶ谷駅のホームからの景色は独特の色合いを見せる。長い夏休みだった。

夜、武蔵野にて一人でスタジオ入り。霧雨に変わった雨が体中に染み込んでいく感じでなんだか非常に疲れる。3時間歌ってヘトヘトに。カラオケに行っても一人で3時間歌うことなんてないから疲れるのは当たり前だけども、ここ数年僕は特に歌うのが好きになってしまったので休憩なく練習してしまうのだ。

鏡張りの部屋で練習すると背筋が伸びる思いがする。2日後に迫った「夜の科学9」は秋の季節に相応しいような優しい歌で満たされた数時間にするつもりです。  
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2006年09月11日

アメリカ、家族のいる風景

dontcom9月11日の雷の真夜中にヴィム・ヴェンダース監督作品「アメリカ、家族のいる風景」を観て気持ちがたかぶったまま朝になった。

「かつては西部劇のスターとして鳴らしたものの今ではすっかり落ちぶれた俳優ハワード。突然すべてに嫌気がさした彼は撮影現場から逃亡、やがて彼は家を飛び出して以来30年近く帰っていなかった母親のもとへと向かう。突然の帰郷にも息子を温かく迎えた母はハワードに思いがけない事実を告げる。20数年前、若い女性からハワードの子供を身ごもったとの連絡があったというのだ。まだ見ぬ子供の存在を知ったハワードは、かつて関係を持ったウェイトレス、ドリーンのもとを訪ねるのだったが…。 」という筋書きだけでも魅力的。

アメリカの原風景的な古い街並やら荒涼としたネバダの風景とか最初から最後までとにかく映像が素晴らしい。この国の希望と絶望を静かに鮮やかに描くような優しくて哀しくて見終わって大きく深呼吸してしまうような作品でした。これは退屈しないヴェンダース映画だ。ああ、こういうアメリカのヒューマンドラマが僕は観たかったのだ。ストーリーも色も音もすべてがぴしっと僕の心にはまった。次は「ランド・オブ・プレンティ」だ。  
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優しい歌を武器にして

eyeforeye昨日の夜中の雷雨はすごかった。西東京のほうは特にたくさんの落雷があったようだ。テレビを消して電気も消して窓の外を眺めて、なんとなく爆撃されるイラクの街を想像しました。

今日は21世紀になって6回目の9月11日だ。5年前は雷雨ならぬ台風通過の日で、その夜僕は下北沢でのワンマンライブのための映像を作ってる最中だったことを憶えています。

今日はポッドキャストに「目には目、歯には歯」という平和をイマジンする歌をポストしておきます。ぜひ聴いてください。  
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木漏れ日がライスシャワーのように

komorebi世田谷、杉並、武蔵野と走り回った一日。今日も各地でお祭りで賑やかな景色を窓から眺めました。アッキーに久しぶりに会った。東京のワンマンではアッキーにギターを弾いてもらう。

夜はぼんやり家にいたのでNACK5のラジオを聴いた。アップルストアイベントの翌日、大阪科学リハ後のちょっとかすれた僕の声だった。不思議な感覚。30分番組とは思えないほどたくさんしゃべったのでどうなるかと思っていましたが充分盛りだくさんな内容でした。

僕が近頃西部劇にはまっている(全然面白くないけど苦行のように毎晩観ている)と適当なことを言ってインディアンの話をした部分が削られていましたが、それは下北沢のMCで話しましょう。今日から夜はヴェンダース週間。山ほどDVDが積んである。  
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2006年09月10日

東京の街を

pochi0909まだまだ暑い残暑の週末。六本木、新宿、吉祥寺と右往左往飛び回る一日。この週末は国立霞ヶ丘競技場でスマップがコンサートをやってるそうで、『Pop Up! SMAP』柄のバッグを持って小走りする女性陣や中居くんファンとおぼしき5人組くらいが揃いの手作りTシャツを来てグレイシー・トレインみたいに連なっていく風景に出会いました。そういうのを見るとなぜかこっちまでワクワクしますね。すごい楽しいんだろうな。

今日はなんだかこっちのほうもお祭りで吉祥寺はいつもの3倍くらいの人がいた気がする。それでも夕方から夜にかけての時間の経過のなかで暗くなっていくスピードが確実に8月と違う。この調子だとあっという間に冬になってしまうような気がする。冬は猫が本領を発揮する季節なので、そういう意味でもワクワクしますね。  
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2006年09月09日

POWWOW FOR POWWOW

rh0908夕方から真夜中まで「夜の科学9」のためのリハ。サマーソニックでメンバーにイトケンさんがドラムで加わり理想的な布陣となりました。

メンバーが違うと使う言語が変わる。「もっとインディアンっぽく」とか「もうちょっとスタンダードから遠ざかりたい」とか「細かい部分は全然違うけど大筋では同じだね」とか、なんのことだかよく分からない会議のような半日。芳醇な音が鳴ってました。

リハ終了後、バーミヤンでいかにも健康的な発芽玄米特撰セットというのを食べたが「こんな時間にご飯食べてたら全然健康じゃないじゃないか」と思って、帰宅後すぐ青汁のヨーグルト割りをごくごく飲んだ。  
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2006年09月08日

夜が長くなった!

peacepipe9月を過ぎて夜が長くなった気がします。真夜中の2時間と昼間の2時間は体感的に長さが違う。そういう季節なので真夜中にたくさん映画を観たり本を読んだりしています。

録画しておいたドキュメンタリー映画『HOMELAND : Four Portraits of Native Action』(NHK題『母なる大地を守りたい――立ち上がるアメリカ先住民』)は現代のインディアン居留地の悲しい現状を伝える重い内容で、何世紀も続く民族迫害の歴史を思いました。一方で1949年のカラー作品「黄色いリボン」はコミカルな西部劇でジョン・ウェインの白い歯と笑顔が印象的だった。

ようやく手に入れた「ジェロニモ」は伝説的なアパッチを史実に基づいて描いた1994年作品で、時代考証もしっかりしててインディアンが英語ではなく自分たちの言葉でしゃべったり、「ダンス・ウィズ・ウルヴス」や「ラスト・オブ・モヒカン」でも馴染みのネイティヴ俳優たちが出ていて見どころ満載で楽しめた。ジェロニモは立場によって大きく評価のわかれる人物なので容易な感情移入が難しく、それだけに興味深い内容だった。

気分転換にキルスティン・ダンスト主演作「クレイジー/ビューティフル」も観た。高校を舞台にした青春群像劇だが、前途有望なヒスパニック少年と心に闇を抱える破天荒な白人少女の肌の色を越えた恋愛がテーマで、これもとてもアメリカ的だなあと思いました。音楽もよかった。

ずっと読みたかった大橋禅太郎 著「すごい会議-短期間で会社が劇的に変わる!」という本を読み終えた。今日これから練習なのでこの本を参考に「すごいリハーサル-短時間で楽団が劇的に変わる!」というのをやってこようと思う。  
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Fan Photo

fanfoto3fanfoto1fanfoto4fanfoto2  
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カルチャーの秋

whitewallここ数日たくさんの本と映画と音楽と夜の科学の準備で忙しいです。とりあえずインディアンに関する映像作品を3つ観てしまって道に鳥の羽が落ちてると拾いたくなります。とがった石が落ちてても拾いたくなる。

久々にポッドキャストを更新しましたが、関西2公演の様子は東京の夜の科学が終わってからにします。したがって今回のは僕の歌が流れないポッドキャストです。ぜひチェックしてみてください。

なんだか夜になってもちょっと暑くて、でもエアコンつけるのはどうかというくらいの暑さがあとどのくらい続くのだろうか。もうすぐ秋ですね。  
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2006年09月07日

車輪の下

catunder普段自分の家で猫を飼っていて、僕は外にいる猫にはあんまり触らないにようしてるんだけども、自分の駐車場のところにはいつも決まった猫がいるから妙な愛着がわいていて、しかしこいつも別に僕にすり寄ってくるわけでもないし僕も食べ物をあげたりするわけでもない。

僕の車の下にいるときもエンジンをかけるとササーッと走り去るが、車を車道に出す頃にはまた同じように寝そべって毛繕いをしている。こういう距離感を僕はすごく猫らしいと思っていて、何の気なしに「おっす」と声をかけたり目を一瞥して軽く会釈をしたりして深追いをしないで数年たったらこういう関係になっていた。

でも数年前の猫とこの猫は模様はほぼ一緒だが、多分同じ猫ではない。僕も毎日車に乗るわけではないので猫の時間も季節とともに移り変わっているはずで、駐車場の回りには確か3匹は同じ模様の猫がいるのも知っている。すれ違うくらいの顔見知りの猫とはそういうものだ。  
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吉祥寺とビートニクとインディアンと

rugindianbook2indianbook午後から吉祥寺へ。気になっていた五日市街道沿いのBondi Booksへ行ってみた。見るものすべてが輝いて見えるような、僕が好きなものがたくさんあって時間がいくらあっても足りないくらいだった。見たことないくらいたくさんのビートニク関連の輸入本があって表紙を見てるだけで心が躍るのです。

胸元にケルアックやバロウズやギンズバーグやブコウスキーやらサリンジャーやらをプリントしたTシャツがあったりマグカップが置いてあったり高い本も多いけど安い本もあるし定期的パトロールコースに組み込もうと思った。結局、インディアン絵本(1968年物!)とエドワード・カーティスのポストカードを買いました。スターパインズカフェからちょっと入った裏通りには良い感じの雑貨屋が多いので近くに寄ったら散歩してみてください。

その後ぐぐつ草で「夜の科学9」の打ち合わせ。演奏楽曲がだいたい出揃ってきました。リクエストをメールでたくさんもらっていますが、ちゃんと参考にさせてもらいますからね。  
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2006年09月06日

情報いろいろ

img_fan個人的に楽しく書かせてもらってるPLAYLIST MAGAZINE3回目の原稿が公開されました。文章と音声をお楽しみください。

新しいフリーペーパーのために連載を書いています。「hanauta」という名前でウェブでも読めます。バラエティに富んだ内容で写真もきれいなのでぜひライブハウス等で直接手に取ってみてほしいです。

「It's KOREAL」というぺ様とか韓国料理がたくさん載ってる韓流雑誌(めちゃめちゃヨン様特集だった)の9月号にルーシーと韓国からのバンドとやったイベントのレポートが掲載されていました。それによると須藤さんは「チャングムの誓い」に夢中らしい。全然そんなこと知らなかった。

今週日曜日10日にFM Nack5、21時から「サンデーナイン」という番組に出て話しています。可聴範囲の方はぜひチェックしてみてください。

10月の「ripple-ism2006」告知フライヤーをお店に置いてくれる方、レコード店や雑貨屋、カフェなどの配布に協力してくれるボランティアを募集します。我こそは!という方、neco@gomesthehitman.comまでメールをください。  
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2006年09月05日

写真

martha02martha01martha03たくさん猫をかぶった写真が送られてきていろんな角度のリプル猫があって面白いです。下北沢でも携帯電話をかざして写真を撮るのをやりたいですね。ステージ側から見ると青白い光がゆらゆらしててキレイなんです。シャッターを押すときになんか音がするのもいい。今日もこの関西遠征の間に撮った写真をいくつか載せておきます。モノの見方がひねくれてしまっていて、変な写真が多くて管理に困る。


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新学期感が出てきた

pochi-iiko朝早起きしていろいろな雑務、午後は「夜の科学9」のための譜面書き。音符を書く訳ではないけれど、演奏の地図となるこの譜面制作が僕は実は苦手だ。

肩のこる思いの後、夕方から「夜の科学9」用の曲作りと録音。時間に追われている感覚。とりあえず曲名を「Song Called Powwow」と名付ける。どうにでも展開できるような間口の広い曲になった気がする。

夜、イトケンさんの家まで自転車で音資料と譜面を届ける。お土産で持っていったコーヒーと名菓ひよこが大粒の梨に変わって戻ってきた。わらしべ長者だ。

9月14日下北沢での夜の科学は、僕は弾き語りだけではなくサポートミュージシャンを従えての演奏もします。フルートに上野くん(CDでも「bluebird」で吹いてくれてる。「男なら女なら」もだ)、ベースはマリンスタジアムでメタリカの魔法を共有したchubby!(上野くんと一緒にNoa Noaというボサのバンドをやってる)、ペダルスティールギターに安宅くん(キッチンというバンドをやっててハンバートハンバートのサポートでもいい仕事をしてる)というサマソニでの編成に加え、イトケンさんが手伝ってくれる。イトケンさんがドラムで僕の後ろに座るのは初めてのことですごく楽しみなのです。

夏休みは終わって新学期ですが、なんとなく秋の収穫祭的な高揚感の中にいます。  
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2006年09月04日

京都から吉祥寺へ

rusubanpochiたくさん感想メールをいただいています。関西2公演に来てくださったみなさんありがとうございました。

さて東京に朝方帰ってきて寝て起きたところやっぱりかなり疲れが出て、体中いたいところがないくらいに筋肉痛だったのですが、ライブの翌日は吉祥寺をフラフラして日常を取り戻す!ということを自分内ルールにしているので、自転車で吉祥寺へ行ってきました。疲れた。

2日家をあけると愛猫ポチの甘え方がすごい。朝は肉球で鼻と口を優しくなでられて目が覚めたのだ。こないだ買ったデジカメを持ち歩いて旅したのでたくさん写真を撮った。何枚も際限なく撮れるデジカメだからどうでもいい写真がたくさんありますがたまに時間を切り取ったようなシーンがあるのがいい。


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京都拾得

jittoku_live2006年9月3日(日)@京都拾得

1.death valley '05(iTMS)
2.アップダイク追記(『neon strobe and...』)
3.ホウセンカ(未発表)
4.星に輪ゴムを(『ripple』)
5.愛すべき日々(『omni』)
6.タイトル未定(新曲)
7.手と手、影と影(『ripple』)



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夜の科学vol.8〜a place called powwow (WEST)

martha_neko2006年9月2日@martha
“夜の科学vol.8〜a place called powwow(WEST)”

OP.目には目、歯には歯
ーゲスト;沢田ナオヤ

1.サテライト(『ripple』)
2.星に輪ゴムを(『ripple』)

3.遅れてきた青春(GTH in arpeggio)
4.20世紀の夏の終わり(『omni』)
5.夕暮れ田舎町(『neon, strobe and...』)
6.bluebird(『ripple』)

7.hanalee (未発表)
8.memoria(未発表)
9.death valley '05(iTMS)

10.思うことはいつも(『cobblestone』)
11.何もない人(『weekend』)

12.the end of the innocence(ドン・ヘンリーのカバー)
13.いちょう並木のセレナーデ(小沢健二のカバー)
14.たしかなこと(小田和正のカバー)
15.空も飛べるはず(スピッツのカバー)

16.ドライブ (『ripple』)
17.明日は今日と同じ未来(『ripple』)

18.僕らの暮らし(「maybe someday ep」)
19.点と線(夜的科学3in1)
20.表通り(『mono』)

21.距離を越えてゆく言葉(未発表)

22.手と手、影と影(『ripple』)
23.タイトル未定(新曲)
24.会えないかな(『down the river...』)




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2006年09月03日

今日は京都

b533794d.jpg夜の科学8が終わって今大阪のホテルにいて、夜には京都拾得に出ます。昨日やらなかった曲を中心に歌うつもりです。19時20分頃からの演奏を予定しています。ぜひ遊びにきてください。  
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2006年09月02日

POWWOW日和

powいよいよ大阪POWWOW当日になりました。関西2日間で歌えるだけ歌おうと思っています。遠くから近くから気をつけて会場までお越し下さい。


またこの週末は僕がずっと観たかったアメリカ先住民のドキュメンタリーが放送されます。興味のある方もこれから興味を持つ方にもお薦めしたいです。

 BS世界のドキュメンタリー
 「母なる大地を守りたい〜立ち上がるアメリカ先住民〜」
 午後10:15〜11:52(NHK BS1)
 [原題] Homeland:Four Portraits of Native Action
 [制作] アメリカ/2005

番組内容はこちらで確認してみてください。昨年世界的に権威のあるジャクソンホール Wild Film Festivalにて大賞と環境部門賞のダブル受賞を果たし、ロビー・ロバートソンが携わった音楽もグラミー賞を受賞した評価の高い作品です。カラカラのスポンジみたいになっていろんなことを吸収したいですね。

それでは会場でお会いしましょう。  
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2006年09月01日

大阪martha公演に関してGTH.COM STAFFよりお知らせ

marthaweb当日券発売の有無や入場方法等に関してのお問い合わせもいただいておりましたが、明日2日の大阪marthaでの“夜の科学8”に関しまして、当日券の発売は予定しておりません。予約番号等に関係なく会場への入場は先着順とのことです。

会場内相当な混雑が予想されますがスムーズな進行のためにどうか皆様のご協力をお願いします。基本的にすべての問い合わせにかんしては直接marthaのほうへお尋ねください。

martha(tel;06-6446-2314)  
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POWWOW参加記念バッジ

badge写真はNRS516デザイン・制作による「夜の科学」入場記念お土産POWWOWバッジです。皿に盛るとさらに美味しそうに見えます。

僕が書いたインディアン猫イラストや夜の科学ロゴのバッジをフィーチャーした3個入りセットは完全ハンドメイドにつき限定個数での販売になります。会場入りしたらまずバッジをチェックしてみてください。

久々の関西ということでSONG LIMBOシリーズもvol.1からvol.3まで限定枚数で販売します(結局在庫がほとんどないのであらゆるGTH関連の倉庫を捜索してかき集めたのだ)。

ボブ・ディランの最新作『Modern Times』が予想を遥かに超えた素晴らしさでした。自分の倍生きて現役で言葉を紡いでいる詩人に感服します。親父より年上の人の新しい歌に感動させられる、というのはすごいことだ。'80年代'90年代のディランを聴くのは苦行にも似た辛抱強さが必要な気がしたけど、新作は壮大なアメリカ音楽の歴史を凝縮したような芳醇さで胸に迫るものがある。  
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ラジオ収録@渋谷

radio2radio1発売から1年半を過ぎた『ripple』をまだまだプロモートするべく、渋谷のスタジオにてラジオの収録。スタジオにいた6人中4人が九州人、そのうち3人が佐賀県出身という奇跡的状況に丸幸ラーメンとか3号線とかローカルな単語が飛び交い言語感覚が狂うほどでした。

インディアンの話とか職歴の話とか結構たくさんしゃべらせてもらえました。放送はFM、NACK5にて9月10日(日)21時から千里愛風さんがパーソナリティの「SUNDAY9」という番組です。関東圏、可聴範囲の方はぜひ聴いてください。『ripple』から2曲オンエア。

その後NRS516吉積さんと打ち合わせ、東阪「夜の科学」の入場者へのお土産は日付と会場名入りの特製バッジにしました。1年ぶりにオリジナルバッジを作りましたが、“POWWOW”ロゴ入りでさすがNRS516クオリティという感じです。別デザイン3個入りのPOWWOWバッジセットというのも物販コーナーに用意しましたのであわせて楽しみに。  
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