2007年07月31日

愛じゃなくても恋じゃなくても

ジビエ梅雨の終わり、渋谷O-EASTへ夏木マリさん率いるGIBIER du MARIのライブを観にいきました。

終止圧倒的な存在感、21世紀東京のジャニス・ジョップリン!という感じで想像以上の熱いライブ。個人的には誰もメンバーが譜面を見ていないところにバンド感を感じた。僕が曲を書かせていただいた「FLY〜Higher & Higher」という曲もライブで聴くことができました。僕の舌ったらずなポップソングを豊潤な大人のロックにしてもらった!と思っています。途中「リンダリンダ」のコール・アンド・レスポンスのところで泣きそうになる。

終演後夏木さんと初めてご挨拶。テレビで見るままの気さくで優しくカラッとした、とても素敵な女性でした。バンマスの斎藤ノブさんにも挨拶。僕が高校時代初めて組んだバンドはストリートスライダーズをコピーしていて、当時ノブさんはパーカッションサポートをされていたから感慨深い旨を伝えたら優しく大きく笑ってくれた。

帰り道、「邪気がない」と書いて「無邪気」なのだと再確認。素敵な大人になりたい。  

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2007年07月30日

雨と雨上がりと涼しい風

greenpark昨晩はカスタネッツ健一郎とカメラマンズ永田くんと遅くまでファミレスでドリンクバー。明けても雨、真っ暗な朝だが午後から日も射すようになったので耳鼻科。

今週末のCLUB Queでのライブは弾き語りのつもりでしたが、イトケンさんのパーカッションと上野くんのフルート・鍵盤と僕のアコースティック編成でセッションしたいと思います。新しい曲も。オフィシャルサイトからチケットの予約を受け付けていますのでぜひ遊びにきてください。


2007年8月3日(金)@下北沢CLUB Que

PLECTRUM presents
  “BOYS OF THE SUMMER”
w/ PLECTRUM、CUBE STITCH、detune.
開場/開演:18:00/18:30
前売/当日;2,500円/2,800円(1 order別途)

info;CLUB Que


僕が毎号原稿を書いているフリーペーパー「hanauta」(最新号からオールカラーの冊子になりました)のWEB版最新回が更新されました。文章と絵を描いてますのでチェックしてみてください。

今日はやたら風が涼しい。  
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2007年07月29日

日曜日、朝10時

utopia暑くて寝ていられなくて早起きして投票に行った。参加賞的に折り紙をもらった。出口調査を初めて受けたりもした。

小学生の頃の僕は壁新聞係とかベルマーク係(ベルマークを集める係)なんかを気ままにやってた記憶があるが、高校大学と部活の副部長、軽音楽サークルの副部長、学園祭の模擬店の副店長となぜかサブポジションに座ることが多かった。で、ここ10年は一番最前の列に立ってタクトをふって指揮をとっている感じだ。立候補したわけじゃないけど必然的に。

みんなは何係でしたか?生き物係とかカーテン係とかボール係とか今思うと仕事の細分化は子供時代から始まったんだな。  
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2007年07月28日

風のフルート

ねこだましい
河合隼雄さんの追悼番組をふたつ、「年越しトーク・文化共存の道へー河合隼雄の四つの対話」と「世界わが心の旅/ アメリカ・大地に響く癒やしの笛」を観た。

特にネイティヴアメリカンの神話や儀式に言及する「世界わが心の旅」はズニの居留地やインディアン・フルート、スウェットロッジ、メディシンマンなどあまり映像を伴うことのないキーワードが頻出して見入ってしまった。自身もフルートをたしなむ河合氏の、どこか日本の旋律に似た先住民の笛の音に目を細める顔が印象的だった。

猫好きには「猫だましい」をお薦めしたい。

8月3日のライブは弾き語りのつもりでしたが笛の音が耳に心地よかったので大地を渡る風のようなフルートを横で吹いてもらおうかとも考え中。  
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2007年07月26日

3K

足財布を落としてしまったのだ。大学生の時以来、人生で二度目だ。財布についてるウォレットチェーンが駐輪場の別の自転車のサドルに引っ掛かって邪魔だったのでカバンにしまったつもりが、近所のスタジオに到着したときには見当たらない。

来た道を戻り、通った道を下を向いて歩くも見当たらない。気付けば1時間くらい炎天下の中を歩いていました。ギブアップ!と交番へ。こんなに打ちひしがれてるのに平日に短パンとサンダルと目深にかぶったキャップの30越え男子に巡査は冷徹、必要書類への記入を促す。「もっと具体的にどこの銀行のカードとか免許証の種類を書いてくれなくちゃわかんないぞ」とか言う。

大きく溜め息をついて財布について思いつくことをすべて書き終えて顔を上げるとさっきまで冷徹だったおじさんがニコッと笑顔になっていて、僕の愛すべき財布を僕の目の前にボンっと置いた。手品みたいだった。巡査がセロに見えた。「はああっ!」と変な声を出してしまいました。

聞けば親切な大学生男子が颯爽と交番に届けて名も名乗らずに去っていったらしい。心から感謝。天国と地獄を味わいました。3K(金、鍵、携帯)とはいつも注意して慎重に管理し決してなくしてはならないものである。  
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2007年07月23日

週の始まりと霧の雨

denchu耳鼻咽喉科へ。今みたいな中途半端であやふやな天候の季節は喉の管理を気をつけないといけないのだ。九州から梅雨が明けてきているのでもうちょっとの辛抱。

Macのキーボードを新しいのに買いかえた。スケルトングレーから真っ白なキーボードになって机の色との相性もよく、打ち心地も劇的に良くなって原稿書きなどが楽しくなりそうです。

夜、テレビを見ていて “Patina” という言葉を知る。「熟練」などを意味するラテン語だが「経年による味わい」というニュアンスでの使われ方だった。「パティーナ」と声に出すと、なかなか良い響きだな。  
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2007年07月22日

『omni』から4年たった

neco070722昨日は7月21日で2003年に『omni』というアルバムを出してから4年が過ぎたことになる。今聴きなおしてみると夏っぽいアルバムだなあと思う。夏直前のリリース、真夏のプロモーションだったのだけどもその年が記録的な冷夏で救われたことを思い出します。「あれからもう4年か」という気持ちよりも「まだ4年?」というほうが先にくるのはなぜか。

こないだ「そばにあるすべて」という曲を久しぶりに歌ってみて自分で書いた歌詞をあらためて読み返してみてちゃんと自分が立つ地面が時を越えて繋がっている気がしたので、他の曲も聴いてみた。「愛すべき日々」という曲は思い返せば浦沢直樹の「MONSTER」を読んで書いた曲で、すごい曲ができた!と夜中に興奮したことを憶えています。「carolina」と「happy ending」は当初ある女性シンガーのために書き始めた曲だったのを自分の手に戻したもの。アルバムのハイライトだと僕が思っている「california」は、最近頻繁に演奏している「clementine」という曲の原型のような気もします。「20世紀の夏の終わり」はその名の通り90年代の終わり頃作った曲。「千年の響き」は前作『mono』の「百年の孤独」を継いだ歌だ。「運命」はHMVのサイトで「おれを運命と受け止められるか」と誤植され、MCのネタにしたこともありましたね。


このときのレコーディングセッションでは確か13曲トライし、アルバムには10曲が入った。アルバムから漏れた「恋の見切り発車」「桃色の空」はその後「SONG LIMBO vol.3」として販売されたのでした。『omni』4周年を記念してマイスペースで「恋の見切り発車」を聴けるようにしておきます。

『mono』と『ripple』の間というのはいろんなことが移行期でバタバタと試行錯誤した季節なのだけども、このアルバムを聴くと “夏” を意識して目を細めている自分がいます。皆さんもCD棚から久しぶりに『omni』を引っぱりだして日光に当ててあげてください。  
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2007年07月21日

それが夏休み

ozawa今日から子供たちや学生は夏休みらしい。僕は相変わらず休みのような仕事のような繰り返す毎日を少しずつ歩いています。

天気が今ひとつパッとせず、ライブが続いてちょっと部屋がごちゃついていたので掃除、のつもりがCD棚を減らしたり整理したりすることに。もうアナログも8cmのCDも全部処分してしまおうと思って深いところに手を伸ばしたら1990年代の重要記憶の層まで掘り進んでしまって、やっぱり捨てられないものがたくさんある。いらないものも同じくらいたくさんあるけどな。

夏休みか、と考えると、ラジオ体操とかカブトムシとかザリガニを捕りにいく途中で飛び越えたクリークとか、1980年代の思い出のなかには今こそ振り返るべき景色があるような気がしてきた。  
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風と話す

wt2002年ジョン・ウー監督作品「ウィンドトーカーズ」を観た。

内容は「1943年、南太平洋ソロモン諸島ガダルカナル。上官の戦死で小隊を指揮することになったエンダーズ伍長だったが、日本軍の猛攻の前に若い兵士たちを次々と失い、自らは負傷しながらも唯一の生き残りとして心と体に深い傷を負い帰還する。復隊が認められたエンダーズに課せられた新たな任務は、"ウインドトーカーズ"と呼ばれたナバホ族の通信兵とペアを組んで護衛し、彼の戦場での安全を確保することだった。しかし、真に必要とされたのは暗号の秘密の死守で、そのためにはいかなる犠牲を厭うなとの極秘指令も含まれていた……。」というストーリー。

「スモークシグナルズ」「父親たちの星条旗」でも好演のアダム・ビーチというネイティブ俳優とニコラス・ケイジが演じる無骨な友情と戦闘シーンに見入ってしまった。ニコラス・ケイジが突然かたことの日本語をしゃべったり、顔が日本人に似てるからという理由で変装して敵陣へ潜入したりと突っ込みどころも多いが楽しめた。ナバホの言い伝えで「時間をかけられた手紙は読むべきだ」というのが印象に残った。

高校生の頃大好きだったCrowded Houseというニュージーランドのバンドが再結成して新譜『Time on Earth』を出した。14年ぶりの新録音なのに、とても瑞々しい。ジョニー・マーがギターを弾いている曲もあって全部が良い曲だった。なにより変わらないその声のなせる技か。感動。  
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男の珈琲館

クスノキカスタネッツ健一郎とコーヒーを飲みにいった。吉祥寺よりも西、五日市街道沿いの25年の歴史を持つ喫茶店だ。

珈琲館くすの樹という名前の通り駐車場には樹齢200年の楠の大木が茂っていて圧倒的な貫禄でした。店内も雰囲気があって時間の流れ方がちょっと他と違う。イブニングサービスというボリューム満点のセットをいただきました。

男らしい「今日はおごらしてや」という健一郎の心意気。次は僕がおごろうと思う。  
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2007年07月20日

青山から東村山へ

smokingarea昨日の洒落た南青山から今日はウエスト・サイド・オブ・トーキョー、東村山の病院まで出かけた。今にも雨が降りそうな天気。喫煙所はうっそうとした緑、建物からは遠く離れたところにあった。タバコを吸うのも面倒臭くなりそうな環境である。

体調を崩してタバコをやめた2004年からもう3年も経ちましたが、すごくラッキーで簡単な断煙だった、と運命に感謝している。でも自分が書いた歌のなかでタバコを吸う“僕”と対峙するとちょっとこそばゆい気持ちになったりもするのです。

たまに病院に行くとちょっと背筋を伸ばして気を張っている自分に気付く。  
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大きな月が浮かぶ空を

moon2moon1初めての会場はやっぱり新鮮で、青山で駐車場が見つけられなくて息を切らしてサウンドチェックをやったあとに丸い月を眺めて一息つきました。

chubby!と安宅くんにサポートしてもらってのライブは「手と手」以外すべて新曲という内容だった。それにも関わらず『ripple』を買ってくれた人が何人もいて嬉しかったです。ベベチオの鼓笛隊の歌を聴くのは二度目でしたが心が躍るようなリズムだ。正式なアナウンスはもう少し先になりますが9月24日(祝)に月見ル君想フでワンマンショーをやります。今から楽しみです。

暑くてベトベトな季節がそこかしこに顔を出すので久々にSEA BREEZEを買った。SEA BREEZEは夏の香りだ。大学時代を思い出す。  
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2007年7月19日@青山月見ル君想フ

fanphoto_070719_2fanphoto_0707192007年7月19日@青山月見ル君想フ

1.手と手、影と影(『ripple』)
2.home sweet home(未発表)
3.pilgrim(未発表)
4.clementine(未発表)
5.hanalee(未発表)
6.ユートピア(未発表)


山田稔明
with
安宅浩司(guitar/mandolin)
chubby!(bass)
  
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2007年07月18日

譜面は音楽の地図か

musicsheet駐車場猫テレビで「赤い矢」という1957年アメリカ映画を観たがびっくりするほどインディアンが出てきて人も馬もウォーペイントが勇ましく、通り一遍の西部劇とは違う内容で興味深かった。

水曜日、久々に降らなかったので駐車場の猫もかすかな日光を全身に浴びようとしていました。

昼から下北沢でリハーサル。ソロアルバムがついに完成した安宅浩司くんと間もなくリリースを控えているNoa Noa のchubby!とのセッション。初めての曲も緊張感と高揚感が同居するような良い感じだ。明日の青山月見ル君想フでのライブは20時前の出演を予定しています。ぜひ足をお運びください。

その後、CLUB Queにアドバンテージ・ルーシーを訪ねる。盟友のような音楽人たちが久々に会ったときに元気だと嬉しくなる。夜は涼しく井の頭通りはスムーズに流れていた。  
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2007年07月17日

休み明けても雨ふり

rh070717夕方からスタジオで孤独なリハーサルを黙々と。新しく購入した足元の機材をチェック。雨が降るとなんでもめんどくさくなるが、やるべきことをやらないといけないのだ。

暑いのか寒いのかわからず、でも結局暑い、という夜が続いていますが、皆さんも体調など壊さないように。  
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2007年07月16日

台風、地震

p070715揺れで目が覚めた。三連休なのに台風に地震と大変ですがみなさんがなにごともなく無事であれと願っています。

今週は青山月見ル君想フでのイベントにソロで出演します。ベースにchubby!(Noa Noa)、マンドリンとギターに安宅浩司(ハンバートハンバート等)を配して初めてのトリオ布陣での演奏です。オフィシャルサイトでもチケットの取り置き予約を開始しましたのでご利用ください。


昨日読んだインディアンジョークの本にこういうのがあった。この、ちょっとくすっとする感じがいい。


ハリウッドのクルーがネバダの沙漠で映画の撮影をしているとひとりの老人インディアンがあらわれ、おもむろに言った。「明日、雨、降る」こんな沙漠にそんなばかな、と笑い飛ばしたが翌日なんと雨が降った。
また別の日には同じ老インディアンがあらわれて「明日は、嵐」雨の次は嵐かよ?と思っていると翌日本当に嵐がきた。映画監督は老インディアンを天気係にやとい、その後も天気読みをさせたが撮影の終盤になって老インディアンがはたと現場に来なくなった。スケジュールもかつかつで予定が読めないと困る、と監督じきじきに老インディアンに天気を占ってくれるように頼みにいったのだが老インディアンは深刻な顔でうつむいている。そしておもむろに口をひらいて言ったのだ。

「私のラジオ、壊れた」

  
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2007年07月15日

雨を眺めながら読書

台風2台風1ずっとやまないような雨を窓から眺め寝たり起きたりしながら活字を目で追い、「風のようにうたが流れていた 小田和正 私的音楽史」、蛭子能収著「ヘタウマな愛」、雑誌「en-taxi」の写真家鋤田正義とリリー・フランキーの対談や「ネイティヴ・アメリカンのこころがよろこぶことば」などを思う存分手当たりしだいに読み散らかす。

読んだ本に書いてあったインディアンの言葉の中に「雲から学べ/雲は柔らかい/しかしあの強さはなんだ」というのがあった。夕方になって雨も上がり雲が流れて空模様が荘厳な感じだったので写真を撮りに外へ出ました。水墨画みたいだった。  
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2007年07月14日

嵐の週末か

ハコ猫金曜日は朝から、重い腰をあげて購入した音響機材とか前述の夏木マリさんのできあがったばかりのCDとかマーブルブックスにお願いしていた本など、宅急便がたくさん届いた。宅急便が来るとテンションがあがる。で、宅急便には段ボール箱がつきものだから猫も新鮮な別宅を手に入れられて機嫌が良くなるのだ。

あっという間に「まこという名の不思議顔の猫 」を読み終えた。書店では写真をパラパラ眺めただけだったが文字と併せるとこの切ない顔の猫がさらに愛おしく感じる。はっちゃんとは違う凛々しさがある。ポチもだいぶ頑張っているのか、体重が6キロから変わらない。

そして今度はヒマがあれば「インディアンは笑う」を読んでいる。歴史考察的だったりスピリチュアルだったりする難しいインディアン関連本は読むときの体調でまったく頭に入らなかったりするが、このインディアン・ジョーク集はぼんやりとテーブルに肘をつきながらでも読めるし、しばらくするとちゃんと座りなおして本に没頭していることに気付く。

台風が気になって九州の実家に電話してみたがまだ大丈夫みたいで、うちの母は「夏木マリさんっち、あんた、お母さんくらいの年の人やろうが?」と興奮して言ったのだ。

三連休、台風に気をつけて被害を最小のものにしましょう。  
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2007年07月13日

週末は台風

夏決まり引き続きリズムに歌詞をはめこんでいく作業、眠くなると途端に進まなくなる。雨を眺めながら終日デモ録音。今日も同じことを何度も。街へ出たい。

7月18日発売の夏木マリさんのアルバム『ジビエ・ド・マリ 2』に1曲書かせていただきました。夏木さんのクールで奔放な歌詞が乗って個人的にも新鮮な感じです。

7月19日、青山月見ル君想フでのライブも迫ってきました。「夜の科学」で歌った新しい曲も服を何枚か着る印象でまた違って響くのではないでしょうか。背後に大きな月があるらしい初めてのステージが楽しみです。  
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2007年07月12日

不都合な真実

不都合扇風機が役に立っている。コンピュータに向けて風を送ると作業部屋内の空気が循環して体感気温がかなり変わることに気付きました。

アカデミー賞をはじめたくさんの映画賞を受けたドキュメンタリー「不都合な真実」をDVDで観た。アル・ゴア元米副大統領のよどみない講演や流麗なスライドを用いてのプレゼンテーションなどまるで授業を受けているような感覚で、学校より少しウィットに富んだ語り口で高校時代の僕を惹き付けた予備校の夏期講習を思い出した。

もはや今の時代は身につけた知識をちゃんと実践していかないといけない、というエンドロールの言葉にはっとしました。興味のある人は観てみてください。  
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アパッチ1万円

アパッチ諭吉火曜日、雨のなか夏休み前最後の四谷、市ヶ谷。一日中雨。自転車を撤去されうなだれながら引き取りにいく。

水曜日、歌詞書き、曲作りとリズム・シーケンス作業。一番時間がかかって骨の折れる作業。ライブで歌うことの対極にある一連の仕事たちを日付が変わるまで。

ザ・カスタネッツとゆーきゃん with his best friendsの新譜をいただいたがとても良い。ビースティー・ボーイズのインストアルバムもよかった。  
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2007年07月09日

マーブルの本

まこインディアンは笑う僕がライブのMCでふれたマーブルブックスの本を紹介したいと思います。「インディアンは笑うーあなたの厳しい現実もひっくり返す、ネイティブ・アメリカンの聖なるジョーク! 」は北山耕平さんがブログで長年書いてきたなかからよりすぐった“聖なるジョーク”を集めた本で、こんな時代にフッと肩の力を抜く技法を伝授してくれるような書籍だと思います。そういえば今日も古着屋で奇跡的に可愛らしいデザインのインディアンTを手に入れました。

もう一冊は猫好きの人に。「まこという名の不思議顔の猫 」という、これもブログ絡みの本。にやーっと笑いたいとき僕は「Bad Cat」というペーパーバックをぼーっと眺めるのですが、これも感情のとげとげをならしてくれる猫力満載の本だと思います。

本屋さんで見かけたら手に取ってみてください。  
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新しい始まり、下半期

F2僕にとっては今年の下半期のスタート、吉祥寺で打ち合わせ。今日はAB Cafe、アイスカプチーノの泡が濃厚だった。FAXで送られてきたライブアンケートたちも受け取りました。いろいろたくさんの感想をありがとう。

7月19日の月見ル君想フでのライブは僕とchubby!(bass)、安宅浩司(mandolin / guitar)という初めてのトリオ編成でやってみようと思います。オフィシャルサイトでも予約できるようにしますのでお待ちください。

武蔵野では明日が燃えるゴミの日なので笹は今夜でさようならだ。短冊も昔は川や海に流したりしていたらしいけど今はゴミ処理の問題から普通のゴミとして処分するのが通例になっているらしいから、やっぱり明日には煙になって武蔵野の天高くに昇っていくほうが、なんとなく保管しておくよりも風情があるような気分になってきた。

短冊を処分する前にだいたいのみんなの願いをまとめてみました。まだ足りない!という人は書き足してください。

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七夕効果

F1F3今回もたくさんの感想メールをいただいてます。アンケートもたくさんありがとう。ポストカードもコーヒーや紅茶やいろんなものもたくさんいただきました。このブログへの感想コメントも全部読んでいます。ハナリーに棲む魔法の竜パフはジャッキーという男の子が大きくなって遊んでくれなくなって悲しくて消滅してしまったけれども、みんなが感想を伝えにきてくれると山田稔明という魔法の竜がいたとしたら彼は嬉しくて消滅しないのだ。

二日目は壁に録りおろしの猫映像を映しながらやった。これは単純に寝てるポチのそばにカメラを放置してただ時間が流れるままに録ったものなので映像の中のポチが伸びをしたりすると歌いながら僕もハッと気になってそっちを見てしまう。なんだかそれが家にいるような感じでよかった。

今回ウクレレで歌った「何もない人」「ダフィー的スクラップブック」「光と水」なんかはほんとに期間限定というか、こういうタイミングでもないと歌わない曲なので演奏でして嬉しかったです。「山で暮らせば」もある意味桃源郷についての歌だな、と思った。


昨日は寝転がって録画していた「プレミアム10〜YMOからHASへ」「山田太郎ものがたり」を見てたらいつの間にか寝ていた。「星に輪ゴムを」を歌うときにもちょっと話したけど「牛に願いを」もおもしろくて牛の出産シーンがすごかった。そしてやっぱりエコガラスのCMが流れると目と耳を奪われる。  
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二日明けて

sasa tanzakuああ、さすがにくたびれて日曜日は終日突っ伏してしまいました。2日で5時間、40曲、楽しく歌いました。

金曜日の下北沢leteは、僕にとっては予想していたほどの圧迫感もなく30人に満たないカフェバーでしたが、“ここでしか鳴らない音”が鳴っていたように思います。お店で飲ませてもらったハーブティーもアイスコーヒーもとても美味しかったです。開演前に流していたAbigail WashburnのCDを忘れてきたのでまた近々遊びにいってみようと思う。

土曜日はいつもの新高円寺、2000年から切れ目なく僕はあのコンクリ打ちっぱなしのスペースで歌を歌っている。前日はささやかな願いを結んだだけだった笹がいつの間にかきれいな折り紙の飾りで盛り立てられていて驚く。この日もたくさんの歌を声を限りに。「夜の科学」はいつも、「わ!まだこんな時間なのにもう終わっちゃうかも!」と思って焦るのだが、気がつくと3時間近くが過ぎてしまう、ということになっている。楽しく充実した二日間でした。このイベントは意地でも続けたい。もう年末の夜の科学のことを考えている。

そしてちゃんと、みんなが願いをくくり付けた笹も持って帰ってきました。燃えるゴミに出して武蔵野の天に煙となって昇る、なんて言いましたがそれもあんまりだなあと思って、とりあえず短冊は保管しました。一番面白かった願いは「彼がニートになりませんように...」というやつだった。神様に頼まずに直接彼に頼みなさいよ。なんとなく思いついてやってみた七夕のささやかな楽しみでした。でも懐かしくて優しい気分になった。

ステージからみんなの微笑をたたえた顔が天の川のようにキラキラと見えました。あれは皮脂の油だけのせいではないはず!来てくれた人、遠くから念を送ってくれた人、スタッフのみんなにもありがとう。次は7月19日大きな月を背負うような青山月見ル君想フでのライブです。  
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2007年07月08日

夜の科学vol.12[DAY2]〜空に大きな明かり

marble070707_2marble070707_1夜の科学vol.12〜空に大きな明かり
2007年7月7日(土)@高円寺SALON/by marbletron

1.ココロ/コトバ(未発表)
2.memoria(未発表)
3.笑う人(『mono』)

4.優しさに包まれたなら(荒井由実のカバー)
5.home sweet home(未発表)
6.星に輪ゴムを(『ripple』)

7.スティーブンダフィー的スクラップブック(「rain song ep」)
8.光と水の関係(『weekend』)
9.down the river to the sea(「rain song ep」)
10.七夕さま〜milky way(未発表)

11.風をあつめて(はっぴいえんどのカバー)
12.雨に負け、風に負け(未発表)

13.pilgrim(未発表)
14.clementine(未発表)
15.そばにあるすべて(『omni』)

16.hanalee(未発表)
17.手と手、影と影(『ripple』)

18.ホシフルマチ(未発表)
19.ユートピア(未発表)

20.会えないかな(『down the river to the sea』)
21.ホウセンカ(未発表)  
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2007年07月07日

夜の科学vol.12[DAY1]〜窓に小さな灯り

100ymdlete070706夜の科学vol.12〜窓に小さな灯り
2007年7月6日(金)@下北沢lete

1.シネマ(『cobblestone』)
2.手と手、影と影(『ripple』)
3.星に輪ゴムを(『ripple』)

4.東京にもあったんだ(福山雅治のカバー)
5.home sweet home(未発表)
6.glenville(未発表)
7.山で暮らせば(「SONG LIMBO vol.1」)

8.何もない人(『weekend』)
9.長期休暇の夜(『weekend』)
10. memoria(未発表)

11.TRAIN TRAIN(ザ・ブルーハーツのカバー)
12.七夕さま

13.milky way(未発表)
14.pilgrim(未発表)
15.clementine(未発表)

16.Puff the Magic Dragon〜hanalee(未発表)
17.夜明けまで(『mono』)
18.ホウセンカ(未発表)

19.ユートピア(未発表)
20.ホシフルマチ(未発表)

21.雨の夜と月の光(『weekend』)  
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2007年07月06日

今日と明日

tanzaku今日はサラダ記念日、明日は七夕さまです。「夜の科学12」にご来場のみなさんよろしくお願いします。ひとつしか叶わない願い事でも思い思いに願をかけましょう。


GOMES THE HITMAN.com presents “夜の科学vol.12”

DAY1〜窓に小さな灯り;
7月6日(金)@下北沢lete
open/start:19:00/20:00


DAY2〜空に大きな明かり;
7月7日(土)@高円寺SALON/by marbletron
open/start:17:00/18:00  
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日付が変わって

pochi-V木曜日、「夜の科学」の最終確認のため打ち合わせ。今日は三鷹から南に歩いて文鳥舍という味のあるカフェにて。カフェというか喫茶店。水だしのコーヒーが美味しかった。写真は二日目のマーブルで流そうと撮影したポチ映像です。

気がつけば上半期が終わって7月も1週間経とうとしています。今年の上半期はWilcoとBright EyesとRyan Adamsの新譜が群を抜く再生回数だった。個人的には「夜の科学12」は上半期の総まとめだと思っていて、今年になって書いた曲も古い曲もたくさん歌いたいと思います。下北沢leteは僕が今まで演奏してきたスペースの中でまちがいなく一番せまい。どんなふうになるか楽しみです。

七夕の季節だということに気がついて来てくれた皆さんに配る短冊を用意しました。まずは一日目、楽しんで歌を歌いたいと思います。  
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2007年07月04日

雨、スタジオ、そしてポストカード

rh070704週末に迫った「夜の科学12」の準備でバタバタしていました。うむ、さすがに二日間のソロワンマンはしびれるな。僕にとっては二日間だが、皆さんにとっては一日だけだったり初ライブだったり久しぶりだったり友達に誘われて訳が分かんないまんまの参加だったりするだろうから僕は初めてこの歌を歌う、みたいな感じで一期一会を楽しもうと思います。

朝からの雨、最初茶色いTシャツを着たがテンションがあがらず、発色の良い派手なTシャツに着替えたら気分がよくなった。赤とかも効きそうだ。スタジオでみっちり孤独なリハーサル。瞬発力と持久力の両方が必要だ。

今年も夏の「夜の科学」で “残暑見舞いポストカード企画” をやりたいと思います。僕へのメッセージと併せて自分の住所氏名を書いて切手を貼ったハガキをくれたら残暑の頃に返事を出します。強制じゃないので静観するのもいいです。なんかじめじめしてきたからカラッといきましょうね。  
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2007年07月02日

人が集まる場所がある

groupshot
写真は山田タマルさん、寺岡呼人さんとと山田稔明、お笑いコンビラブカップルの増田香さん。夕方下北沢に入ってから終演まで音と楽しく遊ぶような充実した時間でした。こないだに続き「いちょう並木のセレナーデ」(日本語で歌を作るきっかけになった小沢健二の曲をやりたいと僕がリクエスト)を僕がウクレレ、呼人さんがベースという斬新な楽器構成で。小さな頃エレキギターを買ってすぐにコピーしたブルーハーツの「TRAIN TRAIN」を僕のウクレレと呼人さんのアコギでほんわかと演奏。「弱い者たちが夕暮れー」という歌詞が大好きなんです。

しかしイベント21回目という回数がすごい。僕もいろんなことを長く続けていきたいと思う。今週末は12回目の「夜の科学」、下北沢leteを覗いてみたがびっくりするほど狭い。懺悔の部屋みたいなイメージだ。leteとマーブルは内容も変えるつもりです。どっちも良い夜になると思う。

長かった6月が終わった。6月はステージでたくさん歌って後半は曲をたくさん書いた。長袖を着ることもなくなって夏に向けての準備ができたような気がする。あと半分の2007年を悔いのないように暮らしていきましょう。  
Posted by monolog at 13:12Comments(2)TrackBack(0)

呼人の部屋

w_yohitoyohitonoheya2007年7月1日@下北沢440

1.いちょう並木のセレナーデ
(小沢健二のカバー;w/寺岡呼人)
2.手と手、影と影(『ripple』)
3.hanalee(未発表)
4.そばにあるすべて(『omni』)

5.TRAIN TRAIN
 (ザ・ブルーハーツのカバー;w/寺岡呼人)



このあと山田タマルさんのセットで「My Brand New Eden」、アンコールのセッションで「君の瞳に恋してる」と「風をあつめて」を3人で演奏しました。緊張と弛緩の3時間でした。楽しかったです。  
Posted by monolog at 04:31Comments(4)TrackBack(0)

2007年07月01日

ハックフィンの大冒険

huckfinn1993年のディズニー映画「ハックフィンの大冒険」を寝苦しい夜に観た。主演は幼いイライジャ・ウッド、可愛い。

大学時代の先攻の授業のひとつがマーク・トゥエイン「ハックルベリーフィンの冒険」だったので、トム・ソーヤー/ハックフィンものには手が伸びてしまう。時期を同じくして「『民族』で読むアメリカ」という新書を読んでいたので、当時の奴隷制やタール漬けなどの拷問方法など史実に基づいた興味深い描写も多かった。

10年くらい前、インディーズ時代のアルバム・スリーブに僕は“down the rver to the sea”という散文を書いたのだが、そこには「僕らにはミシシッピ川や聖なるガンジスもない/僕の回りにはハックルベリーフィンもいないし/相棒のジムもいない」という記述があった。今ではほとんど聴き返すことのないCDだが久々に歌詞カードのこの散文を眺めてみて、時間がたっても憧れの対象は変わらないものだなあと思いました。

逃亡奴隷のジムが親友のハックに言った「みんなが正しいっていうことが必ずしも正しいとは限らない」という言葉がとてもいい響きだった。さて、これから準備して下北沢で歌を歌ってきます。  
Posted by monolog at 14:13Comments(2)TrackBack(0)