
今回も1時間くらいでチケットが完売したそうです。ありがとう。
昨日の夜、眠れずにNHKの動物がたくさん出てくるテレビを見ていたらうちの猫がものすごくテレビに集中し始めて、その後ろ姿が猫じゃなくて好奇心旺盛な子供のように見えてきてずっと眺めていました。
今日はテレビで「フォレスト・ガンプ」をやっていて、何度観てもアメリカ的な良い映画だなあとぼんやり眺めていたら「出会って以来フォレストとジェニーは豆と人参のように仲良く...」云々という言葉が出てきた。その「豆と人参のように」という言葉がとても可愛らしくて(どっちが豆でどっちが人参か、とか)ちょっと調べてみたら、アメリカの家庭料理では豆と人参はいつもセットで煮込まれるから「切っても切れない関係」みたいな慣用句になるらしい。フォレストが豆でジェニーが人参、ということになるのかな。
それでそのうち「ニンジン娘」という言葉が頭に浮かんできて、確かそれは「一本でもニンジン、二足でもサンダル、三艘でもヨット」という歌詞だったと思ったのだけれども、いや、それは「いっぽんでもニンジン」というなぎらけんいちさんの歌だったはずだ、と思い直し、また調べてみたら「にんじん娘」は田原俊彦の歌だった。
正確には「NINJIN娘」というタイトルで、歌を聴いたら思い出すのだろうが、「夏が終わった頃に色白でぽっちゃりしてた君が日焼けして真っ赤になってすっきりやせて大人になっていた!」というとても画期的な内容の歌だった。僕は小さい頃、としちゃんと呼ばれていたので田原俊彦には複雑な感情があるが、「フォレスト・ガンプ」を観て古き良きポップスを思い出すという連鎖に不思議な縁を感じました。
クラカワー著「荒野へ」を読み終えていろんなことを考えている。「フォレスト・ガンプ」のなかでヒロインのジェニーは「遠くへ逃げたいから私は自由な鳥になりたい」という台詞を口にしたが、いろんな思考の途中でのことだったのでハッとしたのだ。