2010年04月30日

夜の科学vol.29 恵比寿天窓switch

darmaプレス工場から届いたCDを前日の夜10時に受け取り、フライヤーがライブ当日昼過ぎに到着するという、生きた心地のしないスケジュールを経てついに新しいCD『home sweet home』の先行販売をおこなうことができました。

いつもより多めのお客さん、立ち見になってしまった人ごめんなさい。僕はなにかから開放されたような気分になって終始ふわふわと浮かれながらステージから客席を眺めていました。2時間のライブと1時間のサイン。とりあえず『home sweet home』の新しい物語がようやく始まりました。

去年『pilgrim』ができたときに片目を描き入れたダルマにもうひとつの目を描き入れ、ここから広がる新しい風景のことを考え始めました。とりあえず明日京都、明後日加古川とライブ会場で会える皆さん、お楽しみに。通販でお申し込みの皆さん、もう少し待ってくださいね。

昨日初めてアルバムアートワークを、それもライブ中盤でスクリーンを使って公開したのですが、「おおおお!」と歓声があがってとても嬉しかった。恵比寿のライブが終わったらジャケット公開しようと思っていましたがあの歓声が印象的だったので関西でのライブが終わってからの公開にしようと思います(それでも「見たい!」という人はコチラをクリック)。

5月には下北沢CLUB Queで素晴らしいミュージシャンたちのサポートを受け力強い音楽を鳴らします。6月から夏にかけて北海道から九州まで歌いにいきます。今後とも宜しくお願いします。

この場を借りて力をくれたすべての皆さんに感謝します。ありがとう。




“HOME SWEET HOME summer” session

6月11日(金)[東京]代官山 晴れたら空に豆まいて
w/HARCO、Swinging Popsicle
open18:00/start19:00 adv.\3,000/door \3,500(ドリンク代別途)

6月18日(金)[佐賀]鳥栖 Bar APPLAUTIR
出演;山田稔明(GOMES THE HITMAN)
open19:00/start19:30 adv.\2,000/door \2,500(1ドリンク代別途)

6月19日(土)[福岡]警固 cafe teco
出演;山田稔明(GOMES THE HITMAN)
open:18:30/start19:00 adv.\3,500(1ドリンク代別途)

6月20日(日)[広島]十日市町 ヲルガン座
出演;山田稔明(GOMES THE HITMAN)
open:18:00/start18:30 adv.\3,500(1ドリンク代別途)

7月10日(土)[名古屋]大須 モノコト
出演;山田稔明(GOMES THE HITMAN)
open:18:30/start19:00 adv.\3,500(1ドリンク代別途)

7月11日(日)[大阪]event space 雲州堂
出演;山田稔明(GOMES THE HITMAN)
open:18:00/start18:30 adv.\3,500(1ドリンク代別途)

7月19日(月祝)[北海道]札幌 レストランのや
出演;山田稔明(GOMES THE HITMAN)
open:16:30/start17:00 adv.\3,000(1ドリンク代別途)


“HOME SWEE HOME” TOUR FINAL
7月24日(土)25日(日)[東京]恵比寿天窓switch(夜の科学vol.30)
出演;山田稔明(GOMES THE HITMAN)
open:18:00/start18:30 adv.\3,500(1ドリンク代別途)

ライブ申込方法等詳細は追ってお知らせします。  

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2010年04月29日

home sweet home!

間に合いました。

明日はいよいよリリース日に先駆けCD『home sweet home』と
5/29のCLUB Que公演のチケットを整理番号1番から販売します。
小銭の用意をお願いします。ご協力ください!

hsh  
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2010年04月27日

『home sweet home』プレオーダー好評受付中!

hsh_nowP大変お待たせしました!2010年5月19日発売の山田稔明2ndアルバム『home sweet home』の通販プレオーダー受付をオフィシャルサイト内STOREで開始しました。5月15日までにご注文ご入金いただい方には発売日までに到着するよう発送を行います。また、ご入金いただいた方にはPCデスクトップピクチャに使える「HSH壁紙」をご案内しています。

4月29日東京、5月1日京都、5月2日加古川でのライブ会場ではCD先行販売を行います。ライブに来られない方、ご遠方の方、5月29日のレコ初ライブ@下北沢CLUB QueでのCD販売よりも先にCDを手に入れたいという方、ぜひこの通販をご利用ください。

本作『home sweet home』も前作『pilgrim』同様ライブ会場とWEB通販のみでの販売という方法で皆様に音楽をお届けすることをご理解いただき、情報伝播などのサポートをよろしくお願いします。アートワークは4月末からの東京/京都/加古川公演が終了次第公開させていただきます。今しばらくお待ちください。とても充実した内容の作品になりました。皆さんの春からのミュージックライフに鮮やかな彩りを加えられれば!と山田稔明、スタッフ一同最後の作業を行っております。乞うご期待!

GOMES THE HITMAN.COM STORE STAFF一同
GOMES THE HITMAN.COM 代表 山田稔明



hsh_logo  
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2010年04月24日

WILCO JAPAN TOUR 2010

wilco_T1999年の『Summerteeth』で初めてWILCOに惹かれてから十余年がたって、本当にこの目で彼らのステージを観ることができるということの実感のなさといったらなかった。何十時間分のライブ音源や映像アーカイブスで予想していたよりも遥かに凄いライブを体験しました。とても若い整理番号のチケットを手に入れたおかげでボーカルJeff Tweedyの真ん前、最前エリアで150分の音楽のシャワー。

1曲目が始まった途端、なんだか顔がにやけてしまうようなとても楽しいライブ、なにより、どこにこんなにいたのかよ!というほどの熱心なファンのシンガロングや歓声、阿鼻叫喚。気難しい人だというイメージが強かったJeffがとても嬉しそうに笑っているように見えて、僕も嬉しかった。リクエストしていた「hummingbird」という大好きな曲も聴けて満足。各々のプレイヤビリティは言うまでもないけれどもWILCOというのはJeff Tweedyがこだわりぬいた(Jeffを中心とする)音楽共同体なのだなあと溜息の出る思い。会場で会ったたくさんの知り合いや友だちもみな一様に興奮していました。

思えば『cobblestone』というアルバムを作るときに杉真理さんと好きなCDを持ち寄って打ち合わせをするときに僕が『Summerteeth』のオープニング曲を流して「こういう曲を作ろう」という流れで書いたのが「7th Avenue」という歌でした。この日のライブを観て今度はどんな状況でも圧倒的なライブをやりたい、という自分自身の強い気持ちを再確認しました。


この4月はTHE ALBUM LEAF、PAVEMENT、原田知世、そしてWILCOを、ぐいぐいと頑張ってステージそばの演奏者に近い場所で観ました。昔は後ろの方で「ここのほうが音のバランスが良いのだ」とか思いながら腕を組んで眺めたものですが、表情や手つきやPAを通さない音を感じることもライブの醍醐味だなーと改めて感じた、いつもより寒い春の日々でした。





wilco  
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2010年04月14日

映画「第9地区」と、あの日の未知との遭遇

d9予告編から心掴まれ待望していた映画「第9地区」を観てきたのです。フェイクドキュメンタリーの体をとっているのも好みで、気持ち悪いエビみたいなエイリアンがもったいぶることなく何万匹も出てきたり(予告編であれだけモザイクかけているのに本編ではあっけなく登場します)不遜な悪人や陽気なお人好しや粗暴なエイリアンや登場人物もバラエティに富んでいて、それらがものすごい殺され方をしたりして、これは男子のための映画かもなあ、と思いました。CGありきの映画ではあるけれどもそれが途中から気にならなくなる。話の展開が目まぐるしくてあっという間の2時間でした。

九州の田舎町で暮らしていた中学生の頃、UFOを見たことがある(正確には「UFOを目撃した、という断片化した記憶がある」ということになるが)。冬の夜、学習塾の休み時間に僕と数人の友だちはその頃恒例になっていた“こそこそ隠れてタバコを吸う”ために寒空の下で白い息を吐きながら塾から少し離れたクリークのそばでなんかの映画の登場人物みたいにお互いのタバコの先をくっつけてかっこつけて顔をしかめながら火を付け合っていたのです。

真っ暗な山の稜線のほうから唸り声のような音が聞こえてきて僕らは「は!」と空を見上げると大きな円盤が静かに近づいてくるのが見えて、それはすぐに僕らの頭上を越えていった。僕らはタバコをもみ消し駆け出して後を追いかけたけどすぐにその円盤は見えなくなったのだ。・・・という断片的な記憶だけがなんとなく残りカスのように意識の底にあって詳しいことを誰も思い出せない、ということになって、僕らの仲間内では「おれたちは記憶を消されたのだ」という説が有力になったのでした。

僕に関しては、それ以降飛行機に乗るときにどうしたって金属探知機に引っかかるようになったので、「もしかしたらそのときに金属を体内に埋め込まれたのかもしれない!」というオプションまでつけて物語は肥大化していった。ちなみに30歳を過ぎてから全然探知機をスルーできるようになったから体内に埋め込まれた金属は15年でなくなるのだという逸話を付け加えてもいいかもしれないな。

かすかに残る記憶のなかにある、その夜見た円盤はちょうど「第9地区」の冒頭から登場する、ヨハネスブルクの空に浮かぶ円盤にとてもよく似ていた、ような気がしてきた。とにかく期待通り、予想通りの映画で満足しました。あの日あの夜目撃した未確認飛行物体のことをたまに思い出すような男子にはマストな映画だと思います。  
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2010年04月10日

再結成のPAVEMENTと90年代のリアル

pavePAVEMENTが来日するのを知ったのは昨年だったけどSTUDIO COASTという大箱での公演に二の足を踏んでいた。ボーカリストであるスティーブン・マルクマスの近年の好調ぶりにPAVEMENTの作品を引っ張り出すことも少なくなかったが(その場合大抵『Terror Twilight』なのだが)実際リユニオンしての年内限定ツアーのチケットには手が伸びないでいたのです。

しかし来日公演が迫るとどうしても観たい気持ちが抑えられなくなってSNSサイトのコミュニティでチケットを譲ってくれる方を探し(明治大学学園祭でのみうらさんとリリーさんの講演以来の熱意で)無事に東京2日目のチケットを手に入れ、俄然気分が高まってきていざ新木場へ。

ステージ中央のかなり前のほうを陣取る。1994年に福岡ビーベンという今はなきとても小さなハコで彼らを観たときと同じくらいの距離かもしれない場所で、あのときもライブが始まったらみんなもみくちゃになったことを思い出してFREITAGのベルトを一番短くしたりして。

果たして16年ぶりにそのときと変わらないメンバーで演奏されたPAVEMENTは終始笑顔が溢れるような、どの曲でも観客のシンガロングが発生するような陽性のエンタテイメントで、PAVEMENTでしかなしえない奇跡的な1時間半のステージだった。僕はまわりのキッズにあわせて飛んだり跳ねたりしてして汗をかき、「Spit on a Stranger」が始まったとき泣きそうになった。本人たちが“PAVEMENT”という遊技場で楽しく遊んでいるような感じで、とにかく長身のマルクマスの一挙手一投足が見目麗しかった。

'90年代を振り返ると、神々しささえ湛え始めたR.E.M.も美しく破滅的なNIRVANAも息が詰まるほど圧倒的なSONIC YOUTHも僕のミュージックライフを熱くさせたが、優等生でもなく不良でもないような、どこにでもいそうなアメリカの若者(想像)が集まって遊んでいるような音楽を鳴らすPAVEMENTやLemonheadsなんかに、僕は勝手に等身大でリアルで身近な印象を抱いていたことに今さら気づきました。  
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2010年04月07日

カフェ、桜、そしてトラベル・チャンス

sakurascha吉祥寺で用事を済ませて天気がいいからぶらぶらしていた。Twitterをひらいてみたらイトケンさんが「天気がいいからカフェにでもいこうかしら」とつぶやいていたので連絡して自転車で合流。こういうときにご近所さんとTwitterが組み合わさると便利ですね。イトケンさんは今日やくしまるえつことd.v.d.[Blu-Day]がリリースになります。

帰り道の古本屋で学生時代にすり切れるほど聴いたスチャダラ外伝が投げ売られていたので捕獲。久しぶりに聴いたがとても良かった。このミニアルバム、テーマが“旅”だということに16年後に改めて気づいた。「あたたかいところに行きたいナリー」とか「カニ食べたーい」とか、脳裏に刷り込まれたフレーズがよみがえり簡単に口をついて出る。ベスト盤に入ってなかったから久々に聴くことになった「GET UP AND DANCE」は今聴いても圧巻でした。

桜がはらはらと風に舞って、アスファルトに落ちた花びらをうまい具合につむじ風みたいな風がくるくると運んでいって、ずっと基調低音のように春に垂れ込める灰色の空も霞んでいて、「あああ、なんだか春だなあ」とお思うようなどっちつかずな風景のなかを、最後の最後のチェックのために『home sweet home』を聴きながら歩いたり走ったりしている今日この頃です。  
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2010年04月06日

久々のライブハウス公演、CLUB Que詳細

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CD発売日に先駆けて行われる4月29日恵比寿公演5月2日加古川公演ともにSOLD OUT、
5月1日京都公演も残席わずかとなっております。たくさんのお申し込みありがとうございます。
5月19日のCD『home sweet home』リリース記念公演、下北沢CLUB Queでのチケット詳細情報です。

山田稔明(GOMES THE HITMAN)
2ndソロアルバム“home sweet home”発売記念ライブ
“HOME SWEET HOME!”

会場;東京 下北沢CLUB Que
出演;山田稔明 & his band
開場18:00/開演19:00
前売¥3,800/当日¥4,300(ともにドリンク代別途)


4月29日恵比寿天窓switchでのライブで前売りチケット販売
オフィシャルサイトでのチケット取置予約も並行して行います


【チケット取扱/発売日】
・Que店頭(販売時間 16:00〜22:00)4/29から
ローソンチケット4/17から
(Lコード:79953)
チケットぴあ 4/17から
(Pコード:105-186)
0570-02-9999
イープラス 4/17から

下北沢CLUB Que
〒155-0031
東京都世田谷区北沢2-5-2ビッグベンビルB2F
TEL:03-3412-9979
  
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2010年04月04日

春の嵐とアルバム・リーフ

TALThe Album Leafの来日公演を観にいく。いつの頃からか、街歩きするときやなんとなく音楽を聴きたくないとき、最近ではジョギングするときにも自然と手が伸びる音楽がThe Album Leafだったから引き寄せられるように渋谷AXへと向かいました。

すべてのモーメントに映像が伴って、思っていたよりも何倍も素晴らしいライブだった。頑張って前のほうに張り付いたのでジミー・ラヴェルの表情や髪をかきあげる仕草や鍵盤に触れる指も見えてとても有意義な2時間だった。やっぱりライブはステージの様子を感じられる場所で観るのがいい。

帰りの井の頭線を井の頭公園駅で降り吉祥寺まで歩いて帰った。井の頭公園の桜はいい塩梅でまばらに居座る花見客もひそひそと穏やかで、iPodで耳をふさいで夜桜を見上げて歩いた。あっという間に過ぎていくような春の夜でした。

加古川チャッツワースもSOLD OUTとなりました。ありがとうございました。去年はあんまり曲を書かない1年だったので、そろそろ新しい歌を書きたくなってきました。春のライブで歌えたらいいな。  
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2010年04月01日

2010年度、4月、そしてエイプリルフール

THANKS293ヶ月があっという間に過ぎていって新しい季節になりました。

夜の科学29へたくさんのお申し込みありがとうございました。とにかく今年はこれから「歌ってサインして握手して」をテーマに駆け抜けていきたいと思います。

“旅路”をテーマにした『pilgrim』と“家路”をテーマにした『home sweet home』、その橋渡しに“三十路”をテーマにした『bon voyage』というシングルを緊急制作したいと思います。詳しくは春からのライブ会場で。

たのしいエイプリルフールを。  
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