2010年08月31日

いつもそこにある歌詞問題

book8月最後の日ですが、3日前となにも変わらない(ように思える)嫌なくらい暑い晩夏です。今年は秋がなくて夏が終わったら冬が来る、とニュースが言っていた。9月のライブでは閉じ込めたはずの夏の歌をまた歌うことになるかもしれないな。

本屋をうろうろしていたら「Jポップな日本語」という本を見つけてパラパラとめくり、だいたい書いてあることは予想がついたのでみなまで読まずに棚に戻したが、最近TwitterのタイムラインにもJポップの歌詞についてのつぶやきがたびたび浮かんでくる(「最近のJ-POPの歌詞、同じ空の下にいすぎ 夢を夢で終わらせなさ過ぎ 眠れぬ夜多すぎ 寂しい夜迎えすぎ 不器用な俺だけどお前のこと守りすぎ...」というやつ)。それは嘲笑的だったり自嘲気味だったり、あるいは現場的危機意識を持ったリツイートだったりする。使い古されたフレーズやなんとなく適当にまとめた口当たりのいいクリシェは地雷のようなもので、願わくば踏まないようにしたい。

歌詞についてのイロイロはいつの時代も、ある。ずいぶん前に古本屋で見つけた1970年代の「ニューミュージックマガジン(ミュージックマガジンの前身)」にもジャパニーズロックの歌詞問題という特集があって「最近の歌詞はめちゃめちゃでトンとワカラナイ!」と書いてあるのだから。大人が若者の言葉遣いを揶揄するような感じで。

自分で歌詞を書いてそれを人の前で歌うというのはなかなか覚悟のいる行為で、僕がバンドを始めた頃ずっと英語で歌詞を書いていたのは日本語で歌うのが恥ずかしかったからだ。それが今では日本語で歌詞を書いて歌うことが生業になっているからなにがどうなるかわからないものだ。もう10余年ずっと歌詞を書くことをやめないでいる。

僕はゼロ年代後半の数年間、音楽専門学校で作詞クラスの講師をアルバイト的にやっていたことがあるのですが、誰からレクチャーを受けて歌詞を書くようになったわけではないので教え方もなにも行き当たりばったりで、初めての授業で「課題;来週までにお気に入りの手帳、ネタ帳を手に入れる」、次の授業で「書きやすいペン/筆記用具について」という講義をやってクラスを不安の底に落としいれたことがある。

歌詞を書く技術とかコツとかは、もしそういうものがあったとしても音楽の良し悪しには関係ないような気がしていたので、それからあとは「1番で“僕”と歌いはじめたら2番でいきなり“オレ”になったらいけないよ」とか比喩(直喩と隠喩)についてグルメレポーターの彦摩呂の“たとえ発言”(「うわー、なんとかの宝石箱やー!」的な)を引用したりとやりたい放題で、今から思えば相当楽しいディスカッションをしていたように思います。

芥川賞作家の保坂和志氏に対面したとき歌詞についての話をさせていただく機会があったのですが、「歌詞のモチーフが広がっていかない」という僕に「歌詞で言うべきことなんてそんなにある?音楽でも小説でも大事なことはひとつかふたつくらいなものではない?」というようなことを言われた。それで僕はとても解放された気がして、それ以降の僕はひとつかふたつかの歌いたいテーマを何曲もかけて、アルバム何枚にもわたって書くという作風にシフトした(と思っています)。

作詞クラスをやってみて学生が提出した歌詞を見たり添削したりして感じたことは、歌詞に上か下はなく右か左か(限定的な意味ではなく同地平線上にあるという意味で)しかない、ということでした。個人的趣向でいうと、僕は自己満足的で自己完結しがちな甘ったるく夢見がちなポエムのような言葉の連なりが好きではないけれど、いいか悪いではなく、好きか好きじゃないかで受け止める側が取捨選択すればいいものが“歌詞”だと思います。

そういうことをぼんやり考えたりしながら、今日もこれから日暮れまで歌詞を書く作業です。


※画像は最近読んで面白かった&最近面白くて読んでいる分厚い本たち、「ジョニー・B・グッジョブ」
「日本のヒップホップー文化グローバリゼーションの<現場>」「魔獣の鋼鉄黙示録ーヘビーメタル全史」。




RM1856B今年春に取材を受けた記事が再掲載されたムックが発売になります。
定価1050円、9月25日発売です。興味のある方はぜひ。

Sound&Recording Magazine Presents
ネットとライブで自分の曲を売る方法
ミュージシャン・サバイバル・ハンドブック

全ミュージシャン必携! CDが売れない時代のサバイバル指南書

CDが売れないこの時代に、ミュージシャンはどうやったら自分の音楽を広め、売っていけばいいのか? 本書では、iTunes Storeへの登録方法をはじめMySpace、Twitter、YouTube、Sound Cloud、USTREAMなど各種ネット・サービスを活用した音楽の販売&プロモーション方法について詳しく紹介。既存の方法にとららわれないさまざまなライブのやり方で、収入を得ていく方法も鋭く考察していきます。さらに音楽著作権、マネージメントなど、音楽活動に役立つさまざまな情報を網羅。アマチュアからプロまで、2010年代に音楽活動するミュージシャン必携のガイドブックです。(HPより転載)  

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2010年08月27日

思うことはいつも

pochi夏は勢力を落とさずにめらめらと全国を熱し続けています。これが数カ月後には「ああ寒い、夏はよかった」と思ってしまうんだから日本の季節とはたいしたものですね。

毎日新しい歌のことを考えながら過ごしています。僕は常日頃から「この世界にもう音楽は足りている!(だけどおれはもっと聴きたいし作りたいのだ)」という持論/暴論を持つ男なので、“新曲”を作る必然性や歌の内容やモチベーションについて対峙するときにとても考え込んでしまう。自分に向き合うとても有意義な時間です。コンセプトもたてず、ただひとつだけ、必ず猫を歌詞のなかに登場させる、というルールを課して書いています。

秋のライブの調整を引き続きやってます。一足先に予約が始まった静岡、倉敷、金沢と順調にご予約いただいています。秋の季節が楽しみになるような、嗚呼、僕がいったことがないところにも僕の歌を聴きに来てくれる人がいるのだなと感動しながら、ふと思うことがあった。

ライブハウスやカフェのスタッフの方に「山田さんのお客さんは行儀が良くてゴミも散らからなくてみなさん素晴らしいですね」とよく言われる。そして次に言われるのが「男性のお客さんがこんなに多いライブイベントは珍しい」ということです。東京のライブでは一時は、「男:女=1:1」というくらいのときもあったほどで、これはステージから眺めた風景もちょっと印象的でした。

だれかと話していたときに「普段洋楽リスナーだが山田稔明のCDを聞いても照れたり恥ずかしくなったりしなくて、そこが、良い。そういうのって意外と少ない」という男性の意見を聞いたこともあって、それは僕の歌が“明快なメッセージソング”ではないからだろうな、とも思った。

でも、東京から離れれば離れるほど、この男子占有率が少なくなっていくことに少し前から気づいていて、今回特に初めていく街に関してはそれがとても顕著である。「東京から離れれば離れるほど(僕の音楽を聴いている)男性は社会的地位が高く忙しくライブなどに出かけるヒマはないのだ」という仮説を考えても「いや、短絡的すぎる。違うな」となる。分母の数自体の問題かもしれないしな。

大学生の頃、スピッツの『空の飛び方』というアルバムの発売記念トークライブ(インストアじゃなくて)が池袋WAVEであったときに僕はふらっと出かけていったのだがそのときの客層が98%が女性で、恥ずかしくてうつむき加減でグッズが当たるジャンケン大会に参加したことをと突然思い出したのだけど、たぶんここ数年の「夜の科学」にそういう雰囲気はないのではないかと思うので男性のみんなも来るといい。なにせ僕だけが知っていることだが男子がサインと握手の列に並んでくれたら「同志よ..」とテレパシーをおくっているのだから。女の人も誘える男子がいたらぜひ連れてきてください。「テレパシー来るってよ!」と。

残暑見舞いに福岡のcafe tecoから手嶋さんが作った大粒の梅干しを送っていただいた。「一日一粒!」と書いてあって夏バテにはとても効く。それから昨日はひょんなことから香川の製麺所から、ものすごく立派なうどんを素敵なポストカードとともにいただいた。形あるものはそっと消えていくけど、味とか、歌のメロディや思い出はなくならないものなのだな、とクーラーの効いた部屋で思いを馳せている夏の朝だ。

pochiumeudon  
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2010年08月23日

“home sweet home” tour ダイジェストムービー



5月から7月までに撮影された10時間近い素材から凝縮したステージの
ドキュメンタリーを、さらに4分の1に編集したダイジェストムービーです。

カバー曲などもレアな楽曲含む本編は9月恵比寿の開演前終演後に上映し、
機会があれば他の街でもお見せできたらいいなと思ってます。
遠くから近くからぜひ秋のライブへお越しください!


【 夜の科学2010autumn tour 】
9月11日(土)12日(日)@東京恵比寿天窓switch
9月25日(土)@静岡 サリーズガーデン(静峰園 椿の里)
10月9日(土)@岡山 倉敷 三宅商店
10月24日(日)@石川 金沢 もっきりや

11月の公演も鋭意調整中、追ってお知らせします。

LIVE詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。  
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2010年08月21日

倉敷と金沢

kurashikikanazawa


暑さが引いて(たぶん)秋本番の一番いい季節の10月、初めての街での“夜の科学”を催します。
まずはHPを見てその雰囲気の良さに感動した倉敷の三宅商店。美観地区にあるお店です。
そして大好きな街、金沢。前々から興味のあった老舗、もっきりや。ここのピアノを弾きながら
歌えたらな、とこっそり鍵盤の練習しているところです。

正直言うと北陸と岡山近郊にどれくらい僕のライブを観にきてくれるファンがいるのか予想も
想像できないのだけど、僕が行きたい街に行って歌を歌う秋にしようと思います。
初めて僕のライブを観る、という人もいると思います。新しい出会いも懐かしい再会も含めて
楽しい旅にしようと思っています。ぜひライブを観にきてください。僕と固い握手を。


夜の科学 in 倉敷〜光と水の新しい関係
2010年10月9日(土)岡山 倉敷 三宅商店
出演;山田稔明(GOMES THE HITMAN)
18:00開場 18:30開演
前売¥3,000(1ドリンク代別途)


白壁の美しい町並み、青い空と川沿いの柳並木。
倉敷の風情ある町屋でささやかな音楽の夕べを。
岡山で初めての“夜の科学”開催決定です。

本日8月21日(土)よりオフィシャルサイトRESERVEフォームから入場申込予約を受付開始
※定員に達し次第受付終了となります。ご了承ください。
詳細はオフィシャルサイトライブページにて→http://tinyurl.com/ycak682
〒710-0054 岡山県倉敷市本町3-11
三宅商店(http://www.miyakeshouten.com


夜の科学 in 金沢〜神無月の時間旅行
2010年10月24日(日)@金沢 もっきりや
出演;山田稔明(GOMES THE HITMAN)
開場17:00 開演17:30
前売;¥3,500(1ドリンク代別途)


山田稔明弾き語りイベント“夜の科学”、初めての金沢公演開催。
秋深まる城下町で新旧たくさんの歌とおしゃべり、2時間の時間旅行です。

本日8月21日(土)よりオフィシャルサイト予約フォームにて入場予約受付開始
もっきりやHPでもあわせて予約受付を行ないます
〒920-0999 金沢市柿木畠3-6
もっきりや(http://www.spacelan.ne.jp/~mokkiriya/

  
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8月20日 高円寺HIGH



2010年8月20日(金)@高円寺HIGH
フワリカvol.16〜motion picture soundtrack

1.HOME SWEET HOME(Motley Crueカバー)
 〜clementine
2.夏の日の幻
3.何もない人
4.glenville
5.hanalee
6.歓びの歌

ご来場ありがとうございました!

high1 high2

photo by Ayako Sofue  
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2010年08月20日

ラスカルズ、ブライアン・ウィルソンと渋谷HMV

yumemachiお昼からラジオ収録。めずらしく余裕を持って出かけたので九品仏の浄真寺をゆっくり散歩できた。隠れたパワースポットだということ。

静岡で初めてのライブ決定、ということでいつおお世話になっているK-MIX(静岡FM)の「ようこそ夢街名曲堂へ!」にゲスト出演させてもらいました。9月4日放送のRASCALS、フェリックス・キャヴァリエ特集と9月11日放送のブライアン・ウィルソン特集。

RASCALSは『Groovin'』しか聴いたことがなかったので、未聴の楽曲にたくさん触れリスナーとしてブルーアイドソウル黎明期の音像の艶っぽさに感心しながら相槌をうちました。ブライアン・ウィルソンのガーシュイン新譜も素晴らしい音で、ブライアンのソロキャリアをまとめて聴き返したくなりました。

収録が終わるころには日も暮れかけ、朝から素晴らしいメンツでのライブイベントが行われているディレクターの土橋さんに誘われて渋谷HMVへ。ものすごい賑わいのステージまで進んでいくとカジヒデキさんが「ラ・ブーム〜MY BOOM IS ME」を歌っているところで、渋谷HMVのクロージングイベントでこのシーンをタイミングよく目撃したのはある意味象徴的、と思った。

大学を卒業して就職した映像制作会社は渋谷の公園通りをのぼりきったところにあったので僕は1時間とれるお昼休みに5分で牛丼かなんかをかきこみ、残り50分をつかって毎日といいていいほど渋谷のレコード屋を小センター街の奥にあったころのHMV、タワー、レコファン、マキシマムジョイ、WAVE、ディスクユニオンと歩きまわってた時期がある。たくさんお金も使いました。うちにあるばかみたいな量のCDもそのころ買ったものが多いと思う。

渋谷HMVが今の場所に移ってからインストアなどで何度もお世話になりました。ユーザーとしての僕はここ数年渋谷ではタワーレコードかレコファンでCDを買うようになっていたから(HMVのポイントカード持っていないことにこの日気づいた)HMVは通り抜けるだけのお店になってしまっていたけどあったものがなくなってしまうというのはさびしいことです。

そして一番買いたかったブライアン・ウィルソンの新作は閉店セールの渋谷HMVにはなかった。できればどこかのレコード屋で、商品をレジに持っていって買おうと思います。


今日の高円寺HIGHでのライブ、物販で僕のCD、そしてTシャツも売っていますのでぜひご利用ください。  
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2010年08月19日

明日はイベント出演@高円寺

ねこ今日は格段に過ごしやすい晩夏の肌触りですが、暑くて猫が猫らしくない格好でぼーっとしていることが多い。毛ばかりで暑いだろうな、かわいそうに。バリカンで刈ってやりたいよ。明日は久々のイベント出演です。


2010年8月20日(金)@東京 高円寺HIGH(http://www.koenji-high.com/
エガワヒロシ presents フワリカ!!PART16〜motion picture soundtrack〜
出演:エガワヒロシ、Qube、ピクチャーズ、山田稔明(GOMES THE HITMAN)
OPEN 18:30/START 19:00 前売2,000円/当日2,500円
※山田稔明の出演予定時間は20時半頃となります。入場ご予約受付中!
※携帯電話等からのお申し込みは「info@gomesthehitman.com」宛に「8/20」の
タイトルでお名前と人数をお伝え下さい。
ライブ関連詳細はオフィシャルサイトライブページにて
http://tinyurl.com/ycak682



エガワヒロシさんがずっと続けていらっしゃるイベント(16回目!)に呼んでいただきました。高円寺HIGHというハコも初めてで、ROCKバコという印象があるので、ロックな気持ちで演奏したいと思います(いつもそうだけどな)。

Qubeは10年来の盟友溝渕健一郎氏とカメラマンズの永田くんCOOL DRIVEのYAMAくんたちのバンド。ソリッドでパンキッシュなCDをこないだ聴いたばかりなんで楽しみ。ピクチャーズはゼロ年代初頭によく対バンしたSSW林邦洋くんが始めたバンド、吉祥寺でばったり会ったりしてたのですが彼の声を聴くのは久しぶりです。

できれば全部見てもらいたいですが、仕事帰りという方も僕は遅めの出番なのでぜひ週末の高円寺にお越しください。  
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2010年08月17日

感謝 “夜の科学 in 静岡” SOLD OUT!

9月25日(土)に行われる静岡サリーズガーデンでの“夜の科学 in 静岡”はお申し込みが定員数に達したためSOLD OUTとさせていただき、本日以降「キャンセル待ちでのお申し込み」のみを受け付けさせていただきます。

RESERVEフォームからお申しいただきますと予約内容の自動返信メールが届きますがキャンセルや人数変更等が発生次第あらためて本申し込みのお知らせメールを送信させていただきます。会場設営プラン等の調整で若干数の追加席の可能性もございますのでご入場をご希望の方は「キャンセル待ちでのお申し込み」をおすすめします。

今後イベント詳細や交通手段、追加席や当日券等のお知らせはオフィシャルサイトイベント期間限定ブログ等にてお知らせします。たくさんのお申し込みありがとうございました!


GOMES THE HITMAN.COM staff
夜の科学 in 静岡 staff
サリーズガーデン


9月  
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2010年08月15日

夏休みの宿題みたいな

summergreet65回目の終戦の日です。テレビで見た「色つきの悪夢」という番組に言葉をなくしました。日本が今後戦争をしない国になりますように。世界から不条理な人の死が減って、いつかなくなりますように。

2週間前に「僕の夏休みは7月いっぱいで終わって8月から下半期だ」的な発言をしたのだが、こんだけ日本が休んでる感じだと「む、おれも休んでいいんじゃないか」とか考えてしまいますが、負けずに毎日新しい歌を書いています。

札幌から佐賀まで回った初夏からのツアーで募った「Summer Greeting 企画」の残暑お見舞いハガキをすべて手描きの絵を添えてポストに投函しました。今年は4夜をかけて書いた。ずっと手描きで残暑見舞いを出すことなんてなかったのがこの企画を始めて普段会わない旧知の友だちなどに夏のあいさつを書くクセがつきました。これから個人的な残暑見舞いを書くところです。週が明けたらだいたい皆さんに企画参加者の届くと思います。届いた!という報告やブログやTwitter、mixiなどに「こんなのが届いた!」とみんなにも見せてあげてください。

先週末の“夜の科学31”の申し込み開始に続いて静岡で初めての“夜の科学”の入場予約を明日8月16日からオフィシャルサイトにて受け付けます。現地スタッフによるイベント期間限定ブログが充実してきました。僕はまだ行ったことがないのだけど写真を見るだけでわくわくしてくる。Twitterアカウントもあります。

静岡在住のファンの方でフライヤー配布などに協力してくれる方“GTHC Street Team 静岡班”を募集します(GTHC Street Teamとは?)。初めての場所でのライブはいつでも心細いものです。どんな小さなサポートでもいいのでわれこそは!という方は「info@gomesthehitman.com」までお名前ご住所を教えてください。いつも「ようこそ夢街名曲堂へ!」でお世話になっているK-MIXさんともTwitter経由で繋がってレコード室にソロ作2枚を渡すことができたので可聴地域の皆さん『pilgrim』『home sweet home』の歌をどんどんリクエストしてもらえたら嬉しいです。

street300さらにGTHC Street Teamは岡山(播州、広島地区もご一緒に)、北陸(富山、石川、福井方面)、仙台方面のサポートを得てライブ実現を!と考えています。いろいろ皆さんにお願いすることが多いんだけど、ライブを観にきてもらえたら2倍にも3倍にもして感謝のお返しする心意気なので、よろしくお願いします。

お盆が明けたら8月20日(金)は高円寺HIGHのイベント。こないだ寝苦しい真夜中に盟友溝渕健一郎宅でぼんやりお茶を飲んでいたんだけど、そのときにもらった彼のバンドQubeのCDがパンキッシュでソリッドでかっこよかった。Qubeとエガワヒロシさんとかつて何度か対バンして親しい林邦洋くんがお兄さんとやっているピクチャーズというバンドと共演です。予約はオフィシャルサイトから。

8月を折り返しましたがまだまだ暑く猛烈な夏が続きます。熱中症とかいろいろ気をつけてしっかり夏を駆け抜けていきましょうね。平和を祈りながら。  
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2010年08月13日

本日21時から夜の科学31入場予約受付開始

9月


☆秋の“夜の科学”開催決定、本日13日の金曜日から入場受付開始です!

“夜の科学 vol.31〜新しい地図とコンパス”
2010年9月11日(土)/9月12日(日)@ 恵比寿 天窓 switch
両日とも18:00開場/18:30開演 料金3,500円(1ドリンク代別途)
出演;山田稔明(GOMES THE HITMAN)


「旅路」と「家路」の旅を経て、秋の始まりは新しい地図の上。
夏休みの課題として書きためた新しい歌の研究発表、実験の夜を。
Back to Basicなハーヴェストムーンの“夜の科学”2daysです!
開演前にはHSHツアーのダイジェストムービーの上映も予定!

オフィシャルサイト特設メールフォームにて8月13日(金)21時より受付を開始します。

※携帯電話からのお申し込みやメールフォームがうまく機能しない場合は
「ご希望日/お名前/フリガナ/E-mail/都道 府県/電話番号/人数」を明記の上、
題名を「恵比寿天窓switch」として info@gomesthehitman.com
宛に8月13日21時以降にメールでお申し込みください。 追って入場料金ご入金に関して返信させていただきます。
作業上若干返信が遅くなる可能性をご了承ください。

GOMES THE HITMAN.COM staff

恵比寿天窓 switch
〒150-0013渋谷区恵比寿3-28-4 B1F
TEL 03-5795-1887
  
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2010年08月11日

夜の科学vol.31 & 夜の科学 in 静岡開催決定!

9月


☆秋の“夜の科学”開催決定、13日の金曜日から入場受付開始です!

“夜の科学 vol.31〜新しい地図とコンパス”
2010年9月11日(土)/9月12日(日)@ 恵比寿 天窓 switch
両日とも18:00開場/18:30開演 料金3,500円(1ドリンク代別途)
出演;山田稔明(GOMES THE HITMAN)


「旅路」と「家路」の旅を経て、秋の始まりは新しい地図の上。
夏休みの課題として書きためた新しい歌の研究発表、実験の夜を。
Back to Basicなハーヴェストムーンの“夜の科学”2daysです!

オフィシャルサイト特設メールフォームにて8月13日(金)21時より受付を開始します。

恵比寿天窓 switch
〒150-0013渋谷区恵比寿3-28-4 B1F
TEL 03-5795-1887



☆静岡で初めての“夜の科学”開催決定!
“夜の科学 in 静岡〜深緑のさざめきと長月の夕べ”
9月25日(土)@静岡サリーズガーデン(静峰園 椿の里)

出演;山田稔明(GOMES THE HITMAN)
前売¥3,500(食事付)
16:00開場/第1部16:30開演/第2部18:00開演
※第1部と第2部の間にお食事を提供させていただきます。


初めての静岡公演!広がるお茶畑と庭園の中、虫の音を聴きながら
ハーヴェスト・ムーンを見上げる夕べ、秋の食欲を満たすご飯にも乞うご期待。
今までにないスタイルで提供する、緑茶の似合う“夜の科学 in 静岡”です。

予約お申し込みはオフィシャルサイト内の予約フォームにて
8月16日より受付を開始します。
定員数に達し次第受付を締め切らせていただきますのでご了承ください。


【本イベントに関して/ご来場時の注意】
※本公演、第1部は屋外での演奏を予定しております(雨天時は屋内)。
※本イベントではお食事(ご夕食)を提供させていただきます。
※交通機関等についてはイベント期間限定ブログをご参照ください。
http://blog.livedoor.jp/yorunokagakushizuoka/
※サリーズガーデン店頭においてのチケットの取り扱いはありません。

SALLYS GARDEN(サリーズガーデン)
〒422-8005 静岡県静岡市駿河区池田2113-4
TEL: 054-262-1228
E-Mail: seihoen@uv.tnc.ne.jp
HP: http://seiho-en.com/
  
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2010年08月10日

雑感;新しい地図とコンパス

pochi今を「作曲期間」と名づけて毎日新しい歌を作っています。これだけ意識的に新曲について考えるのは数年ぶり、少なくともここ2年はCDとして形にするべき歌がたくさんあって、やるべき作業ことが多すぎて、「こんなに未発曲があるのになにをもって新曲というのかよ」という状況だったからだ。

昨年の『pilgrim』今春の『home sweet home』と発表して、ツアーを経て今もなおその20曲をステージで歌うのがとても有意義で幸せだ。どんどん自分の手を離れてリスナーの皆さんの歌になっていくのがわかる。だから秋以降のライブではまだみんなの手の中にない僕が時間をかけて育むべき歌をセットリストに混ぜていきたいという欲求にかられる。

さてその「作曲期間」に僕はなにをしているかというと、もちろんギターを弾いて言葉とメロディを舌の上で転がしたりキーボードで作曲してみたりエレキギターやマンドリンやウクレレをさわって未だ見ぬ歌との邂逅を待ち望んでみたりしています。

部屋での作業と同じくらいの時間を割いて街を歩いたり買い物をしたり自転車に乗ったり車に乗ったりしているうちに浮かんだフレーズや言葉をiPhoneのエバーノートというツール(すごい便利)の恩恵を得て積み上げていったりもして。

数年ぶりの作曲活動は、楽しくて、苦しい。久々に思い出した感覚。新曲を作るならそれなりの意図と必要性と意義が必要だ!と僕は常に思っていて、手をつけ始めると思いつめてしまう。誰にも頼まれないのにわざわざ新しい歌を作るのだから一番厳しいジャッジをするのは自分なのだ。

9月の“夜の科学”には「新しい地図とコンパス」という副題をつけようと思っています。「さあ、ここからどこへいこう」という音楽生活で何度目かの立ち位置確認の時間。2日間を使って新しい曲はもちろんまだCDになってない曲を掘り出してブルドアップしてみたり新曲のかけらさえも提示できたら、と思います。まるでOHPで図解を投影して研究発表する科学者の気分で。

夏休みの宿題みたいで、心持ちも子どもみたいな2010年の夏です。  
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2010年08月06日

夏の日暮し

kichijoji_kureもう口にするのも嫌なくらいになってきましたが、暑い毎日が続いています。夏バテしないほうがおかしいくらいの。

新しい曲を書くためのリハビリをしたり、秋以降のライブの打ち合わせをしたり交渉したり、なるべく用事を夕方以降にして真昼は作業部屋で仕事をして日が傾いてきてから外出するようにしています。一昨日はやくしまるえつことd.v.d.を観にいってイトケンさんの勇姿を目の当たりにしてきました。

ちょっとゆっくりして、この調子なら9月の“夜の科学”はみんなが聴いたことのない歌を日替わりで歌えるなあとか、静岡でのライブは屋外と屋内の2ステージにしてみようかとか、気分はもう秋のほうへと向かっています。10月の頭に考えていた四国はもう少し先にしようかと思っています。

今日は先月末の“夜の科学”2日目にご来場いただいたお客さんに協力してもらったコーラスを制作中の楽曲に混ぜる作業、ばっちり思惑通りでした。ありがとう。ご協力いただいた皆さんにはメールで連絡させてもらいましたが携帯アドレスなどの設定で何度トライしても返送されてしまうメールもあるようなので、

http://gomesthehitman.com/〇〇〇〇〇〇〇〇.mp3

〇〇〇〇〇〇〇〇の部分に歌ってもらった最初のフレーズをアルファベット小文字にしてアクセスしてください。こんな感じ、という途中経過です。

僕の8月のライブは20日の金曜日、高円寺HIGHにて。もう夏はこの1回きりなので夏の歌総動員の清々しいステージに、したいな、できるかな、と思っています。ぜひご来場ください。

日が暮れたので、大学時代の友だちと吉祥寺で待ち合わせてご飯を食べにいくところ。夏はまだ続きます。  
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2010年08月02日

8月、下半期始めました

horses恵比寿でのライブが終わってから1週間だらだらと不摂生して暮らしていましたが、夏休みは終わり、いろいろ下半期にむけて作業を始めようと思います。

6月以降やってきたhome “tweet” home企画(今日締切りということにします)、札幌公演でのアンケートプレゼント(今日発送します)、そして残暑見舞いプロジェクトなど積もり積もったやらなきゃいけないことをどんどんやっつけていくつもりです。

今年後半のライブスケジュールなども。まず9月11日12日と東京、9月25日に初めての静岡、という感じで計画が動き始めました。8月は20日の高円寺だけですが、ぜひ夏盛り1回限りのイベントもお見逃しなく。逐一いろいろ報告しますので皆さんの下半期の手帳にもメモしておいてください。

WILCOのライブを観たときからずっと欲しかったGibsonのSG(エレキギター、クワガタみたいなやつです)を買って嬉しくて作曲モードになってきました。どんな新しい曲ができるか楽しみです。夏は消費の季節か、ここのところ通販でCDがたくさん売れています。Tシャツもどんどん数が少なくなっていく。ありがとうございます。

まだまだ暑い日が続くと思うのでみんな帽子とかツンドラ倶楽部とか熱中症対策に気をつけてください。夏!  
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