播州四国編 DAY3;2011年7月18日(祝)高知 terzo tempo

目が覚めて天気予報を見ると台風は確実に猛威をふるっていて、高知の天気は絶望的。午前中に徳島観光でも、と思っていたが。とにかく新しくなった
aalto coffee and the roosterには馳せ参じなければ。まるで昔からそこにあったような深い木の色とくすんだコンクリートは店舗というよりももはや庄野さんのお城だ。庄野さんの好きなものしかない空間。焙煎機アアルトくんも見せてもらった。写真は左から紅茶屋チャッツワース夫妻、僕、珈琲焙煎屋aalto coffee夫妻。良い写真。
とにかく高知まで辿り着くことが先決、ということでお昼には徳島を出発。途中サービスエリアでギリギリ徳島ラーメンを食す。トンネルが続く道中、晴れた日にはつまらないトンネルが豪雨のこの日にはシェルターのように思えた。晴れ男の僕、もしこれで高知で雨が止んだら名刺に“晴れ男”って肩書きを書こうと決意。
途中ぼんやり夢とうつつを行き来しながらも予想時間より早く高知に到着。遠巻きに
沢田マンションを眺めたりしているうちにだんだんテンションがあがっていく。「明日天気はもっとひどくなるだろうから桂浜に行って龍馬を詣でましょう」と僕が言うと、不思議と雨足が弱くなっていきました。



桂浜は台風の影響で荒れ狂っていた。しかし雨は小康状態で僕は思わず「新しい日本の夜明けぜよ!」と絶叫。ある意味、3月以降のわれわれは何度目かの“新しい日本”のただ中にいる。龍馬像はとても大きく、こんな天候の中でも僕ら含めて観光客がたくさん。龍馬はまだまだ大人気です。お土産屋さんで龍馬ペーパーウェイトと龍馬ハンドタオルを購入。

と、寄り道をしているうちに僕は相当な体力を消耗したようで(とにかく湿度がすごくて暑かったのだ)会場のterzo tempoに着いて準備している時間あたりが疲労度のピークでした。terzo tempoは古い民家を改装した、というよりも古い民家をそのままカフェにしたと言ったほうが相応しいくらい時代感覚が新鮮なお店。
アアルト庄野さんに紹介してもらったのだけど店主の佐野さんは実は東京出身。その彼の「高知はホントにいいですよ」という言葉にはとても説得力があった。教えてもらった洋服屋
ruskは大阪からこっちに移ってきた方のお店。ここ最近のトレンドとして沖縄と高知に移住する人が増えているのだと。
お店いっぱいのお客さん。みんな美味しそうなご飯を食べているので僕もおなかが減って大変だった。僕のライブを初めて観るという人も多く、途中休憩をいれながらたっぷり2時間半。灯りもうっすらと幻想的で、途中雨がひどくなったり風で風鈴がなったり。戸を開け放ってのライブだから通りの音もすべてが僕に加勢してくれました。
打ち上げは僕らだけでは絶対辿り着けないような料理屋さんで。土佐鰹のたたきを塩で食べたり美味しいものづくし。初めて来た高知なのに話が連なっていくと偶然つながる事象もたくさんあって「へえー」と感嘆することしきり。この街にもまた何度も来たいと思いました。


この日のアンケートから抜粋
*私が生まれ育った高知に来てくださってありがとうございました。ファンになってからの夢が叶いました!遠征のときと違い地元ということで癒されるというより高揚感が勝り感動してしまいました。(主婦)
*まさか山田さんが高知に来てくれるとは!4月から高知で仕事を始めたのでしばらくライブにいけないと思っていました。またぜひ高知へ!(男性36歳・教員)
*やっとライブ観れました!お店に寄っていただきありがとうございました。『mono』をずっと聴いていた日々を思い出しました。(男性35歳・自営業/rusk)
*「blue moon skyline」を先日恵比寿で聞いて旅に出る理由を探すモードに入ってしまい高知までやってきました。その曲を1曲目にやってくれたのでもう満足です。(女性)
*リクエストさせてもらった「ココロ/コトバ」、出だしで感動してしまいました。初めて山田さんのライブに行った東京で最初に生声を聴いた思い出の曲です。(女性27歳)
*こんな小さなおしゃれなお店で夏の(台風の?)風が吹くなか歌を聴くことができて幸せでした。こんな体験は初めてだったしきっと一生憶えていると思います。(女性24歳・大学生)