2013年06月30日

本日19時からDate fmで山田稔明特集オンエアされます



先週仙台まで行って収録してきた「Bright☆A〜山田稔明特集」が本日Date Fmで19時から放送されます。これは1時間ラジオ番組の体をとっていますが、収録は事前にアルバムを聴きこんできてくれたパーソナリティ石垣のり子さんがノートにいっぱいのメモを見ながら僕に楽曲についての質問をしていくという雑誌取材のような対談の形で行われました。'99年のデビュー当時からの付き合いの石垣さんとのおしゃべりは1時間近くに及び、録り終わって「あれ?これ55分番組なのにこんなに喋ってばかりでいいの?」と焦るほどでした。会話の合間に楽曲が挿入されますがその選曲はディレクター氏に一切を任せたのでどのような全容になっているか僕も知りません。

東北は宮城県はもちろん岩手山形秋田福島でも可聴地域があるそうですし、スマートフォンのアプリ「ドコデモFM」なら全国で聴ける(僕もさっき聴けることを確認しました)ので、僕もリアルタイムで放送を聴こうと思います。どんなふうに仕上がっているのか楽しみ。まだCDを手に入れていないという人も楽曲を耳にするチャンスです(現在インターネット上では『新しい青の時代』の音を公開していません)。震災以降、僕は日常的にラジオが中心の暮らしをしていますが、仙台へラジオキャンペーンに行って改めてその重要性とか生活とのリンクの強さを再認識しました。たくさんのラジオに出演させていただいて嬉しいです。今晩の特番はぜひ皆さんに聴いていただきたい。


6月30日(日)Date fm「Bright☆A〜山田稔明」19:00〜19:55(『新しい青の時代』特集)
http://www.datefm.co.jp/sys/special/
ソロのシンガーソングライターでもあり、バンド「GOMES THE HITMAN」のボーカリスト
山田稔明。7月に3年ぶり3枚目のソロアルバムをリリース。今回、番組では山田稔明がニュー
アルバムのテーマにして綴っている《日常》、そしてニューアルバム『新しい青の時代』の
紹介と7月5日(金)気仙沼・6日(土)仙台で行われるツアーの詳細についても話を聞きます。

出演:山田稔明、石垣のり子(Date FM)




昨日のこと、渋谷へ。どこへ行っても足を運ぶのはレコード屋、本屋、洋服屋。探していたアルバムをワンコインで見つけて小躍りしたり、ついに「ワールド・ウォー・Z」というゾンビ文学の本に手を出してみたり、洋服屋さんに行っても青い着物ばかりに目がいくのはある意味職業病だなあと思ったり。そこから中目黒のトラベラーズファクトリーへ移動し、急遽開催となった風の栖による“Naotフェア”を覗く。たくさんのお客さんが次から次へ。僕も2足のNaotを持って重宝しているのだけど3足目は何色にしようか。キレイな青のサボはレディースしかなく断念。本日までなのでぜひお近くの方は中目黒へ。

久々にゆっくり休む土曜日。帰宅後DVDで「ロンドンゾンビ紀行」をようやく観る。たくさん笑った。  

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2013年06月29日

“monologue” @ 吉祥寺スターパインズカフェ(2013年6月27日)



大阪・加古川・倉敷から戻ってきてラジオ収録を経ての吉祥寺スターパインズカフェでのイベント。先週の金曜日からずっと続く一連の流れの句読点という感じのこの日。ここ2年はお正月の杉真理祭りでお世話になっていたスターパインズカフェ、「山田さん吉祥寺の人なんだからお正月以外ももっとうちに出てくださいよ!」という連絡から立ち上がったこのイベントは結果として同世代の似たような体型の男性シンガーソングライター3人による夜、僕のブログの名前と似た、“独白”という意のタイトルをつけていただきました。6年ぶりくらいのここでの“ちゃんとした”ライブ、僕をスターパインズカフェにつなぎとめてくれたのは間違いなく杉真理さん。この日杉さんは打ち合わせのためギリギリで間に合わず会場前でしばし抱擁。同じ街に住む優しき大先輩に大きな感謝を。

吉祥寺でのライブはホントに楽ちんだ。いつもの道をいつものようにふらふらと歩いていけば会場に辿り着く。イトケンさんもカバンひとつチャーっと自転車で登場。高橋徹也さんはsugerbeans佐藤くんと、小林建樹くんはベースが旧知のチガちゃんでドラムは宮川剛さん(先月の高野寛さんのステージでお見かけしたばかりだった)というバンド編成、知り合いばかりでリハから和やかなムードに。3人のセッションリハをおそるおそる手合わせ。本番どうなるかな。ゲストコーラスをお願いしたイノトモちゃんもひらひらと自転車で会場入り。

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山田稔明と夜の科学オーケストラは年功序列のトップバッターを務める。登場時の音楽は恵比寿に続きベス・オートンの「See Through Blue」。平日の夜にも関わらず会場はお客さんでいっぱい。僕らは普段いつも2時間以上のライブをゆるゆるとやるのに慣れきっているので7曲40分のセットは不得手なのだけど、この日も目一杯の楽器を鳴らして駆け足でステージは進んでいきました。スターパインズカフェの高い天井、光の具合で洞窟のように見える石壁、あらためてとても良いハコ。「どこへ向かうか」で始まったライブ、「予感」ではフルートの上野洋くんが登場。彼は“kickingbirds”の頃にバンマスといって言いくらいの心強いサポートをしてくれた腕利きの音楽家。安宅くんのクラリネットとのアンサンブルでCDでのアレンジを再現することができました。そして加えて、ゲストコーラスのイノトモちゃん登場。

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イノトモちゃんとは2011年の震災後の4月に一緒に静岡で(安宅くんも一緒)、暮れにカフェ長男堂で(with イトケンさん)共演して、新しいアルバムには絶対彼女にコーラスして欲しいと思っていて、それが実現した(ご近所さんなので自転車でうちまで来てもらってレコーディングしました)。できあがったCDを渡すときに「お酒おごるから歌いにきてよ」とお願いしてこの日「やまびこの詩」を一緒に。「光の葡萄」でも新しい声を足してくれました。ステージ上には最大7人のミュージシャンが並び、僕にとっては何度目かのアルバム完成記念ライブのような感覚。安宅くんはこの日もマンドリン、エレキギター、コーラス、さらにはクラリネットにグランドピアノまで八面六臂の活躍。イトケンさん、五十嵐くん、えびちゃんも阿吽の呼吸で。

次は高橋徹也さんの登場。先月渋谷で観たバンド編成も強烈だったが静謐なこの日のステージもとても刺激的。僕は映像制作会社勤務時代に「真夜中のドライブイン」という彼の2ndシングルのPVの撮影を手伝ったのだけど、僕の心を掴んだ言葉とメロディは時が経っても有効な魔法だった。小林建樹くんも9年ぶりのバンド編成とは思えないグルーヴ。思えば9年前の2004年、この日と同じ編成の建樹バンドと対バン予定だったのが僕の肺気胸緊急入院で果たせなかった共演の、9年越しの実現だったのだ。初めて聴いたときに嫉妬すらした「祈り」はますます説得力を増した祈りの歌に。そして懸案の3人でのセッションに。

いまいち共通項の見えない3人に「ビートルズでもやる?」という流れに「自分ストーンズ派なんで」と切り込んできたタカテツさんの言葉が可笑しくて「みんな日本語を大事にするSSWだから」という理由で山下達郎「RIDE ON TIME」に決定。初めて歌いましたがオリジナルキーが高いので自然といつもより熱唱、気持ちよかった!22時過ぎまでのとても長いイベントだったのだけどお客さんがずっと楽しそうにしているのが伝わってきて嬉しかったです。何回もシーンを反芻したくなるような、有意義な共演でした。

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短い打ち上げではあったけどもいろんな縁が結びつく時間。五十嵐くんはイノトモちゃんとの再会に感動したり会場外でお会いした杉さんにも遊びにきていた高橋久美子ちゃんにも「招き猫作りますよ!」と営業していたし、イトケンさんは宮川さんとドラム談義、エビちゃんはチガちゃんとベース談義。イノトモちゃんの新作に安宅くんも参加してたり、上野くんはシュガビン佐藤くんのCD制作を担当したし、あれもこれもつながっている。タカテツさんと一緒に建樹くんの持論を「へええ」と言いながら聞くのも楽しかったし、結局僕とイノトモちゃんと建樹くんはその後朝4時過ぎまで飲んで'90年代からの知り合いが今も元気に音楽を紡いでいるのはとても素敵なことだなあ、としみじみ思い入った長い一日でした。

ご来場いただいた皆さん、会場でお会いしたスタッフの皆さん、ありがとうございました。また再会を。

いよいよ来週末7月7日に『新しい青の時代』が全国発売になります。わくわくしてきました。  
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2013年06月28日

ラジオ出演情報(2013.6.28更新)

【山田稔明ラジオ出演情報】

PCかスマホアプリで全国でお聴きいただけるプログラムも少なくありません!

6月30日(日)Date fm「Bright☆A〜山田稔明」19:00〜19:55(『新しい青の時代』特集)
http://www.datefm.co.jp/sys/special/
7月1日(月)福島エフエム「Teatime Paradise」15:00〜(コメント&楽曲オンエア)
http://www.fmf.co.jp/pc/
7月2日(火)Date fm 「Hope for MIYAGI」18:30〜(インタビュー/生演奏あり)
http://www.datefm.jp/omoi/
7月3日(水)福島エフエム「RADIO GROOVE」16:00〜(コメント&楽曲オンエア)
http://www.fmf.co.jp/pc/
7月3日(水)JFN系列「News Delivery」(楽曲オンエア)
http://www.jfn.jp/RadioShows/news
7月5日(金)福島エフエム「Morning Freewayふくしま」(コメント&楽曲オンエア)
http://www.fmf.co.jp/pc/
7月6日(土)K-MIX(静岡エフエム)「ようこそ夢街名曲堂へ!(『新しい青の時代』特集)」21:00〜21:55
http://d.hatena.ne.jp/yumemachi/
7月7日(日)FM North Wave「BRAND-NEW TUNE」(コメント出演)20:00-
http://www.fmnorth.co.jp/
7月11日(木)Date fm「ともすradio」(コメント)
http://teamtomosu.com/about/radio
7月11日(木)世田谷FM(他全国のコミュニティFM)「アフタヌーン・パラダイス」16:00〜16:25(生出演)
http://afpara.com/
7月11日(木)FM North Wave「Radio WE!」(コメント出演)22:00-
7月12日(金)FM North Wave「Candy Friday」(コメント出演)12:00-
http://www.fmnorth.co.jp/
7月13日(土)K-MIX「ようこそ夢街名曲堂へ!(山田稔明SELECTION〜夏編)」21:00〜21:55
http://d.hatena.ne.jp/yumemachi/
8月31日(土)MUSIC BIRD(他全国のコミュニティFM)「ピアノワールド」(インタビュー)
http://musicbird.jp/programs/piano/  
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2013年6月27日 吉祥寺スターパインズカフェ “monologue”【SETLIST】



2013年6月27日(木)@ 吉祥寺スターパインズカフェ
“monologue”


1.どこへ向かうかを知らないならどの道を行っても同じこと
2.一角獣と新しいホライズン
3.光と水の新しい関係
4.予感(feat. 上野洋 on flute)
5.やまびこの詩(feat. イノトモ on chorus、上野洋 on flute)
6.光の葡萄(feat. イノトモ on chorus)
7.月あかりのナイトスイミング

山田稔明 with 夜の科学オーケストラ
(itoken、安宅浩司、五十嵐祐輔、海老沼崇史)


*RIDE ON TIME(山下達郎カバー)
小林建樹バンド(ドラム宮川剛さん&ベース千ヶ崎“チガちゃん”学)の演奏で
最後に山田稔明と高橋徹也加わりセッション。オリジナルキーでヤマタツを。


平日の夜に遅くまでたくさんのお客さん、ありがとうございました。  
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2013年06月27日

雨の夢街訪問/雨上がりの吉祥寺



昨日のこと、いつもお世話になり、本当に良くしていただいている長門芳郎さんと土橋一夫さんの番組「ようこそ!夢街名曲堂へ」の収録に雨のなか出かけた。ニューアルバム『新しい青の時代』を特集する1時間と僕がセレクトした夏に聴きたい音楽をかける1時間の2本録り。新譜を言葉尽くしに褒めてもらい嬉しい。長門さんはデビュー当時に“お会いしたい音楽評論家”として僕がリクエストして食事会を開いていただいた方(渚十吾さんも同席されていたなあ)、土橋さんも杉真理さんとのレコーディングでお会いしてからの縁なので軽々と10年を越える付き合いになる。自分の活動をしっかり把握してもらっている方との話は自ずと深度を増し僕はどんどん饒舌になるのでした。夏の音楽としてはキャスリーン・エドワーズ、ジェスカ・フープ、ヨ・ラ・テンゴやスチャダラパーなど僕の偏愛を。オンエアはK-MIXにてリリース直前の7月6日と翌週13日。夢街を録ったあとはいつもレコード屋に行きたくなる。

本日は吉祥寺スターパインズカフェでのライブですが、午後3時頃から仙台シティエフエム(通称 radio3)にて収録させていただいたインタビューが放送されます。たくさん話を聞いていただきました。仙台の皆さんはもちろん、PCで全国で聴けると思いますのでぜひアクセスを。「ラジオ3マイタウンRADIO」という番組です。現在思うところあってオンライン上に『新しい青の時代』からのトラックをひとつも公開していないので音源が聴けるのはフィジカルなCDとラジオだけです。

そしていよいよ本日夜は吉祥寺スターパインズカフェにてバンド編成でのライブ、さらにゲストに上野洋(フルート)、イノトモ(コーラス)を迎えて賑やかにお届けします。共演の小林建樹くん、高橋徹也さんとのセッションも。もちろん7月7日発売の『新しい青の時代』始め物販も持っていきます。ぜひご来場の皆さんは引き続き「ドレスコード;青」でお願いしたい。そしたら客席に点々と浮かぶ青を目で追いながら歌えます。吉祥寺で合流しましょう。


2013年6月27日(木)@吉祥寺STAR PINE'S CAFE
[ monologue ] 出演:高橋徹也、小林建樹、山田稔明

開場:18:30/開演:19:30
前売:¥3300/当日:¥3600(ともに1ドリンク代別途)

オフィシャルサイトRESERVEで本日12時まで予約を受け付けます

問い合わせ:スターパインズカフェ TEL:0422-23-2251
武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1   URL:http://www.mandala.gr.jp

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“brand new blue” tour 2013(DAY4;6月24日 倉敷〜愛媛〜香川〜神戸〜東京 )

倉敷で飲み過ぎたが翌朝は快適に起床。ずっと続くツアーでの体調管理を気にしているからか、無意識的なストッパーが効いているのか。旅の4日目は東京に帰る日。神戸からの最終便のチケットを持っているのでそれまでをどう過ごすかを考える。同行のチャッツワース岸本さんがしまなみ海道のドライブを僕に体験させたいと言うので尾道を回って島々を経て四国に渡るルートを選択。

少しかすんだ空気だったが気持ちいい風と景色。ぽこぽこと連なる瀬戸内の島々を眺めると神様の管轄が切り替わったような感覚。三宅商店の井上店長の故郷だと聞いた大三島で車を降りて海を眺めているとちょうどお昼の鐘の音が「瀬戸の花嫁」を鳴らすタイミングに。今治から新居浜、そして父の故郷である四国中央市を通る道、子どもの頃に毎年夏になると遊びにきていたはずの風景が記憶から抜け落ちているいることに気づく。改めて愛媛県には計画を立てて再訪したい。

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香川丸亀に到着、ここで向かうのは猪熊弦一郎美術館。駅前すぐにあるとても空気がパリっとした美術館でした。猪熊弦一郎が描いた猫の絵がとても可愛くて何枚もポストカードを買ってしまう。ここでも猫を巡る旅。丸亀に来たならうどんでしょう、と見つけたうどん屋さんにイン。「ちょっと時間かかるけど打ちたてのうどん食べますか?」と言われて断る理由もない。僕は肉ぶっかけうどんとおでんをいくつか。岸本さんの温玉をのせたぶっかけもシンプルで美味しそうだったな。四国らしい時間。

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車は徳島に入り、鳴門海峡大橋を渡る。時間帯は夕刻、僕が「月あかりのナイトスイミング」を書いた頃合いにその時とは逆のルート四国から本州へ。ここでも瀬戸内海は光と水の絶妙なコントラストを見せて息を飲むような風景。刻一刻と変わる色合いをどうやってここにいない人に伝えようか。またゆっくり四国を旅したいと思う。四県ツアー、実現させなくては。そして神戸、金曜日からの旅の終わり。加古川から心強いサポートで支えてくれたチャッツワース夫妻に大きな感謝を。辿り着いた東京はいつもの、光の葡萄みたいな街でした。


  
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2013年06月26日

“brand new blue” tour 2013(DAY3;6月23日 倉敷 )

朝10時に倉敷に向けて加古川を出発。チャッツワース岸本夫妻に加え今回は加古川のダイニングバーCECILの島田さんも同行してくれる。CECILも良いライブをたくさんやっているバーで、去年はそこでウルフルケイスケさんとお話しできたのだった(島田さんはロンドンでジョー・ストラマーとお茶したという逸話を持つ男)。車中はいつもに増して楽しく、あっという間に倉敷に到着。




倉敷は何度来ても楽しい街。この街を思って「光と水の新しい関係」を書いたが全然“通り過ぎる街”ではない。また戻ってくる街だ。日曜日の美観地区は賑わいを見せて、倉敷意匠ではまた散財しつつ、蟲文庫に行ったらちょうど店じまいするところで今回は叶わず、早めに三宅商店に入って美味しいケーキをいただく。三宅商店は行列ができるほどの人気店で、ここを借りきってライブをやらせてもらえることをとても幸せなことだと思う。ステージは畳の座敷、奥の窓は開け放たれて風、首を振る扇風機。そしてお客さんは靴を脱いで座布団に座って観る。他のどことも違うシチュエーション。

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日曜日の夜なので「glenville」をセットリストに。そしてやはり「光と水の新しい関係」をここで歌うことがとても嬉しい。とてもリラックスした雰囲気で演奏できたのは程よい疲れのせいか、他の会場よりも少し薄暗い会場の灯りのせいか。岡山に住む高校時代の同級生が家族で来てくれて、子ども4人も一緒で退屈しないか心配したけど、猫のブルーくんが子どもたちをあやすことになるとは。ほんとに夏の始まりのような良い風の吹く夜でした。音響面でのサポートをしてくれたチャッツワース、いろいろ楽しませてくれたCECIL島田さんに感謝。そして遠くから近くから駆けつけてくれたお客さん一人一人にありがとうの言葉を。大阪、加古川、倉敷と文字でいっぱいのアンケート用紙をたくさん受け取りました。2日目の加古川の打ち上げでは禁酒していたので倉敷の夜に美味しいビールにノドを鳴らしながら皆さんの感想をしみじみ読ませてもらいました。それぞれの暮らしがあって、それが点、点、点、と繋がっていくのだな。皆さんの言葉たちはインスピレーションの源です。

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“brand new blue” tour 2013(DAY2;6月22日 大阪ー加古川 )



朝7時に起きて体操。この日は朝8時半入りでFM802の生放送に出演して生演奏もあるため喉の具合が気がきではなかったが体調は悪くない。「声も出る!」と思ったが朝の「あまちゃん」で号泣してしまいそこからの回復が大変だった。果たして久々のFM802、昨日再会した仁井聡子さんとのトークはとても楽しく、たくさんのメッセージやリクエストをいただいて感動。スタジオライブでは「どこへ向かうか」と「光と水の新しい関係」をダイジェストにして演奏。とても気持ちよく歌えました。ラジオに出るときにいつも思うことは偶然聴いた人がどう思ったかな、ということ。仁井さんとは東京での再会を誓いました。




大阪に行くとつい寄ってしまう農林会館にある洋服屋、そして新潟の本屋さんだと思っていたBOOK OF DAYSというお店が大阪にもオープンしたというので寄ってみて旅先特有の盛り上がりでやたら散財...。大阪から電車で加古川へ。普段は神戸空港から向かうことが多いので新鮮。しかし車中眠ってしまい明石海峡大橋は臨めず。そして到着した加古川チャッツワースで待っていたのは見目麗しき青のグラデーションのレアチーズケーキでした。趣向を凝らしたメニューの数々に感激する。同じ街の目と鼻の先のクラブでライブに来ていたSmall Circle of Friendsのおふたりに挨拶。加古川はかくも音楽の街。そして満員御礼になった店内でライブが始まります。

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チャッツワースでは開演前に5月のツアーダイジェストとレコーディング風景の映像を観てもらった。演奏中も青に支配されたステージ。自分にとってのいくつめかの家のようなお店なので「home sweet home」を捧げ、ここでもダルマに目入れを。猫のブルーくんも「やまびこの詩」でヘコヘコ踊って会場を盛り上げてくれました。アンコールで歌った名前のない新しい曲を聴いてチャッツワース奥さまは「山田さんの次のアルバムも大傑作になると確信しましたよ」と気の早いことを言う。しかし一緒に尾道や倉敷を旅行してそこから歌が生まれていくのをそばで眺めていたチャッツ岸本さんたちはまた違う感慨を持って『新しい青の時代』に接しているのだろうな。終演後お客さんみんなが帰った後で岸本家長男のカズトくんとこっそり進めていた、ふたりで演奏して岸本夫妻を感動させようという計画を実行。1階でカズトくんにピアノを弾いてもらって「月あかりのナイトスイミング」を熱唱。しかしお母さんからピアノへのダメ出しの連続!次回は共演も?

下の写真はライブで提供された特製のプレート、曇り空の下の加古川の街。


  
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“brand new blue” tour 2013(DAY1;6月21日 大阪 )



大阪から始まる『新しい青の時代』レコ発ツアーの旅。梅雨真っ只中の行程、少しでも雨足が弱まるように祈りながら久々に空路での浪速入り。ここ数年は蔵造りの雲州堂、真っ白な壁のミリバールで開催してきたライブ、今回はcafe Roomという初めての会場で。いろんなミュージシャンからの評判を聞いていたので楽しみにしていました。お店につくとなるほど納得、“カフェライブ”という言葉のイメージがぴったりの、ゆったりとした空間でした。ソファの座り心地がよく快適。雨は強くなったり弱くなったり。さあ、いよいよライブの始まり。

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アルバム通りに「どこへ向かうかを知らないなら..」で始まるライブ。アルバムの曲順は熟考を重ねて決めた揺るぎない並びだけど、ライブのセットリストでそれを並べ替えたり前作からの曲を差し込んだりするセットリスト作りは意外と楽しい。ここしばらくはバンド編成でのライブが続いたのでギターと歌だけの演奏は自分と向き合う感覚。旅の初日の緊張感も含みつつ東京から持参した小さなダルマにアルバム完成記念の目入れ(2度目)、大きな拍手で盛り上げてもらって嬉しかったです。アルバム全曲と前2作からの数曲を演奏。

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アンコールではやまない雨を睨みながら久しぶりに「雨の夜と月の光」を歌う。こういうきっかけをくれるのであれば雨もそんなに悪くはないなと思う。この歌は大阪のラジオでたくさんかけてもらった。「サイキック青年団」という名物番組でGOMES THE HITMANのことを知ったイラストレーターの中村佑介くんが遊びにきてくれていたが彼の耳には14年前の曲はどう響いただろうか。同じように10数年前CS音楽番組でお会いしたパーソナリティの仁井聡子さんとも久々の再会。とても熱心にアルバムを聴いてきてくれたことがとても嬉しかった。そしてなにより新しいアルバムを心待ちにして駆けつけてくれたファンの皆さんに大きな感謝を。

2ヶ月連続の大阪でのライブ、まったく内容の違う2公演になりました。
写真は遊びにきてくれた中村くんとははの気まぐれ川本くんと。


  
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2013年06月25日

ラジオ出演情報(2013.6.25 更新)

【山田稔明ラジオ出演情報】

大概の番組がPCかスマホアプリで全国でお聴きいただけると思います!

6月27日(木)radio3「マイタウンRADIO」15時台(インタビュー)
http://www.radio3.jp/
6月30日(日)Date fm「Bright☆A〜山田稔明」19:00〜19:55(『新しい青の時代』特集)
http://www.datefm.co.jp/sys/special/
7月2日(火)Date fm 「Hope for MIYAGI」18:30〜(インタビュー/生演奏あり)
http://www.datefm.jp/omoi/
7月3日(水)JFN系列「News Delivery」(楽曲オンエア)
http://www.jfn.jp/RadioShows/news
7月6日(土)K-MIX(静岡エフエム)「ようこそ夢街名曲堂へ!(『新しい青の時代』特集)」21:00〜21:55
http://d.hatena.ne.jp/yumemachi/
7月7日(日)FM North Wave「BRAND-NEW TUNE」(コメント出演)20:00-
http://www.fmnorth.co.jp/
7月11日(木)Date fm「ともすradio」(コメント)
http://teamtomosu.com/about/radio
7月11日(木)世田谷FM(他全国のコミュニティFM)「アフタヌーン・パラダイス」16:00〜16:25(生出演)
http://afpara.com/
7月11日(木)FM North Wave「Radio WE!」(コメント出演)22:00-
7月12日(金)FM North Wave「Candy Friday」(コメント出演)12:00-
http://www.fmnorth.co.jp/
7月13日(土)K-MIX「ようこそ夢街名曲堂へ!(山田稔明SELECTION〜夏編)」21:00〜21:55
http://d.hatena.ne.jp/yumemachi/
8月31日(土)MUSIC BIRD(他全国のコミュニティFM)「ピアノワールド」(インタビュー)
http://musicbird.jp/programs/piano/  
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東京へ戻りました



昨日のこと、長い一日。倉敷のライブから一晩明けて東京に戻る日。神戸空港からの最終便のチケットを持っているのでそれまでどういう経路で行くか。どこへ向かうかを知っているからどの道を行っても同じこと、とわざわざ広島は尾道を経由してしまなみ海道を通って愛媛に渡り四国経由で神戸へ行くことに。

基本的には車から風景を眺める旅だったのだけどしまなみ海道は気持ちよかった。三宅商店の店長さんの故郷だと聞いたので大三島に寄る。ちょうどお昼の放送が入って「瀬戸の花嫁」が鳴り響く。みかんジュースの美味しさ。今治に渡って新居浜、そして四国中央市。四国中央市は父親の故郷で小学生の頃は毎年夏になると遊びにきていたはずの街。記憶に埃がかかって曖昧になっているが近々再訪したい気持ちでいっぱい。

香川丸亀に入って、猪熊弦一郎美術館に立ち寄る。フランシス・アップリチャード展をやっていて、その生きているような肌を見つめる。猪熊弦一郎の描く猫はとてもビビッド、たくさんポストカードを買ってしまった。香川?うどんでしょ!と打ちたての讃岐うどんをいただく。地元に根づいた店のようで、2玉食べて夜までお腹が空かなかった。

徳島から鳴門海峡大橋を本州側に渡る。「月あかりのナイトスイミング」は逆方向に進む車中で体験した四方の色が作らせた歌だが、この日も刻々と暮れていく太陽に瀬戸内海は様々な表情を見せて、天使の梯子が降りてきて言葉では言い尽くせない風景だった。ものが書けなくなったり歌が作れなくなった人は一度この時間にこの道を往けばいい。

神戸空港で加古川以降お世話をしてくださったチャッツワース岸本夫妻とさよなら。いい演奏ができたのもストレスのない旅路も本当に岸本さんたちのおかげだ。感謝してもしきれません。また秋に会いましょう。夜遅くに東京へ。イトケンさんが献身的に猫番をしてくれたおかげでポチもやたら元気でにゃーにゃー取り残された不満をぶつけてきました。大阪、加古川、倉敷と出会った皆さんありがとうございました。今週は木曜日の吉祥寺スターパインズカフェ、来週はラジオ特番の放送、そして東北旅と続きます。ツアー日記はまた追って書きます。

  
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2013年06月24日

2013年6月23日 倉敷 三宅商店 【SETLIST】



2013年6月23日@倉敷 三宅商店
“夜の科学 in 倉敷〜brand new blue”


1.どこへ向かうかを知らないならどの道を行っても同じこと
2.一角獣と新しいホライズン
3.光と水の新しい関係

4.夏の日の幻
5.平凡な毎日の暮らし
6.Nightswimming〜月あかりのナイトスイミング

7.やまびこの詩
8.glenville
9.予感

10.光の葡萄
11.日向の猫
12.hanalee
13.あさってくらいの未来

EN
14.名前のない歌(仮・新曲)
15.SING A SONG
16.ハミングバード


大阪、加古川から辿り着いた倉敷、
たくさんのご来場ありがとうございました!
  
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2013年06月23日

2013年6月22日 【SETLIST】



2013年6月22日 @ FM802
「Saturday Amusic Islands morning edition」

studio live
1.どこへ向かうかを知らないならどの道を行っても同じこと
2.光と水の新しい関係



2013年6月22日 @ 加古川 チャッツワース
“夜の科学 in 加古川〜brand new blue”


1.どこへ向かうかを知らないならどの道を行っても同じこと
2.一角獣と新しいホライズン
3.光と水の新しい関係

4.夏の日の幻
5.home sweet home
6.平凡な毎日の暮らし
7.Nightswimming〜月あかりのナイトスイミング

8.やまびこの詩
9.予感
10.光の葡萄

11.日向の猫
12.hanalee
13.あさってくらいの未来

EN
14.名前のない歌(仮・新曲)
15.SING A SONG
16.ハミングバード



朝9時からのラジオ生出演に始まって
加古川の魔法のような時間、長い一日でした。
たくさんのご来場に感謝。今日は倉敷 三宅商店へ。  
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2013年06月22日

2013年6月21日大阪 cafe Room 【SETLIST】



2013年6月21日@大阪 cafe Room
“夜の科学 in 大阪〜brand new blue”


1.どこへ向かうかを知らないならどの道を行っても同じこと
2.一角獣と新しいホライズン
3.光と水の新しい関係

4.夏の日の幻
5.平凡な毎日の暮らし
6.Nightswimming〜月あかりのナイトスイミング

7.やまびこの詩
8.glenville
9.予感

10.光の葡萄
11.日向の猫
12.あさってくらいの未来

EN
13.名前のない歌(仮・新曲)
14.雨の夜と月の光
15.ハミングバード



ご来場ありがとうございました!  
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2013年06月21日

小さな怪獣、旅のはじまり



昨日のこと、金曜日からの旅の支度。映像が使えるかもしれないのでDVDに映像を仕込んだり曲順を考えたり。吉祥寺で買い物をしていたら奈良の雑貨店 風の栖 の宮川夫妻が近くまで来ていらっしゃるということがわかって急遽会うことに。合流してみると息子のかなとくん(生後5ヶ月)も。一緒にカフェ長男堂でご飯とおしゃべりを。思わぬ対面に心が踊りました。今度奈良でライブをするときには猫のひなたくんとかなとくんが迎えてくれるのだな。動物写真家の岩合さんが「猫は小さなライオン、ライオンは大きな猫だ」と言っていたことををふと思い出す。赤ちゃんは言うなれば小さな怪獣だ。

明けて台風渦巻く大阪へ向かいます。今日はcafe Roomで初めてのライブ、明日土曜日の朝9時からFM802に生出演生演奏、兵庫に移動して加古川、チャッツワースは満員御礼、岡山倉敷、三宅商店へ凱旋します。戻り日の月曜日は四国を回って帰ろうと思っています。帰京して来週27日は吉祥寺スターパインズカフェでバンド編成のライブ。もしかしたらイノトモちゃんがコーラスしにきてくれたり上野洋くんがフルートを吹いてくれるかもしれません。7月7日全国発売前のクライマックスと言えるかもしれません。ぜひ遊びにき下さい!



山田稔明ニューアルバム発売記念ライブツアー
“夜の科学〜brand new blue”



6月21日(金)大阪 CAFE ROOM
開場19:00/開演19:30/前売3500円(1ドリンク代別途)
cafe Room(http://cafe-room.com/
〒550-0013 大阪市西区新町4-3-4-2F


6月22日(土)加古川 チャッツワース
開場18:00/開演18:30/前売3500円(1ドリンク代別途)
*THANK YOU SOLD OUT!
紅茶と英国菓子のCHATSWORTH(チャッツワース)
〒675-0065加古川市加古川町篠原町4−7
TEL 079-420-1707
HP http://www.hotkakogawa.com/chatsworth/


6月23日(日)倉敷 三宅商店
開場18:00/開演18:30/前売3500円(1ドリンク代別途)
三宅商店(http://www.miyakeshouten.com/
〒710-0054 岡山県倉敷市本町3-11
TEL 086-426-4600


6月27日(木)@吉祥寺STAR PINE'S CAFE
[ monologue ] 出演:山田稔明 / 高橋徹也 / 小林建樹

開場:18:30/開演:19:30/前売:¥3300+1drink/当日:¥3600+1drink
*5人編成バンドでの演奏を予定しています!
スターパインズカフェ TEL:0422-23-2251
武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1 URL:http://www.mandala.gr.jp
::::::::::::::

*ライブ詳細、入場予約はオフィシャルサイトRESERVEにて受付中
http://www.gomesthehitman.com/html/modules/live/index.php/content0002.html  
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2013年06月20日

明日大阪から始まるレコ発ツアーです



昨日のこと。先日の仙台キャンペーンで収録したラジオ石巻の番組がオンエア、インターネットで聴けるということで数日前の自分と対峙。お昼の情報ワイド番組の枠にも関わらず30分以上3曲もかけてくださって(普通はだいたい15分と1曲)、話したことほとんど放送された。アルバムを聴きこんで質問を考えてきてくれたので数日前の僕も真摯に応えていた。石巻のどこかで何かの作業している人が聴いていてくれたら嬉しいな。

演奏の旅が始まるので髪を切りに。その途中、新宿で「は、そういえば友人マイメンの五十嵐くんが実演販売していたな」と西口広場に降りると妙齢のスーツ男性に数万円分の招き猫をお会計している彼に遭遇。僕にもひとつくださいな。なんでも8時から21時という長時間にわたり日曜日まで実演しているそうなので新宿をお通りの際はぜひ立ち寄ってみてください。来週27日(木)吉祥寺スターパインズカフェでは僕のバックで五十嵐くんは張り子ではなくギターを抱いています。

広尾のサロンは混雑していて、なんでも梅雨時は髪の毛が湿気で大変なことになる人が多くて忙しいのだと。僕も夏モードにしてもらいました。「アキちゃんとユイちゃんとどっち派?」と最近はどこへ行っても「あまちゃん」の話。髪を切るのにおしゃべり含めてたっぷり3時間。帰路、また新宿を通るときに「ああ、まだ五十嵐くんは張り子を実演販売しているのだな…」と一日の長さを実感。

すっきりした頭でいよいよ明日から大阪、加古川、倉敷のツアーです。大阪のcafe Roomは初めての会場。上に載せた写真は友人が撮って送ってくれたお店の雰囲気。大阪でこのカフェライブの感じというのはマーサ以来?とても新鮮で客席と近い距離で楽しい夜になりそうです。金曜日の夜19時半からです。初めての会場はいつもドキドキするのですがそこにファンの皆さんがぎゅっと集まってくれると怖いものがなくなるのです。ぜひ遊びにきて下さい。

で、翌朝土曜日の朝9時からFM802「SATURDAY AMUSIC ISLANDS -Morning Edition」にゲスト出演します。生演奏もあるかもなのでぜひ可聴地域の皆さん、聴いていただければ幸いです。メッセージやリクエストもお願いします(HPはこちら)。

兵庫加古川へ移動してお馴染みのチャッツワース、満員御礼です。この日しか食べられない特別メニューを作ってもらいました。お腹をすかせて来て、ぜひ食べながら楽しいライブをご覧ください。僕自身チャッツワースで食事をすることが旅の楽しみです(なのであんまり加古川の名物を食べたことがない)。ぜひお腹も心も満たされるような夜を一緒に。

日曜日は倉敷!「そうか、僕は日曜日に倉敷に要るのか!」と実感し急にわくわくしてきました。晴れたらいいな。もう何度目かの三宅商店、「光と水の新しい関係」という曲が誕生するきっかけになった街です。です。ぜひ少し早めに倉敷入りして三宅商店のランチやパフェなどを味わって、大原美術館、隣接する純喫茶エル・グレコ、可愛い雑貨がたくさんの倉敷意匠、時間を忘れてしまう蟲文庫など観光も楽しんでからライブへお越しください。



山田稔明『新しい青の時代』発売記念
“brand new blue 2013” tour

すべての公演詳細に関してはこちらをご覧ください

6月21日(金)@ 大阪 CAFE ROOM
山田稔明ニューアルバム発売記念ライブ
夜の科学 in 大阪〜brand new blue

開場19:00/開演19:30/前売3500円(1ドリンク代別途)

cafe Room(http://cafe-room.com/
〒550-0013 大阪市西区新町4-3-4-2F



6月22日(土)@ 加古川 チャッツワース
山田稔明ニューアルバム発売記念ライブ
夜の科学 in 加古川〜brand new blue

開場18:00/開演19:00/前売3500円(1ドリンク代別途)
*THANK YOU SOLD OUT!

CHATSWORTH(http://www.hotkakogawa.com/chatsworth/
〒675-0065加古川市加古川町篠原町4−7
TEL 079-420-1707



6月23日(日)@ 倉敷 三宅商店
山田稔明ニューアルバム発売記念ライブ
夜の科学 in 倉敷〜brand new blue

開場18:00/開演18:30/前売3500円(1ドリンク代別途)

三宅商店(http://www.miyakeshouten.com/
〒710-0054 岡山県倉敷市本町3-11
TEL 086-426-4600

  
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2013年06月19日

吉祥寺・タイ・イタリア



昨日のこと、ランチしながら友人と作戦会議、という名の駄話を。いつもの井の頭公園ペパーミントカフェで。タイカレーを食べているとスコールみたいな激しい雨が降ってきて、ここはどこかアジアの街角のカフェかと錯覚。雨が降って腐葉土の匂い、カブトムシの記憶、夏はやはりいつだって(今年も)暑くなって我々を、“ぎりぎりぐらぐら”とうんざりさせるのだということを思い出す。

一向に終わろうとしない打ち合わせはケタケタと笑いを伴って進みランチから始まって気づくと夜の時間になっていて、でも19時になっても東京はまだ日が落ち切らない。タイ飯屋を出てお腹がすいたので夕飯を食べようということになり今度はヨーロッパへ。井の頭公園のそばのイタリア料理屋で美味しいピザを食べて1日が終わっていきました。夜の井の頭公園を久しぶりに歩いたのだけどものすごい湿気に煙る風景はどこか外国のようで、アジアにもヨーロッパにも繋がる暗い道でした。

今日は14時からラジオ石巻でインタビューがオンエアされます。ノープランで収録したものが曲含めて40分くらいになったそうで、ほんとにそんなボリュームでお昼のワイド番組的にOKなのだろうか。多分インターネットで聴ける。ここからアクセスしてみてください。僕もどういうふうになっているか楽しみです。今週末は大阪、加古川、倉敷。中目黒トラベラーズファクトリーでのイベントは残席がわずかになっています。限定ノートつきのレアなライブになりますのでお席の確保はお早めに。ライブ情報詳細はこちらから。  
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2013年06月18日

みちのくひとり旅〜仙台キャンペーン






昨日のこと、仙台へ行ってきました。ニューアルバム『新しい青の時代』は確実に2011年3月の大震災で意識がスイッチし世界が変わった後に制作されたアルバムであり、悲しみを悲しみつくすことに端を発した作品なので今回最初のキャンペーンを東北でやれてとても有意義でした。普通なら考えられないくらいのぎゅうぎゅうきつきつのスケジュールを組んでくれた旧知の友人に大きな感謝を。10数年前はレギュラー番組収録のために月に2度赴いていた仙台に久しぶりに新幹線で向かいました。

仙台に着いてDate fm入りまで時間があったので、中古レコード屋さんで10分狩りを。ずっと探していたレコードをみちのくで見つける喜び。最初のラジオは生放送、「J-SIDE STATION」に出演、パーソナリティは旧知の石垣のり子さん(会うのは10年以上ぶり?)とても楽しいあっという間の数十分。たくさんのメッセージをありがとうございました。「予感」を生演奏。

続いてradio3へ移動して番組収録。昔タウン情報誌で来たことがある建物に新しくできた局。パーソナリティの鈴木美範さんに詳細にインタビューしてもらいました(こちらのオンエア情報は追ってお知らせします)。皆さんアルバムを熱心に聴きこんでくださって歌詞についての質問なども多く新鮮。そこからまたDate fmへ戻る分単位のスケジュールがとても快適。

1時間特番「Bright☆A」の収録。石垣のり子さんにも一緒にしゃべってもらう。10年前の思い出話も含めて、各曲についての質問や解説などトークだけで50分に及ぶ。オンエア曲はディレクター氏に任せたのでどういう番組になるか僕も楽しみ。ギタレレで「やまびこの詩」を生演奏しました。放送は東北ツアー直前の日曜日、6月30日の19時から。ぜひ宮城の方はもちろん、全国でどうにかして聴いてもらいたい番組。月に一回の「ともすradio」のコメント録りも。震災後の計画停電で感じたことを話しました(7月11日オンエア)。

スタジオを移動してDate fm「Hope for MIYAGI」の収録。震災後の情報提供のためにできた番組が今も続いている。今回一連のラジオ出演ではジャケットの絵の話、紙ジャケの手触りの話などおおよそラジオでは伝わりにくいポイントにもたくさん触れてもらって嬉しかったです。パーソナリティの名護さん「ジャケットのワンちゃんが可愛いですね」僕「いや、これ猫ですから」。今回のお決まりのやりとりに(福田さんが仕掛けたトラップか)。再びこの番組でも「予感」弾き語りを。放送は7月2日(火)18時半から。

ラジオ石巻のインタビュー。収録前に震災後の石巻の混乱についての話を伺う。昨年春の旅では気仙沼から仙台に移動する途中で石巻の風景を僕は見ていた。ここでもアルバムについてのとても詳細な話ができた。パーソナリティの阿部さんも猫を飼っているので「猫はしゃべる」という話で盛り上がる。石巻から田代島という“猫の島”へ渡る旅をいつかしてみたいと思っている。石巻再訪希望。

そしてひとりでコメントを何本も。福島エフエム用のコメントも3つ、あんざい果樹園でのイベントのことを話しました。時間ぎりぎり、7月6日にライブでお世話になるセンダイコーヒーへ挨拶に。マスター田村さんと久々の再会。また2週間後に。新幹線の最終までの時間、仙台駅の名店トライアングルでスープパスタを。10数年前仙台に来たらいつもいつも寄っていた味。今回お供いただいたMさんといろいろ話ができてたよかった。大きな感謝を。いろいろな繋がりがまだまだ繋がっていきそうな予感。また来ますね。


久々の宣伝活動で震災以降コミュニティFMなどの小さな放送局の重要性を感じました。サイマル放送などで全国で聴ける番組が多いことを改めて実感(ぜひ皆さんのPCやスマホで聴けないかトライしてもらいたいです)。今週末の大阪ライブの翌日はFM802で生演奏生出演も予定しています。今回のキャンペーンでの収録を含むラジオ出演スケジュールをまとめました。


【山田稔明ラジオ出演情報】

6月19日(水)ラジオ石巻(サイマルラジオあり)「はつらつらじいしワイド」内 14:00〜(インタビュー)http://www.fm764.jp/
6月22日(土)FM802「SATURDAY AMUSIC ISLANDS」9:00台(生出演)http://funky802.com/saiam/
6月30日(日)Date fm「Bright☆A〜山田稔明」19:00〜19:55(『新しい青の時代』特集)http://www.datefm.co.jp/sys/special/
7月第1週 radio3 (インタビュー)http://www.radio3.jp/*詳細は追ってお知らせします
7月2日(火)Date fm 「Hope for MIYAGI」18:30〜(インタビュー/生演奏あり)http://www.datefm.jp/omoi/
7月6日(土)K-MIX(静岡エフエム)「ようこそ夢街名曲堂へ!」21:00〜 http://d.hatena.ne.jp/yumemachi/
7月11日(木)Date fm「ともすradio」(コメント)http://teamtomosu.com/about/radio
7月11日(木)世田谷FM(他全国のコミュニティFM)「アフタヌーン・パラダイス」16:00〜16:25(生出演)http://afpara.com/
7月13日(土)K-MIX(静岡エフエム)「ようこそ夢街名曲堂へ!」21:00〜 http://d.hatena.ne.jp/yumemachi/
8月31日(土)MUSIC BIRD(他全国のコミュニティFM)「ピアノワールド」(インタビュー)http://musicbird.jp/programs/piano/  
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2013年06月17日

自分内「夏」のはじまり



昨日のこと。何ヶ月も前から楽しみにしていたスチャダラパー23周年の日比谷野音ワンマンの日なのだが、今週末から始まる怒涛のレコ発ライブのスケジュールを考慮して涙を忍んで「雨が降ったら、行かない」ということに決めていた(体調管理のため。風邪ひいたらダメ!絶対!)。朝6時半に目が覚めたときはざあざあ降りの雨。ため息をついて二度寝して次に起きたときには小降りに。そしてお昼にはなんと雨が止む。日比谷野音に到着する頃にはなんと太陽まで顔を出したのでした。暑くもなく寒くもなく至極快適な日比谷野外音楽堂でした。

とにかく楽しい3時間。学生時代から20年聴いてる歌も2000年代からの常連曲も、そして「最高なのは今この瞬間」と歌われる新曲もターンテーブルとバンドの骨太なサウンドはUP TO DATEな2013年の音だった。数日前にBOSEさんに娘が生まれたことも相俟って祝福ムードの野音、夕暮れには誰かが飛ばしたシャボン玉がオレンジ色の風を演出し、夜の帳とともに「ブギーバック」のミラーボールが光の粒を放出しました。「サマージャム95」を聴いたので自分内の“初夏”の始まり。最後の歌は「ああ、あいつも来てればなあ」と仲間を思う「彼方からの手紙」で'90年代から今までの時間が走馬灯のように。忙しくなる前の最後のレジャーでした。

今日はこれから仙台へ向かいます。夏の始まり、旅の始まり。


地平線の意味、ありとあらゆる単位
空気の密度 火そのもの
しあわせの構造   音
うわの空   石のドラマ
正気の沙汰   記憶のかなた
諸悪の根源   点と線
原点   じゃんけん   人間
それらすべてがついさっき繋がった
ぼくはすべてを把握した
ここにこなけりゃぼくは
一生わからずじまいで過ごしていたよ
あんがい桃源郷なんてのは
ここのことかなってちょっと思った ...

   ー彼方からの手紙/スチャダラパー
  
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今年も中目黒トラベラーズファクトリーでイベントを



昨年に引き続き今年も中目黒トラベラーズファクトリーでのイベントに参加します。昨年は僕が描いたイラストをあしらったオリジナルノートを作ってもらってご来場の皆さんにプレゼント(上の画像参照)、トラベラーズノートを愛用する知り合いからはとても羨ましがられたのですが今年もパスポートサイズでイベント限定のオリジナルノートを作っていただくことになりました。『新しい青の時代』発売を記念してイラストレーター福田利之さんのイラストをフィーチャーして(+僕の落書き的な?)手の届くところに置いておきたくなるようなノートになれば、と思います。

1日2回の入れ替え制公演、徳島からアアルトコーヒー、そして谷中から旅ベーグルが一緒にイベントを盛り立ててくれます。トラベラーズファクトリーでのライブを皮切りに“関東百景”と題して関東近郊を回った昨年の夏同様今年も“関東百景2013”のスタートはこの日。オフィシャルサイトのRESERVEにて入場ご予約を受け付け開始しました。限定人数での開催となりますのでお席の確保はお早めに。定員に達し次第受付を終了させていただきます。今年の夏も暑くて思い出がたくさんの季節になりそうです。



“新しい青の時代と旅のはじまり”
2013年7月21日(日)@ 中目黒 トラベラーズファクトリー

第一部(14:00開場)14:30〜16:00
第二部(17:00開場)17:30〜19:00

料金4,000円(コーヒーとベーグルとオリジナルノート付き)
出演;山田稔明
with aalto coffee、旅ベーグル

昨年に続き今年も中目黒のトラベラーズファクトリーとのコラボレーションを。
“新しい青のノート”を手に入れて夏の思い出を刻みましょう。
新作を携えた山田稔明、2013年関東百景の始まりです。

トラベラーズファクトリー(http://www.travelers-factory.com/
〒153-0051東京都目黒区上目黒3-13-10


  
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2013年06月16日

巣巣のインストア、盛況のうちに終了しました



急遽開催が決まった昨日の巣巣でのインストアイベント、たくさんのお客さんに来ていただいて盛況のうちに終了しました。ツイッターで「大きな音でみんなでCDを聴けるイベントがあったら面白そう」というファンのつぶやきから始まって「やりましょう」「いつやるの」「今週末でしょ」という流れになり、それならDEAN&DELUCA経由のアアルトコーヒー“new blue period”をサーブしよう、「そしたら私、特別にお菓子を作ります」とダンラナチュールなっちゃんが乗ってきてくれてわずか数日のうちに結実した集まりになりました。

ダンラナチュールに寄ってお菓子をピックアップ。どんなのができたか見せてもらうとそれは“光の葡萄”ケーキ。赤青黄色の葡萄が並んで、なっちゃんの口ぶりから自信作であることがわかりました。「やっと“光の葡萄”作れた!」と。巣巣に入って準備。予想を超える来場者数でワタワタしましたが、アアルト夏の焙煎“new blue period”を淹れてお振舞いを。CDもTシャツもたくさんご購入いただきありがとうございました。

先日のライブのダイジェスト映像のあとに『新しい青の時代』を大きな音で再生、みんな歌詞カードを覗き込みながら、聴く。途中2回ブレイクタイムを作ってちょっと説明したり裏話を。せっかくの機会なので「月あかりのナイトスイミング」でオマージュしたR.E.M.「Nightswimming」の話も。「日向の猫」ではレコーディング・スタジオでの様子をダイジェストにした映像とコーラス参加してくれた全国の皆さんの名前がテロップで流れる映像とともに。「ハミングバード」までの約1時間。そしてその後のミニライブでは「どこへ向かうか」「一角獣」「予感」「光の葡萄」と名前のない新曲、そして「ハミングバード」を歌いました。

皆さんアンケート用紙にたくさんの感想を書いてくれて、その内容は僕が予想しなかった言葉やハッとするものが多くて新鮮。僕の手を離れて確実に皆さんの生活に馴染んでいっているのがわかりました。こういうイベントは初めての試みでしたが、機材的な連携もとても上手くいって、スクリーンに投影するDVDプレイヤーと僕のiPadと巣巣のスピーカーでストレスなく良い音響でできたのが良かった。巣巣だからこそできたことかもしれないが全国各地でこういう肩肘張らない集まりができたらいいのになーとも思いました。

夜、遠く福岡のRKBラジオで『新しい青の時代』からの曲をかけてもらうことになり地元の同級生から「めっちゃいい曲やん」とメールが届く(「あさってくらいの未来」を選曲していただいた)。朝も大阪802では「平凡な毎日の暮らし」が流れていたようで、電波に乗って飛んでいく自分の歌をイメージするととてもワクワクする。今回のアルバムはオンエア希望曲をこちらから指定せず皆さんに選んでいただくようにしているので何がかかるかわからなくて面白い(杉真理さんは「月あかりのナイトスイミング」をかけてくれた)。明日月曜日は久しぶりに仙台にキャンペーンに行きます。ラジオの生放送と番組収録を夜までみっちりと。ラジオが聴ける方(スマートフォンのアプリで聴けたりもします)、ぜひ電波に乗った僕の声をキャッチしてみてください。


【ラジオ出演情報】

6月17日(月)14時30分頃生出演!
Date fm(エフエム仙台77.1MHz)『J-SIDE STATION』



山田稔明1時間特番放送決定!
6月30日(日)19時〜19時55分
Date fm(エフエム仙台77.1MHz)『Bright★A

出演;山田稔明、石垣のり子(Date fm)

  
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2013年06月15日

“もの” としての『新しい青の時代』



2011年に「ひそやかな魔法 ep」、2012年には「あさってくらいの未来 ep」と配信限定でのリリースを重ねて思ったことは、「ああ、やっぱりジャケットや歌詞カードなんかが伴わないと満足できないな…」ということだった。次に新しいオリジナル・アルバムを作るときは音源だけじゃなく“もの”として手にしたいような、フィジカルな魅力のあるCDにしたいという決意がありました。昨年冬にリリースした『Christmas Songs』は今回の『新しい青の時代』に向けての助走だったような気もしています。

レコーディング作業と並行してずいぶん早い段階から取りかかったのはパッケージ探しでした。僕のなかでのイメージは明確で、2011年発表の坂本慎太郎氏『幻とのつきあい方』と同じサイズと手触りのダブル紙ジャケットのCDにしたくて、その装丁で製作できるプレス業者を突き止めるのに数ヶ月を要した。ついに“キャンバス”が確定して、ここに福田利之さんの絵が印刷されることを想像しただけで興奮したのことを憶えています。

福田さんに『Christmas Songs』のジャケットを描いてもらったときは「キーワードはクリスマス、あと猫を登場されてもらえれば」というシンプルなリクエストで完成したのだけど、今回はそのときより紆余曲折、緊迫した感じで進行することになった(これまでのソロ2作のジャケットの絵を自分で描いてきたうえでの3枚目だから当然か)。「ジャケットには山田稔明とポチを」とお願いしつつも、僕はこのアルバムへの思いの丈を少々熱く語りすぎるきらいがあり、福田さんとの間での意思疎通が行き違う瞬間が多々ありました。最初の絵があがったときの吉祥寺のカフェmoiでの打ち合わせは忘れられない。お互い押し黙ってしまった僕と福田さん、水を注ぎにきたマスターの岩間さんに救いを求めるように「岩間さん、どう思います?」と絵を見せると岩間さんも真剣に考えて言葉を探して「うむむ…」と沈黙、というシーンでは胃が痛くなった(もうすでに笑い話にできて、嬉しい)。

しかしそれから福田さんは僕の想定していたよりも奥深い物語性を付加した表紙の絵と「できあがるまでは見ないでください」的な鶴の恩返しのように織り成した中ジャケ部分の作品、さらには盤面用のイラストをプレス工場に入稿する数日前に届けてくださった。その色と筆致はため息が出るほどで、僕はこの絵のどこにも文字を載せたくなくて背表紙に小さく自分の名前を、そしてビニールパッケージを施した上に透明ステッカーで値段と日本語タイトルを記載することにしました(ステッカーに関してはMMJのJim Jamesのソロアルバムの装丁を参考にしました)。歌詞ブックレットの紙は青のグラデーション、そして撮り下ろした写真を。

果たして5月の終わりにプレス工場から段ボール箱にたくさんのCDが到着、“もの”として所有したくなるような『新しい青の時代』が完成しました。手触りの独特な紙にインクが染みこんで風合いが変化し青い絵の深みが増しています。ぜひその手で触って匂いを嗅いで(僕は昔からCDの匂いが大好きです)音と一緒にお楽しみいただければ、と思います。皆さんの部屋の窓際で光を吸ってこのパッケージが暮らしの色に馴染んでいけばいいなと願いつつ。


本日18時から入場無料のインストアイベントを等々力の家具と雑貨のお店“巣巣”で行います!

山田稔明『新しい青の時代』
発売記念インストアイベント in 巣巣

2013年6月15日(土)18:00〜(入場無料)
出演:山田稔明

2013年7月7日全国発売となる山田稔明『新しい青の時代』の巣巣での
販売開始を記念して巣巣にて試聴会を行います。もちろんCDのご購入も可能、
サイン会もあわせて。ミニライブなどもあるかも?ぜひご来場ください!

巣巣にて入場予約受付中

巣巣(http://www.susu.co.jp/news/p999.html
〒158-0082世田谷区等々力8-11-3 岸本ビル1F
TEL 03-5760-7020



  
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2013年06月14日

リアリズム、会社訪問、雨の東京



昨日のこと、お昼から出かけて渋谷Bunkamura「アントニオ・ロペス展」へ。リアリズムの極致、日常を凝視し観察し観測してそれをキャンバスに描き移したような絵の数々。なかでも一番好きだったのは「グラン・ビア」という、早朝6時半の大通りに出かけていき朝の光の30分を描きとるだけの作業を5年間続けて完成された絵。偶然にもそれはロペスが今の僕と同じくらいの歳から描き始めた作品だった。ひたすら冷蔵庫を緻密に描き込んだ絵も素晴らしかった。日常を一心不乱に見つめることから表現や思考は始まるのだな。

渋谷の谷を登ったり降りたり。大学を卒業して勤めていた映像制作会社に新しいCDができた報告をしにいく。前回は3年前だったが、会社が移転して僕が働いていたころとは違う豪華なオフィスに。社長不在で奥さまと思い出話。「山田くんはホントに音楽が好きなのねえ。ADしてたころより全然今のほうが生き生きしてるわ」と言われ、仕事時代の休みもなく疲れ果てて死んだ魚の目のようだっただろう自分を思い返す。渋谷の交差点で偶然ばったりと社長と遭遇、「山田!おまえのブログを昨日読んだとこだったぞ」と雨の中の立ち話。経年して曲がった背筋がシュッと伸びるような、嬉し恥ずかしの会社訪問であった。

キラキラしたビルを登りヒカリエ8階で沖縄デザインの展示を見て、梅雨の東京で南の島について妄想。今年はまた沖縄でライブができたらいいなあ。そこから中野へ移動して今度は中野ブロードウェイの混沌とした世界へずぶずぶと。ゴミ捨て場のようなCD売り場のなかからR.E.M.のCDを掘り当てる、ライフワーク的パトロール。夜の帳がおりて友人と集まってもうこれで何度目のCD完成記念の宴。楽しくて、深酒。

明日は巣巣で『新しい青の時代』発売記念インストアイベントです。ダンラナチュールがどんな“新しい青のマフィン”を作ってくれるのか。アアルトコーヒーの「new blue period」も用意しようと思います。大きな音で『新しい青の時代』を聴いたり、明日上映するための映像もまとめてみました。ぜひすでにCDをご購入いただいた方も、まだ手にしていない人もご来場ください。入場無料。


山田稔明『新しい青の時代』
発売記念インストアイベント in 巣巣

2013年6月15日(土)18:00〜(入場無料)
出演:山田稔明

2013年7月7日全国発売となる山田稔明『新しい青の時代』の巣巣での
販売開始を記念して巣巣にて試聴会を行います。もちろんCDのご購入も可能、
サイン会もあわせて。ミニライブなどもあるかも?ぜひご来場ください!

巣巣にて入場予約受付中

巣巣(http://www.susu.co.jp/news/p999.html
〒158-0082世田谷区等々力8-11-3 岸本ビル1F
TEL 03-5760-7020



  
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2013年06月13日

まよいながら、ゆれながら



先日「まよいながら、ゆれながら」という本が出版されました。福島のあんざい果樹園、札幌のたべるとくらしの研究所を営む安齋一家の2年間を描いたフォトエッセイブックです。僕はひょんなことから大震災後の2011年4月に初めて福島の果樹園を訪れて、そこでお父さんとお母さん、次男の伸也さん、そしてガイガーカウンターと初対面したのでした。その後の8月の結実の季節に再訪して食べた桃の美味しさは自分内での“桃革命”になるほど。2012年の春まだき3月の、白い息を吐きながらの札幌たべるとくらしの研究所でのライブも忘れられません。

この夏、この本の出版記念イベントとして(僕の『新しい青の時代』発売もあわせて)福島と札幌、そして東京で安斎家や中川ちえさんたちのチームとご一緒できることがとても嬉しいです。巻末奥付の協力者のリストに僕の名前をいれていただいているのだけどあんざい果樹園との出会いがなかったら得難かった感覚や想いがたくさんあるので僕のほうが感謝したいくらいです。下記はは僕がこの本に寄せたコメントです。


2011年の4月(大地震の翌月だ)にざわざわカタカタと鳴る胸を抱えて
あんざい果樹園を初めて訪れた日のことは忘れられない。
そこで美味しいご飯をいただいて談笑し、“家族”という言葉の意味を再認識した。
東京、鎌倉、札幌、そして諫早と波紋のように繋がっていく人の縁の中心は福島にある。
札幌を旅行するならたべるとくらしの研究所へ、
晴れた休日には福島のあんざい果樹園へ出かけたらいい。
力強い笑顔が待っている。 — 山田稔明



文中に出てくる「諫早」は伸也さん家族が一時期身を寄せた身を寄せた長崎県諫早市、本文中にも出てくる平湯さんが営む雑貨店オレンジスパイスがある街のことで、昨年末に僕は福田利之さんが繋いでくれた縁でそこにも立ち寄った。いろんなことが繋がっていくなあ、と思っていたら一連のイベントに中川ちえさんがつけたタイトルが“つながって、輪になって”だったという符号。

古い映像を整理していたら2011年8月にダンラナチュールなっちゃんたちとあんざい果樹園へおじゃました時の映像クリップがあって見入ってしまった。バックで流れる歌は「新世界のジオラマ」という、新作『新しい青の時代』からのアウトテイク、震災後に初めて作った歌だがこの歌を作るきっかけは札幌へ移った伸也さんが笑いながら言った「昔から開拓者精神って言うじゃない?」という言葉だった。今はもういない番犬のリンゴの姿も。ぜひ書店で本を手にとって、もしよかったらイベントにも遊びにきてください。




『まよいながら、ゆれながら』(mille books)発売記念&
『新しい青の時代』(山田稔明)発売記念共同イベント

     “つながって、輪になって”



7月7日(日)@ 福島 器やあんざい(あんざい果樹園内)
開催時間;11:00〜17:00(ライブ&トークは13時と17時の2回予定)
*入場無料/ライブは投げ銭制にご協力ください
器やあんざい/あんざい果樹園
〒960-2261 福島市町庭坂字原ノ内14 
電話024-591-1064


7月15日(月祝)@札幌 たべるとくらしの研究所
18:00開場/18:30開演/前売¥3,600(お菓子と飲み物つき)
出演:山田稔明、キッコリーズ [カポウ、鈴木裕、池田靖司]
*入場予約はオフィシャルサイトRESERVEにて受付中
たべるとくらしの研究所
〒064-0809 札幌市中央区南9条西11丁目3-12


7月20日(土)@ 蔵前 in-kyo
19:00開場/19:30開演/料金¥2,000(ドリンク&dans la natureのお菓子つき)
出演:中川ちえ(トーク)、山田稔明(ライブ&トーク)
*お申込みはミルブックスHPをご覧ください
in-kyo
〒111-0043 東京都台東区駒形2-5-1 1F
電話03-3842-3577  
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2013年06月12日

夜の科学vol.41ライブダイジェスト<movie>



2013年6月2日恵比寿天窓switchで行われた“夜の科学41”、2時間のライブを7分にまとめました。  
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家具屋さんでインストアイベントを



昨日のこと、レコード・ストア・デイ限定アイテムとして発売されたR.E.M.の2500コピーしか作られないレアアイテムをずっと春前から入手するべくトライしてもダメで諦めていたのだけど、ついにそれを入手した。とても嬉しい。僕は統計的にだいたい1日に1枚レコードを買う人間だが、とかくR.E.M.は特別だ。それは1989年のライブ録音盤で、ちょうど25年前、僕が14歳だったころの音だ(昨日の、中二病についてのブログとつながる)。

『新しい青の時代』が徐々に皆さんの手に届いて、僕の友人たちからも直接メールで感想が届くようになってきた。みんな思い思いの妄想と想像を駆使して僕を喜ばすようなことを言ってくれる。なかでも面白いのは歌詞の思い違いについてで「光と水の新しい関係」の2コーラス目に「暗い暗い夜の踊り場で」というフレーズがあるのだけど、これを「Cry, Cry, 夜の..」と思い込んでいた人や「日向の猫」で「大好きなレコード」というのを「大好きな猫!」と受け取り「どんだけ猫好きなの、この人は..」と思っていた人など。

『pilgrim』と『home sweet home』は僕の手書きの歌詞カードだったのを、今回は久しぶりに活字フォントで記載した。僕自身も歌詞カードを目で読みながら何度かアルバム通して聴いたが、いろいろな発見があった。「歌詞カードを見つめながら大きな音でみんなで『新しい青の時代』を聴きたい」という誰かのつぶやきから盛り上がって、今週末の15日(土)いつもお世話になっている巣巣でインストアイベントをやることにしました。入場無料のインストア、それがレコード店ではなく家具と雑貨の店というのもいいでしょう。

アアルトコーヒーの「new blue period」を僕が来場者にサーブしたり(?)、『新しい青の時代』にまつわる映像を流したり、少し大きな音で歌を聴いたり、サイン会をしたり、興が乗ってきたらミニライブも。もちろんCD『新しい青の時代』の販売も行いますので一般発売に先駆けてアルバムを手にしたい人もぜひご来場ください。楽しみだ。



山田稔明『新しい青の時代』
発売記念インストアイベント in 巣巣

2013年6月15日(土)18:00〜(入場無料)
出演:山田稔明

2013年7月7日全国発売となる山田稔明『新しい青の時代』の巣巣での
販売開始を記念して巣巣にて試聴会を行います。もちろんCDのご購入も可能、
サイン会もあわせて。ミニライブなどもあるかも?ぜひご来場ください!

巣巣にて入場予約受付中

巣巣(http://www.susu.co.jp/news/p999.html
〒158-0082世田谷区等々力8-11-3 岸本ビル1F
TEL 03-5760-7020



  
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2013年06月11日

39歳、20歳、14歳



昨日のこと、引き続き果てしなく続くCDの発送作業をひとやま送り出して、ぼんやりしたりシャキシャキしたり。特に予定のない日だったが急展開で大学時代の友人の新宿で飲むことに。来週末からのツアーが始まったらあっという間に2ヶ月くらい過ぎるはずなので今のうちに会いたい人に会い、行きたい場所にいかなくては。ということで夕方から何ヶ月ぶりかの新宿の街へ。

新宿のDEAN&DELUCAを覗いて、aalto coffee and the roosterのサマーブレンド“new blue period=新しい青の時代”が売られているのを確認してほくそ笑み、スタスタといつものコースを歩いてレコード屋巡りを時間をかけて。僕が中学生のころ初めて自分のお金で買った洋楽CDはTHE HOOTERSというアメリカのバンドの『One Way Home』というやつなのだけど、ライナーノーツに記されていた彼らのデビュー前の自主制作盤を聴いてみたいとずっと思っていたのだけど、その1983年の『AMORE』(おそらくドイツ盤)をセールの箱のなかに見つけた!25年後しに出会ったのだ(100円!)。気分が乗ってきてありとあらゆるエサ箱(レコ屋の安いセール品をいれた段ボールをそう呼ぶ)を見尽くし素晴らしい成果。

あっという間に夜になって、大学時代の九州出身の友人と、そこに急遽参加することになった友人と3人で飲み笑い語らう。みんな40歳周辺のおじさんだが中2の頃の話でえらく盛り上がった。あらためてウィキペディアで中二病について調べてみるとその症状は...


*洋楽を聴き始める。
*旨くもないコーヒーを飲み始める。
*売れたバンドを「売れる前から知っている」とムキになる。
*やればできると思っている。
*母親に対して激昂して「プライバシーを尊重してくれ」などと言い出す。
*社会の勉強をある程度して、歴史に詳しくなると「アメリカって汚いよな」と急に言い出す。


とあって、われわれにはすべて思い当たるふしがある、はずだ。僕は中2でR.E.M.と出会ってから解散した今もなおずっとR.E.M.を追いかけていて、本当にコーヒーが美味しいと思うようになったのは実は数年前くらいなのかもしれないし、今でもある程度はやればできると思っていたり、アメリカは大好きだけどグローバリゼーションは嫌だ、などと逡巡したりして。39歳(今)と20歳(大学時代)と14歳(中2)とを行き来する楽しい夜であった(こないだは高校時代の同級生との集合だったので「40歳と17歳の狭間で」だったのだな)。  
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2013年06月10日

等々力経由、鎌倉詣で



昨日のこと、ヨーロッパに買い付けに行っていた岩崎さんが帰ってきたので巣巣へできあがったCD『新しい青の時代』を渡しにいく。思えば2010年に巣巣で“クリスマス食堂”というのをやって以来いつもできたての曲をおごそかに初めて演奏するのは巣巣だった気がする。福島あんざい果樹園やたべるとくらしの研究所、奈良風の栖とここからつながっていったリンクがたくさんある。こちら巣巣でもCDを6月16日(日)から販売してもらいます。特典カードつき(ダンラナチュールもその週末21日から)。

そして第三京浜を飛ばして混みあう鎌倉へ。ブックカーニバル in カマクラというのが開催されていると聞いて楽しみにしていたのだけどそれには間に合わず(週末の鎌倉渋滞はものすごいな…)。ライブやいろんなイベントでお世話になっているカフェ・ヴィヴモン・ディモンシュを覗きマスター堀内さんに『新しい青の時代』を。ディモンシュでも『Christmas Songs』に続き販売をお願いします。

ディモンシュの先にある、友人が経営する雑貨屋molnでこの日は安宅浩司くんが演奏するというので遊びにいく。共演はwater water camelの田辺玄さんと森ゆにさん。同日違うお店で演奏しているふちがみとふなとの「歌う人」(原曲はダニエル・ジョンストンの「The Story of an Artist」)を安宅くんがカバーしたのがとてもよかった。田辺玄さんはギターとルーパーとフィールド・レコーディングの素材を用いた演奏で外から聴こえる電車や雑踏の音と相俟って夢心地のような空間演出。molnには移転してから初めて来たがとてもいい雰囲気。お店を構えるってすごいこと。molnでもCDを販売してもらいます。そして8月31日には僕もライブを。

終演後ディモンシュへ戻ってみるととても楽しそうな、祭りのあとのような賑やかさ。「赤澤かおりとアロハな夕べ」というハワイ本刊行記念の催しが行われたようで、覗くと福田利之さんやイナキヨシコさん、石坂しずかさんなど知り合い(猫仲間)がたくさん。最後ちょっと混ぜてもらってスパムにぎりをいただきました。笑顔があふれていて、鎌倉はもう夏みたいだった。車のステレオで聴く『新しい青の時代』にあわせて歌いながら帰り道。

今日あたりから東京に近い順に皆さんのポストに『新しい青の時代』が届くと思います。ぜひ感想を聞かせてください。   
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2013年06月09日

黒猫がきっと運んでくれるだろう



昨日のこと。GTHC本部から『新しい青の時代』通販プレオーダー分を数百通発送する日。午前中に宅急便の集荷を待っていると立て続けに荷物が到着した。まずはいつも素敵なシャツを作ってくれる+CUPSULEからガーゼシャツが。「インディゴで染めなおした」深い青のシャツで目が醒めるような色。すぐ着てみてその肌触りの良さにため息。次に届いたのが徳島アアルトコーヒーから珈琲豆とパン豆(愛媛銘菓のポン菓子)、今年も庄野さんはDEAN&DELUCAのために夏のコーヒーを焙煎するのだけどなんとそれに「new blue period=新しい青の時代」と名前をつけた。全国のDEAN&DELUCAでご購入できると思うのでCDを聴きながら深煎りのコーヒーをぜひ。荷物が届くたびに歓声をあげる日。

果たしてついにクロネコのお兄さんが来て時間をかけて集荷、ついにGTHCストアから第一弾発送が旅立っていきました。東京から近い順に、波紋のように『新しい青の時代』が皆さんのポストに届くと思います。明日からの週でさらにたくさんの人の耳に新しい歌が。今日も朝から発送作業をしています。これからずっと順次発送作業が続きますのでぜひオンラインストアでご注文とご入金をお願いします。

クロネコの後ろ姿を見届けて久しぶりに深大寺のダンラナチュールへ。新しく看板ができていたり「なんか変わった?」と思ったら壁に福田利之さんの原画(なっちゃん、こないだ買ったのか!)が飾られていたり。店内では小さな音で『新しい青の時代』がずっとリピートしていました。ダンラナチュールでも6月中旬からCDを販売してもらうことになりました。マフィンをいただくのはいつ以来か。美味しくて嬉しい。

そこから日本橋三越まで移動して、岩合光昭写真展「ねこ歩き」を観る。こないだのライブのときにファンの方から招待券をいただいたのだ。岩合さんは知らない人はいないであろう、猫写真の頂点に立つ人。世界の街のなかに溶け込む猫の躍動的な姿と思わず目尻が下がってしまうような表情でほだされた。会期が10日(月)までなのでものすごい人混み。なに?猫ってこんなブームなの?とびっくりするほどだが岩合さんが撮った猫の写真の前では世代性別は関係なく至るところでみんな「ひゃー」とか「ふわー」とか変な声を出している。岩合さん本人に写真集にサインを入れてもらい、猫にまみれた僕の『新しい青の時代』をお渡しすることができた。

今数えてみたが『新しい青の時代』には9回“猫”という言葉が出てくる。11曲中9匹。猫に作らされた部分もたくさんあります。写真展のどの猫も本当にめちゃくちゃ可愛かったが帰路を辿りながら思ったことは「でも、うちのポチよりかわいいのはいなかったな」ということ。おそらくあの会場にいた、猫と暮らしている人は誰もすべからくそう思って昨晩は自分ちの愛猫を抱きしめたのだろうな。  
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2013年06月08日

『新しい青の時代』発送前夜



昨日のこと。お世話になっている動物病院に朝から電話でいろいろと相談。ポチが元気のいいときに諸々の懸案事項に対する積極的治療を、と思うが何事にも一長一短あって、うーむと悩む。本人(ポチ)は日向でごろごろといつものように毛繕いをして庭をパトロールをして「なんか楽しませろにゃ」と床に転がり挑発的なポーズ。季節的にも人生的にもポチには今が一番いい時代なのだろうな。えらく顔を見て話しかけるように鳴いてくる。猫語が話せたらなあ。

オフィシャルサイト通販の『新しい青の時代』プレオーダー分発送のための梱包作業をGTHC本部で。今回の通販ではCDにサインを入れることをせずに発送します(リクエストいただいた人もたくさんいるのだけどごめんなさい)。CDを皆さんの手で開封して紙ジャケをパッと開く行為を含めて音楽をお届けしたいのです。かわりにカードに僕がサインと猫の絵を描きました。CDにサインをご希望の方はぜひライブ会場へお越しください。心を込めてサインしますので。

午後から出かけて下北沢小劇場楽園でお芝居を観る。おちないリンゴ 公演#10「キエンノキ」という6人での劇。お芝居を観るとき(この日のような客席100人ほどの小さなハコでは特に)にいつも感じることだけども限られたスペースを隅から隅まで用い、BGMとSEと暗転で世界を構築する脳内設計がすごいなーと感嘆する。劇中すべてのキャラクターがそれぞれのベクトルに魅力的で話に惹き込まれました。9日(日)まで。

終演後ご飯を食べていたら偶然となりの席に渋谷三治、こと佐藤公彦さんがいらっしゃって(数年前「ゴールデン・ナナ色」というDVD作品の音楽でサックスを吹いてもらった。自宅スタジオで管楽器の大きな音を録る恐怖を味わったのだった.‥)、ご同席には田口トモロヲさんと森若香織さん、これは大人パンクバンドのLastorderzの面々だ。緊張してご挨拶して、トモロヲさんに「ブロンソンズもアイデン&ティティも大好きです!」と告白。一緒にいた高橋久美子ちゃんと森若香織さんとの、世代を越えた邂逅を目撃することに。楽しい一日でした。  
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2013年06月07日

第三京浜が辿り着く先



レコ発ワンマンなのにガラガラのライブハウスのステージに立ち、しかし関係者に「思っていたよりお客さん来てくれたねえ!」と言われて茫然自失とする、という夢から覚めて、靴紐を結び直すような気分の朝。大阪から始まるレコ発ツアーはこの夢とは反対にたくさんのお申し込みをいただいていますが、もう一度大きな声で「ぜひライブを観にきてください!」と皆さんへ訴えたい。

昨日のこと、第三京浜からみなとみらい方面へ。横浜馬車道のヨコハマ創造都市センターで行われている「小沢剛 高木正勝 アフリカを行く」展を観にいきました。先日もニュース等で話題になった第5回アフリカ開発会議の開催にあわせて行われたインスタレーション、日曜日までの期日に間に合った。距離的にも知識的にも“遠くて遠い”アフリカを思う。高木正勝さんの「うたがき」は真っ暗なスペースに5つのスクリーン、そこにエチオピアの、糸を紡ぐ人、荒野を駆ける子ども、動く絵画のような映像が投影されるのを床に座って観る14分間。光の粒があくびして伸びをするような感覚、音、ピアノ。意識のシャワーのような。

この日のメインイベントは上京しひとり暮らしを始めたばかりのシンガーのたまごをIKEAに連れていくこと。初めてのIKEA、あれこれ眺めて「わー」とか「きゃー」とか声をあげながら新しい暮らしのための買い物を数時間。買ってきた間接照明を組み立てて部屋の片隅に置いてみる。蛍光灯が照らす殺風景だった部屋が都会の隠れ家のようになって、“光/灯り”とはかくも重要なものかと改めて感じた。

僕が20数年前に上京して最初に住んだ部屋は縦長5畳くらいの学生寮で、愛着も帰るモチベーションもわかない空間だったが、その感覚は僕が歌を書き始めた最初のころの楽曲に色濃く反映している。だから上京してきて間もない彼女にはさびしくて心細くて安定しない今の環境および心境について毎日メモをとるようにと課題を。そこから歌が立ち上がっていくのだよ。

行きは高速で帰りは下道で、横浜・港北・川崎あたりを車で走って、東京とは確実に違う風景だなと感じたので(夜の道すがら池?川?にマンション群の灯りが照り返す壮観なシーンがあった)帰ってきて文藝別冊「山田太一 テレビから聴こえたアフォリズム」のなかの小沢健二と山田太一の対談「蜃気楼のリアリティー」を読んだ(「川崎はいつからですか?」で始まる)。1995年の対談記事だが、今こそリアルタイムの対談が読んでみたいものだ。第三京浜、アフリカ、川崎ノーザン・ソウル。  
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2013年06月06日

ご馳走の夕べ



昨日のこと、『新しい青の時代』のジャケットを描きおろしていただいた福田利之さんを武蔵野にお迎えしてのお疲れさま会。長く吉祥寺に住まわれたにも関わらずカフェ長男堂に入ったことがない(なんだかこわくて入れない)という福田さんに長男堂のご飯を食べていただきたく、お店の半分を借りきって友人たちと集合(みんな自転車)。途中からご近所の、「やまびこの詩」にハーモニーをつけてくれたイノトモちゃんも合流して楽しい集まりに。

「めでたい感じでおまかせで」とリクエストして、鯛の煮物が出てきたりしたのはいいものの、「これが作ってみたかったんです!」と目をキラキラさせながら店主が出してきたのが愛知県岡崎のオカザえもんの顔をかたどった“オカザえもん寿司”という謎のちらし寿司で(いや、美味しいんだけど)なんで今これを?という疑問をみんなが抱きつつも満腹になる幸せを噛み締めました。

アーティスト対アーティストという関係の中で、完成に至るまでの福田さんとの今回のジャケットのやりとりはかなりシビアなもので、吉祥寺のカフェmoiでは相当ピリピリしたシーンもあって(店主岩間さんに場を和ませてもらおうと意見をうかがったら岩間さんも一緒に考え込んでしまったり)しかしその話などを笑いながらできる今が迎えられて、嬉しい。機会があれば原画を持ってツアーに回れたりしたらいいなーと思いつつ。  
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2013年06月05日

ライブ後日談とこれからの話

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6月2日の“夜の科学41”を振り返るエントリーをここに書きました。夜の科学オーケストラ、メンバーの安宅くんのブログにもその日のことが。fishing with john五十嵐くんの日記はこちら。観にきてくれたdans la natureのなっちゃんからはたくさんのお菓子と嬉しい感想が。Twitterでは新しい青の時代のハッシュタグにみんなのライブやCDの感想がまとまっています。SNSをやっていない方はぜひこのブログのコメント欄に感想を寄せていただければ嬉しいです。7月7日の一般発売日に先駆けて今週末から来週にかけて通販プレオーダー分の発送作業を開始する予定ですのでライブに来られなかった人はもうしばらくお待ちください。Amazonタワーレコードなどオンラインストアでも予約受付が始まっていますが、もしお手数をいとまず少しでも早く聴きたい!という方はオフィシャルサイトの通販を。ライブ会場でご購入していただいた方には直接僕がサインを書きますので各地で合流しましょう。




山田稔明『新しい青の時代』発売記念
“brand new blue 2013” tour

すべての公演詳細に関してはこちらをご覧ください

6月21日(金)@ 大阪 CAFE ROOM
山田稔明ニューアルバム発売記念ライブ
夜の科学 in 大阪〜brand new blue

開場19:00/開演19:30/前売3500円(1ドリンク代別途)

cafe Room(http://cafe-room.com/
〒550-0013 大阪市西区新町4-3-4-2F



6月22日(土)@ 加古川 チャッツワース
山田稔明ニューアルバム発売記念ライブ
夜の科学 in 加古川〜brand new blue

開場18:00/開演19:00/前売3500円(1ドリンク代別途)
*THANK YOU SOLD OUT!

CHATSWORTH(http://www.hotkakogawa.com/chatsworth/
〒675-0065加古川市加古川町篠原町4−7
TEL 079-420-1707



6月23日(日)@ 倉敷 三宅商店
山田稔明ニューアルバム発売記念ライブ
夜の科学 in 倉敷〜brand new blue
開場18:00/開演18:30/前売3500円(1ドリンク代別途)

三宅商店(http://www.miyakeshouten.com/
〒710-0054 岡山県倉敷市本町3-11
TEL 086-426-4600



6月27日(木)@ 吉祥寺STAR PINE'S CAFE
[ monologue ] 出演:山田稔明 / 高橋徹也 / 小林建樹

開場:18:30/開演:19:30/前売:¥3300+1drink/当日:¥3600+1drink
*バンド編成での出演を予定しています

スターパインズカフェ(http://www.mandala.gr
武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1
TEL:0422-23-2251



7月5日(金)@ 気仙沼 みなみまちcadocco
山田稔明ニューアルバム発売記念ライブ
夜の科学 in 気仙沼〜brand new blue

19:00開場/19:30開演/料金3,000円(ドリンク付き)

みなみまち cadocco(http://kesennumafs.com/cadocco
気仙沼市南町2-1-25



7月6日(土)@ 仙台 SENDAI KOFFEE CO.
山田稔明ニューアルバム発売記念ライブ
夜の科学 in 仙台〜brand new blue

開場18:00/開演18:30/前売3500円(1ドリンク代別途)

SENDAI KOFFEE(http://purple.ap.teacup.com/sendaikoffeeco/
〒980-0821仙台市青葉区春日町4-25パストラルハイム春日町1F
TEL 022−224-7403



7月7日(日)@ 福島 器やあんざい(あんざい果樹園内)
山田稔明『新しい青の時代』&ミルブックス刊「まよいながら、ゆれながら」発売記念
“つながって、輪になって” 福島編

出展:器やあんざい(器と雑貨)、たべるとくらしの研究所(ジャムとお菓子)
in-kyo(器と雑貨)、巣巣(雑貨)、dans la nature(お菓子)、
中川ちえ(コーヒースタンド)、山田稔明(音楽)、ミルブックス(本)
開催時間;11:00〜17:00(ライブ&トークは13時と17時の2回予定)
*入場無料/ライブは投げ銭制にご協力ください

器やあんざい/あんざい果樹園 内(http://www.ankaju.com
〒960-2261 福島市町庭坂字原ノ内14 
電話024-591-1064



7月14日(日)札幌 レストランのや
山田稔明ニューアルバム発売記念ライブ
“夜の科学 in 札幌〜brand new blue”

開場16:30/開演17:00/前売3,000円(1ドリンク代別途)

札幌 レストラン のや(http://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010102/1000490/
札幌市中央区北2東11-23-14
TEL:011-210-5105



7月15日(月祝)@札幌 たべるとくらしの研究所
山田稔明『新しい青の時代』&ミルブックス刊「まよいながら、ゆれながら」発売記念
“つながって、輪になって” 札幌編

18:00開場/18:30開演/前売¥3,600(お菓子と飲み物つき)
出演:山田稔明、キッコリーズ [カポウ、鈴木裕、池田靖司]

たべるとくらしの研究所(http://www.taberutokurashi.com/
〒064-0809 札幌市中央区南9条西11丁目3-12



7月20日(土)@ 蔵前 in-kyo
山田稔明『新しい青の時代』&ミルブックス刊「まよいながら、ゆれながら」発売記念
“つながって、輪になって” 東京編

19:00開場/19:30開演/料金¥2,000(ドリンク&dans la natureのお菓子つき)
出演:中川ちえ(トーク)、山田稔明(ライブ&トーク)
*お申込みはミルブックスHPをご覧ください→http://www.millebooks.net/info.html

in-kyo(http://in-kyo.net
〒111-0043 東京都台東区駒形2-5-1 1F
電話03-3842-3577



7月21日(日)@ 中目黒 トラベラーズファクトリー
新しい青の時代と旅のはじまり

*2回公演を予定しています。
開演時間や料金、お申込み方法詳細は追ってお知らせします。

トラベラーズファクトリー(http://www.travelers-factory.com/
〒153-0051東京都目黒区上目黒3-13-10



7月28日(日)@ 愛知 岡崎 mado cafe
山田稔明ニューアルバム発売記念ライブ
夜の科学 in 岡崎〜brand new blue

開場18:00/開演18:30/前売3500円(1ドリンク代別途)

mado cafe(http://madocafe.jp/
愛知県岡崎市井内町字下堤43-1
TEL:0564-47-8051


more to be announced...  
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2013年06月04日

夜の科学vol.41〜新しい青の時代 [report]



先の週末、日曜日の話。ついに迎えた“夜の科学 vol.41〜新しい青の時代”、ニューアルバム先行発売ライブとなる公演。プレス工場から到着したCDと新しいデザインのTシャツ、フライヤー、東京初登場となる“猫のブルー”と初めての始まりづくしのライブに天気も快く応えてくれて快晴のなか恵比寿へ。昨年末以来半年ぶりの“夜の科学”である。イトケンさん、安宅くん、五十嵐くんにエビちゃんと時間通りに集まりリハーサル。5月のツアーから繋がった時間。愛知と関西のツアーではバンドで演奏しなかった「あさってくらいの未来」と「月あかりのナイトスイミング」の練習に時間を費やす。

このライブは予約受付から早々に満席御礼となって、いつも以上にぎゅうぎゅうのお客さん。開場した場内から聞こえてくる声もざわざわと期待感を漂わせ、楽屋のわれわれも緊張感よりもどうやって楽しもうかということを考えている。5月のツアーで撮った映像とつい先日箱根で見たブルーポピーの映像を組み合わせて作ったオープニングムービー、流れる音楽は「この素晴らしい生活はスクラップと欠けた瀬戸物とほつれた縄からこの手で築いた/からっぽの宇宙であなたに会うでしょう/私のシースルーの青」と歌われるベス・オートンの「See Through Blue」(開演前は“blue”がタイトルに入る歌を集めてプレイリストを組みました)。

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始まってしまうとやっぱりとても楽しくて、1曲演奏が終わるごとに「ああ、この曲ずっと演奏してたかったのに」とさびしくなるような感覚。“猫のブルー”も踊りだす。この日は『新しい青の時代』からの全11曲に『pilgrim』『home sweet home』の楽曲を織り交ぜて進む2時間、いわばここ数年の集大成。五十嵐くんが4月の終わりにプレゼントしてくれたアルバム完成祝いのダルマを抱いた招き猫に目をいれる儀式も。

アンケートなどでは「一角獣と新しいホライズン」の変身が印象的だったという感想が多い。「予感」では安宅くんがレコードと同じくクラリネットを。「平凡な毎日の暮らし」はいつもみんなが熱くなる。東京で歌う「光の葡萄」はいつも特別な感じがする。さらに言えばこの日の「hanalee」はいつもと響き方が違ったような感じがした。新曲群に刺激されて歌が成長したのかもしれない。

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アンコールの最初に前日の夜にできたばかりの、名前もない歌を弾き語りで。レコードを完成させて自分の手を離れたら次にやることは僕しか知らない新しい歌を作ることである。60歳の自分が歌っていることを想像しながら作った歌、歌詞の中に「フェルメールの絵」が登場する。八面六臂の活躍の安宅くんは「月あかりのナイトスイミング」ではピアノを。佐々木真里さんにアレンジしていただいた風合いでのこの演奏が僕にとってはハイライトだった。

最後に歌った「ハミングバード」は2009年から歌っている歌。2011年の地震の翌日に揺れ動く心を抱きながら「僕の音楽を好きでCDを聴いてくれたりライブを観にきてくれる心強いあなたたちがいなかったら完成しなかったであろうお祈りの歌をお届けしてみんなを応援したい」という言葉とともにデモを公開してからも随分時間が経った。ようやくこの歌も皆さんが好きなときに好きなように聴くことができる皆さんの歌になりました。

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終演後は長い時間をかけてサインを。「ずっと待ってました」という言葉に「お待たせしました!」と大きな声で。全国各地から駆けつけてくれた皆さんに感謝。皆さんの暮らしに寄り添って、皆さんの人生にとってもずっと記憶に残るようなCDになればいいなと思います。『新しい青の時代』が悲しみのブルースも、晴れた空の青も、降り止まない雨の青も、海の青も宇宙の青もすべて飲み込んで、毎日違う音色で鳴るようなレコードになりますように。

ライブが終わってずっと流れていた歌はボブ・ディランの「It's All Over Now, Baby Blue」と「ブルーにこんがらがって」でした。終演後にメンバー・スタッフみんなで打ち上げ。小さな文字がびっしりとつまったアンケートを眺めながら次のライブはああしよう、こうしよう、といろいろ計画。6月27日には吉祥寺スターパインズカフェでまた5人バンド編成でのライブがあります。今回ご来場できなかった皆さんもぜひお越しください。さらには8月25日に正式な東京でのレコ初ライブをバンド編成で行うことにしました。夏休みの楽しみ、お祭りのようなライブにしたいと思います。手帳にメモを。また合流しましょう。ありがとうございました。  
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40歳と17歳の狭間で



昨日のこと、午後から出かけて普段あまり行かない大崎へ。高校時代の同級生がふたり、それぞれ大手プレイガイド会社とレコード販売店グループに勤めていて、数年前にその会社同士は合併したので奇しくも同じフロアで働いているというので、僕のCD発売(2005年以来の全国流通)にかこつけて、作戦会議と称して久しぶりに会おう、ということになったのだ。

友人Aは小学校と高校が同じで思い出したように何年かに一回くらいは会ってお互い歳をとってきたのだけど、友人Wのほうは高校卒業以来21年ぶりの再会。ちゃんと変わったところと変わらないところがあって顔を見合わせてただただ笑う。今年そろって40歳になる3人で集まってエンタテインメント業界の波風の話やアイドルブーム、アニメーションブームのことなどを話しはじめてもすぐに「同級生のあいつのこと覚えとる?」とか「このFBのこの人誰か知っとる?覚えとる?」とか17歳のころの話になって、結局「まあ、またみんなで集まろうや」と数時間が経ち、別れる。また繋がり直しができたなーと思いながら。

渋谷でレコード屋に立ち寄る。先日ライブで聴いた高野寛さんの歌が忘れられず『確かな光』という2004年の作品を手にする。調べてみるとこのCDはおそらく高野さんが僕と同じ39歳の頃に作った作品のようで、電車の中で歌詞カードを眺めながら歳を重ねることの意味をいろいろ考えました。17歳と40歳のあいだを行き来するような一日だった。  
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2013年06月03日

夜の科学vol.41〜新しい青の時代 [SETLIST]



2013年6月2日 @ 恵比寿天窓switch
“夜の科学vol.41〜新しい青の時代”


1.どこへ向かうかを知らないならどの道を行っても同じこと
2.SING A SONG
3.home sweet home
4.光と水の新しい関係

5.一角獣と新しいホライズン
6.平凡な毎日の暮らし
7.予感
8.glenville

9.やまびこの詩
10.光の葡萄
11.日向の猫
12.hanalee
13.あさってくらいの未来

EN
14.新曲(山田弾き語り)
15.月あかりのナイトスイミング
16.ハミングバード


山田稔明 with 夜の科学オーケストラ
(itoken、安宅浩司、五十嵐祐輔、海老沼崇史)


ご来場ありがとうございました。たくさんのCDが皆さんそれぞれの家に
旅立っていくのを愛おしい気持ちで眺める“新しい青の時代”始まりの日でした。  
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2013年06月02日

新しい季節



41回目の夜の科学、『新しい青の時代』お披露目のライブになります。イトケン、安宅浩司、五十嵐祐輔、海老沼崇史を配した5人編成。『新しい青の時代』からすべての曲を演奏します。会場物販では開場と同時に『新しい青の時代』はもちろんハンドメイドジン“MONOLOG vol.6”(新しい青の時代特集、必読のガイドブックです)、新作Tシャツ(新しい青のTシャツ)、さらには『pilgrim』も『home sweet home』、デッドストック若干枚数の『Christmas Songs』、「travelogue ep」の単独販売も始まりました。参加メンバーのCDなどもあわせてご用意しますのでぜひお買い物もお楽しみください。

本日ライブでCDを手に入れた皆さん、ぜひ大きな声でも小さな声でも『新しい青の時代』についての感想を言葉にしてもらえたらとても嬉しいです。Twitterでは「#新しい青の時代」というハッシュタグを設けました。ブログやFacebook、電話やEメールやお手紙でお友だちに伝えていただくことが一番確かな拡がりになります。どうぞよろしくお願いします。今日はいよいよダルマに目をいれますので、片目のあいたダルマをお持ちの方はぜひに。そして、今日のドレスコードは“青”です。できればなにか青いものを身につけてきてください。客席が海になったり空になったりしたら素敵だ。

わくわくと夜を楽しみにしています。
  
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2013年06月01日

『新しい青の時代』情報再掲

ymd_blue_jacket_s 山田稔明/新しい青の時代(GTHC-0004)
 2013.7.7 ON SALE/¥3,000(tax in)

 1.どこへ向かうかを知らないならどの道を行っても同じこと
 2.一角獣と新しいホライズン
 3.光と水の新しい関係
 4.予感
 5.平凡な毎日の暮らし
 6.月あかりのナイトスイミング
 7.やまびこの詩
 8.光の葡萄
 9.日向の猫
 10.ハミングバード
 11.あさってくらいの未来(blue remix / bonus track)


 all songs written and
 produced by Toshiaki Yamada

 manufactured by GOMES THE HITMAN.COM




何度も言いますが、山田稔明3年ぶり3枚目のソロアルバムが完成しました。タイトルは『新しい青の時代』といいます。ここ数年の楽曲10曲に昨年配信リリースしたシングルを加えた全11曲。本格的ソロ活動以降『pilgrim』『home sweet home』とライブ会場/サイト通販限定でCDを販売してきましたが、今回のCDは全国リリースとなり皆さんも街のレコードショップや各ウェブストアでもご購入できるようになります。山田稔明『新しい青の時代』全国発売日は7月7日の七夕の日です。6月2日のライブ会場から先行発売開始、オフィシャルサイト通販STOREではプレオーダーを受け付けています。

GTH STORE_bunner

“夜の科学”でのバンドメンバーとしてもお馴染みのイトケンさん、安宅浩司くん、五十嵐祐輔くん、海老沼崇史くんをはじめ、イノトモちゃん(cho)、HICKSVILLE中森泰弘さん(EG)、tico moon吉野友加さん(アイリッシュ・ハープ)、札幌セッションでお世話になったキッコリーズの鈴木裕さん(ヴァイオリン)、上野洋くん(フルート)、さらには石川具幸さん(ベース)、杉野寿之さん(ドラム)、佐々木真里さん(キーボード、アレンジ)と皆さんが手練の技を惜しみなく注いでくれた。前2作で共同プロデューサー、エンジニアとして力強いサポートをいただいたYamachi氏、手塚雅夫氏(freewheel)と引き続き堅固な制作チームを結成、ついにこの、様々なグラデーションの“青”が舞う風通しのいいレコードが完成しました。

昨年リリースした『Christmas Songs - standards and transfers』に引き続きイラストレーター福田利之さんにアートワークを依頼しました。「ジャケットには山田稔明とポチの絵を」というシンプルなリクエストに福田さんは僕の内面を透視したような、深遠で多面的な物語性を付け加えてくださった。オリジナル・アルバムのアートワークの一切をおまかせするというのはこれまでに経験のないことだったので、とても楽しみで、それと同時に不安でもあり、しかし描き上がった絵を受け取る瞬間の刹那の胸の高鳴りは想像以上で、心から感動したのです。僕の新しい季節の名刺代わりの絵になります。

どうぞ皆さま新しいレコードをよろしくお願いします。  
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“新しい青の時代”ツアー 2013 summer

明日はいよいよ“夜の科学 vol.41〜新しい青の時代”、チケットは完売。ありがとうございます。
今月から全国を旅する“brand new blue”ツアーが始まります。各地で合流しましょう。

kagaku_41山田稔明『新しい青の時代』発売記念
“brand new blue 2013” tour
すべての公演詳細に関してはこちらをご覧ください



6月21日(金)@ 大阪 CAFE ROOM
山田稔明ニューアルバム発売記念ライブ
夜の科学 in 大阪〜brand new blue

開場19:00/開演19:30/前売3500円(1ドリンク代別途)

cafe Room(http://cafe-room.com/
〒550-0013 大阪市西区新町4-3-4-2F



6月22日(土)@ 加古川 チャッツワース
山田稔明ニューアルバム発売記念ライブ
夜の科学 in 加古川〜brand new blue

開場18:00/開演19:00/前売3500円(1ドリンク代別途)
*予約お申込み方法はチャッツワースHPをご覧ください

CHATSWORTH(http://www.hotkakogawa.com/chatsworth/
〒675-0065加古川市加古川町篠原町4−7
TEL 079-420-1707



ymd_blue_jacket_s6月23日(日)@ 倉敷 三宅商店
山田稔明ニューアルバム発売記念ライブ
夜の科学 in 倉敷〜brand new blue

開場18:00/開演18:30/前売3500円(1ドリンク代別途)

三宅商店(http://www.miyakeshouten.com/
〒710-0054 岡山県倉敷市本町3-11
TEL 086-426-4600



6月27日(木)@ 吉祥寺STAR PINE'S CAFE
[ monologue ] 出演:山田稔明 / 高橋徹也 / 小林建樹

開場:18:30/開演:19:30/前売:¥3300+1drink/当日:¥3600+1drink
*バンド編成での出演を予定しています

スターパインズカフェ(http://www.mandala.gr
武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1
TEL:0422-23-2251



7月5日(金)@ 気仙沼 みなみまちcadocco
山田稔明ニューアルバム発売記念ライブ
夜の科学 in 気仙沼〜brand new blue

19:00開場/19:30開演/料金3,000円(ドリンク付き)

みなみまち cadocco(http://kesennumafs.com/cadocco
気仙沼市南町2-1-25



7月6日(土)@ 仙台 SENDAI KOFFEE CO.
山田稔明ニューアルバム発売記念ライブ
夜の科学 in 仙台〜brand new blue

開場18:00/開演18:30/前売3500円(1ドリンク代別途)

SENDAI KOFFEE(http://purple.ap.teacup.com/sendaikoffeeco/
〒980-0821仙台市青葉区春日町4-25パストラルハイム春日町1F
TEL 022−224-7403



7月7日(日)@ 福島 器やあんざい(あんざい果樹園内)
山田稔明『新しい青の時代』&ミルブックス刊「まよいながら、ゆれながら」発売記念
“つながって、輪になって” 福島編

出展:器やあんざい(器と雑貨)、たべるとくらしの研究所(ジャムとお菓子)
in-kyo(器と雑貨)、巣巣(雑貨)、dans la nature(お菓子)、
中川ちえ(コーヒースタンド)、山田稔明(音楽)、ミルブックス(本)
開催時間;11:00〜17:00(ライブ&トークは13時と17時の2回予定)
*入場無料/ライブは投げ銭制にご協力ください

器やあんざい/あんざい果樹園 内(http://www.ankaju.com
〒960-2261 福島市町庭坂字原ノ内14 
電話024-591-1064



7月14日(日)札幌 レストランのや
山田稔明ニューアルバム発売記念ライブ
“夜の科学 in 札幌〜brand new blue”

開場16:30/開演17:00/前売3,000円(1ドリンク代別途)

札幌 レストラン のや(http://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010102/1000490/
札幌市中央区北2東11-23-14
TEL:011-210-5105



7月15日(月祝)@札幌 たべるとくらしの研究所
山田稔明『新しい青の時代』&ミルブックス刊「まよいながら、ゆれながら」発売記念
“つながって、輪になって” 札幌編

18:00開場/18:30開演/前売¥3,600(お菓子と飲み物つき)
出演:山田稔明、キッコリーズ [カポウ、鈴木裕、池田靖司]

たべるとくらしの研究所(http://www.taberutokurashi.com/
〒064-0809 札幌市中央区南9条西11丁目3-12



7月20日(土)@ 蔵前 in-kyo
山田稔明『新しい青の時代』&ミルブックス刊「まよいながら、ゆれながら」発売記念
“つながって、輪になって” 東京編

19:00開場/19:30開演/料金¥2,000(ドリンク&dans la natureのお菓子つき)
出演:中川ちえ(トーク)、山田稔明(ライブ&トーク)
*お申込みはミルブックスHPをご覧ください→http://www.millebooks.net/info.html

in-kyo(http://in-kyo.net
〒111-0043 東京都台東区駒形2-5-1 1F
電話03-3842-3577



7月21日(日)@ 中目黒 トラベラーズファクトリー
新しい青の時代と旅のはじまり

*2回公演を予定しています。
開演時間や料金、お申込み方法詳細は追ってお知らせします。

トラベラーズファクトリー(http://www.travelers-factory.com/
〒153-0051東京都目黒区上目黒3-13-10



7月28日(日)@ 愛知 岡崎 mado cafe
山田稔明ニューアルバム発売記念ライブ
夜の科学 in 岡崎〜brand new blue

開場18:00/開演18:30/前売3500円(1ドリンク代別途)

mado cafe(http://madocafe.jp/
愛知県岡崎市井内町字下堤43-1
TEL:0564-47-8051


more to be announced...  
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「blue period」と月明かりの夜



昨日のこと、夕方から出かける。高橋久美子ちゃんが誘ってくれた新代田FEVERのイベントへ。思えば5月の始まりに“cottonnoha”という、歌と朗読のイベントを巣巣でやってからの1ヶ月、いろんな場所で彼女が朗読するのを目撃してきたのだけど昨日はそのひとつの完成形だったのでは、という印象。言葉と声が雨の後の草木のようにバッと枝葉を広げて伸びていくような風景。

共演の高野寛さんの3人編成での演奏に惹き込まれる。「虹の都へ」も「ベステンダンク」も色褪せないクラシックだけれども最後に歌われた「確かな光」のシンプルな力強さに心が震えた。久美子ちゃんと高野さんの即興セッションは白眉で、ギターのディレイやフィードバックの音に呼応して語る言葉のリズムが変化していったりフレーズがループしたり、“音楽”とか“朗読”というカテゴリーを軽々と越えていくような自由さがあって、うむむと唸ってしまうほど。

終演後高野さんに挨拶して新しいCDを渡す。ニューアルバムに『新しい青の時代』というタイトルをつけるにあたってのいろいろな調べ物のなかで、高野さんの「blue period」という初期の楽曲に遭遇した後だったので(ピカソの作風である「青の時代」は英語では「blue period」というのだけど、僕は『“新しい”青の時代』についてただシンプルに『blue』という英語タイトルをCDの背表紙に記載した)なんだか個人的にとても意義深く、牧村憲一さんの書籍経由で感銘を受けた、トッド・ラングレン氏が高野寛さんに伝えたという「自宅録音派は歌うためにライブをやるべきだ」という言葉についてもあらためて思い直した夜でした。帰路、月がとても明るかった。

6月になりました。新しい青の時代の始まりです。  
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