2013年09月30日

2013年9月29日夜の科学 in 福岡 @ cafe Teco【SETLIST】



2013年9月29日 @ 福岡 cafe Teco
“夜の科学 in 福岡〜brand new blue”


1.どこ向かうかを知らないならどの道を行っても同じこと
2.光と水の新しい関係
3.一角獣と新しいホライズン
4.予感

5.太陽と満月(新曲)
6.やまびこの詩
7.夢のなかの音楽

8.夢を見るだけ(The Everly Brothers カバー with 杉真理)
9.君を想って〜I Think of You(杉真理ソロ)
10.午後の窓から(with 杉真理)

11.月あかりのナイトスイミング
12.光の葡萄
13.日向の猫
14.あさってくらいの未来

EN
15.ハミングバード
16.名前のない歌(新曲)



魔法じかけのような夜でした。  

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2013年09月29日

2013年9月28日ミュージックシティ天神 @ イムズB2ステージ【SETLIST】



2013年9月28日(土)@ 福岡天神イムズ
1.どこへ向かうかを知らないならどの道を行っても同じこと
2.光と水の新しい関係
3.一角獣と新しいホライズン
4.予感
5.月あかりのナイトスイミング
6.hanalee
7.ハミングバード


本日はいよいよ3年ぶりのcafe Teco公演、なんとなんと
スペシャルゲストとして杉真理さんが来てくれることに!

山田稔明『新しい青の時代』発売記念
“夜の科学 in 福岡〜brand new blue

2013年9月29日 (日)@ 福岡 cafe Teco
open 18:00 / start 18:30
前売 3,500円/当日 4,000円 (1ドリンク別)
出演者:山田稔明/スペシャルゲスト:杉真理
オフィシャルサイトRESERVEにて受付中です
当日券あります

cafe Teco
福岡市中央区警固1-4-22 2F
TEL&FAX(092)713-9377
  
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2013年09月28日

福岡へ(cafe Tecoには特別ゲストが)



昨日のこと。友だちが訪ねてきたので、一緒にダンラナチュールにお菓子を買いにいって、そのまま深大寺へお蕎麦を食べにいくという定番コース。いろいろおしゃべりしていたら夜になっていて、カフェ長男堂で夕飯。お店にコレクターズの人気ポッドキャスト番組を制作しているディレクターさんが偶然いらして、僕の友人も偶然その番組のヘビーリスナーだったのでえらく盛り上がる。以前ラジオ出演でお世話になった方だったので重なりあう繋がりに驚いたり感謝したり。なんだか楽しい一日でした。

早起きして支度して、これから福岡へ飛び立ちます。今日はイムズのステージでミュージックシティ天神のフリーライブ、そして明日はcafe Tecoでのレコ発ワンマン。なんとまさかの展開でcafe Tecoにはゲストが急遽決定。昨日はそこでセッションする曲の準備で大わらわ。猫のブルー以上のゲストが?ポチか?なかなか観られないスペシャルな夜になると思います。福岡でお会いできる皆さん、一瞬一瞬を愛しむような週末にしましょう。空も晴れ渡ってくれ。福岡以外の皆さんはぜひラジオやスマートフォンで「ようこそ!夢街名曲堂へ」を聴いてください。



“MUSIC CITY TENJIN”
2013年9月28日(土)@福岡イムズプラザステージ(イムズB2F)

観覧無料12:30〜16:00
*山田稔明の出演は15:30となります。
天神イムズ
〒810-0001
福岡市中央区天神1−7−11
ミュージックシティ天神


山田稔明『新しい青の時代』発売記念
“夜の科学 in 福岡〜brand new blue

2013年9月29日 (日)@ 福岡 cafe Teco
open 18:00 / start 18:30
前売 3,500円 (1ドリンク別)
出演者:山田稔明
オフィシャルサイトRESERVEにて受付中です
cafe Teco
福岡市中央区警固1-4-22 2F
TEL&FAX(092)713-9377


K-MIX「ようこそ夢街名曲堂へ!」『猫と音楽の蜜月』特集
放送日:2013年9月28日(土)21:00〜21:55/再放送 9月30日(月)28:00〜28:55
放送局:K-MIX(静岡エフエム)
出演:長門芳郎/土橋一夫
ゲスト:山田稔明(GOMES THE HITMAN)
番組公式ブログ:http://d.hatena.ne.jp/yumemachi/
※LISMO WAVE/ドコデモFMを使えば全国で聴取可能。


  
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2013年09月27日

週末は福岡2daysと猫ラジオです

昨日のこと、朝から週末の福岡旅のための準備。福岡へは荷物が翌々日到着となるため少し早めにいろいろ手配しなくちゃならない。本当は金曜日の夜から行ってゆっくり里帰りを・・・などと企んでいたのだけどやはりバタバタと忙しくそううまくはいかないのだ。夕方からラジオの収録、1時間ひとりしゃべりの特番。『新しい青の時代』を中心にR.E.M.を紹介したり興が乗って生演奏をしたりと充実した内容になりそうです。猫のコンピCD収録の「夢のなかの音楽」もオンエア。放送は10月、可聴エリアや詳細は追って。

ymd_pochi_3


夜になって「かぞくのくに」という2012年の夏に公開された映画を観た。在日コリアン2世であるヤン・ヨンヒ監督自身の実体験を基にしたフィクション映画だが、静かな流れのなかに真っ黒な墨がすーっと痕を残すような何とも言えない哀しみに身を浸した。手を伸ばして触れないと知りえない世の中の事実というものがいくつもある。今から10年前にリリースされたGOMES THE HITMANの『omni』に収録された「そばにあるすべて」は根強く人気のある歌だが、これは2002年秋にずっとテレビで流れていた5人の拉致被害者帰国のニュースを眺めながら書いたものだったな、と思い出す。政治云々よりも「家族とは」「繋がり」とはということを深く考えたような気がするが、この映画を観ても同じことを感じた。

さて今週末はいよいよ福岡2days、そして明日の夜は発売になった『猫と音楽の蜜月』の好評を受けてK-MIX「ようこそ!夢街名曲堂へ」で猫コンピ特集で猫の話ばっかりおしゃべりします。福岡でのライブではポストカード企画も受け付けますのでぜひご家族ご友人を誘って遊びにきてください。cafe Tecoでは3年間の思いを込めて新旧楽曲含めてフルサイズのライブを。楽しい週末になりますように。


“MUSIC CITY TENJIN”
2013年9月28日(土)@福岡イムズプラザステージ(イムズB2F)

観覧無料12:30〜16:00
*山田稔明の出演は15:30となります。
天神イムズ
〒810-0001
福岡市中央区天神1−7−11
ミュージックシティ天神


山田稔明『新しい青の時代』発売記念
“夜の科学 in 福岡〜brand new blue

2013年9月29日 (日)@ 福岡 cafe Teco
open 18:00 / start 18:30
前売 3,500円 (1ドリンク別)
出演者:山田稔明
オフィシャルサイトRESERVEにて受付中です
cafe Teco
福岡市中央区警固1-4-22 2F
TEL&FAX(092)713-9377


K-MIX「ようこそ夢街名曲堂へ!」『猫と音楽の蜜月』特集
放送日:2013年9月28日(土)21:00〜21:55/再放送 9月30日(月)28:00〜28:55
放送局:K-MIX(静岡エフエム)
出演:長門芳郎/土橋一夫
ゲスト:山田稔明(GOMES THE HITMAN)
番組公式ブログ:http://d.hatena.ne.jp/yumemachi/
※LISMO WAVE/ドコデモFMを使えば全国で聴取可能。
  
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2013年09月26日

『猫と音楽の蜜月』が発売になりました

cat_J昨日のこと、山田稔明が未発表新曲「夢のなかの音楽」で参加するコンピレーション・アルバム『猫と音楽の蜜月』がFLY HIGH RECORDSより発売になり全国のレコード店に並びました。かねてからお世話になっているレーベルオーナーの土橋さんが手がけたもので、豪華収録アーティストや楽曲詳細についてはこちらに。プレスリリースにまとめてあった完成までの4年間のストーリーはこちらのサイトに転載されていました。その名の通り猫好きミュージシャンによる猫好きのためのCDになっています。

僕は2010年に書いてたびたびステージでも演奏してきた「夢のなかの音楽」をニューアルバム『新しい青の時代』のためにレコーディングしていましたが、「夢のなかの音楽」は作品のトータリティーを尊重する前向きな理由により選からもれました(同じ理由で“ボツ”ではなく選外になった歌が数曲あります)。僕は自分が歌いたいことをきゅっとまとめるのが昔から苦手でだいたい4分後半から6分弱の歌を書く傾向があり、しかしこの「夢のなかの音楽」は3分半ちょっとのカラッとしたポップスになってとても気に入っていたのでこのコンピレーションに収録されることになって嬉しいです。

すべての楽器を僕自身で演奏し、『新しい青の時代』の全曲のミックスを手がけたfreewheel手塚雅夫さんに魔法をかけてまとめていただきました(最後の最後に手塚さんの提案でスティールパンの音を足しました)。いろんな意味で『新しい青の時代』と地続きな歌です。曲中に「猫」という言葉が一回出てくるだけの歌ですが猫コンピのための選曲で一番に頭に浮かんだのはこの曲でした。

僕には「猫はどれだけ一緒にいてもとことん不可解な生き物だ!」という思いがあり、海を眺めるように猫を眺めるのが好きです。なにをしでかすか、なにを考えているかわからない猫はとても魅力的で、12年一緒に暮らしていてもその可愛さに慣れず、毎日「なんでそんなに可愛いのかよ」と大泉逸郎の「孫」のフレーズを繰り返すのです。「夢のなかの音楽」は猫について書かれた歌ではなく、猫に話しかけるように作った歌、四六時中視界の片隅でゴロゴロ転がる愛猫ポチがいなければ書き得なかった歌です。

ジャケットの写真を提供してくれたのはミルキク.net のmikさん。紙ジャケット仕様の手触りを大切にしたCDにするということでアートワークの相談を受けたときに僕が迷わず一番に提案したのがミルとキク。いつもライブに来てくれるmikさんはCDジャケットの写真を担当するのは初めてだそうで、うちのポチよりこのコら可愛いのでは…とさえ思うときがあるミルとキクのキレイな姿に(わ、“見る”と“聴く”だ!)たくさんの手が伸びることになるのでしょう(ミルキクnetには昨日発売日のレコード店頭の様子がレポートされていました)。個人的にはGTH時代の作品のプロデュースでとてもお世話になって今でもよくしていただいている杉真理さん、村田和人さんと同じCDに収録されることが光栄です。今回オープニングを務めさせていただきましたので再生ボタンを押すとイントロもなしに僕の歌が始まります。興味のある方、猫好きもそうでない人もぜひチェックしてみてください。いろいろなイベント事もこれから展開していくそうです。今週末25日の静岡K-MIX「ようこそ!夢街名曲堂へ」はこのCDの大特集、僕もゲストとして出演して猫についてべらべらしゃべっていますのでまずはそちらを聴いてみてください。あわせて11曲中に9回“猫”が登場する『新しい青の時代』もある意味では猫コンピとしてお楽しみいただければ嬉しいです。


猫と音楽の蜜月/Various Artsits
VSCD-1746(FRCD-032)
発売日:2013年9月25日/2,500円(税込)


愛猫ポチとの近影を。


  
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2013年09月25日

そして父になる/凶悪



昨日のこと、朝から吉祥寺を散歩する道すがらばったりご近所の杉真理さんに会って幸先いい日(11月に杉さんとのイベントが決まるかも)。バウスシアターで整理券をもらってこの日から先行公開の是枝裕和監督作品「そして父になる」の初回上映を観た。期待に違わぬ映画、ハンカチをカバンにしまったままにしてしまって終盤は大変でした。血か、過ごした時間か、子どもを持たない自分にもいろいろ考えさせられるところがありました。父親を演じるリリー・フランキー、福山雅治両氏とも独身というところも興味深い。また観たい。シンプルなピアノの劇伴が印象に残ってグレン・グールドをYouTubeで聴いている。

涙で目をはらしたまま電車に乗って、代官山蔦屋書店へ挨拶に。音楽フロアでは9月から『新しい青の時代』を、旧譜『pilgrim』『home sweet home』も含めて大きく展開していただいていると聞いていたのだけど、それをこの目で確かめた。試聴機にも入っていて感動。あんなに大きくて、キラキラしたブックストアにささやかなインディペンデントリリースのCDがたくさん並んでいることが嬉しい。「ほんとにこのCD好きで毎朝聴いてるんですよ」というお店の方の言葉を聴いて、あああ自分、まっとうに音楽をやっているなあとしみじみ感動しました。10月5日はモーニングライブというフリーイベントをやらせてもらう。真夏のケヤキの木の広場も記憶に残ったが今度はしっかり秋を感じさせるような午前中にしたい。僕が参加させていただいた今日発売のコンピレーション『猫と音楽の蜜月』もたくさん入荷されていました。

帰宅、まだ体力が残っていたので思い立って白石和彌監督作品「凶悪」のレイトショーへ出かけた。実話を元にした映画。とにかく重く哀しく非道で痛々しい、どこまでも沈んでいくような映画だったけれども、これは観ないと気がすまなかっただろうなと思いました。人間とは誰しもがちょっとしたことで道をそれて“悪”に手を伸ばしたり触れたりするのだろうか。目をそむけつつもその話の先の筋を知りたいと思う下衆な欲望。「そして父になる」にも共通することだが地方都市の荒涼とした空気を地方出身者として想起させるようなところがあった。積極的にもう一度観たいとは思わないが映画のもととなった本を読んでみたい気持ちに。観る順番が逆だったらよかったな。リリーさんの役柄の振れ幅よ…。ザンジバルナイトから続いた“リリーさん祭り”終了。



2013年10月5日(土)@ 代官山蔦屋書店 3号館2階音楽フロア
“代官山モーニングカフェライブ

山田稔明『新しい青の時代』発売記念インストアライブ”
開館時間:10:30(入場無料・ご予約不要のインストアライブです)
イベント詳細

土曜日の朝に早起きして週末を存分にゆったり楽しもうという企画、
本や音楽に囲まれて気持ちの良い時間を堪能しましょう。

主催:代官山蔦屋書店
協力:株式会社ブリッジ
お問い合わせ:03-3770-2525  
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2013年09月24日

今週末は地元で会おう




昨年12月の福田利之さんとのGouacheでの演奏、そしてタロカリでのライブ以来9ヶ月ぶりの福岡への旅が今週末に迫ってきました。福岡恒例の音楽のお祭りミュージックシティ天神への参加は4年ぶり、カフェテコでのライブは震災後の春以来3年ぶりと九州出身者なのにかなり長い間隔をあけてしまいましたがそのぶん2日間たくさん歌を歌おうと思います。福岡と地元佐賀、さらには九州いろんなところからぜひ生演奏を聴きにきてもらえたら嬉しいです。地元に帰ろう、地元で会おう。まさに「あまちゃん」最終回の週末になりますが福岡でのたくさんの出会いと再会を楽しみにしています。


“MUSIC CITY TENJIN”
2013年9月28日(土)@福岡イムズプラザステージ(イムズB2F)

観覧無料12:30〜16:00
*山田稔明の出演は15:30となります。
天神イムズ
〒810-0001
福岡市中央区天神1−7−11
ミュージックシティ天神


山田稔明『新しい青の時代』発売記念
“夜の科学 in 福岡〜brand new blue

2013年9月29日 (日)@ 福岡 cafe Teco
open 18:00 / start 18:30
前売 3,500円 (1ドリンク別)
出演者:山田稔明
オフィシャルサイトRESERVEにて受付中です
cafe Teco
福岡市中央区警固1-4-22 2F
TEL&FAX(092)713-9377
  
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高高高&ちょっと白



昨日の続きの一昨日のこと。 上田映劇でのヒトノユメコンサートは「高高高&ちょっと白」という題名の言葉と絵画と音楽の演奏会。高野寛さんと高木正勝さん、ヒトノユメの主催者である高橋久美子さんと白井ゆみ枝さんの頭文字を取って、音楽の演奏と朗読とライブペインティングの宴。会場は満席、東京から駆けつけたファンも多数。こういう機会に知らない街を旅するのは素敵なこと。楽しそうなことに誘われて東京から電車で1時間半、車なら3時間の未知の風景との遭遇。

今年春の読書のフェスでの高木正勝さんとの、そして新代田FEVERでの高野寛さんとの邂逅をどちらも目撃した僕にとっては、何が起こるかわからないこの4人のケミストリーを見逃すわけにはいかないのだった。久美子ちゃんと白井さんのくねくねを気恥ずかしそうなガールトークから始まったコンサート、地元有志を巻き込んだ朗読オーケストラも会場を盛り上げる。そして高木正勝さんのピアノと歌でまた空気が変わる。ゴフゴフとペダルを踏み込む音まで聴こえてくる「girls」はこの日も圧巻でした。久美子ちゃんと白井さん加わっての即興セッションを経て(これも二度と再生できないような言葉と音と絵の絡みだった)、高野寛さんのステージが「確かな光」で静かに始まる。

デビュー25周年の高野さんがギター一本で歌うデビュー盤からの「夜の海を走って月を見た」は凛とした逞しさ。「“さわやか”と言われ続けて25年、“さわやか”でいるのも大変」と笑う高野さんに会場もとても和やかに反応する。「夢の中で会えるでしょう」もよかったな。久美子ちゃんがドラムに座って「ベステンダルク」のセッションで湧くお客さん。何年かぶりに彼女に8ビートを叩かせた高野さんの求心力と懐の深さよ。朗読と絵とのセッションも一期一会な時間。そして高木さんがそこに加わるかたちでの終盤の数十分はまるで奇跡のような瞬間の連続でした。予想していた通りの(予想もつかなかった)言葉ではうまく伝えられないコンサート、見にこなかったら後悔してただろうなあと思った。

ヒトノユメ会場で販売されているヒトノユメパンフレットには高橋久美子初の朗読CDが付いていて、僕は暑い夏の盛りにその録音と制作を手伝ったのでミックス中に何回も聴いているうちにフレーズを覚えてしまった。なのでこの日の朗読セッションで聴こえてきた音はまるで大きな意味での“音楽そのもの”であり、言葉の可能性について(逆説的には楽器の持つ可能性についても)いろいろ思考を重ねるきっかけになりました。最後の最後、感動的な言葉でしんみり泣かせることをあえてせず、サンバのようなリズムでみんながニコニコしながらコンサートが終わったのもよかった。人を感動させて泣かせることよりも人を楽しく笑わせるほうが全然難しいことだと僕は考える。

終演後の皆さんに挨拶、初めて白井さんにお会いしたが想像していたよりもふわっと柔らかい女性だった。高野さんと高木さんも素敵な方。この催しを支えるボランティアスタッフの皆さんが駆けまわる姿を見て、学生時代の学園祭のことを強烈に思い出したのは会場外に出たら空気が秋そのもので虫が鳴いていたからか。とにかく他に類を見ない展示とコンサート、また来月上田市を再訪できることが楽しみです。ルヴァンというパン屋さん(奥のレストランのご飯が美味しかった!)とタワーレコード上田店、Fikaというカフェにフライヤーを置かせていただいたので地元の方はぜひ探しにいってみてください。次回はもっと深まった秋の空気を吸いにいきます。

2013_top


<10月は長野2days!>

山田稔明ニューアルバム発売記念ライブ
“夜の科学 in 松本〜brand new blue”
2013年10月12日(土)@ 松本 豆とコーヒー Laura

開場16:30/開演17:00/前売2500円 (当日3000円)

*入場ご予約はLauraのHPにて受付中
豆とコーヒー Laura
〒390-0811長野県松本市中央2-8-12
TEL;0263-88-5280



ヒトノユメ “十五夜祭り”
2013年10月13日(日)@ 長野 上田 ヒトノユメ展会場内 芝生ステージ

開場18:00/開演18:30/前売3000円 (当日3500円)

作家高橋久美子(ex.チャットモンチー)が画家白井ゆみ枝と共同開催する
ヒトノユメ in 長野開催期間中のイベントにゲスト参加します。音楽と朗読
を秋の名月を見上げながら。
*チケットはヒトノユメHPにて受付中です。

ヒトノユメ
会場;笠原工場常田館製糸場跡
〒386-8611 長野県上田市常田1-10-3
  
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2013年09月23日

ヒトノユメ in 上田へ行ってきた



昨日のこと、長野県上田市までロングドライブ、21日から始まったヒトノユメ in 長野を観にいった。2011年の徳島のヒトノユメも強烈な思い出でしたが今回もいろいろ刺激の多い空間に。会場は笠原工業という会社のまゆ蔵だったところで明治時代からの空気を吸い込んだ木造五階建ての建物。養蚕産業の歴史の象徴。その空間に散りばめられた言葉と絵、趣向を凝らした建築物など、じっくり時間をかけて散策したくなるインスタレーション。この会場のお庭、芝生の上で来月13日にライブをやる(会場をこの目で見てみてようやく想像がついた!)。おそらくその日は数日前みたいなきれいな月が昇って秋の虫が鳴き、きっと僕らは長袖でマフラーなんかもまいて冬の入口を覗きこんでいるのだろう。

上田の街はとても奥ゆかしく、ガイドを見ながら歩くといろいろな発見があった。美味しいパン屋さんの奥には素敵なイタリア料理を出すご飯処があり、また来月ゆっくり街歩きも楽しみたいなと思いました。日が暮れて夜になって、上田映劇という大正時代からある映画館でのコンサートを。高野寛さん、高木正勝さんと高橋久美子ちゃんと画家白井ゆみ枝さんのコラボという、奇跡的な組み合わせ。2階のゆったりとした座席に身を沈めてわくわくしながら開演を待ちました。(続く)

2013_top


<10月は長野2days!>

山田稔明ニューアルバム発売記念ライブ
“夜の科学 in 松本〜brand new blue”
2013年10月12日(土)@ 松本 豆とコーヒー Laura

開場16:30/開演17:00/前売2500円 (当日3000円)

*入場ご予約はLauraのHPにて受付中
豆とコーヒー Laura
〒390-0811長野県松本市中央2-8-12
TEL;0263-88-5280



ヒトノユメ “十五夜祭り”
2013年10月13日(日)@ 長野 上田 ヒトノユメ展会場内 芝生ステージ

開場18:00/開演18:30/前売3000円 (当日3500円)

作家高橋久美子(ex.チャットモンチー)が画家白井ゆみ枝と共同開催する
ヒトノユメ in 長野開催期間中のイベントにゲスト参加します。音楽と朗読
を秋の名月を見上げながら。
*チケットはヒトノユメHPにて受付中です。

ヒトノユメ
会場;笠原工場常田館製糸場跡
〒386-8611 長野県上田市常田1-10-3
  
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2013年09月22日

新木場サブカル海岸



昨日はずっと楽しみにしていたリリー・フランキー氏主催のイベント「ザンジバルナイト2013」に遊びにいきました。新木場コーストにて。何がお目当てというわけでもなくただだらだらと、ときどきなんか食べたり、おでんくんが歩いてきたら写真撮ったり、暮れてきた夕焼けがきれいだったら写真を撮ったり、昇ってきた月が大きく黄色かったら写真を撮ったり(写真には見たようには映らないなあ)とにかくのんびり弛緩した半日。辻香織ちゃん、上田禎さん、ヒックスヴィル木暮さん、中森さんにもばったり会えました。

観たアクトは上田禎バンドがバックを務めた峯岸みなみさん、マキタスポーツ率いるマキタ学級、ミッツ・マングローブさん率いる星屑スキャット(圧巻のパフォーマンス。リリーさんが歌詞を書いた歌も)、みうらじゅんさん、という、ザンジバルナイト的なラインナップ。トリをつとめたスチャダラパー、初夏の野音ワンマン、真夏のワールドハピネスに続き今年3度目のステージはやはり楽しくて、「オラ生まれ変わったらラップやりたい!」と思うくらい。晩夏の夜に今年3度目の「サマージャム95」を聴けるものだと思い込んでいたのだけどこの日はサマージャムなしのセット。季節は夏を通りすぎてもう初秋なのですね。会場で声をかけてくれた人、ありがとう。なんか恥ずかしかったです。

この週末がほんとにほんとの最後の夏休みで、来週末はピリッと旅に出て福岡での久しぶりのライブです。待っとるけん来てくれんね。



“MUSIC CITY TENJIN”
2013年9月28日(土)@福岡イムズプラザステージ(イムズB2F)

観覧無料12:30〜16:00
*山田稔明の出演は15:30となります。
天神イムズ
〒810-0001
福岡市中央区天神1−7−11
ミュージックシティ天神


山田稔明『新しい青の時代』発売記念
“夜の科学 in 福岡〜brand new blue

2013年9月29日 (日)@ 福岡 cafe Teco
open 18:00 / start 18:30
前売 3,500円 (1ドリンク別)
出演者:山田稔明
オフィシャルサイトRESERVEにて受付中です
cafe Teco
福岡市中央区警固1-4-22 2F
TEL&FAX(092)713-9377

  
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2013年09月21日

お月様をもう一日



昨日のこと、だらだらとゾンビのように過ごす。夏の布団と冬の布団を整理したり、部屋をこまごま掃除したり。かと思うと、ぐーぐー寝てる猫に無理やり添い寝してそのまま昼寝になってしまったり。ああ、今が一年のなかで一番いい気候だなあなどと思っていたらすぐに夜になってしまいました。楽しみにしていたボブ・ディランのブートレグ・シリーズが届き鑑賞。音楽を聴いたり本を読んだりするには理想的な季節かもしれません。芸術の秋、読書の秋。

空には昨晩同様明るい月が昇る。「月齢的には今日のほうが丸い」とか「昨日より明るいよ」とかいう噂もあり、寝室の窓を開けてオペラグラスを覗く(コンサートや風光明媚な景色を眺めるためのグラスで月面までよく見えるのです)。思い立って月面地図を見ながらティコ、雲の海、晴れの海、静かの海と辿っていく。静かの海のあたりがちょうど月のウサギの頭の部分になる。「今日のほうが丸い」説はウソ、確実に際が欠けているように見えました。昨日と同じくらいの明るさだったような気がするけど、それはもしかしたら今日月をこれだけ真剣に見てる人はいないだろうという僕の優越感からかもしれない。  
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2013年09月20日

巣帰り、旅の本、渓谷と満月



昨日のこと、午後から出かけて久しぶりに等々力の家具と雑貨の巣巣へ。今年は巣巣にとっていろいろ大変な年だけど、やはりあのお店に行ってどうでもいいことをだらだらとおしゃべりする時間はかけがえのないものだ。毎年恒例の、目に鮮やかなラトヴィア展が始まっていて食指が動くも、ずっと欲しかった椅子を注文。もう少し寒くなった夜の読書が楽しみ。中目黒に移動してトラベラーズファクトリーで行われている「24人が薦める旅の本」展を覗きに。僕も参加して24人のうちの一人になっています。きれいなディスプレイ、他の皆さんの本とその紹介文も読書欲をかきたてるものでした。映画「オン・ザ・ロード」とコラボしたノートも入手。来月11日まで開催されています。

そして渋谷へ移動、21歳の女性シンガーのライブに顔を出して兄貴ぶっていろいろアドバイス。のびのび楽しそうに歌っていた。初めて自分でフライヤーを作りましたと嬉しそうに言う、その初々しさよ。若さのおすそ分けをもらう。地下のライブハウスから地上にあがると渋谷の谷から見上げる中秋の名月、満月。帰宅して部屋の灯りを消して窓際に寝転んでオペラグラスでウソみたいにきれいな月の表面を見ていたら寝てしまっていて、真夜中過ぎの地震で目が覚めた。昨晩は月を愛でた歌を聴いてくれた方がたくさんいたようで嬉しい。季節はもう秋。

  
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2013年09月19日

深緑とオレンジと青



昨日のこと、朝からバタバタと事務仕事。しかしこの季節のわが家1階リビングの日当たりは木漏れ日の公園のような快適さで猫が全身で光を浴びようとする「日向の猫」状態で、だぶだぶに心が和む。気分転換にお昼を「くすの樹」で。玉川上水と五日市街道沿いに30年以上の歴史を持つ、武蔵野が誇る喫茶店。この日はグループホームの方々でお店はいっぱい。おじいちゃんおばあちゃんたちが美味しそうにコーヒーをすするのを眺めるのはなんだか日向の猫を愛でるのにも似て優しい時間でした。

日が暮れてまんまるの月を見上げながら原宿、歩いて神宮前へ。旧知の友人と久しぶりにご飯を食べながらここ数ヶ月のことをいろいろ話す。メキシコ料理屋、途中でマリアッチの歌を歌いにきてくれたので「ロックンロール!」とリクエストするとサンタナを演奏してくれた。街はハロウィーンの装いでオレンジ色に溢れ、しかしGAPは「Back to Blue」と謳いまだまだ僕の背中を押してくれる。電車での行き帰りに松尾スズキ著「人生に座右の銘はいらない」を読む(ひと駅乗り越したりしながら)。とても可笑しく哀しく優しく、読み終わるのがさびしい。

そろそろ季節のグリーティングを書くのに相応しい季節になってきた。今日は中秋の名月、ハーベスト・ムーン。


  
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2013年09月18日

発信と受信



昨日のこと、朝いつものようにラジオでバラカンモーニングを聴いていたらシド・ストローという女性シンガーソングライターの歌が流れた。「Hard Times」という曲、19世紀にアメリカの作曲家フォスターが書いた民謡である(フォスターといえば「おおスザンナ」「草競馬」「ケンタッキーの我が家」など多くの農園歌、黒人歌などを作ったアメリカ音楽の父、である)。実は先週武蔵小山アゲインでのライブが終わった後にアゲイン店主の石川さんが熱っぽく「山田くん、フォスターちゃんと聴いたことある?絶対に君はフォスターを気に入るよ!」とCD3枚と伝記を一冊お借りしたところで、自分のなかのフォスター熱が高まっているときだったので聴き入ってしまった。調べたところその「Hard Times」が入っているアルバムにはR.E.M.のマイケル・スタイプとの共作デュエット曲が収録されているとのことで、レコードハンティングメモに早速新しい1枚が加わる。

昼から出かけて九品仏へ。ここはとても気のいい場所。いつもお世話になっている長門芳郎さんと土橋一夫さんの「ようこそ夢街名曲堂へ」の収録、『猫と音楽の蜜月』特集と「動物ソング」特集の2本録り。前の晩に「動物ソング」特集の選曲をしていて、動物が登場する歌がたくさんあるものだなと夜中に一人つぶやいた。イヌの鳴き声が印象的なJane's Addiction「Been Caught Stealing」が一番最初に浮かんだが、万引きってなんてスリリング!っていう内容の歌なので落選、スティーブ・ミラー・バンドの「Fly Like an Eagle」はCDが見つからず、ニール・ヤングの「Birds」については「トリってジャンルとしてざっくりしすぎやん」…という感じでいろいろ考えて選曲したものをオンエアでお楽しみください。

収録で聴かせてもらったノーマ・タネガという'60年代の女性シンガーの「Walking the Cat named Dog」という曲、“イヌと名づけた猫を散歩させる”という歌がとてもかっこよくて印象に残った。ポチという名前のうちの猫のテーマソングみたいに響いた。キレイな夕暮れの帰り道で渋谷に寄ってレコード屋さんを3軒はしごして、ノーマ・タネガは見つからなかったが朝聴いたシド・ストローのアルバム、1989年の『SURPRISE』を買って帰った。ワンコインくらいの値段でホコリをかぶっていた24年前の作品でも時と場合によって心をぱっとさせるような輝きを放つことがあるのだから、ラジオや文章などで発信される情報というのはとても貴重でかけがえのないものだな、と思った一日でした。音楽でも本でも映画でも、ひっそり取り残された街でも、なんでもそう。  
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2013年09月17日

台風と夕焼け



昨日のこと、朝から台風。面白いくらいの雨風だがテレビのニュースで映される各地の水浸しの状況はまったく笑えず。室内にしまえない庭のオリーブや植物たちが折れて倒れてしまいそう。ずっと窓の外を眺めながら事務仕事をしていました。夕方には台風一過、空は信じられないような色合いを湛え、まるで世界の終わりのような風景。雨風に翻弄された方々、イベント、京都の街が秋の気候に慰められますように。今朝は秋晴れ、日向の猫の風景が。

下北沢leteでの公演は定員数に達してソールドアウトとなりました。とても小さなスペースなのだけど7年ぶりのlete公演をぎゅうぎゅうの満員御礼で行えることは歌い手として幸せなこと。関東では今後10月5日の代官山蔦屋書店、そして12月7,8日の夜の科学2daysを予定しています。こないだ街を歩いたらもうハロウィーン、そしてすぐクリスマス(『Christmas Songs』を11月に全国発売する予定です)、そしたら2014年がそこに。頭に流れるBGMは「time keeps on slippin' slippin' slippin' into the future...」スティーブ・ミラー・バンドの「Fly Like an Eagle」です。

来週末は福岡2days、公私ともに久しぶりの“GMTに帰ろう”ツアーです。「あまちゃん」最終回の週末にGMTなのでおのずとあの歌を歌う流れに…?



“MUSIC CITY TENJIN”
2013年9月28日(土)@福岡イムズプラザステージ(イムズB2F)

観覧無料12:30〜16:00
*山田稔明の出演は15:30となります。
天神イムズ
〒810-0001
福岡市中央区天神1−7−11
ミュージックシティ天神


山田稔明『新しい青の時代』発売記念
“夜の科学 in 福岡〜brand new blue

2013年9月29日 (日)@ 福岡 cafe Teco
open 18:00 / start 18:30
前売 3,500円 (1ドリンク別)
出演者:山田稔明
オフィシャルサイトRESERVEにて受付中です
cafe Teco
福岡市中央区警固1-4-22 2F
TEL&FAX(092)713-9377
  
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2013年09月16日

“brand new blue” tour 2013は季節を越えて


山田稔明『新しい青の時代』発売記念
“brand new blue” tour 2013


6月2日(日)@恵比寿 天窓 switch
6月15日(土)@ 等々力 巣巣(インストアイベント)
6月21日(金)@ 大阪 cafe Roaom
6月22日(土)@ 加古川 チャッツワース
6月23日(日)@ 倉敷 三宅商店
6月27日(木)@吉祥寺 Star Pine's Cafe
7月5日(金)@気仙沼 みなみまち cadocco
7月6日(土)@仙台 SENDAI KOFFEE
7月7日(日)@福島 あんざい果樹園内 器やあんざい
7月14日(日)@札幌 レストランのや
7月15日(月祝)@札幌 たべるとくらしの研究所
7月20日(土)@有明 東京ビッグサイト “HandMade in Japan Fes 2013”
7月20日(土)@蔵前 in-kyo
7月21日(日)@中目黒 トラベラーズファクトリー
7月27日(土)@名古屋 名古屋陶磁器会館
7月28日(日)@岡崎 mado cafe
7月31日(水)@ 中野 Smash'07(DJ&トークイベント)
8月3日(土)@奈良 風の栖
8月4日(日)@タワーレコード難波(インストアイベント)
8月4日(日)@大阪 雲州堂
8月10日(土)@タワーレコード渋谷店(インストアイベント)
8月25日(日)@恵比寿 天窓 switch(バンド編成レコ発)
8月31日(土)@鎌倉 moln
9月7日(土)@ 尾道 JOHN burger & cafe
9月8日(日)@島根 松江 artos Book Store
9月12日(木)@ 武蔵小山 ライブカフェアゲイン(トーク&ライブイベント)


9月28日(土)@ 福岡 “ミュージックシティ天神”(フリーライブ)
9月29日(日)@ 福岡 cafe teco
10月5日(土)@ 代官山 蔦屋書店(フリーライブ)
10月12日(土)@ 長野 松本 豆とコーヒー Laura
10月13日(日)@ 長野 上田 お月見ライブ(with 高橋久美子)
10月20日(日)@ 長崎 諫早 オレンジスパイス
11月15日(金)@ 下北沢 lete *new
11月22日(金)@ 新潟 燕市 ツバメコーヒー(with HARCO)
11月23日(土祝)@ 新潟 新発田市 カフェノバ(with HARCO)
11月24日(日)@ 石川 金沢 Collabon(with HARCO)

お申し込み方法詳細はLIVEページをご覧ください。
“brand new blue”ツアーはまだまだ続きます…  
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11月の下北沢lete公演受付開始しました



昨日のこと、昼から出かけてむさしのFMでラジオ出演。25日に発売になる『猫と音楽の蜜月』のプロモーションのためのもので、僕の「夢のなかの音楽」をかけていただいた。吉祥寺のいろいろを伝えるラジオを埼玉から来たパーソナリティの方がやってるのが面白い。僕はなんだかいつもの散歩の延長でいつもより弛緩した感じでのトークに。どれくらいの人が聴いてくれただろうか。2003〜4年にこの局でレギュラーラジオをやっていたころはまだサイマル放送などもなく、聴いてくれている人のイメージが沸かずにモチベーションをあげるのに苦労したが、今ラジオをやるならもっと情熱的にできるだろうなあと思う。

ラジオ終了後36Subloでの展示と絡んで福田利之さんとロカリテ山田愛さん、そして沼津からのteteria大西さんが揃ったロカリテ日曜喫茶に遊びにいく。知り合いがたくさん。良原リエさんにお会いしお互いのCDを交換。良原さんの新作も福田さんが描いているので姉妹作のよう。昨晩に続き風の栖宮川さんにも再会(超二日酔い)。そこからカフェ長男堂に足を伸ばして取り置きしてもらっていた“まめぶ汁”をいただく。甘いのかしょっぱいのかわからないが美味!

夕方からイトケンさん来宅、夜までポチを愛でる猫カフェ状態に。8月末にとても体調の悪かったポチが元気になってわれわれ人間も嬉しく元気を取り戻し癒される。そういえばお昼のラジオで僕は「猫はとても不可解な生き物で何を考えているか全然わからないので、自分が猫になって人を観察するような『吾輩は猫である』のような歌は僕には書けない」と言う旨の発言をしたが、みんなに撫で回されて神妙な顔をしているポチの気持ちも、鬱陶しいのかまんざらでもないのか、実のところ全然理解できないのだ。猫はいい。とてもインディペンデントな動物。

11月15日(日付間違った記載がありました。正しい日程は11月25日の金曜日です)なんと7年ぶりとなる下北沢leteでのライブの詳細が決定、入場予約受付も開始しました。すでに残り数席となっていますので確実なご入場のためにお早めにご予約ください。一枚だけ残っていた7年前のleteでの様子を以下に。おそらく他のどことも違う響きの特別な夜になると思います。


2013年11月15日(金)@ 下北沢 lete
夜の科学 in 下北沢〜小箱のなかの音楽

出演;山田稔明
開場19:30/開演20:30
予約3,000円/当日3,300円(ともにドリンク代別途)

オフィシャルサイトRESERVEにて予約受付中

下北沢lete
〒155-0032
東京都世田谷区代沢5-33-3
TEL: 03-3795-0275

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2013年09月15日

下北沢の夜、吉祥寺の夜明け前



昨日のこと、久しぶりに作ったポストカードが到着。とても可愛い出来上がりで嬉しい。みんなもきっと喜ぶことと思います。ここ数年に描いたイラストを配しました。ライブ会場とかお付き合いのある雑貨屋、大阪のネコテンなどで販売します。夕方から出かけて下北沢を歩く。これほどゆっくり歩いたのはいつ以来か。立ち寄るのはレコード屋と本屋くらいだが下北沢も僕が足繁く通ってた頃とは全然変わった。

下北沢SEED SHIPでお誘いを受けていた高橋徹也さんのワンマンライブを観る。高橋徹也さんとsugarbeans佐藤友亮くん、そしてバイオリン、チェロ、ビオラの弦楽三重奏。とにかく徹底的に音楽的な2時間ちょっとの素晴らしい時間。この人みたいな歌うたいを僕は他に知らない。ステージ上には馴れ合い弛緩は一切なく最後まで緊張感と研ぎ澄まされた歌と演奏が繰り広げられて、すごいものを観たという感覚。とても刺激的でした。SEED SHIPの店長さんは以前渋谷スプーマでお世話になった土屋さんで、何年ぶりかの挨拶を。最近こういう再会が多い。

気持ちよく吉祥寺に帰ってきたら奈良の風の栖宮川さんが近くで飲んでいるという。「ふらっと寄りましょうか」と連絡をとって出かけていったらとてもディープな魔法じかけのような夜に。陶芸作家さん3人と雑貨屋さんが3人、凄腕の料理人が1という集まり、しかしゆるやかにいろんな点と点が繋がっていって気づいたら夜明け前。僕が自己紹介代わりの自分のCDを差し出したら交換に一品物の美しいビアマグをいただいた。美味しいお酒とご飯で満たされました。

明けて今日は大雨になりました。吉祥寺はお祭りなのに残念ですが、僕はお昼にむさしのFMの生放送に出演します。HPからPCでのサイマル放送にアクセスできます。スマートフォンでも全国で聴けるのではないでしょうか。僕はデレデレとうちのかわいい猫の話をするはずで、リリース前の猫コンピ収録の「夢のなかの音楽」をオンエアしてもらえると思いますのでぜひ雨の休日のお供に聴いていただければ。


2013年9月15日(日)13:00〜15:00(生放送)
むさしのFM「吉祥寺サンデーカフェ」
※山田稔明と土橋一夫の出演は、13:30からの予定です。
ゲスト:山田稔明, 土橋一夫(FLY HIGH RECORDS)
※サイマルラジオあり→http://www.simulradio.jp/
むさしのFM(http://www.musashino-fm.co.jp/
  
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2013年09月14日

変わっていく吉祥寺を歩く



昨日のこと、久しぶりに吉祥寺を時間をかけて散策した。36Subloでイラストレーター福田利之さんの「グッズ展」が始まったので覗きにいく。福田さんの部屋の机から発掘されたような年季の入った品々がフリーマーケットに。ガラクタからお宝までいろいろだがどれも福田さんの絵の世界とリンクする感じがするから不思議だ。この週末にお出かけすることをお薦めします。吉祥寺の街は最近どんどん変わっている。いつまでも終わらない駅ビルの改修工事で日々風景も違う。

ちょうど昨日はパルコブックセンターがリニューアルオープン、他のお店と違う感じになればいいな。公園口まで歩いて、丸井に移転した無印良品のリニューアルオープンも日を同じくして。以前まであったビルひとつまるまるMUJIの建物はこれからドンキホーテになってしまうらしい。駅から中道通りへ向かう道すがらにあった吉祥寺の老舗家具屋MIYAKEが閉店するらしく大セールをやっていた。このお店がなくなるなんて信じられない。井の頭線のホームの下、base cafeだったスペースが名前を改めてヒトトとしてリニューアルオープンしたのが前日、すっきりした空間でお茶をいただく。

変わってしまうものに対して「ああ、昔はよかったのに」というのは好きじゃないので、僕は僕で定点観測カメラのようにじっと街を眺めていようと思った一日でした。街が変遷していくのはいつの時代も重要な歌のモチーフなのだ。明日は吉祥寺むさしのFMでラジオの生放送。週末の予定が決まってない方は携帯ラジオを持って吉祥寺へお越しください。そういえば下北沢もしばらく行かないうちにまったく別の街に変わってしまったように思うけれども、久しぶりに下北沢でのライブを秋に。下北沢leteにて11月15日(金)、詳細に関しては追って。7年ぶりの小さな音楽会です。わくわくするし楽しみだ。  
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2013年09月13日

ラジオ出演情報

IMG_3215むさしのFM「吉祥寺サンデーカフェ」
2013年9月15日(日)13:00〜15:00(生放送)

※山田稔明と土橋一夫の出演は、13:30からの予定です。
ゲスト:山田稔明, 土橋一夫(FLY HIGH RECORDS)
※サイマルラジオあり→http://www.simulradio.jp/
むさしのFM(http://www.musashino-fm.co.jp/


K-MIX「ようこそ夢街名曲堂へ!」『猫と音楽の蜜月』特集
2013年9月28日(土)21:00〜21:55/再放送 9月30日(月)28:00〜28:55

出演:長門芳郎/土橋一夫
ゲスト:山田稔明
番組公式ブログ:http://d.hatena.ne.jp/yumemachi/
※LISMO WAVE/ドコデモFMを使えば全国で聴取可能。


FM PORT(新潟県民エフエム放送)「Music Convoy Saturday Special」(生放送)
2013年10月5日(土)18:00〜20:45

DJ:須賀由美子/ゲスト:山田稔明
番組HPはこちら



K-MIX「ようこそ夢街名曲堂へ!」動物ソング特集
2013年10月5日(土)21:00〜21:55/再放送 10月7日(月)28:00〜28:55

出演:長門芳郎/土橋一夫
ゲスト:山田稔明
番組公式ブログ:http://d.hatena.ne.jp/yumemachi/
※LISMO WAVE/ドコデモFMを使えば全国で聴取可能。


  
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2013年9月12日 @ 武蔵小山 “月あかりのナイトリスニング vol.1”



昨日のこと、武蔵小山カフェライブアゲインでのトークとライブのイベント“月あかりのナイトリスニング”。名店ペットサウンズレコードの森陽馬さんと話していてお互い同級生ということもあり、なにか通常のライブとは違うことをやれないか、と陽馬さんが尽力してくれて立ち上がった新しい企画。音楽遍歴を多面的に語り合う第一回目は木曜日の夜にひっそりと執り行われました。夕方から会場入り、しかしまずはペットサウンズであれこれチェックして散財。「わ!こんなの出てたんだ」とか「これはアナログで持っておきたいよなあ…」などぶつぶつ言いながら。本屋とレコード屋でのライブは楽しいが財布に厳しい。R.E.M.やジェームス・テイラーなども並べて山田稔明コーナーを展開していただいていて感動。

第一部は僕と陽馬さんとのトーク。人造人間キカイダーからケルアック「オン・ザ・ロード」、ゾンビの話まで脱線したり本筋に戻ったり。雰囲気としては公開のラジオ番組をやってるみたいだった。これは面白い。定例化したいイベント。すごく丁寧なリーフレットを作ってもらってお客さんはそれを見ながら話を聞く。ジンを作っているからこういうさりげない冊子を作るのがどれだけ大変かわかるから陽馬さんのかけてくれた手間、心から感謝したい。

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後半、第二部は弾き語りのライブ。ここ最近のレコ発セットとはまったく違う、前半のトークとも関連する歌を。「風をあつめて」はずいぶん昔に寺岡呼人さんのイベントに出たときにセッションした記憶があるがきちんと一人で歌い上げるのは初めて。山田稔明的「風をあつめて」であるところの「光と水の新しい関係」を続けて歌った。荒井由実「ひこうき雲」のコード進行の妙と絡めて「午後の窓から」を。誰かがTwitterで「初秋には『cobblestone』を聴く」と呟いていたことに触発された。R.E.M.カバーは「Man on the Moon」を。これはいつか札幌でカポウさん(この曲に登場するアンディ・カウフマンのファンなのだ、彼女は)と一緒にやろうとリハまでしたが叶わなかった歌。とにかく僕自身がとても楽しいステージでした。平日の晩、遅くまでお付き合いいただき感謝。また年内にやろうという流れになっています。ペットサウンズ陽馬さん、アゲインの石川さん、ありがとうございました。引き続きどうぞよろしくお願いします。


2013年9月12日(木)@ 武蔵小山 Cafe Live Again
PET SOUNDS RECORD present
“月あかりのナイトリスニング vol.1”


第一部:Talk with 森陽馬(PET SOUNDS RECORD)

第二部:山田稔明 LIVE

1.風に吹かれて(Bob Dylan カバー)
2.どこへ向かうかを知らないならどの道を行っても同じこと
3.風をあつめて(はっぴいえんど カバー)
4.光と水の新しい関係
5.These Days(Jackson Browne カバー)
6.午後の窓から(from GTH『cobblestone』)
7.天気読み(小沢健二 カバー)
8.Man on the Moon(R.E.M. カバー)
9.月あかりのナイトスイミング
10.光の葡萄
11.頼りない天使(フィッシュマンズ カバー)
12.一角獣と新しいホライズン
  
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2013年09月11日

“brand new blue” tour 2013(DAY18:9月9日 島根〜東京)

旅の3日目は島根から東京へ帰る日。18時過ぎの便までの時間で島根を満喫するために早起きして宿を出発。蔦の絡まる珈琲館でモーニングを済ませてまずはたくさんの人に強く薦められた堀川めぐりを。松江市は松江城を中心に栄えた街。城を囲む堀川は城下町を守るとともに輸送や人の往来、生活用水として暮らしに密着してきた流れ。そこを小舟で行くのだ。



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水面を滑るように走る船、天井の低い橋をくぐるときには船の屋根が下がってくるので乗客である僕らはぐっと姿勢を低くしないといけないのだけどそれがまた楽しいアトラクションに。船からは鷺や亀が甲羅干ししている姿、街を行く観光客を眺める。道路を走っていただけれは見えない高さの景色がたくさんあった。小泉八雲のゆかりの地ということで、彼が松江で英語教師としてやってきたのが今の僕と同じ39歳のことだったと知り興味がわく。出雲の国のお膝元で何を思って雲を見上げていただろうか。八雲庵で美味しい鴨なんばんをいただく。松江はとてもいい街。ついこないだまで地理関係も把握していなかったのに大好きになりました。お薦めされたMGという喫茶店や中古レコードもあるという駅前の古着屋など時間がなくて回れなかったところも多いのでまた必ず再訪したいと思います。

そしてついに出雲大社へ向かう。道すがら、宍道湖の水面は空を映して“青”のグラデーションに。

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辿り着いた出雲大社、空には雲ひとつないクロマキーバックのような青空。陳腐な物言いになるが、ここは間違いなくパワースポット。空気の音がシンシンと聞こえる。事前にファンの方からの忠告で教えられていた作法にしたがってお参り。願うことはそう多くはない。ひとつかふたつである。古事記や日本書紀に記された荒唐無稽な物語もこの空の下ではなんとなく想像がつくような。大きなしめ縄、因幡の白兎や大国主神像、さざれ石、見るものすべてが興味深い。

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二礼四拍手一礼でお祈りして個人的には今回の旅、ミッション・コンプリート。日陰は涼しいが日差しは夏のように身体を疲れさせる。ライブ後のアンケートに地元の方からの薦めで書いてあった「旧大社駅」へ行ってみることに。1990年にその役割を終えた旧駅。ここがとても素晴らしい建物で感動した。全国各地から出雲大社を目指してくる巡礼者の辿り着く場所をしての息遣いをいまだ感じる。鉄道ファンではない僕もあれこれ興奮。

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そして最後に訪れたのは稲佐の浜。ここは日本の渚100選に選ばれた砂浜とのこと。そびえ立つ弁天島、「古事記」における国護り神話の舞台である。まだ夕暮れには早い太陽はしかし真夏のそれとも違う色で水面で乱反射、胸のすくような景色を浮かび上がらせる。この2日間で見た“光と水”の風景はこれまでの僕の心のスケッチを塗りかえてしまうような鮮烈な彩りを湛えていました。

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かくして長いようであっという間の広島、島根を巡るツアーが無事終了しました。夕暮れの飛行機に乗って辿り着いた東京は少しだけ秋の匂いがして、季節の移ろいを感じた。時間は前に前に進んで決して後戻りはしないのです。旅先で出会った皆さん、心尽くしのサポートをしてくださった皆さん、お客さん、遠くから思ってくれたみんなに大きな声でありがとうと言いたい。次の旅も今から楽しみです。


  
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“brand new blue” tour 2013(DAY17:9月8日 島根 松江 artos Book Store)

ツアー2日目の朝、早々に島根に向けて出発。天気予報はぐずついている。道中は山を越えてゆくルート、ときどき下道を走る。雲が山の頂上を隠し時折雨も降る。どうか行く先が晴れますように。一度鳥取県に入って境港市に寄ることに。ここは水木しげるロードで有名な街である。「崖の上のポニョ」同様に「ゲゲゲの鬼太郎」にも思い入れのない僕だったが、この街に降り立つや、なにやらイカ釣り漁船が大漁旗を立ててお祭をしていたりしてどんどん気分が盛り上がっていくのだった。

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このように「子どもか!」というほど楽しんだ境港。おそらくはシャッター商店街だったであろう街ごと盛り上げる水木しげる先生のパワーはすごい。資料館も圧倒的で神話の地に行く前に妖怪たちの洗礼を受けることになりました。道端にいた鬼太郎、髪の毛のバサバサ具合がよくあるホストのような風情で、しかも立ち居振る舞いがチャラくてチューインガムをくちゃくちゃ噛んでるみたいな適当さで観光客と写真を撮っているのがなんだか微笑ましくてよかった。

お昼ご飯にイカ丼を食べていよいよ島根県、松江市へ向かう。とにかく雲の形がすごい。雲のパターン全部入りという感じ。「雲が出る」と書いて出雲と言うが、なにか地形的な特色があるのだろうか。風景がパッと切り替わる感じ、僕はよく「神様の管轄が変わった」と表現するがこの日もそういう感覚があった。まずは松江の象徴とでも言うべき宍道湖を眺める。いつの間にか空は晴れわたり、自分の晴れ男神話に身震いがして、やはり名刺の肩書に「晴れ男」と入れなくてはと思う。

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辿り着いたアルトスブックストアは聞きしに勝る素晴らしい本屋さん。メールや電話でやりとりしていた西村さん夫妻とご挨拶。本屋好きな僕が本棚をバックにしての演奏、良いライブにならないわけがない。隅から隅まで本をぐるっと見てまわる。ここでのイベントはなかなか演者がリハーサルを始めないらしいのだけどそれも納得。あれもこれもと欲しいものが見つかった。さっと準備をして夕方16時半に開場、ライブがスタートする17時半はまだ外も明るい日差しが。

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この日の演奏はもしかしたら今年一番だったかもしれない。生音に少しだけアンプリファイした音を加えた心地よい音量でリラックスして自宅で演奏しているような感触がありました。ぶり返したように汗をかかせたこの日の天気に導かれタンスにしまったはずの「夏の日の幻」を。そしてせっかくの本屋さんでのライブなので学生時代の本にまつわる話をしました。「カプチーノを二つ」というデビッド・アップダイクの本について。そしてウクレレでの「アップダイク追記」で秋の気配も忍ばせて。

どんどん日差しが暮れていって、時間の経過が目に見えるような中でのライブはとても印象的で1曲歌い終わるごとに影の長さが変わる。そして歌うのに夢中になっていてハッと我に返ると外にはとっぷりと夜の帳が降りていました。時折正面にディスプレイされてあるファッション誌LEE表紙の広末涼子と目があったりしつつ、本と音楽の相性の良さを感じながらすでにもう「またここに来たいな」と思っていました。素晴らしい時間でした。電池を交換して猫のブルーもひっくり返るくらい踊っていたことを記しておきます。



終演後のサインの列も長く、たくさん遠くから近くからお越しくださった皆さんに感謝。初めて島根に来るきっかけがこの日のライブだったという方も多かった。そして僕は閉店後のお店でビート・ジェネレーションの本をはじめさんざん散財。打ち上げはその本棚に囲まれて松江のおでんで。店長の西村さんともたくさん話ができて、いろいろな繋がりが点在したものが一気に集約される感じで、ホントに今回このお店でライブができてよかったなと思いました。

このお店と僕を繋いでくれたのがチャッツワース岸本さんで、「アルトスさんで山田くんのライブが見たい!」とコンタクトを取ってくれたのでした(岸本夫妻もたっぷり本を購入していました)。それ以前の2009年にも僕のCDをアルトスに渡してくれて熱心に働きかけてくれたファンの方がいて(そのときに「アルトスさんへ」とサインをいれた『pilgrim』とも再会しましたよ)そこから数えると実に4年ほどの時間を経ての邂逅、こうやって実際お会いして足を運ぶことの大切さが身にしみてわかった一日。ダンラナチュールなっちゃんやアアルト庄野さん、中川ちえさん、tico moon、ディモンシュ堀内さんと親しい人たちがみんなアルトスで繋がるのだ。アルトス西村夫妻、お手伝いいただいたお二人、そして岸本夫妻、そしてご来場の皆さん、どうもありがとうございました。夜遅くまで食べて飲んで、ホテルに帰ったら寝落ちしてしまい気づいたら朝に…。

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“brand new blue” tour 2013(DAY16:9月7日 広島 尾道 JOHN burger & cafe)

季節の色合いが少し変わった9月、東京を離れるツアーのときに数える数字は“DAY16”になりました。前回は大阪と奈良の旅から随分時間が経ったようにも感じる。今回の旅は広島県尾道市と島根県松江市。どちらもライブをするのは初めての街。ずっと楽しみにしていたツアー。大雨に見舞われた西日本、天気が心配。旅の始まり、9月7日の朝の東京は雨や曇の不機嫌な天気。朝早い飛行機で広島空港へ向かう。雲の上はもちろん晴れ。どうか彼の地でも降りませんように。



辿り着いた広島空港、多分僕がこの空港を利用するのは初めてだろう。風が心地よく暑くもなく寒くもない快適な気候。今回の旅は加古川の英国紅茶のお店チャッツワースの岸本夫妻が車でアテンドしてくれることになって、空港で合流。岸本さんたちは6時半出発、僕も5時半起き。まず向かうのは尾道を一度通りすぎてから鞆の浦(鞆地区)という街。

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鞆の浦は最近「ウルヴァリンSAMURAI」のロケが行われたそうで、映画館の予告を見て「なんだこの騒々しい映画は」と思っていたのが俄然興味が出ました。そして何よりこの街は「崖の上のポニョ」の舞台の街のモデルになった場所なのですね。いたるところにポニョ?金魚?がいました(なんと宮崎アニメに疎い僕よ!)。そして猫にもたくさん遭遇。水面と地面が近い街、どんどん天気が良くなってきて光が乱反射する様は目に鮮やかで、また改めて「光と水の新しい関係」を更新させることになるかもしれません。龍馬が乗っていた「いろは丸」もこの辺りに沈んだのか資料館などがあり、かなり楽しい街歩きができました。鞆の浦は船の街。今回尾道でのライブには“BON VOYAGE!”というイベントタイトルがついていたのだけど、その言葉の意味が繋がってハッとしました。

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鞆の浦から尾道へ向かいます。尾道は2010年の初夏に広島でのライブの後にふらっと遊びにいったのが初めての訪れで、そのときもチャッツワース夫妻と一緒だった。あてもなく細い坂道を登って「時をかける少女」のロケ地に遭遇したり、僕はその日の記憶がきっかけで「平凡な毎日の暮らし」を書いた。そのときにはまさかチャッツワースで原田知世さんと伊藤ゴローさんのライブをやることになるなんて思いもしなかったな。

前回来たときはノーチェックで(しかも疲れすぎてて)登ることができなかった千光寺山へ。もちろんロープウェイだ。山の高さはたったの144メートル、頂上への所要時間も3分と短いが、千光寺山ロープウェイは急勾配の具合がすごい。良い角度。古い街並と船工場と海、瀬戸内海の多島美を愛でながら登る。「曲がりくねった坂道、石畳。振り向けば海を見下ろす月明かり」自分で書いた歌がぐるぐると頭で鳴る。頂上では猫が2匹、愛らしい顔で迎えてくれた。やあ、君はさっき会った猫。

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やたら長い貨物列車に何度も出会うなあ、と思ったときにハッとして、そういえば同じようなことを3年前に感じて「遠く離れた真夜中の線路の/寂しげに響く貨物列車の音」という歌詞を書いたのだったと気付く。まるで「平凡な毎日の暮らし」の答え合わせのようで。尾道プリンが名物の「おやつとやまねこ」、細い路地を登っていったところにある「ネコノテパン工場」など散策(パン屋には営業時間に間に合わなかった)会場となるJOHN burger & cafeは港沿いの洒脱なハンバーガー屋さん。美味しいハンバーガーをいただいてライブの準備。

この日のライブを実現に導いてくれたのは旧知の音楽仲間、カメラマンズというバンドで歌っていた永田くん。PE'Zのディレクターとしても活躍した彼は去年から地元三原に帰って地元を音楽で盛り上げる活動をしている。照明、PAとがっちりサポートしてくれてカフェライブとは思えないしっかりした設備での演奏になりました。19時半に開場し20時からとゆったりしたスタート。ライブはいつものようにニューアルバムから「どこへ向かうか」で始まりました。

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やはりこの街で歌う「平凡な毎日の暮らし」はとても感慨深いものがありました。この歌は大地震の数日後にデモを公開したこともあって震災以降の日常とリンクするという感想を聞くことも多いのだけど、その誕生の起源となった場所へ里帰りしてひとつの形が完成したように感じた。僕のライブを初めて観る人も多い会場でたくさんしゃべってたくさん歌いました。惜しむべくは猫のブルーの踊りのキレの悪さ(電池が…)。広島や岡山はもちろん、東京、山口、九州と駆けつけてくれた皆さん、そして心強いサポートのボンボヤージュ!スタッフの皆さん、そして岸本夫妻に感謝。

夜は永田くんも含めてスペインバルでお疲れさま。朝早くから起きて道中しゃべりとおした僕はさすがにくたびれて知らないうちに次の朝になっていました。ああ、ここは迷路の街。また来ます、尾道。


  
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2013年09月10日

東京に帰ったら秋だった



島根から東京に帰る日、飛行機の時間ぎりぎりまで松江市内と出雲の国を満喫とにかくすばらしい街、また何度も来たいと思いました。空気が凛としていて、自分が日本人であることをちょっと改めて意識して日々を過ごしたいと思います。尾道からの旅日記はまた改めて。夕暮れの飛行機に乗って辿り着いた東京は湿気の具合が確実に前回の旅の時とは違う。小さい秋を見つけた!という感じでした。

休む間もなくあさっては武蔵小山ライブカフェアゲインで“月あかりのナイトリスニング”というトークとライブのイベントを。名店ペットサウンズレコードの森陽馬さんとの新しい試みです。森さんから提示されたアンケートに事前に答えたのですが、それをもとにとても楽しいリーフレットをつくってくださって、とても楽しい夜になりそうです。平日ですがぜひお時間工面して遊びにきてください。初めて話すこともたくさん出てくるかもしれません。お申し込みはお店のHPで。


PET SOUNDS RECORD presents
“山田稔明 月あかりのナイトリスニング”
2013年9月12日(木)@ 武蔵小山 ライブカフェアゲイン


18時半開場 19時半開演
前売2,000円/当日2,500円

GOMES THE HITMAN山田稔明のルーツとなった音楽を
アナログ・レコードを楽しみながら聴き、より音楽の良さを共有するための
第1部トーク&DJ、第2部ライヴのスペシャル・イベントです。
アゲインHPから入場予約受け付け中です!

ライブカフェアゲイン
〒142-0062
品川区小山3-27-3
ペットサウンズ・ビル B1F  
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2013年09月09日

2013年9月8日 夜の科学 in 松江 @ artos Book Store【SETLIST】




2013年9月8日(日)@ 島根 松江 アルトスブックストア
“夜の科学 in 松江〜brand new blue”


1.どこへ向かうかを知らないならどの道を行っても同じこと
2.一角獣と新しいホライズン
3.光と水の新しい関係
4.予感

5.夏の日の幻
6.アップダイク追記
7.太陽と満月

8.月あかりのナイトスイミング
9.やまびこの詩
10.光の葡萄
11.日向の猫
12.あさってくらいの未来

EN
13.ハミングバード
14.名前のない歌(仮)  
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2013年09月08日

2013年9月7日 BON VOYAGE!@ 尾道【SETLIST】



2013年9月7日(土)@ 尾道 JOHN burger and cafe
“BON VOYAGE!前夜祭 夜の科学 in 尾道〜brand new blue”


1.どこへ向かうかを知らないならどの道を行っても同じこと
2.光と水の新しい関係
3.一角獣と新しいホライズン
4.予感

5.平凡な毎日の暮らし
6.太陽と満月
7.やまびこの詩
8.月あかりのナイトスイミング

9.光の葡萄
10.日向の猫
11.hanalee

EN
12.ハミングバード
13.名前のない歌(仮)


初めましての方もずっと応援してくれている人も
遠くから近くから本当にありがとうございました。
BON VOYAGE!スタッフのサポートにも感謝!
  
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2013年09月07日

オン・ザ・ロードからのオン・ザ・ロード



昨日のこと、旅に出る前に旅の映画を、ということで2度目の「オン・ザ・ロード」鑑賞。不思議なことに試写を観たときに感じた「長い映画」という印象がなくなって、あっという間の2時間20分だった。前回観たときは空調が効きすぎて寒かったからかもしれない。“裸の詩人”ことカーロ・マルクス=アレン・ギンズバーグに感情移入して観ている自分がいた。パンフレットを購入したがいろんな事実を知りまた読みたい本が増えたりして、興味は尽きない。平日午後の上映にも関わらずお客さんも多く、恒例のカップルがたくさん上映終了後に「若い人向けの映画ね」という声が聞こえたが、いやいや、年齢は関係ないよ。ハートだよ。

もちろん今日からの旅はヒッチハイクでもグレイハウンドでもないが、見たこと聞いたこと思ったことをちびた鉛筆でノートにひたすら書きつけるような道中にしたいと思います。今日は尾道、明日は松江。ポストカード企画(住所氏名を書いて切手を貼ったハガキをアンケートと一緒に提出していただければあとで手描きの返事を返します)も募ります。ドレスコードは初秋の青、僕は『新しい青の時代』と数曲の新しい歌を持って出かけます。当日券に関しては直接会場へお問い合わせください。僕もみんなもボン・ボヤージュ。楽しい週末を。


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BON VOYAGE!〜渡る渡船は音楽ばかり〜前夜祭
山田稔明『新しい青の時代』発売記念
“夜の科学 in 尾道〜brand new blue”

2013年9月7日(土)@ 尾道 JOHN burger & cafe
open 19:30 / start 20:00
前売 3,000円 / 当日3,500円 (1ドリンク別)
出演者:山田稔明

友人である永田敬士氏が地元有志と開催する音楽イベント「BON VOYAGE!」の前夜祭として
心強い橋渡しをしてくれました。会場JOHN burger & cafeでは渡船の定期券をモチーフに
した前売りチケットを販売中です。美味しいハンバーガーも楽しみです。

チケットはJOHN burger & cafe店頭、
オフィシャルサイトRESERVEにて受け付けます
JOHN burger & cafe
〒722-0036 広島県 尾道市 東御所町3−25



山田稔明ニューアルバム発売記念ライブ
“夜の科学 in 松江〜brand new blue”

2013年9月8日(日)@ 島根 松江 artos Book Store
開場16:30/開演17:30/前売2500円 (当日3000円)

松江の素晴らしいセレクトブックショップと僕を繋いでくれたのは
加古川チャッツワースでした。「山田くんのライブをここで観たい」という
熱い思いがようやく実現します。出雲大社詣でも楽しみなのです。

※チケットはartos店頭/HPからお申込み受付中です
(オンラインショップからのご購入をお薦めします)
artos Book Store
〒690-0884島根県松江市南田町7-21
TEL/FAX 0852-21-9418  
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2013年09月06日

小箱のなかの音楽



昨日のこと、夕方までかかって一仕事、どっと疲れてしまったが、夜になって出かけて下北沢へ。leteの扉をくぐったのはいつぶりだろうか、福岡から演奏旅行に来ているセロキチさんとtico moonのジョイントライブを観る。ゼロキチさんはウクレレ弾き、言葉と歌のない独奏だがそこにいろんな風景があった。楽器の特性で南国を思わせる曲もあれば英国のネオアコ、広大なアメリカの風景を連想させるものもあり、音楽の可能性を再確認させてくれました。

久しぶりに観たtico moon、いつもよりハープとギターの音がすぐそこで鳴っている感覚で、このleteという小さなスペースでしか鳴らない響きのように感じました。いつものようにMCも楽しくゼロキチさんとの合体セッションもとても素晴らしかった。ライブが終わる頃には心も体もリフレッシュしていて(ん?なんかとてもありふれた言い方だけどそんなふうに思ったのだ)観にきてよかったなーと嬉しくなりました。会場では長崎諫早のオレンジスパイスの平湯さんと林店長ともお会いできて10月の九州旅が楽しみで仕方ない。

tico moonのおふたりと会うといつも全国津々浦々のライブ会場やお薦めスポットなどの情報交換会となるのだけど昨晩はそこに九州に詳しいゼロキチさんが加わって話は盛り上がり、しかしそれはどんどんカレーの話に脱線、結局最後はカレーが食べたくなりました。まだ見ぬ風景、行ったことのない街がたくさんあってそこで音を鳴らすのが日々の目標。明日から尾道、松江の旅です。まず広島へ入ってそこから尾道へ向かいます。JOHN burger& cafeさんでは美味しいハンバーガーを食べながらライブをご覧いただけます。アルトスでは立ち読みしながらのライブ?とても楽しみな、初めての街でのライブの準備をこれから。


BON VOYAGE!〜渡る渡船は音楽ばかり〜前夜祭
山田稔明『新しい青の時代』発売記念
“夜の科学 in 尾道〜brand new blue”

2013年9月7日(土)@ 尾道 JOHN burger & cafe
open 19:30 / start 20:00
前売 3,000円 / 当日3,500円 (1ドリンク別)
出演者:山田稔明

友人である永田敬士氏が地元有志と開催する音楽イベント「BON VOYAGE!」の前夜祭として
心強い橋渡しをしてくれました。会場JOHN burger & cafeでは渡船の定期券をモチーフに
した前売りチケットを販売中です。美味しいハンバーガーも楽しみです。

チケットはJOHN burger & cafe店頭、
オフィシャルサイトRESERVEにて受け付けます
JOHN burger & cafe
〒722-0036 広島県 尾道市 東御所町3−25



山田稔明ニューアルバム発売記念ライブ
“夜の科学 in 松江〜brand new blue”

2013年9月8日(日)@ 島根 松江 artos Book Store
開場16:30/開演17:30/前売2500円 (当日3000円)

松江の素晴らしいセレクトブックショップと僕を繋いでくれたのは
加古川チャッツワースでした。「山田くんのライブをここで観たい」という
熱い思いがようやく実現します。出雲大社詣でも楽しみなのです。

※チケットはartos店頭/HPからお申込み受付中です
(オンラインショップからのご購入をお薦めします)
artos Book Store
〒690-0884島根県松江市南田町7-21
TEL/FAX 0852-21-9418
  
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2013年09月05日

地震、カミナリ、猫



昨日のこと、朝から記憶の抽斗に触れるような地震。すぐに津波と原発を心配してしまう。こんな国でオリンピックなんて可能なのか?その想像力が僕にはない。午後から高橋久美子ちゃんと打ち合わせ、夜までいろいろ作業。彼女の「ヒトノユメ in 長野」開催まで2週間とちょっと。準備もラストスパート。どんな言葉と音とビジュアルの世界が繰り広げられるだろうか。fwj五十嵐くんから託されていたヒトノユメ招き猫に久美子ちゃん大喜び。10月13日の長野上田でのライブはヒトノユメ会場の庭、芝生の広場での名月を見上げながらのライブとなります。もうその頃には防寒具を持って旅するのだな。松本と上田、信州旅をぜひ。

トラベラーズノートブックはいつも素敵なブックレットを配布しているが、その第8号に寄稿させていただいた。とても光栄です。もうすぐ店頭で手に入れられると思いますし、僕のライブ会場でも配布予定です。かっこいい冊子に仕上がっていますのでお楽しみに。今朝は雷と雨の音で目を覚まし、明後日からの尾道、松江の旅の支度。雨よ降らないで、太陽と濡れたさまざまなものをからっと乾かして。週末は尾道、松江で合流しましょう。


2013_top


<10月は長野2days!>

山田稔明ニューアルバム発売記念ライブ
“夜の科学 in 松本〜brand new blue”
2013年10月12日(土)@ 松本 豆とコーヒー Laura

開場16:30/開演17:00/前売2500円 (当日3000円)

*入場ご予約はLauraのHPにて受付中
豆とコーヒー Laura
〒390-0811長野県松本市中央2-8-12
TEL;0263-88-5280



ヒトノユメ “十五夜祭り”
2013年10月13日(日)@ 長野 上田 ヒトノユメ展会場内 芝生ステージ

開場18:00/開演18:30/前売3000円 (当日3500円)

作家高橋久美子(ex.チャットモンチー)が画家白井ゆみ枝と共同開催する
ヒトノユメ in 長野開催期間中のイベントにゲスト参加します。音楽と朗読
を秋の名月を見上げながら。
*チケットはヒトノユメHPにて受付中です。

ヒトノユメ
会場;笠原工場常田館製糸場跡
〒386-8611 長野県上田市常田1-10-3


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BON VOYAGE!〜渡る渡船は音楽ばかり〜前夜祭
山田稔明『新しい青の時代』発売記念
“夜の科学 in 尾道〜brand new blue”

2013年9月7日(土)@ 尾道 JOHN burger & cafe
open 19:30 / start 20:00
前売 3,000円 / 当日3,500円 (1ドリンク別)
出演者:山田稔明

友人である永田敬士氏が地元有志と開催する音楽イベント「BON VOYAGE!」の前夜祭として
心強い橋渡しをしてくれました。会場JOHN burger & cafeでは渡船の定期券をモチーフに
した前売りチケットを販売中です。美味しいハンバーガーも楽しみです。

チケットはJOHN burger & cafe店頭、
オフィシャルサイトRESERVEにて受け付けます
JOHN burger & cafe
〒722-0036 広島県 尾道市 東御所町3−25



山田稔明ニューアルバム発売記念ライブ
“夜の科学 in 松江〜brand new blue”

2013年9月8日(日)@ 島根 松江 artos Book Store
開場16:30/開演17:30/前売2500円 (当日3000円)

松江の素晴らしいセレクトブックショップと僕を繋いでくれたのは
加古川チャッツワースでした。「山田くんのライブをここで観たい」という
熱い思いがようやく実現します。出雲大社詣でも楽しみなのです。

※チケットはartos店頭/HPからお申込み受付中です
(オンラインショップからのご購入をお薦めします)
artos Book Store
〒690-0884島根県松江市南田町7-21
TEL/FAX 0852-21-9418
  
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2013年09月04日

羽根のように舞う言葉の種



初めて尾道に行ったのは『home sweet home』リリース後すぐの2010年の6月のことで、そのときのことはこの日記に詳しく書いてあるのだけど、もしこの旅がなかったら「平凡な毎日の暮らし」という曲ができなかった。2011年の夏に徳島で行われた高橋久美子✕白井ゆみ枝の「ヒトノユメ」展を観にいくドライブ旅をしなかったら「月あかりのナイトスイミング」は書き得なかった(そのときのことはここに)。伊豆の大室山のリフトに乗らなければ「一角獣と新しいホライズン」のフレーズは浮かばなかったし、木曽駒ケ岳の頂きまでロープウェイ登山しなかったら「やまびこの詩」は生まれなかった。その手を高く掲げ羽根のように舞う言葉の種を捕まえる日々よ。そう考えると僕らは毎日何かを手に入れて、同じくらいの何かを見過ごして暮らしているのだろうな。こないだ誘われた飲み会に無理を押して出かけていっていれば大好きな人に会えていた、ということを後で知り「後悔のない毎日を」と改めて心に誓いました。

昨日のこと、夜まで作業、夜になってディストリビューションをお願いしているブリッジの担当氏と吉祥寺のドイツビールのバーで落ち合って美味しいビールを。また新たな関東でのストアライブが決まりそうです。誰と会っても結局あまちゃんの話。どうやら僕の久しぶりの福岡でのライブが最終話の日らしい。地元にいるタイミングなのでおのずと「地元へ帰ろう」を熱唱するのだろうか。それはさておき今週末は尾道、松江のシルバートレイルツアー、その昔採掘した銀を運ぶのに使われたルートを行く旅です。



BON VOYAGE!〜渡る渡船は音楽ばかり〜前夜祭
山田稔明『新しい青の時代』発売記念
“夜の科学 in 尾道〜brand new blue”

2013年9月7日(土)@ 尾道 JOHN burger & cafe
open 19:30 / start 20:00
前売 3,000円 / 当日3,500円 (1ドリンク別)
出演者:山田稔明

友人である永田敬士氏が地元有志と開催する音楽イベント「BON VOYAGE!」の前夜祭として
心強い橋渡しをしてくれました。会場JOHN burger & cafeでは渡船の定期券をモチーフに
した前売りチケットを販売中です。美味しいハンバーガーも楽しみです。

チケットはJOHN burger & cafe店頭、
オフィシャルサイトRESERVEにて受け付けます
JOHN burger & cafe
〒722-0036 広島県 尾道市 東御所町3−25



山田稔明ニューアルバム発売記念ライブ
“夜の科学 in 松江〜brand new blue”

2013年9月8日(日)@ 島根 松江 artos Book Store
開場16:30/開演17:30/前売2500円 (当日3000円)

松江の素晴らしいセレクトブックショップと僕を繋いでくれたのは
加古川チャッツワースでした。「山田くんのライブをここで観たい」という
熱い思いがようやく実現します。出雲大社詣でも楽しみなのです。

※チケットはartos店頭/HPからお申込み受付中です
(オンラインショップからのご購入をお薦めします)
artos Book Store
〒690-0884島根県松江市南田町7-21
TEL/FAX 0852-21-9418

  
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2013年09月03日

残暑お見舞い申し上げられず



恵比寿と鎌倉のライブが終わってぼんやりしつつ、しかしそんな暇はそんなにない。恵比寿を経ての安宅くんの日記はこちら、2週続けてサポートしてくれた五十嵐くんの回想はここに。みんながみんなの言葉を持っていて素晴らしい。一昨日は杉並になるオカズデザインさんの台所アトリエ「カモシカ」まで出かけていった。奈良からデルベアさんがかき氷を、徳島アアルトコーヒーから庄野さんがコーヒーを淹れにきていたのだけど、予想通りの大繁盛で夕方から予定のあった僕は残念ながらかき氷はいただけず、しかし会場での演奏を担当したtico moonのおふたり、偶然ばったりのイラストレーター福田さん、カモシカの皆さんに挨拶をすることはできた。一口だけいただいた杏のかき氷、美味しかった。ポストカード企画の返事を、と思っているのだけど残暑きびしく「残暑お見舞い申し上げます」が書けない。僕自身が残暑にお見舞いされてしまっている。オータムグリーティングを気長にお待ちください。

昨日は終日自宅にこもっての録音とミックス作業。地味な作業だがこういう日はきちっと家でご飯が食べられて乱れた食生活を立て直すいいきっかけになる。きちんと食卓でご飯を食べていたら最近食欲減退気味の猫が「あたいも食べる!」としっかり食事してくれて嬉しかった。今週末お世話になる松江のアルトスブックストアに電話。雨の多い今年の島根、今週末もしっかり雨の予報らしいがここは晴れ男の面目躍如といきたいところである。初めての尾道と松江、今からとても楽しみで、わくわくしている。




BON VOYAGE!〜渡る渡船は音楽ばかり〜前夜祭
山田稔明『新しい青の時代』発売記念
“夜の科学 in 尾道〜brand new blue”

2013年9月7日(土)@ 尾道 JOHN burger & cafe
open 19:30 / start 20:00
前売 3,000円 / 当日3,500円 (1ドリンク別)
出演者:山田稔明

友人である永田敬士氏が地元有志と開催する音楽イベント「BON VOYAGE!」の前夜祭として
心強い橋渡しをしてくれました。会場JOHN burger & cafeでは渡船の定期券をモチーフに
した前売りチケットを販売中です。美味しいハンバーガーも楽しみです。

チケットはJOHN burger & cafe店頭、
オフィシャルサイトRESERVEにて受け付けます
JOHN burger & cafe
〒722-0036 広島県 尾道市 東御所町3−25



山田稔明ニューアルバム発売記念ライブ
“夜の科学 in 松江〜brand new blue”

2013年9月8日(日)@ 島根 松江 artos Book Store
開場16:30/開演17:30/前売2500円 (当日3000円)

松江の素晴らしいセレクトブックショップと僕を繋いでくれたのは
加古川チャッツワースでした。「山田くんのライブをここで観たい」という
熱い思いがようやく実現します。出雲大社詣でも楽しみなのです。

※チケットはartos店頭/HPからお申込み受付中です
(オンラインショップからのご購入をお薦めします)
artos Book Store
〒690-0884島根県松江市南田町7-21
TEL/FAX 0852-21-9418

  
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2013年09月02日

夏休みの最後の土曜日に(鎌倉moln ライブ後記)



楽しみにしていた鎌倉molnでのライブ、前回恵比寿でのバンド編成レコ発ライブから6日しか経っていないのに心がとても新鮮なのはこの日がfwj五十嵐くんと二人でのデュオだからという理由だけではなく、一日のなかでの時間経過や目に映る光の陰影が確実に変わったからだろう。混みあう都内を抜けて第三京浜から鎌倉へ。一番好きな道路である。この道を行けばいつでもパッと心が晴れるような場所へ辿り着けるような気がするのだ。残暑の威力をこれでもかと見せつけられたこの日、鎌倉はまだ全然夏だった。材木座海岸から由比ヶ浜を車で流すも水着の水着の男女あふれる浜辺を眺めるだけ。秋になったらまたちゃんと海を見にきたい。カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュで熱いコーヒーとゴーフルをいただき会場となるmolnへ。

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この小さなお店にこんなたくさんの人が入るのか!というほどの満員御礼で迎えた開演、あまり決め事を作らずに挑んだステージはここ最近では一番おしゃべりの多いライブになりました。ギター2本で奏でる『新しい青の時代』は新鮮。「一角獣と新しいホライズン」ではレコーディングで使ったのと同じ12弦ギター、五十嵐くんの6弦と合わせて18本の鉄弦のキラキラした響きが乱反射していました。読書の秋を迎えにいくつもりで歌った「アップダイク追記」にも五十嵐くんはギターを重ねてくれて15年も前に作った歌が追い焚きされるような感覚でした。

お薦めの本を紹介しあうトークセッションで僕は永六輔著「男のおばあさん」と保坂和志「もうひとつの季節」、五十嵐くんは木皿泉の処女小説「昨日のカレー、明日のパン」をセレクト。ラジオ好き、本屋好きのふたりならではの出し物になったと思います。「夏の日の幻」を関東で演奏するのは今年はこれで最後か。そして9月を愛でる「harvest moon」を虫の音を聴きながら。molnの木の響き、窓外の電車の音などがとても心地良かったです。

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持っていったMONOLOGバックナンバーもCDもたくさんご購入いただき嬉しい限り。終演後は美味しいスペインバルでお疲れさま会。初夏からずっと楽しみにしていた鎌倉での演奏会が終わってしまいました。夜になっても湿気の多い残暑の一日だったけれども真夜中の第三京浜から観た多摩川沿いのマンション群はゆっくり点滅するホタルの光のように見えて秋の訪れを感じさせるものでした。次はクリスマスくらいのタイミングでまた鎌倉で歌いたいなと思っています。カレンダーがめくれて9月になりました。いよいよ今週末は初めての2都市、尾道と松江です。とにかく楽しみ。どんな出会いが待ち構えているでしょうか。


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BON VOYAGE!〜渡る渡船は音楽ばかり〜前夜祭
山田稔明『新しい青の時代』発売記念
“夜の科学 in 尾道〜brand new blue”

2013年9月7日(土)@ 尾道 JOHN burger & cafe
open 19:30 / start 20:00
前売 3,000円 / 当日3,500円 (1ドリンク別)
出演者:山田稔明

友人である永田敬士氏が地元有志と開催する音楽イベント「BON VOYAGE!」の前夜祭として
心強い橋渡しをしてくれました。会場JOHN burger & cafeでは渡船の定期券をモチーフに
した前売りチケットを販売中です。美味しいハンバーガーも楽しみです。

チケットはJOHN burger & cafe店頭、
オフィシャルサイトRESERVEにて受け付けます
JOHN burger & cafe
〒722-0036 広島県 尾道市 東御所町3−25



山田稔明ニューアルバム発売記念ライブ
“夜の科学 in 松江〜brand new blue”

2013年9月8日(日)@ 島根 松江 artos Book Store
開場16:30/開演17:30/前売2500円 (当日3000円)

松江の素晴らしいセレクトブックショップと僕を繋いでくれたのは
加古川チャッツワースでした。「山田くんのライブをここで観たい」という
熱い思いがようやく実現します。出雲大社詣でも楽しみなのです。

※チケットはartos店頭/HPからお申込み受付中です
(オンラインショップからのご購入をお薦めします)
artos Book Store
〒690-0884島根県松江市南田町7-21
TEL/FAX 0852-21-9418

  
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2013年09月01日

2013年8月31日 貸切り図書館5冊目 @ 鎌倉moln【SETLIST】




2013年8月31日(土)@ 鎌倉moln
山田稔明『新しい青の時代』発売記念
“貸切り図書館5冊目〜関東百景2013”


1.どこへ向かうかを知らないならどの道を行っても同じこと
2.光と水の新しい関係
3.夏の日の幻(『pilgrim』)

4.一角獣と新しいホライズン
5.夢のなかの音楽(V.A.『猫と音楽の蜜月』)
6.太陽と満月(新曲)

7.アップダイク追記(GOMES THE HITMAN『neon, strobe and flashlight』)
〜本の話〜

8.やまびこの詩
9.光の葡萄
10.日向の猫
11.harvest moon(『home sweet home』)

EN
12.ハミングバード
13.名前のない歌(仮・新曲)


山田稔明 with 五十嵐祐輔(fishing with john)  
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