2013年11月30日

12月の演奏形態について

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昨日は朝からずっと練習と打ち合わせ。ついに11月も最後の一日、明日からカレンダー最後の1枚、12月です。12月は関東と関西で10本のライブがあります(今日現在)。7日の夜の科学43初日はいつもの“夜の科学オーケストラ”とは異なる編成になります。イトケンさんが韓国遠征、五十嵐くんが新婚旅行(祝!)ではなくて年末恒例の張り子催事で多忙のためお休み。安宅くんと海老沼くんにはがっちりベーシックな部分を支えてもらいつつ、フルート上野洋くん、そして21歳のシンガー立花綾香ちゃんがコーラスとピアノ、そして今年大阪でのライブで共演したははの気まぐれ(from 京都)川本健士くんを迎えてのステージとなります。今年一年かけて演奏した曲も違う切り口でお見せできるのではないでしょうか。僕自身楽しみです。翌8日のDAY2は僕の独演会に。夜の科学に先駆けて6日に行われる代官山蔦屋書店でのインストアライブ(観覧無料)は山田、安宅と立花綾香トリオでの演奏を。

そして15日(日)鎌倉カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュでのライブは久しぶりにヒックスヴィル中森泰弘さんとのタッグで。中森さんにはニューアルバム中の「光の葡萄」でギターを弾いてもらいましたが発売以来ステージをともにするのが初めてなのでとても楽しみです。18日のタワーレコード渋谷でのインストアイベントも僕+α のセッションを予定。そしてクリスマス・イブ当日24日の等々力巣巣でのライブはイトケンさんとピアノ奏者のイシカワアユミさんとの演奏になります。今年最後の旅となる21日京都、22日加古川は僕のソロ演奏を予定していますが予期せぬセッションもあるか?僕にとっては長い長い12月になります。皆さんとどこかの会場でお会いして「良いお年を!」と言葉交わすことを楽しみにしています。

明日はたまプラーザTroubadourでの“Maybe American+”、明後日は武蔵小山カフェライブアゲインでのトーク&ライブ。どちらの会場でも普段演奏しないカバーやレアなセットリストになる予定です。ぜひみなさんお誘い合わせの上ご来場ください。年末のライブで聴きたい曲などあればぜひブログのコメント欄にリクエストを。もしもセットリストに組み込めそうなら参考にさせてもらいますのでぜひ距離を越えてゆく言葉を僕に!2013年の印象、思い出を決定づける12月にしましょう。
  

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2013年11月29日

朝から夜までリハーサルの日



わ!今日は朝からリハーサルのための準備などでバタバタしてブログを書くのを忘れていて夜この時間の更新。お昼から安宅浩司くんと21歳のシンガー立花綾香が来宅、この初めての顔合わせで12月6日の代官山蔦屋書店でのインストアライブに挑むための打ち合わせとセッションを日暮れまで。安宅くんはバンジョーとマンドリン、綾香嬢は故郷熊本から持ってかえってきた小学生時代に愛用した鍵盤ハーモニカとコーラス。予想以上に良いアンサンブル。フィーメルコーラスが入ると俄然クリスマス感が増します。

そして夜になって写真家杉江篤志くんが来宅。彼とは明後日12月1日にたまプラーザTroubadourで共演する。印象的なエッセイを書く彼は文章を朗読することに。そして僕の歌とのコラボを試みることにして、その練習を。僕はアメリカに思いを馳せる歌を選曲してこの日のライブを楽しみたいと思っています。すでに写真の展示は始まっていて好評のようです。すでに満席のご予約をいただいていますが、当日券が出るようであればTwitterで告知します。


Atsushi Sugie Exhibition - Photos and Texts
'MAYBE AMERICANS+'

2013年11月25日(月) - 2014年1月19日(日)
at Troubadour (横浜、たまプラーザ)

Special Night!
12月1日(日) 19:30開場/20:00開演
Live : 山田稔明
Poetry Reading : 杉江篤志
\1000 + food order
オフィシャルサイトRESERVEフォームにて予約受付中

From 杉江篤志—————
ジャック・ケルアックがON THE ROADを書き、ロバート・フランクがTHE AMERICANSを撮った。
となると、僕はその両方をやろうとしているのだろうか。なんて、そんなことは冗談みたいな例えだが、
これは確かにあの国を旅した中で生まれた、僕なりのTHE AMERICANSということにしたいと思う。
舞台はこだわり抜かれたアメリカンレストラン、トルバドール。今春、名古屋で展示した'MAYBE
AMERICANS'から約半年を経て、また新たな物語のはじまりです。

Troubadour
〒225-0003 横浜市青葉区新石川3-16-25
TEL 045-911-3763  
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2013年11月28日

スプリットツアー“ひつじ雲とうろこ雲” DAY3(2013年11月24日:石川 金沢市)

旅3日目。前日の街歩きと遅くまでの打ち上げで疲れたのか、朝起きれず。集合時間に15分遅れてバタバタと宿を後にする。再びカフェノヴァに戻って濃いコーヒーをいただく。不在だった看板犬ジョルジュくんとも会うことができた。マスターの松井さんは東京での暮らしも経験しているので地元について多面的、多角的に考えているように見えた。また会いたいナイスガイである。再会を約束して新発田を出発。金沢までは海沿いを進む約4時間ちょっとのロングドライブ。疲れが見え始めたか車内は黙ったり思い出したようにおしゃべりしたり。いい具合にお互いに気を使わなくなってきた。



金沢に着くとやっぱり気分がハッとしてきょろきょろ風景を見回してしまう。まず向かったのはタワーレコード新潟フォーラス店。HARCOにバイヤーさんを紹介してもらう。『Christmas Songs』も『新しい青の時代』も揃っていて、クリスマスコーナーに大きく展開していただく。コメントを書いたり写真を一緒に撮ったり、こういう挨拶を旅先で交わすのも楽しい。そしてずっと気になっていたラリーレーベルのショップを覗きにいく。金沢発のとてもいい音楽をリリースしているレーベルで、イトケンさんも所属。お店はアパレルショップの様相、男ふたりで戸惑っているとお店の方がとても丁寧に接してくれた。旅人に優しい街、金沢。



そして3年ぶりに訪れるコラボン。入るなり看板犬だんごが迎えてくれました。店主ちえさんが二三味コーヒーを淹れてくれてホッと一息。とても落ち着くお店。ここでずっとライブがやりたかったので今回連れてきてくれたHARCOに感謝したい。商品や棚をずずずーっと壁側に押しやってライブスペースとお客さんスペースを作る。燕市、新発田市と自分たちの機材でセルフオペレーションしてきたがコラボンではPAを矩さんにお願いする。やりとりもスムーズでとても快適、今回の旅はとてもストレスフリーだ。去年こちら地元に戻ってきた高森ゆうきくん含めた3人でタワーレコード新宿でコンピ盤『Sweet Voices』のインストアをやったのは2010年の1月だった。金沢で再会できて嬉しい。3人でもセッションリハなどを終えて開場。僕は開演までの時間にレコードジャングルへレコハンに行こうと思ったが寒くてあきらめる。

ライブは高森ゆうきくんからスタート、コンピ盤収録の「長い道草」も歌ってくれた。客席には子ども連れが多く、僕の高校時代の同級生も娘と旦那さんを連れてライブを観にきてくれた。HARCOのステージでも同じコンピ盤から「Songbird」を演奏したので僕も急遽セットリストを練り直すことに。HARCOとの「丘陵叙景」「ナイトハイク」のセッションもこの旅最後…と感慨深く、しみじみと音を添えました。そして“ひつじ雲とうろこ雲”ツアー最後のステージへ。

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3日間しゃべりすぎたのだけど、歌を歌っているあいだは気持ちのいい声がすーっと前に向かっていく。まずはしゃべり声から枯れていくのだ。僕もHARCO監修コンピ盤に収録された「SING A SONG」を久しぶりに演奏。この歌で僕を知ったというお客さんもこの旅中で多かったので、やはり自分にとって大事な曲。みんな大きな音で手拍子をしてくれました。HARCOとの「太陽と満月」は金沢が一番“遊び”があった気がしました。レコーディングするとしたらHARCOにオルガンを入れて欲しいな。「月あかりのナイトスイミング」は季節を呼び戻すような美しさでした。

コラボンでのライブで一番感動したのは「日向の猫」の一体感でした。みんな照れも恥じらいも捨ててラララと大きな声で歌ってくれて、最後の最後にハーモニーになる部分が終わらないでずっと続けば、と思ったほどです。アンコールでは高森くんとHARCOと一緒に「風をあつめて」を。そして持ち歩いていたのに使う機会がなかったウクレレを弾いて最後は山下達郎カバー「クリスマス・イブ」。会場にいる皆さんがニコニコしていたのが印象的でした。楽しかったな。また冬が終わって春か夏に金沢に来たいです。

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素晴らしいスペースを提供してくださったコラボン、いろいろサポートしてくれた友人たち、高森くん、矩さん、そしてあたたかいお客さんのおかげで旅の最後を締めくくることができました。金沢でも長いサインの列、とてもありがたかったです。終演後の打ち上げは楽しく穏やかにコラボンで。美味しいご飯をいただきました。そして猫派の僕をもメロメロにさせる犬のだんご。3日間の旅をこれほど心穏やかに過ごせたのもだんごをはじめそれぞれの街にいた看板犬クロスケ、ジョルジュのおかげかもしれませんね。最終日、僕とHARCOはコラボンが手配してくださった町家一軒家に泊まったのですが二人で4時過ぎまで飲み続けて、たくさんの話をしました。始まりから終わりまでずっと面白い旅でした。またどこかの街でHARCOと共演できたら嬉しいです。



  
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スプリットツアー“ひつじ雲とうろこ雲” DAY2(2013年11月23日:新潟 新発田市)

旅の2日目は11時チェックアウトでかなり体力回復、そして温存。燕から新発田市まではだいたい2時間というところか。こちらの天候は変わりやすく朝の太陽の光で目覚めたのにみるみるうちに雨になり風が窓を叩きつけそして旅立ちのときにはまた晴れてきた。車窓の向こうは延々と続く田園。そして赤に黄に染まる紅葉を見て日本の美を思うのだ。新発田市は城下町。先月訪れた長野上田と雰囲気が似ている。

到着したカフェノヴァはとてもおしゃれなカフェバーでした。ここでは夜に“壁新聞”の取材があるのに先駆けていろいろ街を案内してもらうことに。まず向かったのは食堂シンガポール、名物の「オッチャホイ」をいただく。なんだそれは?と思った我々の前に登場したのは辛口の焼きうどんだった。クセになる味、胃袋をまず掴まれた。そして雑貨屋、武家屋敷、足軽長屋と散策。



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初めて来た街をうろうろして、駅前に大きな病院があることとか最近駅が新しくなったこととか、いろんな日常の風景を覗く。そして僕らは市島酒造という酒蔵で水のように澄んだ吟醸酒を試飲までしてしまうのだった。これほどゆっくりとライブ前にその街の空気を深呼吸することは珍しい。新潟県内のライブが2日続いた賜物。カフェノヴァに戻ってライブの準備。この日は僕が先手。とてもいい感じのカフェライブ然とした風景。こういういろんな高さの椅子があるカフェが僕は好きだ。「平凡な毎日の暮らし」から始めるとエンジンがかかるのが早いような気がする。

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HARCOとの「太陽と満月」、「月あかりのナイトスイミング」はお互いの手の内が噛みあったり意外なボールを投げられてオッ?と思ったりするのが楽しい。この日は「sweet december」がなんだかいつもより感情的だった気がする。HARCOのステージでもまた「丘陵叙景」と「ナイトハイク」を。高知での夜に「ナイトハイク」もR.E.M.の「Nightswimming」からインスパイアされた歌だと聞いて僕はさらにこの歌が好きになった。たくさんのお客さん、地元に返った巣巣の元スタッフかくちゃんも旦那さんと来てくれた。サインに握手に写真と時間をかけて。

打ち上げは取材も兼ねていい味出してる飲み屋へ。座敷を貸切り状態で誰かの実家に来たかのよう。ここでの取材は近いうちに“壁新聞”というメディアになって公開されると思います。カフェノヴァマスター松井さんの地元の仲間連中も来てくれてわさわさと面白いカオス状態に。僕もHARCOもずっとしゃべっているからだんだんノドもしんどくなってくるが楽しいから仕方ないのである。この日泊まった宿はとても雰囲気のある老舗ホテルだった。またこの日も長い長い一日になったのでした…。  
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スプリットツアー“ひつじ雲とうろこ雲” DAY1(2013年11月22日:新潟燕市)

HARCOと旅する3日間の始まり。ツアータイトルを決めるときに僕からは“ピアノ王子とギター侍”というのを提案したのだけど、HARCOからは“ひつじ雲とうろこ雲”というアイデア、お互いの歌詞に出てくる雲の名前が秋の季節に相応しいものになりました。過去の資料を見るとHARCOと初めてステージで共演したのは1999年の秋、14年来の良きライバルだが今回ほど時間を一緒にすることは初めて。HARCOの車でのドライブ旅。まずHARCOが吉祥寺の我が家に到着、僕の機材を載せてふたりのワゴンは出発しました。



まずHARCOが関越道を運転、東京から赤城高原まではよく晴れてツアー名に相応しいほどの雲模様。紅葉も深まり目にも鮮やかな木々と遠くに雪山をのぞむ。赤城高原では昼ご飯を。ライブ中のMCでも話しましたが、とにかくHARCOが食べたカレーうどんに串かつがずぼっと入ってさらにライスまでついたセットが印象的(この人どんだけ食べるんだよ、と思いました)。その後HARCOはずっとおなかをさすりながらの旅。天候は雨に向かい新潟燕に着く頃には土砂降りに。1年ぶり2度目のツバメコーヒー、今回もコーヒーなどのドリンクとあわせて、くぅ象さんのケータリングのいい匂い。ツバメコーヒー田中さんちの犬クロスケも見守るなかHARCOと黙々と準備をし、セッション曲を初手合わせ、何度も練習して本番を待ちます。この日の控室は美容院の奥、大きな鏡の前で気合をいれました。

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この日はまずHARCOのステージから。雨にも関わらず予想をはるかに超えるたくさんのお客さんで満員御礼。僕のこともHARCOのことも初めて観るという人が多かったのではないでしょうか。HARCOの文房具(グ)ルーヴを魔法を目撃するかのような感じで眺めるお客さんたち。僕はというとなぜかバックヤードでクロスケの散歩をしたりしてすっかりリラックス。そしてHARCOに呼び込まれて慌ててステージに向かう。HARCOのまだCDになっていない「丘陵叙景」、そして僕の大好きな「ナイトハイク」にギターとコーラスで参加。とても新鮮な体験で、これは回数を重ねるほどにどんどん気持ちよくなっていきました。



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HARCOのステージが終わって僕の番。この日は「どこへ向かうか」で始まるライブになりましたが、HARCOともども3日とも異なるセットリストで挑みました。ツバメコーヒーのお客さんはとてもよく笑う。僕も楽しくてしゃべりすぎました。僕は笑ったり感動して泣いたり感情があっちこっちいくようなライブが大好きです。今度は僕がHARCOを招いて新曲「太陽と満月」、グルーヴィーなオルガンと、さらにはコーラスまで練習してきてくれてどんどんテンションがあがりました。「月あかりのナイトスイミング」ではピアノでバッキングしてもらった。この組み合わせはとてもいいなと改めて実感しながら演奏でした。アンコールではぶっつけ本番で山下達郎「クリスマス・イブ」をみんな楽しそうに手を叩いてシンガロングしていたなあ。

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昨年のオープニングイベントでもご一緒し、ツバメコーヒーのロゴをデザインした大塚いちおさんが東京からわざわざ機会をあわせてライブを観にきてくれたのも嬉しかった。1周年記念の手ぬぐいもとても可愛い。終演後びっくりするくらいCDが売れていました。たくさんのサインと握手で1時間くらいかかっただろうか。新しい誰かとの出会いはこれからの糧になるし久しぶりの再会もこれまで頑張ったご褒美だと思える。去年まではどこにあるかどんな街かも知らなかった燕市にこうやって2度も来れてツバメコーヒー田中さんには感謝しないといけない。きっとまた訪れるだろうと確信。くぅ象が準備してくれた美味しいエスニック料理で打ち上げ。HARCOとビールで乾杯。東京からの移動含めて長い一日の終わり。

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今年最後の旅は加古川へ

僕が今のようにギターひとつ背負って各地を旅して歌を回るようになったきっかけは確実に2008年2月の加古川チャッツワースでのライブでした。名前も知らなかったような街に自分の歌を聴きにたくさんのお客さんが集まってくれて、親戚のように僕の到着を待ってくれるマスターと家族がいるという、それまで体験したことのない喜びと驚きでした。もう5年も経とうとしています。それ以来訪れるたびに機材が充実してコンサートの数も増え、果ては1階店舗までオープン、チャッツワースの5年間も波瀾万丈の流れだったはずです。今年も加古川でのレコ発ライブ、尾道と松江の旅をともにしてくださったチャッツワース夫妻には感謝の言葉しかありません。今年最後の旅の終着地をそんな“はじまりの場所”加古川チャッツワースでのクリスマスライブにしようと思いました。きっとまた趣向を凝らした演出や美味しいご飯、飲み物を提供してくれることと思います。12月22日に加古川で集合できたら嬉しいです。



2013年12月22日(日)@ 加古川 チャッツワース
山田稔明 LIVE! Christmas Time in “Blue”

17:30開場/18:30開演/料金3500円(ドリンク代別途)
出演:山田稔明

今年もクリスマスに山田稔明が“心の故郷”加古川凱旋!
寒い夜でも体の芯からホカホカとあたたかくなるような宴を。
“新しい青の時代”の年最後の関西公演となります。

予約受付はすべてチャッツワースにておこないます。
入場受付は1階にて、ライブは2階で行います。
当日はビーフシチューランチ(800円)をご提供します。ぜひご予約と早めのご来店を。

電話でのご予約 079-420-1707(営業状況により受付対応出来ない場合がございます。)
メールお申し込み chatsworth_tearoom@me.com まで(お名前、人数、連絡先TEL記入のうえ)

紅茶と英国菓子のCHATSWORTH
〒675-0065加古川市加古川町篠原町4−7
TEL 079-420-1707

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チボリとアンジェと酉の市



昨日のこと、吉祥寺で探しものを始めたら新宿まで漂流してしまい、へとへとになりながらメーカーのHPで取り扱い店を調べてリストの一番上に載っていた新宿丸井本館のアンジェ・ラヴィサントへ。キラキラしたクリスマスムードの店内。僕が探していたのはオーディオ機器で「あった!これを探していたんだよ」と近づくとどこかで聴いたような鈴の音、そして歌声と猫の声。『Christmas Songs』のなかの「Silent Night」だった。そしてCDはループ、こんなに都会の真中の可愛いお店のBGMになっているとは。レコード店で出会うのとはまた別の感慨深さ。

お目当ての商品を会計しながら「あの…」と店員さんに。「今流れているCD、僕が歌ってるんですけど」「ええー!」(女の子スタッフが全員駆け寄る)「GOMES THE HITMANの山田さんですか?」「そうです」「私…高校生の頃から聴いてました」「えええ!」「あのCDはお客様から問い合わせが多いんですよ」「ええ!」と疲れが吹き飛ぶような、心がぱっと晴れるような言葉。嬉しくなって皆さんと写真を。こうやって知らないところでも『Christmas Songs』は回っているのだなあ。わざわざ新宿まで漂流してきた甲斐がありました。そしてこの日は三の酉ということで、せっかく新宿に来たので花園神社へ。とても賑やかな年の瀬の風景、出店と提灯、お酒と肴。来年のささやかな商売繁盛を願って熊手を購入。期せずして長く楽しい一日となりました。

  
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2013年11月27日

足し算ではなく引き算



昨日は朝まったく起きれず。さすがに疲れていたのだなあと時間差で実感。午後から出かけて等々力の巣巣へ。木版画ワークショップに参加しました。今年の年賀状のデザインを木版画で作れたらいいなーと思い、2014年カレンダーの1月のために描いた「鯛をくわえた猫がスケボーで逃げる」絵柄を掘りました。消しゴムハンコはたまに趣味で作っていたけど木版画となると小学生以来?参加者は6人で世代も仕事もバラバラ、会話をしたり集中したりしながらサクサクと掘る。うすくかかっていたBGMが僕の『Christmas Songs』だったので少しこそばゆかったのだけど、僕には木版画は向いているのではないかと思いました。一枚の板に何かを足すのではなく削っていく引き算の手作業、一回ミスして削り過ぎると戻れないから緊張感もあります。果たして僕の数十年ぶりの木版画はいい感じに仕上がりました。可愛い額までいただいてとてもお得なワークショップでした。年賀状のことを考え始めるほどに日に日に年末感が。

今週末12月1日は横浜たまプラーザにあるアメリカンダイナーTroubadourで“Maybe American+”ライブ。こちらはすでに定員に達しました。当日券が出るかどうかは当日会場までお問い合わせください。ここ最近のセットリストとはまったく違う“アメリカ”にフォーカスした演奏をしようと思っています。そして翌日2日は武蔵小山カファアゲインにてPET SOUNDS RECORDSの森陽馬さんと“月あかりのナイトリスニング”の2回目を。僕自身がとても楽しいイベントです。音楽について同世代(陽馬さんは僕と同い年)と人前で好きなだけ話ができるというのは稀有な機械で、まるで公開ラジオをやっているような気分になる。今回は僕の集めているクリスマスレコードを披露したりしながらのトークと、クリスマスにまつわる選曲(カバーとか)で挑もうと思います。陽馬さんによるリーフレットも楽しみ。


Atsushi Sugie Exhibition - Photos and Texts
'MAYBE AMERICANS+' @ Troubadour (横浜、たまプラーザ)

Special Night!
12月1日(日) 19:30開場/20:00開演
Live : 山田稔明
Poetry Reading : 杉江篤志
¥1000 + food order
THANK YOU SOLD OUT!

From 杉江篤志 —————
ジャック・ケルアックがON THE ROADを書き、ロバート・フランクがTHE AMERICANSを撮った。
となると、僕はその両方をやろうとしているのだろうか。なんて、そんなことは冗談みたいな例えだが、
これは確かにあの国を旅した中で生まれた、僕なりのTHE AMERICANSということにしたいと思う。
舞台はこだわり抜かれたアメリカンレストラン、トルバドール。今春、名古屋で展示した'MAYBE
AMERICANS'から約半年を経て、また新たな物語のはじまりです。

Troubadour
〒225-0003 横浜市青葉区新石川3-16-25
TEL 045-911-3763



PET SOUNDS RECORD presents
“山田稔明 月あかりのナイトリスニング Vol.2”

2013年12月2日(月)@ 武蔵小山 ライブカフェアゲイン
18時半開場 19時半開演
前売2,000円/当日2,500円

第一回目が好評だったトーク&ライブ・イベント、第2回目はクリスマス・ソング特集!
山田稔明の膨大なクリスマス・コレクションから選りすぐりのX'masナンバーをご紹介
する1部、他では聴けないこのイベントならではのセットリストでお届けするライヴの
2部構成。カフェアゲインにて入場予約を受け付けます。

武蔵小山 Live Cafe Again
〒142-0062 品川区小山3-27-3
ペットサウンズ・ビル 地下1F
TEL: 03-5879-2251  
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2013年11月26日

嵐の夜のトーテムロック



金沢コラボンのライブが終わったあとHARCOとふたりで朝の5時くらいまで痛飲しました。なんとか朝の支度をして宿泊地のそばにお寿司屋さんを発見、偶然にもそこはHARCOの友だちの友だちのお店、ということで丁寧に作られた海鮮丼を美味しくいただいた。お世話になったコラボンに戻って挨拶し二三味コーヒーを飲む(珈琲豆とミロコマチコさんの猫カレンダーを購入)。だんごが膝に乗ってきて眠り帰るのが寂しくなる。猫のような犬だ。とても穏やかで楽しい時間でした。

一路東京へ帰る。天候は変わりやすく雪山と紅葉のパノラマを眺めながらしゃべったり無口になったりしながら6時間かけての帰路。この4日間でHARCOとのたくさんの会話。音楽に真摯に向かう姿勢が素晴らしいなとあらためて感心した。僕も普段真剣にいろんなことを考えているけれどもHARCOも同じだ。“ひつじ雲とうろこ雲”ツアーの終わり。でもまたこの組み合わせでのライブをもっとたくさんの人に見て欲しいなと思う。

吉祥寺に到着して荷物をおろし、その足でアムリタ食堂でのトーテムロック(かせきさいだあ+木暮晋也)に滑りこむ。3日間のライブで使い切った気力を楽しいおしゃべりと歌で充電させてもらった。「山田くん、さっきまで金沢いたんじゃなかったの?」と木暮さんに驚かれる。久しぶりのトーテムロックを楽しみにして頑張って帰ってきたのです。「冬へと走りだそう/そうさボクもきっとそうするとも」と歌われる「冬へと走りだそう」はアズテック・カメラ「Walk out to winter, swear I'll be there」へのオマージュだ。まさに夜分の嵐を境に僕らは冬へと走りだそうとしている。  
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2013年11月25日

2013年11月24日 @ 金沢 Collabon【SETLIST】



“スプリットツアー ひつじ雲とうろこ雲”
2013年11月24日 @ 金沢 コラボン


1.光と水の新しい関係
2.一角獣と新しいホライズン
3.SING A SONG
4.太陽と満月(with HARCO)
5.月あかりのナイトスイミング(with HARCO)
6.ケンタッキーの我が家
7.sweet december
8.日向の猫

EN
風をあつめて(with HARCO、高森ゆうき)
クリスマスイブ(with HARCO、高森ゆうき)  
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2013年11月24日

2013年11月23日 @ 新潟 新発田 caffenova【SETLIST】




“スプリットツアー ひつじ雲とうろこ雲”
2013年11月23日 @ 新潟 新発田市 caffenova


1.平凡な毎日の暮らし
2.光と水の新しい関係
3.一角獣と新しいホライズン
4.太陽と満月(with HARCO)
5.月あかりのナイトスイミング(with HARCO)
6.ひいらぎかざろう
7.ケンタッキーの我が家
8.sweet december
9.日向の猫

  
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2013年11月23日

2013年11月22日 @ 新潟 燕市 ツバメコーヒー【SETLIST】



“スプリットツアー ひつじ雲とうろこ雲”
2013年11月22日 @ 新潟 燕市 ツバメコーヒー


1.どこへ向かうかを知らないならどの道を行っても同じこと
2.光と水の新しい関係
3.一角獣と新しいホライズン
4.予感
5.太陽と満月(with HARCO)
6.ひいらぎかざろう
7.ケンタッキーの我が家
8.sweet december
9.日向の猫

EN
10.月あかりのナイトスイミング(with HARCO)


HARCOのステージでも2曲に参加  
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2013年11月22日

本日からHARCOとの新潟金沢の旅です




“山田稔明 x HARCO split tour 2013〜ひつじ雲とうろこ雲”

11月22日(金)@ 新潟 燕市 ツバメコーヒー
出演:山田稔明、HARCO
19:00開場/19:30開演
前売予約¥3500/当日¥4000(1ドリンク代別)
*前売り予約分はソールドアウト、当日券については直接会場へお問い合わせください。

ツバメコーヒー
新潟県燕市吉田2760-1
0256-93-3032


11月23日(土)@ 新潟 新発田市 caffenova(カフェノバ)
出演:山田稔明、HARCO
18:30開場/19:00開演
前売予約¥3500/当日¥4000(1ドリンク代別)
※お客様駐車場がございません。
お車でご来場の際は近隣のパーキングをご利用下さい。

ESPRESSO+MUSIC caffenova
新潟県新発田市中央町2-1-14
0254-26-8706


11月24日(日)@ 石川県 金沢市 collabon(コラボン)
出演:山田稔明、HARCO、OPENING GUEST:高森ゆうき
19:00開場/19:30開演
前売予約¥3500/当日¥4000(1ドリンク代別)
*オープニングゲストに高森ゆうきの出演が決定しました!

collabon
石川県金沢市安江町1-14 金澤表参道
076-265-6273


オフィシャルサイトRESERVEにて予約受け付け中
  
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代官山、渋谷、クリスマス事情




昨日。お昼までかかって週末の旅の準備、そしてレコード店への挨拶へ出かける。20日に全国発売になった『Christmas Songs』がどのように並べられているかドキドキしながら。まずは夏と秋にストアイベントでお世話になった代官山蔦屋書店。普段TSUTAYAとはあまり接点のない僕のこの巨大な、「世界で最も美しい書店」という本や数々のブックストア特集でも紹介される、東京観光する友人には必ず薦めるスポット。こんなキラキラした場所で今年は自分のCDをたくさん展開してもらえていることが嬉しい。クリスマスコーナーに、山下達郎「クリスマス・イブ」と並べて置いてあって嬉しかったです。12月6日には夜にフリーライブを。ぜひ夜の科学43とあわせて楽しんでもらいたい。

渋谷へ移動してタワーレコード渋谷店へ。ここも夏にインストアイベントでお世話になった。ここは「死ぬまでに訪れるべき世界のレコード屋27選」にも選ばれるお店。僕が学生の頃や渋谷で働いていた90年代、21世紀初めのころとはお店の様子もずいぶん変わったが、時代が変わってもやはり一番日本で大きなCDショップ。1階が無数の試聴機と派手な看板がひしめく音楽スーパーマーケットという趣きだが、そこに自分の『Christmas Songs』を見つけてビックリする。信じられない。自分とは関係ないと思っていた派手な売り場に頼んでもいないのに陳列してもらっている。クリスマスコーナー、スヌーピーの裏側、洋楽コンピやマライヤ・キャリーの定番と並ぶCDの姿、邦人アーティストは僕と山下達郎さんだけ。3階J-POPフロアも看板を作って大展開してもらって呆然とするほど。バイヤーさんに挨拶、12月18日のインストアよろしくお願いします。街がキラキラしているなかで、自分のCDがみんなのウキウキした高揚感に加勢できたら嬉しいな。

福岡の旧友からもタワー天神の様子が送られてきたり、大阪のファンがTwitterで報告してくれたり、昨年発売したものの再発だけど、なんだかニューリリースのような新鮮な気分になってきました。これも『新しい青の時代』が店舗にとても評判が良かったことの余波なのでしょう。最後に向かったのは武蔵野市中町のカフェ長男堂、ここでも『Christmas Songs』販売していただいています。惣菜屋さんなのに物販コーナーとレジ前、食事の前にCDを購入すれば敷居の高いイートインがしやすくなるかも?関東では今日現在等々力の巣巣でも『Christmas Songs』と2014年カレンダー取り扱ってもらってます。ダンラナチュールでも今週末には。来週はもっと広範囲で。

そして今日からはHARCOと新潟、金沢と3日間のツアーです。新鮮な気分で旅ができそうです。燕市は昨年以来、新発田市には初めまして、そして金沢では2010年の秋以来のご無沙汰。福田利之さんの「新しい青の時代」「Christmas Songs」の原画も持っていきますのでぜひ会場でご鑑賞ください。CDやカレンダー、ライブ会場でしか手に入らないグッズもたくさん。ポストカード企画も募ります。天気に恵まれるいい週末になりますように。各地で合流しましょう。


  
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2013年11月21日

三鷹、吉祥寺、クリスマス事情



昨日は『Christmas Songs』の発売日でした。いつもお世話になっている雑貨屋さんやカフェでも徐々にまた今年もCD販売をしてもらいます。午後から三鷹のDAILIES CAFEへ。ちょうど先週の今くらいに吉祥寺の街なかでカスタネッツ/DQSの溝渕健一郎とばったり遭遇し「お茶でも?」となったが後に用事が詰まっていたので仕切り直しの男ふたりカフェとなりました。初めて会ってからもう何年経つかな。かなり久しぶりに膝突き合わせて話したので2時間ちょっとのドーナッツのようなトーク。みんな元気でみんなハッピーならいい。

夕方になって吉祥寺のタワーレコードへ挨拶に。どんどん大型店が閉まっていくなかで自分の街に明るく灯るレコード店があるのが嬉しい。『新しい青の時代』リリース時に吉祥寺在住であることでスタッフさんと盛り上がったからか今回は「中央線と音楽」という括りでディスプレイしてくれて試聴機にもいれてくれてます。武蔵野の自宅で2005年から彫刻のように作り上げたCD、クリスマスコーナーに置かれるよりもヘンテコで、なんか面白い。ジャケットを描いてくださった福田さんも中央線の人だし。

それにしても道路の渋滞がすごい。特に吉祥寺は街の導線がどうかしているのでは?と思うほど。三鷹のデイリーズから吉祥寺まで車で1時間かかるとは。これが年末感なのならその年末感はありがたくないなーと思いながら明日からのHARCOとの新潟金沢ドライブ旅についていろいろ思いを馳せ、これから抜かりのない準備をするところです。各地で皆さんと合流するのを楽しみにしています。ポストカード企画も募りますので明日からの3公演、楽しみにしていてください。  
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2013年11月20日

『Christmas Songs -standards and transfers』本日発売です



いろいろあって発売日が5日伸びましたがいよいよ本日『Christmas Songs』が全国のレコード店にならびます。昨年ささやかな試みとしてライブ会場と通販で販売し好評をもって完売したクリスマス・アルバムの全国流通盤です。熱心なファンの皆さんはもちろんのこと山田稔明のことを知らないご家庭の冬のBGMになったら嬉しい。ジャケットの福田利之さんの絵はジャケ買いを誘う要素にもなってくれることでしょう。個人的には、山下達郎さんの「クリスマスイブ」30周年記念盤と同じ発売日、同じ「や」で始まる名前なのでかの名盤のそばに『Christmas Songs』が置かれた風景を見たいと夢想しています。どうぞよしなに!


『Christmas Songs -standards and transfers/山田稔明』
(全12曲入り/2,000円税別/2013年11月20日全国発売/GTHC-0003)


“Christmas Songs 〜standards and transfers”
山田稔明、キャリア初めてのクリスマス・アルバム
フォーキーなサウンドで織り成す全12曲を全国流通発売!

<全曲解説>

1. somebody’s coming(introduction)
誰かが寒い冬に突然訪ねてきたときに穏やかなコーヒータイムのBGMになるようなレコードにしたいなと思いました。クリスマスの始まりです。オルゴールと鈴が180度のサウンドスケープで。

2. joy to the world
ご存知クリスマス・キャロル「もろびとこぞりて」を笛や鍵盤ハーモニカ、ウクレレとたくさんの声を重ねて。2009年の冬に録音し2012年にリミックスしました。

3. jingle bells
左右に踊るアコースティックギターに導かれて手拍子と足踏みを。「ジングルベル」は記憶の底にある子どもの頃を撹拌する魔法の杖のようなメロディです。2008年に録音したものの素材を録り直しビートを足してリミックスを施しました。

4. oh my darling, clementine
「雪山賛歌」として知られるアメリカ民謡、歌の内容はゴールドラッシュに沸く西部開拓時代の物語でクリスマスと関連のない曲なれど中国では新年を祝うお正月ソングだそう。2010年に録音したものにシンセをダビング、ホーリー感増しました。

5. wish you a merry christmas
クリスマスのライブで配布するために2005年に誰にも頼まれずにひとりで多重録音したスタンダード曲。このクリスマスCDのきっかけとなった1曲です。ステレオ感が増したサウンドに変身。

6. greensleeves
郷愁をそそるメロディは冬の帰り道を想起させます。「御使いうたいて」の歌詞を伴ってクリスマス・キャロルになりますが僕はスキャットでメロディをなぞりました。2010年に録音したものをリミックス。

7. when the saints go marching in
底抜けに明るいメロディと「聖者の行進」というタイトルからクリスマス曲と思われがちなこの歌、実は黒人霊歌をルーツとする葬送曲。僕はギターをかき鳴らし賑やかな賛美の歌に。今年新録した楽曲です。

8. the first noel
「牧人ひつじを」というタイトルで知られるこの歌、起源は13世紀まで遡るそうです。クリスチャンではない僕でも神聖な気持ちになるとても美しいメロディ、たくさんのハーモニーを添えました。このCDのための2012年新録曲

9. symphony no.9(ode to joy)
年末になると街中で奏でられるベートーベンの「交響曲第9番」第4楽章に日本語詞をつけて歌いました。旅の門出に立って力強く宣言するような歌になりました。2009年の録音。「旅路」「家路」のテーマの上にあります。

10. amazing grace
18世紀から歌われている賛美歌をフォーキーに。中古で買ったバイオリンを下手くそに弾いているのは僕。後半からは「グロリア(荒野の果てに)」と年末の街のざわめきが溶け合います。2007年に録音したものですがボーカルを録り直し、後半のコーラスをすべてダブルトラックに。

11. silent night
2005年録音の「きよしこの夜」。鉄琴の音が氷の窓を叩くノックのよう。クライマックスで愛猫ポチが歌い出しますのでビックリしないでくださいね。

12. o christmas tree
「もみの木」として知られるメロディに日本語詞をのせました。2006年の冬の始まり頃の録音ですが録り終わると夜が明けていて鳥のさえずりが。窓を開けてそれを猫と眺めている風景でこのレコードはまた振り出しに戻ります。

arranged, performed and produced by Toshiaki Yamada

◎紙ジャケ仕様/ブックレット封入/帯付き
◎誰もが知っているクリスマススタンダードをフォーキーに織りなす季節感たっぷりの1枚です
◎全曲のアレンジ、演奏、歌、多重コーラス、録音とミックス、さらにはマスタリングまでの
全工程すべてを山田稔明が担当、まさにハンドメイドなあたたかいレコードです。
◎アートワークは『新しい青の時代』と同じく人気イラストレーター福田利之による描きおろし。


  
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未知との遭遇、府中の旅



昨日のこと、夕方から出かけて府中の森芸術劇場へ山下達郎「PERFORMANCE2013」を観にいきました。じつに1998年の中野サンプラザ以来15年ぶりの生で体感する山下達郎。15年前僕はデビューを直前に控えた25歳、レコード会社のスタッフにとってもらったチケットで圧倒的なパフォーマンスを目撃し「うう、これはスタッフからの“生半可な気持ちで音楽やるんじゃないよ”というメッセージかも」と絶望感にも似た衝撃を受けたのでした。その日はなぜか終演後の打ち上げ会場に入れて、テーブルを挨拶してまわる達郎さんとまりやさんと対峙するのがあまりにも恐れ多くて平行移動してその会場を逃げ出したことが思い出に残っています。

そして到着した府中の森、どりーむホールはオケピットがある2000人キャパの空間、ここでのコンサートは15年ぶりということで、達郎さん本人も東京都下の中途半端な立地をネタに面白おかしくMCをしていました。キャリアを包括しつつも30周年となる『MELODIES』、20周年となる『SEASON'S GREETINGS』からレアな楽曲を多く演奏。『MELODIES』はずっとアナログ盤で親しんできた作品、『SEASON'S GREETING』は今の僕と同じ年齢の頃の山下達郎が作り上げた作品ということで時間の流れを思いながら寸分も狂わないステージ上の演奏と歌のシャワーを浴びました。

まだ12月24日までツアーが続くのでネタばれを避けますが、アカペラパートと奔放なMCを含む3時間半は至福の時間でした。今年の夏にイベントで高橋徹也さんと小林建樹くんと一緒に山下達郎初のシングルヒット「RIDE ON TIME」をオリジナルキーでセッションしたことが2013年下半期の自分のボーカルにかなり刺激を与えることになったのだけど、やはりそれを生で体感するのは感動的。声もどんどん伸びてきて恒例の生声パフォーマンスも堪能、途中から総立ちになった満席のお客さんの楽しそうな姿も横目で眺めながら。

15年前の中野サンプラザは「嗚呼おれ音楽で暮らしていくのやめてしまおうか…」とすら思わせる衝撃のコンサートでしたが、昨晩のコンサートは、変な言い方ですが、「よし、覚悟ができた。おれもっと頑張る!」と勇気を抱くような、希望という名の光がさーっと心に差してくるような夜でした。今年還暦を迎えた達郎さん、先日共演した杉さんも来年還暦、僕は来月40歳で20年の差があるのだけど、20年後にこのバイタリティを保つためには今からなにか対処しなくてはと唸る。ステージ後方のスクリーンに映しだされた満月がそのまま府中の空に登ったような、とても明るい月光が照らすなかを家路に向かいました。会場では「クリスマス・イブ(30th ANNIVERSARY EDITION)」アナログを購入、今年もわくわくしどおしの冬の始まりです。  
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2013年11月19日

秋の鎌倉小旅行



昨日のこと、イラストレーター福田さんとミルブックス藤原さんが鎌倉に取材に行く小旅行になぜか全然関係ないのに誘われて「秋の鎌倉、行くでしょ!」と出かけました。いつも車で向かうので湘南スカイライナーの道程は新鮮でした。向かった先はカフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ。12月15日にライブをやらせてもらう、カフェブームの礎を作った名店。月曜日でも店内は混雑、僕は久しぶりにオムライスと、福田さんの強い薦めで初めてパフェを食べましたが、このパフェがコーヒーベースで素晴らしかった…。また来月食べようと思います。

マスター堀内さんはひたすらコーヒーをハンドドリップし続けます。フレンチプレスなど機械で抽出しるメニュー以外、ディモンシュでコーヒーを入れるのは堀内さんだけ。シアトル系のコーヒーブームの後、現在は全世界的に人の手で丁寧にいれるハンドドリップに注目が集まっているそうで、僕もアアルトコーヒーと知り合うまではコーヒーはインスタントでも缶コーヒーでもなんでもよかったのだけど今ではコーヒーの滴を睨みながら淹れる行為がなくてはならないものになりました。替えの効かない“ものつくり”、最高のおもてなしのような気がします。

雲ひとつない青い空の下、たっぷりディモンシュでしゃべって(福田さんたちは資料用の写真を撮って)来た線路をまた新宿まで戻り、僕はタワーレコード新宿Flags店へ。20日全国発売(今日が店着、いわゆるフラゲ日)の『Christmas Songs』はすでに店頭に並び、試聴機にも入ってたくさん展開されていました。吉祥寺に戻ってタワー吉祥寺店は多分今日品出しされます。またあらためて発売日後にコメントカード等を書かせてもらいにいこうと思います。ぜひお仕事帰りにお近くのレコードショップへお立ち寄りください。



夜になってまた再集合してミルブックスオフィスでちょっと早めの今年の反省会と来年のいろいろな打ち合わせ、美味しく楽しい今年何度目かの鍋大会。今年もあと1ヶ月ちょっとで、来月のディモンシュまでもあと少しのはずなのだけどライブがたくさんありすぎてまだ2013年があと3ヶ月くらいある感じがします。今週末は新潟、金沢。そして明日は『Christmas Songs -standards and transfers』全国発売。いろいろよろしくお願いします。

Coffee & Christmas 特別編 〜日曜日の音楽会 vol.2
2013年12月15日(日)@ 鎌倉 カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ

開場 18:30 /開演 19:00/料金:3,500円(コーヒーの試飲つき)

出演:ライブ/山田稔明 with 中森泰弘(HICKSVILLE)
コーヒー講座/堀内隆志(カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ)& 庄野雄治(アアルトコーヒー)

カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ
〒248-0006 神奈川県鎌倉市小町2丁目1−5
電話 0467-23-9952
入場予約はRESERVEフォームより受付

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2013年11月18日

今週末はHARCOと男旅です



いよいよHARCOとのスプリットツアーが週末に迫ってきました。今月はじめの高知での共演もとても素晴らしいものでした。「こんな良い組み合わせを東京でやらないのは勿体ないよなー」と考えるクセが昔はあったのだけど、最近は本拠地でない場所でやることに意味があるのではないか?と思うようになりました(長野県上田の高橋久美子ちゃんとのイベントもそうでした)。新潟は燕市と新発田市、県庁所在地ではない街でのライブ。金沢は大好きな街なので久しぶりに歌いにいけて嬉しいです。HARCOと一緒に演奏する曲もいろいろ考えています。ぜひ遠くから近くからご来場いただけたら。季節はもう冬?ライブ会場はあたたかい雰囲気になると思いますのであたたまりにきてください。


“山田稔明 x HARCO split tour 2013〜ひつじ雲とうろこ雲”

11月22日(金)@ 新潟 燕市 ツバメコーヒー
出演:山田稔明、HARCO
19:00開場/19:30開演
前売予約¥3500/当日¥4000(1ドリンク代別)
*残席わずか!

ツバメコーヒー
新潟県燕市吉田2760-1
0256-93-3032


11月23日(土)@ 新潟 新発田市 caffenova(カフェノバ)
出演:山田稔明、HARCO
18:30開場/19:00開演
前売予約¥3500/当日¥4000(1ドリンク代別)
※お客様駐車場がございません。
お車でご来場の際は近隣のパーキングをご利用下さい。

ESPRESSO+MUSIC caffenova
新潟県新発田市中央町2-1-14
0254-26-8706


11月24日(日)@ 石川県 金沢市 collabon(コラボン)
出演:山田稔明、HARCO、OPENING GUEST:高森ゆうき
19:00開場/19:30開演
前売予約¥3500/当日¥4000(1ドリンク代別)
*オープニングゲストに高森ゆうきの出演が決定しました!

collabon
石川県金沢市安江町1-14 金澤表参道
076-265-6273


すべてオフィシャルサイトRESERVEにて予約受け付け中
  
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2013年11月17日

2013年11月16日 “猫と音楽の蜜月 インストアイベント”

下北沢leteでのライブ翌日は早起きしてお昼前にはたまプラーザへ行かなければならないハードなスケジュール。だいたい「たまプラーザ」ってなんなの?多摩なの?プラザなの?と調べてみたら「美しが丘や新石川周辺」ということらしい。プラーザはドイツ語で広場という意味で、人が集まる場所にという思いが込められているそう。たまプラーザ団地は昭和40年代「ウルトラセブン」の舞台になったことで有名なのだと。20年東京に住んでも知らないことだらけだ。

朝、この日共演するご近所の杉真理さんに「一緒にクルマで行きますか?」とメールすると「ありがとう助かりマスク!」とダジャレ含みのお返事、吉祥寺から一緒にたまプラーザへ向かいました。この日は『猫と音楽の蜜月』のイベントだったのだけど、杉さんは15歳を筆頭に3匹の猫と暮らす猫好き。自然と車中は猫の話から武蔵野界隈の動物病院の話、あそこの獣医はひどい!とかものすごくマニアックな話題に。渋滞のなかようやく到着したたまプラーザテラスはきらきらとすでにクリスマスモード。なんとこの日のステージは屋外(僕らは店内インストアだと思い込んでいた)、天気がよくてよかった。仰ぐ空が青くて気持ちいい。

玉城ちはるさんのステージのあと、僕はすべて“猫”が登場する楽曲を選曲したセットリストで。GOMES THE HITMANのデビュー・アルバムに収録の「猫のいた暮らし」の改訂版として書いた未発表の「猫のいる暮らし」からスタート。そして杉真理さんとのセッションでエヴァリー・ブラザーズの「夢を見るだけ」で超幸せをしたあとノドを鳴らし眠る猫が出てくる「午後の窓から」を一緒に。2000年に杉さんにプロデュースしてもらった歌。感慨深い。アウェイな感じだったらさびしいなーと思っていたけどたくさんの人がサインの列を作ってくれてCDもたくさん買っていただき嬉しかったです。日差しはあっても寒かっただろう屋外で、どうもありがとうございました。その後の杉さんのステージにも参加、「君のParadise」という杉さんと堂島孝平くんの共作曲で堂島くんパートを歌わせていただきました。2000年当時からお世話になっているエンジニア阿部さん、長門芳郎さんも観にきてくれた。あと、なんの前触れもなくジュニアと一緒にサイン会に並んでニヤリと笑うGOMES THE HITMAN初代ベーシストの遠藤さんが!ジュニアは「どうやったら絵が上手に描けるようになる?」と音楽家の僕に絵の質問を。予期せぬ出会いがあるのがこういうイベントの醍醐味ですね。

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キラキラした街、たまプラーザ。すぐ近くに来月1日に杉江篤志くんの写真展「Maybe American+」のパーティーでライブをすることになっているアメリカンダイナー Troubadour があるので様子を伺ってみようと夕飯をそこで。系列店のバブルオーバーには行ったことがあったのだけど、ここもとにかく雰囲気がいい。ここはアメリカ?という感じでご飯も美味しくてバッファローウィング、タコス、コブサラダにピザ、自家製オリーブも何もかもが舌を楽しませてくれました。もちろん色んな種類のビールにケーキ、チェリーパイも。30名くらいでいっぱいになるスペースでもう残席わずかなのですが、これは来れる人は来たほうがいいかもしれない・・・と思いました。杉江くんと内容の打ち合わせも軽くしましたが僕自身がとても楽しみにしていますし、たまプラーザ周辺は僕の印象では“ここではないどこかにあるNEW TOKYO”という印象、気になるスポットになりました。杉江くんの25歳の誕生日をサプライズしたりしつつ長く楽しい一日でした。




Atsushi Sugie Exhibition - Photos and Texts
'MAYBE AMERICANS+' @ Troubadour (横浜、たまプラーザ)

Special Night!
12月1日(日) 19:30開場/20:00開演
Live : 山田稔明
Poetry Reading : 杉江篤志
\1000 + food order
オフィシャルサイトRESERVEフォームにて予約受付中

From 杉江篤志 —————
ジャック・ケルアックがON THE ROADを書き、ロバート・フランクがTHE AMERICANSを撮った。
となると、僕はその両方をやろうとしているのだろうか。なんて、そんなことは冗談みたいな例えだが、
これは確かにあの国を旅した中で生まれた、僕なりのTHE AMERICANSということにしたいと思う。
舞台はこだわり抜かれたアメリカンレストラン、トルバドール。今春、名古屋で展示した'MAYBE
AMERICANS'から約半年を経て、また新たな物語のはじまりです。

From Troubadour —————
横浜・たまプラーザ、ケイジャン・クレオール料理を中心としたアメリカ南部料理や家庭料理を提供する
2階建て一軒家のレストラン"Troubadour"と、アメリカ西海岸を旅し、旅人としての目線で光景を撮る
写真家 杉江篤志 とのインスタレーション。
杉江の旅体験からつくるZINEの世界観を"Troubadour"で再現し、写真が伝えるものが読めてくる。


Troubadour
〒225-0003 横浜市青葉区新石川3-16-25
TEL 045-911-3763

  
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2013年11月15日 “夜の科学 in 下北沢〜小箱のなかの音楽”



先週末、金曜日の話。朝からバタバタと忙しい日に。まず午前中着で『Christmas Songs』がCD工場から届く。全国発売日を5日遅らせてもらったのだが、なんとか15日のライブの日には間に合った。そして2014年カレンダーもお昼前に刷り上がってきたのでそれをパッキングして経堂のギャラリー芝生に駆け込む。この日から始まる「2014年カレンダーの1週間」展にぎりぎり間に合った。クリスマスとカレンダー、いよいよ年末という風情が出てきました。

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一旦帰宅、翌日のたまプラーザテラスでのフリーライブのための準備をいろいろ。関東でのライブは8月のレコ発、9月のPET SOUNDS森さんとのトーク&ライブ、10月の代官山蔦屋でのフリーライブとなるが、2日連続で内容の違うライブはなかなか大変。すっかり日が暮れてから下北沢へ向かう。工場から届いたばかりの新装版『Christmas Songs』を爆音で聴きながら、途中うちの愛猫ポチが「きよしこの夜」を歌うところがあるのだがその流れを忘れていて思い切り、脱力。このアルバム、録音もミックスもマスタリングも含めまったく独りで創りあげたのだけど、ポチの手も借りていたのだ。

下北沢leteで演奏するのはなんと6年ぶり。6年前は『pilgrim』も『home sweet home』も完成していなかったのだ。リハーサル中に店主の町野さんが「なんだかたくましくなりましたね。外人みたいだ」とえらく感動して褒めてくれたので今日は良いライブになると確信。また1月にもleteでやることになりました。小さなハコで限られた人数でソールドアウトになるので開演直前のキャンセルはとても残念。忙しい週末の夜なので皆さんも苦労して足を運んでくれたり諦めたりしているのを理解できるからなんとも難しいですね。キャンセル待ちでギリギリまで待っていてくれた人に連絡するすべがなかったのが申し訳ない。次回からはなにか対策を考えたいと思います。

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ほぼ満席で始まった“夜の科学 in 下北沢”はここ半年とはまったく違うセットリストでやることが個人的なテーマ。たくさんの旅を重ねて話したいことがたくさんあったので2時間を超えるライブになりました。leteの窓から夜空を見上げるような気持ちで「星に輪ゴムを」、そして長崎諫早と佐賀嬉野の話の流れから、故郷の秋を思う「夕暮れ田舎町」を。東京では演奏したことがなかった高野寛さんのカバー、そして無謀な選曲にも関わらずそれぞれ大阪、徳島で盛り上がったR.E.M.「Man on the Moon」とブルース・スプリングスティーンを我が街東京で再演(MCで話した“試験に出るR.E.M.”「Yeah Yeah Yeah Yeah」のライブ映像はこちら、ボスが失恋した青年をハグする映像はこちらね)。こういうインターアクションはホントに楽しい。またやりたい。

クリスマスCDからの演奏はまだ早いかと思い、特典音源として今年録り下ろした2曲を演奏。特にフォスターの「ケンタッキーの我が家」はフライドチキンを食べたくなって仕方なかった。「星降る街」もあらためて良い歌だ。すでに僕の手を離れて遠い空の彼方にある。「日向の猫」もみんなの歌になった。今年初めて歌う「sweet december」は歌う感覚が少しこれまでと変わった気がした。今年の残りのライブで毎回歌うのが楽しみ。終演後はカレンダーの記念日にサインをしたり、みんなの話を興味深く聞く時間。ささやかな音楽会、印象深い夜になりました。また次回、leteでしか鳴らせないような音楽を奏でたいと思います。

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2014年版カレンダーのお知らせです

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毎年恒例、山田稔明イラストによるカレンダー2014年版が完成、ライブ会場と通販での販売を開始しました。音楽家であることを忘れて数日間猫の絵ばかり描いて、今年も自信作ができあがりました。猫が季節を駆け抜ける12枚綴りの味のあるカレンダーです。発送の遅れていた『Christmas Songs』も本日から発送開始、いつものようにあれこれとおまけが封入されますのでカレンダーとクリスマスCDの年末セットをお薦めします。

あわせて今年は経堂のギャラリー芝生にて名だたるイラストレーター、作家さんたちに混ぜてもらってのカレンダー展示に参加していますので関東在住の方はぜひこちらもチェックしてみてください(「2014カレンダーの1週間」)。このギャラリー芝生は高橋久美子ちゃんが「家と砂漠」という展示をやったときに初めて立ち寄った店ですが、なんと店主ゆささんはかつて写真家斎門富士男さんの事務所でアシスタントをされていた方、僕の知らない幼いポチにご飯をあげる当番をやられていたという奇跡的な縁が繋がりました。

下の動画はカレンダーCM、BGMは『Christmas Songs』直販特典の「winter's gift e.p.」収録の「ひいらぎかざろう」です。慌ただしい年末ですが楽しいこと探して毎日を楽しく、心を暖かくして季節を駆け抜けて行きましょう。通販STOREはこちら、年末のライブスケジュールはこちらをご参照ください。

  
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京都 恵文社 COTTAGEにてクリスマスミーティングを

クリスマスの時期に京都恵文社一乗寺店イベントスペースCOTTAGEにてクリスマスの集いの開催が決定しました。ここ数年に渡り仲良くさせていただいているものつくりの皆様と団結して、とにかく季節を楽しんでしまおう!という試み、旗振り役を務めてくれたのは奈良 風の栖の宮川さん。僕は去年の徳島以来のウクレレ教室とライブで参加します。入場予約はオフィシャルサイトRESERVEにて受付中です。ぜひお昼からご来場いただき夜までゆっくりしていってください。関西の皆さんよろしく!

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2013年12月21日(土)@ 京都 恵文社一乗寺店 COTTAGE
“Christmas Meeting at COTTAGE”

12:00-21:00(ウクレレ教室:14時〜/LIVE:17時半開場18時開演)

【出展メンバー】
〈ライブ、教室、トークショー〉
○山田稔明
ライブ、ウクレレのワークショップ
○sonihouse(手作りスピーカー:音響を担当)
○甲斐みのり(トーク)

〈飲食コーナー〉
○アアルトコーヒー(コーヒースタンド、豆販売)
○デルベア(バウムクーヘン)
○ごはんやハレ(お弁当、佃煮、焼き菓子)

〈物販コーナー〉
○チャッツワース(紅茶)
○トラベラーズファクトリー(オリジナル雑貨・カスタマイズ)
○巣巣(ラトビア雑貨)
○風の栖(NAOTの靴)
○甲斐みのり(雑貨・書籍販売)
○mille books(書籍)

イベント詳細についてはこちらをご覧ください。

COTTAGE by KEIBUNSHA
〒606-8184 京都市左京区一乗寺払殿町10
恵文社一乗寺店 南側
TEL 075-711-5919
営業時間:10:00 - 22:00  
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2013年11月16日 @ たまプラーザテラスフェスティバルコート【SETLIST】



2013年11月16日(土)@ 山野楽器たまプラーザテラス店
“『猫と音楽の蜜月』発売記念イベント”


1.猫のいる暮らし(未発表)
2.光と水の新しい関係
3.太陽と満月(新曲)
4.日向の猫
5.夢を見るだけ(EVERLY BROTHERS カバー with 杉真理)
6.午後の窓から(from GTH『cobblestone』 with 杉真理)
7.夢のなかの音楽(from V.A.『猫と音楽の蜜月』)

*杉真理さんのステージにも
「君のParadise」にギターとボーカルで参加しました

  
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2013年11月16日

今日は横浜たまプラーザで

今日はこれです。天気もいいしぜひ遊びにきてください!
ソロ作や『Christmas Songs』もご購入いただけます。

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コンピレーションCD『猫と音楽の蜜月』インストアイベント
2013年11月16日(土)@ 山野楽器たまプラーザテラス店ゲートプラザ1Fフェスティバルコート

13:00スタート*観覧無料
出演:山田稔明、杉真理、玉城ちはる(with 重松華子)

13:00〜 玉城ちはる with 重松華子(from piano trio chou-chou)
14:30〜 山田稔明
16:00〜 杉真理
会場:山野楽器 たまプラーザ テラス店
たまプラーザテラス ゲートプラザ1F フェスティバルコート

お問い合わせ:山野楽器たまプラーザテラス店(tel 045-905-0823)
横浜市青葉区美しが丘1-1-2
http://www.tamaplaza-terrace.com/floorguide/  
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2013年11月15日 @ 下北沢 lete【SETLIST】



“夜の科学 in 下北沢〜小箱のなかの音楽”
2013年11月15日(金)@ 下北沢 lete


1.平凡な毎日の暮らし
2.星に輪ゴムを(from GTH『ripple』)
3.夕暮れ田舎町(from GTH『neon, strobe and flashlight』)
4.太陽と満月(新曲)

5.確かな光(高野寛 カバー)
6.I'm Going Down(Bruce Springsteen カバー)
7.Man on the Moon(R.E.M. カバー)
8.月あかりのナイトスイミング

9.Deck the Halls(クリスマス曲)
10.My Old Kentucky Home(フォスター)
11.星降る街
12.日向の猫
13.hanalee

14.sweet december
15.光の葡萄
16.ハミングバード  
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2013年11月15日

来年のカレンダーができました



毎年恒例のカレンダー、2014年版がようやく完成しました。本日下北沢でのライブ会場、オフィシャルサイト通販STOREで販売を開始します。山田稔明が描く猫が繰り広げる四季、12ヶ月12枚綴りの自信作です。同じく今日プレス工場から届いた『Christmas Songs』ともどもよろしくお願いします。いよいよ年末感が出てきましたね。

通販STOREはこちら。  
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2013年11月14日

うたかたの日々



気になって「うたかた=泡沫」をあらためて辞書で引いてみると「水面に浮かぶ泡」「はかなく消えやすいもののたとえ」とあった。ボリス・ヴィアンが「うたかたの日々」というタイトルを付け、コピーライトをとった時点でそれは普遍的な作品に(昔は「日々の泡」という邦題で呼んでいたような気がします)。毎日変わらない暮らしを送っているような気がしてもまったく同じ24時間はやはり一日たりともなく、日々ははじけて消える泡のようなものだ、本当に。ミシェル・ゴンドリーが監督した「ムード・インディゴ - うたかたの日々」をディレクターズカット版で観た。映像作家の執念を見せつけられた、色鮮やかなめくるめく130分でした。

映画のあと偶然連絡の取れた友人と渋谷で待ち合わせて久しぶりにお茶、レコードショップ巡りをするが新しいのも古いのも面白くて、やっぱりレコードハンティングは楽しい。マシュー・スウィートとスザンナ・ホフスのカバー集第3弾はR.E.M.の「Sitting Still」という「そんなの買うでしょ」というにくい選曲がオープニングトラック。トム・ペティ、スミス、XTC、エコバニという食指が動くラインナップ、『Under the Covers vol. 3』。チップマンクスのクリスマス・アルバムと一緒に購入。そこから中目黒に移動して同世代女子と作戦会議的な飲み会。夜になるとすっかり冬の東京、泡のような日々。  
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2013年11月13日

2014カレンダーの1週間 展



昨日のこと、代官山蔦屋書店裏、T-SITEで2日間行われた代官山蚤の市にすべりこみ。フランスのパリ・マレ地区をモチーフにした集いということで、アンティークの器や食器類、布、家具、レコードも。油断すると風邪を引きそうな寒さだったが目に鮮やかな(アンティークだからだいたい色褪せているけど)時間を経たものたちを見ていると気持ちがいい。『Christmas Songs』を大きく展開してもらうことになる音楽フロアにも挨拶。代官山蔦屋でのインストアイベントは完売している夜の科学43開催前日の6日金曜の予定。

いつもカレンダーは予定が書き込める至極シンプルなものを買うのだが、この日見つけた切り絵作家Rob Ryanのカレンダーが心がはっとするほど目に鮮やかで感動して購入(これだ)。ついにぞうちの今年のカレンダーはデザインが仕上がり、15日のライブを目指して最終追い込みに。経堂の雑貨とギャラリー、カフェのお店芝生で同じく11月15日から開催される2014カレンダーの1週間展に参加させてもらうことになり、これもオープニングに間に合うようにぎりぎりで持ち込むことになります。今年も頑張って猫を描きました。皆さんの心に灯をつけるようなものになった、と自負しています。お楽しみに。



2014カレンダーの1週間 @ 経堂 cafe+gallery 芝生
2013年11月15日(金)ー11月19日(火)

13:00-20:00(日曜、展示最終日は19:00まで)

14組の作家によるいろいろな2014年度版カレンダーとグッズが並ぶ1週間です。
来年のお楽しみをみつけにきてください。

[カレンダー取り扱い作家]
うえのよう(イラストレーター)
オギハラナミ(コラージュ作家/stock店主)
落合恵(イラストレーター)
コガアキコ(イラストレーター)+遊佐一弥(cafe+gallery芝生)
坂本千明(紙版画作家)
しゅんしゅん(素描家)
杉本ふみ(イラスト)+三浦樹人(デザイン)
辻恵子(切り絵作家)
富田惠子(銅版画作家)
ハルカゼ舎(文房具店)
ヒサマツエツコ(作家)
堀口尚子(作家)
ミロコマチコ(絵本作家)
山田稔明 ✕ hoopline  
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2013年11月12日

TO DO リストは僕の敵?



昨日もなんということもない我慢の一日。粛々と TO DO リストにチェックを入れていく時間、事務処理。あわせて午後から言葉探しの読書を夜更けまで。少し出かけるときにいきなり大雨が降ってきて、それを境に急に寒さが増して東京は昨日木枯らし第一号が吹いたそう。第二号、第三号とナンバリングされていくようなものなのだろうか。『Christmas Songs』のCDプレス工程にちょっと事情があり、完成品の到着が遅れていて発売日を数日延期するかもしれません。各方面にいろいろご迷惑おかけしますが2、3日中にはお知らせを。

そんなタイミングなのだが、しかし、11月15日の発売情報をナタリーに伝えてもらって、有難い。タワーレコード渋谷店でのインストアイベント情報もすでに発表されていますが、代官山蔦屋書店でもこのリリースを祝したストアイベントがあります。たくさんの皆さんに『Christmas Songs』と、あわせてまだまだ『新しい青の時代』に触れてもらえたら嬉しいです。タワーレコード渋谷店でのインストアが12月18日、代官山蔦屋書店は正式にはもうすぐ発表されますが12月6日を予定しています。そして週末は山野楽器たまプラーザテラス店でのコンピレーションCD『猫と音楽の蜜月』インストア、杉真理さんと打ち合わせしてセッションを数曲企んでいるところです。

  
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2013年11月11日

昨日と今日と同じような



昨日と今日がくっついているような、同じ繰り返しのような数日。あれ?今日ポチに薬あげたっけ?あれは昨日だったか?とわからなくなってしまう。季節の変わり目か旅の疲れが出たのかぼんやりぐったりしたのが平日じゃなく週末でよかった。今週末、金曜日は下北沢leteで久しぶりの関東ワンマンライブ。とても小さなお店、チケットは完売御礼です。翌日16日は山野楽器たまプラーザテラス店でインストアイベント。せっかくなので12月1日にライブをやるTroubadourも覗いてみようと思っています。そして『Christmas Songs』が発売日に間に合うか、ドキドキしながら連絡を待つ11月11日の午前中です。

今日はかりんとうの日、ポッキーの日でもあるのだが(下駄の日でもあるんだって)芋けんぴの日というはいつなのか。こないだ高知でお土産にと買ってきた芋屋金次郎の芋けんぴ、塩けんぴ、チョコがけけんぴがどれも信じられないくらいの美味しさで自分でボリボリ食べてしまって止まらない。甘いものをそんなに食べない僕には塩けんぴがジャストミートだった。また買いにいきたい…。


“夜の科学 in 下北沢〜小箱のなかの音楽”
2013年11月15日(金)@ 下北沢 lete

出演;山田稔明/開場19:30/開演20:30
料金 3,000円(ドリンク代別途)THANK YOU! SOLD OUT!
*当日券はありません
下北沢lete
〒155-0032東京都世田谷区代沢5-33-3
TEL: 03-3795-0275


コンピレーションCD『猫と音楽の蜜月』インストアイベント
2013年11月16日(土)@ 山野楽器たまプラーザテラス店ゲートプラザ1Fフェスティバルコート

13:00スタート*観覧無料
出演:山田稔明、杉真理、玉城ちはる(with 重松華子)

お問い合わせ:山野楽器たまプラーザテラス店(tel 045-905-0823)
横浜市青葉区美しが丘1-1-2
http://www.tamaplaza-terrace.com/floorguide/  
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2013年11月10日

カレンダーは僕の敵?



もう11月も10日を過ぎ、遅れに遅れている2014年カレンダーのためのイラストを昨日からずっと描いているのだけど、あっという間のはずの1年12ヶ月分の図案などを考えていたら、1年とはかくも長いものか、とも思う。いつものことだけども。カレンダーについて考えるときに毎年浮かぶ歌があって、それはToad the Wet Sprocketの「I Think About」という曲である。

笑っちゃうくらい気づかないうちに日々が過ぎていく
自分が考えているよりもずっとずっと早く 
カレンダーが自分の敵だと気付くなんておかしなこと
僕が考えていることも死んだらなくなっなってしまうのかな
ずっと、ずっと、ずっと、ずっと考えている


という歌詞、最後の「on and on and on and..」のリフレインが頭をずっと回っている。これは高2の春に出たアルバムなので思春期を過ぎて今に至るまで年末になると思い出す歌。自分が書いた歌も誰かにとってそういう歌になっていたら嬉しいなと思いながら、ひたすら猫の絵を描いているところだ。『Christmas Songs』のレコードショップ特典用のステッカーができあがってきて、こんなささいなグッズでもやっぱり手にすると嬉しい。一方でCDプレス工場での行程であれこれ不備が見つかったためCDの到着が遅れて通販でご購入のお客様への発送が遅れてしまって申し訳ありません。おいまだまだ浮かれるなよ、11月だぞ、という季節の神様のお叱りだろうか。なんとか発売日に間に合うように善処していますので続報をお待ちください。

Toad the Wet Sprocketの「I Think About」がなかったので、メンバーのサイドユニットLapdog版の「I Think About」を。もともとの歌は1990年作『Pale』に収録されています。Amazonでは1円で売られていますが繊細で切なくて甘酸っぱい思い入れのあるレコードです。

  
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2013年11月09日

山田稔明 ✕ HARCO「月あかりのナイトスイミング」



1週間前、高知でのHARCOとのセッションから「月あかりのナイトスイミング」を。アレンジをお願いした佐々木真里さんの弾くピアノとも一味違う男らしいタッチだなあと感じます。HARCOとは11月22日から新潟と金沢をふたり旅します。合奏曲もまた増えていくでしょう。彼と初めて会ったのはたしか1998年か99年頃か。もう15年経ってもお互い進化/深化して歌を歌っているのが嬉しいです。ぜひ各地でふたりの演奏を観にきてもらえたら。ツバメコーヒーはオープン1周年記念、caffe novaはHARCOが親しくしているバー、collabonは看板犬だんごも可愛い素敵なカフェです。


“山田稔明 x HARCO split tour 2013〜ひつじ雲とうろこ雲”

11月22日(金)@ 新潟 燕市 ツバメコーヒー
出演:山田稔明、HARCO
19:00開場/19:30開演
前売予約¥3500/当日¥4000(1ドリンク代別)
*残席わずか!

ツバメコーヒー
新潟県燕市吉田2760-1
0256-93-3032


11月23日(土)@ 新潟 新発田市 caffenova(カフェノバ)
出演:山田稔明、HARCO
18:30開場/19:00開演
前売予約¥3500/当日¥4000(1ドリンク代別)
※お客様駐車場がございません。
お車でご来場の際は近隣のパーキングをご利用下さい。

ESPRESSO+MUSIC caffenova
新潟県新発田市中央町2-1-14
0254-26-8706


11月24日(日)@ 石川県 金沢市 collabon(コラボン)
出演:山田稔明、HARCO、OPENING GUEST:高森ゆうき
19:00開場/19:30開演
前売予約¥3500/当日¥4000(1ドリンク代別)
*オープニングゲストに高森ゆうきの出演が決定しました!

collabon
石川県金沢市安江町1-14 金澤表参道
076-265-6273


すべてオフィシャルサイトRESERVEにて予約受け付け中
  
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5年の長さ



新しい曲を書き始めた。いつかたちになるかはわからないが新しい季節の始まりのような気がする。昨日は昼間は心地よい陽気で、猫と一緒にずっと庭でひたなぼっこしていたのだけど夕方からはぐっと寒くなって、はて、こういう寒さのときにいつもどういう暖房を使っていたのだったっけ?と記憶を辿っても秋の終わり冬の始まりの曖昧さは毎年のことで、僕は毛布をかぶったりホットカーペットに寝そべったりするしかない。冬支度をしなければ。コーヒーの湯気と香りの季節。

午後から写真を撮っている杉江篤志くんがうちに遊びにきた。彼は今月終わりから横浜たまプラーザにあるTroubadourというアメリカンダイナーで「MAYBE AMERICANS+」という写真展を開催する。僕は12月1日にあるオープニングパーティー的なイベントで演奏することになったので、その打ち合わせ。杉江くんと最初に会ったのはおう5年前でその頃まだ彼は10代ではなかったか。ブログを辿ると彼とのやりとりを記録したあとがあった(2008年9月の日記、この時点で僕は『pilgrim』を完成させていない)。時の流れのなかでいろんな点が散在するが、それがつながることも、確かにあるのだな。彼が初めて聴いた僕の歌が『ripple』ということも踏まえて“アメリカ”というテーマでの選曲、彼の朗読を交えてのライブにしようということになった。僕自身がとても楽しみにしているイベントなので皆さんにもぜひ共有してもらえたら、と思います。彼がスッとした文章を綴るブログはこちら

MAYBEAMERICANS+表

Atsushi Sugie Exhibition - Photos and Texts
'MAYBE AMERICANS+'

2013年11月25日(月) - 2014年1月19日(日)
at Troubadour (横浜、たまプラーザ)

Special Night!
12月1日(日) 19:30開場/20:00開演
Live : 山田稔明
Poetry Reading : 杉江篤志
\1000 + food order
オフィシャルサイトRESERVEフォームにて予約受付中

From 杉江篤志 —————
ジャック・ケルアックがON THE ROADを書き、ロバート・フランクがTHE AMERICANSを撮った。
となると、僕はその両方をやろうとしているのだろうか。なんて、そんなことは冗談みたいな例えだが、
これは確かにあの国を旅した中で生まれた、僕なりのTHE AMERICANSということにしたいと思う。
舞台はこだわり抜かれたアメリカンレストラン、トルバドール。今春、名古屋で展示した'MAYBE
AMERICANS'から約半年を経て、また新たな物語のはじまりです。

From Troubadour —————
横浜・たまプラーザ、ケイジャン・クレオール料理を中心としたアメリカ南部料理や家庭料理を提供する
2階建て一軒家のレストラン"Troubadour"と、アメリカ西海岸を旅し、旅人としての目線で光景を撮る
写真家 杉江篤志 とのインスタレーション。
杉江の旅体験からつくるZINEの世界観を"Troubadour"で再現し、写真が伝えるものが読めてくる。


Troubadour
〒225-0003 横浜市青葉区新石川3-16-25
TEL 045-911-3763
  
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2013年11月08日

旅は続くよどこまでも

ネバーエンディングな山田稔明 “brand new blue”ツアー、
2013年の残りのライブスケジュールです。

大阪、四国の旅は予想以上の楽しさでした。
来週は久しぶりに関東での演奏。そして次の旅は新潟金沢へ。

11月15日(金)@ 下北沢 lete(THANK YOU SOLD OUT!)
11月16日(土)@ 山野楽器たまプラーザテラス店(猫と音楽の蜜月インストアイベント)
11月22日(金)@ 新潟 燕市 ツバメコーヒー(with HARCO)
11月23日(土祝)@ 新潟 新発田市 カフェノバ(with HARCO)
11月24日(日)@ 石川 金沢 Collabon(with HARCO)
12月1日(日)@ 横浜 たまプラーザ Troubadour(LINK*NEW
12月2日(月)@ 武蔵小山 ライブカフェアゲイン(トーク&ライブイベント)
12月6日(金)@ インストアイベントを予定
12月7日(土)@ 夜の科学vol.43 DAY1 (THANK YOU SOLD OUT!)
12月8日(日)@ 夜の科学 vol.43 DAY2(THANK YOU SOLD OUT!)
12月15日(日)@ 鎌倉 カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ*NEW
12月18日(水)@ インストアイベントを予定
12月21日(土)@ 京都*詳細追って
12月22日(日)@ 加古川*詳細追って
12月24日(火)@ 東京*詳細追って


お申し込み方法詳細はLIVEページをご覧ください。
2013年いっぱいは“brand new blue”ツアーです…


  
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2013年11月07日

『Christmas Songs -standards and transfers』特典音源について

winter's gift

いよいよ来週11月15日に『Christmas Songs -standards and transfers』が全国発売になります。去年の秋に通販とライブ会場と雑貨店でのみ発売し完売したCDの全国流通盤です。Amazonでもタワーレコードでも購入できるようになりますので今までになかった出会いがあればいいなーと思いつつ。オフィシャルサイトやライブ会場に直接足を運んで購入してくれた人にはなにか特別な特典を、と思い「winter's gift ep」というささやかな音源を作りました。思えばこの『Christmas Songs』というCDも2005年から誰にも頼まれずに録りためてきたクリスマススタンダードをまとめて、去年も2曲新録したわけだから今年も2曲のクリスマス曲を録り下ろすのは僕にとっては至極当然の流れに思いました。

選曲したのは「ひいらぎかざろう」という日本題で知られる「Deck the Halls」と、クリスマスってフライドチキン食べたくなるよねということで「ケンタッキーの我が家」(これはここ数ヶ月の僕のフォスター研究の成果でもあります)。演奏したのはすべて僕、山田稔明が10人がかりくらいで仕上げました。『Christmas Songs』同様に今回も録音、ミックス、マスタリングまで自分でやったのでとても愛着があります。これをぜひ今年の冬のBGMに。通販でお申込みいただいてご入金済の方には本日からダウンロードURLをメールでお送りします。11月15日の下北沢lete公演から『Christmas Songs』をライブ会場で販売しますので、それ以降のライブハウスでご購入の方にはCDRでお渡しします。代官山蔦屋とタワーレコード渋谷でのインストアイベントも予定されていますが、そちらは特製ステッカー、サイン会などを予定しています。いろいろお楽しみにー。


山田稔明「winter's gift ep」
1.Deck the Halls(ひいらぎかざろう)
2.My Old Kentucky Home(ケンタッキーの我が家)
*約7分の内容です

  
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2013年11月06日

“brand new blue” tour 2013(DAY29:11月4日 高知 - 徳島 - 大阪)

写真

高知といえば龍馬、龍馬といえば「うーみー!」ということで桂浜へ。前回の高知訪問のときは大きな台風の只中で荒れ狂う灰色の桂浜だったのだけど、この日は快晴。旅の疲れが蓄積されているはずなのに僕はパッと目覚めて「ごちそうさん」を見終わったら早速出発の準備をして出かけました。高知は路面電車の街、並走するのが楽しい。そして見えてきた海、自然と嬌声が僕の疲れたノドから。



桂浜、前回と打って変わってそこにあるのは白い砂浜と青い海と青い空。闘犬の看板、そして竜馬像にも「また会ったな」と挨拶。なんと竜馬像の横にやぐらが建っていて「龍馬に大接近」という、銅像と同じ高さから竜馬像を凝視できるイベントの最中。そんなの登るに決まっているでしょ、今でしょ、と100円払って登頂。見たことない角度の龍馬を堪能、その向こうには太平洋。ぼんやり波音を聴きながらどれくらい浜にいただろうか。気づくとお昼になっていました。

写真 2

そこから再び街へ。あらためてterzo tempoを訪ねる。静かに時間が流れる素敵なお店。ここはアアルトコーヒーの豆を使っているのだけど佐野さんがゆっくりと丁寧にアルヴァーブレンドを淹れてくれた。四国の名店を紹介する本にはだいたい載っているお店、実は前日に菊池亜希子さん(ムック「マッシュ」でお馴染みの)も取材にいらしたのだがイベント準備のため対応できなかったそうだ。派手なところのひとつもないとても清楚なお店です。芋けんぴをお土産に持たせてくれました。また来ますね。

ポップインミュージックというレコード屋さんをちらっと覗くつもりが深い洞窟のような店で時間を潰してしまった。昨年のマイベスト邦画である「桐島、部活やめるってよ」のロケ地となった高校のそばまで行って、その変わった地形のキャンパスを眺める。甘酸っぱい気持ちになりながら高知にさようなら。アンパンマンミュージアムを熱く薦められたのだけどそれは次回来たときのためにとっておきます。



徳島へ戻って向かったのは雑貨屋cue!、店主青木さんとは土曜日の夜に会えずじまいだったので何もいわずサプライズ訪問。開催中の酒井美華器展の美しさに息を飲む。去年青木さんと倉敷のクラフトフェアでばったり遭遇したのが酒井美華さんのブースの前だった。このタイミングで展示開催中という偶然、いや必然なのか、悩みぬいてマグカップをふたつ購入。そこから今度は徳島のジャクソンズというレコード屋を偵察。前回はヒックスヴィル中森さんたちと立ち寄った店。僕は結局高知でも徳島でもR.E.M.のレコードを買った。



そしてこの旅最後のイベント、庄野さんファミリーと再合流して徳島市立文化センターでゴスペラーズのコンサートを。『新しい青の時代』でピアノを弾いてくれた佐々木真里さんと3曲でドラムを叩いてくれた杉野寿之さんはゴスペラーズバンドのメンバー、ちょうどすれ違いで高知と徳島でコンサートがあって、徳島の夜に僕と庄野さん一家を招待していただいたのだ(真里さんは夏のトラベラーズファクトリーで庄野さんとは対面済み、いつも僕がうちで出すコーヒーがアアルトなのも印象的だったそう)。僕も庄野さんも普段あまり聴き馴染みのないゴスペラーズの音楽だったけれどもコンサートが始まったらずっと楽しくて手拍子をしてYMCAの振り付けまでやってしまって、学校でコルネットを吹き始めて音楽心が芽生えた娘さんも目をキラキラしてステージを眺めていました。とにかく演奏も歌も良くって、お客さんを100%楽しませようと力を惜しまない姿に感動しました。終演後のロビーで真里さんに挨拶、黒沢さんにも会えた。翌日ゴスペラーズ内カフェ部ご一行はアアルトコーヒーを訪れ、庄野さんは渾身のコーヒーをお出ししたそうです。

コンサート終了とともに僕は庄野さんたちと別れ、来た道を戻って大きな橋を渡って神戸経由で日付が変わる前に大阪へ。なんともはや長い、充実した、しかしあっという間の移動日か。最後のほうはもう朦朧としていたのだけど、これも国道沿いの中古CD屋で手に入れたゴスペラーズの『ソウル・セレナーデ』というアルバムを爆音で鳴らしながら(僕もファルセットでシンガロングしながら)なんとか目的の宿へ辿り着いたのでした。ああ、楽しい旅だった。あらゆる縁に感謝。  
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“brand new blue” tour 2013(DAY28:11月3日 高知 蛸蔵)



庄野家で少し二日酔い気味で目を覚まし、美味しい朝食をいただく(すだちが添えてあって頭がスッキリした)。高知までは2時間の道のり。四国の地図を想像してもらいたい。徳島から高知まで海をそってぐるーっと走ったらずっといい景色なのでは!と思われるかもしれないが(僕も最初はそう思っていた)信じられないくらいの時間がかかるのでそれはムリ。吉野川に沿って山のなかをトンネルをくぐっていく旅となる。これで曇天で時折雨が降るとなると相当退屈な道程なのだけど、ジェームズ・イハの歌が僕にいろんなことを考えさせて、個人的には有意義な時間を過ごすことになりました。

途中、吉野川ハイウェイオアシスに立ち寄るとそこは美濃田の淵という奇岩の絶景。雄大な吉野川の流れを見つめる。かつて地域住民の願いだった吉野川に架かる橋の、その志が途中で頓挫した夢の跡。耳を澄ますと川の流れと時折聞こえる鳶の声しか響かない数分間が永遠の時間のように思えました。四国に来るといつも感じるのは「神様の管轄が切り替わった」という感覚。ぼけぼけ過ごしていたら実は入り時間ギリギリだということに気づいて高知までの道を急ぎました。高知ではHARCOと園部信教さんとの共演。僕がふたりのライブにゲスト参加するかたちに。



辿り着いた高知は今にも泣き出しそうな空。会場の蛸蔵はアートゾーン藁工倉庫というスペースにある、古い藁倉庫をリノベーションしたホール。ミュージアムや土佐バルというバーも併設する。前回の高知はterzo tempoでのライブだったが、ここも訪れたかった場所。会場に入るとHARCOたちがアップライトピアノを運んでいた。音の響く素晴らしい空間。ポーンとピアノを鳴らした瞬間に今日も特別な日になると確信。園部さんも繊細な歌を歌うシンガーソングライター、HARCOも力強くてユニークな演奏。セッションの練習をしているうちに日は暮れて開場となりました。

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僕はトップバッターで『新しい青の時代』を中心に。僕のことを初めて知る人、初めて観る人がたくさんいたのだろう。MCに熱心に耳を傾けてくれて笑ったり頷いたり、とてもいいお客さんたちだった。「月あかりのナイトスイミング」ではHARCOにピアノを弾いてもらった。音源と譜面のやりとりだけでのぶっつけ本番だったけど、なんというか、とても良かった。10数年来の友人ミュージシャンであるHARCOだが、これだけ彼のピアノに身を委ねて歌ったのは多分初めてで、佐々木真里さんのプレイとも違う無骨で男性的なタッチだと感じました。最後は「日向の猫」を会場の皆さんに歌ってもらった。知らない曲でも「ラララ」と簡単なメロディを歌うだけで空間がひとつになるから音楽は素敵な。最後は僕が3度上のメロディを歌ってきれいなハーモニーに。



園部さんの歌にも聴き入った。遠い記憶をくすぐるような歌だった。HARCOは新曲がとても良くて今月後半の新潟と金沢の共演がますます楽しみになりました。HARCOのステージが終わったらセッションタイムとなり、譜面のやりとりをしておいたHARCOの新曲に僕がギターを弾いてコーラスを添えました。これもいい歌。新潟の燕市と新発田市、そして石川金沢でもこの歌が演奏できたらいいなと思う。最後は3人ではっぴいえんどのカバー「風をあつめて」をしっとりと。最後の「蒼空を〜」のリフレインが終わったときには寂しささえ感じました。

偶然高知にNAOTキャラバンに来ていた奈良は風の栖の宮川おかあさんも来てくれて、旅先で知り合いに会うとほんとに嬉しい。洋服屋RUSKさんとも再会。遠くから近くからご来場のお客さん、たくさんのCDを買っていただいて感謝。雨のなかご来場ありがとうございました。また高知でライブがやりたいです。終演後は美味しいカツオを愛でながら、僕はビールを、HARCOは日本酒を、車で来た地元組はノンアルコールビールで楽しいおしゃべりを。HARCOのおかげで高知に来れてよかった。心強いサポートをいただいたスタッフの皆さん、何から何まで面倒見てくれたterzo tempo佐野夫妻にも感謝。

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“brand new blue” tour 2013(DAY27:11月2日 徳島アアルトコーヒー)



旅2日目、大阪で目覚めてお昼のうちに靭公園の友人の仕事場へ遊びにいきました。この界隈はカフェやおしゃれな雑貨屋さんが多い。彼が入居するレトロビルの文化祭ということでものつくりの人たちが大集合。コーヒー屋さんやパン屋さんなどもお店を開いて賑やか。友人の活版印刷ワークショップに参加、世界に一枚しかないカードを作りました。これは12月の夜の科学43でのプレゼントにしたいと思います。本当はスタンダードブックストアも覗きたかったのだけど断念。神戸経由で大鳴門橋を渡り四国へ。

借りた車のなかに中森明菜ベストというCDがあったのでそれを聴きながら、連休の渋滞を抜ける。小さな頃に聴いた歌はどれだけ時間が経っても覚えているものだな。橋を渡るときにはカーステレオはオフにして窓を開けて風の音を聴いていました。「月あかりのナイトスイミング」を書かせた風景を思い出しながら。海を見ると心にも波が寄せるような感覚。1時間かけて淡路島を通り過ぎてようやく徳島へ。国道沿いの大きな中古CD屋で旅のBGMを見繕う。ジェームズ・イハのデビュー作とマシュー・スウィート率いるTHE THORNS、この2枚は数日の旅のお供になりました。



アアルトコーヒーに「ただいまー」と到着。どこか親戚の家に来たような感覚。お店では馬場わかなさんの写真展、あんざい果樹園の林檎と梨、ダンラナチュールなっちゃんのお菓子と新しい本、そして福田利之さん、僕がもってきた2つの原画と庄野さん所有のとあわせて3つの原画展。豆を買いにくるお客さんがひっきりなしに。この日はももクロの徳島ライブだったらしくアアルトに立ち寄る遠征客も多かったよう。珈琲豆と焙煎機のそばにうもれるようにステージを準備したら、庄野さんが美味しい徳島ラーメンのお店に連れていってくれた(去年僕がウクレレワークショップをやっているあいだにヒックスヴィル中森さんが食べにいったお店だ)。お店に戻るととっぷりと日が暮れていました。

緊張感がない、という意味ではなくてポジティブな意味でこの日の演奏は変な力みとか気負いがなく自分の部屋で歌っているような本当にリラックスした感じのライブになった。もとよりアアルトコーヒーは小さなお店なのでとても親密でささやかな音楽会といったムードになるのだが、旅2日目のこの日は特にそんなふうだった。庄野さんの事前のリクエストで用意していった「サテライト」そして同じアルバムから「星に輪ゴムを」を久しぶりに。庄野さんとはよくブルース・スプリングスティーンの話をするので(「山田さん、次のアルバムは『ネブラスカ』みたいな感じでどうですか?」とか)ボスの「I'm Going Down」を。みんなで「ダーンダーンダーン」と合唱。知らない曲でも楽しめるのだなと大阪と徳島のやりとりで実感。







楽しい時間が終わって、徳島ではおなじみのYRGカフェで打ち上げ。庄野さんとたくさん話しこむ。庄野さんはブログに「山田稔明とわたくし」という日記のなかで、Twitterがきっかけで繋がって僕が徳島まで庄野さんに会いにいったことでいろんなことが始まった、と書いてくれていたが、それはそのまま同じことを僕も思っていることでもある。この日は庄野さんの家の“旅人の間”に泊めてもらうことになって、大阪でいただいたアルコール度56%の絶品格別なウィスキーに舌鼓、お互い沈没するまでグラスを傾けました。  
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“brand new blue” tour 2013(DAY26:11月1日 大阪 グルッグ)



金曜日からのちょっと長い旅を振り返ってみたいと思います。もともとは四国ふたつのライブが決まっていた週末だったのだけど急遽大阪グルッグでのアニバーサリーイベントが決定。なので東京を発って大阪から始まる旅。軽自動車を借りて複雑な高速道路をめぐって辿り着いたのはジャンクションが交差する大阪港。入り時間まで少し余裕があったので、せっかくだからと海遊館に立ち寄ってみましたが、ここは世界最大級の水族館なので1時間では全然見きれないアンダーウォーターワールドでした。ライブの前にペンギンやイルカ、ジンベイザメにイワシにクラゲにマンボウ、果てはアシカ、オットセイ、カピバラさんまで見たらテンションが上がらないわけがない。そしてさらには大阪港の夕焼けの素晴らしさよ。この場所は水平線に沈む太陽を見ることができる数少ないスポットらしいのです。天気にも恵まれて奇跡のような風景を目撃、この旅が格別のものになる予感がすでにしていました。



天保山グルッグはレトロな雑居ビルの2階にあるギャラリーを兼ねた雑貨屋さん。10月にオープンから1周年を経て、壁を塗りかえたり少し内装をリニューアルされたそうで、真っ白なウォールと味のあるテーブル。今年「ねこ写」「ネコテン」と猫グッズやCDの販売でお世話になっていたスペースに来ることができてよかった。大阪滞在中のカポウさんもたくさんの荷物を引きずって会場に到着。PA機材はすべて東京から手配したものをセルフオペレーションで。もうお手の物になってきた。カポウさんのノコギリ(ミュージカル・ソウ)は生音でも高らかな響き(「ここで録音したい!」というくらいの)。



本番開始までの控室はグルッグに隣接する食堂、なんとここが外も中もものすごい猫屋敷で大の猫好きの僕とカポウさんはライブを前にしてキャーキャーにゃーにゃーと興奮。僕は魚と猫に刺激されて朝早起きで疲れているはずなのにものすごく元気に。これでいい演奏ができないわけがない。時間になって開演、急な開催だったのに店内はお客さんでいっぱい。何をしゃべっても大ウケするとてもナニワ的な雰囲気でライブはグルーヴしていきました。まず僕がひとりで「どこへ向かうか」から3曲を演奏、4曲目の「予感」からカポウさんにも参加してもらいました。「予感」では今回初めてコーラスを添えてもらったんだけど、その響きがとてもよかった。
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「やまびこの詩」の輪唱はこぶしを回すおじさんコーラス隊のスパイスもあって今までにない賑やかさ。高野寛さんの大ファンのカポウさんと札幌以来の「確かな光」、そしてR.E.M.「Man on the Moon」のカバーが実現。実は僕が10数年昔にネットでよくアクセスしていたアンディ・カウフマン(「Man on the Moon」に登場する米コメディアン)の日本語のファンページを作ったのがカポウさんだった、という時を越えた驚愕の偶然をきっかけにいつか一緒にやろうと言っていた歌でした。繰り返される「Yeah Yeah Yeah Yeah」というフレーズを会場の皆さんと。そしてカポウさんの曲もセッションしてあっという間のステージでした。サイン入りカードが当たる抽選会などグルッグさんもいろいろな演出を考えてくださって、そこに飾られた写真も相俟って手作りの音楽会という風情で、僕はその感覚をとても美しいと思いました。

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楽しい夜はふけて、カポウさんは引き続き大阪での連日のライブへ、グルッグさんは翌日からの写真展、そして僕は四国への旅とそれぞれの明日に向かっていきました。たった1週間前の開催決定にも関わらず週末の夜にたくさん集まっていただいたお客さんとグルッグを愛するスタッフ皆さんに心から感謝を。奈良から車を飛ばして来てくれた宮川さんとスタッフ陣の笑顔も心強かったな。あと、僕を盛り上げてくれた魚と夕陽と猫たちにもありがとう。  
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アメリカンムードを横浜で

MAYBEAMERICANS+表


何年も前のこと、名古屋でのライブの後で男の子に「名古屋から東京まで歩いて旅に出るのでなにか言葉を書いてください」とキャップを手渡された。その彼が数年後にアメリカでとてもいい写真を撮って文章を添えているのを読みふけり、たまにお茶したり話をしたりするようになりました。彼がアメリカで撮ってきた写真をたまプラーザにあるアメリカンダイナーで展示するということで、同じくアメリカ好きの僕は12月1日のパーティーで演奏することにしました。美味しい映画みたいなステーキが食べられるかな。キラキラした目の、静かで熱い杉江くんの東京での展示、ぜひご来場ください。


Atsushi Sugie Exhibition - Photos and Texts
'MAYBE AMERICANS+'

2013年11月25日(月) - 2014年1月19日(日)
at Troubadour (横浜、たまプラーザ)

Special Night!
12月1日(日) 19:30開場/20:00開演
Live : 山田稔明
Poetry Reading : 杉江篤志
\1000 + food order
オフィシャルサイトRESERVEフォームにて予約受付中

From 杉江篤志ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ジャック・ケルアックがON THE ROADを書き、ロバート・フランクがTHE AMERICANSを撮った。
となると、僕はその両方をやろうとしているのだろうか。なんて、そんなことは冗談みたいな例えだが、
これは確かにあの国を旅した中で生まれた、僕なりのTHE AMERICANSということにしたいと思う。
舞台はこだわり抜かれたアメリカンレストラン、トルバドール。今春、名古屋で展示した'MAYBE
AMERICANS'から約半年を経て、また新たな物語のはじまりです。

From Troubadour —————
横浜・たまプラーザ、ケイジャン・クレオール料理を中心としたアメリカ南部料理や家庭料理を提供する
2階建て一軒家のレストラン"Troubadour"と、アメリカ西海岸を旅し、旅人としての目線で光景を撮る
写真家 杉江篤志 とのインスタレーション。
杉江の旅体験からつくるZINEの世界観を"Troubadour"で再現し、写真が伝えるものが読めてくる。


Troubadour
〒225-0003 横浜市青葉区新石川3-16-25
TEL 045-911-3763

  
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クリスマスムードを鎌倉で

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去年好評だった鎌倉カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュでのクリスマスライブが決定、予約受付を開始しました(上の写真は去年の模様です)。今年も前年同様ヒックスヴィル中森さんとのデュオを。マスター堀内さんの新刊「コーヒーを楽しむ。」ももうすぐ発売になります。今年はさらに徳島アアルトコーヒー庄野さんの参加も決定して楽しい12月の夜になります。夜の科学vol.43の翌週となります。『Christmas Songs-standards and transfers』の発売も来週末に迫っています。青の衣装から赤の衣装に着替えて12月を過ごそうと思います。皆さまぜひご来場ください。


Coffee & Christmas 特別編 〜日曜日の音楽会 vol.2
2013年12月15日(日)@ 鎌倉 カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ

開場 18:30 /開演 19:00/料金:3,500円(コーヒーの試飲つき)

出演:ライブ/山田稔明 with 中森泰弘(HICKSVILLE)
コーヒー講座/堀内隆志(カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ)& 庄野雄治(アアルトコーヒー)

カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ
〒248-0006 神奈川県鎌倉市小町2丁目1−5
電話 0467-23-9952
入場予約はRESERVEフォームより受付

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2013年11月05日

高知、徳島、大阪・実り多き移動日




昨日は移動日で最終的には大阪に辿り着くための一日だったのだけど内容が濃すぎた。高知、桂浜で龍馬と再会して海を見て、テルツォ・テンポで時間をかけてコーヒーを淹れてもらい、底なし沼のようなレコ屋、映画「桐島、部活やめるってよ」のロケ地を巡り、また吉野川に沿って徳島へ戻り雑貨屋とレコ屋、アアルトコーヒー庄野ファミリーと再合流してキーボーディスト佐々木真里さんに招待いただいた文化センターでのゴスペラーズの圧倒的な歌を聴いて感動し、闇夜に浮かびあがる大鳴門橋を渡って日付が変わる前には大阪の宿にいました。4日間の相棒になってくれたダイハツムーブよありがとう。今日のお昼の便で東京に戻ります。旅先でであったみなさんに感謝。予想を遥かに超える充実した旅になりました。

来週は下北沢leteでのワンマンと山野楽器たまプラーザでのフリーライブ。そしていよいよ『Christmas Songs』の全国流通盤リリースです。  
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2013年11月04日

2013年11月3日 @ 高知 蛸蔵【SETLIST】



2013年11月3日(日) @ 高知 蛸蔵
“秋のHARUSONO”


1.どこへ向かうかを知らないならどの道を行っても同じこと
2.光と水の新しい関係
3.一角獣と新しいホライズン
4.予感
5.太陽と満月
6.月あかりのナイトスイミング(with HARCO)
7.日向の猫

<セッション>
丘陵叙景(with HARCO)
風をあつめて(はっぴいえんどカバー with HARCO、園部信教)  
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2013年11月03日

2013年11月2日 徳島 aalto coffee【SETLIST】



2013年11月2日(日)@ 徳島 アアルトコーヒー
“夜の科学 in 徳島〜brand new blue”


1.どこへ向かうかを知らないならどの道を行っても同じこと
2.一角獣と新しいホライズン
3.光と水の新しい関係
4.予感

5.太陽と満月
6.サテライト
7.星に輪ゴムを
8.I'm Going Down(Bruce Springsteen カバー)

9.月あかりのナイトスイミング
10.光の葡萄
11.日向の猫
12.あさってくらいの未来

EN
13.ハミングバード
14.名前のない歌


ご来場感謝!
今日は高知で歌います。  
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2013年11月02日

2013年11月1日 大阪glogg【SETLIST】



2013年11月1日(金)@ 大阪 天保山 グルッグ
“glogg 1st anniversary & 写真展「湿度55%」プレオープニングイベント”

with カポウ(キッコリーズ)

1.どこへ向かうかを知らないならどの道を行っても同じこと
2.一角獣と新しいホライズン
3.光と水の新しい関係

4.予感
5.やまびこの詩
6.確かな光(高野寛カバー)

7.君がいなけりゃ(カポウ曲)
8.Blue Sky Blues(カポウ曲)
9.Man on the Moon(R.E.M.カバー)

10.月あかりのナイトスイミング
11.日向の猫

EN
12.太陽と満月
13.光の葡萄



1周年おめでとうございます。
急な開催にも関わらずたくさんの
ご来場ありがとうございました!
本日は徳島アアルトコーヒー公演です。  
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2013年11月01日

Sweet November のはじまり



昨日はずっと家で旅支度をしていたので噂に聞くハロウィーンの街の喧騒は体験しないまま11月に突入しました。個人的にはクリスマスシーズンの始まりです。11月15日に発売になる『Christmasn Songs -standards and transfers』、通販STOREとライブ会場物販でご購入いただいた方にさしあげる特典は録り下ろしのクリスマス曲2曲、「winter's gift ep」と名づけました。「ひいらぎかざろう」の邦題で知られる「Deck the Halls」と、“クリスマスと言えばフライドチキン”という思い込みからフォスター作の「ケンタッキーの我が家(My Od Kentucky Home)」を一人多重録音で仕上げました。山田稔明が10人分くらい歌っています。お楽しみに。

今日はこれから大阪へ向けて旅に。今晩は大阪グルッグでカポウさんをゲストに迎えてアニバーサリー祝福のライブ、そして大阪で車を借りて四国へはドライブの旅、明日は徳島、明後日は高知です。11月を新しい旅で始められることが嬉しいです。ちょっと寄り道するため東京に帰ってくるのは5日(火)となりますので、サインなどを伴う通販STOREの発送は5日以降の手配となることをご了承ください(チケットの整理番号も同様です)。 天気に恵まれることを祈りたいと思います。まだまだドレスコードは“青”、恒例のポストカード企画も募りたいと思います。切手を貼ったハガキに住所氏名を書いて終演後僕にアンケートと一緒にお渡しください。クリスマス時期に手描きの返事を出します。小春日和、インディアン・サマーを僕に。各地でたくさんの皆さんとお会いできますように。



2013年11月1日(金)大阪 天保山 glogg(グルッグ)
19:00開演/19:30開演/料金2,000円(ドリンク付)

出演:山田稔明

2013年最後の大阪公演が緊急決定!
今年「ねこ展」「ネコシャ」と猫グッズ/CDなどの販売で
お世話になった大阪天保山の雑貨とギャラリーのお店gloggさんの
1周年記念と写真展のプレオープニングで弾き語りのライブを行います。

オフィシャルサイトRESERVEとglogg店頭にて予約受付

glogg(グルッグ)
OPEN / 11:30-19:30 (火曜定休)
大阪市営地下鉄 中央線「大阪港駅」下車 4番出口より徒歩約3分
〒552-0021大阪市港区築港2-8-29 播磨ビル2F
TEL / 06-6572-6911
E-mail / glogg2012@gmail.com



2013年11月2日(土)@徳島 アアルトコーヒー
“夜の科学 in 徳島〜brand new blue”

出演;山田稔明
18:00開場/18:30開演
料金 3,000円(1ドリンクつき)

いよいよ四国シリーズ!徳島アアルトコーヒーでの昨年末以来の
ライブが決定しました。珈琲の香る空間で“新しい青の時代”の歌を。

オフィシャルサイトRESERVEとアアルトコーヒーにて予約受付中

aalto coffee and the rooster
〒770-0022徳島市佐古二番町18-12
T&F 088-679-7550



2013年11月3日(日)@ 高知 蛸蔵
HARCO スプリットライブツアー 2013「秋のHARUSONO」
出演:HARCO、園部信教/Special Guest:山田稔明

開場17:30 / 開演18:30
予約3,500円 / 当日4,000円(ドリンク代別途)

高知でのHARCO主催イベントにゲスト出演することに
なりました!四国の旅は徳島、高知へ。

オフィシャルサイトRESERVEにて予約受付中
<お問いあわせ> テルツォ・テンポ 080-6559-2013
高知 蛸蔵
高知市南金田28  
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