2014年05月31日

海へ



昨日は本当なら台北で遊んでいるはずだったので、かわりに葉山へ海を見にいった。気になっていたアンティーク屋とかSunshine+Cloudを覗いたりして、これはこれで楽しくて面白かったです。ドライブのBGMは坂本慎太郎、テイラー・スウィフトと支離滅裂で、帰り道で聴いたウルフルズの新譜は「何かに似ている」と思っていたその答えがブルース・スプリングスティーンの近作だった。真っ直ぐで誠実で優しく微笑んで背中を押してくれるような音楽だ。東京の夜景に向かって走りながらとても感動した。一日飛行機に閉じ込められ、さらに車であちこち回って、さすがに疲れて早寝。


本日夜21時から静岡K-MIX「ようこそ夢街名曲堂へ!」に出演します。『緑の時代』「ひなたのねこ」について1時間。長門さんと土橋さんとの楽しい会話もいつものように弾み、アルバム収録曲の半分以上の楽曲をオンエアしていただきました。可聴地域の皆さんはラジオで、全国どこでもradikoプレミアムやスマートフォンアプリで聴けますのでぜひ1時間のおしゃべりにお付き合いください。ラジオって楽しいな。昔から大好きなメディアです。


<ラジオ出演情報>
5月31日(土)21:00~21:55(再放送6月2日28:00~)
静岡K-MIX「ようこそ夢街名曲堂へ!」  

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2014年05月30日

台湾上陸かなわず



昨日のこと、とても長い空の上での一日だった…。ちょうど一ヶ月前くらいくらいにイトケンさんと録音とアレンジの打ち合わせで会ったときに僕もイトケンさんも連日の過密スケジュールでげっそりくたびれてしまっていて「ちょっとオフがあると寝落ちてしまうんですよ」「これ、なんかパーッっと休んで思い切り遊んだりしないとだめっすよね」と話をして、その夜にはイトケンさんが光の速さで計画を立ててスケジュールの隙間を縫って5月の最終週に遊びにいこう(仕事持っていくの禁止)ということになった。行き先は台湾。

で、先乗りしていたイトケン組を追うように昨日僕も初めての台湾へ足を踏み入れることになっていたのだけど、信じられないことがあるものだ。ポール・マッカートニーのチケットを持っていた人もこんな気分だったのか?(否、比較対象にしたら怒られるかもしれないが)。モナレコードのライブが終わって寝ないで成田へ。乗り込んだ飛行機から富士山を見下ろし僕は眠りの海へ。ハッと起きて時計を見ると4時間が過ぎていたが着陸する気配はない。機長のアナウンス「台北上空が非常に天候が悪く降りられない。燃料がなくなってきたので沖縄の宮古島空港に着陸します」とのこと。僕はこの時点では“燃料がなくなってきた”のほうにピントがフォーカスしてしまって「なに?燃料切れで不時着するの?」みたいなドキドキを味わいつつ、しかし見下ろした沖縄の海のサンゴ礁の青さとか、宮古島の緑とかにぼんやり見とれてしまった。

僕らの乗った飛行機は一旦成田で出国手続きをしてしまっているわけで宮古島に降りても空港ロビーにすら入れず仮設のテントが設けられた滑走路で給油作業を眺めていたのだけど肌に感じる風と日差しは夏そのもので、ああこのまま宮古島で遊ばせてくれよと思いました。結局宮古島に常備してあった燃料では足りないということで那覇空港でまた着陸、その後また2時間かけて成田に戻ってくるという行程。その日のうちに台湾へのフライトが不可能ということになったので今回は一日でも予定が狂うとボタンがかけちがうような短い旅だったこともあり旅行自体をキャンセルしました。イトケンさんとは連絡を取り合っていて向こうのひどい雨の模様もわかっていたのだけどなんとか頑張って飛行機が飛んでくれたらよかったなあ。台湾上空まで行って、宮古島、那覇と一日でいろんなところに移動する奇跡の一日でした。

終始航空会社からの情報を待ち続けるフライトだったが、誰も腹を立てたり大声をあげたり添乗員さんやスタッフに言いがかりをつける人がいなくてよかった(みんな一様に悲しみと疲労の表情だったけど)。ポール来日公演中止のときのみんなの心の動きと同じだろうか。忍耐強いのが日本人の美徳とよく言われるが、僕が乗った飛行機は半分くらいアジアの人たちだったからナショナリティは関係ないのかもしれないな。帰ってきて機上の窓から見た成田の夕陽のきれいなこと。帰り道のディズニーリゾート、お台場の光の葡萄の粒の鮮やかな美しさよ。留守番を免れたポチが一番嬉しそうでした。またライブのMCででもいろいろお話しします。  
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2014年05月29日

“枕じゃなくて招待状”@ 下北沢モナレコード(2014年5月28日))

7 12
写真:田中和彦

ゴールデンウィーク以来の久しぶりのライブでした。途中ガチャガチャと滞ったり手間取ってしまったところもありましたが、とても楽しい1時間のステージでした。下北沢モナレコードは『ripple』前後には足繁く通ったハコでしたがライブスペースが3階になってからは初めて。共演のsheepも主催のまくらことばもとても初々しくて瑞々しくて新鮮な感覚。平日もにも関わらずたくさんのご来場ありがとうございました。この日限りのセットリストは以下のように。

“枕じゃなくて招待状”
2014年5月28日(木) @ 下北沢 モナレコード


1.点と線
2.光と水の関係
3.光と水の新しい関係
4.手と手、影と影
5.QUI LA LA の夏物語(new)
6.Brand New Day , Brand New Song(new:村田和人さんへの歌詞提供曲)
7.確かな光(高野寛カバー)
8.雨に負け、風に負け
9.high tide
10.日向の猫


15年前の『weekend』からの楽曲と2013年の『新しい青の時代』の“光と水”のコントラスト。中村佑介くんのイラスト集のために書いた歌詞をメロディに乗せて「QUI LA LAの夏物語」は少しネタばらしも含めて。大先輩村田和人さんのこれからリリースになる新作に歌詞を書かせていただいた曲も村田さんの承諾を得て歌ってみました。村田さんのメロディに添って夏全開のポジティブな言葉を書いたのだけど、僕自身のキャラで夏を睨んだ「雨に負け、風に負け」を並べてみました。モナレコード行さんも僕のステージをとても褒めてくれて嬉しかったな。

まくらことばはリリースされたCDを曲順通りに全曲演奏するといういさぎのいいステージで、バンドの初期衝動がどことなく懐かしく、羨ましいとさえ思いました。sheepの皆さんは僕の猫の本をきゃーきゃー言いながら買ってくれて嬉しかったです(そのサウンドもいい意味でガーリーで惹きつけられました)。打ち上げに高橋徹也くんが来てくれていろいろ長話、いい刺激になりました。対バンのイベントライブには苦手意識があるのだけどこの日のモナは最初から最後まで楽しい一日でした。


  
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2014年05月28日

来たるべき夏とTシャツの話/本日下北沢でライブです



昨日のこと、僕がR.E.M.ファンだと知る音楽ライターさんが引っ越しのための身辺整理で出てきたR.E.M.のTシャツコレクションをプレゼントしてくれた。『GREEN』北米ツアーのものが一番古くて、1989年25年前のビンテージ。そして1995年の『MONSTER』ワールドツアーのカラシ色のは大学時代に着倒した懐かしいものでした。来日公演の日本武道館、僕は『MONSTER』というアルバムが気に入らなくて意地をはってライブにはいかず、友達に買ってきてもらったという後悔してもしきれない思い出。

日本のレコード会社が販売促進のために作ったTシャツも含まれていてシングルコンピレーションのTは初めて見た。マイケル・スタイプとハード・ロック・カフェとのコラボTはたぶんSAVE THE PLANETのためのチャリティーもの。そうこうしていたらオークションで落札した1992年の『Automatic for the People』Tシャツも届いて、昨日はちょっとしたTシャツ祭り、ナフタリンと洗剤の匂いのする午後でした。R.E.M.のTシャツコレクションは部屋の片隅にアパレルショップのように見せる収納がなされているのですが数えたら25着、1ヶ月日替わりでいけますね。外国製のものはどうしてもサイズが大きすぎたりするのですが、好きなアーティストTはどうしても捨てられないのです。Tシャツはメッセージ、Tシャツはアティチュードですから。Tシャツの季節到来でとても嬉しい。

さて、今日は19時から下北沢モナレコードでライブ。とても久しぶりのステージなので昨日は真剣にリハーサルしました。まだ席に余裕がありますのでぜひ仕事帰り、学校帰りにお立ち寄りください。僕はだいたい20時ころから、3バンドのイベントですが10曲くらい詰め込んだセットにするつもりです。だれも聴いたことのない新曲を2つ用意しています。そしてR.E.M.の意匠を敬意を持ってオマージュした今年の新作、「GREEN」Tシャツもいくつか持っていきますので夏がくる備えをぜひ。


枕じゃなくて招待状
2014年5月28日(水)@ 下北沢 mona records

18:30開場/19:00開演/前売2,000円(ドリンク代別途)
出演:まくらことば、sheep、山田稔明
*オフィシャルサイトRESERVEでも予約を受付けます
メールフォームからうまく申込できない方は info@gomesthehitman.com まで
お名前、人数とお電話番号をご連絡ください。

下北沢 mona records
〒155-0031
世田谷区北沢2-13-5 伊奈ビル2F&3F
TEL: 03-5787-3326
FAX: 03-5787-3327
  
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2014年05月27日

明日のライブについて

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まだ5月なのである。5月5日のレコ発ライブと翌日の「ひなたのねこ」展クロージングライブ以来のステージとなりますがとても長い時間が過ぎたような気もします。まくらことばというバンドにお誘いを受けましたが、このバンドはベースを担当するのがギャラリー芝生の店主ユサさんなのです。ボーカルの佐藤くんも芝生でのライブを手伝いにきてくれましたし、共演のsheepはバイオリンやおもちゃっぽい楽器を使ったガールズバンドでそうで、ライブスペースが3階に移ってからモナレコードで演奏するのも初めてかもしれなくて、いろいろとても楽しみなイベントです。

僕は夏仕様になった“retrospective”楽曲と合わせて初めて演奏する(誰も聴いたことのない)曲を2つ披露するつもりで準備しています。Twitterを見ているとにわかに『weekend』が再発見、再評価されている気配があってこそばゆいのですがそろそろ『weekend』の季節です。もしかしたら最初で最後になるかもしれませんので、平日の夜ですがぜひ頑張って遊びにきてください。「与えよ、さらば与えられん」の精神で。『緑の時代』「ひなたのねこ」含めてCDやTシャツ、ジンなどもいろいろ持っていこうと思います。イベント通して楽しい夜になると思いますが、僕の出演予定時間は20時頃となりますので仕事帰りに間に合えば。

6月都内でのライブの予定は現在未定、このモナレコードでのライブが終わったら僕はちょっと旅行したりもう少しふらふら遊びまわったりしたりしますので、季節が変わる前の山田稔明を下北沢でぜひ目撃してください。今週末にはK-MIXにて「ようこそ夢街名曲堂へ!」にて山田稔明『緑の時代』特集も放送されますのでこちらもよろしくお願いします。



枕じゃなくて招待状
2014年5月28日(水)@ 下北沢 mona records

18:30開場/19:00開演/前売2,000円(ドリンク代別途)
出演:まくらことば、sheep、山田稔明
*オフィシャルサイトRESERVEでも予約を受付けます
メールフォームからうまく申込できない方は info@gomesthehitman.com まで
お名前、人数とお電話番号をご連絡ください。

下北沢 mona records
〒155-0031
世田谷区北沢2-13-5 伊奈ビル2F&3F
TEL: 03-5787-3326
FAX: 03-5787-3327  
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2014年05月26日

R.E.M. / Unplugged 1991-2001THE COMPLETE SESSIONS(2014)



2004年からこのブログでR.E.M.の全作レビューを始めたのは2005年の来日公演決定がきっかけですが、もうそれから10年が経とうとしているのですよ。その間にマイクにもピーターにもサインをもらい、マイケルとは一緒に写真も撮って、アルバムが3枚も出て、CDジャーナルR.E.M.特集号に寄稿させてもらったり、そして青天の霹靂の解散劇。あっという間のようで長い長い10年でした。R.E.M.についての文章はこのカテゴリーにまとまっています。ニューリリースがあったので新しい記事を書きます。

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<生活>といううすのろの話



今日のブログは乗り越えてゆくべき「<生活>といううすのろ」についての話です。1992年に九州から上京してきて東京で暮らし始めて22年が経ちますが、住んでいる街のエリアの、町内会の班長というものに任命されました。これは1年交代で順繰りに務めるものらしく、仕事としては回覧板をファイルに挟んで配布したりちょっとした街の行事(盆踊りとか避難訓練とかバザーとか)の詳細をお知らせしたりする、まあ言ってみれば簡単なことのですが、まず最初のミッションはエリア20件くらいを訪ね歩いて町内会費を集めるということでした。僕で大丈夫なんですかね?と両手をひろげて役員の人に聞いたら「全然大丈夫ですよ」と笑顔で班長道具一式を渡されたのです。

宿題を嫌がる子どものように足をバタバタさせながら「いやだなー。めんどくさいなー」と集金を後のばしにしていたのだけど、デッドラインが近づいてきたので重い腰を上げた。ただでさえ「毎日出勤もせずに昼間からふらふらして音楽がうるさいあそこの家」などと思われているやもしれないのだから、間違ってもライオンが人を食べてるイラストのTシャツは着ていけないな、などとドレスコードも慎重に好青年を装い、まずは交流のあるお隣のおうちで練習させてもらう。「お休みのところ失礼しますが町会費をいただきに参りましたー」、これをインターホン越しに伝えるには声のトーンをちょっと上げないと「え?」と聞き返されてしまうことがわかってピッと背筋を伸ばしました。

領収書と防災週間のチラシを渡すと「ご苦労さん」と労をねぎらっていただく。当たり前のやりとりが新鮮。いつも楽器の音が聴こえてくるおうちの呼び鈴を鳴らすとまず犬が小窓から覗いて、ああ、ここんちはパピヨン飼ってらっしゃるのか。引っ越してきたばかりのときにゴミの出し方を全部丁寧に教えてくれたおばさんも10年前くらいに班長をやったらしく効率のいい回り方を教えてくれた(話しこみすぎて領収書を渡しそびれた)。モッコウバラがきれいだなーといつも前を通るのが好きだったおうちでは若奥様が、道を一本はさんだ未開拓エリアには古くから住まわれている大きな一軒家が多く「面倒だけどがんばってね。どちらにお住まいなの?」と新参者にも優しい。「なにか御用?」と訝しがる人も最終的にはニコニコと財布を持って出てきてくれて、なんだか3年目にしてようやくこの街の住人になったような気すらしたのです。

知らないお家を訪ねてお金を集めるなんてやったことないし、ホントに億劫でどんな嫌な思いをするのだろうかと予防線を張っていたのだけど結局はほんの数十分の散歩のようなものでした。世界は良心に寄りかかってバランスを取っている、と昔から考えていたことの実証のような。だから理由もなく誰かを傷つけるような不条理な事件には心から悲しくなる。僕の所属する世界は良心で成り立っていてほしいし、皆さんの世界でも同じことだ。「もう他人同士じゃないんだぜ/あなたと暮らしてきたい/<生活>といううすのろを乗り越えて」と佐野元春が歌うのは「情けない週末」という曲だけど、僕にとっては発見と実り多き素晴らしい週末でした。新しい1週間も充実しますように。

追記:
これが「ライオンが人を食べてるイラストのTシャツ」です。


  
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2014年05月25日

R.E.M.と「きららちゃん」、東京03と猫とハクビシン



昨日のこと、朝からいろいろ郵便物が届く。まずは僕の永遠のアイドルであるR.E.M.のCD『Unplugged 1991-2001』、バンドが解散しても新譜を手にする喜び。ブートレグやYoutubeで触れていたライブの完全版。しばらくはこれだけあれば幸せなミュージックライフ。そして小学館から中村佑介くんのイラストブック「きららちゃん」も届いた。詩篇2つで参加させてもらった本だが他のアーティストの作品が面白い(今のところのぶっちぎりはワタナベイビーさん)。この本のために書いた詞にはすでにメロディがついているものがあって前日から録音していたデモがちょうど完成、とてもいい歌になった。中村くんに「本の完成おめでとう」とお祝いがわりに送ったらとても喜んでくれました。次のライブで歌ってみようかな。

午後になってでかけて青山の草月ホールへ。東京03の単独公演「あるがままの君でいないで」を観劇。音楽を担当されたカンケさんにお誘いいただいたライブだったのだけど、お笑い好きのfishing with john五十嵐くんも目をキラキラさせて着いてきた。僕はある時期からテレビを見る時間が少なくなってお笑いに疎くなってきたのだけど、初めて単独公演を観て涙が出るほど笑いました。3人の人間模様と心理戦が可笑しく、「あるあるー」という共感を伴って惹きこまれました。満員のお客さんが同じタイミングで口を大きく開けて喜び、拍手をして、会話の間(ま)に息を飲み、音楽にリズムを取る。まさに“ライブ”でした。ああ、面白かった。やっぱり現場を見にいかないとだめですね。東京03のファンになりました。これからいろいろ五十嵐くんからお笑いレクチャーを受けようと思います。

観劇後に渋谷へPARCOで開催中のSUNDAY ISSUEがディレクションする「POPMOTTO du CAT LOVER」を覗きに。可愛らしい猫だらけの空間でした。帰り道、暗がりのなかで動物を発見、猫?たぬき?と凝視したらなんとハクビシンだった。しっぽが太く身体の大きさはうちのポチくらい。2年前くらいにうちの庭にも出たのだけど、武蔵野の住宅街には鼻筋の通ったハクビシンが潜んでいるのだ。盛りだくさんの一日でした。


  
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2014年05月24日

園芸ヘッドホン



昨日のこと、作業で使うヘッドホンを新調。特になんともない買い物だが身の回りのものが新しくなると嬉しい。ひたすらそのヘッドホンで音を再生するエイジングという慣らし、おまじないのようなお決まりの作業で「これからよろしくお願いします」という挨拶を。天気がいいので近所の園芸店へ久しぶりに。花々の色がとても鮮やか。新しい季節がそこにある。ついに僕は家庭菜園を再開すべく苗をいくつか購入。地植えをやめて今年は鉢植えでトマトを(一番簡単な)。外出してばっかりのこの頃だがゆっくり緑を見る時間は久しぶりでした。

新しくなったヘッドホンはやはり僕をその気にさせて、夜からデモを録音。エレキギターを重ねたパワーポップチューン、楽しい時間。4月にあれだけ録音とミックスの作業をやったのに“久しぶり”と感じるのは今までなかった新しい歌にとりかかっているからだろうか。5月はゆるゆるとリラックスの時間で、いろんなライブやレコード、本にふれて刺激を受けたので、新しい「ものつくり」を心が求め始めているように感じます。

5月もあと1週間。6月は『weekend』の月だ。ちょうど15年前の6月に『weekend』がリリースされたときも雨の季節だったのだな。  
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2014年05月23日

ラジオ番組出演情報



昨日のこと、雨をかいくぐって九品仏へ(くほんぶつ、東京の地名です)。いつもお世話になっている土橋さんと長門さんのK-MIX「ようこそ夢街名曲堂へ!」の収録。コンピ盤『猫と音楽の蜜月』特集と動物ソング特集以来なので今年初めて。いつも気にかけていただいて本当にありがたい。この日はもちろん『緑の時代』からたくさんオンエアするGREEN特集だったけども土橋さんも長門さんも猫を飼っているので話は写真絵本「ひなたのねこ」中心に。とても楽しい時間でした。この番組に遊びにいくとあれもこれも、といろんな知らなかった音楽を教えてもらえる。で、帰り道で渋谷のレコード屋さんに寄って帰るというコースに。この日も例外ではなく。

こないだジョンB&ザ・ドーナッツ!のライブでウルフルズの復帰作を菅原龍平くん(僕にとってはオータムストーンの菅原くんだ)がプロデュースを担当したと聴いて俄然興味がわいたので『ONE MIND』を購入。帰宅してすぐ聴いたがとても良かった。眠っていたバンドを動かすのにはいろいろ大変な苦労と尽力があったと予想するが、ソウルフルな楽曲群に感動した。2年前加古川でのウルフルケイスケさんのライブのことはここ、初めてジョンBさんのライブを観たときのことはここに。

夜になってコントラリーパレードたなかまゆさんから先日収録したラジオ番組の完成音源が届く。うちまでたなかさんに遊びにきてもらってリラックスしまくって録音したもので、これも静岡K-MIX「コントラリーパレードのメゾンドアミ201号室」は来週26日(月)21時25分から放送。そしてこの日収録した「ようこそ夢街名曲堂へ!」も来週31日(土)21時からの放送となります。PC/スマートフォンのradikoプレミアムで全国でお聴きになれますのでぜひ。どちらも面白い内容になっています。


<ラジオ出演情報>
5月26日(月)21:25~21:50(再放送27:25〜27:50)
静岡K-MIX「コントラリーパレードのメゾンドアミ201号室

5月31日(土)21:00~21:55(再放送6月2日28:00~)
静岡K-MIX「ようこそ夢街名曲堂へ!

  
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2014年05月22日

新緑から深緑へ2/CD『緑の時代』への感想をいくつか

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5月からライブ会場と通販で販売を開始した『緑の時代』について、友人知人からもいろいろな感想をいただいています。今回のレコードに関しては、それぞれの感想のメールを読むたびに「へええ」とか「なるほど!」とか膝を打つことが多い。僕自身この“retrospective”なコンピレーション・アルバムを説明しあぐねていたのだけど、感想を聞くことにより自分のなかでも明確なイメージができてきた。

ハックルベリー・フィンのたけ兄は実家が八百屋さんだということもあって「サニーレタス」が印象的だったらしく「なぜか映画『エリザベスタウン』を思い出させる」と予想外なことをつぶやいてくれた(文字通り映画のなかで主人公とヒロインが朝まで長電話して結局そのまま待ち合わせするシーンがある)。さらには「グリーンカール」というサニーレタスの兄弟みたいな野菜があることまで教えてくれたのだけど、多分僕はもう「グリーンカール」という曲は書かないだろう。野菜の歌は人生のなかで1曲くらいのほうがいい。

シンガーソングライターの徳永憲さんは『緑の時代』のことを「風通し良くって軽やかで、いい曲ばっかりで『新しい青の時代』との対比も鮮やかな感じ。Toad the Wet Sprocket のレアトラック集『In Light Syrup』が実は名盤なことに近いの感じ、と思った」と評してくれたのですが、このToad the Wet Sprocketの『In Light Syrup』というCDのライナーには「天国と地獄のあいだにある歌の辺土(=SONG LIMBO)を漂っていた曲たち」という表現があり、僕は2000年代前半にこの文言からヒントを得てGOMES THE HITMANの「SONG LIMBO」シリーズを作ったわけで、もしかしたら『緑の時代』は山田稔明版の「SONG LIMBO」かもしれないので、徳永さんの指摘は極めて的を射ていると言える。

同じくシンガーソングライターの高橋徹也さんからのメールにはこう書いてあった。「去年、久々にライブでご一緒して『新しい青の時代』を聴かせてもらって、正直とても驚いたんです。この人は自分が会ってない間に、どうやってこんなに凄い奴になったんだろう、と。今回の作品「緑」は個人的にその謎を紐解くヒントにもなりました。要はずっと変わらず作品を作り続けている人の強さ、でしょうか」。僕も同じように高橋徹也という人の歌を久しぶりに聴いて「なんじゃこりゃ!」と驚愕した2013年だったのでお互いに同じようなことを思っていることが嬉しかった。

イラストレーターの中村佑介くんもCD聴いてくれた旨の連絡があったので気軽に「感想聞かせてねー」と返事を書いたら、とても丁寧に感想コメントを書いて送ってくれたのでここにそれを紹介したい。なんともいろんな点と点を線で結んでくれるような考察で、「へええ!」と何度目かの膝を打ったのでした。

みどり色の正体

『新しい青の時代』から1年も経たず山田さんからニューアルバムが届いた。
青の次は”緑の時代”こと『GREEN』。山田さんと緑色について思い出すのは
GOMES THE HITMAN時代『maybe someday e.p.』のジャケット。架空の
街を舞台とした長編3部作を締めくくる重要な1枚なのに、とても軽やかな
緑色の潔さに当時の僕は衝撃を受けた。また、その後の山田さんの音楽人生
の充実ぶりを見ているので、これもその予兆なのかと思うとドキドキする。

とは言え内容は肩の力が抜けて至ってシンプル。なんでもデビュー15周年の
間の未発表曲を集めた1枚とのこと。BEST盤のない山田さんにとって、この
1枚はとても貴重で、15年間の変わらないことと研ぎ澄まされたものが、
ミキサーの中でくるくる回転して面白い。また、自然や感情や演奏など、
収録曲の至るところにその緑色を見つけることが出来るが、とりわけ10曲目の
“サニーレタス”はタイトルの時点でもう緑色だ。

ただ内容は学生時代の楽曲だけあって、青すぎるほどに青い。逆立ちしても
青いくらいだろう。テクニカルに歌詞を書く山田さんの意図していないところ
だろうが、“雨も上がったみたいだし”の“〜だし”に集約されている心細さと強がりは
どんなに考え抜かれたフレーズよりも青春を現わしている。他の楽曲も最近の
山田さんの世界観より青い印象だ。ではなぜアルバムタイトルを『旧・青の時代』
としなかったか。おそらくそれはそんな様々な過去を振り返り、再び自分で光を
当てられるようになったからだ。青春の“青”、光の“黄色”。ふたつを足せば“緑色”。
うん、やはり納得のタイトルである。

イラストレーター 中村佑介



最近グリーンスムージーを作るときに、どんだけリンゴやバナナやイチゴやオレンジを材料にいれても結局はほうれん草や小松菜などの緑野菜の色に染まるのが不思議だったのですが、GREENは魔法の色なのでしょうか。引き続き友人知人、そしてファンの皆さんや諸関係者からの感想を楽しみにしています。  
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新緑から深緑へ/CD『緑の時代』についての話の続き

GREEN_C1_trimming

昨日のこと、流通会社ブリッジinc.の担当Yさんと打ち合わせ。昨年『新しい青の時代』をリリースするときに流通でお世話になり、その後『pilgrim』『home sweet home』『Christmas Songs』と北海道から沖縄まで行き渡らせてくれた。ちょっと説明すると、僕のような個人レーベルで作ったCDは(基本的には)仲介者を通さないとタワーレコードやHMV、amazonでは販売できないのです(iTunesなどの配信もそうですが、カバー集である『Christmas Songs』以外のソロ作は配信販売しないことにしました)。

『新しい青の時代』は実に『ripple』以来8年ぶりの全国流通だったのだけど、宣伝用のポップを作っていただいたりインストアイベントをやらせていただいたり、ひとつひとつのことがとても新鮮でレコード店のことが改めてとても好きになりました。全国を旅して回ることも多くなったのでメジャーレーベルに所属していた頃よりも足繁く各地の店舗に通って挨拶したりコメントカードを書かせてもらったりバイヤーさんと写真を撮ったり。みんなニコニコして迎えてくれるのですよね。

5月5日からライブ会場と通販、それと懇意にしているお店で販売を開始した『緑の時代』を7月7日から全国流通開始、みなさんの街のレコード店でもご購入いただけるようになります。まあ、しかし、僕の本音としては僕のファンの方はぜひライブ会場か通販で直接僕からご購入いただきたい。7月7日よりも早く聴いてほしい。もうすでにたくさんのCDがみなさんの家でくるくる回ってそれぞれのiPodやiPhoneやPCのなかのiTunesで鳴らされていることでしょうが、まだ山田稔明の『緑の時代』を手にしていない人はぜひこちらから。

そして7月7日の七夕からレコード屋に並ぶ緑のジャケットを見て「ヤダナニコレカワイイ」とか「GOMES THE HITMANの人まだやってたのか」とか「これが最近名前を見かける山田稔明か」とか言って偶発的にいろんな点と点が繋がりますように。7月からまたたくさんライブを予定しています。インストアイベントなどもあるかもしれません。今日あたりから武蔵小山のペット・サウンズ・レコードでは他のレコード店に先駆けて販売が始まると思いますのでこちらもぜひ(アゲインでの“月あかりのナイトリスニング”も近日開催詳細発表です)。

ブリッジ担当氏と昨日焼き鳥をつつきながら(お互い吉祥寺在住、新しくなったいせやに初めて行きました)今回の『緑の時代』という、純然たる新作ではないちょっとわかりにくいレコードをどのように表現するか、というブレストをして、導き出した答えは「未CD化楽曲による裏ベスト盤!?」というフレーズでした。僕自身も過去数年(一番古い音源は10年前)の散らばった楽曲を並べてみたときに思っていた何倍も作品として芯があったのでCDRではなくCDにしたという経緯もあります。ブリッジの通販ページには「GOMES THE HITMANメジャーデビューから15周年、ソロ名義でのリリースから5周年。山田稔明40歳、ふりかえったら“EVERGREEN”でした。」と書いてあります。ぜひこの機会にまだ手にしていない方は新緑の『GREEN』に手を伸ばしてみてください。


山田稔明/緑の時代(GTHC-0005 2,500円税込)

1. 点と線
2. 夢のなかの音楽
3. 新世界のジオラマ
4. ココロ/コトバ
5. カフェの厨房から
6. bon boyage〜終わりなき旅の流浪者
7. 僕たちの旅〜自己嫌悪'97
8. high tide
9. 夜のカーテン
10. サニーレタス
11. 猫のいる暮らし

●紙ジャケット、歌詞巻き折り5面仕様
●作詞・作曲・演奏・ミックス・マスタリング・プロデュース by 山田稔明



  
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2014年05月21日

新緑の招き猫



昨日のこと、立川まで所用で出かけたのでちょうど立川高島屋「手仕事〜工芸職人と作家たち〜」の催事で詰めていたfishing with john五十嵐くんを訪ねました。彼の春日部張子のブースにはお客さんも多く、流暢にセールストークする姿も頼もしかったです。五十嵐くんから「山田さん、これ」と差し出されたのはなんと『緑の時代』発売記念招き猫!GREEN Tシャツを着たポチの姿が。昨年『新しい青の時代』完成の際もダルマを持った招き猫を作ってくれたのですが、とても嬉しく感激でした。足元にはサニーレタスというアクセントも。青と緑、ふたつ並べると招く手が右手と左手、金運も人も招くというありがたさ(もともとGREENには“お金”という意味もあるのですよね)。7月7日からは全国流通も始まるのでライブ会場にも持っていこうと思います。下北沢モナレコードでのライブは来週。ご予約はお早めに。

夜になって催事終わりで吉祥寺に最集合し(鎌倉moln店主のあやさんも合流)楽しい宴会を。たらふく食べて飲んでお店を出ると久しぶりの雨が降っていました。この雨がやんだら新しい季節が。


  
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2014年05月20日

45歳の椅子



昨日のこと、風薫る春の陽気のなか神奈川県伊勢原市にあるビンテージ家具屋へ。雑誌POPEYEに載っていたお店。「椅子とか棚とか探しにいかない?」と最近引っ越ししたばかりの高橋久美子ちゃんを誘うと前のめりで乗ってきたので一緒に、ちょっとした家具探しの小旅行。倉庫いっぱいに並ぶ椅子は北欧のものが中心で「これもいい」「あれもいい」と数時間が過ぎるくらい行ったり来たり。音楽を鳴らしている以外の時間は居間で椅子に座って仕事をするのがほとんどなので、一日の半分の時間を想像しながら結局僕は最初にコレだ!と思ったアルヴァ・アアルトの1960年代の椅子を。作られて45、6年経ったものだがその時間と距離の蓄積のようなものを感じさせる風合い。同行の全員が時間をかけて思い思いの椅子を手にしました。

最近うちの猫に会いたいと遊びにくる人が多いので椅子が増えてよかった。我が家のプライベート猫カフェがさらに快適に。  
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2014年05月19日

今日は今日でいい日、何もない日曜日



昨日のこと、ゆっくりした何もない日曜日。ポール・マッカートニーの身体を思いながら村上春樹の短篇集を「ドライブ・マイ・カー」「イエスタデイ」とつまみ読み。最近発見、あるいは発明したこと、晴れた日に庭に鏡を出して太陽の光をリビングの天井に導くと天窓があるかと思うほどの明るさ、この家に住み始めて3年目にして非常にアナログなやり方で最善の季節を謳歌しています。

夜になって来客。佐賀県唐津在住のガールズバンド“たんこぶちん”は同郷ということもありここ数年で何度かライブにお誘いいただいているのだけど、ボーカルのまどかちゃんがレッスンで上京したタイミングでうちに遊びにきた。彼女は春に高校を卒業したばかりだが、最近になって猫の魅力に取り憑かれているらしくうちのポチにご対面することになった。「やばいー」とか「丸いー」とか嬌声をあげるとポチも「そがん言うならがばい触らしてやるばい」とサービス。彼女が人生において初めて猫を抱く瞬間を目撃。ポチ14歳、まどか18歳。

目が覚めると快晴、一年のなかで一番快適な季節はここ一週間くらいか。今日も「さあ、どこへ行こうか」とわくわくしてる。  
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2014年05月18日

何もないサタデイ、妖精の歌



昨日のこと、とても優雅な何もない土曜日。わざわざ早起きして春の陽気を楽しみながら猫とごろごろ。昼寝をしたり本を読んだり街へ出て思い立ってメガネを作ったり。ちょうど1週間前は日光鬼怒川からミックス作業の怒涛の週末だったのだな。時間の流れがとてもゆっくり感じます。平行していろいろと夏に向けてのライブ日程を調整していますがここで英気を養っておけるかどうかが今年の鍵になりそう。

夜になってスターパインズカフェでジョンB&ザ・ドーナッツ!のライブを。観るのはクリスマス以来でしたが、いい感じの脱力感とセンチメンタリズムでとても楽しいステージでした。僕はジョンBさんの歌が大好きなのです。妖精のことを歌った新曲が強烈で、ご本人はSEKAINOOWARIを意識したとおっしゃっていたけれどCHIC!の「おしゃれフリーク」みたいで初演に立ち会えて嬉しかったです。会場で南壽あさ子さんやかくたみほさん、ベースのイトケンとも会えた。ギターの菅原くんとはオータム・ストーン時代からの知り合いなのだけど中央線で中央特快に出くわすたびに彼の歌を口ずさんでしまうことを伝えることができた。

帰り道にハバナムーンを覗いたらイノトモちゃんと三輪二郎さんのライブの打ち上げ中で、数カ月前に僕はインフルエンザでライブに出られなくなった三輪さんのかわりに飛び入りした経緯もあったのでビール一杯分のおしゃべりを。月がとてもきれいな夜で帰り道でも帰宅したあとのリビングの窓からも満月から2日目の月あかり。「今日は今日でいい日だった。昨日とも違う何もない一日で」と歌いながら寝落ちしました。  
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2014年05月17日

願かけ深大寺、幽玄の薪能、「言葉のうたを咲かせる」



昨日のこと、前日の回転寿司に続きまたミルブックスと深大寺へヒット祈願のお参りに。2012年にクリスマス・アルバムを出したときも福田利之さんと一緒に絵馬に願かけしましたが(クリスマスのことをお寺にお願いしていいのか?ともやもやしながら)そのときは作っただけのCDが3ヶ月で売り切れるという事件が起き、その売上のおかげで『新しい青の時代』が完成するに至ったというジンクスがあります。今回は半年後を想定して「おかげで大ヒットしました」と感謝を示すというゲン担ぎ、日付は2014年11月16日に。よろしくお願いします。

深大寺に来るのは厄祓い、だるま市に続いて今年3回目でしたが、この日は境内一面に椅子が並べられなにやら神妙なイベントが行われる様子。聞けば薪能(たきぎのう)という能舞台が行われるらしい(夏場の夜間に能楽堂等で周囲にかがり火を炊いて演目を演じる、平安時代に源を持つ行事らしい)。無料で見れるということでこんな機会はそうそうない!と急遽能を鑑賞。燃え上がる薪と鼓とお囃子、初めての体験でした。暮れていく境内に薄明かりの舞台がゆらゆらと揺れていました。

急いで吉祥寺へ。キチムで大塚いちおさんと坂本美雨さんのコラボレーション「言葉のうたを咲かせる」を観る。美雨さんが谷川俊太郎さんの詩を朗読しいちおさんが絵を描くというイベント。言葉も声も絵も化学反応を楽しむような程よい緊張感、途中調子はずれなミニギターをポロポロと爪弾きながら歌われた即興のメロディは空気を一変させる魔法のようでとても素晴らしかった。いちおさんは家がご近所なのになぜかこれまで新潟県燕市でしか会わないという不思議な縁があったのですが「やっと東京で会えたね」的な。なんといちおさん自ら新潟の北書店で購入してくれた「ひなたのねこ」にサインして!と嬉しいサプライズ。美雨さんともまたお会いできて「ポチによろしくー」「サバ美ちゃんにもー」と猫話ができて嬉しい。



帰宅して猫をなでまわしていたらヒックスヴィル中森さんから「今晩プライベート猫カフェはやっていますか?」とメール。時間外だがお世話になっているセンパイのお願いは断れません。ポチとともに迎えて真夜中の猫、真夜中のコーヒーを。なぜかGOMES THE HITMANの古いPVを見ながら面白がる会になりましたが、いろいろ行事もりだくさんの楽しい金曜日になりました。最後にもう一度、「ひなたのねこ」『緑の時代』をたくさんの人に手にしていただきました。ありがとうございました。(半年後を想定して)。

そして昨日Twitterにも書きましたが5月15日でこのブログを初めてちょうど10年となりました。2012年1月からは毎日欠かさず書くようになりましたがここまで続けられているのも読んでくれる人がいるからで、この蓄積されたアーカイブスは僕とファンの皆さんの持続力の賜物だと思います。これからも変わらず「昨日のこと」を書いていきますのでどうぞご愛顧のほど。「monoblog〜猫の定点観測日記」10周年を記念してnote(ノート)に2001年秋から2002年春までの「猫の看病日記」を有料公開しました。愛猫ポチがやってきてからの始まりの日々、8000字くらいあります。写真絵本「ひなたのねこ」の副読本に。売上でポチにマグロとカツオを食べさせます。

猫の看病日記(2001-2002)|山田 稔明|note(ノート)   
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2014年05月16日

プライベート猫カフェ日和



昨日のこと、お昼からご近所のイノトモちゃんが来宅、いろいろ相談事と諸作業。今月末からのバンドツアー(安宅くんもメンバーだ)会場で販売予定のライブ音源を聴かせてもらったが、昨年の武蔵野公会堂のシーンを切り取った素晴らしい演奏だった。猫アレルギーの疑いあるイノトモちゃんだがポチのおなかを触って喜んでいました。入れ替わるように今度はコントラリー・パレードのたなかまゆさん(あまっこさん)がやってきた。臆することなくポチに接し、ポチも甲斐甲斐しく対応。彼女がK-MIXでやっているラジオにゲスト出演させていただくことになり、それならばうちで収録しようということになっての録音セッションでした。K-MIX「コントラリーパレードのメゾンドアミ201号室」、放送は5月26日。また近くなったらお知らせします。

夜になってミルブックス藤原さんと吉祥寺で落ち合って回転寿司を食べる儀式を。これは作品をリリースする際に“店頭でよく回転してたくさん売れますように”という願かけだ。ダンラナチュールの本のときも同席したが自分の写真絵本「ひなたのねこ」とCD『緑の時代』の“回転”をお祈り。その後ドイツビールの店で一杯ひっかけて人とたくさん話をする楽しい一日の締めくくり。『緑の時代』は7月7日の七夕(『新しい青の時代』からちょうど1年の日です)から全国流通することにしました。Amazonでの予約もスタートしたようですがあと2ヶ月あるのでぜひライブ会場と通販の直販でお求めいただきますよう、よろしくお願いします。  
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2014年05月15日

雨の季節を待つ/25年目の「オン・ザ・ロード」



昨日のこと。オフの一日。午後から渋谷、ふらふらと散策。表参道まで歩いてスパイラルで鈴木マサル傘展を見上げる。「雨の夜と月の光」という曲を15年前にリリースして「雨の日も頑張ろうと思える曲ですね!」とか言われたりするわけですが、個人的には雨が降るとホントにうんざりしてしまうので6月は憂鬱な季節なのですが、かわいい傘を持つとほんの少しだけ(本当にほんの少しだけ)雨の日の外出も楽しくなるかもしれませんね。アライグマの模様がポチに似ていたのでこれをセレクトしました。色とりどりの傘とスクリーンに映し出される映像がとてもきれい。表参道はいつも日曜日みたいで、THIS IS TOKYOという雰囲気を久々に味わいました。

日比谷公園まで移動して「宮沢章夫と読む」という講演に飛び込む。ジャック・ケルアック「オン・ザ・ロード」についてのお話。僕は高校生のときにケルアックを知り、大学でもビートニクの授業を取ったのだけど、この「路上」(あるいは「オン・ザ・ロード」)をどうしても最後まで読み終えることができない。昨年の映画公開からまたじわじわと読み続けているのだけど、40歳になった今ようやく楽しみ方がわかったような気がする。宮沢章夫さんのお話はボブ・ディラン来日公演から始まりロラン・バルト、スーザン・ソンタグ、サブカルチャー、YMOと遠回りを楽しむものだったが、2時間の興味深い時間で頭が活性化された気がしました。

傘を持って旅に出るのもいい。  
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2014年05月14日

レコードハンティング in 西東京



2月以来のまとまった休み。毎日なにをしようかワクワクする昨日は立川まで所用で出かけたついでにレコード屋をいくつもハシゴ。いつも行かない街のお店は新鮮だ。お昼に出かけたのに気づけばもう夕方だった。帰宅してからは『緑の時代』全国流通に向けての諸作業いろいろに手をつけてしまう。こういうときにつくづく自分は休み下手だなあと思う。季節は快適で暑くも寒くもなく、この時間をできるかぎり享受したいものです。今日はなにをしようかと猫と一緒に空を眺めているところ。

『緑の時代』「ひなたのねこ」をご購入可能(予定)な店舗を紹介します。

<山田稔明『緑の時代』>

等々力 巣巣
深大寺 ダンラナチュール
武蔵野市中町 カフェ長男堂
武蔵小山 ペット・サウンズ・レコード
鎌倉 moln
奈良 風の栖
加古川 チャッツワース
大阪 グルッグ
徳島 アアルトコーヒー
新潟燕市 ツバメコーヒー


<山田稔明「ひなたのねこ」>

経堂 カフェ&ギャラリー芝生
等々力 巣巣
深大寺 ダンラナチュール
武蔵野市中町 カフェ長男堂
蔵前 NAOT TOKYO
蔵前 in-kyo
鎌倉 カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ
鎌倉 moln
中目黒 TRAVELER'S FACTORY
武蔵小山 ペット・サウンズ・レコード
下北沢 本屋B&B
リブロ池袋本店
長崎諫早 オレンジスパイス
奈良 風の栖
京都 恵文社一乗寺店
加古川 チャッツワース
新潟 北書店
札幌 たべるとくらしの研究所
名古屋 seant
大阪 スタンダードブックストア茶屋町
鳥取 一月と六月
徳島 アアルトコーヒー

*卸についてはミルブックスまでお問い合わせください。
  
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2014年05月13日

『緑の時代』と「ひなたのねこ」販売店情報

昨日から久しぶりのオフ、しかし水面下のスワンの足のようにいろいろやっています。4月1日の発売告知からバタバタとあちこち遠回りしたり駆けまわったりしてしまいましたが、4月30日に初めての写真絵本「ひなたのねこ」、5月5日にアーカイブ・コンピレーション・アルバム(こう呼ぶことにしました)『緑の時代』をリリースしました。ライブ会場で先行発売を開始し、通販でのお申込み分も発送を随時行っています。『緑の時代』に関してレコードショップ等で手に入らないかというお問い合わせもたくさんいただいていますが、今回もブリッジinc.に流通を手伝っていただけることになり、『新しい青の時代』からちょうど1年となる7月7日からの全国流通開始を予定しています。それまではぜひライブ会場と通販の直販をお薦めします。

新緑の季節にふさわしいレコードになりました。「ひなたのねこ」はお子さんへのプレゼントにもぜひ。

GREEN_C1 ひなたのねこ表紙


『緑の時代』「ひなたのねこ」をご購入可能(予定)な店舗を紹介します。

<山田稔明『緑の時代』>

等々力 巣巣
深大寺 ダンラナチュール
武蔵野市中町 カフェ長男堂
武蔵小山 ペット・サウンズ・レコード
鎌倉 moln
加古川 チャッツワース
大阪 グルッグ
徳島 アアルトコーヒー
新潟燕市 ツバメコーヒー


<山田稔明「ひなたのねこ」>

経堂 カフェ&ギャラリー芝生
等々力 巣巣
深大寺 ダンラナチュール
武蔵野市中町 カフェ長男堂
蔵前 NAOT TOKYO
蔵前 in-kyo
鎌倉 カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ
鎌倉 moln
中目黒 TRAVELER'S FACTORY
武蔵小山 ペット・サウンズ・レコード
下北沢 本屋B&B
リブロ池袋本店
長崎諫早 オレンジスパイス
奈良 風の栖
京都 恵文社一乗寺店
加古川 チャッツワース
新潟 北書店
札幌 たべるとくらしの研究所
名古屋 seant
大阪 スタンダードブックストア茶屋町
鳥取 一月と六月
徳島 アアルトコーヒー

*卸についてはミルブックスまでお問い合わせください。
  
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2014年05月12日

from 華厳の滝 to nakameguro



昨日のこと、逃避行のような日光鬼怒川の旅、2日間快晴に恵まれました。朝風呂も気持ちがよかった。新緑が目に鮮やかないろは坂のドライブは本当に素晴らしい時間でした。15年前には「ふたりで眺めた海は青い絵の具がまるで足りなくて他の誰にも伝えられないスケッチさ」と歌いましたが、この日ばかりは「見土の絵の具が足りなくなる!」と思いました。青から緑のグラデーション。

明智平というところでロープウェイ発見、そりゃ乗るでしょ、ということで景勝地からさっき登ってきたいろは坂、霊峰男体山、華厳の滝と中禅寺湖を臨む。完璧な風景。そばまで移動して華厳の滝をすぐそばから眺める。水しぶき、飛び交うイワツバメ。滝はいいな。滝マニアになろうかな。続いて中禅寺湖を遊覧する船に乗って1時間ぼーっとする贅沢な時間。遅い昼食はゆば三昧のご飯を。24時間と少しの“命の洗濯”でした。一路東京へ。

そして夜になって目黒のスタジオへ。4月から、いや、3月からワクワクしながらとりかかっていたプロジェクトの最終ミックス作業。日曜日の真夜中の僕ら以外に誰もいない音楽室、大きな音で自分と仲間たちで吹き込んだ歌を聴く喜びよ。内容詳細について皆さんにお伝えするのが楽しみな案件、良いトラックができあがりました。帰宅したのは文字通り東京午前三時。朝からイベント満載の長い長い一日でした。明けて今日からは少しオフをとって、次の新しい季節へ。


  
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2014年05月11日

眠猫にお願い



昨日のこと。いつぶりの休日か、思い立って日光へ。見猿、言わ猿、聞か猿、初めて見て感動。極彩色の世界のなかで静かに眠る眠猫の彫刻が印象的でした。眠猫の絵馬に願掛け。夜は鬼怒川温泉へ止まりました。明けて快晴、短い旅ですが楽しい時間です。  
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2014年05月10日

レコーディング/猫シッター



昨日のこと、終日レコーディングと編集作業も佳境。午後になって一息、久しぶりにダンラナチュールへ。なっちゃんに会うのは去年のクリスマスぶりかもしれない。吉祥寺で久しぶりにレコードハンティングしてから帰宅、またミックス作業の続き。夜になって上野くんからフルートのトラックが到着。日付をまたいですべての素材がそろった。ミックスの仕上がりが大変楽しみ。レコーディング詳細もお楽しみに。

いつも猫のシッターをしてもらっているおうちが昨日は旅行で留守にするということだったのでいつものお返しにお世話しにいった。かつおとわかめの2匹、去年会ったときにはついにわかめは姿を表さなかったのだけど今回はまぐろのおやつが効いたのか仲良くできた。僕は雌猫と相性がいいようで、かつおよりわかめのほうをどうしてもかわいがってしまうな。2月から続いたいろいろがようやく一段落しようとしている夜に。季節はもう今、初夏から盛夏へと移り変わる。しばらくライブの予定はありませんが5月28日にモナレコードでイベントにお誘いいただきました。3階に移ってから出演するのは初めてではないかな。予約受付中です。


枕じゃなくて招待状
2014年5月28日(水)@ 下北沢 mona records

18:30開場/19:00開演/前売2,000円(ドリンク代別途)
出演:まくらことば、sheep、山田稔明
*オフィシャルサイトRESERVEでも予約を受付けます

下北沢 mona records
〒155-0031
世田谷区北沢2-13-5 伊奈ビル2F&3F
TEL: 03-5787-3326
FAX: 03-5787-3327
  
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2014年05月09日

レコーディング猫カフェ



夜の科学が終わっても落ち着かない忙しい毎日、先月からイトケンさんに敷き詰めてもらったリズムトラックの上に、おとといは安宅浩司くんに来てもらってギターのレコーディング、昨日はsugarbeansくんに来てもらってキーボードを重ねてもらった。声が枯れるまで歌とコーラスをレコーディング。昨日と今日が繋がって編集作業が続き、上野くんにフルートを録って送ってもらったら素材が揃う。この春からのプロジェクトが完成するのはもうすぐ。とても楽しみだ。

これが終わったらちょっと小休止。思えば2月くらいからずっとワーカホリックな感じだったなあ。  
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2014年05月08日

夜の科学 vol.44〜緑の時代(2014年5月5日 @ 恵比寿天窓swicth)【ライブ後記】

3日前のことなのにずいぶん昔のように思える。『緑の時代』発売を記念した44回目の“夜の科学”が大盛況のうちに終了しました。今回はイトケンさんと五十嵐くんというレギュラーメンバーがお休みで、佐々木真里さんと立花綾香、そしてもはやレギュラーとなったフルート上野くんと彼が推薦してくれたsugarbeansくんがドラムで参加するという、蓋を開けてみれば7人編成の豪華なステージとなったのです。初めて演奏する曲も多く(sugarbeansにとっては全部新曲)、当日のリハーサルもさながら楽曲の猛特訓となりました。

『緑の時代』はすべての楽器と歌、録音とミックスとマスタリングまで自分ひとりでやった、いわば孤独なアルバムだったのだけど、この日は7人がかりで再現できて嬉しかったです。僕自身が「ああ、こんなふうなサウンドになるのかあ」と楽しんでいた気がします。たっぷりリハーサルをして本番準備。ステージには緑の絨毯、メンバーのドレスコードも“緑”でしたがみんなが思い思いのグリーンでした。

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オープニングのSEはR.E.M.『GREEN』のなかから「Stand」、好きな歌を出囃子に使うと元気が出る。スクリーンには愛猫ポチの映像。この1ヶ月はホントに猫と緑の月間でした。完璧な猫ジャケとなった新作アートワークを背負って「点と線」「夢のなかの音楽」「ココロ/コトバ」と『緑の時代』から立て続けに演奏。レコ発ライブって本当に楽しい。「光と水の新しい関係」は初めてリハーサルで合わせたときに「わ、sugarくんこの歌めっちゃ好きでしょ。ばっちりだ。もう練習しなくていい」と練習を封印したくらいしっくりきた歌。「一角獣」を歌うとまた新しい夏がやってくるのか、と思う。お客さんのドレスコードも“緑”、会場全体が新緑の風に包まれているようでした。

「太陽と満月」も演奏するたびにどんどん変わっていくな。今はどっしりとした安定感と横揺れのグルーヴ。安宅くんと綾香のコーラスが入って3つのハーモニーになるところもすごくいい感じ。1997年に書いた「僕たちの旅〜自己嫌悪'97」は当時高橋徹也くんの「真夜中のドライブイン」に触発されて書いた曲。高橋徹也くんをサポートしているsugarbeansと演奏していることが不思議。1995年に22歳の僕が書いた「high tide」に今年22歳の綾香がハーモニーをつけるのも何かの縁。点と点がつながって線になる感覚がいたるところに。

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「夜のカーテン」「月あかりのナイトスイミング」は3月のプラネタリウムでの夜の記憶がよみがえる。思えば今年は春から忘れられない瞬間の連続である。小学生のときに書いた詩は小さな、しかし確かな歌に昇華された。「ナイトスイミング」は登場してくる順番に全員が主人公。真里さんのピアノ、僕が歌で切り込んで、上野くんのフルートとsugarbeansのマーチングドラムで光が差して安宅くんのスライドギター。エビちゃんのベースが物語を進めて綾香のコーラスが後押しする。この日のひとつのハイライトでした。本編の最後は「猫のいる暮らし」を軽快に演奏。猫が元気に飛び跳ねているような歌になりました。

アンコール最初の「hanalee」もとてもよかった。この歌は時間がたっても自分のなかで全然色褪せない。飛び入りゲストでfishing with jhn五十嵐くんを呼びこんで8人になったステージで歌うのは「サニーレタス」。これも1995年22歳の山田稔明が作った歌。こんな他愛のない歌をニコニコしながらみんなで合唱する2014年がやってくるなんて思いもしなかった。どんな言葉もじゅうぶんな思いを込めれば素敵な響きになる。いつだってコトバよりもココロのほうが先にあるからだ。たった2分弱の歌には説明不足ゆえの様々な感情が目一杯つまっている。本当に楽しい時間でした。ありがとうございました。

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2014年05月07日

11日間の「ひなたのねこ」展、大団円



バンド編成ワンマンの翌日、昨日のこと。4月25日から経堂cafe+gallery芝生で開催された「ひなたのねこ」展の最終日、ささやかなミニライブで締めくくりました。小さな12弦ギターでキラキラと猫が出てくる歌ばかりを。小さな空間がとても愛すべき場所に感じられて少し寂しくもあり、しかし猫は人と人をつないでくれることに感謝しながら歌いました。思えば去年の夏にポチの具合が悪くなってから頻繁に情報交換を交わす猫友達と呼べるような仲間が増えたり(おかげでポチは完全復調しました)、ポチに会いに我が家の“ 猫カフェ”に遊びにきてくれる人が増えたり、それこそ芝生のユサさんと再会できたり、さまざまな点と点がつながっていきました。こんな小さな生き物ですがとても大きな存在です。うちの猫のために集まってくださった皆さんに心から感謝します。

2014年5月6日 @ 経堂 cafe+gallery 芝生
「ひなたのねこ」展クロージングライブ


1.夏の日の幻
2.california
3.猫町オーケストラ
4.日向の猫
5.猫のいる暮らし
6.夢のなかの音楽


閉廊時間迫るほどにお客さんがたくさん駆けつけてくれて、たくさんのサインとお話を。11日間のあいだに在廊できたのは数日でしたがとても大きな経験になりました。店主ユサさんも全国各地から展示を観にきてくれるファンの皆さんのことを嬉しそうに話していらっしゃいました。最後のお客さんが帰ってから写真の撤収作業を粛々と。なんだか穏やかで落ち着いた時間でした。写真作品のいくつもが誰かの家に旅立っていくのも嬉しいです。そして予想を上回る本の売上よ!ポチも美味しいものを食べられます。ありがとうございました。

店主ユサさんとお疲れさまご飯会。ハルカゼ舎の隣の「のびしろ」で美味しい夕食を。会期中立ち寄られるお客さんが多数だったとのこと、ハルカゼ舎にも感謝されました。経堂は楽しい街で、これまでよりも親しみ深い街になりました。今回の展示をやりとげてむくむくと野望が。この「ひなたのねこ」展を東京以外の街でもやれたらいいな。猫と写真と言葉と音楽が繋がる空間を運んでいきたいです。うちでやって!というお店の方いらっしゃったらお声をおかけください。

4月中旬から大型連休、4週間で9本のステージが終わりました。たくさんのご来場、本当にありがとうございました。  
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2014年05月06日

夜の科学vol.44〜緑の時代(2014年5月5日 @ 恵比寿天窓switch)【SETLISTT】



2014年5月5日 @ 恵比寿天窓switch
“夜の科学 vol.44〜緑の時代”


1.点と線
2.夢のなかの音楽
3.ココロ/コトバ

4.光と水の新しい関係
5.一角獣と新しいホライズン

6.太陽と満月
7.僕たちの旅〜自己嫌悪97
8.high tide

9.予感
10.光の葡萄
11.夜のカーテン
12.月あかりのナイトスイミング
13.猫のいる暮らし

<EN>
14.hanalee
15.サニーレタス
16.ハミングバード


山田稔明
with 夜の科学オーケストラ;
安宅浩司、海老沼崇史、上野洋、佐々木真里、sugarbeans、立花綾香


ご来場ありがとうございました!  
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2014年05月05日

本日『緑の時代』発売記念ライブです/「ひなたのねこ」展は明日まで

GREEN_C1 ひなたのねこ表紙

本日5月5日はいよいよ『緑の時代』発売日です。「5月4日のみどりの日にしとけばよかった…」と公開したのは2,3日前のことですが、4月1日の緊急告知からすべてを仕込んだことを考えるとそんな余裕はなかったな。とにかくこのCDは新緑の季節に似合う1枚になりました。これまで会場限定CDRに収録されていたものもすべてあらたに、編集ミックスをしなおしたり、音を差し替えたり、録り直したり。「点と線」「猫のいる暮らし」に関してはまだ録音してから1ヶ月が経っていないというフレッシュさ。小学生のときに書いた詩を元にした曲、1994,5年頃の学生時代に作った曲、ソロを始めるきっかけとなった曲など僕の音楽キャリアの裏歴史のような作品です。すべての楽器、ボーカル、コーラス、ミックスとマスタリングまでひとりでこなす孤独な作業の果て完成したCDですが今日は7人編成で再現します。CD発売にあわせて新しいTシャツを作りましたのでこちらも要チェック!ご来場の皆さま、ドレスコードは“緑”でよろしくお願いします。


“夜の科学 vol.44〜緑の時代”
2014年5月5日(月祝)@ 恵比寿 天窓 switch

18:30開場/19:00開演/前売3,500円(1ドリンク代別途)
出演:山田稔明 with 夜の科学オーケストラ:
安宅浩司、海老沼崇史、上野洋、佐々木真里、sugarbeans、立花綾香

山田稔明作品集『GREEN〜緑の時代』発売記念ライブ開催決定!
深緑の季節にバンド編成での貴重な演奏をお見逃しなく。
*THANK YOU!SOLD OUT!
当日券等については直接会場までお問い合わせください。


http://www.otonami.com/ebisu/news/index.htm"" target="_blank">天窓 switch
〒150-0013渋谷区恵比寿3-28-4 B1F
TEL 03-5795-1887




  
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2014年05月04日

「ひなたのねこ」発売記念トーク&ライブ(2014年5月1日 @ 経堂 cafe+gallery 芝生)



昨日は経堂ギャラリー芝生での「ひなたのねこ」展8日目、トーク&ライブのスペシャルデイでした。午後から出かけてご来場いただいたお客さんにサインをしたりお話したり。僕の音楽が好きな人もいれば猫好きな人もいて「猫好きに悪い人はいない!」とCDを買っていってくれる人もいるとか?とにかく今の芝生には柔らかなひだまりのような空間ができあがっています。音響機材をまったく使わない生音ライブ、久しぶりにTaylorのアコギを使うことにしました(Martinより音が大きいのです)。小さな店内にぎゅうぎゅうのお客さん。「今日はうちの猫のためにお集まりいただきどうもありがとうございます」とトーク開始。ポチとの出会いから「ひなたのねこ」出版の経緯、さらには芝生で展示をするに至った店主ユサさんとの縁について話しました。そしてライブへ。

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2014年5月1日 @ 経堂 cafe+gallery 芝生
「ひなたのねこ」出版記念トーク&ライブ


1.夏の日の幻
2.猫のいた暮らし
3.califorinia
4.猫町オーケストラ
5.日向の猫
6.猫のいる暮らし
7.点と線


すべての歌に猫が登場するセットリスト。「猫町オーケストラ」はCD未発売曲ですが大好きな曲で、Richard Thompsonの「Wall of Death」という曲のメロディを下敷きにして作ったものなのでこれからもCD化することはないだろうと思われるレアな曲ですが、可愛くて優しくて哀しい大好きな歌。少し久しぶりだった「日向の猫」の合唱も芝生の空間を隅から隅まで声で満たしていました。「ひなたのねこ」展の雰囲気に100%マッチしたライブだったのではないでしょうか。

終演後はたくさんのサインと会話を。猫についての話が多いのも特徴で「これがうちの猫で...」と携帯電話で写真を見せ合う猫好きのコミュニケーションが楽しい。猫を飼うのが人生の目標だという人も。僕のライブを初めて観にきたという人も多く、何度も言うようですが“猫は人を招く”のですね。ハルカゼ舎とstockの店主も駆けつけてくれて嬉しかったです。表立った宣伝はしていませんでしたが、「ひなたのねこ」展で展示している写真作品はすべて販売しています(梱包送料含めて5000円です)。MCで触れたとたんにたくさんのポチ写真がお嫁にもらわれていくことに。展示会期終了後にお送りしますのでもし欲しい作品があればぜひ芝生へ。早い者勝ちで。「ひなたのねこ」展はいよいよ後半、6日まで。

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2014年05月03日

猫のいる暮らし



昨日は友だちが経堂ギャラリー芝生での「ひなたのねこ」展を見にくるのに合わせてお店へ。偶然居合わせた人たちとお話したりサイン書いたりできました。猫好きそうなおばさまとは猫の寿命の話をし、猫好きだけど猫アレルギーだという彼とは「気合ですよ」といい、やっぱり“猫”というキーワードで広がっていくことだってたくさんあるのだな。経堂は散策するのが楽しい街で、昨日は美味しい中華料理屋を教えてもらってランチを。久しぶりに時間ができたのでそのまま渋谷へ。レコード屋と楽器屋と本屋と洋服屋。街はゴールデンウィークの雰囲気が希薄で、なんか今年は不思議な静けさがある。

明けて今日はまた経堂へ。ギャラリー芝生での「ひなたのねこ」発売記念トーク&ライブを。16時くらいに行くつもりですが17時半頃には会場準備のために一旦閉めます。ライブ自体は1時間弱、19時にはまた観覧できるようにして、僕はサイン会をします。当日の入場ももしかしたら可能性がなきにしもあらずなのでトライしてみる価値はある、かも。今日はとにかく猫の歌ばかりを歌う日に。経堂のお薦めはアンティークショップを冷やかしてからラーメン英、ハルカゼ舎、stockと雑貨巡り。ドレスコードは「猫」で行きましょう。

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山田稔明「ひなたのねこ」発売記念
「ひなたのねこ」展 @ 経堂 cafe+gallery 芝生

2014年4月25日(金)〜5月6日(火祝)
13:00-20:00(日祝は19:00まで、展示最終日は18:00まで) 

5月3日(土祝)
トーク&ミニライブ

17:45開場/18:00開演(19 :00終了後はサイン会)
料金1500円(1ドリンク代別途)
*SOLD OUT

山田稔明初の写真絵本「ひなたのねこ」発売を記念してcafe+gallery 芝生にて写真
の展示を行います。期間中5月3日(土)にはトーク&ライブとサイン会を開催。
山田が13年同居する愛猫ポチとの穏やかな日々を綴った愛すべき一冊をぜひ手に
取ってご覧ください。芝生店主はかつて幼いポチにご飯をあげていた過去を持つ
という偶然の繋がりも展示会場で紐解かれます。

cafe+gallery 芝生
東京都世田谷区経堂2-31-20
tel 03-3428-5722
  
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2014年05月02日

中村佑介イラストレーションブックに詞を書きました

昔から仲良くさせていただいているイラストレーター中村佑介くんの絵に詞を書くという楽しい企画にお誘いいただき、音符の数から解放されて好き勝手に言葉を並べて2作品で参加しました。中村くんにはGOMES THE HITMAN『ripple』のイメージイラストと似顔絵を描いてもらったことがあるのですが(下の絵、左が2005年に描いてもらった “ripple”、右が去年『新しい青の時代』リーフレットのためにコメントと一緒にくれたポチと僕の似顔絵 “blue”バージョン)今回の2つの詞作で少し恩返しができたような気がします。他の豪華参加陣の作品もとても楽しみです。今月末の発売、表紙に一角獣がいる!

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書名 『きららちゃん』
著者名 中村佑介
判型 B5判並製 総数64P
発売予定 2014年5月28日頃配本(全国的には30日頃になります)
予価 本体1,200円(税抜)
発売元 小学館


中村佑介×人気アーティスト11人が紡ぐ30のストーリー
弊社文芸誌「きらら」の表紙を描き続けてきたイラストレーター・中村佑介氏のイラスト30点に、人気アーティスト11人が詞をつけた新しいかたちのイラストレーション・ブックです。

中村佑介(なかむら・ゆうすけ)
1978年生まれ。宝塚出身。ASIAN KUNG-FU GENERATIONのCDジャケットをはじめ、『謎解きはディナーのあとで』『夜は短し 歩けよ乙女』『セーラー服と機関銃』などの数多くの書籍カバーも手掛けるイラストレーター。2009年に刊行した初作品集『Blue』(飛鳥新社)は画集では異例の9万部を記録中。“セイルズ”としてのバンド活動、メディア出演、エッセイ執筆など活動内容は多岐にわたる。

参加アーティスト
いしわたり淳治/カジヒデキ/小西康陽/小宮山雄飛(ホフディラン)/高橋久美子/堂島孝平/西寺郷太(ノーナ・リーヴス)/秦 基博/BONNIE PINK/山田稔明(ゴメス・ザ・ヒットマン)/ワタナベイビー(ホフディラン) (五十音順・敬称略)

主なイラストタイトル(詞のタイトル)
「リーディング・リーディング」「スウェディッシュ・ブルーのジューンブライド」「余白」「ファニースノー」「文系ジャンヌ・ダルク」「きららちゃんが行く!」「君に歓声上がるくらい好きなのに」「両天秤のカフェテリア」「no rain, no rainbow」「秋風オーケストラ」「2014年の春なのに」……etc

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夜の科学 in 下北沢〜小箱のなかの音楽4(2014年5月1日 @ 下北沢 lete)



昨日のこと、定例となってきた下北沢leteでの弾き語りソロワンマン。かつて高円寺のsalon by marbletronで繰り広げられた日々が重なる感じ。好きなようにしゃべり好きなように歌う僕の実験の場のような。夕方に会場入りして準備、アコースティックギターとエレキギター、ギタレレでどう弾き分けるかはリハで決める。この日も1994年から2014年までを行き来するセットリストに。ここ数週間で本当にとてもたくさんの歌を歌っているが、それを聴きにきてくれる人がいることは音楽家冥利に尽きる。

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2014年5月1日 @ 下北沢 lete
“夜の科学 in 下北沢〜小箱のなかの音楽4”


1.ココロ/コトバ
2.真夏のスキャット
3.bon voyage〜終わりなき旅の流浪者
4.午後の窓から
5.Believe in Magic in Summertime?
6.平和なるサバービア

7.down the river to the sea
8.緑の車
9.california
10.carolina

11.夜がそこまで(オクノ修 カバー)
12.目に見えないもの
13.百年の孤独
14.一角獣と新しいホライズン
15.名前のない歌

EN
16.high tide
17.サニーレタス


たっぷり2時間のライブ、前半はメジャーデビュー以前のインディーズ盤からの選曲が多くて、それが今現在の“緑”というテーマカラーに妙にマッチしていて不思議な感じでした。歌い終わったあとに過去の自分の歌詞にちゃちゃ入れするのが僕は好きだ。「Believe in Magic」には“シャツを腰に巻き付け”る君が登場したり、「平和なるサバービア」にはセントラルパークを“大きなシェパードが走る”風景描写。妄想と憧れは時間が経つととても楽しい。自分のなかでも山田稔明サマーソングの屈指である「down the river to the sea」を久しぶりに歌うことができて嬉しかった。「califorinia」と「carolina」は『omni』のなかの姉妹曲だと感じる。

エレキギターに持ち替えてオクノ修さんの「夜がそこまで」のカバーを。歌うほどに感動する静かで熱い歌。誰かを強く思う気持ちを引き継いで「目に見えないもの」「百年の孤独」と『mono』楽曲を。もしかしたらここ20年のうちで一番悩んでいた時代に作った歌かもしれないが、2014年には言葉通りの意味で、さらに感情を付帯して歌うことができるようになった。本編最後はまだCDになっていない新しい歌で。

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アンコールの「サニーレタス」でのお客さんとの一体感、これはなんだ?学生時代にこの曲を書いた僕はこんな風景を予想していただろうか。とても楽しいやりとりが2014年の夏の思い出になるのだろうな。『緑の時代』のなかで1分数十秒の短い歌がニコニコとした笑顔のもとになるのはとても感動的だ。下北沢leteでのライブはスタッフが客席に入れないほど満員の状態で行われるのでライブ中の様子がわかりやすい写真がないのだけど、まだ来たことのない人はぜひ観にきてください。会場でしか味わえないライブな感覚があります。次は7月に。たくさんCDを買っていただき、写真絵本「ひなたのねこ」も昨日品切れしてしまって変えなかった人がいてごめんなさい。また次のライブでぜひ。

次回ライブは明日、経堂cafe+gallery芝生「ひなたのねこ」展での演奏を。チケットは完売していますがライブの前後に入場フリーのサイン会を行う予定です。  
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2014年05月01日

7人の春雨の猛特訓/今日は一人の下北沢lete



昨日のこと、午後から5月5日の恵比寿天窓switchでのレコ発のための練習。今回スケジュールの都合でイトケンさんと五十嵐くんが不在なのですが、ピンチヒッターとしてsugarbeansくんがドラムに、そして22歳の春を迎えた立花綾香がコーラスで参加。前回KIRINJIチガちゃんの好サポートでわが席危うしと恐々としながら戻ってきたエビちゃんと41歳になったばかりの安定感あふれる安宅くん、そして新しいティンホイッスルを導入したフルート上野くんとピアノ佐々木真里さんという6人とともに演奏します。sugarbeansにとっては全曲初めての歌なので、それならばみんな公平に初めてのトライをしようと新曲がたくさん。ライブハウスを借りきってのリハーサル、無駄口も叩かずリハ中の写真も撮らず黙々と猛特訓する一日となりました。

個人的には全部一人で演奏した『緑の時代』の楽曲を7人がかりで再現していることに感動。1995年に作った曲を2014年に素晴らしい布陣で奏でることの贅沢さよ。本番が楽しみであると同時に本番が終わったときの寂しさまで想像してしまう。リハーサル終了後はみんなで楽しくご飯。「あれ?sugarくんとみんな今日初対面なんだっけ?」というような溶け込み方で、あらためてこのバンドの人たちはみんなことごとくいいヴァイヴレーションを放っているのだなあとしみじみ。5月5日レコ発はチケット完売していますがキャンセル待ちでの受付をまだ募っていますので最後までトライしてみてください。

そして明けて今日から5月。恒例になってきた下北沢leteでの“夜の科学 in 下北沢〜小箱のなかの音楽4”から新しい季節を始めます。通販で『緑の時代』と「ひなたのねこ」をご注文の皆様、発送まで今しばらくお待ちください!


2014年5月1日(木)@ 下北沢lete
“夜の科学 in 下北沢〜小箱のなかの音楽4”

18:30開場/19:30開演/3,500円(1ドリンク代別途)
出演:山田稔明
*THANK YOU!SOLD OUT!

下北沢lete
〒155-0032東京都世田谷区代沢5-33-3
TEL: 03-3795-0275  
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