2014年06月30日

巣巣にて「ひなたのねこ」展を開催します

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今年4月に初めて愛猫ポチとの日々のスナップに言葉を添えて写真絵本「ひなたのねこ」を作りました。その写真展を経堂のcafe+ gallery芝生という、うちの猫ととても縁のある店主のいる空間で運命的に開催されて、予想以上のご好評をいただきました(店主ユサさんはポチについてとても丁寧な日記を書いてくれてました「猫がつないだ記憶」)2度目の展示は夏に猫好きな仲間を誘って僕の“home”とも言える等々力の巣巣でやろうと決めたのはまだポチが元気な5月でした。6月19日にポチが逝ってしまってから共催のミルブックスからも巣巣からも開催中止、あるいは延期しては、と心遣いいただきましたが、いろいろ考えてこのタイミングでポチの写真をまたたくさんの皆さんに眺めてもらいたいなと予定通り開催することにしました(巣巣岩崎さんはポチのお葬式が終わった夜にとても美味しいイタリア料理を持って励ましに、ミルブックス藤原さんは高知アンテナショップで買ったカツオを持ってきてくれた)。お声がけさせていただいた作家さんたちにもご心配とお気遣いをさせてしまい申し訳ありませんでしたが、真夏の1ヶ月間、ネコネコ言いながら猫好きが集まる素晴らしい空間を作れたらなあと思います。もうすでに山田稔明ライブは受付が始まっていて半分くらい席が埋まっているそうですが、どうぞ巣巣HPから様々なワークショップなどあわせてお申込みください。バンドメンバーであるfishing with john五十嵐くんくんは久しぶりに巣巣での招き猫絵付け教室をやってくれます(五十嵐くんが書いたポチについての日記も美しい言葉でした)。


「ひなたのねこ」展

 愛猫家として知られるシンガーソングライター山田稔明が猫との何気ない
日常を描いた写真絵本『ひなたのねこ』を発表しました。本書の発売を記念し、
猫好きな作家たちによる「ひなたのねこ」展を開催します。
 猫をテーマにした写真、絵、立体などの作品展示の他、猫グッズの販売、
ライブやワークショップなど、猫好きにはたまらない内容です。
 猫がいる普通の生活を通して、それがいかに愛おしいものかということを伝えたい、
そして猫と一緒に暮らしている人だけではなく、それぞれにかげがえないものがあり、
身近にある些細なことこそが大切なものだと、この展示を通じて感じてもらえたら嬉しいです。


■会場:巣巣
東京都世田谷区等々力8-11-3 03-5760-7020 
等々力駅から徒歩10分

■会期:2014年7月26日(土)〜8月23日(土)

■参加予定(50音順)
雨と太陽、五十嵐祐輔、石坂しづか、イナキヨシコ、落合恵、甲斐みのり、
カクハリアキコ、木下綾乃、桑原奈津子、中村祐介、ヒサマツエツコ、
はしもとみお、服部あさ美、日置由香、福田利之、VRANA、保立葉菜、
松尾ミユキ、ミルブックス、やまぐちめぐみ、山田タクヒロ、山田稔明

■ワークショップ
*7月26日(土)27日(日) 五十嵐祐輔 猫の張子の絵付けワークショップ
*8月9日(土)10日(日) カクハリアキコ 猫の革キーホルダー製作ワークショップ
*8月23日(土) はしもとみお 猫彫刻ワークショップ
★参加費、時間、詳細内容などは巣巣HPをご参照ください

■山田稔明 「ひなたのねこ」ライブ
8月23日(土) 19時開演  3,500円(1ドリンク付)
歌に猫が登場することが多い山田稔明。
この日は歌詞に猫がでてくる曲だけを選んで演奏します。
★巣巣HPにて予約受付中

★みんなの「ひなたのねこ」写真展
「ひなたのねこ」をテーマに撮影した猫の写真画像をメール募集します。
いただいた写真を会場内にプリントアウトして展示させていただきます。
おうちや友人の愛猫、近所でいつも会う猫、どんな猫でもOK 。
ひなたでまどろむ愛らしい写真を送ってください。
応募方法など詳細は巣巣HPにてご案内します。



毎日届く皆さまからのお花やメッセージやいろいろ
本当にありがとうございます。励まされます。
これからもよろしくお願いします。  

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センチメンタルな旅 初夏の旅



金曜日から昨日までの関西への旅、ライブ以外のことをメモ。びっくりするくらい安い大阪往復のチケットを獲得したので今回は成田からのフライト、しかし週末の朝の渋滞はとてもひどく「楽器なしで飛び乗る?」「乗れなかったらどうする?」と心せわしなかったがなんとか間に合った。以降すべての幸運をポチのおかげだと思うことにする。関空から京都までは「はるか」という電車で乗り換えなく快適。ここ最近うまく眠れず、移動中もずっと窓の外を眺めていたのだけど大阪というのは本当に大きな街だな。ホテルにチェックインしてしばし休憩してトーク&ライブ。もしも屋にはジャムという猫がいた。黒白で鼻筋が通っていて格好良い猫だったが触らせてはくれず。きれいな声で鳴いた。京都での夕飯はもしも屋で。とても居心地の良い店でまた来たいと思いました。紹介してくれた岡村詩野さんに感謝。

翌朝京都は降ったりやんだり。京都の朝はイノダコーヒに決まっている。この日は四条支店でエビピラフを。美味しいものを食べると元気がでる。しかしまだまだ元気足りないので、そういうときは買い物だ!とこれも京都に来ると必ず寄りたいモリカゲシャツで水玉のかわいいシャツを購入、嬉しい。斜向かいのお店に人だかりができていて覗くとフリーマーケットをやっていた。「ヌビ」という綿をいれながら縫っていくキルトのような肌触りの韓国布団を売っていて「これ絶対ポチが気にいるやつやろ」とお土産に。こうやって荷物が増えていく。新快速に乗って加古川へは1時間少しの旅。瀬戸内海と明石海峡大橋は灰色の風景。

加古川、チャッツワースについて食べさせてもらったのはライブでサーブされるランチセット。とても美味しかった。楽屋がわりの部屋にあったウクレレをポロポロ弾いていたら楽しくなって1曲ウクレレ伴奏で歌うことにしました。ライブ会場になった2階はとてもよい雰囲気に準備がなされていて気持ちのいい歌が歌えました。ポチが映ったDVDを持ってきていたのだけど壁一面に大映し。可愛かった。奇跡みたいな時間のライブの後は近くのセシルで打ち上げ。セシル店主シマダさんとのおしゃべりも久しぶりで楽しかったが、とにかくくたびれ果てて眠く、最後のほうは記憶が曖昧。

東京に帰る日は夜まで時間があったのだけどチャッツワース岸本さんが自宅へ招いてくれて、普段岸本家が食べている朝ご飯に混ぜてもらった。岸本さんの家にはポチと同じ15歳のチャオという猫がいて、僕は会うのが2回目だったけど撫でさせてくれて添い寝させてくれて、毛むくじゃらの猫の身体に触るのは1週間ぶりだったので少し心が柔らかくなったような気がした。岸本さんのレコードコレクションを眺めて話をしてゆっくり流れる時間がこの旅のなかのハイライトだったように思う。このタイミングで加古川に来れて本当によかった。

それから初めて明石の街へ。魚の棚という、海鮮市場を散策。そこで食べた明石焼きが絶品。こんなに食べられない!と思った一人前がぺろりと胃の中に。神戸へ移動してタワーレコードへ挨拶に。7月7日に全国発売になる『緑の時代』を応援してくれるお店、素敵女子バイヤーのスタッフを訪ねるとGOMES THE HITMANのときからファンだった、と嬉しい言葉。ポチの写真を使って立派な看板を作ってくださるそうなのでお近くの方はぜひ愛でにいってください。心強いサポートをしてくれた岸本ファミリーとお別れ、いつも愛情を受け取ってばかりでお返しできず申し訳ない。また来ます、加古川。

東京はひどい天気だったみたいだけど、帰り道の夜はいつもの東京でした。
この街はまるで光の葡萄みたいだな。いつもの台詞。


「センチメンタルな旅 春の旅」というタイトルの、2010年に他界した、写真家荒木経惟の愛猫チロの最後の数ヶ月を撮った80葉ほどのモノクロの写真集があります。900部限定の本なのでなかなか入手しにくい一冊なのだけど(「チロ愛死」というハードカバーのなかでそのなかの写真は見ることができます)、僕はこの本のなかでやせ細ってパサパサになっていくチロの生き切る姿を必死で目に焼き付けて、我が愛猫ポチのまだ未ぬ最期の床を想像したものでした。実際にはポチは最後までやせず毛艶もきれいなままで逝ってしまいましたが、この写真集は僕にとってとても大きな意味のある一冊です。今回ポチがいなくなって1週間後の、この60時間ほどの旅は何を見ても何を思っても僕にとっての“センチメンタルな旅”でした。まだまだこの旅は続きそうですが。  
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2014年06月29日

夜の科学 in 加古川〜retrospective15+5(2014年6月28日 @ 加古川チャッツワース SETLIST)



2014年6月28日 @ 加古川 チャッツワース
“夜の科学 in 加古川〜retrospective15+5”


『weekend』session
1.光と水の関係
2.長期休暇の夜
3.ストロボ
4.何もない人
5.猫のいた暮らし
6.ready for lab
7.お別れの手紙
8.train song
9.雨の夜と月の光
10.ready for love
11.週末の太陽

12.Qui La Laの夏物語(中村祐介「きららちゃん」提供曲)
13.Brand New Day, Brand New Song(村田和人さんへの提供曲)
14.high tide

15.夏の日の幻
16.ポチの子守唄(新曲)
17.些細なことのように
18.日向の猫
19.サニーレタス

EN
20.きれいな言葉で(新曲)

  
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2014年06月28日

15年目の“週末”〜weekend 夜話(2014年6月27日@京都もしも屋)



2014年6月27日 @ 京都 もしも屋
15年目の“週末”〜weekend 夜話


第一部:トーク with 岡村詩野

第二部:LIVE

1.夏の日の幻
2.長期休暇の夜
3.Qui La Laの夏物語(中村祐介「きららちゃん」提供曲)
4.夜の海を走って月を見た(高野寛 カバー)
5.ポチの子守唄
6.些細なことのように
7.日向の猫
8.猫のいた暮らし  
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2014年06月27日

昨日とおととい



昨日と一昨日のこと。朝、猫がベッドにどさっと乗ってきてしつこく僕を起こすことをしないのがさびしく悲しい。水曜日、広尾まで出かけて2ヶ月ぶりに髪を切る。ポチのことを伝えるのはなかなかこたえる。それだけ自分が猫の話ばっかりしていたのかもな。1週間経った今でも不意にぶわっと涙が湧いてくるので前髪を長くして目元を隠す作戦で。先日の武蔵小山アゲインでのライブでも僕はサインの隣にポチの絵を描いたが(名前と日付と猫の絵を描いた「ハミングバード」)、ポチがいなくなって最初に描いたのは高野寛さんに渡すために準備したCDRの盤面だった。夜の海を走って月を見た猫。とても可愛く描けたので写真に残していたのだけど高野さんもインスタグラムにあげてくれて嬉しかった。

昨日はミルブックス藤原さんが来てくれて銀座の高知名産ショップでポチが好きだったカツオのいろいろを「こないだは間違ってマグロを買ってきてごめんなさい」という手紙をつけて持ってきてくれた。そのミルブックスから来月発売になる木下綾乃さんの絵本「ねこをもらったよ」に推薦文のようなものを書かせてもらった。この本を読んで感動して思わず寝ていたポチのおなかに顔を埋めに走った(嫌がられた)のはつい最近のことだ。そして終日旅のしたくとリハーサル。『weekend』の楽曲はリズミカルで早口で息継ぐヒマもないので歌うのに体力がいる。文字通り若さが織り成したアルバムだったのだなあと改めて思う。

京都と加古川で皆さんにお会いできることを楽しみにしています。サインと猫の絵も描きますので。  
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2014年06月26日

京都もしも屋のためのサブテキスト〜すべての点と点は繋がって線になる



明日6月27日(金)は京都へ行ってもしも屋というお店で音楽ライターの岡村詩野さんと一緒にトーク&ライブのイベントを行います。詩野さんとはもう15年来の知り合い、ずっと仲良くしてもらっているし、お互いについてもいろんなことを知っている。2年前には久しぶりにしっかりと取材を受けて、その後ご飯を食べにいってここ数年のことについて長話もした。リリースのたびにフォローしてくれるし、僕も詩野さんがラジオに出るときは毎回楽しく聴いている。今日、ふと思いだして納戸の棚を探ってみたら今から15年前の、『weekend』の季節が終わった秋に制作された「new atlas e.p.」のフライヤーを見つけた。このなかで詩野さんは長いライナーノーツを書いてくれていた。明日のイベントの副読本、サブテキストとして当時の文章をそのままここに転載したいと思います(詩野さんには申し訳ないけど事後報告します)。僕がちょうど25歳のころ、そこには保坂和志の話、猫の話が出てきます。長い文章ですがぜひご一読ください。


Liner Notes for “new atlas e.p.”

 夜ともなれば半袖ではつらい、少し肌寒くなってきていた9月のある日、駅から歩いて10分ほどのところにある下北沢のクラブで、山田稔明くんがおもむろにカバンの中から、「これ、絶対、おもしろいから、読んでみてください」と言って2センチほどの厚みのある1冊の文庫本を差し出した。彼は、「保坂和志、知ってますよね。もうね、僕、大好きで。文章とか世界とかすっごく影響を受けてるんですよ」とかなんとか早口気味に言ったかと思うと、手に持っていたビールか何かの入った紙コップをさっと口に運んだ。『プレーンソング/草の上の朝食』とタイトルの付いたその文庫の表紙には、高いところから地面に向かって飛び降りるミケ猫のイラストがコマ送りで描かれていて、瞬間に私はゴメス・ザ・ヒットマンのファースト・フル・アルバム『weekend』に入っている「猫のいた暮らし」という曲を思いだしていた。おまけに山田くんが、「僕、猫が好きなんですよ。で、このヒトの本って猫が結構出てくるんですよね」と言うので、そのわずか2日ほど前に、同じ下北沢のこちらは駅からほど近いライブ・ハウスで見たばかりのゴメス・ザ・ヒットマンのステージが、お酒と音楽の大音量でスパークしかかっていた私の頭に鮮やかによみがえってきた。その時のライブはめずらしく3人だけで行われていた。キーボードとアコーディオンを器用にあやつる堀越和子さんと、ドラム・セットに隠れるようにしてパーカッションをゆさぶる高橋結子さんを左右にしたがえた山田くんは、いわゆる両手に花状態で、でも女性に囲まれた違和感などまったく感じさせずに、アコースティック・セットながらも例によって咽の奥まで見えるくらい大きな口をあけて、息をつく間もないほど懸命に歌っていた。そんなその日のステージで、私が一番印象に残った曲が「猫のいた暮らし」だったのだ。あまりに一気にすべてのことがらが一つに結びついたものだから私は思わず嬉しくなって振り返ったのだけど、気がつくと山田くんはクラブの大音量にまぎれてもう隣の誰かと話をしていた。

 山田くんの書く曲には1日から1週間へ、そして1ヶ月から1年へと移りゆく連続性がある。それは、たんたんとした風景描写でも一文の長さで日常のリズム感を持たせる保坂和志の小説を思わすような、ブレスなしに早口で一気に歌い切るそのスピードによるものだったり、季節の匂いを感じさせる言葉のチョイスによるものだったりするのだけれど、そうした日常の連続性を何か一つの物語りにできないものかしらと、実はちょっと思っていた。“眩しい季節のレポートを書き付けたストーリー”(「ストロボ」)と歌うくらいなら、本当に大きな時間軸をもったストーリーをその音と言葉で書き付けてくれなきゃ。そう山田くんに言おうとした時には、彼はもう狭いクラブの中のダンス・フロアをはさんだ遠くのシートに座って女の子となにやら楽しそうに話をしていた。

 ゴメス・ザ・ヒットマンに、今後1年をかけて架空の新しい街を作ることをテーマに、その街で起こる“僕”“君”“彼”“彼女”のストーリーを長編小説風に作品にしていく予定があると知ったのは、それからすぐのことだった。あのクラブ以来、山田くんには会っていない。いや、一度だけ新宿の歌舞伎町に移転したばかりの老舗ロック系のライブ・ハウスでチラリと会ったが、その時にもそんな話はしなかった。だから、私がそんなことを感じていたから急にそういう物語り風のアイディアをとりいれてくれたというわけではないのだけれど、なんとなく、誰にも言えないくらいになんとなく嬉しくなった私は、「山田くん、同じことを考えていたよ」と彼あてのEメールを書いてみたが、うっかりアドレスを聞いてなかったので送信することなくそのまま消去しなければならなかった。

 ここに届いた『new atlas e.p.』はその新たな街を彩るストーリーの第一章になるのだという。なんでも、「僕たちのニューアトラス」「街をゆく」「北風ロック」「夜に静かな独り言」という収録のこの4曲で、まずはその街の地図を作っているのだそうだが、ここに描かれた街は、どうやら雪が舞い上がり北風の吹く冬の景色のようだ。冬にスタートする物語りはそれこそ冬空にまたたく星の数ほどあるけれど、山田くんは、ゴメス・ザ・ヒットマンは、このまだ寒い冬の景色に覆われた真新しいストーリーをこれからどう紐解いていくのだろう。『weekend』とは一味違ったピンと背筋がのびるようなキメ細かいギター・サウンドに触れながら、私は今、あの日大音量のクラブで文庫本をくれた山田くんが実はミュージシャン以上にソングライター以上にストーリー・テラーだったことに一人納得している。

 ゴメス・ザ・ヒットマンは、この『new atlas e.p.』からストーリーを綴りそして語っていくのだ。それが、山田くんにとって“ネオアコを語る”ことになるのか。次回会った時に、ちゃんと逃げないようにつかまえて聞いてみようと思った。

1999年10月 岡村詩野
Thank you for Mr.Hosaka



15年のコントラスト。先週愛猫ポチが亡くなってから僕は頓挫していた保坂和志の「未明の闘争」というタフな本に再び向き合いはじめたところだった。「猫のいた暮らし」はこないだの武蔵小山でもいろんな思いを巡らせながら歌ったし、当然週末のライブでも歌うことになります。15年前に詩野さんにこの文章を書いてもらったときに、保坂和志の名前を出してくれて嬉しかったのだけど、それ以上にニンマリして感心したのは詩野さんが普段の文章スタイルではなく完璧に“保坂流”な語り口でこの長い手紙のようなライナーを書いてくれたことでした。明日の京都はなんだかとてもいい夜になりそうな気がします。もしも屋はご飯がとても美味しいとのこと、ぜひおなかをすかせて遊びにきてください。京都ならではの選曲も用意しました。15年目の“週末”の夜をとても楽しみにしています。



2014年6月27日(金)京都 もしも屋
山田稔明 X 岡村詩野:15年目の“週末”〜weekend 夜話

19:30開場20:00開演/予約2000円(ドリンク代別途)
出演:山田稔明(GOMES THE HITMAN)、岡村詩野(音楽ライター)

GOMES THE HITMAN『weekend』リリースから今夏で15周年を
記念してデビュー当時から交流深い音楽ライター岡村詩野さんと
ともに15年を振り返ります。思い出話やここだけの話、そしてこれから。
山田稔明ミニライブにもご期待ください。美味しいご飯を食べながらの
15年目の“週末”、金曜日の夜は京都もしも屋で合流しましょう。

山田稔明オフィシャルサイトRESERVEにて予約受付中

京都 もしも屋
京都市下京区五条上がる西橋詰町771-1
17:00-23:00(毎週月曜定休)
TEL 075-748-1181  
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緑と猫に捧げる歌(月あかりのナイトリスニングvol.4)

今週月曜日のこと。武蔵小山アゲインでの“月あかりのナイトリスニング”4回目はCDと写真絵本のリリースに絡めて“緑”と“猫”についてのトークとライブということになっていました。予期せぬポチの急逝があり、イベント企画者のペット・サウンズ・レコード森陽馬さんにもいろいろ気を使っていただいたのだけど、このかけがえのないタイミングで想いを吐露することができてよかったと思う。月曜日の夜にも関わらずお客さんもたくさん来てくれて泣いてくれて笑ってくれてとても嬉しかった。これまでの3倍の、満席のお客さんでした。第一部のトークでは“緑”と“猫”についての陽馬さんとのおはなし。“緑”と聞いて僕の頭に真っ先に浮かんだのはサイモンとガーファンクルの「木の葉は緑」でした。タイトルとは裏腹に「どんな緑の葉っぱもやがて枯れていく」という歌詞、「ハローとグッバイがすべてなのさ」と歌われる歌。僕はポチの看病中もいなくなってからもポール・サイモンの歌を聴いたし、この五十嵐くんの日記によると五十嵐くんが最初にポチに会った夜もポール・サイモンを聴いていたらしい。

ライブでは最初に「夏の日の幻」を歌った。これは背筋を伸ばしておなかに力をいれないと歌えない歌、気持ちを引き締めるのにふさわしい1曲。「猫のいた暮らし」ではみんなハンドクラップまでしてくれた。村田和人さんの新作のために歌詞を書いた歌をステージで歌うのは2度目だったけど「自分のための歌のようだった」と言われるほどこの季節にフィットしていた。中村佑介イラストブック「きららちゃん」のための「Qui La Laの夏物語」も来たるべき夏に手を伸ばすような、猫が背伸びをするような歌。そして新しい歌を歌いました。「ポチの子守唄」というタイトル、文字通りポチを看病する日々のなかで、夜も寝ないで背中を撫でながら鼻歌で歌っていたフレーズをまとめてコードをつけて演奏可能な歌にした。ひねくれたり意味深なところのひとつもない真っ直ぐな祈りの歌になった。また歌いたいと思う。この日歌った「日向の猫」は忘れないと思う。予期せぬアンコールでは「hanalee」を。ポチは僕にとっての魔法の竜だったのもな。お花やお気遣い、アンケートへのメッセージなどすべてに感謝。こんなに愛されている猫を僕は他に知らない。

この日記を書いている間に午後の4時を回りました。ちょうど1週間前の今頃ポチは逝ってしまって、そこからの今日の初七日までとても長く、しかしあっという間だった。“初七日”とは故人が三途の川のほとりに辿り着き、これから渡る川が激流か急流か緩流かが決まる日だそうです。僕は朝から「向こう岸まで泳げないなら川を渡るな」と歌われるAmericaというグループの「Don't Cross the River」を何回も聴きました。ぽっちゃん、舟で行けよ。

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予定通り明日から京都、そして加古川への旅です。27日(金)京都もしも屋では旧知の音楽ライター岡村詩野さんと15周年を迎えたGOMES THE HITMAN『weekend』を中心としたトークを。門外不出のここだけの話もあるかもしれません。詩野さんが監修する雑誌は「KITTEN」というタイトル、猫の話にも及ぶでしょう。28日(土)は西の故郷といえる加古川チャッツワースでの『weekend』全曲演奏を含むステージ。チケットは完売していますが、なんとか収容人数を増やす手筈をお願いしていますので諦めずに問い合わせてみてください。いつもは留守番でさびしい思いをしていたポチも一緒に連れていきますので、皆さんぜひ会いにきてください。


2014年6月27日(金)京都 もしも屋
山田稔明 X 岡村詩野:15年目の“週末”〜weekend 夜話

19:30開場20:00開演/予約2000円(ドリンク代別途)
出演:山田稔明(GOMES THE HITMAN)、岡村詩野(音楽ライター)

GOMES THE HITMAN『weekend』リリースから今夏で15周年を
記念してデビュー当時から交流深い音楽ライター岡村詩野さんと
ともに15年を振り返ります。思い出話やここだけの話、そしてこれから。
山田稔明ミニライブにもご期待ください。美味しいご飯を食べながらの
15年目の“週末”、金曜日の夜は京都もしも屋で合流しましょう。

山田稔明オフィシャルサイトRESERVEにて予約受付中

京都 もしも屋
京都市下京区五条上がる西橋詰町771-1
17:00-23:00(毎週月曜定休)
TEL 075-748-1181



6月28日(土)@ 加古川 チャッツワース
“夜の科学 in 加古川〜retrospective15+5”

開場18:00/開演19:00/前売3500円(ドリンク代別途)
出演:山田稔明(GOMES THE HITMAN)

山田稔明の旅の始まりの場所と言える加古川にて昨年クリスマス
以来のライブ開催が決定しました。リリースから15周年を迎える
GOMES THE HITMAN『weekend』全曲演奏を含むスペシャルな
内容のライブとなります。乞うご期待!

*チケットは完売、現在キャンセル待ちでのお申し込みを受け付けています
電話でのお問い合わせ 079-420-1707(営業状況により受付対応出来ない場合がございます。)

紅茶と英国菓子のCHATSWORTH
〒675-0065加古川市加古川町篠原町4−7
TEL 079-420-1707
  
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2014年06月25日

昨日のこと/太った猫の話



昨日のこと、朝からたまプラーザで撮影。ずいぶん前から決まっていたスケジュールで、日程の変更を気遣うメールもいただいたのだけど予定通りに(持っていくべきものをカバンごと忘れたり散々でしたが)。現場へ向かう車の中で聴いていたラジオ、インターFMの「バラカンモーニング」で今週代打パーソナリティの萩原健太さんが愛猫ポチのために捧げる歌を流してくれた。KINKSの「Phenomenal Cat」、湿っぽくならないようにと選曲。フルートが踊り、猫の声のようなコーラスが歌う可愛い歌でした。ポチが具合が悪い日々、夜寝ないで付き添って背中を撫でて夜が明けて、朝7時にバラカン・モーニングが始まるとその滋養ある音楽の選曲にほっとして少しだけ眠れていたので感謝の言葉とともにメールを送っていたのでした。

撮影現場では「苦悩が滲み出てるのをそのまま撮りましょうよ」ということになって、信頼する気の置けない仲間うちでの作業だったので無理に笑ったりしなくてよくて助かった。つつがなく撮影は終了しアメリカン・ダイナーでみんなで美味しいランチを食べました。モノクロのフィルムで撮ってもらうのは多分初めてなので、仕上がりが楽しみだ。お昼から渋谷をぶらぶら。気が付くとぼんやりしてしまっている時間が多いから大好きなレコード屋さんに行けば気が紛れるかな?とポチがいなくなってから初めてのレコードハンティング。ポチを看病している2週間、そして亡くなってからもずっと音楽を流していましたがどうしても聴ける音楽は限られてきて、R.E.M.の『Unplugged 1991-2001』がずっと流れて、Conor Oberstの新譜も胸に静かに染みて、そして思い出したようにターンテーブルに乗せてその声と言葉に癒やされたのがポール・サイモンのベスト盤でした。

アトラクションショーのような雹まじりの雷雨のなか帰宅。雨が上がった夕方にお世話になった動物病院の先生やスタッフの皆さんに改めて挨拶に。ポチは院長先生が学会で不在のときに急変して逝ってしまった。庭のある新しい家に越してきた2011年からずっと看てもらった先生の顔は僕にダライ・ラマ法王を思わせる。だからいつも先生に会うと心が落ち着いて救われた。とても厳しい先生で楽観的なことはあまり言ってくれなかったけど、昨日の診察室での先生はとても優しくて寛大でその言葉は僕の胸のなかの固まりを少し溶かしてくれました。「ポチは美味しいものを好きなだけ食べて甘やかされて何も我慢しないで最後までこんなにふっくら太って、腎臓の寿命を全部使いきって逝ったんだから幸せな一生だったよ」と。先生にお礼に、と「ひなたのねこ」と『緑の時代』を渡すと「あなた音楽やってんのか。うちにはたくさん音楽家の猫が来るよ」と世界的に著名な猫好き音楽家の名前がいくつも出てきてびっくりして、その系譜に入れたことに誇らしく思った。先生にねだられて猫の絵とサインを描いて、看護婦さんたちも「これポチちゃんですか?可愛いですね!」と集まってくれて、ポチはここでも好かれていたなーと嬉しくなりました。

そして夜になって、買ってきたKINKSの『Village Green Preservation Society』(“GREEN”繋がりだ)を聴いた。僕は『ローラ対パワーマン』というアルバムが大好きなのだけど、初めてちゃんと聴いたこのアルバムも素晴らしかった。健太さんがポチのために選曲してくれた「Phenomenal Cat」にはこんな歌詞が歌われていた。朝からの一日の出来事を思って言葉にならないようないろいろな感情がうずまきました。いつまでも未練たっぷりにネコネコ言って申し訳ありませんがこれまでの自分の生活の8割くらいが猫ありきなものだったのでどうかご容赦ください。たくさんのメール、メッセージ、お花、お気持ちに個別にお返事できなくてすみません。もう少し待っててください。週末の京都と加古川にはポチも連れていきます。



Phenomenal Cat/The Kinks

猫が住んでいた。驚異的な猫が。
一日じゅうごろごろ転げまわるのが好きで
満足気に樹の下にすわるその猫を
だれも邪魔をすることはできなかった。
食べるのが生きがいでいつも太っていたし
その姿のままでいるのが猫の望みだった。

大きくて太った猫だったけれども
世界はすべて猫にとっていい場所だった。
地図を眺めて猫は行ったことのある場所を指さした。
カールスバッド、インド、カトマンドゥ、シドニー諸島にハイファに…
  
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2014年06月24日

“月あかりのナイトリスニング”(2014年6月23日SETLIST)



2014年6月23日(月)@ 武蔵小山ライブカフェアゲイン
“月あかりのナイトリスニング vol.4”


1.夏の日の幻
2.猫のいた暮らし
3.緑の車
4.Brand New Day, Brand New Song(村田和人さんへの歌詞提供曲)
5.Qui La Laの夏物語
6.夜の海を走って月を見た(高野寛 カバー)
7.ポチの子守唄
8.些細なことのように
9.日向の猫
10.サニーレタス

EN
11.hanalee


  
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2014年06月23日

昨日のこと



このブログはいつからか「昨日のこと」という書き出しで始めるようになったのだけど、6月に入ってからは毎日が大変なことばかりで慌ただしく、寝ないで昨日と今日がくっついているような日も多くなって、ぼんやりした話題やイベント告知、15周年の思い出話などを書き連ねていました。昨日はポチの身体がなくなってから初めての朝。ものすごい虚無感に打ちのめされながらも眠れずに朝6時くらいから起きだしてポチのことをお知らせする文章を何回も推敲しながら書きました。

午後からポチの写真をいれるフレームを買いにいって、そのままお世話になった動物病院へ挨拶に行く予定だったのだけど少し時間が開いたので原宿VACANTでの高野寛さんのライブのリハーサルにちょっと立ち寄らせてもらって少しの間高野さんの歌を聴かせてもらった。「確かな光」のギターイントロだけで心が揺さぶれるような。音楽ってすごい。8月にリリースされる高野さんのトリビュート・アルバムに参加させていただいた(詳細はこちら)。「夜の海を走って月を見た」という大好きな曲。

吉祥寺に戻ってきても家でご飯という気分にならないのでカフェ長男堂で栄養のあるものを食べさせてもらう。ポチのことが大好きだった店主はまた何回も何度も泣くから僕も笑いながら泣く。20時半にブログにポチのことをお知らせする文章を公開。そこから土砂降りの雨のような皆さまからのあたたかい言葉、なぐさめの言葉、ポチへの言葉、祈りの言葉。僕はもうずっと夜中まで(朝になっても)めそめそ泣いていましたが、本当にポチはたくさんの人から愛された猫でよかったなあと思いました。皆さんからのメールやメッセージにまったく返事できていませんがしばし時間をください。ポチがどれだけ可愛かったかをまた自慢させてください。まだまだ心も体もぐらぐらとして頼りない山田稔明ですが、どうかご理解のうえ静かに眺めていてください。

まずは今日、武蔵小山ライブカフェアゲインでの“月あかりのナイトリスニング”が仕事始めです。昨日ポチを一緒に連れていけるような諸々を手にいれたので、今日13年目にして初めてポチは留守番じゃなくて僕と一緒にライブ会場に行くことになります。いいところを見せたいので頑張って面白くします。仕事帰りにぜひお立ち寄りください。



2014年6月23日(月)@ 武蔵小山 ライブカフェアゲイン
PET SOUNDS RECORD presents
“月あかりのナイトリスニング Vol.4”

出演:山田稔明/司会進行:森陽馬(PET SOUNDS RECORDS)
18:30開場/19:30開演入場料:2,500円(予約)、3,000円(当日)

<GOMES THE HITMAN山田稔明のルーツとなった音楽をアナログ・レコードを
楽しみながらファンの方々にも聴いていただき、より音楽の良さを知ってもらう>
ことを主旨にした1部トーク&2部ライヴのスペシャル・イベントの4回目は
「緑」と「ねこ」がテーマの何を話すかわからないスペシャル回です

オフィシャルサイトRESERVEにて受付中
武蔵小山 ライブカフェアゲイン
〒142-0062 品川区小山3-27-3 ペットサウンズ・ビル B1F
イベント予約受付TEL:03(5879)2251
  
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2014年06月22日

愛猫ポチについて皆さまへ御報告があります

愛猫ポチについて皆さまへの御報告

皆さんに悲しく寂しく、とてもつらい報告をしなければなりません。
僕が2001年秋から13年一緒に暮らしてきた愛猫ポチが6月19日に逝ってしまいました。
僕自身が未だ呆然として信じられず、どれだけ泣いても涙が枯れずに溢れてきます。

ポチは14歳だった去年の夏に体調を崩し、病院で末期の腎不全だと告げられました。
それでもポチは頑張って復調し、秋からはまたとても幸せそうにいつもの元気な姿で
僕の暮らしを彩り豊かなものにしてくれました。病気は立ち去ったと思いました。

この6月に入ってポチは急に食欲と元気がなくなって、すぐ病院に連れていきましたが
腎臓病はかなり症状が進んでいました。毎日病院に行き、レクチャーを受けて自宅でも
点滴をするような日が続きました。ポチは鳴いたり暴れたりせず(いつも病院で褒められました)
可能性を求めて片道1時間の2つ目の病院通いも頑張った。最後の1週間は本当に過酷で苦しくて
なにをしてやれるでもないのに僕は寝ないでポチの背中や頭、のどを撫でて過ごしました。
最後の1日はすべてを病院の先生に託して入院させました。僕は深大寺で当病平癒の願掛けと
三鷹下連雀の禅林寺の太宰治のお墓にもポチのことをお願いしにいったのだけど
その日の夕方ポチは自分で息をするのを、心臓を鳴らすのをやめてしまいました。
しかしポチは最後まで体重を減らすことなく(獣医さんも不思議がっていました)
毛艶もすべすべつるつるで、顔もとても可愛く、きれいな姿をしていました。
フォトジェニックだったポチの意地だったのでしょう。

こんなに悲しく苦しくつらく寂しい思いを僕はこれまでの人生でしたことがありません。
27歳のときからずっと一緒に暮らしたポチは僕にとっての宝物だったのだなあと思います。
ポチが見せてくれた風景は僕に“新しい青の時代”と“緑の時代”をもたらし
日々撮りためたスナップは「ひなたのねこ」という写真絵本になりました。
ポチは僕と暮らして何を思っただろうか、とここ10年分の日記を見返してみて
きっと毎日楽しくノドを鳴らして甘え放題で幸せな13年だったのではないかと
そう思うことでこの喪失感と対峙しているところです。ポチは今年で15歳でした。
6月19日の桜桃忌に逝き、6月21日の夏至の日に魂になりました。

僕自身が疲労困憊、手一杯だったのでこの闘病のことを皆さんに伝えることができませんでした。
ポチを好きな友人、関係者、ファンの皆さまにこの文章で初めてこの事実を伝えることを
心から申し訳なく思います。ポチが一番お世話になった何人かの友人たちが集まってくれて
19日から二晩、ポチの亡骸は大好きだったリビングの日向の窓際で眠りました。
荼毘に付す日の朝は家じゅうの好きだった部屋に連れていき、大好きだった庭で過ごし、
最後にソファの上で「日向の猫」という、ポチが僕に書かせた歌をポチのためだけに歌ってあげました。
長い手紙と「ひなたのねこ」、庭に咲き誇る紫陽花を切ってポチのまわりに置きました。
いつも紫陽花の庭をパトロールしていたポチにとてもよく似合っていました。

皆さんにポチのことをずっと憶えていてもらえたら嬉しいです。
これまでいろいろありがとうございました。ポチを好きになってくれた人、
「かわいいね」とちやほやしてくれた人、これからもポチを思ってもらえたらポチも喜ぶでしょう。
いつも留守番ばかりだったけど、これからは旅先へもポチと一緒に行けるような気がします。


ぽっちゃん、安らかに。
僕はおまえのことが大好きでした。
これからも何もかもを忘れないと思います。


2014年6月22日

山田稔明

DSC07947


なお、現在開催予定のイベントやライブはすべて予定通り行います。まずは
明日23日(月)武蔵小山ライブカフェアゲインでのイベントでもなるべく
ポチの話をするようにします。皆さんに手を合わせていただけるような写真を
用意したいと思いますので可愛いポチに声をかけにきていただけたら嬉しいです。
僕もきっと心が揺れ動いて泣いたり笑ったり散々な感じになるかもしれませんが
しばらくはポチがくれたものの大きさを再確認する季節にしたいと考えていますので
どうか山田稔明とポチ、GOMES THE HITMAN.COMを今後ともよろしくお願いします。  
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2014年06月21日

来週はトーク&ライブふたつ

個人的に慌ただしい日々が続いてバタバタしていますが、長いお休みが終わっていよいよ来週からは新しい季節、ライブ再開です。武蔵小山ライブカフェアゲインと京都もしも屋でのイベントはまだお席に余裕があります。ぜひご来場ください。チャッツワースでのライブも完売御礼!


2014年6月23日(月)@ 武蔵小山 ライブカフェアゲイン
PET SOUNDS RECORD presents
“月あかりのナイトリスニング Vol.4”

出演:山田稔明/司会進行:森陽馬(PET SOUNDS RECORDS)
18:30開場/19:30開演入場料:2,500円(予約)、3,000円(当日)

<GOMES THE HITMAN山田稔明のルーツとなった音楽をアナログ・レコードを
楽しみながらファンの方々にも聴いていただき、より音楽の良さを知ってもらう>
ことを主旨にした1部トーク&2部ライヴのスペシャル・イベントの4回目は
「緑」と「ねこ」がテーマの何を話すかわからないスペシャル回です

オフィシャルサイトRESERVEにて受付中
武蔵小山 ライブカフェアゲイン
〒142-0062 品川区小山3-27-3 ペットサウンズ・ビル B1F
イベント予約受付TEL:03(5879)2251



2014年6月27日(金)京都 もしも屋
山田稔明 X 岡村詩野:15年目の“週末”〜weekend 夜話

19:30開場20:00開演/予約2000円(ドリンク代別途)
出演:山田稔明(GOMES THE HITMAN)、岡村詩野(音楽ライター)

GOMES THE HITMAN『weekend』リリースから今夏で15周年を
記念してデビュー当時から交流深い音楽ライター岡村詩野さんと
ともに15年を振り返ります。思い出話やここだけの話、そしてこれから。
山田稔明ミニライブにもご期待ください。美味しいご飯を食べながらの
15年目の“週末”、金曜日の夜は京都もしも屋で合流しましょう。

本日より山田稔明オフィシャルサイトRESERVEにて予約受付開始

京都 もしも屋
京都市下京区五条上がる西橋詰町771-1
17:00-23:00(毎週月曜定休)
TEL 075-748-1181
  
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2014年06月20日

「Qui La Laの夏物語」にまつわる物語



イラストレーター中村佑介くんのイラストのために歌詞を書く依頼を受けたのが今年の2月、東京に大雪が降る前のことでした。編集を担当するのが2000年に一緒に『cobblestone』の小説やパンフレットなどを作った清水浩司さん(著書「がんフーフー日記」が映画化決定!)であるという縁深い繋がりにも驚きながら僕はその仕事を快諾するわけですが、続いて届くメールには歌詞を書くにあたって参考になるようにと、“きららちゃん”という架空のキャラクターについて「書店系の文系アイドル」というざっくりとしたキャッチコピーと、詳細に書かれた彼女の履歴書が添付されていました。それによると彼女は東京三鷹市の下連雀に住む18歳で、「東川篤哉から安部公房、横溝正史からサガンまで乱読気味」な文学少女らしい。それで、最初に僕の頭に浮かんだのが下連雀の禅林寺の、森鴎外の斜向かいにある太宰治のお墓のこと、そして6月19日の桜桃忌でした。近所に住んでいる“きららちゃん”が桜桃忌に手を合わせにいかないはずがないのです。僕が選んだ中村くんの絵は季節は夏、猫の耳をつけた女の子が金魚鉢や風鈴と一緒に描かれたものでした。

そして翌月3月17日にだれもいない静かな禅林寺の太宰のお墓の前まで行ってみたのです(その日のブログ)。その段階ですでに「雨降り/水無月/桜桃忌も過ぎて」という言葉とメロディはできあがっていて6月後半から7月の歌という設定にしました。僕は作詞作曲家として歌を作ることが主たるソングライターなので言葉だけを書くよりも歌詞とメロディをふんふんと歌いながら一緒に作るほうが得意です(「曲はどうやって?」と訊かれると「同時です」と答えるのはそういうことです)。禅林寺から帰る道すがら生き生きとしたリリックがするすると連なっていき、それはとても楽しい作業で、結局AメロからBメロ、そしてサビと一気にできあがり、あとはひたすら推敲して「Qui La La の夏物語」がついに完成します(提出したのは北とぴあプラネタリウム公演の前日3月25日でした)。その時点でリズムもメロディもできあがっていて、個人的には15年前にGOMES THE HITMANがリリースした『weekend』収録の「ストロボ」を2014年に更新するようなイメージが浮かんでいました。

「きららちゃん」の見本サンプルがポストに届いた日に中村くんに完成お祝いのつもりで僕は自宅作業部屋でデモをさっと録音して(楽しい作業でした)MP3を送るととても感動して喜んでくれたのでもっと喜ばせたくて、“きららちゃん”の少女性を付け足すために唐津からレッスンと曲作りのために上京してきていたガールズバンドたんこぶちんのまどかちゃんに来てもらってユニゾンとハーモニーの歌を重ねてもらった(その日の日記)。なんと偶然にも彼女は“きららちゃん”と同じ18歳なのでした。そして素材をまとめて3rdアルバム『新しい青の時代』すべてでミックスを担当してくれた手塚雅夫さんに託し、キリッと音を整えてもらいました。その音源を小学館の方がリリックビデオにしてくれたのが上の動画です。楽器演奏はすべて僕、ボーカルに関して僕が一箇所「太宰ならこう言うわ」という女性言葉が恥ずかしくて「太宰ならこう言うさ」と歌ってしまっていますが、そこは申し訳ない。本当ならキー合わせをして全編まどかちゃんに歌ってもらいたかったのだけど、若々しい可愛らしさはふんだんに加味されていると思います。「これなんって読むんですか?」と桜桃忌を知らないまどかでしたが、太宰に惹かれはじめるのはきっとみんな18歳を過ぎたあたりなのではないでしょうか。そして昨日の桜桃忌、ファンが集いさくらんぼがたくさん供えられた墓石に「こういう歌詞を書きましたので」と報告したところでした。発売予定もなにもない、しかし今年の夏のキラーチューンになりうるような良い曲だと思いませんか?何回でも聴いてもらえたら嬉しいです。


Qui La La の夏物語/山田稔明 feat. MADOKA(たんこぶちん)

小学館|きららちゃん  
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2014年06月19日

桜桃忌のお墓参り

写真-3

今日は朗読の日だそうだ(6.19)。それよりなにより太宰治の誕生日であり命日、桜桃忌なのだ。三鷹の禅林寺に行ったのは数年ぶり。墓石のくぼみにはさくらんぼ。黄金バットとウィスキー。熱心な文学ファンが集っていた。太宰の言葉を思うとき『斜陽』のなかの「生きている事。 ああ、それは、何というやりきれない息もたえだえの大事業であろうか。」が一番ぐっとくる。2014年に僕が書いた詩は「雨降り、水無月、桜桃忌も過ぎて/赤いチェリーはそっとソーダの泡に沈んでく」という始まり。太宰に、こういう歌詞を書きましたので、と報告。  
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2014年06月18日

“月あかりのナイトリスニング”開催迫る

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先週末から昨日まで梅雨なのに雨の降らない日が数日続きました。それだけで身体がぐっと楽になります。さて、5月8日のバンド編成ワンマン、月末28日モナレコードでのイベント以来のステージが週明けに。武蔵小山ライブカフェアゲインでの“月あかりのナイトリスニング”、ペット・サウンズ森陽馬さんとの定例トーク&ライブです。平日の夜に開催しているイベントなのでご来場いただいたことのない方も多いと思いますが、第一部は公開ラジオ的な楽しいおしゃべり、後半第二部は趣向を凝らしたセットリストでのライブという感じ。上の画像はその様子をレポートしたハンドメイドZINE「MONOLOG」からの転載です。皆さまぜひ一度参加してみてください。

ペット・サウンズがJ-WAVEの取材を受け、それが明日19日(木)のお昼に放送になります。なんと山田稔明の楽曲もオンエアいただけるとのことでどのような内容になっているか僕も楽しみにラジオの前でチューニングを合わせたいと思います。『BEAT PLANET』の中の『シュプリーム・サウンズ』というコーナー、12時25分頃から始まるとのことです。こちらもぜひお昼休みのお供に。“月あかりのナイトリスニング”、まだ席にゆとりがありますのでお申し込みをお待ちしております。



2014年6月23日(月)@ 武蔵小山 ライブカフェアゲイン
PET SOUNDS RECORD presents
“月あかりのナイトリスニング Vol.4”

出演:山田稔明/司会進行:森陽馬(PET SOUNDS RECORDS)
18:30開場/19:30開演入場料:2,500円(予約)、3,000円(当日)

<GOMES THE HITMAN山田稔明のルーツとなった音楽をアナログ・レコードを
楽しみながらファンの方々にも聴いていただき、より音楽の良さを知ってもらう>
ことを主旨にした1部トーク&2部ライヴのスペシャル・イベントの4回目は
「緑」と「ねこ」がテーマの何を話すかわからないスペシャル回です

オフィシャルサイトRESERVEにて受付中
武蔵小山 ライブカフェアゲイン
〒142-0062 品川区小山3-27-3 ペットサウンズ・ビル B1F
イベント予約受付TEL:03(5879)2251
  
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2014年06月17日

noteフォロワー500人到達記念に



今年の4月から始めた山田稔明のnoteがいつのまにか気づくと500人もフォローしていただいていた。気まぐれにさわったりさわらなかったりするサイトなのに定期的に見にきていろいろ買ってくれる方も多く、とても嬉しいです。500フォロワー突破記念に1曲オフィシャルリリースされていない楽曲を1曲フリーダウンロードできるようにしました(今週いっぱいの期間限定にします)。ぜひこちらからアクセスしてダウンロードして、できれば『緑の時代』の最後にくっつけてアウトテイクとしてお楽しみいただければと思います。

曲は「こんな夜は」というタイトルの、2005年頃作って2006年5月の高円寺SALON by marbletronでの“夜の科学 vol.6〜ペンと手帳とフォークソング”来場者に配布した限定CDRに収録されました。ギターとバンジョーとハーモニカと歌、ティピカルなフォークソングのコード進行で歌われます。非常にうらさびしい雰囲気ですが、そのまんま非常にうらさびしい気分のときに作った歌だと記憶しています。今聴くと寂しさよりも優しさのほうにフォーカスがいくかな。僕はこういう、ひたすら終わらなそうな歌が大好きなのです。歌詞を記載しておきます。


こんな夜は/山田稔明

何度僕は影を踏みつぶして
また立ち止まって手のなるほうへ
遠く離れた友たちよ 僕は今もここにいるよ

今日も僕は雨に濡れてゆくよ
また走り去ったバスが向かうほうへ
ちょっと疲れてひと休みで 僕はここで座っているよ


やっと僕は駅に辿り着いて
いま動きだしたオレンジ色の
各駅停車はひといきれで 窓の外は何も見えないよ


そっと夜が影を塗りつぶして
街灯りも空に滲んでゆくようで
放り出されて一人きりで僕はまたここで座っているよ


こんな夜は君に会いにいこう
どんな顔で君に会いにいこうか
どうか僕に良い言葉を 君が笑ってくれますように

どうか素敵なメロディーを君が笑ってくれますように


2006(C)toshiaki yamada
  
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2014年06月16日

ちいさなおにわをパトロール



週末から続いて梅雨の晴れ間の月曜日。うちの小さな庭にはアジサイの花が咲く。本当は真っ青なアジサイが好きなのだけど薄紫色の花にもだんだん愛着が湧いてきた。今年もサニーデイ・サービスの「あじさい」が脳内再生される季節。冬の終わりくらいに庭師さんがやってきて「そんな短く刈り込んだら刈り込んだら今年花咲かないんじゃ…」というくらいにバサバサと裁ち落とす。しかし何回か雨が降るとちゃんと生い茂るから自然の力というのはすごい。東京に住むようになって20年ちょっと経ちますが庭がある家に住むなんて思ってもいなかったから毎日面白い。

春の頃にはいつもよくばって何種類も野菜の苗を買ってきて農園ごっこ、しかし今年はピンポイントで愛情を注ごうとトマトだけの山田農園。早くも面長の実がつき始めていて嬉しい。梅の木には毎年カイガラムシという、ぞっとするようなビジュアルの害虫がついて(庭師さんに頼んで駆除してもらうのです)梅の実が付かなかったのだけど、なぜか今年はそのカイガラムシが発生していない。8月あたりになると草もぼうぼうでやっかいな蚊も登場するので、ちょうど今が最後の快適な庭かもしれない。すでに木々は茂りすぎているので早く庭師さんに来てもらいたいところだ。  
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2014年06月15日

また15年昔の話

weekend


weekend_in

天気のいい週末にぼんやりとまた15年前のことを思い出している。このブログを始めたのが2004年(10年前)だし、1999年はまだ自由に操れるコンピューターを持たなかったので、当時の画像やデータがなくてほんの少しの資料しか残ってないのだけど、とにかく15年前の6月はたくさん旅をして毎週のように歌を歌っていたみたいだ。GOMES THE HITMAN『weekend』発売日の1999年6月5日あたりのスケジュールはこんな感じでした。


1999年 5月30日 タワーレコード札幌ピヴォ店
1999年 6月4日 タワーレコード名古屋近鉄パッセ店
1999年 6月5日 タワーレコード梅田店/HMV心斎橋店
1999年 6月6日 WAVE梅田店/タワーレコード心斎橋店
1999年 6月12日 HMV渋谷店(フル・バンド・ライブ)
1999年 6月13日 WAVE池袋店
1999年 6月20日 タワーレコード新宿店/HMV池袋店
1999年 6月25日 HMV横浜店
1999年 6月26日 HMV天神店


ものすごく稼働している!今はないレコード屋さんもたくさん。一日二回まわしのダブルヘッダーも少なくなく、当時の忙しさがよくわかる。この全国を回るインストアツアーでGTHは「インストアイベントでよく売れる=偶然初めて音を聴いてその場で買ってくれるお客さんがたくさんいる」という法則がレコード会社と事務所の共通見解となり、その後のリリースのたびにストアライブをたくさんやるようになったのだけど、正直この頃のことは忙しすぎてほとんど詳細を憶えていない。インストアイベントをやるのにもお金が必要なわけで当時のレーベルがどれだけバンドに手をかけてくれたかがわかる。『weekend』のレコ発ライブは翌月1999年7月の渋谷屋根裏で行われたのだけど、これも今考えると非常に意外な会場選びで、どうしてそういう流れになったのかも僕自身の記憶の中にぽっかりと空白な部分がある。ああ、この頃の日記があればなあ。

ライブヒストリーを紐解いてみるとこの時期、6月22日に大阪バナナホール(ここももうない)でジェリー・リー・ファントム、エレファント・モーニング・コールとともにFM大阪とLマガジン共催のイベントに出演しているが、これは多分に「GOMES THE HITMAN」といういかついネーミングが招いた身分不相応なライブだったのではないか。この日の演奏後とても落ち込んだことをなんとなく憶えているし、こういうこちらの意思とは違う解釈で対応されることも少なくなかったように思います。その、7月渋谷屋根裏での『weekend』レコ発ライブは超満員で大盛況だったという記録があって、ステージが信じられないくらい暑かったことも憶えている。もしタイムマシンがあるなら観客として観にいきたいと思うが今のところタイムマシンは(皆さんご存知のように)ない。一番タイムマシンに近いのはやっぱりCDから鳴る音だろうか。再生ボタンを押すとキュルキュル、パーッと時間が巻き戻る。
  
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2014年06月14日

2014年のコナー・オバースト



Bright Eyesのレコードを初めて買ったのは2005年、『ripple』のジャケット撮影のために訪れたサンフランシスコのAmoeba Musicだった。それまで「エモ」とか「ローファイ」という先入観があったのだけど、当時2枚同時発売になったジャケットを店頭で見てなにか惹かれるものがあって『I'M WIDE AWAKE, IT'S MORNING』と『DIGITAL ASH IN A DIGITAL URN』の2枚を買って帰国したのです。で、そこから僕はずっとその2枚を繰り返し繰り返し聴くことになり、今でもレコード棚の取り出しやすいところにいつも置いてある。初めてのソロアルバムを作るときにはこのBright Eyesの2枚のイメージが常に頭にあって、生楽器メインの1枚と打ち込みメインの1枚を同時発売するつもりで2007年から制作を始めたのだけど、結局先に打ち込みメインの(Bright Eyesなら『DIGITAL ASH..』)『pilgrim』、そして生演奏でレイドバックした(『I'M WIDE AWAKE, IT'S MORNING』的な)『home sweet home』を2009年、2010年と続けてリリースすることになったのでした。

そして昨日、Bright Eyesこと、Conor Oberst(コナー・オバースト)のノンサッチからリリースされた新作アナログが届いた。サンフランシスコのアメーバでの出会いから数えて9年になるが、今作も素晴らしい。ボブ・ディランを継ぐ若者と目された彼のソロ名義のアルバムは自由で軽やかでありながら意味深。ポール・サイモン的な跳ねる感じも新鮮(前作での「ぼくのコダックローム」カバーはその前兆だった)歌詞を読みながらじっくり聴く時間を持ちたいと思う作品、今年のベストディスク候補。ダブルジャケットで重量盤LP2枚組、リリックシートと同内容のCDも封入されていてずっしり重い。これこそフィジカルなレコードを買う醍醐味、喜び。ライブがしばらくお休みのこの季節、日がな音楽と猫で手いっぱい。


  
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2014年06月13日

来週、J-WAVEで

DSC06814

昨日の杉さんのラジオに出ていても「最近東京のライブがすぐ売り切れるので地方へ行っています」というメッセージがあったり、告知しようにも売り切れているから言い出しにくいとか、いろいろ小さなハコでの親密なライブにも問題があるなあと考えているところです。8月は恵比寿天窓switchでのライブなのでもっとたくさんの方に観ていただけると思います。現在発表されているライブで席に余裕があるのは今月23日(月)の武蔵小山ライブカフェアゲインと27日の京都もしも屋、ともにトーク&ライブといういつもとは違う内容の催しです。“つぶやき”禁止の門外不出発言にもご期待ください。ぜひこちらへもご来場いただきますように。

武蔵小山での“月あかりのナイトリスニング”はペット・サウンズ・レコードの森陽馬さんと一緒に始めたイベントですが(上の写真は前回の様子です)先日ペット・サウンズがラジオの取材を受けたそうで、なんと来週6月19日(木)12時40分頃、J-WAVEの『BEAT PLANET』という番組のなかの『シュプリーム・サウンズ』というコーナーで山田稔明の楽曲が紹介されるそうです。J-WAVEというのはどこの会社にも所属していない僕のような音楽家には敷居が高い憧れの局で、去年は『新しい青の時代』から「予感」が突如オンエアされてびっくりしたのでした。今回は何が流れるのか今から楽しみ。感謝の気持ちを込めて今回の“月あかりのナイトリスニング”もいつも以上の饒舌で面白くしたいと思います。



2014年6月23日(月)@ 武蔵小山 ライブカフェアゲイン
PET SOUNDS RECORD presents
“月あかりのナイトリスニング Vol.4”

出演:山田稔明/司会進行:森陽馬(PET SOUNDS RECORDS)
18:30開場/19:30開演入場料:2,500円(予約)、3,000円(当日)

<GOMES THE HITMAN山田稔明のルーツとなった音楽をアナログ・レコードを
楽しみながらファンの方々にも聴いていただき、より音楽の良さを知ってもらう>
ことを主旨にした1部トーク&2部ライヴのスペシャル・イベントの4回目は
「緑」と「ねこ」がテーマの何を話すかわからないスペシャル回です

オフィシャルサイトRESERVEにて受付中
武蔵小山 ライブカフェアゲイン
〒142-0062 品川区小山3-27-3 ペットサウンズ・ビル B1F
イベント予約受付TEL:03(5879)2251
  
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2014年06月12日

from 世田谷 to 日本じゅう



雨の武蔵野を出て三軒茶屋のキャロットタワーへ。杉真理さんがMCを務める「アフタヌーン・パラダイス」にゲスト出演させてもらう。世田谷区は雲の切れ間、地上26階のサテライトスタジオからの眺めはいつも気持よく深呼吸したくなる。複雑な雲の動きと見下ろす東京の街よ。杉さんと会うとホッとする。また吉祥寺で楽しく飲みたいな。世間話、猫の話などあってから本番。『緑の時代』から「high tide」(リクエストのメッセージありがとうございました)、そして中村佑介くんのイラストブック「きららちゃん」がきっかけて誕生した「Qui La Laの夏物語」の女性ボーカル(唐津のガールズバンドたんこぶちんのMADOKA嬢)をフィーチャーした音源を特別にオンエア。最後は「猫のいる暮らし」とたっぷりおしゃべりさせていただきました。最近ラジオ番組のサイマル化やラジコの制限解除などもあり、告知すると全国各地の人が聴いてくれるのが嬉しい。

杉さんは初めてお会いしたのが1999年の終わり頃、もう今年で15年になるのですね。いつも気にかけていただいて本当に感謝。山田稔明40歳、そして杉さん還暦(若い!)の師弟放談でした。  
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2014年06月11日

“新しい青”、そしてラジオのこと

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また『新しい青の時代』の話。1周年ということで。青春ゾンビというブログが言葉を尽くしてレビューしてくれた(僕の知り合いにも青春ゾンビを読んでいる人が多くて何通か「載ってたよ」とメールをもらった)。このエントリーを読んでから興味を持って『新しい青の時代』を手にする人のことを羨ましいなーと思う。このアルバムを作るのに僕はだいたい2年くらいかかったのでもう何千回楽曲をプレイバックしたか知れない。CDを聴いていても曲順、曲間の長さやすべての起伏を知っているから、もはやそこに100%の客観性はない。記憶喪失になって『新しい青の時代』を聴いたら僕は感動するだろうか。年をとって耄碌してぼんやりした僕がこのレコードを聴いて何かを思うだろうか。1年前の『BLUE』発売日に友人の志田一穂氏が綴ってくれた長い手紙のような寄稿文はこちら、ミュージック・マガジンの小沢健二特集号への執筆でも知られる皇學館大学文学部国文学科助教岡野裕行氏が寄せてくれた6000字越えの『新しい青の時代』考察文「『新しい』が描きだす新しい暮らし」はこちらからご購読いただけます。間もなくワールドカップも始まることだし、1年経ちましたがここはひとつサッカーのBGMもこのレコード、新しいブルーで。と言いつつ『緑の時代』はもうすぐ、7月7日から全国流通開始です。グリーンもよろしくお願いします。

昨日から今日にかけては to doリストを粛々とクリアしていく辛抱の時間。7月頭に新潟のほうで1時間特番の機械をいただいたので一人喋りの番組を自宅で録音。『緑の時代』を中心にした選曲だが、1曲だけまだ発売の予定もなにもない、誰に頼まれるでもなくレコーディングした新曲をもぐりこませました。明日はFM世田谷での杉真理さんの「アフタヌーン・パラダイス」にゲスト出演させていただくのだけど、明日ももしチャンスあればそのマル秘楽曲をオンエアするトライを。このFM世田谷の番組はインターネットのサイマル放送やスマートフォンアプリなどで全国でお聴きいただけるはずなのでぜひその全貌をご確認ください。番組へのメッセージやリクエストもお待ちしています。


<ラジオ出演情報>

明日!6月12日(木)FM世田谷「アフタヌーン・パラダイス」13:00-17:00
15:00-16:55は全国70局で放送/山田稔明ゲスト出演予定時間は15時30分頃となります


7月5日(土)新潟 FM PORT「PORT Tasting Music」(23:00-24:00)
1時間の山田稔明特集です/出演:山田稔明
  
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2014年06月10日

文字をたばねて



昨日のこと、一日粛々と地味な作業。えいや、と to do リストにたまっていた原稿仕事に手をつけて書き上げる。長いものも短いものも同じくらい神経を使う。適当にさらさらっというのが昔からできない。何文字で、と言われたらホールインワンみたいにぴったりの数字を狙いたくなるのだ。それにしても空気が水分を含んでじわっと重い。とどめとばかりに降る真夜中の雨は庭の紫陽花をもっと鮮やかに咲かせてくれるのだろうか。歌詞を読みながらR.E.M.を聴いた。音楽はタイムマシンのよう。2003年のベスト盤はかなり正確な歌詞対訳が載っているが2012年のベスト盤ではそれがもとの不正確なものに戻ってしまったようで残念。『アンプラグド』の日本盤はどうだろうか。

今日はラジオのためのコメント収録の日。時の記念日ということで一瞬一瞬の刹那を肌に感じるような一日を過ごしたい。




<LIVE INFORMATION 2014 SUMMER>

6月23日(月)@ 武蔵小山 ライブカフェアゲイン
6月27日(金)@ 京都 もしも屋
6月28日(土)@ 加古川 チャッツワース *SOLD OUT!
7月7日(月)@ 下北沢 lete *SOLD OUT!
7月27日(日)@ 中目黒 トラベラーズファクトリー *SOLD OUT!

ライブの予約、キャンセル待ちでのお申込みはこちらから  
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2014年06月09日

『新しい青の時代』から1年経って

ymd_blue_jacket_s 山田稔明/新しい青の時代(GTHC-0004)
 2013.7.7 ON SALE/¥3,000(tax in)

 1.どこへ向かうかを知らないならどの道を行っても同じこと
 2.一角獣と新しいホライズン
 3.光と水の新しい関係
 4.予感
 5.平凡な毎日の暮らし
 6.月あかりのナイトスイミング
 7.やまびこの詩
 8.光の葡萄
 9.日向の猫
 10.ハミングバード
 11.あさってくらいの未来(blue remix / bonus track)


 all songs written and
 produced by Toshiaki Yamada

 manufactured by GOMES THE HITMAN.COM


雨に暮れた週末で思ったこと。土曜日のお昼、今から15年前にリリースされたGOMES THE HITMANの『weekend』を歌詞カードを眺めながら聴いた。1曲目の「光と水の関係」から青さと若さと疾走感がほとばしっていて「このクリック、もたり気味なんだけど」と正しいテンポを刻む機械に文句を言っていたあの頃のことを猛烈に思い出した。歌詞カードにはコード進行が載っているのでギターを爪弾いたりもしてみたが今弾き語りで演奏するときとは少し違う響きの和音で奏でていることにも気付いた。「ready for lab」という曲は堀越、須藤の合作で、僕は極力レコーディングに参加しなかったので改めて聴くととても新鮮。「お別れの手紙」という曲はNew Orderの「Regret」のイントロがモチーフになっている。「雨の夜と月の光」がJudith Durhamの「I Wish I Knew」を下敷きにアレンジしたことを、今朝のバラカン・モーニングでデレク・トラックス・バンドのバージョンが流れてきてハッと思い出した。全部良い曲であっという間に聴き終えてしまう。青春の光と影を映し出す1枚だと感心しました。7月7日の下北沢lete公演に続き7月27日の中目黒トラベラーズファクトリーでの“weeekend”再現ライブも完売御礼ということで本当にありがとうございます。『weekend』を歌うこと今から楽しみです。

そして同じように土曜日の午後、雨の街を流しながらカーステレオで『新しい青の時代』を久しぶりに大きな音で聴いた。車のグローブボックスにそのCDしかなかったからなのだけど、これが本当に圧倒的に良い歌だらけで非の打ち所がなく、次の作品を作るのはとても大変だと溜息をつくほど客観的に聴き入ってしまいました。『weekend』の「光と水の関係」と「光と水の新しい関係」とのコントラストはとても興味深い。決して熟成とか円熟とかそういったものはなく、自分の声は未だ青臭い響きを湛えているなと思ったのです。『weekend』もいいけど、『新しい青の時代』はその何倍もいいな、と感じられてとても嬉しかったです。しばらくの間はこのアルバムが僕自身の最高傑作であることは間違いありません。

ブログを読み返していたら、ちょうど1年前の昨日はオフィシャルサイト通販で注文いただいた『新しい青の時代』を北海道から沖縄まで全国に発送した日でした。皆さんの暮らしに『新しい青の時代』の歌が寄り添いはじめてから1年が経ちましたが、今ではどんなふうに響いているでしょうか。『BLUE』はちょっとご無沙汰だなという方はぜひ今日あたり、1年経った『新しい青の時代』を聴いてもらえたら嬉しいです。「光の葡萄」は歌います。暮らしはどう?みんな。季節はもう今、と。季節はもう、水無月。




  
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2014年06月08日

憂鬱な雨の日はレコードを買いに/池袋CD&レコードフェア



昨日のこと。どれだけ降れば気が済むのか雨よ、とうんざり。薄暗い部屋では猫も機嫌悪くタンスの奥で丸くなって寝てしまった。何をしたら気が晴れるかと考えたら、好きなモノに触れることでしょう!と立ち上がりずぶ濡れになりながらも池袋まで出かけてだるま屋が主催する恒例のCD&レコードフェアへ。手を真っ黒にしながら2時間、時を駆けるレコード旅行でした(大げさではなく時間と距離をマインドトリップする感覚があるのですよ)。

僕は大学が巣鴨にあったので上京してからは下落合、練馬を経て池袋中心の生活をしていました。18歳から20代前半にかけて買ったレコードの8割は高田馬場と池袋で買ったのではないだろうか。月曜から金曜まで毎日CDを買って週末に気に入らなかったやつを買い取りに出して、また新しいのを買っての繰り返しの数年間が今の自分の糧になっていることは間違いない。だから学生の頃聴いていたりコピーしたりしていたアルバム(そのアナログ盤)を見つけると「あああ」と目を細めることになって、家のCD棚には色あせたCDがあってもついアナログで買い直してしまうのです(20年経ったCDと20年経ったLPとでは味わいが全然違うので)。

去年と同じ会場での催事でしたが、今年も外は大雨なことも忘れて隅から隅まで段ボールのなかを覗きこんでいる自分は端から見たら20歳くらいの青々とした学生に見えたかもしれません。帰り道で新宿のタワーレコードに寄ったらカリスマドットコムのインストアをやっていて、その流麗でガーリーなライミングに耳を傾けながら僕は坂本慎太郎の顔はねパネルで嬉々として写真を。端から見たら中2男子か?雨は降り止まないままですがとても楽しい一日でした。池袋CD&レコードフェアは今日18時まで。


今晩24時から中目黒トラベラーズファクトリー公演の予約受付を開始します。GOMES THE HITMAN1999年作『weekend』の楽曲を全曲弾き語りで演奏するライブになります。14時からの第一部、17時からの第二部、それぞれ席数限定となります。7月後半でもまだ梅雨明けしてないのかな。音楽だけでも晴れやかに鳴らしたいと思います。


2014年7月27日(日)@ 中目黒 トラベラーズファクトリー
TRAVELER’S SUMMER FESTIVAL 2014
“weekend” SPECIAL〜15年目の“週末”

出演:山田稔明(GOMES THE HITMAN)

第一部:14時開場/14時30分開演
第二部:17時開場/17時30分開演
ともに4,000円(特製トラベラーズノート+アアルトコーヒーがいれるアイスコーヒーとお菓子付き)
*コーヒーが飲めない方は事前にご連絡ください

今年もやります、トラベラーズファクトリーの夏フェス!
GOMES THE HITMANメジャー1stアルバム『weekend』
発売から15周年を記念して全曲再現のスペシャルなライブ、
当時からゴメスを愛聴しつづける徳島のコーヒーロースター
aalto coffee庄野さんのコーヒーの香りが演出します。乞うご期待!

GOMES THE HITMANオフィシャルサイトRESERVEにて6月9日(8日24時)より予約受付開始

トラベラーズファクトリー
〒153-0051東京都目黒区上目黒3-13-10
  
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2014年06月07日

京都の“週末”/中目黒の“週末”(追加公演情報)

weekend

weekend_in

昨晩、真夜中から7月の下北沢lete公演の受付はあっという間に定員に達してSOLD OUTに。たくさんのお申し込みとその労力に心から感謝します。『weekend』を弾き語りで再演するのは僕にとっても楽しみなことで、同じく6月28日の加古川チャッツワース公演も残席少なく楽しみにしてくれている人がたくさんいるのが嬉しいです。限られた人数でのライブが多いですがなるべくたくさんの方とこの時間を共有できたら。

日程がとても近くに迫っていますが、加古川公演の前日に京都でトークとミニライブを開催することにしました。とてもご飯が美味しいお店と聞いて、金曜日の夜にゆるゆるとお酒なんかも飲みながら15年経った『weekend』を肴に思い出話やここだけの話、今だから言えることやこれからの話を。トークの相手は岡村詩野さん!デビュー当時から仲良くさせていただいている音楽ライター、近年ではライター講座やラジオパーソナリティとしても活躍されている詩野さんが現在暮らす京都でしかできない“weekend”夜話です。会場のもしも屋さんは京都駅からも近く大阪方面からのアクセスもいいそうです。ミニライブもありますのでぜひ京都の皆さん、関西各地からもこの日限りのイベントへご来場ください。本日より予約受付を開始します(こちらから)。

そして東京、下北沢leteの完売を受けて“『weekend』全曲演奏ライブ”をもう1日、2ステージ制で。7月27日(日)、会場は中目黒にあるステーショナリーショップTRAVELER'S FACTORY。トラベラーズの夏フェスもついに3年目です。デビュー当時からGTHのファンだった徳島のコーヒーロースターaalto coffee庄野さんも駆けつけて美味しいアイスコーヒーをいれてくれます。そしてトラベラーズファクトリー公演でお馴染みのオリジナルノートも作ります。何かしら『weekend』的なモチーフをいれたトラベラーズノートをご来場いただいた皆さんにプレゼント(下の写真はこれまでトラベラーズに作ってもらったノートです)。こちらは週明けの6月9日(8日24時)からオフィシャルサイトRESERVEから予約を受付けます。





2014年6月27日(金)京都 もしも屋
山田稔明 X 岡村詩野:15年目の“週末”〜weekend 夜話

19:30開場20:00開演/予約2000円(ドリンク代別途)
出演:山田稔明(GOMES THE HITMAN)、岡村詩野(音楽ライター)

GOMES THE HITMAN『weekend』リリースから今夏で15周年を
記念してデビュー当時から交流深い音楽ライター岡村詩野さんと
ともに15年を振り返ります。思い出話やここだけの話、そしてこれから。
山田稔明ミニライブにもご期待ください。美味しいご飯を食べながらの
15年目の“週末”、金曜日の夜は京都もしも屋で合流しましょう。

本日より山田稔明オフィシャルサイトRESERVEにて予約受付開始

京都 もしも屋
京都市下京区五条上がる西橋詰町771-1
17:00-23:00(毎週月曜定休)
TEL 075-748-1181



2014年7月27日(日)@ 中目黒 トラベラーズファクトリー
TRAVELER’S SUMMER FESTIVAL 2014
“weekend” SPECIAL〜15年目の“週末”

出演:山田稔明(GOMES THE HITMAN)

第一部:14時開場/14時30分開演
第二部:17時開場/17時30分開演
ともに4,000円(特製トラベラーズノート+アアルトコーヒーがいれるアイスコーヒーとお菓子付き)
*コーヒーが飲めない方は事前にご連絡ください

今年もやります、トラベラーズファクトリーの夏フェス!
GOMES THE HITMANメジャー1stアルバム『weekend』
発売から15周年を記念して全曲再現のスペシャルなライブ、
当時からゴメスを愛聴しつづける徳島のコーヒーロースター
aalto coffee庄野さんのコーヒーの香りが演出します。乞うご期待!

GOMES THE HITMANオフィシャルサイトRESERVEにて6月9日より予約受付開始

トラベラーズファクトリー
〒153-0051東京都目黒区上目黒3-13-10  
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2014年06月06日

今晩24時から “weekend” LIVEの予約受付スタートです



昨日のこと、午後からイトケンさんが遊びにきて、夕方から入れ替わるようにミルブックスが打ち合わせに。関東もついに梅雨入りで天気も不順。みんな家にいるとなぜかグターっと寝てしまうという話、気圧のせいかな。これから数日雨が続くので憂鬱。いくつになっても「雨は名ばかりの月のしずくだから」というふうに前向きに詩的には考えられないものですね。この15年来、何度もリスナーの皆さんから「雨の日も『雨の夜と月の光』を聴くと前向きに頑張ろうと思えるんです」という言葉をもらってきたのだけど。曲はいったん空気に触れると独り立ちするものなのです。

昨日はGOMES THE HITMAN『weekend』リリースから15周年ということで、自分と『weekend』との出会いや思い出にまつわるTwitterのつぶやきを見つけ、とても嬉しく感じられて時間の蓄積に勇気づけられてたくさんリツイートしてしまいました。昨日はバタバタと過ごして落ち着かなかったので今日にでもゆっくり15年前の記録を聴き返してみようと思います。まず来月7月7日の下北沢lete公演での“weekend”全曲再現ライブの入場申込を日付の変わる今晩、6月7日0時(6日の24時ね)からオフィシャル通販STOREチケットセクションにてスタートします。ぜひこの機会をお見逃しなく。


7月7日(月)@ 下北沢 lete
“夜の科学 in 下北沢〜小箱のなかの音楽 5”

開場19:30/開演20:30/前売3500円(ドリンク代別途)
出演:山田稔明(GOMES THE HITMAN)

『新しい青の時代』から1年、『緑の時代』全国流通開始の
七夕の夜にleteでのライブ開催決定!1999年に発表された
GOMES THE HITMAN『weekend』から15周年を記念して
全曲再現セットを含む
スペシャルな公演です。乞うご期待!

下北沢 lete
〒155-0032東京都世田谷区代沢5-33-3
TEL: 03-3795-0275
  
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2014年06月05日

15年目の“週末”/『weekend』再考

15年前の今日、6月5日はGOMES THE HITMANがメジャーレーベルから初のフルアルバム『weekend』をリリースした記念すべき日です。正直言うと「まだ15年しか経っていないのか…」という感覚もありますが、近年どんどん自分でもこのアルバムのことが好きになってきて不思議な感覚を味わっているところです。これを作ったとき僕は25歳でした。ライブ会場と通販で販売しているハンドメイドZINE「MONOLOG」には10号以降でアニバーサリーを記念して過去の作品(1997年の『GOMES THE HITMAN in arppegio』から)をセルフレビューしているのですが、今日は『weekend』回顧の記事を転載したいと思います。興味を持った方はぜひライブ会場や通販で「MONOLG」を手に取ってみてください。

『weekend』補足:すべての曲は練馬か池袋で書かれました(夏の海から遠く離れたところです)。個人的には当時はラジオプッシュ曲(ラジオでかけてもらうときの推し曲)は「猫のいる暮らし」だと思っていました。胸に秘めていたコンセプトはガチャガチャとしたギターポップにブルース・ホーンズビーのようなピアノが乗るサウンド、「長期休暇の夜」ではそんな感じになったと思います。「何もない人」は原田宗典「しょうがない人」に由来。当時これを完成させたときに、次のアルバム制作のことを考えて「また10曲『weekend』並の楽曲を書かないといけないなんて…」と絶望したことを憶えています(その後リリース毎にその絶望を乗り越えていくわけですが)。当時のスタッフとメンバー、ゲスト陣、エンジニアとレーベルスタッフとデザイナーとで死に物狂いで作り上げた1枚しか作り得ないデビュー作です。

weekend
  
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2014年06月04日

6月7月のライブ情報/15年目の『weekend』再考

retrospective_logo


<retrospective15+5 SUMMER 2014:15年目の週末>


6月28日(土)@ 加古川 チャッツワース
“夜の科学 in 加古川〜retrospective15+5”

開場18:00/開演19:00/前売3500円(ドリンク代別途)
出演:山田稔明(GOMES THE HITMAN)

山田稔明の旅の始まりの場所と言える加古川にて昨年クリスマス
以来のライブ開催が決定しました。リリースから15周年を迎える
GOMES THE HITMAN『weekend』全曲演奏を含むスペシャルな
内容のライブとなります。乞うご期待!

*チャッツワースにて本日正午より予約受付を開始します
電話でのご予約 079-420-1707(営業状況により受付対応出来ない場合がございます。)
メールお申し込み chatsworth_tearoom@me.com まで(お名前、人数、連絡先TELを記入)

紅茶と英国菓子のCHATSWORTH
〒675-0065加古川市加古川町篠原町4−7
TEL 079-420-1707



7月7日(月)@ 下北沢 lete
“夜の科学 in 下北沢〜小箱のなかの音楽 5”

開場19:30/開演20:30/前売3500円(ドリンク代別途)
出演:山田稔明(GOMES THE HITMAN)

『新しい青の時代』から1年、『緑の時代』全国流通開始の
七夕の夜にleteでのライブ開催決定!1999年に発表された
GOMES THE HITMAN『weekend』から15周年を記念して
全曲再現セットを含む
スペシャルな公演です。乞うご期待!

*6月7日よりオフィシャルサイトSTOREにて入場申込受付開始

下北沢 lete
〒155-0032東京都世田谷区代沢5-33-3
TEL: 03-3795-0275



7月24日(木)@ 吉祥寺 Star Pine's Cafe
“結局は、とてもシンプル。”

出演:樽木栄一郎、龍之介、高橋徹也、山田稔明
開場18:30/開演19:00/前売¥2900 当日¥3300(ともにドリンク代別途)

いつも素敵なラインナップのライブにお誘いをいただく
吉祥寺SPC、今回も共演者を聞いて即答の楽しみな宴に。
6月7日よりスターパインズにてチケット販売開始、
GTHオフィシャルサイトRESERVEでも予約を受付けます。

吉祥寺 スターパインズカフェ
武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1
TEL:0422-23-2251



加えてすでに告知済みのこちらへもたくさんのお申し込みお待ちしております。

6月23日(月)@ 武蔵小山 ライブカフェアゲイン
PET SOUNDS RECORD presents
“月あかりのナイトリスニング Vol.4”

出演:山田稔明/司会進行:森陽馬(PET SOUNDS RECORDS)
18:30開場/19:30開演入場料:2,500円(予約)3,000円(当日)

<GOMES THE HITMAN山田稔明のルーツとなった音楽をアナログ・レコードを
楽しみながらファンの方々にも聴いていただき、より音楽の良さを知ってもらう>
ことを主旨にした1部トーク&2部ライヴのスペシャル・イベントの4回目です。
テーマは<緑とネコ>、これまでで一番漠然としていて何が起こるかわかりません!

オフィシャルサイトRESERVEにて受付開始しました
武蔵小山 ライブカフェアゲイン
〒142-0062 品川区小山3-27-3 ペットサウンズ・ビル B1F
イベント予約受付TEL:03(5879)2251  
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淀みなき清流、草葉集



昨日のこと。夕方までずっと猫とごろごろ語り合い、夕方から渋谷WWWで the album leaf のライブを。前回の来日を見逃しているから2010年春の渋谷AX以来4年ぶり(AXもとうとうなくなってしまった)しかも今回はジミー・ラヴェルひとりでのソロパフォーマンスということで期待して出かけました。アルバム・リーフは「ONE CALIFORNIA DAY」という映画の音楽がきっかけではまり、バンドとソロの音像のバランスなどで影響を受けた時期があった(アルバム・リーフとはジミー・ラヴェルのソロユニット)。僕が2008年秋頃出した「harvest moon ep」という会場限定CDRにはその頃の模索と試作が収録されていて、それはのちに『pilgrim』のなかの「harvest moon theme」と『home sweet home』の「harvest moon」、それといくつかの映画音楽に昇華したのでした。

ということで、全身を耳のようにして開演を待つ。ステージにはサンプラーやシンセなどのエレクトロ・デバイスとギター、MacBook。後方スクリーンに灯が灯り、髪が短くなったジミー・ラヴェル登場して2時間のステージ、淀みのない清流のような音楽を堪能しました。フェンダーローズのイメージが強かったが今回のギターとルーパーの手さばきは見事でした。以前バンドセットのライブを観たときにも印象的だった音と同期するLED照明は今回のソロセットでも効果的、スクリーンの映像もジミー・ラヴェルのMacBookから操作されて投影されていて驚きました。とても静かで熱心なフロアの雰囲気がその音楽にふさわしい感じがして「あああ今日も良いものを観させてもらったなあ」としみじみ。

今回アルバム・リーフは中国4公演を含むとてもタフなアジアツアーだったらしいのですが、ちょうど僕が台湾に行く予定だった前日に台北のTHE WALLというライブハウスで彼のライブが予定されていて、ジミーも雷雲たれこめる雨の台北の空を睨みながら粥を食べたりマッサージを受けたりしたのだろうか。そのライブハウスのHPにはアルバム・リーフは「草葉集」という漢字表記がなされていて、とても素敵な響きだなと思いました。水無月の草葉集、雨が降り始める前の素晴らしい時間でした。  
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2014年06月03日

猫とシンガーソングライター



昨日のこと。コーエン兄弟監督作品「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」を観にいきました。すでに素晴らしいサウンドトラックでその音楽に触れていたので良い映画だということは予測がついていたのだけど、予想以上に魅せられました。劇中に猫が出てきて、彼が助演男優賞並みの演技をする。冒頭ニューヨークの街の風景を見つめる猫の表情を見ていたらなぜか涙が出てきて「この感情はなんだろうか?」と不思議に思いました。誰目線?

デイヴ・ヴァン・ロンクというディランが憧れた伝説のフォークシンガーの自叙伝が原案となっているので「Puff」のピーター、ポール&マリーや敏腕マネージャーのアルバート・グロスマンなど実在の人物をモチーフにしたと思われるキャラクターも散見され、音楽史的な見方でも楽しめました。主演のオスカー・アイザックの歌も独特の雰囲気があってよかった。コーエン兄弟らしい映像美も含めて極めてアメリカ的、実は感覚としては前日のテイラー・スウィフトから地続きで巻き戻ったアメリカーナという印象でした。連綿と続く音楽エンタテイメントの歴史。

久しぶりに新宿でレコードハンティングをして、ふんふんと鼻歌を歌いながら帰路、吉祥寺feveで行われているSPOONFUL✕福田利之展へ。丁寧に作られたカトラリーが並び、あれもこれも欲しくなる。福田さんの絵も展示販売されていました。開催は今週土曜まで。映画のなかの猫を観て胸を締め付けられた感情は帰宅してすぐ愛猫を抱きしめる行為へと僕を駆り立てました。猫とシンガーソングライターの日常です。

  
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2014年06月02日

Taylor Swift “the RED tour”(2014年6月1日 @ さいたまスーパーアリーナ)



昨日のこと。幾度と抽選に外れながら春の終わりにようやく手に入れたテイラー・スウィフト一日限りの来日公演。まさにプレミアムチケットとなったさいたまスーパーアリーナでのコンサートの日になりました。僕がテイラー・スウィフトのファンになったのは『Fearless』という2008年作の2ndアルバムの頃なのだけど、強烈なポップアイコンへと昇り詰めてもその確固たる音楽の根幹は良質なカントリーミュージックにあって、リリースのたびに楽しませてくれます。関東は30度を越える季節外れの陽気。最新作は『RED』ということでドレスコードもRED、真っ赤なTシャツを着て挑みました。

さいたまスーパーアリーナの周りにはピッチ細めのボーダーに赤いスカートやパンツを履いた女の子たちがたくさん。テイラー・スウィフトのファッションを真似た彼女たちのことを“Swifties”と呼ぶらしいのだけど(今朝のテレビでは「テイラー女子」と命名されていた)その数の多さとバリエーションの豊富さは目に鮮やかでお祭りのようでした。ティーンエイジャーと20代がメインなのでは、という印象。これだけの子たちがチケット争奪戦を必死で勝ち抜いてきたかと思うと“好き”という感情はなにものよりも強い感情だなあとしみじみする。グッズ売り場へ並ぶ列はさいたまスーパーアリーナを何周かしていてこれは無理だとあきらめました。僕のチケットはアリーナスタンディングで整理番号が2000番近く。開場時間から30分ほど経ってようやく会場内へ、否が応でもわくわくしてきます。

そして開演。真紅のカーテンにテイラーのシルエット、耳を裂くような歓声、そして極上のポップミュージック。若い観客たちがみんな歌詞を正確にシンガロングすることにも驚かされました。オペラグラスで覗くテイラーの見目麗しき姿…。天は二物を与えることがまれにあるのか、否、努力と鍛錬の賜物か。ギターバンジョーの弾き語りから始まる「Mean」は僕が思う彼女の音楽の真骨頂、さっきまでポップなサウンドを聴かせていたバンドがマンドリンやフィドルでアメリカーナな演奏で聴かせる。端正なメロディに乗る可愛い恨み節の歌詞を会場全体で歌う楽しさ。

ライブ中盤で花道を通ってアリーナ後方のステージに移ったテイラーはそこで数曲の弾き語りを。その距離数メートル、こんな近くで観れるとは思わなかったし(額ににじむ汗まで見えた)一番好きな「You Belong with Me」をシンプルな歌で聴けて感動しました。年甲斐もなく念願の、両手で輪っかのハートの形を作って捧げるミッションも完遂。大きなスクリーンには次々と効果的な演出がなされ、90分の映画のようなステージについついiPhoneのカメラを向けてしまいました(プロ仕様機材以外の撮影は許可されていました)。オープニング直後にほんのわずかに見せたボーカルピッチのほころびも含めて「生身の人間テイラー・スウィフトがそこで歌っている」という実感をまざまざと伴う完璧なコンサート、アメリカ音楽の歴史の蓄積とその芳醇さを再確認した夜でした。


  
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6月のライブは武蔵小山で

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昨年秋からスタートした武蔵小山の名レコードショップPET SOUNDS RECORDSの森陽馬さんとの“月あかりのナイトリスニング”を6月23日(月)に行います。平日の夜にひそやかにやりたい放題と少しの毒づき、テーマを決めてトークとライブを楽しむ企画です。上の写真は前回3月に“映画”をテーマに行ったときの模様、そして4回目の今回は新譜『緑の時代』の全国流通と写真絵本「ひなたのねこ」の好評を受けて“緑/猫”というこれまでで一番漠然としたテーマに挑みます。

武蔵小山には日本一長いアーケードの商店街があってとても好きな街です。いつも遊びにいくたびに「さて今日はなにを食べようか」と迷ってしまいます(だいたい決まってラーメンを食べます)。駅を出てすぐのPET SOUNDS RECORDSで丁寧に書かれたポップを眺めて「最近CDなんて買ってないなあ」という方もお店の方にいろいろ話を聞いてみてください。トーク&ライブは階下のアゲインというカフェで行います。このお店も大瀧詠一さんに認められたナイアガラー石川さんが切り盛りする素晴らしい空間です。ぜひ一度“月あかりのナイトリスニング”にお越しください。本日より予約受付を開始します。


2014年6月23日(月)@ 武蔵小山 ライブカフェアゲイン
PET SOUNDS RECORD presents
“月あかりのナイトリスニング Vol.4”

出演:山田稔明/司会進行:森陽馬(PET SOUNDS RECORDS)
18:30開場/19:30開演入場料:2,500円(予約)、3,000円(当日)

<GOMES THE HITMAN山田稔明のルーツとなった音楽をアナログ・レコードを
楽しみながらファンの方々にも聴いていただき、より音楽の良さを知ってもらう>
ことを主旨にした1部トーク&2部ライヴのスペシャル・イベントの4回目です。

オフィシャルサイトRESERVEにて受付開始しました
武蔵小山 ライブカフェアゲイン
〒142-0062 品川区小山3-27-3 ペットサウンズ・ビル B1F
イベント予約受付TEL:03(5879)2251
  
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2014年06月01日

台湾帰り式足裏マッサージ



昨日のこと。本当なら台北での最後のご飯を食べているころだが、日本は吉祥寺の自宅スタジオで朝から録音編集作業。午後になって前日に台湾から帰国したイトケンさんが自転車でうちへ。台湾で合流して遊ぶはずだったのに!「やっと会えたね…」「あえて台湾土産は買ってこなかったから」と近所で買ってきてくれた麩まんじゅうをつまみながらいろいろ旅行話を聞く。なんだか僕も行ったような気分になってきたが、これは必ずリベンジしないと気がすまない。滞在中毎日マッサージを受けたというイトケンさんはポチに足裏マッサージをして、ポチは微妙な顔をしていました。

夜になって唐津のガールズバンドたんこぶちんのボーカルまどか来宅。家にあがるなり「ポチ様、ポチ様。ああ、かわいい…」と猫カフェ状態に。ポチは14歳でまどか18歳だが、ひとつ気付いたのはポチが彼女を年下扱いしていること。イトケンさんが来たときのような子どもっぽいとろんとした表情を見せず「あたい、この子と遊んであげてるのにゃ」というお姉さんの雰囲気がある。「しっぽ、かわいい…」とうっとりしながら、まどかちゃんもイトケンさんと同じようにポチに足裏マッサージしていました。

レッスンや曲作りで佐賀から上京中だった彼女、今僕が作っているデモに歌を吹き込んでもらいたくてわざわざ来てもらったのだけど、1時間ちょっとのセッションで狙い通りの清々しいボーカルが録れて、できあがりがとても楽しみだ。金曜日にはスージー・クアトロのステージを観て今日は埼玉でテイラー・スウィフトを観るという18歳のボーカリストは毎日が刺激的で毎日感性の身長が伸びているのではないだろうか。ポチ様はそんな彼女を姉さんの瞳で眺めていました。同郷者なのでウルフルズ新譜ラストの「メイドインジャパン」を聴いて「佐賀の扱い、おいしい!」と喜びあいました。たんこぶちんは今度小学校の大センパイ高田タイスケ率いるPLECTRUMと対バンします。

そして、あっという間に6月がやってきた。


  
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