2014年10月31日

月を見て何を想う(2014年10月30日 @ 青山 月見ル君想フ)



昨日のこと。4人組ポップバンド[lifter]からお誘いを受けて彼らのレコ発イベントに出演。青山の月見ル君想フはかつては良く出演していたハコ、Kickingbirdsでワンマンをやったりもしたがなんと2008年1月以来(そのときはベベチオと渡辺シュンスケくんと一緒だった)6年半以上のブランクとなった。この日限りのオリジナルカクテルとして「月あかりのナイトスイミング」なるものを用意してくれていた。ステージ背後に大きな月があって、そこに投影される映像や光がとてもきれいなのでセットリストには月や星が登場する曲を並べました。


2014年10月30日(木)@ 青山 月見ル君想フ
“[lifter] presents fargic vol.2”


1.三日月のフープ
2.一角獣と新しいホライズン
3.アップダイク追記
4.星に輪ゴムを
5.月あかりのナイトスイミング(w/ none* from [lifter])
6.手と手、影と影
7.あさってくらいの未来
8.太陽と満月





久しぶりに歌った「三日月のフープ」では思ったとおりちゃんと三日月を投影してくれて嬉しかった。初の全国流通盤をリリースした[lifter] の気持ちを想像して、僕らが初めてメジャーリリースしたミニアルバムから秋の歌「アップダイク追記」を。冬が来るまで何度も歌いたい歌だ。前日に観た「ジャージー・ボーイズ」効果か、「星に輪ゴムを」と「あさってくらいの未来」のファルセットがすーっと伸びていく感じがしたのだけど、それは天井の高いライブハウスでの歌唱だっただけではないはず。45分のステージでしたが物語性のある充実した内容だったような気がします。終演後たくさんCDをご購入いただきました。

「月あかりのナイトスイミング」は急遽 [lifter]のボーカル/キーボードのnone*ちゃんにお願いして合奏。この歌はピアノで奏でると曲が喜んでいるようで。価値あるセッションでした。なかなか若いバンドとの共演は少ないですが、この日はmomoも[lifter]もとても良くて、ステージ展開やMC、バンドサウンドなども面白くて刺激になりました。誘ってくれた[lifter]、くにやんに感謝。レコ発のふわふわした嬉しさ楽しさが溢れた空間、平日なのに遅くまでとても賑やかな夜だったな。




そして本日真夜中の日付が変わる24時(11月1日0時)からは12月1日“夜の科学 in 下北沢〜小箱のなかの音楽7”の入場お申込み受付開始です。12月の第1週はソロ弾き語り、山田稔明 with 夜の科学オーケストラの7人編成バンド、そして40歳最後のステージはGOMES THE HITMANです。すべてが違う内容の、アニバーサリーイヤーに相応しいウィークにしたいと思います。ぜひすべて目撃していただきたい。


2014年12月1日(月)@ 下北沢 lete
“夜の科学 in 下北沢〜小箱のなかの音楽7”

19:00開場/20:00開演/料金3,500円(ドリンク代別途)
出演:山田稔明

小さなスペースでの定期演奏会も回を重ねてはや1年、今年の12月の、
山田稔明40歳での最後のソロ弾き語りワンマンはleteにて行います。
アニバーサリーイヤーに相応しい内容での親密な空間にご期待ください。
*通販STOREチケットセクションにて11月1日0:00からチケット販売開始!
http://gomesthehitman.shop-pro.jp/?pid=82782035

下北沢 lete(http://www.l-ete.jp/
〒155-0032東京都世田谷区代沢5-33-3
TEL: 03-3795-0275  

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2014年10月30日

映画「ジャージー・ボーイズ」を観て四季を想う



最近会う何人もの知人と「『ジャージー・ボーイズ』は観た?」という会話を交わした。早く観たい!と思っていたクリント・イーストウッド監督作品「ジャージー・ボーイズ」をうちから一番近い劇場の上映期間ぎりぎりのレイトショーに間に合った。映画館で観る映画は「インサイド・ルーウィン・デイヴィス」以来、まだポチが元気だった頃。今年はじめのフランキー・ヴァリ来日、映画の日本公開直前の先月に彼らのプロデューサーだったボブ・クリューが亡くなるというタイミング。しかし僕自身はフランキー・ヴァリおよびザ・フォー・シーズンズを熱心に聴いたことがなかった。

しかし予備知識がなくても映画は僕をどんどん惹き込んでいき、アメリカの豊かさと貧しさ、光と影、そしてエンターテイメントのスポットライト眩しいステージとその舞台裏のコントラストが絶妙に描かれます。映画の元になった大ヒットミュージカルのキャストによる説得力のある歌唱はぐいぐいと物語を引っ張っていき、2時間超えの尺もあっという間でした。「FOUR SEASONS=四季」とはよくできた名前。映画は10代の青年たちの才能が萌芽する春から始まって夏、秋、冬と季節を変えていく。そしてこれから先の5つ目の季節がまだ続いているところが素晴らしい。

バンドというのは4人組の場合、2対2に別れたり1対3で対立したり4人4様に孤立して散り散りバラバラになったりするものだ。解散してなくなってしまうグループもいれば、なんとか走り続けるグループもいるし、長い時間を経てそれぞれの支流がもとの大きな川に合流することもある。「ジャージー・ボーイズ」を観て、バンド結成黎明期の情熱のような契りのようなものに願いをかけて音楽を鳴らし続ける彼らの姿に感動して、僕自身も“バンド”についていろんなことを思いました。

個人的にはフランキー・ヴァリとザ・フォー・シーズンズの楽曲に、同じニュージャージー州出身のブルース・スプリングスティーンへの影響を見て興味深かった(サウンドもとても斬新だった)。奇跡のファルセットと謳われたフランキーの声、長いツアーやプレッシャー、ストレスでアルコールや薬物などいとも簡単にその美しさをなくしてしまう要因もたくさんあっただろうに80歳になっても歌い続けているということに感嘆する。「音楽に対して真面目である」ということが何より大事なのだと再確認しました。今日予定しているライブ演奏曲目を眺めてみたらファルセットで歌う曲がひとつもないことに気付いて、今まさにセットリストを再考しているところ。フランキー・ヴァリ効果で今日はいつもよりももっと高く美しい声で歌えそうな気がする。

今晩、青山月見ル君想フにてライブがあります。ぜひに。


2014年10月30日(木)@ 青山 月見ル君想フ
[lifter] presents “fargic vol.2”

18:30開場/19:00開演/前売2,500円(ドリンク代別途)
出演:[lifter]、momo、山田稔明(GOMES THE HITMAN)
オフィシャルサイトRESERVEフォームにて予約受け付け中

青山 月見ル君想フ
〒107-0062 港区南青山4-9-1シンプル青山ビルB1F
TEL 03-5474-8115  
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2014年10月29日

明日は青山でお月見、3連休最後は鎌倉で本の話



今朝は朝からカフェでモーニングを食べながら打ち合わせ。いつも不思議に思うが、コメダ珈琲ってなんでこんなに四六時中賑わっているのだろうか。明日は誘ってもらった[lifter]のレコ発イベントで久々の対バンライブ。青山の月見ル君想フで歌うのはいつぶりだろうか…。とてもきれいな満月が昇るハコ、選曲も「月」に絡めてみようかと思います。ただイベントでひとりで歌うだけではつまらないのでセッションなども画策したりしつつ、若手バンドの初の全国流通盤のリリースをお祝いしにいきたいと思います。興味のある方はぜひ青山まで。


2014年10月30日(木)@ 青山 月見ル君想フ
[lifter] presents “fargic vol.2”

18:30開場/19:00開演/前売2,500円(ドリンク代別途)
出演:[lifter]、momo、山田稔明(GOMES THE HITMAN)
オフィシャルサイトRESERVEフォームにて予約受け付け中

青山 月見ル君想フ
〒107-0062 港区南青山4-9-1シンプル青山ビルB1F
TEL 03-5474-8115



そして週末の三連休、タイミングがあえば鎌倉での「ひなたのねこ」展に在廊しようと思っていますが、11月3日の祝日にトーク&ミニライブのイベントを。徳島アアルトコーヒーの庄野さんとの今年何度目かの“対バン”です。“貸し切り図書館”という本を語りながらライブをする恒例企画の特別編。庄野さんは犬を飼っているので「ひなたのねこ」展で何を語るのかが楽しみです。僕は好きな本を何冊かお客さんに抽選でプレゼントしようと思っていますのでぜひご来場ください。新潟北書店でも小規模ながら出張ひなたのねこ展を展開していただいていて嬉しい。ぜひこちらも。


2014年11月3日(月・祝) 貸し切り図書館12冊目 「ひなたのねこ」特別編
18:30開場/19:00開演/料金 2,500円(アアルトコーヒーのドリップコーヒー付き)

山田稔明(GOMES THE HITMAN)×庄野雄治(アアルトコーヒー)
恒例の「貸し切り図書館」は山田稔明とアアルトコーヒー庄野雄治氏による
「ひなたのねこ」特別編。演奏はもちろん、山田と庄野さんが厳選した動物に
まつわる本についてのトークも。

ご予約方法:
タイトルに「11/3 貸し切り図書館」、本文にお名前、人数、ご連絡先を明記の上
mail : belleandnatary@yahoo.co.jp まで
tel 0467-38-6336(水〜日 11:00〜18:00)
メールの方は折り返しご予約完了メールを返信いたします。

鎌倉 moln(http://cloud-moln.petit.cc/
鎌倉市御成町13-32 2F 
0467-38-6336(11:00-18:00 月火 休)
  
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2014年10月28日

12月1日 “夜の科学 in 下北沢〜小箱のなかの音楽7”開催決定!

DSC0832612月第1週はすでに6日のソロバンド編成“夜の科学”、7日GOMES THE HITMANでの7年ぶりの“猫町オーケストラ”の開催が発表されていますが、12月1日にソロ弾き語りでの下北沢lete公演が決定しました。いつもleteでは良い演奏ができます。前回のlete公演の翌朝にポチ実があらわれました。奇跡すら呼び起こすハコです。ということで、山田稔明40歳最後の1週間はソロ弾き語り、ソロ7人編成バンド、そして4人のGOMES THE HITMANというこれまでのキャリアすべての演奏形態での3公演となります。ぜひすべてのステージを目撃してください。


2014年12月1日(月)@ 下北沢 lete
“夜の科学 in 下北沢〜小箱のなかの音楽7”

19:00開場/20:00開演/料金3,500円(ドリンク代別途)
出演:山田稔明

小さなスペースでの定期演奏会も回を重ねてはや1年、
今年の12月の、山田稔明40歳での最後のソロ弾き語り
ワンマンはleteにて行います。アニバーサリーイヤーに
相応しい内容での親密な空間にご期待ください。
*通販STOREにて11月1日0:00からチケット販売開始!

下北沢 lete(http://www.l-ete.jp/
〒155-0032東京都世田谷区代沢5-33-3
TEL: 03-3795-0275  
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新潟2days【DAY2:2014年10月26日 北書店】



旅2日目も快晴。久々の旅は抜けるような青空を背景にした“青い旅”になった。燕市から新潟市へ40分くらいか、お昼すぎにゆっくり移動。目指すはピアBandai、2年前に食べてとても美味しかった回転寿司屋さん。このピアBandaiは豊かな新潟の台所の象徴のような市場で、産直野菜や肉、お米、果物などが並ぶ。30分ほど並んで回転寿司、どのネタも芳醇で食べるたびにため息が出る。満足。新潟市へは2年ぶりだが、とても居心地がいい。川があって海があって、洞窟のように奥深い良いレコード屋がある。キングコングという中古レコード店で小一時間発掘に没頭。噂のマリールゥは日曜店休、カフェ通りである古町通りで休憩。

そしてこの日の会場である北書店へ。ツバメコーヒーを介して今回のライブが実現した本屋さん。おしゃれなブックカフェのようなお店を想像していたのだけど、訪ねてみるといわゆる昔からあるような街の本屋さんという風情。高校生くらいの男の子たちが立ち読みしていたり、おじちゃんが本を探しにくる。おばあちゃんが「ブルース・スプリングスティーン」というメモを持ってきたので『明日なき暴走』を取り寄せたというエピソードが微笑ましくて好き。店主の佐藤さんは僕と同い年、良いヴァイブレーションを放つ人。ライブの準備、本棚をみんなで押してスペースを作る。ポチの写真を飾って即席の出張ひなたのねこ展も設営。佐藤さんも猫飼いということで、このお店には猫関連の本がたくさんおいてありました。

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日が暮れて開演。前日とはまったく違う、曲かぶりがひとつもないセットリストでのライブは自分自身にとっても新鮮で、なかにはまったくのぶっつけ本番の久しぶりに歌う歌もありました。本屋さんで歌う「アップダイク追記」は格別。書棚で見つけた「アップダイクと私」という本を紹介。「明日は今日と同じ未来」を歌いながら同時に「あさってくらいの未来」とのコントラストを味わったり、「bon voyage」のコーラスを楽しんだり。「星に輪ゴムを」「手と手」と続けて歌って、来年でリリースから10年を迎える『ripple』をもう一度吟味したいなという気持ちになる。ポチを想う後半のパートもグッときました。

終演後はまたたくさんの皆さんにサインと握手を。2日連続で来てくれた人、1年ぶり、2年ぶりの顔、神戸で対バンしたことがあったシンガーの姿もあり嬉しかった。コーヒーをサーブしにきてくれたマリールゥさんとは一昨年福島あんざい果樹園で出会って以来の嬉しいコラボレーションでした(珈琲豆をアアルトの豆にしてくれる心づかい)。そして二日間ともアシストしてくれたツバメコーヒータナカさんにも感謝。仔猫のポチ実のためにライブ終了後すぐ帰ることになりましたが、ぎりぎりまで北書店佐藤店長とも本の話など盛り上がり再会を約束。出張ひなたのねこ展を引き続きあと2週間ほど展示してもらうことになりました。僕のお薦めの猫本も近々そのスペースに並ぶかもしれませんので新潟の方はぜひ北書店まで足をお運びください。2日間、新潟の人々と風土に抱擁された楽しい時間でした。ありがとうございました。

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新潟2days【DAY1:2014年10月25日 ツバメコーヒー】

先週末土曜日のこと。新潟までは車で4時間、だいたい名古屋、福島と同じくらいか。3年連続で新潟に歌いにいくことができるというのは結構画期的なことだ。デビューして以来3年前まではキャンペーンで一度しか行ったことのない街だったのだから。車にアコースティックギターもエレキギターもアンプからなにから東京でライブをやるのと同じ機材を詰め込んで出発。天気は快晴。夏の関西遠征以来の旅(そのときは台風直撃)わくわくしながら高速道路の上。



旅路の途中で僕の目を楽しませてくれるのは青い空と赤緑黄色と紅葉する木々のグラデーション。去年HARCOとのツアー時も11月の山並みと風景に「わああ」と何度もため息のような感嘆の声が出たが今回も。天気に恵まれてよかった。1年前はスピードを出しすぎてパトカーに捕まるという旅の始まりだったので今年はゆっくり確実にアクセルを踏む。

予定通りの時間に燕市に到着、3年連続3回目のツバメコーヒーだ。最初の年はアアルトコーヒー庄野さんと一緒にプレオープンイベント、去年はHARCOと、そして今年はイラストレーター大塚いちおさんと開店2周年を祝う。壁を壊してスペースをつなげたりレイアウトを変えたりしてツバメコーヒーの様子はリニューアルしていて、より“カフェ”としての空間が育っていました。番犬クロスケも元気。大塚さんはすでに到着、そしてさっそく会場設営準備。ステージ真ん中にスクリーン、その左手に僕のスペース、そして右側の机で大塚さんがイラストを描く様子がスクリーンに投影されるシステム。リハーサルらしい予行演習は一切やりませんでした。“飛び立つコトノハ”というタイトルは僕がつけたもの。以前坂本美雨さんの朗読と大塚さんの絵のイベントを観たときに絵と言葉、声が舞い上がっていくように感じたので、僕もそんなコラボがやりたいと思ったのです。



そして開演。いくつかのテーマでパート分けして演奏していきます。僕は新しいビンテージのエレキギターを初お披露目。まずは紅葉の「ORANGE」がテーマ齢50歳のギターで100年以上前に書かれた「もみじ」を。3番の歌詞は僕が書き下ろして付け足した。「やまびこの詩」を歌うと弥彦山ロープウェイとそこから見た景色を思い出す。次のセクションは「HOME」というテーマで「home sweet home」、3年連続で来た燕市はもう第2の故郷と呼んでもいいのではないか(同率2位がたくさんあるということで)。往路の車窓からの風景が「glenville」で蘇りました。

大塚さんの絵で一番印象的だったのは「一角獣と新しいホライズン」での幾重にも重ねられたストライプとオレンジ色で描かれたユニコーンの絵。誰かが終演後のアンケートに「歌を聞いている他の誰かの頭の中を覗いているような感覚だった」と感想を書いていて、的を射た表現だなあと思いました。「光の葡萄」でもちらちらと視界に入ってくる街の風景画が気持ちよかった。僕もその絵を見たいのだけど歌も歌わなければならないというジレンマ。ライブでしか体感できない時間だったと思います。

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最後のテーマは「FUTURE」で、これは大塚さんから歌って欲しいとリクエストがあった「あさってくらいの未来」のために設けた新曲を含むコーナーだったのだけど、「未来」というのは「過去」の積み重ねの上に成り立つものだという解釈で、大塚さんが過去に描いた絵の上にさらに線を描き足していくというスクリーンにハッとした。今年の僕のテーマである「retrospective=前向きな振り返り」と呼応する。とても刺激的で、また同じ企画を東京でも(他の街でも)やりたいと思いました。同じことは二度と再現できないからまたきっと新しい空間になるのです。

終演後はお客さんとサインや握手、お話をいろいろ。3年前までどこにあるのかも知らなかった小さな街のカフェで1年ぶり、2年ぶり、あるいは3年連続でお客さんと会えるというのは嬉しいことです。打ち上げはツバメコーヒー店主タナカさんの行きつけのビストロで美味しいワインとご飯。「それっぽい居酒屋で打ち上げするよりも街の料理屋で美味しいものを食べてもらいたくて」という心づかい。結構遅くまでたくさんのおしゃべりで腹鼓を打ちました。


  
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2014年10月27日

夜の科学 in 新潟〜retrospective15+5(2014年10月26日 @ 北書店 SETLIST)




2014年10月26日(日)@ 新潟 北書店
“夜の科学 in 新潟〜retrospective15+5”


1.blue moon skyline
2.遅れてきた青春
3.アップダイク追記
4.クレールとノアール

5.ココロ/コトバ
6.明日は今日と同じ未来
7.猫のいた暮らし
8.bon voyage〜終わりなき旅の流浪者

9.星に輪ゴムを
10.手と手、影と影
11.月あかりのナイトスイミング

12.ポチの子守唄
13.些細なことのように
14.日向の猫
15.情熱スタンダード

EN
16.hanalee

17.どこへ向かうかを知らないならどの道を行っても同じこと



新潟2days終了。
ご来場ありがとうございました!  
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2014年10月26日

大塚いちお + 山田稔明 “飛び立つコトノハ”(2014年10月25日 SETLIST)



2014年10月25日 @ 新潟燕市 ツバメコーヒー
大塚いちお + 山田稔明 “飛び立つコトノハ”


<ORANGE>
1.もみじ(童謡)
2.光と水の新しい関係
3.やまびこの詩
4.夕暮れ田舎町

<HOME>
5.home sweet home
6.glenville
7.歓びの歌

<GREEN>
8.夜のカーテン

<BLUE>
9.一角獣と新しいホライズン
10.光の葡萄

<FUTURE>
11.きれいな言葉で(新曲)
12.太陽と満月
13.あさってくらいの未来

  
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2014年10月25日

秋の猫騒動 サード・シーズン(6)



ポチ実がうちの猫になって45日目(まだたったの45日なのか…)、ますます可愛く、そして少しずつ大きくなっていく。「ポチ実」という名前を呼ぶときに僕はだいたい「ポチ実ちゃーん」と、日本エレキテル連合の細貝さんが朱美ちゃんの名前を呼ぶときのイントネーションで呼ぶことが多いのだが(「いいじゃないのー」「ダメよ…」というのもあわせて)最近は「ポ」を省略して「チミ」と呼んでいることに気付く。名前というのは面白いものだ。時間とともに多様性を持つ。レコードを角をガリガリ噛んでいるのを見つけては「何をしてるんだチミは!」「なんだチミは!」となるのである。

昨日は病院から処方されていた耳ダニ駆虫のクスリを。耳が痒そうにするのがほとんどなくなった。ポチ実の耳はとても大きく、綿棒で掃除するととても気持ちよさそうに後ろ足を掻く(ポチと一緒だ)。外にもまったく出さない完全室内飼いなので爪もとてもきれいで身体の若さを感じる。ここ数週間のポチ実を観察していて思ったことがあって、まだポチ実は“寝る”ということがあまり理解できてないのではないか。夕方から猛烈に遊びまわって、やがて夜になるとうつらうつらするのだけど、「ハッ!」と目が開いて「なに?いまのふしぎなかんじ!」という神妙な顔になるのだ。遊びたいのに眠くなって気を失ってREM睡眠から覚めてまたニャーニャー鳴いて遊びをねだる、という繰り返し。その白目をむいた姿も猛烈に可愛いのだけど。

この週末の新潟への旅でポチ実は初めての留守番を経験する(猫シッターさんに頼めないほど来客に怯えるポチ実。それでも予定を一泊少なくして最短時間の留守にしたのだよ)。お利口にしてくれるか部屋をシッチャカメッチャカにするか。ドキドキする…。ポチ実は置いていくけどポチは連れていきます。ぜひ写真に声をかけてあげてください。今日でポチが天国へ旅立ってから128日。初夏は真夏を越えて秋のクライマックスを迎えています。新潟の知り合いが「まだ紅葉が残っているからお楽しみに!」とメールをくれた。ポチとポチ実の三毛の模様のような、燃える赤、深い黄色、柔らかい茶色を目に焼き付けたいと思います。

関東の皆さんはぜひ鎌倉の「ひなたのねこ」展へ。




ひなたのねこ展 @ 鎌倉 moln

■会場:moln  
鎌倉市御成町13-32 2F 
0467-38-6336 11:00-18:00  月火 休
http://cloud-moln.petit.cc/

■会期:2014年10月22日(水)〜 11月9日(日)

■参加予定(50音順)
アアルトコーヒー、秋山奈穂、雨と太陽、五十嵐祐輔、イシカワアユミ、
石坂しづか、イナキヨシコ、eccomin、落合恵、甲斐みのり、キクタヒロコ、
桑原奈津子、こじまさとみ、sorasido、CHAJIN、tegamiya、中村祐介、
NICO、nuri candle、ヒサマツエツコ、はしもとみお、服部あさ美、
日置由香、hiki、福田利之、保立葉菜、松尾ミユキ、mm、やまぐちめぐみ、
山田タクヒロ、山田稔明、lull



  
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晴天。いよいよ今日から新潟2DAYSです

昨日のこと、週末のライブの準備。本日ツバメコーヒーでのライブ、大塚いちおさんとの事前の打ち合わせでなんとなくパート分けした構成を色付けしていく。とても充実したものになりそう。翌日の北書店でのライブは場所は本屋さん、季節は秋ということであの曲ははずせない。結果あれもこれもと伸ばした手がかきあつめたのは曲かぶりのないまったく異なる2日間のセットリストでした。攻めの選曲、守りにはまわらないのです。

ここ1週間雨と曇り、12月並の寒さと散々だったが今日の東京はとてもいい天気。鎌倉は観光日和だろう。22日に始まった「ひなたのねこ」展、初めての週末なのでぜひたくさんの人に足を運んでいただきたい。僕も身体が2つあれば…。行きたかった。五十嵐くんの招き猫絵付教室をやっています。新潟も天候に恵まれたらいいなあ。

燕市ツバメコーヒーと新潟市北書店、どちらも当日券あります。そんなに簡単には歌いにいけない街なので一瞬一瞬を大切にしたいと思います。ぜひご来場ください。

ichiosan yamada_ph


2014年10月25日(土)@ 新潟 燕市 ツバメコーヒー
ツバメコーヒー2nd Anniversary
“大塚いちお × 山田稔明 “飛び立つコトノハ”

18:30OPEN 19:00START/料金3,500円(ドリンク代別途)

シンガーソングライター山田稔明の演奏とイラストレーター大塚いちおの
ライブドローイング!2人の作り出す世界が音とスクリーンで共演します。

大塚いちお・・・イラストレーター・アートディレクター 書籍や雑誌、広告、
音楽関係などのイラストレーションを数多く手がけるほか、展覧会やワーク
ショップの活動も積極的に行っている。 2005年、『GIONGO GITAIGO J”ISHO』
(ピエ・ブックス)で東京ADC賞受賞。

*オフィシャルサイトRESERVEフォームにて予約受付中!

新潟 燕市 ツバメコーヒー
〒959-0264 新潟県 燕市吉田2760-1
TEL 070-5371-3514



2014年10月26日(日)@ 新潟 北書店
“夜の科学 in 新潟〜retrospective15+5”

18:00OPEN 18:30START/料金2,500円(ドリンク代別途)

昨年のHARCOとの燕、新発田のツアーから1年、新潟市内では
2年ぶりのライブが決定しました。本屋さんでの演奏、読書の秋に
懐かしくて新しい物語をじっくりと紐解きます。
*オフィシャルサイトRESERVEフォームにて予約受付中!

新潟 北書店
〒951-8124 新潟市中央区医学町通2番町10-1 ダイアパレス医学町101
TEL 025-201-7466


  
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2014年10月24日

昨日は鎌倉、明日は燕



昨日のこと、お昼前から出かけていざ鎌倉へ。22日から始まったmolnでの「ひなたのねこ」展、その2日目になんとFMヨコハマのお昼の番組が取材に来てくれることになったのでその出演のために。展示設営はミルブックスやmolnチームにおまかせだったのでようやくこの目でねこ展のmolnを確認することができましたが、春の経堂とも真夏の巣巣とも全然違う雰囲気で面白い。moln繋がりの今回初めての作家さんの作品に目をいく。ポチを模して作られたと思しきものも多く、猫のキャンドルを購入。可愛くて絶対火なんてつけられない。

そうこうしいているうちにレポーターの穂積ユタカさんが到着、昼間はAMしか聴いていない僕にとっては「初めまして」だったが、神奈川界隈の人たちにはよく知られる人物。生中継にあわせて遊びにきたイシカワアユミさんは「生ホズミンだ!」と興奮し、帰り道で偶然会えたディモンシュ堀内さんも「ホズミンのやつ聴いたよ!」と。最初5分くらいの出演予定だったのだけどたくさん話を聞いてもらえて10分以上に。この生中継、ガラケーとPHSで音を飛ばしていました。原始的!でもリアルな現場の雰囲気が全国に発信されたと思います。丁寧に取材してもらえてとても嬉しかったです。

今週末は新潟に行くので会場に在廊できないのですが、夜の科学オーケストラのギタリストであり張り子職人のfishing with john五十嵐くんの張子招き猫絵付教室があるのでぜひ紅葉始まった鎌倉へ遊びにいってみてください。張り子で自分の家の猫を作るというのをお薦めします。そして新潟、明日は燕市ツバメコーヒー2周年のイベント。ツバメコーヒーのロゴをデザインした大塚いちおさん(上越市出身)はEテレ「みいつけた!」のアートディレクションや是枝裕和監督ドラマ「ゴーイングマイホーム」の“クーナ”など老若男女を惹きつける魅力的なイラストを描く人。いちおさんのライブペインティングと僕の歌がどういうケミストリーを生むかとても楽しみ。ぜひお子さん連れのお父さんお母さんもご来場いただければなと思います。





2014年10月25日(土)@ 新潟 燕市 ツバメコーヒー
ツバメコーヒー2nd Anniversary
“大塚いちお × 山田稔明 “飛び立つコトノハ”

18:30OPEN 19:00START/料金3,500円(ドリンク代別途)

シンガーソングライター山田稔明の演奏とイラストレーター大塚いちおの
ライブドローイング!2人の作り出す世界が音とスクリーンで共演します。

大塚いちお・・・イラストレーター・アートディレクター 書籍や雑誌、広告、
音楽関係などのイラストレーションを数多く手がけるほか、展覧会やワーク
ショップの活動も積極的に行っている。 2005年、『GIONGO GITAIGO J”ISHO』
(ピエ・ブックス)で東京ADC賞受賞。
*オフィシャルサイトRESERVEフォームにて予約受付中!

新潟 燕市 ツバメコーヒー
〒959-0264 新潟県 燕市吉田2760-1
TEL 070-5371-3514




2014年10月26日(日)@ 新潟 北書店
“夜の科学 in 新潟〜retrospective15+5”

18:00OPEN 18:30START/料金2,500円(ドリンク代別途)

昨年のHARCOとの燕、新発田のツアーから1年、新潟市内では
2年ぶりのライブが決定しました。本屋さんでの演奏、読書の秋に
懐かしくて新しい物語をじっくりと紐解きます。
*オフィシャルサイトRESERVEフォームにて予約受付中!

新潟 北書店
〒951-8124 新潟市中央区医学町通2番町10-1 ダイアパレス医学町101
TEL 025-201-7466

ichiosan yamada_ph
  
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2014年10月23日

新しい古いギター



新しくギターを買ったが、それはとても古いギター。1964年にアメリカで作られてカタログショップで売られたギターなので、ちょうど50歳くらいになる。いわゆる“ビンテージ”だがもともとが安価なものだったのでとても安く手に入れた。パーツもすべてオリジナルのまま。普通のギターより短く小ぶりで、ボディが空洞、とにかく軽い。どれくらい軽いかというと2.2キロ、今2.7キロの仔猫のポチ実より軽いのだ。とても可愛くていつも弾いている。新しい楽器はインスピレーションを連れてくるが、50年の時間を経たこのくすんだ黒光りするギターも例外ではない。カラカラに乾いたアメリカの音がする。

今週末の新潟2DAYSからこのギターを試してみようと思います。昨日思い立って100年前に書かれた歌を50年前に作られたこのギターで演奏して2014年の僕が歌うというのを練習してみたのがとてもよかったのでもうちょっと練習して新潟の皆さんにお聞かせしたい。ツバメコーヒーでの大塚いちおさんとの絵と歌のセッションも内容がだいたい見えてきました。北書店ではバンドでの15年分とソロでの5年分の秋冬コレクションをまとめて。おそらく1年に1回きりの新潟祭りになります。ぜひこの機会にライブへお越しください。

今日は鎌倉moln、ひなたのねこ展会場からFMヨコハマのラジオ生中継、これから鎌倉へ出かけます。14時頃から夕方まで在廊予定です。こちらもよろしくお願いします。


ichiosan yamada_ph


2014年10月25日(土)@ 新潟 燕市 ツバメコーヒー
ツバメコーヒー2nd Anniversary
“大塚いちお × 山田稔明 “飛び立つコトノハ”

18:30OPEN 19:00START/料金3,500円(ドリンク代別途)

シンガーソングライター山田稔明の演奏とイラストレーター大塚いちおの
ライブドローイング!2人の作り出す世界が音とスクリーンで共演します。

大塚いちお・・・イラストレーター・アートディレクター 書籍や雑誌、広告、
音楽関係などのイラストレーションを数多く手がけるほか、展覧会やワーク
ショップの活動も積極的に行っている。 2005年、『GIONGO GITAIGO J”ISHO』
(ピエ・ブックス)で東京ADC賞受賞。

山田稔明・・・1973年生まれ佐賀県鳥栖市出身。1999年にバンドGOMES THE HITMAN
でのデビュー以来今年で15週年を迎える。3枚のソロアルバムとコンピレーション盤を
発表。今年春には愛猫との暮らしを綴った写真絵本「ひなたのねこ」を上梓。
*オフィシャルサイトRESERVEフォームにて予約受付中!

新潟 燕市 ツバメコーヒー
〒959-0264 新潟県 燕市吉田2760-1
TEL 070-5371-3514



2014年10月26日(日)@ 新潟 北書店
“夜の科学 in 新潟〜retrospective15+5”

18:00OPEN 18:30START/料金2,500円(ドリンク代別途)

昨年のHARCOとの燕、新発田のツアーから1年、新潟市内では
2年ぶりのライブが決定しました。本屋さんでの演奏、読書の秋に
懐かしくて新しい物語をじっくりと紐解きます。
*オフィシャルサイトRESERVEフォームにて予約受付中!

新潟 北書店
〒951-8124 新潟市中央区医学町通2番町10-1 ダイアパレス医学町101
TEL 025-201-7466
  
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2014年10月22日

鎌倉molnでの「ひなたのねこ」展、本日から開催!



いよいよ秋の「ひなたのねこ」展です。春の経堂、真夏の等々力、そして秋深まるハイシーズンの鎌倉で。一昨日心強いスタッフ陣が設営してくれましたが、芝生とも巣巣とも違う愛であふれた空間ができあがりました。「ひなたのねこ」の写真はもとより錚々たるメンバーの猫をモチーフにした作品群にご期待ください。ワークショップやライブイベントも予定されています。僕は今回「ひなたのねこ展 at molnによせて」という文章を書き下ろしました(書いているうちに泣いていました)。明日23日の午後、FMヨコハマの取材、生中継が入るのでその日は午後から在廊します。都合よき方はぜひいらしてください。人気完売したポチ手ぬぐいは秋冬に相応しいオレンジ色で、ポチバッジは鎌倉限定鳩サブレバージョンを用意しました。年内の関西巡回も検討していますが、紅葉を敷き詰めた秋の良き日に「いざ鎌倉」と海を目指して集まってきてください。猫の集会のように。


明日10月23日(木)FMヨコハマ
「E-ne!~good for you~」
*15時過ぎからのコーナーで「ひなたのねこ」展の話を
*鎌倉molnからの生中継です!
*radikoプレミアムで全国で可聴です




ひなたのねこ展

愛猫家として知られるシンガーソングライター山田稔明が、猫との何気ない日常を描いた
写真絵本『ひなたのねこ』を発表しました。本書の発売を記念し、猫好きな作家たちによる
「ひなたのねこ」展を開催します。猫をテーマにした写真、絵、立体などの作品展示の他、
猫グッズの販売、ライブやワークショップなど、猫好きにはたまらない内容です。猫がいる
普通の生活を通して、それがいかに愛おしいものかということを伝えたい、そして猫と一緒
に暮らしている人だけではなく、それぞれにかけがえないものがあり、身近にある些細なこ
とこそが大切なものだと、この展示を通じて感じてもらえたら嬉しいです。

■会場:moln  
鎌倉市御成町13-32 2F 0467-38-6336 11:00-18:00  月火 休
http://cloud-moln.petit.cc/

■会期:2014年10月22日(水)〜 11月9日(日)

■参加予定(50音順)
アアルトコーヒー、秋山奈穂、雨と太陽、五十嵐祐輔、イシカワアユミ、
石坂しづか、イナキヨシコ、eccomin、落合恵、甲斐みのり、キクタヒロコ、
桑原奈津子、こじまさとみ、sorasido、CHAJIN、tegamiya、中村祐介、
NICO、nuri candle、ヒサマツエツコ、はしもとみお、服部あさ美、
日置由香、hiki、福田利之、保立葉菜、松尾ミユキ、mm、やまぐちめぐみ、
山田タクヒロ、山田稔明、lull

□ワークショップ
*五十嵐祐輔 猫の張子の絵付け教室
10/25(土)、26(日)
A 11:00〜13:00 / B 14:00〜16:00 / C 16:00〜18:00(各回 5名限定)
小(9cm) 1,700円 大(13cm)3,000円 (ともにお茶とお菓子付)

*アアルトコーヒー庄野雄治さん『かんたん美味しいコーヒーのいれ方の話』
11/3(月・祝) A 13時〜14時 / B:15時〜16時(各7人限定) 2,000円
徳島の人気焙煎店「アアルトコーヒー」のロースター庄野雄治さんが、すぐ実践できる
ハンドドリップの簡単なコツをやさしくお話します。試飲をしながら、いれ方による
味の違いもお楽しみいただきます。おうちのコーヒーがグッと美味しくなりますよ。

□ライブイベント
*11/3 (月・祝) 貸し切り図書館12冊目 「ひなたのねこ」特別編
18時30分開場 19時開演  2,500円(アアルトコーヒーのドリップコーヒー付き)
山田稔明(GOMES THE HITMAN)×庄野雄治(アアルトコーヒー)
恒例の「貸し切り図書館」は山田稔明とアアルトコーヒー庄野雄治氏による
「ひなたのねこ」特別編。演奏はもちろん、山田と庄野さんが厳選した動物に
まつわる本についてのトークも。

*11/9(日) 山田稔明 「ひなたのねこ」展 クロージングスペシャルライブ
18時30分開場 19時開演  3,000円(ドリンク別)
この日は歌詞に猫がでてくる曲だけを選んで演奏します。

ご予約方法:
タイトルにご予約のイベント名、本文にお名前、人数、
ご連絡先(ワークショップは希望の回も)を明記の上
mail : belleandnatary@yahoo.co.jp
tel 0467-38-6336(水〜日 11:00〜18:00)
メールの方は折り返しご予約完了メールを返信いたします。
  
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2014年10月21日

入手困難盤だった「rain song ep」「new atlas ep」「maybe someday ep」「饒舌スタッカート」が配信開始になります

長らく入手困難となっていたGOMES THE HITMAN1999年から2001年までにリリースされたマキシシングル4タイトルが明日10月22日からいiTunesをはじめ配信サイトでご購入できるようになります。ほとんどの曲(「雨の夜と月の光」以外)がアルバム未収録曲となり、これを機に初めてこれら作品群にふれる方も少なくないと思われます。すでにミニアルバムとアルバム(インディーズ盤再発も含む)は配信スタートとなっていますので、これでBMG時代のGOMES THE HITMANカタログがすべてなんとかお聴きいただけるという状況になりました(最終的にはフィジカルなCDの再発を目指しています!)。

しかし1曲だけ、「maybe someday ep」収録のタイトル曲「maybe someday」に関して、その原盤権をシェアする複数の会社間の規定の折り合いが付かないという、我々の手には負えない残念な理由で今回のタイミングでの配信ができません(「僕らの暮らし」「緑の車」は配信されます)。「maybe someday」は「new atlas」から始まる“街づくり3部作”の最終章としてとても重要な楽曲です。「new atlas ep」『cobblestone』とあわせてお聴きいただきたく思い、サウンドクラウドに公開します。14年前のGOMES THE HITMANが奏でた歌をお楽しみください。



<10月10日より配信開始>
neon, strobe and flashlight(1999)
weekend(1999)
cobblestone(2000)
GOMES THE HITMAN in arpeggio(2000/1997年インディーズ盤のリイシュー)
down the river to the sea(2000/1998年インディーズ盤のリイシュー)

<10月22日より配信開始>
rain song ep(1999)
new atlas ep(1999)
maybe someday ep(2000)
饒舌スタッカート(2001)

<配信サイト>
iTunes/Amazon.co.jp/レコチョク/Mora/music . jp/dwango/オリコン
TSUTAYA/KONAMI/mu-mo/My Sound/Happy Music/JOYSOUND/Xbox Muisc  
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ペットショップにいくまえに




明日22日から鎌倉molnで始まる「ひなたのねこ」展にも「ペットショップにいくまえに」の冊子が置いてありますのでぜひ手にとってみてください。
これはかつてペットショップで犬や猫を購入した人を批判するものでは全然なくて、今とそしてこれからのために知っておくべき大事な命の話だと考えます。  
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吉祥寺から大塚経由で渋谷、そして吉祥寺



昨日のこと、朝からずっとアトリエ(そう呼ぶことにしたのだ、仕事部屋を)で音の編集作業。午後から出かけて大塚へ。大学が巣鴨(気が向けば大塚から都電荒川線に乗って通っていた)だったので隣駅の大塚も馴染みの街だったはずが、ここに来るのはいつ以来だろうか。風景も一変してラーメン屋がたくさん立ち並ぶ。しかしバンド初期、インディーズ時代に深夜パックでよく徹夜練習したオレンジスタジオという老舗リハスタは変わらずあるべきはずの場所にあった。懐かしかった。

大塚へはラジオの収録。どきどきキャンプの佐藤満春さんのラジオに呼んでいただいた(どきどきキャンプはジャック・バウアーの物真似のネタで知られるコンビ、サトミツさんはバウアーの相方)。放送作家やラジオパーソナリティなどでエンターテイメントを支える知能でもある。SNSを介して彼がGOMES THE HITMANを愛聴してくれていたことを知り繋がった縁。「昔友だちに『weekend』を借りパクされてずっと探しているんですが…」というのでうちにあった1枚を贈ったらとても喜んでくれて、先日の7年ぶりのGTHライブでも「セットリストを見て震えました」とのメッセージがとても嬉しかった。そして今回ラジオ日本の「佐藤満春 in 休憩室」という番組のゲスト出演、音楽や猫やトイレの話など盛り上がって2週分も収録。同じ“ものつくり”の人とこういう繋がりが持てるのは光栄なことです。さらに嬉しかったのはキューを出す作家さんが劇団ビタミン大使ABCの宮川賢さんだったこと。いつもTBSラジオ「パカパカ行進曲」を聴いてる僕にとって、サトミツさんとの会話に降りかかる宮川さんの気持ちいい笑い声は至福でした。放送は11月のGTHライブ前とライブ後になりそうです。詳細はまた追って。

そこから渋谷へ。正確に言うと吉祥寺で買った大島弓子新著「キャットニップ」を電車で読み始めて新宿で降りそこねたのだ。ページをめくるたびに何度も泣きそうになって、これは電車で読むような本ではないと思いましたが、渋谷のカフェでしみじみ読了。グーグーも15歳で逝ったのか。渋谷のスクランブル交差点の往来をムービーで撮影する外国人の姿が最近さらに増えているように感じる。旅行者の間での流行りなのだろう。帰宅後、営業後のカフェ長男堂店主が録画してあったWOWOWの「グーグーだって猫である」を観るために来宅。始まるやいなや最後までハンカチで涙を拭う店主(氷のような接客態度で知られる店主だが)、2度目の僕もうるうるしながら観ました。夜遅くまでネコ話、ポチ実は一切顔を見せず。  
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2014年10月20日

連続ドラマW「グーグーだって猫である」を観た



WOWOWの連続ドラマW「グーグーだって猫である」の第一回目を観た。放送が決まったときからとても楽しみにしていたやつだけど、素材が大島弓子「グーグー」、舞台が吉祥寺だというだけでもう満足していて、正直なところその内容に関しては過度の期待はしていなかった。しかし結局最初から最後までうるうると涙目で見入ってしまいました。すべてのロケ地がどこだかわかるというのもすごいが、吉祥寺をとても吉祥寺らしく撮ってある。音楽も素晴らしい。全4話、これからのストーリーにも期待。

「グーグーだって猫である」は愛猫サバを亡くすところから物語が始まるが、サバを深大寺動物霊園で荼毘に付すところでもう泣けて泣けてしょうがなかった。ここはポチが今年6月に旅立ったときに同じように呆然としながら僕が立ち尽くした三鷹の森の中にある霊園。愛猫サバの遺骨が収められた壷もポチのものと同じ形、同じ筆跡で名前が書かれていた。主人公が猫を亡くして次の猫に会うまでの時間をとても丁寧に描かれているのも印象的。井の頭公園の北入口にドナテロウズというお店があったときはあのへんに猫がわんさかいて楽しかったのだけど最近はそれほど猫を見かけない。それでも公園を歩くときに思い浮かぶのは失意の主人公の前にあらわれた映画版のグーグー、そしてこれからはこのドラマのなかの小さなグーグーと田中泯演じる老人になるだろう。

以前にも何度も書いたエピソードなのだけど、今からずいぶん前に大島弓子先生のお宅に僕宛の荷物が誤配送されるという出来事があった。それはある出版社から送られた保坂和志さんの新著で(大島先生は保坂さんの「猫に時間の流れる」文庫本に解説マンガを書いていらっしゃったし、僕は文藝2003年夏季号「保坂和志特集」に寄稿した経緯もありました)きっと武蔵野市方面への発送分が重なってくっついていたのだろう。大島先生はその荷物を間違って開けてしまった、とお詫びのお手紙とともに改めて僕に転送してくださった。「ちょっと猫がかじっちゃってごめんなさいね」と付け加えられたメモに僕は小さく感動したのでした。

その心遣いへのお礼と、おこがましくも「グーグー」や「綿の国星」などのファンであること、自分がミュージシャンであることを記して当時最新盤だった『ripple』をお送りして、またそのお返事に「午後のコーヒーの時間に聴いていますよ」という言葉もいただいたりした。「グーグー」の連載が大島先生の生存確認のすべのようなものだったので2011年にグーグーが亡くなって物語が終了したときはとても悲しかった。今も変わらず元気でいらっしゃるだろうか、と思ったら今月新刊が出ていることを知った。奇しくも中村佑介くんとのコラボ「きららちゃん」の元となった「きらら」での連載をまとめたもの、「キャットニップ」はグーグー亡き後の猫エッセイマンガの延長線。さっそく今日買ってこようと思います。

しばらく毎週末が待ち遠しい。  
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2014年10月19日

むさしのFMでネコ話/巣巣で杉瀬陽子ライブ



昨日のこと、お昼過ぎから吉祥寺むさしのFMで川久保秀一さんのラジオにゲスト出演させていただく。Facebookでのやりとりから急な出演になったのだけど、地域密着型のラジオ局に自転車で出かけていって、それがサイマル放送で全国で聴いていただけるのはとても嬉しい。ホビーのコーナーで終始猫騒動の話。そしてねこ展の話にからめて臨機応変に予定外の3曲オンエア、とても嬉しい。聴いていただいた皆さんありがとうございました。リラックスしてただただ楽しいラジオの時間でした。帰り道で立ち寄った古本屋に不思議顔の猫まこの本が2冊まとめて売られていたのを購入。タイミング。

夕方から出かけて等々力の巣巣へ杉瀬陽子さんのライブへ。杉瀬さんとは2008年1月、神戸バックビートというライブハウスで対バンしたとき以来6年ぶりの再会。その神戸のライブ前日は安宅浩司くんと二人で加古川チャッツワースでのライブだった(初めての加古川、神戸の翌日は京都磔磔でゆーきゃんとのライブでした)。僕がギター一本持って全国を旅するようになった最初期、今でもよく憶えている。その安宅くんとヒックスヴィル中森さんがこの日の杉瀬さんをサポートするというのだから時間の流れというのは面白い。長く続けてこそ繋がる縁というのがあるのだ。

6年前の杉瀬さんの印象は“原石のナチュラル・ボーン・シンガー”というものだったが、昨日のライブで歌われた自由奔放なメロディラインといくつもの声色は時間と経験とで丁寧に磨かれてピカピカと光っていた。「遠雷」はくぐもった薄曇りのなかに真っ赤な彼岸花が浮かび上がるような演奏でした。金木犀が出てくる歌もあり杉瀬さんの歌は秋によく似合う。安宅、中森の手練ギタリストが加わっての後半はさらに素晴らしく、憂歌団「おそうじオバチャン」のカバーが個人的には昨日のハイライトでした。

打ち上げでは杉瀬さん、安宅くん、中森さん、巣巣と愉快な仲間たちと、遊びにきていたHARCOも一緒にみんなで楽しく、杉瀬さんへのサプライズバースデーケーキが登場したり、途中から安宅先生によるギター教室が始まったり、いろんな繋がりで繋がった縁がまたそこここで話し込むシーンが印象的でした。巣巣店主岩崎さんが春頃「今日杉瀬さんのライブ観にいって巣巣でライブしてくれるように直接お願いするんだー」と胸をときめかせていたのも知っている僕は、お店側の“好き”という気持ちは音楽家にもダイレクトに伝わるのだなと、当たり前のことなのにすぐ忘れてしまいがちな基本的なモチベーションを改めて思うような巣巣での楽しい夜でした。


  
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2014年10月18日

秋の猫騒動 サード・シーズン(5)



朝晩はすっかり肌寒くなりました。自由奔放に駆けまわって捕まえようと思っても昼間はウナギのようにすり抜けていくポチ実も、気づくと体をつけて添い寝していたり、毛布の中に入ってきたり、猫専用ホットカーペット(ポチのおさがりだ)の上で夢見心地で伸びているのを見ると「ああ、やっぱり冬が一番いいな」と来るべき季節に心が踊ります。5月生まれのポチ実は北風吹きすさぶ冬の厳しさを知らずに大きくなっていくのです。

ポチ実のいろんなクセが目につくようになってきて面白い。遊んでいて目をじっと見つめるとパンチしてきたり、カーペットの隅っこを一心不乱に猫キックしたり、僕のレコードコレクションをガジガジ噛むのが好きだったりいろいろだが、一番驚いたというか、初めて見たのは、遊んでいて興奮が頂点に達すると「バッ!」と咳でもない鳴き声でもない、パーカッシブな破裂音を口から発するのだ。僕はそれを見てオデッタというフォークシンガーを思い出す。こんな感じだ。迫力はあるのだけど、はしたないからやめさせたい…。可憐でかわいい猫でいてくれろ。

こんなふうにポチ実の姿を見ていても、毎日ポチのことも思うのは変わらない。先日ギャラリー芝生のユサさんと猫の話をした。彼は斎門富士男さんの邸宅でスタッフをしていた経緯からポチを仔猫のときから知っている人で、もっというと初代ポチ(ポチの先代がいたのです)が亡くなって斎門家が意気消沈したところにあらわれた仔猫があまりにも仕草や肢体が似ているということで同じ「ポチ」という名前を付けたことも知っているから、ポチ実が登場した奇跡みたいな話に興奮していた。魂の継承というか、そういう不思議なことを実際毎日目の当たりにしている。

ポチにはいくつもクセがありました。尻尾の付け根を叩くとおしりを突き上げたり、興奮すると名前を呼んだだけで首をクイクイっと振るところとか、ご飯をあげるまえに袋に入ったフードを差し出すとヒゲの付け根を押し付けてきたり、人間がご飯食べてるとすぐダイニングテーブルに乗ってきたり、羽根のおもちゃをなめたあとに頭を振るとか…。体の模様がそっくりなだけでなく、ポチ実はウソみたいにポチと同じことをするので、僕はポチ実を眺めながらいつもポチのことも思い出すことになります。

まこという名の不思議顔の猫」のまこが先週亡くなった。僕も何冊も本を持っていたし、まこがいなくなるなんて想像もできませんでした。ポチのことがきっかけで仲良くなった「おばあちゃん猫との静かな日々」の下村しのぶさんのうちの照枝さんも一周忌を迎えたそうです。今年は知り合いや友だちのうちの猫も何匹も天国へ登っていったし(みんなだいたい15歳くらいでした)、生きているということは同時に最期のときへ向かってゆっくりと歩いているということだと改めて実感しています。ポチが死んでしまったときには僕ももうしばらく猫は飼えないなあと思っていました。ポチの代わりになる猫なんて…と。久しぶりに長い旅行でも、とアメリカ旅行のガイドブックを買ってきたくらいです。

しかしそこにキラ星のように登場したポチ実は必然的な猫で、今年の冬は特別な新しい季節になります。ポチは大きな額縁の中から威厳のある顔でリビングで大騒ぎする僕とポチ実を眺めています。猫騒動のいろいろでお世話になった料理研究家の桑原奈津子さんが自由な野良猫だったポチ実を捕獲することに心の葛藤があった僕に「ネコが死んだらな、次のネコを飼うんや。死んだネコの一番の供養は、次のネコを幸せにすることや。そうすると、死んだネコも幸せになるんやよ」というあるおばあちゃんの言葉を教えてくれました。ポチは色褪せず心の中にいて、ポチ実は毎日家じゅうを活き活きと鮮やかに駆けまわる。これを幸せと言わずになんというのでしょう。

ポチが元気だった春の「ひなたのねこ」展、そしてポチ不在のセンチメンタルな真夏の「ひなたのねこ」展、そして来週から始まる鎌倉、秋の「ひなたのねこ」展でのポチとポチ実の存在感。これだけ毎回雰囲気の異なる展示になるとは想像もできませんでした。仕掛けたストーリーテラーは誰でしょうか。神様かなにかでしょうか。それともポチ自身?猫騒動はまだまだ続きます。「ひなたのねこ」展でお待ちしています。秋の鎌倉でお会いしましょう。



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2014年10月17日

ライブ等のお知らせをまとめて

メジャーデビューから15周年、ソロ活動から5周年ということで“retrospective15+5”と題して充実したライブを重ねてきました。GOMES THE HITMANの年内2公演の他にもこれまで通り山田稔明ライブがたくさんありますのでまとめて告知を。まず来週10月22日(水)からは鎌倉molnにて「ひなたのねこ」展。春の経堂芝生(ポチはまだ元気でした)、夏の等々力巣巣(ポチ亡き展示はとても悲しく優しい空間でした)、そして秋の展示の前にポチ実登場という奇跡が起きました。4月30日に発売になった僕と愛猫ポチとの暮らしを綴った写真絵本「ひなたのねこ」の写真を中心としてたくさんのクリエイター陣に“猫”をテーマにした作品がところせましと並びます。展示2日目の23日午後にはmolnからFMヨコハマへの生中継も。展示期間中の11月3日(月祝)にはアアルトコーヒー庄野雄治さんとのトーク&ライブ、そして最終日11月9日にはクロージングライブを。


ひなたのねこ展 @ 鎌倉 moln

■会場:moln  
鎌倉市御成町13-32 2F 
0467-38-6336 11:00-18:00  月火 休
http://cloud-moln.petit.cc/

■会期:2014年10月22日(水)〜 11月9日(日)

■参加予定(50音順)
アアルトコーヒー、秋山奈穂、雨と太陽、五十嵐祐輔、イシカワアユミ、
石坂しづか、イナキヨシコ、eccomin、落合恵、甲斐みのり、キクタヒロコ、
桑原奈津子、こじまさとみ、sorasido、CHAJIN、tegamiya、中村祐介、
NICO、nuri candle、ヒサマツエツコ、はしもとみお、服部あさ美、
日置由香、hiki、福田利之、保立葉菜、松尾ミユキ、mm、やまぐちめぐみ、
山田タクヒロ、山田稔明、lull

□ライブイベント
*11月3日(月・祝) 貸し切り図書館12冊目 「ひなたのねこ」特別編
18時30分開場 19時開演  2,500円(アアルトコーヒーのドリップコーヒー付き)
山田稔明(GOMES THE HITMAN)×庄野雄治(アアルトコーヒー)
恒例の「貸し切り図書館」は山田稔明とアアルトコーヒー庄野雄治氏による
「ひなたのねこ」特別編。演奏はもちろん、山田と庄野さんが厳選した動物に
まつわる本についてのトークも。

*11月9日(日) 山田稔明 「ひなたのねこ」展 クロージングスペシャルライブ
18時30分開場 19時開演  3,000円(ドリンク別)
この日は歌詞に猫がでてくる曲だけを選んで演奏します。

ご予約方法:
タイトルにご予約のイベント名、本文にお名前、人数、
ご連絡先(ワークショップは希望の回も)を明記の上
mail : belleandnatary@yahoo.co.jp
tel 0467-38-6336(水〜日 11:00〜18:00)
メールの方は折り返しご予約完了メールを返信いたします。




来週末は新潟2daysイベントです。一昨年は燕市ツバメコーヒーと新潟パルム、昨年はHARCOとのツバメコーヒーと新発田市のcaffenova、そして今年は3度目のツバメコーヒーと2年ぶりの市内、北書店にお世話になります。ツバメコーヒーは2周年記念イベントということでお店のロゴをデザインした大塚いちおさんのライブペインティングと僕の歌とのコラボレーション、これまでにないケミストリーに僕自身がわくわくと期待しています。北書店はずっと気になっていた本屋さん。「ひなたのねこ」をたくさん販売していただいたのでポチの写真をいつくか持っていって出張ひなたのねこ展的な趣も加えて。以前福島で知り合ったマリールウさんがドリンクをサーブしにきてくれます。ソロ楽曲もGTH楽曲も交えてまったく違う内容の2日間になります。

ichiosan yamada_ph


2014年10月25日(土)@ 新潟 燕市 ツバメコーヒー
ツバメコーヒー2nd Anniversary
“大塚いちお × 山田稔明 “飛び立つコトノハ”

18:30OPEN 19:00START/料金3,500円(ドリンク代別途)

シンガーソングライター山田稔明の演奏とイラストレーター大塚いちおの
ライブドローイング!2人の作り出す世界が音とスクリーンで共演します。

大塚いちお・・・イラストレーター・アートディレクター 書籍や雑誌、広告、
音楽関係などのイラストレーションを数多く手がけるほか、展覧会やワーク
ショップの活動も積極的に行っている。 2005年、『GIONGO GITAIGO J”ISHO』
(ピエ・ブックス)で東京ADC賞受賞。

山田稔明・・・1973年生まれ佐賀県鳥栖市出身。1999年にバンドGOMES THE HITMAN
でのデビュー以来今年で15週年を迎える。3枚のソロアルバムとコンピレーション盤を
発表。今年春には愛猫との暮らしを綴った写真絵本「ひなたのねこ」を上梓。
*オフィシャルサイトRESERVEフォームにて予約受付中!

新潟 燕市 ツバメコーヒー
〒959-0264 新潟県 燕市吉田2760-1
TEL 070-5371-3514



2014年10月26日(日)@ 新潟 北書店
“夜の科学 in 新潟〜retrospective15+5”

18:00OPEN 18:30START/料金2,500円(ドリンク代別途)

昨年のHARCOとの燕、新発田のツアーから1年、新潟市内では
2年ぶりのライブが決定しました。本屋さんでの演奏、読書の秋に
懐かしくて新しい物語をじっくりと紐解きます。
*オフィシャルサイトRESERVEフォームにて予約受付中!

新潟 北書店
〒951-8124 新潟市中央区医学町通2番町10-1 ダイアパレス医学町101
TEL 025-201-7466




lifter_jacket_w600そして今月末は4人組ポップバンド [lifter] のレコ発ライブをお祝いしに歌いにいきます。初の全国流通CD発売ということでコメントも書かせていただきました。日本語のポップスの連綿と続く歴史をきちっと受け継いだグッドメロディにご期待ください。この日はステージ上に大きな満月がある会場なので、それを背負って「月あかりのナイトスイミング」を歌うのが今から楽しみなのです。僕の出演時間は20時頃からの予定です。どうか仕事帰りの足を青山へ進めてください。


2014年10月30日(木)@ 青山 月見ル君想フ
[lifter] presents “fargic vol.2”

18:30開場/19:00開演/前売2,500円(ドリンク代別途)
出演:[lifter]、momo、山田稔明(GOMES THE HITMAN)
オフィシャルサイトRESERVEフォームにて予約受け付け中

青山 月見ル君想フ
〒107-0062 港区南青山4-9-1シンプル青山ビルB1F
TEL 03-5474-8115








もう10年来ずっとお世話になっているモナレコードの行さんが11月いっぱいでお店を辞めることになりました。デビュー当時、GOMES THE HITMANが日本一売れるレコードショップは新宿タワーレコードで、その担当が行さんだったのですよね。そんな行さんの門出を祝うべく誘われたイベント、断る理由などありません。昨年新潟と金沢を一緒に回った盟友HARCOとの2マンライブなんて、楽しくならないわけがないのです。チケットはPeatixというシステムを使用して販売中です。売り切れる前にお早めのチケット確保を。HARCOとのセッションも今から楽しみです。下に掲載した動画はHARCOとの「月あかりのナイトスイミング」、これは昨年高知でのセッションでした。

2014年11月24日(月祝)@ 下北沢 mona records
“mona records ユキタツヤ卒業記念公演〜HARCO×山田稔明”

18:00開場18:30開演/前売2,500円 当日2,800円(ドリンク代別途)
*Peatixにてチケット販売開始
http://peatix.com/event/55173

下北沢 mona records
〒155-0031 世田谷区北沢2-13-5 伊奈ビル2F&3F
TEL: 03-5787-3326
FAX: 03-5787-3327
info@mona-records.com





そして12月1日(月)には下北沢leteでの弾き語りが決定しています。昨年から定期的に行ってきたleteでのライブですが、ライブのたびに様々な出来事があって心が右往左往しているさまをそのまま吐き出すような場所になってきました。12月の第一週は1日にソロ弾き語り、6日に山田稔明 with 夜の科学オーケストラ、7日にGOMES THE HITMANの猫町オーケストラ、という僕のすべての演奏形態での3日間になります。40歳最後の1週間はとても幸せな時間になりそうです。ぜひ全部目撃してください。12月にはまだまだライブやさらなるイベントを計画中です。アニバーサリーイヤーの山田稔明の動向から目を離さずに!


2014年12月1日(月)@ 下北沢 lete
“夜の科学 in 下北沢〜小箱のなかの音楽7”

19:00開場/20:00開演/前売3,500円(ドリンク代別途)
出演:山田稔明

今年6度目のlete公演は山田稔明誕生月の12月に。
冬の歌にフォーカスした楽曲群に乞うご期待!
*お申込み開始日時については追ってお知らせします

下北沢 lete
〒155-0032東京都世田谷区代沢5-33-3
TEL: 03-3795-0275

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ラジオ出演情報

いろいろラジオに出させていただきます

明日10月18日(土)吉祥寺 むさしのFM(78.2MHz)
「川久保秀一のSaturday Music Flow」 13時〜15時
*13時35分頃からのコーナーで前回出演時に盛り上がった
 猫の話後日談とバンド再始動の話を
*PCやスマートフォンで全国で可聴です


来週10月23日(木)FMヨコハマ
「E-ne!~good for you~」
*15時過ぎからのコーナーで「ひなたのねこ」展の話を
*鎌倉molnからの生中継です!
*radikoプレミアムで全国で可聴です

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自分の音楽/だれかのための音楽



昨日のこと、久しぶりに仕事。そもそも「仕事」とはなにか・・・。ここ最近はずっとGOMES THE HITMANの再起動のことに取り掛かっていて、それよりも前はずっとソロライブやひなたのねこ展のことなど、さらに遡るとポチを失ってそもそも何も手につかなかったし、前年はずっと『新しい青』の季節だったので、ここしばらく誰かに依頼された仕事というのを一切やってこなかったのである。自分のことは「仕事」とは考えないでやるライフワークなので、やはり「仕事」という意識には背筋が伸びる。誰かのためにやることに抜かりがあってはいけない。自分のやりたいことをやる幸せも幸せだが、誰かに請われて願われて音楽を作る喜びも喜びだ。

知人と共同作業で進む今回の案件がうまく着地するといいな、と思う。昨日は愛弟子の立花綾香嬢に来てもらって、先月書き下ろした楽曲の歌を録音。男声で歌っていた曲が性別を変えてパッと風景を変える瞬間はいつも楽しい。いろんな試行錯誤でレコーディング終了。綾香は相変わらずネコ娘みたいな顔をしているがポチ実は一切姿を表さず。この日の綾香への心ばかりの薄謝は長男堂の晩ご飯。彼女は今日から鹿児島、福岡とライブらしいので九州の方はチェックを。

夜中、僕がGTHライブ後のテンションの勢いで買った1960年代のギターを見にハックルたけ兄来宅。絶賛。嬉しい。昨日からギターばかり触っている。  
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2014年10月16日

噛む猫/GOMES THE HITMANチケット完売、しかし



ポチ実、噛みグセがついてしまってなんでも噛む。特にカーペットの角の端っこなんかが大好きみたいだ。そしてレコード棚の隙間に入り込んでクッチャクッチャしてるから「なんなの?」と見てみたらレコードジャケットの角を噛んでいる…。アルファベット順に並んだ右端がくつろぎ場所のようで、末尾の“Yo La Tengo”とか“Wilco”が被害に。しかしおれは怒らないよ、ポチ実…。おまえは猫なのだから何をしようが自由だ。今日でポチ逝って17週間、119日目。台風が去っていよいよ秋の陽気は最終カーブを曲がって、1年のなかで今が一番心地良い日差しがリビングと2階アトリエ(モチベーションをあげるために仕事部屋をアトリエと呼ぶことにしたのだ…)に差し込む。特に午前中は天国のような暖かさで、ああ、この光を浴びて目を細めて毛づくろいをするポチにそっと寄り添いたいなあ、と思う。その景色のなかで今朝も、ポチの魂を小さな頭のなかに同乗させたポチ実が縦横無尽に駆けまわって光と埃が舞い上がるのです。

昨日はGOMES THE HITMAN11月恵比寿公演のチケット発売でした。もともと12月の“猫町オーケストラ”公演について構想を練っていたところ11月にもスケジュールの空きが発生したのでスターパインズカフェの追加公演的に急遽開催を決めたもの。前回の半分の大きさのハコなので今回もありがたいことに完売御礼となりましたが、チケット争奪戦みたいな今の状況をなんとか改善したいと思っています。10月公演が5分で売り切れて、今回も5分で完売ということなので現在の販売システムではお客さんが「カートに入れる/メールアドレス等を入力する/注文する」という作業に5分を要することがわかりました。昨日の夜にメンバー・スタッフ間で回した回覧板メールでも「もうちょっと収容人数のある会場はないだろうか…」というこれから先のことについての話題ばかりでした。会場を大きくするとそれなりのストレスがあっていろいろ難しくて、なかなか結論の出ない問題です。

来年のことはまだ全然未定なのだけど、たくさんのファンの方が集まってくれるのであればしかるべき活動をするだろうし、やりたいこととやるべきことには誠意を持って対峙していこうと思います。今昔からのGOMES THE HITMANのファンがちゃんと満足するような、そして世代を越えて音楽ファンが「初めて聴いたけどこのバンドいいな」「名前は知ってたけどライブ行ってみよう」と思わせるような、門戸を広く開放した活動ができたら本望だな、と考えます。年内は山田稔明のソロもGTHも、「ひなたのねこ」展もクリスマスもいろいろ目白押しなのでどうぞよろしくお願いします。

最後に先日のGOMES THE HITMAN吉祥寺公演のことを綴ってくれたブログをふたつ紹介。まずは山田稔明バンドやハンドメイドZINE「MONOLOG」でも僕をサポートしてくれるfishing with john五十嵐祐輔くんの日記から「10月の復活劇」、楽しく読みました。そしてもうひとつは“青春ゾンビ”というブログのエントリーから「GOMES THE HITMAN『15年目の“週末”ーUnited State of GOMES THE HITMAN』」、目利きサブカル美文家の文章は僕をふわふわと気持ちよくさせます。今回のライブについて何かのレポートを記録した方はぜひ読ませてくださいね。

通販STOREではGOMES THE HITMAN15周年Tシャツの通販もスタートしましたのでぜひに。どんどん寒くなっていく季節に時計の針を巻き戻して。

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2014年10月15日

本日15日(水)21時からGOMES THE HITMANチケット販売開始

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2014年11月16日(日)@ 恵比寿 天窓 switch
united state of GOMES THE HITMAN〜15年目の“週末” EXTRA SHOW


チケット即日完売となったGOMES THE HITMAN7年ぶりのライブの
追加公演を古巣の会場にてさらにマニアックなセットリストで開催します!

出演:GOMES THE HITMAN
(山田稔明/堀越和子/高橋結子/須藤俊明)
17:30開場/18:00開演/前売4000円(1ドリンク代別途)

*10月15日(水)21時よりオフィシャルサイト通販STOREチケットセクションにてチケット発売開始

会場:恵比寿 天窓 switch(http://www.otonami.com/ebisu/news/
住所:〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿3-28-4 B1F
TEL:03-5795-1887

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2014年10月14日

村田和人 祝還暦ピーカン祭り



振り返り日記。GOMES THE HITMAN7年ぶりライブの翌日、僕は疲れた体を引きずって同じスターパインズカフェの客席にいました。村田和人さんの還暦を祝うライブ、豪華なバンド編成です。そもそも村田さんが土日2日間開催を目論んで押さえた日程をスケジュールの都合でキャンセルした直後に僕がSPC伊藤さんに電話をしたことにより決まった復活ライブだったので、村田さんには感謝しなければなりません。前日地方でのライブでGTHのステージを観られなかった村田さんは9月の終わりの武蔵小山アゲインのライブに飛び入りしてくれる優しさを見せてくれました。もう村田さんとも15年のお付き合い。15年前僕は25歳で、村田さんは45歳だったな。

村田バンドを観るのは久しぶりでしたが、皆さんキャリアも長く手練のミュージシャンのはずなのに村田さんを中心として演奏する様は音楽好きな少年の顔をしている。フロント3人、湯川トーベンさん、村田さん、山本圭右さんはそろってオーバー60なのに、そんなの微塵も感じさせないかっこよさ。圭右さんの佇まいはすごい。あんなアメリカのブルースマンみたいになりたいけど僕は絶対なれない。村田さん自身は1年中夏男みたいな天真爛漫なキャラクターだが、村田バンドの面々はやんちゃでいたずらな、ワルイオトナたちの集団という風情があって、このバンドには入りたくない!と思わせる風格がある(実際挨拶しにいくと皆さんとても優しい!)。この日は最新アルバム『ピーカン』の曲をたくさん演奏するということで楽しみにしていたのですが、僕が歌詞を書いた「Brand New Day/Brand New Song」の前にとても丁寧に作詞家である僕のことを紹介してくれて嬉しかった。

もともとこの曲は「escape」という仮タイトルでデモが送られてきたのだけど、そのサウンドはエッジーで躍動的、Foo Fightersみたいだった!全然「escape=逃避行」じゃない!と僕はまず仮タイトルを「NOT escape」に書き換えて歌詞を綴ります。心がけたのは自分でも歌いたくなる言葉で音符を埋め尽くすことでした。この日初めてバンドで演奏された「Brand New Day/Brand New Song」はすごい音圧で疾走感があって、村田バンド必殺の多重コーラスで再現されました。自分が書いた言葉を村田さんが熱唱し、パーカッションのコイタさんがニコニコとハモり、サビはトーベンさんも加わって「誰も見たことのない色/どこまでも繋がっていくBLUE」という決めのフレーズ。感動しました。GOMESでカバーしたりしたら面白いかもな。

村田さんの新譜のなかで一番好きな歌は“君はユーミンが大好きだった”と始まる「さよなら逗子マリーナ」という曲。この日も染みた。杉真理さん同様村田さんの活動からは刺激がたくさん。僕よりも20年先を行く大先輩が年間100本以上のライブをしているのだから僕ら40代ミュージシャンにももっと楽しい未来があるはず。前日の満員だった会場のことを思い出しながら2階席から見下ろしてみたり、1階奥の立ち見スペースだったところから音を聴いたりして、ライブに来てくれたお客さんたちの感覚を追体験したりしながら、2夜連続の吉祥寺の夜は楽しくふけていきました。村田さん、あらためて還暦おめでとうございます。いつまでも若く。  
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2014年10月13日

15年目の、7年ぶりのGOMES THE HITMAN(2014年10月11日 @ 吉祥寺 スターパインズカフェ)



メジャーデビュー15周年の年に7年ぶりの4人のGOMES THE HITMANライブがどうにか無事に終了しました。何から振り返ったらいいのか迷いますが、まず7年ぶりのライブに向けて最初のリハーサルをしたのが9月30日。ほぼ半日、都内の某ライブハウスを借りきって機材音響的にもストレスのない状態で最初の音を出しました。正直に言うと、この日のリハーサルのメンバー間の雰囲気と音楽の立ち上がり方次第で10月のライブをGOMES THE HITMANの一夜限りのお祭りにするか、新しい始まりにするかを決めようと思っていたのです。果たしてまさにその夜、僕は仮押さえにしてあった11月と12月のスケジュールに関して恵比寿switchへ決定の連絡をしたのです。7年間というのは、ただの空白ではない“時間”だったのだとその日思うことができました。

僕はここ数年自分のライブを迎えるときに過度に緊張することがほとんどなくなっていました。緊張感がないということではなくて楽しくてワクワクする気持ちのほうが勝る感覚。しかし今回のGOMES THE HITMANのライブが近づくほどにどんどんナーバスになってきて胃腸の調子が悪くなったり口内炎ができたりして、いつもと違うことに気がついた。そうだそうだ、いつもこんな感じだった。すなわちこれがバンド(GOMES THE HITMAN)で歌うということなんだなあ、と妙な感慨を持って当日の朝を迎えたのでした。会場はうちから10分の距離なのに1時間半前くらいには準備完了してしまってそわそわと浮足立つ僕を猫が不思議な顔で眺めていました(結局予定の入り時間より30分早くスターパインズのスタッフとともに会場入り)。不思議なことに会場入りと同時に僕の胃の痛みはなくなりました。

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リハーサルを目いっぱい時間ギリギリまで。余裕を持って時間配分しているつもりでも気づくといつもあっという間に時が過ぎていく。スターパインズカフェのスタッフさんが2006年ワンマンのときの資料を引っ張りだしてきてくれたのだけど、僕はそのときのライブのことをほとんどなにも憶えていなかった。「手と手、影と影」がCMでずっと使われて『ripple』セールスがずっと横ばい持続したことを受けてレコ発ツアーを2年続けてやったときのツアーファイナルだった。自分のなかの記憶の空洞に驚くが、きっと多分そういう季節だったのだ。自宅から一番近いライブハウスなのでここ数年とても仲良くさせてもらってるが、2006年当時にお世話になった同じスタッフさんたちとこの日のライブを作れるということのありがたさを改めて感じる。グランドピアノを使ってライブができるというのもとても贅沢。僕はいつものMartinのアコギ、そしてシンライン(Fender Telecaster Thinline)という2000年代によく弾いていたギターを使用。サポートギターなしの4人編成では落ち着いたアコースティックライブをやることのほうが多かったし、アコギよりエレキを弾く割合のほうが多いというのもこれまであまりないことで、“懐かしい”という感覚よりも“新しい”という印象のほうが強い。昔やってたのと同じことをもう一回やるというよりも、今の自分たちのやり方で塗り替えてやり直す感じ。ああ、そうだ。ポチがいなくなって初めてのGOMES THE HITMANでもある。この日僕はジーンズの後ろのポケットにポチの形見が入った真鍮のカプセルを忍ばせていた。そして、いよいよ開演。

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ステージへ誘うオープニングSEは2000年代にいつも使っていたスタックリッジというバンドの「Lummy Days」、くるくると時間が巻き戻るような、それでいてまた新しい何かが始まるような高揚感。お客さんの笑顔と拍手が上も下も手前も奥も。この日を迎えられてよかったな、と感動しました。「Lummy Days」を最後まで聴いて1曲目は「雨の夜と月の光」。この曲で7年ぶりのGTHを再開することは初めから決めていたこと。ピアノのイントロが鳴ったときのざわめきは忘れないだろうな。この日はこのピアノイントロの8小節の間だけセンチメンタルな気分で鼻の奥がツーンとして感極まって泣きそうでした。あとはただひたすら楽しかった。

楽しいという感覚とはまた別のところで、やっぱりステージ上でも僕はここ数年のなかで一番緊張していて、固くて、年を重ねて経験値もアップして昔よりもっと余裕綽々で音楽を奏でられるだろうと思っていたのにひとつひとつをこなしていくのに必死で、練習してたことが本番でできなかったり、エフェクターを踏み間違ったり、息が上がってしまったり(GTH初期の歌を歌うときはいつもそうなる)、個人的にはいろいろあるのだけど、そんなこととは関係なしに客席からはとても熱心な眼差しと、嵐のような拍手と闇夜のような静寂とが寄せては返した。「そうそう、GOMES THE HITMANのライブはこんなふうだったよな」と僕の記憶をくすぐる。「アップダイク追記」という曲は年をとるごとにその歌詞が風合いを深めていく。「憧れがいつかは諦めに変わることぐらいわかっているつもり」と歌うのはまだ憧れたことを諦めていない証拠、「秋の夜に、まだ若い証」である。

続いて『weekend』の楽曲をまとめて演奏した。実はこのアルバムの性格を決定づけるのは(「ready for lab」をイントロとして)「お別れの手紙」から「train song」へ繋がる部分ではないかとここ数年思っていたから、その2曲を続けて演奏したときにアルバムリリースから15周年のけじめをつけられたような気がした。やはりバンドの演奏、僕の歌、そしてそこに乗る堀越コーラスというのがGOMES THE HITMANサウンドなのだなと実感。「街をゆく」で歌うのは「声をからして僕らは笑う/たとえばつまらない思い出話にも」というフレーズ。15年後に歌うことを想定して25歳の僕が綴ったのだ、きっと。デビュー前、大学時代から演奏していた曲もちゃんと21世紀にアップデートできた気がする。堀越和子、高橋結子、須藤俊明、この人たちのことを僕は18歳のときから知っているが、そんなメンバーで20数年たって声を合わせて満員御礼のステージで音楽を奏でられるというのはなんという幸せか。いつもは気づかないふりをしているけどこの日の120分間はずっとそのことを思っていました。

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かといって急にメンバー間がぐっと仲良くなったり目に見えて一致団結したり面と向かって褒めあったり打ち上げで盛り上がって2軒目3軒目と一緒に飲みにいったりするようなことは全然なくて、やっぱりバンドって面倒くさいなあという感覚がまったく変わらないのも面白いところで、しかしこれまで15年、もっと言えば結成から21年やってきて多分もしかしたらバンドの空気感や演奏する感じや楽曲把握力などに関して今が一番いい状態なのではないか、ということに気付いてしまった。僕が2007年に出版マネージメントとの契約を(友好的とはいえない形で)終わらせてしまったこともあり、現在のゴメスにはレコード会社もプロダクションもディレクターもいないのだけど、GOMES THE HITMANがGOMES THE HITMANの曲を演奏することの意味はとても大きいと改めて感じました。

ライブは「情熱スタンダード」と「饒舌スタッカート」で本編を終え、アンコールでようやく11月と12月のライブ告知、客席みんなの顔がパッと明るくなるのを見ることができました。立ち見スペースにいた皆さん、2階席の後方も、窮屈な思いをさせてごめんなさい。チケット争奪戦になってしまうのは本意ではないのでもっとたくさんの人に見てもらえるような方法をこれから考えたいと思います。「拍手手拍子」という曲は2000年に自分のためではなくゴメスを盛り立てようとしてくれるスタッフ陣が喜んでくれるような曲を書こうと思って作った歌でした。それを2014年に心を込めて歌詞を噛み締めながら歌うことができたのが嬉しかったです。最後に演奏する曲はインディーズ盤1曲目の「僕はネオアコで人生を語る」に決めていました。「人生は続くだろう/カレンダーのように」と当時も思っていたし、今も同じように思っています。ありふれた言葉で固められた歌が街中に流れても、僕はなんにも気にしないで誰よりもいい言葉を綴った自分の歌を歌うよ、と昔も今も自信満々にいつも思っているのですよ。メンバー4人が元気に集まれてよかった。皆さんもそう。このライブが観られなかった人もまた機会があると思います。生きていると絶対いいことがあるよ。

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北海道から九州まで全国各地から、限られたチケットを手に入れたたくさんのお客さんが集まってくれたことに心から感謝を。そして古い友人、新しい友人、音楽仲間もたくさん。イトケンさんなどは親戚の晴れ舞台を見守るような感じで映像担当として開場前からいろいろ手伝ってくれたし、五十嵐くんや上野くんなど夜の科学オーケストラの面々もこのリユニオンを目撃することを熱望して観にきてくれたので、ソロのバンドの雰囲気もちょっと変わっていくかもしれない(ゴメスがそうなら山田バンドはこうだぞ、と)。ギターを手入れしてくれたハックルたけ兄にも感謝。ここに掲載したライブ中の写真を撮ってくれた田中和彦さんは『neon, storobe and flashlight』のブックレット写真も撮ってくれた方。映像を押さえてくれた吉野達哉さんも「tsubomi」「ストロボ」などPVを監督してくださった映像作家。お二方とも僕が映像制作会社でADをしていた頃からの付き合いになる。BMG時代、VAP時代のスタッフもたくさん勢揃い。そして師匠ともいうべき杉真理さんは最終リハーサルのスタジオに続いて僕らの姿を見守ってくれた。「山田くん、現役“感”あるね!」と言われて「今日からゴメスは“現役”ですから!」と答えました。ボランティアで集まってくれたたくさんの友人、スタッフの尽力がなければ成し得ないライブでした。そしてスターパインズカフェにもお世話になりました。そしてメンバー3人もありがとう。また次の機会に。

このリユニオンを経て、今月は新潟へひとりで歌いにいきますが、この日のライブは確実にソロの歌にも影響を与えるでしょう。また新しい何かが自分のなかに生まれるのを楽しみにしています。今年は本当に充実した年。

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2014年10月12日

GOMES THE HITMAN BMG在籍時タイトルが配信リリースされます

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長らく入手困難となっていたBMG JAPAN在籍時(1999〜2001年)の作品が初めて配信リリースされることになりました。まずミニアルバムとフルアルバム(インディーズ盤再発も含む)が10月10日よりすでにご購入できます。22日からはマキシシングル作品群の配信もスタート。特にマキシにはアルバム未収録の曲ばかりが入っていますのでぜひ時代順に聴いていただきたいな、と思います。個人的にはフィジカルCDの再発まで実現させたいと思っていますが(あと懸案の『mono』問題も)、まずは手を伸ばせば聴きたい歌が聴けるという状況が作れたかと思います。尽力していただいたスタッフに感謝を。ひとつだけお詫び、「maybe someday ep」収録の「maybe someday」だけ権利関係上の(僕らの力の及ばない)問題のため今回のタイミングでの配信リリースができません。なんとか頑張って解決したいと思いますが、当面はSoundcloudやYoutubeで公開したりして聴いていただけるよう対策とりますのでご理解ください。


<10月10日より配信開始>
neon, strobe and flashlight(1999)
weekend(1999)
cobblestone(2000)
GOMES THE HITMAN in arpeggio(2000/1997年インディーズ盤のリイシュー)
down the river to the sea(2000/1998年インディーズ盤のリイシュー)

<10月22日より配信開始>
rain song ep(1999)
new atlas ep(1999)
maybe someday ep(2000)
饒舌スタッカート(2001)

<配信サイト>
iTunes/Amazon.co.jp/レコチョク/Mora/music . jp/dwango/オリコン
TSUTAYA/KONAMI/mu-mo/My Sound/Happy Music/JOYSOUND/Xbox Muisc  
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ライブ開催決定!(GOMES THE HITMAN追加公演/夜の科学vol.46/猫町オーケストラvol.15)

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2014年11月16日(日)@ 恵比寿 天窓 switch
united state of GOMES THE HITMAN〜15年目の“週末” EXTRA SHOW


チケット即日完売となったGOMES THE HITMAN7年ぶりのライブの
追加公演を古巣の会場にてさらにマニアックなセットリストで開催します!

出演:GOMES THE HITMAN
(山田稔明/堀越和子/高橋結子/須藤俊明)
17:30開場/18:00開演/前売4000円(1ドリンク代別途)

*10月15日(水)21時よりオフィシャルサイト通販STOREチケットセクションにてチケット発売開始

会場:恵比寿 天窓 switch(http://www.otonami.com/ebisu/news/
住所:〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿3-28-4 B1F
TEL:03-5795-1887




<SWEET DECEMBER 2DAYS>

12月6日(土)@ 恵比寿 天窓 switch
“夜の科学 vol.46〜”blue, green, and red”


出演:山田稔明 with 夜の科学オーケストラ
member:イトケン、安宅浩司、海老沼崇史、上野洋、佐々木真里
18:30開場/19:00開演/前売4,000円(1ドリンク代別途)
*2日間通しチケットを7,000円で限定販売します

山田稔明生誕月、アニバーサリーに相応しいバンド編成での
“夜の科学”で激動の1年を締めくくります。



12月7日(日)@ 恵比寿 天窓 switch
“猫町オーケストラ vol.15〜Let the Four winds blow”

出演:GOMES THE HITMAN
17:30開場/18:00開演/前売4,000円(1ドリンク代別途)
*2日間通しチケットを7,000円で限定販売します

7年ぶりに復活!15回目の“猫町オーケストラ”でアニバーサリーイヤーを
最後まで盛り上げます。四方向へ風を舞い上げるGOMES THE HITMANに乞うご期待

*チケット販売開始日時はオフィシャルサイト等でお知らせします

恵比寿 天窓 switch
〒150-0013 渋谷区恵比寿3-28-4 B1F
03-5795-1887  
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15年目の“週末”〜United State of GOMES THE HITMAN(2014年10月11日 SETLIST)



2014年10月11日(土)@ 吉祥寺 Star Pine's Cafe
GOMES THE HITMAN.COM presents
15年目の“”週末”―United State of GOMES THE HITMAN


1.雨の夜と月の光(rain song ep)
2.ストロボ(neon, strobe and flashlight)
3.アップダイク追記(neon, strobe and flashlight)

4.光と水の関係(weekend)
5.長期休暇の夜(weekend)
6.何もない人(weekend)
7.猫のいた暮らし(weekend)
8.お別れの手紙(weekend)
9.train song(weekend)
10.街をゆく(new atlas ep)

11.coffee(down the river to the sea)
12.緑の車(maybe someday ep)

13.思うことはいつも(cobblestone)
14.午後の窓から(cobblestone)
15.手と手、影と影(ripple)

16.情熱スタンダード(mono)
17.饒舌スタッカート(饒舌スタッカート)

EN
18.拍手手拍子(饒舌スタッカート)
19.僕はネオアコで人生を語る(GOMES THE HITMAN in arpeggio)


ご来場ありがとうございました!

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2014年10月11日

秋の猫騒動 サード・シーズン(4)



メモリアルなライブがあるからといって猫は容赦してくれない。うちの猫になって1ヶ月と数日たったポチ実は時を選ばず猫らしく自由で、寝ようと思っても寝かせてくれない。一昨日庭先に一匹の猫があらわれた。その猫がうちに来たのは2度目、おそらくポチ実のお母さんなのではないかと予想している。顔、特に鼻まわりの感じがポチ実とてもよく似ているのだ。尻尾がすらっとしたとこも。ポチが病床に伏しているときに大きなオレンジ色の猫が悠々と塀の上を歩いていったことがあって、憔悴した僕もポチもその猫をただ眺めるしかなかったのだけど今思うとあいつは父親なのではないか。いろんな物語を想像した。

ポチ実は玄関に面した2階の窓際を快適な居場所と認識したのか、そこで窓の外を眺めながらすごす時間が多くなった。なので玄関の門のところから2階の窓に猫のシルエットが見えて、それはそれは可愛い。出かけるときは胸が苦しいし、帰ってきたときは胸が踊る。猫のいる暮らしはこういうふうに心に作用する。昨日の夕焼けはものすごくて、あんな色を見たのはもしかして生まれて始めてかもしれない。世界の終わりのようだった。僕はちょうど車で出かけていたので夕焼けを追いかけたが(しかしすぐに闇夜に)ポチ実もきっと窓からその燃えるような赤を眺めていたはずだ。

ポチがGOMES THE HITMAN「饒舌スタッカート」のジャケットを飾ったのが2001年。撮影は2000年だった。2001年の秋に僕の猫になって以降GOMES THE HITMANのアイコンは猫になった。21世紀になって書いた歌のなかに出てくる猫はだいたい全部ポチがモデルだが、いろんな古い歌も時を経て自分のなかで美しく変容していることに日々気付く。ポチは今晩のライブをどこかから見下ろしているだろうか。2007年以来のGOMES THE HITMANライブ、とても感慨深い。そして同時に今夜ライブが終わって家に帰ったらまた2階の窓にポチ実のシルエットが揺れていると思うとまた少し先の、あさってくらいの未来も楽しくなってくる。今日は今日でとても良い日になるだろう。明日からはまた新しい季節だ。  
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2014年10月10日

15周年Tシャツを作りました/明日の物販案内

GOMES THE HITMAN7年ぶりのライブにあたり、メジャーデビューから15周年というアニバーサリーを記念してTシャツを作りました。明日のライブで販売します。ライブタイトルの「United State of GOMES THE HITMAN」というのは4人のバンドがユナイト(集結)した状態という意味です。実はこれと同じタイトルで『ripple』リリース後の2005年7月にライブをやったことがあって(モナレコードだった)今思うとそれはゆっくりとその「ユナイト」がほどけ始めるタイミングだったのかもな、と思う。なので今回の再集結にもう一度ポジティブな意味を持ってそのタイトルを掲げたかったのです。

タイトルの由来は僕のUSA(アメリカ)好きによるところなのだけど、「United State of GTH」という言葉から浮かんできたイメージで今回のTシャツのデザインができあがりました。デビュー以来変わらないバンドロゴと星条旗を模したアイコン、15本の横縞は15周年を表していて、4つの星は4人のメンバーを意味します(ちなみにアメリカ国旗の縞模様は独立当時の13の入植地を表し星は現在の州の数を表しています)。どんな服にも合わせやすい定番人気の杢グレーと、『weekend』の淡い青に近いセージブルーの2色展開で。肌触りのいいボディを選びました。数に限りがありますので早めのご購入をお薦めします。

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Tシャツの他にGOMES THE HITMANのCD『omni』と『ripple』、さらにはメンバーそれぞれが関わったCDタイトル、ライブチケット等、物販もアニバーサリーに相応しくバラエティに富んだものになります。僕は『pilgrim』から『緑の時代』までのソロとそろそろ季節到来の『Christmas Songs』、そして残りわずかとなった写真絵本「ひなたのねこ」を持っていきますので、ぜひお財布に余裕を持ってご来場いただければ幸いです。7年ぶりのGOMES THE HITMAN、よろしくお願いします。

  続きを読む
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GOMES THE HITMAN.COMからCDリリースのお知らせ/堀越和子『虹』

明日10月11日のGOMES THE HITMANスターパインズカフェ公演からキーボード堀越和子の1stソロアルバムが先行販売されます。GOMES THE HITMAN休止中の2009年頃から弾き語りやバンド編成で、自身で書き綴った歌を歌うライブを重ねてきた彼女ですが、数ある楽曲から厳選して構成されたソロデビューアルバム『虹』、予告なし突然の完成と発売はGTHファンにとっては7年ぶりのライブとあわせて、もうひとつのサプライズかもしれません。山田ソロ作でも共同プロデューサーとしてその手腕を振るったYAMACHI氏によるサウンドプロデュース、旧知のミュージシャン、メンバーとの演奏やデビュー当時からお世話になっている御大村田和人氏のコーラスなどをフィーチャーした全10曲。一足早く聴かせてもらいましたが素晴らしい言葉とメロディ、サウンド。同胞としての僕のいじわるで手厳しいチェックを軽々とクリアしていくその内容に、驚きと誇らしさにも似た感覚を憶えました(最初から最後までスキップせずに聴いたCDは久しぶりでした)。GOMES THE HITMANファンの皆さんはもちろん、女性シンガー好きにもアピールする普遍的ポップスだと思います。ぜひチェックしてみてください。

GOMES THE HITMAN.COMのレーベルから6タイトル目の作品としてのリリースになります。ライブ会場とWEB通販でのみの販売(WEB通販開始時期については11月以降となります)、堀越和子オフィシャルサイトでダイジェスト試聴ができます。


jacket 虹 / 堀越和子(GTHC-0006/定価 2,500円+税)
 2014年11月26日発売(10月11日公演から先行発売開始)


 1.overture
 2.虹
 3.声のない歌を
 4.空の青と
 5.さよならは続く
 6.the ground
 7.locator
 8.悲しみの出口
 9.BPM
 10.星に願う

 All songs written by Kazuko Horikoshi
 Sound produced by Yamachi
 *ライブ会場と通販のみでの販売
 オフィシャルサイト→http://www.horikoshikazuko.net/  
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15年目の“週末”の吉祥寺(今週末のための超個人的吉祥寺ガイド)



昨日のこと、同郷佐賀は唐津のガールズバンドたんこぶちんのボーカリストまどか(彼女と歌った「Qui La Laの夏物語」)が上京、タイミングがあったのでポチ実に会いにきた。思えば彼女は元気なポチが最後に出迎えたお客さん。ポチにも可愛い花を届けてくれました。ポチ実は見知らぬ訪問者には依然態度をかたくするのだけど、昨日はなんとか(むりやり)まどかちゃんに身体を撫でさせていた。猫欲旺盛な18歳女子、「やわらかい!小顔!小顔!」と興奮しながら、とても癒やされた様子。ポチは彼女に対して貫禄と年上感があったけどポチ実はやっぱり子どもだな。小学校低学年くらいの感覚か。

そして昨日、今週末のライブ会場であるスターパインズカフェで最終打ち合わせをしてきました。スターパインズカフェでは会場設営に関していろんなやり方があるのですが、今回は入場者数、セットリスト、演奏時間などから鑑みて、椅子ありの着席スペースと立ち見スペースを作ることにしました。これまで僕が出演したスターパインズカフェ公演はフロア全部に椅子を並べた形態でしたが、今回はなるべく死角をなくしたいのと、「このライブは立って体を揺らしながら観たい人も多いのではないか」という、リハーサルを終えての僕の主観からの判断です。整理番号順に17時からの入場となりますので立ちたい人、座りたい人、時間通りにご来場いただきたい(希望が叶わなかった場合はごめんなさい)。当日券の有無は現在も未定、当日開場後の状況によりますので直接会場にお問い合わせください。

ご来場者リストを見ると北海道から九州まで全国各地から吉祥寺に集まるようです。この街は僕が2001年からずっと暮らしている街なので、至極個人的吉祥寺ガイドのようなものを書き連ねてみたいと思います。吉祥寺は今年になって駅まわりが大変身しました。久しぶりに吉祥寺に来る人はびっくりすると思います。土曜日の街はどこもかしこもとても混雑しているので少し早めの吉祥寺到着をお薦めしたい。僕が日々の生活のなかで足繁く通うお店や打ち合わせや友だちとの歓談に使うカフェなどを紹介します。


<個人的吉祥寺ガイド>

吉祥寺といえば井の頭恩賜公園。初めて吉祥寺に来る方はまず公園口に出て人波に乗ってみるのもいいでしょう。ライブ前、ライブ後の腹ごしらえはカフェ長男堂。昨日もご飯を食べました。ここは吉祥寺駅からは少し遠いですがとても美味しいバランスのとれたご飯が食べられます。食べログなど口コミサイトでは非常に接客に難があるお店として有名ですが「今日ゴメスのライブを見にきたので…」と言うとニコッと笑って優しくしてもらえるかもしれません。そしてカフェ、大正通りにあるカフェmoiは僕が思う吉祥寺一番店です。ここでライブをやったこともあります。甘いものも腹持ちいいものも美味しく、アアルトコーヒーのアルヴァーブレンドの味はここで確かめられます。moiが満席だったら近くのお茶とお菓子 横尾を覗いてみてください。中央線沿線的な風情はくぐつ草、ここはシリアスな打ち合わせや取材などでよく使います。創業1979年というから35年の歴史が。ここはカレーと深味のコーヒーがお薦め。ちなみにくぐつ草の向かいにはポチ、そしてポチ実のご飯を安定供給してくれる吉祥寺のランドマーク「ロヂャース」がありますので猫飼いの人はぜひ(ペットフードコーナー今年拡大になりました)。あ、サンロード中程にあるラーメン翔は東京で一番好きなとんこつラーメンのお店です。ラーメン好きはぜひ。ヘルシーなご飯が食べたい人はぜひヒトトに行ってみてください。友だちのなっちゃんがやってるダンラナチュールはちょっと遠いけど頑張れば。バスかタクシーで。

本好きは百年、そしてディスクユニオン吉祥寺店も書籍が充実しています。レコード好きはココナッツディスク、そして昨日久しぶりに行ったボールルーム・レコードも眺めているだけで目が喜ぶような充実のお店だなと改めて思いました。雑貨好きはsubro36。いろいろくたびれたらコピスのデッキでBEN&JERRYを食べたり(僕は食べたことないけどね)、ムーミンスタンドでのどを潤すのもいいでしょう(僕はここのココナッツミルクが好きです)。

ライブ後の興奮を語りあったり、一人反芻したりするのにいい呑み屋さんもいろいろあります。ハモニカ横丁にある美舟、ここはメニューがたくさんあって連れていった友人がみんな喜ぶお店でつい最近も僕はここで痛飲してしまいました。電車の時間までの1杯ならミュンヘン、ここはたくさんの種類のドラフトビールが楽しめるビアホールです。メニューを選ぶだけでも楽しい。そして静かに余韻に浸るならスターパインズから程近いハバナムーンがいい。大衆居酒屋的な風情が好きな人には闇太郎で決まりでしょう。もちろんいせやも定番です。あ、ひとつ書き忘れた。17時になると耳を澄ますと遠くから時報がなります。2002年作品『mono』の冒頭で聴こえるのはこの吉祥寺の鐘の音です。わー!なんだかとても土曜日のことが楽しくなってきました。みんなも同じようにワクワクしていたら嬉しいです。明日18時、スターパインズカフェでお会いしましょう!


2014年10月11日(土)@ 吉祥寺 スターパインズカフェ
united state of GOMES THE HITMAN〜15年目の“週末”

出演:GOMES THE HITMAN
開場:17:00/開演:18:00前売り:¥4000+1drink/当日:¥4500+1drink
*チケットはすべてソールドアウト(当日券に関しては未定)

スターパインズカフェ(http://www.mandala.gr.jp
武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1
TEL:0422-23-2251  
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2014年10月09日

秋桜とギター、赤い月



昨日のこと、朝からいろいろ週末のGTH公演のための準備。お昼すぎにポチ実の病院が終わってからハックルベリーフィンのベーシスト山口剛幸さん(タケ兄)来宅。ポチに秋桜の花束を供えてくれた。他の2人は猫を飼っているのだけど意外にもハックルのなかでポチに会ったことがあるのはタケ兄だけ。週末にGOMES THE HITMANのライブで使うギターのメンテナンスを施してもらう。昔から僕はギターの細かい調整が苦手で、それはそのままエレキギターへの苦手意識になっていた。タケ兄に時々ギターを診てもらうようになって苦手意識はかなり減ったのでした。

目の前で施される処置はあたかも整体のようで、驚くほど弾きやすくなって気持ちよさそうな顔をする、ギターが。僕は安いギターをいくつも買って並べて満足するクセがあるのだけど、タケ兄に「山田くんもいい年になってきたから、そろそろビンテージ持つのもいいかもよ」と即され、いろいろオークションなどを眺めているうちに中学生2年生みたいな気分になってきて新鮮。準備OK、今週末はリフレッシュしたフェンダーシンラインとカブロニータテレキャスター、これとMartinのOM18Vをステージに並べます。

家のベランダから欠けてゆく月を見上げていたのだけど1時間語に外へ出ると皆既日食の赤い月。吉祥寺の街を行く人々がみんな空を見上げていた。  
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2014年10月08日

秋の猫騒動 サード・シーズン(3)



ポチ実、2度目の病院。前回に続き2回目の3種ワクチン注射。キャリーケースのなかでポチ実は緊張、硬直するが鳴いたり暴れたりはせず診療もスムーズ。その点もポチにそっくりだ。ポチはいつも「おとなしくてえらい。気のいい猫だね」と褒められていた。体重は300グラムちょっと増えて2.65キロに。頭ひとつ分くらい大きくなった感覚があったのでもっと肥えているかと思ったが、食べただけ運動しているから身体が締まっているのだろう。

ずっと耳を痒がる素振りがあったので耳を見てもらったが、どうやら耳ダニがいるらしく(野良猫だったからしょうがないね)首の後ろにたらすタイプの駆虫剤を処方される。前回おなかの虫が見つかって投薬していたのだけど、今日の検便では見事に陰性。完全家猫で外に出さないことで得られるメリットはやはりたくさんある。庭に出てひなたぼっこしていたポチに比べてポチ実は爪がきれいだ。庭で遊べるようになるのはまだまだ先だと思うけど、今は家じゅう隅々まで楽しく冒険している。

ポチが最期までお世話になった病院なので、ポチ実を連れていくとふわっと先生や看護婦さんたちが明るい顔になるような気がする。「ポチ実」と呼びイントネーションが人それぞれ違うのも面白い。次はおそらく来年頭くらい、ポチ実の避妊手術のタイミングで3度目の病院となる予定。今日でポチが旅立って112日、そしてポチ実が「山田ポチ実」になってちょうど30日。猫騒動はまだまだ続く。  
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2014年10月07日

巣巣、芝生、イメージトレーニング



GTHリハーサルは少しの休憩をはさみながらだいたい5、6時間(本番同様に)ずっと立ってギターを弾いて歌うのでそれを3日間やると体がガチガチになる。7年前は今よりもう少し若かったので長時間リハも苦ではなかったが、キャリア15年の貫禄とともに体力はなくなっていくのだな。今日はゆっくりメンテナンスの日、ギターの整備などをしつつ、猫と添い寝したり遊んだり。

夕方から等々力の巣巣へ。毎年恒例のラトビア展が会期延長になったのでなんとか間に合った。目に鮮やかなものばかり。ラトビアとは関係ないがボリビアの人が作ったミトンを今年の手袋に決定。冬が来るのが待ち遠しい(そして冬が来たら春を望むのだ)。そして今日が最終日だった経堂ギャラリー芝生へ展示の撤収へ。たくさんの愛猫ポチモチーフのいろいろがご来場の皆さんのもとへ旅立っていったようで嬉しい。「猫町」と「月の猫」の風景印もすべて完売御礼。次に芝生にお世話になるのはカレンダー展か。光陰矢のごとし。経堂に行ったら必ず食べるラーメン英、今日も美味しかった。

そして夜になって、週末のライブのためのイメージトレーニングを。  
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2014年10月06日

秋と台風とGOMES THE HITMAN



朝起きたら台風。猫を抱きながら窓の外を眺める。今年は自然災害の多い年、子どものころみたいにワクワクしない嵐。しかしお昼すぐにはうそみたいに雨は止み、今日は3日目のGOMES THE HITMANリハーサル。7年ぶりのセットリストがついに決定。2000年のアルバム『cobblestone』のプロデューサーでもある杉真理さんがふらっと遊びにきてくれたので、ひとりを観客に演奏。程よい緊張感で良い予行演習となりました。

7年ぶりのバンド、とても楽しい。今週末はいよいよライブ本番、終わるのが今からさびしい気持ち。一瞬一瞬を楽しんで記念すべきアニバーサリーの季節を過ごしたいと思う。“United State of GOMES THE HITMAN”Tシャツを作りました。乞うご期待。  
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2014年10月05日

秋の猫騒動 サード・シーズン(2)



朝からチャッツワース岸本さんにお悔やみの電話で泣き笑い。16歳生きたチャオ、最期は愛情あふれる素晴らしいスローグッドバイ。ポチを失ってすぐの初夏の日に撫でさせてくれたこと、添い寝させてくれたこと、抱かせてくれたことを思い出す。昨晩は友人の留守中の猫姉弟のお世話。ポチ実の小ささに慣れていたのでふたりともとても巨大に見える。カツオは相変わらず天真爛漫で、人見知りだったワカメもすぐに鳴いて出てきてくれるようになった。猫はその存在だけでもただただ可愛いが、飼い主の気持ちも愛すべきものだ。猫当番を頼むのを忘れていて焦るその友人に「週末なら世話にしにいけるよ」と告げたときの安堵のため息と表情がとても印象的だった。

ポチ実は遊びまくって駆けまわってあらゆる場所へ飛び乗って、まるで仔猿のように見える。ポチがこれまで使っていたトイレではオシッコの色などがわかりにくいという懸念もあって、猫砂をおからでできたトフカスサンドに変えたら何粒か食べてしまって心配したが問題なく慣れたようだ。毎朝起きるとベッドの上、足元に寝ているから僕は頭の位置を逆にして撫でながら添い寝しながら二度寝するようになった。この季節、至福の時間だ(そのあと手をガブガブ噛まれる)。ポチ実に3種ワクチンを打ちに病院に行けるのはGOMES THE HITMANのライブが終わって落ち着いてからだろうか。ここ最近は夏の残り香のような暑さがあったけど、その頃にはもう初冬の気配なのだろうな。

朝ごはんを食べてポチ実はまた寝てしまった。雨、低気圧、台風、こんなときに思う、猫になりたいという気持ち。  
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2014年10月04日

高野寛バンドツアー “TRIO”(2014年10月4日 @ 日本橋三井ホール)



朝から悲しいさびしい報せ。加古川チャッツワース岸本さんの家の愛猫チャオが16年の命を燃やし尽くした。6月にポチを亡くして間もないときにチャオは柔らかい体を撫でさせてくれた。愛あふれる家庭に生きてチャオは幸せだったね。経堂のギャラリー芝生の展示に顔を出して、追加で「ポチのポチ袋」を追加納品。とてもたくさんのお客さんに来ていただいているそうで嬉しい限り。

そして楽しみにしていた高野寛さんのトリオ編成での日本橋三井ホールでのライブへ。トリビュート盤で「夜の海を走って月を見た」をともに演奏したイトケンさん、sugarbeans佐藤くん、ミックスしてくれた古賀健一くんと一緒に観れたのがとても嬉しかった。25周年記念の季節もクライマックスか、2時間半のコンサートはやはり圧倒的に音楽的で美しく、言葉とメロディを核にして耐久性のある“歌”がズラリと並ぶ壮観なセットリストでした。エレキギターの高野さん、かっこよかった。このバンド編成ライブのためにエレキを猛練習したとTwitterで書かれていたが、僕も7年ぶりのGOMES THE HITMANのために同じようにエレキばかり弾いているのでその指先に注目してしまう(アコースティックギターを弾くのと全然違うのだ)。

「All Over, Starting Over」という曲のなかで「君を傷つけてた思い出が辛くても/時間だけが過去を癒してくれるだろう/笑い合う友達 愛しあう人がいれば/その笑顔のために生きてゆけるのだから」というフレーズがある。つい最近これと同じようなことを考えることがあったのでこの歌は特に心に響いた。曲の終盤には「開け放した窓には/東から届いた見知らぬ風の便り」という歌詞。昨日のリハーサルで歌った「西の窓を開け放てば/南向きのドアが閉じて/テーブルにははらはらとノートが騒ぐ」という言葉と呼応した。

来週末にデビュー15周年のバンドのステージを控えた僕にとってとても刺激的な(そもそも高野さんのライブを観て刺激を受けなかったことなどないのだ)、25周年のキャリア集大成のような素晴らしいコンサートでした。15年なんてまだまだ全然だな。  
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2014年10月03日

新潟2days公演が決定しました(予約受付も開始!)

一昨年の初めての新潟公演、そして昨年はHARCOとのスプリットツアー(燕市、新発田市)以来1年ぶりの新潟でのライブが決定しました。3度目の訪問となる燕市のツバメコーヒーは2周年記念イベント。ツバメコーヒーのロゴをデザインしたイラストレーターの大塚いちおさんとのセッションです。とても楽しみ!いちおさんはお話も面白いのでこれまでにない楽しいイベントになりそう。そして2年ぶりとなる新潟市内でのライブは北書店にお世話になります。ここは「ひなたのねこ」を販売していただいたお店。本屋さんでのライブが面白くないわけがない。読書の秋に相応しい夜になると思います。全新潟県民の皆様のご来場をお待ちしています。本日より予約を開始しました。限定人数での公演となりますのでお早めのご予約を!

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2014年10月25日(土)@ 新潟 燕市 ツバメコーヒー
ツバメコーヒー2nd Anniversary
“大塚いちお ✕ 山田稔明 “飛び立つコトノハ”

18:30OPEN 19:00START/料金3,500円(ドリンク代別途)

シンガーソングライター山田稔明の演奏とイラストレーター大塚いちおの
ライブドローイング!2人の作り出す世界が音とスクリーンで共演します。

大塚いちお・・・イラストレーター・アートディレクター 書籍や雑誌、広告、
音楽関係などのイラストレーションを数多く手がけるほか、展覧会やワーク
ショップの活動も積極的に行っている。 2005年、『GIONGO GITAIGO J”ISHO』
(ピエ・ブックス)で東京ADC賞受賞。

山田稔明・・・1973年生まれ佐賀県鳥栖市出身。1999年にバンドGOMES THE HITMAN
でのデビュー以来今年で15週年を迎える。3枚のソロアルバムとコンピレーション盤を
発表。今年春には愛猫との暮らしを綴った写真絵本「ひなたのねこ」を上梓。

*オフィシャルサイトRESERVEフォームにて予約受付中!

新潟 燕市 ツバメコーヒー
〒959-0264 新潟県 燕市吉田2760-1
TEL 070-5371-3514



2014年10月26日(日)@ 新潟 北書店
“夜の科学 in 新潟〜retrospective15+5”

18:00OPEN 18:30START/料金2,500円(ドリンク代別途)

昨年のHARCOとの燕、新発田のツアーから1年、新潟市内では
2年ぶりのライブが決定しました。本屋さんでの演奏、読書の秋に
懐かしくて新しい物語をじっくりと紐解きます。

*オフィシャルサイトRESERVEフォームにて予約受付中!

新潟 北書店
〒951-8124 新潟市中央区医学町通2番町10-1 ダイアパレス医学町101
TEL 025-201-7466


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2014年10月02日

秋の猫騒動 サード・シーズン(1)― ポチ実登場から1ヶ月目の朝



今年の6月に13年間一緒に暮らした愛猫ポチを亡くし悲しみに沈んでいるところに、我が家の小さな庭に奇跡みたいにひょこっとあらわれた、生まれ変わりのようにポチにそっくりな仔猫。ポチ実と名付けられた猫があらわれて今日でちょうど1ヶ月になった。9月2日から1週間かけて手なづけて9日からうちに招き入れて家猫に。野良猫の野性のようなものは意外にも柔らかくほどけてゆき、今ではゴロゴロと喉を鳴らし、膝に飛び乗り、かくれんぼをして誘い、おもちゃで遊び、気づくとベッドで一緒に寝るようになりました。毎朝目覚めてくるたびに身体が大きくなっているのがわかるほど育ち盛り。仔猫特有のまんまるな瞳はクルミのような色をしている。

たった一ヶ月の間にいろんなことが変わった。まず僕の体調がよくなった。6月からずっと夏バテのような、頭と体がドーンと重たい感覚があったのが嘘のようになくなっているのに気付く。仔猫を飼うのは子ども時代以来なので、遊び相手をするのが大変。いつまでも遊びをやめないし、飛んだり駆けたりその運動量は驚異的だ。ポチ実は本当に驚くほどポチに似ていて、体毛の模様はもちろん、仕草やクセ、名前を呼んだときの反応や眠って伸びをするときの柔らかさなどのシーンのなかに確実にポチの影が見えるから、ポチ実を通してぐっとポチを近くに感じる。ポチは未だに僕の夢の中には出てこないのだけど、違うかたちで僕の目の前にあらわれたのだな。もしポチ実が登場していなかったら秋の少し肌寒くなってきた季節をどんな気分で暮らしていただろうか、とここ数日ずっと考えている。どんな気分で歌を歌い、どんな気分で家路へ歩くだろうか、と。

昨日ぼんやりとiPhoneのなかにある9月2日からの写真を眺めていたのだけど、ホントにウソみたいな物語がそこには映しだされていました。下の写真は1ヶ月前の朝、「あ!仔猫だ!」とびっくりして撮った最初の1枚。うそみたいな物語の始まり。9月は奇跡みたいな1ヶ月だった。新しいシーズン、10月ももっと面白くなったらいい。


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2014年10月01日

山田稔明、GOMES THE HITMANを語る(2014年9月29日 @ 武蔵小山 Again)

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一昨日のことです。ペットサウンズレコード森陽馬さんとちょうど1年前くらいに始めた“月あかりのナイトリスニング”というトーク&ライブのイベントの5回目。3ヶ月に1度くらいのペースで平日の夜に開催してきたこの集いも回数を重ねるごとにお客さんの数が増えてきて、公開ラジオ番組のような楽しい感じが(オフレコな話も含めて)さらに増してきました。ついに“GOMES THE HITMAN”を俎上にあげて行われることになった“ナイトリスニング”、一昨日の夜もたくさんのご来場ありがとうございました。レアなPVなどの映像を流す予定だったのが訳あって叶わず、代わりに門外不出のカセットテープをいくつか披露。20年くらい前のGOMES THE HITMANの荒くれて未熟な音は皆さんの耳にどう響いたでしょうか。いつもはアナログのレコードをかけるところをカセットというさらに懐かしいメディアを再生できてよかった。今回も陽馬さん制作の丁寧なリーフレット、ファンのみんなが僕に聞きたいであろう質問を投げてくれて充実した会話が繰り広げられたような気がします。年内にもう一回このイベントをやって、流せなかった映像なども公開する機会が作れればと思っています。

ライブは当然GOMES THE HITMANの楽曲を。歌詞に「秋」が出てくる曲を演奏。「アップダイク追記」「遅れてきた青春」「夕暮れ田舎町」(「お別れの手紙」にも出てくるのですがこれは夏に何度も歌ったので割愛)、そして未発表楽曲の「hello hello」という曲には“秋のコスモス畑がひと休み”というフレーズが。久しぶりに歌ってみて、この歌はその後の「ハミングバード」に昇華した歌だとひとり納得。GTHがコピーバンド時代に演奏していたメキシコ70というイギリスのバンドの「Drug is the Love」には「僕たちの旅〜自己嫌悪'97」のメロディがちらほら。そしてこの日リリースからちょうど21周年の小沢健二『犬は吠えるがキャラバンは進む』から学生時代にコピーした「カウボーイ疾走」を。このアルバムに出会わなければ今の自分はないのです。そしてこの日遊びにきてくださっていた大先輩シンガーソングライターの村田和人さん飛び入り。

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村田さんには1999年の「new atlas ep」楽曲でのコーラスアレンジ、そして2000年「緑の車」でのプロデュース以来ずっとお世話になっている。僕にとってレコーディングへの苦手意識を快方へ向かわせてくれた恩人だ。今年出た村田さんのニューアルバム『ピーカン』に僕は1曲歌詞を書かせていただいたが、村田さんが求めたものと僕の資質がうまくマッチした素晴らしい楽曲になったと思います。「言葉数が多いメロディに作詞家は“その”とか“あの”とか指示代名詞を多用しがちなんだけど山田くんはそういうふうには書かなかった!」というお言葉に「は!ホントだ!」と驚きました(「あの」「その」を使わないのは常に自分のなかの詩作のルールなのだけど村田さんの歌にもそういう詩を書けてよかった)。その「Brand New Day, Brand New Song」を僕のキーで演奏、村田さんには力強いコーラスをつけていただいた。山下達郎さんのライブをずっとコーラスで支えてきた村田さんにハーモニーを添えてもらうのはとても胸が高鳴る思いでした。

もう一曲、「緑の車」をセッション。いつもよりかなり熱い感じの演奏だったのではないでしょうか。この歌は学生時代からのレパートリーで、目をつぶってでも演奏できるくらい何度も繰り返した曲だったのを2000年にCDにするにあたってアレンジ含めてすべてを村田さんにお任せした曲でした。爽やかで軽やかな歌がレコーディングを経てカリフォルニアから南下してメキシコの風合いさえ漂ったときには感動したものです。ライブの最後は“秋”に限らずすべての季節が歌詞のなかに登場する「ねじを巻く」で締めくくり。10月のGOMES THE HITMAN月間への僕の所信表明というところでしょうか。そう、7年間止めていた時計のねじを巻くのです。遠く離れた友たち、しばらく音沙汰のない知人、時の流れがまた動き出してつながっていけばいいな、と願いつつ。

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