




朝からミックス確認作業。ようやく『the loved one』すべての楽曲のトラックダウンが終了した。6月20日のレコ発ワンマンで先行販売され(通販プレオーダー分も6月19日以降随時発送)、7月7日から全国流通開始でレコード屋やウェブショップに並ぶことになる。普通は数ヶ月前に完成してじゅうぶんな時間をプロモーションなどに費やすのが通例だが、今回もギリギリまで録音とミックスを粘ってしまうクセが出て、関わっていただいたスミュージシャン、スタッフのみんなにもかなり無理をお願いしてしまっている。
すべてのミックスを担当していただいた手塚雅夫さんからハードディスクごとデータを受け取り、それをマスタリング・エンジニアの石橋さん(『pilgrim』『home sweet home』『新しい青の時代』はすべて彼女の手による)に渡す儀式で都内を北から南に。カーステレオでは曲間の時間を決めて6曲並べたCDRの『the loved one』を爆音で。『新しい青の時代』が完成したとき「この作品を越えるものを作るのにあと何年かかるだろうか…」とため息が出たが、あれから2年経って必然性のある作品を作ることができたような気がしている。6曲で30分弱の作品だが、僕はこれをミニアルバムと呼ばないことにする。『the loved one』はこの楽曲たちとこの曲数で構成されたことに意味のあるコンセプトアルバムだ。
とにかく長く険しかった5月が終わり、明日から6月。残るは今日明日でアートワーク、ジャケットまわりだ。通販プレオーダーはこちらから。すべての人に聴いてもらいたいレコードです。