2015年07月31日

映画「Dearダニー 君へのうた」を観た

昨日のこと、アル・パチーノ主演映画「Dearダニー 君へのうた」の試写会に誘っていただいたので雨のなか出かけた。「スターとしての絶頂期を過ぎ往年のヒット曲だけを歌い続けるロックスターのダニー・コリンズが43年越しに憧れのジョン・レノンからの直筆の手紙を受け取り自分の人生を見つめなおす」というわくわくするような内容。この話の半分が本当にあった出来事をベースにしているというから驚きだ。ジョン・レノンの名曲群が映画のなかで使用許可されるのは異例なことだそう。そしてさらに音楽を名プロデューサードン・ウォズとともに担当するのがライアン・アダムスだというから楽しみにして出かけた。

試写会場で挨拶した宣伝担当氏が着ていたのは僕が先日のフジロックで売り切れてて買えなかったライアン・アダムスTシャツ。「素晴らしかったですよねえ!」とライアンのステージについて話して一気に気分がオンになる。ライアンはダニーがデビュー時の楽曲の歌唱を担当しているらしい。そして劇中のの重要な楽曲もドン・ウォズと共作したそうだ。満員大盛況の会場で映画は静かに開幕。

アル・パチーノの演技やステージアクション、ロックスターの舞台裏など見どころがたくさん。映画「キッズ・オーライト」でショートヘアのレズビアンを好演していたアネット・ベニングは今回生真面目さと機知とユーモアを兼ね添えた素敵な人物を演じていた。プッと吹き出して笑えるシーンがいくつもあったし、ジョン・レノンの歌をあらためて劇場で聴くのはとても新鮮。友情、家族、そして“繋がり”の物語に最後は落涙。帰り道には雨は止んでいました。今も静かに感動は継続中。「自分自身に、自分自身の音楽に忠実であれ」というジョンの言葉を噛み締めながら、僕も新しい歌を書きたいなと思っているところです。

  

Posted by monolog at 11:01Comments(0)TrackBack(0)

湘南T-SITEフリーライブのダイジェスト動画を公開しました



近藤研二さんとイトケンさんとのトリオ編成で行った先週末の湘南T-SITEでのライブダイジェストを公開しました。近藤さんとイトケンさんが田中亜矢さんと宮崎貴士さんとやっているバンド「図書館」のレコ発ライブにお誘いいただき、共演させていただくのが今から楽しみです。山田稔明は安宅浩司、上野洋でのトリオ編成に挑戦します。9月22日吉祥寺MANDA-LA2、ぜひこちらのライブもよろしくお願いします。


2015年7月24日(金)@ 湘南T-SITE
山田稔明『the loved one』発売記念フリーライブ


1.猫町オーケストラ
2.太陽と満月
3.Phenomenal Cat(The Kinks カバー)
4.眠れねこねこ(近藤研二作曲 2355おやすみソング カバー)
5.ポチの子守唄
6.些細なことのように
7.my favorite things
8.small good things

山田稔明 with 近藤研二、itoken  
Posted by monolog at 09:53Comments(0)TrackBack(0)

2015年07月30日

中村貴子さん、ラブレターズ塚本さんと僕|16年越しの「ごめっさひっとまん」事件



昨日のこと、夕方から出かけて急に決まったラジオ収録。「急に」というのはたったの2日前に、ということで「山田さん、ラジオに出ていただきたいのだけど◯月◯日の◯時に来れますか?」というイチかバチかのオファーに、僕のその時間のスケジュールがあいていたから実現した。ずっとお会いしたいと思っていたラジオパーソナリティ中村貴子さんのbayfmの番組だったので何かの予定が入っていたとしても無理やり何とかしたかもしれないが、パズルピースがカチッとはまるように昨日の収録が決定したのも何かの縁かと思う。

初対面なのに語るべきことがたくさんあった僕と中村貴子さんのいろいろについてはたっぷり昨日の収録でお話したのでオンエアで確認してもらえたら嬉しいです。昨日録って明日7月31日(土)26時(深夜2時)に放送というスピード感もいい。1時間たっぷり出演させていただきます。話が盛り上がり時間をオーバーしつつ収録が終わり、せっかくだから飲みましょうということになって新宿の思い出横丁の居酒屋でいろんなお話を聞いた。貴子さんは長門芳郎さんや牧村憲一さんとは違うフェイズで日本のロックポップスの語り部だ。「へえええ」と僕は何回驚いただろうか。まるで僕は「あれはどうなんですか?これはどうなんですか?」と真面目な生徒のようだったのではないだろうか。

途中で僕の電話が鳴る。かけてきたのはお笑いコンビ「ラブレターズ」の塚本さんだった。塚本さんは去年GOMES THE HITMANの恵比寿でのライブを観にきてくれて「GOMES THE HITMAN。」という嬉しいブログを書いてくれた。この、いわゆる「ごめっさひっとまん」事件のブログを貴子さん自身もご覧になっていたので、ラジオ収録直前に僕から「塚本さん、もし合流できたらぜひ」とメッセージを送っていたのだけど、新宿での予定を終えて奇跡的にタイミングが合って居酒屋に立ち寄ってくれたのだ。塚本さんとはGOMES THE HITMANのライブのときに初めて会って、次は僕がラブレターズの単独公演「SIREN」を観にいって、この日が三度目。『the loved one』も愛聴してくれているそうで嬉しい。まさか貴子さんと塚本さんの対面が実現するとは。

目をキラキラさせながらミュージックスクエアの思い出話をする塚本さん、「滑舌悪くてごめんねー」と16年越しに「ごめっさひっとまん」について陳謝しながらも感動する貴子さん、「なんだ、この繋がりは!」と面白くてたまらない僕。いろいろ長くやっているといいことや楽しいこと、ありがたいことがちゃんと待っているのだな。貴子さんと僕と塚本さんを繋いでくれたのはラジオのリスナーの方だ。この場を借りて心からの感謝を。明日夜中2時、ぜひラジオでradikoでradikoプレミアムで、全国でbayfm「モザイクナイト」を聴いてください。


2015年7月31日(土)26時 -
bayfm「MOZAIKU NIGHT FRIDAY EDITION」

DJ:中村貴子/ゲスト:山田稔明
番組ホームページ


  
Posted by monolog at 19:57Comments(0)TrackBack(0)

2015年07月29日

meeting people is easy(but hard to keep)



いつでも会えると思っているうちに会えなくなってしまう人がいることを僕らは知っているはずなのだけど、会えなくなってから「会いにいけばよかった」と後悔してばかりいることに気付く。だから今はつとめて人に会うことにしようと思う。月曜日、キーボードの佐々木真里さんと久しぶりに会った。昨年から続いたゴスペラーズのロングツアーが終わった真里さんにはその忙しさの隙間を縫って『the loved one』に多大なる貢献をいただいた。またこの夏のライブで一緒に演奏する機会を探しているところです。真里さんとお茶した後は近藤研二さん宅へ。近藤さんちには週三回くらい通っているが、こんな近所に無駄話をしにいける友人がいることが本当に嬉しい。いつも主役は猫のモイで、僕らは笑ってばかりいる。

昨日はハックルベリーフィンの佐久間くん(サクちゃん)と吉祥寺で待ち合わせて飲みにいった。サクちゃんはこないだアメリカまでWILCOが主催するフェス「SOLID SOUND FESTIVAL」を観にいったのでその土産話を聞くのが楽しみだった。『the loved one』のこともいろいろ褒めてくれた。僕は僕で初めてのフジロックの話を。近況についての話はしばらくするともっと深遠な話に変わっていくから不思議だ。楽しく、いい気分になって帰宅。

今日は今日で初めて会う人との時間、そして明日は明日の、明後日には明後日でまた別の友だちに会いにいく。週末はライブでまたたくさんの人に会えることが嬉しい。会えるときに会うのがいい。もう僕は後悔したくない。  
Posted by monolog at 14:45Comments(0)TrackBack(0)

2015年07月28日

今週末は中目黒トラベラーズファクトリーLIVEです|新作Tシャツの通販販売開始!

今週末は恒例の中目黒トラベラーズファクトリーとのコラボレーションイベント。TRAVELER'S SUMMER FESTIVAL2015です。もう4年目、毎年オリジナルノートを作ってもらっているので今年で4冊目のコレクションとなります。今年は『the loved one』のアートワークをお願いした大塚いちおさんのイラストを配した可愛いデザインとなっています。第一部はチケット完売、第二部に少し席がありますのでぜひこの機会をお見逃しなく!第一部と二部どちらもご来場いただく方には京都バージョンのノートを差し上げようかと思っています(表紙の色がクラフトとホワイトで異なります)。

image


2015年8月1日(土)@ 中目黒 トラベラーズファクトリー
TRAVELER’S SUMMER FESTIVAL 2015
『the loved one』発売記念ライブ
“夜の科学 at TRAVELER'S FACTORYーfor the loved one”

出演:山田稔明

第一部:14時開場/14時30分開演(SOLD OUT!)
第二部:17時開場/17時30分開演
ともに4,000円
アアルトコーヒーのアイスコーヒーと14gお菓子、
山田稔明×TRAVELER'S FACRORY オリジナルトラベラーズノートリフィル付
*コーヒーが飲めない方は事前にご連絡ください

今年もやります、トラベラーズファクトリーの夏フェス4年目!
お馴染み徳島のコーヒーロースターaalto coffee庄野さんも一緒です。
GOMES THE HITMANオフィシャルサイトRESERVEにて予約受付中

トラベラーズファクトリー
〒153-0051東京都目黒区上目黒3-13-10







そしてライブ会場で好評発売中、今年の夏の新作『the loved one』Tシャツのオフィシャルサイト通販での受付を開始しました。こちらも大塚いちおさんのイラストを配した2色刷り、3色展開とバラエティに富んだものになりました。あわせてGOMES THE HITMAN 15周年Tシャツもどうぞ。夏はやっぱりTシャツが楽チン。皆さんの季節のおともにぜひ。

オフィシャルサイト通販Tシャツセクション


  
Posted by monolog at 13:49Comments(0)TrackBack(0)

2015年07月27日

フジロック2015



今年の夏はこれまでの人生でやったことのないことを遂行する夏、がテーマ。「自分はこのまま一生フジロックに行かないのかもしれない」と思っていたが、そんな思い込みはきっかけ次第でコロッと変わるものだ。雨が降らなかったのでとても快適で、友人たちが持ち物リストなどで応援してくれた。また来年も行きたいなと思うような楽しい一日になった。

ジョニー・マーが歌い出したThe Smithsの「Stop Me If You Think You've Heard This One Before」で心がざわざわと騒ぎ出して「There is the Light that Never Goes Out」では一緒にシンガロングしていた。ジェニー・ルイスとライアン・アダムスという極めてアメリカ的な、なかなか観ることのできないアクトを至近距離でたっぷり堪能。どちらも十数年ずっと好きなシンガー、特にライアン・アダムスはこれまでYoutubeなどで観たどんなライブよりも素晴らしい内容で感動した。

音楽はタイムマシンのようでもあり、“現在位置の確認”でもあるなあ、と思った日でした。


image

今週末は中目黒トラベラーズファクトリーでのSUMMER FESTIVAL。徳島からaalto coffee庄野さんが来てコーヒー教室なども開催されます。僕のライブはなんと今年で4冊目のオリジナルノート付き。第一部にたくさんのキャンセル待ちをいただいていますが、第二部なら若干の空席があります。ご協力いただけたら幸いです。7月が終わって8月が始まる。今年の夏もまた忘れられない出来事がたくさん。きっとずっと僕はなにもかもを憶えている。8月1日中目黒で最新型の山田稔明と現在位置再確認を。


2015年8月1日(土)@ 中目黒 トラベラーズファクトリー
TRAVELER’S SUMMER FESTIVAL 2015
『the loved one』発売記念ライブ
“夜の科学 at TRAVELER'S FACTORYーfor the loved one”

出演:山田稔明

第一部:14時開場/14時30分開演(SOLD OUT!)
第二部:17時開場/17時30分開演
ともに4,000円
アアルトコーヒーのアイスコーヒーと14gお菓子、
山田稔明×TRAVELER'S FACRORY オリジナルトラベラーズノートリフィル付
*コーヒーが飲めない方は事前にご連絡ください

今年もやります、トラベラーズファクトリーの夏フェス4年目!
お馴染み徳島のコーヒーロースターaalto coffee庄野さんも一緒です。
GOMES THE HITMANオフィシャルサイトRESERVEにて予約受付中

トラベラーズファクトリー
〒153-0051東京都目黒区上目黒3-13-10  
Posted by monolog at 09:48Comments(0)TrackBack(0)

2015年07月26日

ラジオ電波にのせて|来週はトラベラーズファクトリー



昨日のこと、うだるような暑さのなかを赤坂まで出かけて新潟FM PORTのラジオ番組に生出演。まだパーソナリティ経験3回目というEKKOさん相手に好き放題べらべらと喋らせていただいて楽しかったです。メッセージもいろいろいただいて嬉しかった。『the loved one』の歌が大事な誰かに届くように願いながら曲紹介しました。花火大会があちこちであったようで浴衣を着た若いカップルの姿を車窓から眺めながら都内を走る。掃除をしていたらいつかの夏に買った花火セットが出てきたので今年は火を付けてみようか。湿気ってるだろうか。ささやかな火花を散らすだろうか。

来週はもう8月。中目黒トラベラーズファクトリーでのSUMMER FESTIVALはいよいよ残席がわずかになってきました。aalto coffe庄野さんとトラベラーズとの交流はもう何年目か。庄野さんは『the loved one』のことをブログに綴ってくれました。面と向かってはなかなか聞けない言葉を活字で読ませるのが庄野さんらしい。オリジナルノートリフィル、今年も可愛いのができました。昔音楽専門学校で作詞の授業を担当していた数年間があって、そこでは最初に「お気に入りのノートと筆記用具を探して買ってきてください」と課題をあたえていました。今なら必須グッズとしてトラベラーズノートを指定するだろうな。



2015年8月1日(土)@ 中目黒 トラベラーズファクトリー
TRAVELER’S SUMMER FESTIVAL 2015
“夜の科学 at TRAVELER'S FACTORYーfor the loved one”

出演:山田稔明

第一部:14時開場/14時30分開演(SOLD OUT!)
第二部:17時開場/17時30分開演(残席わずか!)
ともに4,000円
アアルトコーヒーのアイスコーヒーと14gお菓子、
山田稔明×TRAVELER'S FACRORY オリジナルトラベラーズノートリフィル付
*コーヒーが飲めない方は事前にご連絡ください

今年もやります、トラベラーズファクトリーの夏フェス4年目!
お馴染み徳島のコーヒーロースターaalto coffee庄野さんも一緒です。

GOMES THE HITMANオフィシャルサイトRESERVEにて受付中

中目黒 トラベラーズファクトリー(http://www.travelers-factory.com/
〒153-0051東京都目黒区上目黒3-13-10  
Posted by monolog at 07:37Comments(0)TrackBack(0)

2015年07月25日

『the loved one』発売記念フリーライブ(2015年7月24日 @ 湘南T-SITE)

昨日のこと。先週の名古屋と京都から、ある意味地続きな感のある湘南T-SITEでのフリーライブ。ご近所の近藤研二さんとイトケンさんを車でピックアップしてみんなで出かけました。ちょっとした観光気分もあったかもしれません。第三京浜を海へ、いろんな話をしながら。Google Mapのせいで細い道をドキドキしながら走ったり、外国みたいな住宅街に迷い込んだり楽しい道中でした。

DSC09947

DSC09932

DSC09949


2015年7月24日(金)@ 湘南T-SITE
山田稔明『the loved one』発売記念フリーライブ


1.猫町オーケストラ
2.太陽と満月
3.Phenomenal Cat(The Kinks カバー)
4.眠れねこねこ(近藤研二作曲 2355おやすみソング カバー)
5.ポチの子守唄
6.些細なことのように
7.my favorite things
8.small good things

山田稔明 with 近藤研二、itoken


限られた演奏時間のなかで『the loved one』全曲とKINKSカバーと近藤さん楽曲を詰め込みました。この日の僕らの共通目標は「演奏しながら泣かない」ということでしたが、時計を見ながら違う神経を使ったことでその点は大丈夫でした。機材持ち寄り形式のセルフPAでの練習なしぶっつけ本番の演奏でしたが3人の音のバランスが良くてとても気持ちよく演奏できました。個人的には「my favorite things」がとてもよかった。この編成、またやってみたいなと思いました。

ゲリラ豪雨?の影響で渋谷からの電車が止まっていたり交通機関いろいろ大変だったようですが、広瀬裕子さんやイシカワアユミさん、針金細工のヨシコさんなど湘南エリアに住んでいる友人知人が来てくれたことも嬉しかった。インディーズ時代の事務所のスタッフ、高校時代の友人の奥さん(初めて会った)が訪ねてきてくれて驚いたりもしました。いろんな場所でやるといろんな人に会えるものです。またここで何かできたらいいな。

DSC09952

DSC09956

茅ヶ崎でご飯を食べて、帰り道は海の方から鎌倉を回って。材木座海岸にちょっと寄り道して夜の真っ暗な砂浜で波しぶきを浴びる。海の暗闇にカメラを向けて「わ!なんか写ってる!」とか「オーブだ!」とか可笑しく不謹慎に大人げなく騒いで、しかし帰り道はみんなぐったり眠って武蔵野に帰り着いたのは真夜中過ぎ。朝起きてiPhoneの昨日のカメラロールには確かに“なにか”が写った写真が残っていて、これを見たら昨日のことをずっと忘れないのだ、きっと。


  
Posted by monolog at 11:23Comments(0)TrackBack(0)

ラジオ番組出演情報(本日19時より新潟FM PORT生出演!)|雑誌掲載情報




【ラジオ出演情報】

本日!7月25日(土)19時 -
新潟 FM PORT「MUSIC CONVOY SATURDAY SPECIAL」
番組HP


8月1日(土)21時 -
静岡 K-MIX「ようこそ夢街名曲堂へ!」
HARCO&山田稔明ニュー・アルバム特集
番組HP


8月8日(土)11時 -
神戸 KISS FM KOBE「TOOTH TOOTH SOLEIL」
番組HP


8月8日(土)21時 -
静岡 K-MIX「ようこそ夢街名曲堂へ!」
HARCO&山田稔明セレクション
番組HP


【雑誌掲載情報】

現在発売中のミュージックマガジン、CDジャーナルに『the loved one』のレビューが掲載されています
ミュージックマガジン
CDジャーナル  
Posted by monolog at 09:54Comments(0)TrackBack(0)

2015年07月24日

本日19時半から湘南T-SITEでフリーライブ|明日は19時半から新潟でラジオ生出演

img_concept01本日は湘南T-SITEで『the loved one』発売記念フリーライブです。代官山蔦屋でこれまで3度インストアをやらせてもらったのですが、湘南T-SITEは代官山の2倍の広さとのことでわくわくしながら向かいます。近藤研二さん、イトケンさんとの編成、町内会猫好きトリオで「愛されしもの」のための歌を演奏します。観覧無料ですのでぜひお越しください。CDも販売していますしサイン会も予定しています。


2015年7月24日(金)@ 湘南T-SITE1号館2階湘南ラウンジ
ツタプレpresents “山田稔明”フリーライブ&サイン会

19:30- /観覧無料/サイン会あり
*近藤研二、itoken両氏を迎えてトリオ編成での演奏を予定
インタビューもあわせてお楽しみください

湘南T-SITE 1号館2階湘南ラウンジ
〒 251-0043
神奈川県藤沢市辻堂元町6丁目20番-1





そして明日は新潟!FM PORTの生放送に出演します。「TOKYO→NIIGATA MUSIC CONVOY〜SATURDAY SPECIAL〜」という19時からの番組。僕は19時半頃に。FM PORTはリリースのたびにたくさん曲を紹介してくれる心強いステーションです。radikoプレミアムなどで全国でも可聴ですのでぜひ週末の夜にラジオの時間を。あっという間に7月が過ぎていきます。8月7日の下北沢leteでのライブは完売御礼、8月1日の中目黒トラベラーズファクトリーでのライブも残席わずか。そうしているうちに今度はまた兵庫への旅です。一瞬一瞬を記憶に刻んでいきたいと思います。


2015年7月25日(土)新潟 FM PORT
TOKYO→NIIGATA MUSIC CONVOY〜SATURDAY SPECIAL

19:00-21:00(山田稔明ゲスト出演は19:30頃)
番組HP
*リクエストやメッセージ等お待ちしております  
Posted by monolog at 10:30Comments(0)TrackBack(0)

キョウコさんを想う



キョウコさんが旅立ってしまって、会えなくなってとてもさびしい。京都から戻ってからの3日間、何度も名前を呼んで、顔を眺めて泣いて、いくつものエピソードを思い出してみんなで笑った。最愛のパートナーを失ったイトケンさんの気持ちを思うとつらいけど、思い描いて浮かぶのはいつも笑っているキョウコさんの顔ばかりで、自然と自分の口角も上がっていくから不思議だ。キョウコさんはうちの愛猫ポチをとても可愛がってくれて、ポチもキョウコさんのことが大好きだった。あの高周波の声でキョウコさんが「ぽっちゃーん」と呼ぶとうっとりとした顔になって長い指で頭の縞模様を撫でてもらうのはポチにとって至福の時間だったはず。ポチが死んだときもキョウコさんは泣きながら笑っていて、お通夜にもお葬式にも来てくれてその笑顔に救われた。友だちであり、親戚みたいな存在でもありました。

火曜日におうちに会いにいったらリビングでずっとキョウコさんが好きだったルーファス・ウェインライトが小さな音で流れていたから、帰ってきてから僕もレコード棚から引っ張りだして聴いた。僕が大好きなインディゴ・ガールズをキョウコさんも好きだと聞いて、彼女にはアヴァンなイメージがあったからとても意外だったんだけど(最後に交わしたLINEも新譜がネットでフルストリーミングで聴けますよーということだった)ルーファスに続けてインディゴ・ガールズを聴きながら「ああ、キョウコさんは可愛くてしなやかで芯のある力強い歌が好きだったのだな」と想像した。HarpyやOOIOOを聴けばそこにキョウコさんがいるし、僕にはルーファスやインディゴ・ガールズを聴いてもキョウコさんを想うことができる。今朝は「ONE MAN GUY」(この曲はルーファスのお父さんの曲だったのだな)と「CLOSER TO FINE」を繰り返し聴いています。

ポチがすぐにキョウコさんを見つけて擦り寄っていくでしょう。キョウコさんはこれまでもこれからもとても大きな存在です。感謝を。  
Posted by monolog at 08:27Comments(0)TrackBack(0)

2015年07月23日

夜の科学 in 京都 - for the loved one(2015年7月19日:ライブ後記)

先週末の話の続き。名古屋を出て京都へ向かう。朝、ホテルを出たら蝉の鳴き声に驚き「ああ、そうだ。夏はこんな感じだ」と思い出す。毎年のことなのにハッとするのだ。2時間少しで京都に到着、せっかくだから名所巡りをひとつくらい、と車を流すが駐車場を見つけられず断念。1000000tというレコード屋に行きたかったのだけどまた次回に。恵文社一乗寺店、COTTAGEにはたくさんのお客さん。チームトラベラーズとaalto coffee庄野さんの顔を見るとほっとする。もう4年目のコラボレーションだ。

DSC09910

大盛況のトラベラーズファクトリー「ノートバイキング」を17時で閉めて開演準備。COTTAGEは大きな音を出せないスペースなのでマイクを一本離れたところに置いてふわりを空気を少しだけPAするやり方にトライしてみた。途中ハウリングなど不快なところもあったかもしれませんが、僕の部屋でリラックスして演奏しているみたいな感じになったかなーと思います。

この日はMartinの6弦、YAMAKI12弦ギターに加えてギタレレと3つの楽器で。「ポチの子守唄」はギタレレのナイロン弦の音で。「些細なことのように」ではいくつかの涙がこぼれるのを感じてぐっと堪えました。新しい曲「lucky star」と「ブックエンドのテーマ」、また少し手触りが変わった気がしました。「small good things」は『the loved one』のなかでもしかしたら最重要曲のような気がしてきました(このツアーで改めてそう思いました)。京都のみならず関西全域からたくさんの人が来てくれて嬉しかった。ノートリフィルと組み合わせるカバーも人気でした。僕のお気に入りのノートを紹介できてよかった。

DSC09909


  
Posted by monolog at 07:34Comments(0)TrackBack(0)

2015年07月22日

夜の科学 in 名古屋 - for the loved one(2015年7月18日:ライブ後記)

DSC09869

先週末、土曜日の朝に東京を出発。三連休の初日だったが大きな渋滞に巻き込まれることもなく、僕は春風亭一之輔の落語を見て以来ずっと食べたかった鰻を食べてライブに備えました。会場となった名古屋揚輝荘は大正から昭和にかけて松坂屋の初代社長15代伊藤次郎左衛門祐民によって構築された別荘だそうだ(仏教に信仰が篤く4ヶ月のインド等へ仏跡巡拝旅行も経験しそのときに受けた感銘が内装に反映されている)。80年前からほぼ同じ姿を保っているそうで、趣きのある舞台に心がときめきました。音響機材をすべて持ち込み1時間で準備。慌ただしくてずっと汗をかいていました。開場、内装を目の当たりにしてお客さんの「わあ!」と驚く声が聞こえてきた。揚輝荘スタッフの方がいろいろ気を効かせてくださって、わざわざステージの幕をおろして見せてくれたりちょっとした解説をはさんでくれたりホスピタリティに富んだ施設でした。

DSC09870 DSC09871

DSC09887

僕は今回のツアーでMartinのOM18VというメインギターとYAMAKIという1970年代に作られた国産メーカーの12弦ギターを持ってまわりました。12弦は「一角獣と新しいホライズン」でイントロのアルペジオを弾いたギターで、「my favorite things」のキラキラした雰囲気を表すのを手伝ってくれると思ったのです。時代を重ねた多目的室の空間はいい響き、昔はここで舞踏会が行われたんだろうな。演奏はじめたそばから「ああ、今度はここであんなことやこんなことや…」と妄想。

事前にいただいていたリクエストで今回のツアーには「長期休暇の夜」が取り入れられた。今年の夏は花火をしたい。この日の「ポチの子守唄」は12弦ギターでMONOLOG最新号に収録の初期バージョンで演奏。「些細なことのように」と続き、泣いている人がたくさんいたけどそっちを見ないようにして完奏。そして演奏するのが二度目の新曲をふたつ。だんだん身体と唇に馴染んできた。

DSC09895

限られた時間のなかでのライブだったので駆け足でバタバタと終演した印象がありましたが、また必ずこの場所でライブを企画したいと思っています。他の会場ではできないことができそうです。『the loved one』のレコ発ツアーなのでお客さんたちと猫の話をすることが多いですが、もっと身近な自分の出来事と関連付けて聴いてくれている人がたくさんいることもわかりました。とても嬉しいし、作り手として幸せです。また会いましょう。


  
Posted by monolog at 12:24Comments(1)TrackBack(0)

2015年07月21日

京都精華大学オープンキャンパス|高野さんの公開授業と内田樹氏の講演(2015年7月20日)



昨日のこと、三連休の最後の日は京都精華大学でのオープンキャンパス、高野寛さんが講師を務めるポピュラーカルチャー学部の公開授業にゲストとして参加した。精華大のことは高野さんからもいろいろ話を聞いていたので興味があり、ツアー日程とタイミングが合ったので「授業、見にいこうかと思います」と連絡したのがきっかけで今回の合同授業となった。お昼から大学に入って高野さんとたくさんの話をしたが、学生に何を教えるかということを高野さん自身がとても真剣に考えていらっしゃることに感動した。そんな授業を受けられるなんて幸せなクラスだな、と思いました。

授業では僕のバックグラウンド、自己紹介から始まり「太陽と満月」の高野さんのギターが重なる前のテイクを聴きながらアレンジについて解説したり、とても充実した内容。「猫町オーケストラ」「太陽と満月」「一角獣と新しいホライズン」をセッションしたりしました。たくさんのギャラリーもいて有意義な時間でした。高野さんとの授業が終わって、同じく精華大で講師を務める岡村詩野さんと一緒に客員教授でもある内田樹氏の講演を聞きにいった。これがとても心に響く講演で、最初から最後まで前のめりに聞き入った。人文学科1年生のための講義、という設定ではあったがとても普遍的な話。君たちに大切なことはどうやってお金を稼ぐかを知ること以前に「生き延びる」ことだ、という内田樹氏。そのためには誰が嘘をついているかを見極めることが必須という教え。「わかった」と言わずに「わかりたい」と思い続けることの重要性、など文系の誇りと意地が垣間見える熱量の高い講演で、これが聞けてよかったと思いました。

また教室に戻って高野さんと学生と雑談。世代を越える面白い話がたくさんできた。夜のライブも見届けたかったのだけど帰路へ。琵琶湖を眺める黄昏の風景が美しかった。日が暮れてひたすら走る高速道路で『the loved one』を何周も聴く。意味の変容と不変の部分のコントラストを見つめる。真夜中過ぎに帰宅。猫がすごい剣幕で怒っていた。ただいま東京、また皆さんの街へおじゃまします。


  
Posted by monolog at 22:05Comments(0)TrackBack(0)

2015年07月20日

夜の科学 in 京都 − for the loved one(2015年7月19日 @ 京都 恵文社一乗寺店)【SETLIST】


2015年7月19日 @ 京都 恵文社一乗寺店
“夜の科学 in 京都 − for the loved one”


1.my favorite things
2.猫町オーケストラ
3.太陽と満月

4.夏の日の幻
5.長期休暇の夜
6.雨に負け風に負け
7.一角獣と新しいホライズン

8.ポチの子守唄
9.些細なことのように

10.lucky star(新曲)
11.ブックエンドのテーマ(新曲)
12.small good things
13.hanalee

EN
14.ハミングバード  
Posted by monolog at 07:46Comments(0)TrackBack(0)

2015年07月19日

夜の科学 −for the loved one(2015年7月18日@ 名古屋 揚輝荘)【SETLIST】


2015年7月18日(土)@ 名古屋 揚輝荘 多目的室
夜の科学 in 名古屋 −for the loved one


1.my favorite things
2.猫町オーケストラ
3.太陽と満月

4.夏の日の幻
5.長期休暇の夜
6.一角獣と新しいホライズン

7.ポチの子守唄
8.些細なことのように
9.ブックエンドのテーマ(新曲)
10.lucky star(新曲)

11.small good things
12.hanalee

EN
13.ハミングバード

  
Posted by monolog at 08:30Comments(0)TrackBack(0)

2015年07月18日

新しい旅の始まり|名古屋・京都



今日から名古屋。そして「my favorite things」を口ずさみながら「そうだ、京都行こう」と西へ向かうのだ。音楽の旅は今年最初の福岡と長崎以来、どんな景色が待っているか楽しみ。一方愛猫ポチ実はしばらくひとりで留守番となるので、ご近所近藤さんのお世話になる。ビビリで人慣れしていないポチ実がきちんとお世話に対してお礼ができるか心配だが、もう1歳なので頑張ってほしい。お土産は手羽先か鰻か八つ橋か。名古屋、京都ともに当日券がありますので予約なしでもフラッとお越しください。雨や風がおさまりますように。京都精華大学での公開授業も楽しみでわくわくしています。


山田稔明『the loved one』発売記念ライブ
2015年7月18日(土)@ 名古屋 揚輝荘(多目的室)
“夜の科学 in 名古屋ーfor the loved one”

出演者:山田稔明
17:15開場/17:45開演/料金:3,000円

1年4ヶ月ぶりの名古屋公演は初めての会場での演奏会となります。
揚輝荘は大正時代から郊外別荘として華麗な社交が行われた有形文化財、
数々の演奏会やダンスパーティーが繰り広げられたであろうフロアで新しい歌を。
「揚輝荘」の名はこの地が月見の名所だったことに由来するそうです。
名古屋で夜の時間のライブをするのは本当に久しぶりのこと、楽しみです。

オフィシャルサイトRESERVEにて予約受付中!

揚輝荘 多目的室多目的室
〒464-0057 名古屋市千種区法王町2丁目5番地17(南園)
*地下鉄東山線「覚王山」下車、1番出口から北に徒歩約10分
※揚輝荘に駐車場はありません。公共交通機関をご利用ください。




2015年7月19日(日)@ 京都 恵文社一乗寺店 COTTAGE
Traveler’s Factory × 山田稔明
“夜の科学 in 京都ーfor the loved one”

18:00開場/18:30開演
入場料3500円(アアルトコーヒーのアイスコーヒーとオリジナルトラベラーズノート付き)

毎年夏に開催してきたトラベラーズファクトリーとのコラボイベント、
今年は京都と東京の2ヶ所で行うことになりました。毎回大好評の
オリジナルトラベラーズノート付きのライブを関西でも!

オフィシャルサイトRESERVEにて予約受付中!

恵文社一乗寺店 COTTAGE
〒606-8184 京都市左京区一乗寺払殿町10
恵文社一乗寺店 南側
TEL 075-711-5919




2015年7月20日(月祝)@ 京都精華大学
“OPEN CAMPUS 2015 授業見学デー”

制作実習1[ソングライティング]/2年生
講師:高野寛 ゲスト:山田稔明/13:30 - 16:00
参加無料・申込不要・途中入退場可

高野寛さんが講師を務める京都精華大ポピュラーカルチャー学部の
公開授業に山田稔明が参加、ソングライティングや創作活動について
の講義を行います。参加無料、申込不要。どなたさまも自由にご覧
いただける特別な機会をお見逃しなく!
http://www.kyoto-seika.ac.jp/opencampus/visit/index.html

京都精華大学
〒606-8588 京都市左京区岩倉木野町137  
Posted by monolog at 07:44Comments(0)TrackBack(0)

2015年07月17日

雨にも風にも負けず|明日からの三連休は名古屋・京都ツアーです



台風のニュースを睨みながら旅の支度をしています。いよいよ明日から名古屋と京都の旅です。1月の九州以来ずっとレコーディング作業で閉じこもっていたので新しく始まる音楽の旅にわくわくしています。足下悪くなるかもしれませんが頑張ってご来場ください。歌いたい歌を集めたら新しい歌も古い歌も、GOMES THE HITMANの歌も全部入りのセットになりました。名古屋、初めての会場にわくわくします。京都は旧知のトラベラーズファクトリーチーム、aalto coofee庄野さんと合流するのが楽しみです。三連休の最後、20日にはなんと京都精華大学のオープンキャンパスで高野寛さんと合同授業をすることになりました。急遽決まった企画ですが、どながでも参加できるそうです。ぜひお越しください。ライブの予約申込はこちらから。



山田稔明『the loved one』発売記念ライブ
2015年7月18日(土)@ 名古屋 揚輝荘(多目的室)
“夜の科学 in 名古屋ーfor the loved one”

出演者:山田稔明
17:15開場/17:45開演/料金:3,000円

1年4ヶ月ぶりの名古屋公演は初めての会場での演奏会となります。
揚輝荘は大正時代から郊外別荘として華麗な社交が行われた有形文化財、
数々の演奏会やダンスパーティーが繰り広げられたであろうフロアで新しい歌を。
「揚輝荘」の名はこの地が月見の名所だったことに由来するそうです。
名古屋で夜の時間のライブをするのは本当に久しぶりのこと、楽しみです。

オフィシャルサイトRESERVEにて予約受付中!

揚輝荘 多目的室多目的室
〒464-0057 名古屋市千種区法王町2丁目5番地17(南園)
*地下鉄東山線「覚王山」下車、1番出口から北に徒歩約10分
※揚輝荘に駐車場はありません。公共交通機関をご利用ください。


99b9e91a


2015年7月19日(日)@ 京都 恵文社一乗寺店 COTTAGE
Traveler’s Factory × 山田稔明
“夜の科学 in 京都ーfor the loved one”

18:00開場/18:30開演
入場料3500円(アアルトコーヒーのアイスコーヒーとオリジナルトラベラーズノート付き)

毎年夏に開催してきたトラベラーズファクトリーとのコラボイベント、
今年は京都と東京の2ヶ所で行うことになりました。毎回大好評の
オリジナルトラベラーズノート付きのライブを関西でも!

オフィシャルサイトRESERVEにて予約受付中!

恵文社一乗寺店 COTTAGE
〒606-8184 京都市左京区一乗寺払殿町10
恵文社一乗寺店 南側
TEL 075-711-5919




2015年7月20日(月祝)@ 京都精華大学
“OPEN CAMPUS 2015 授業見学デー”

制作実習1[ソングライティング]/2年生
講師:高野寛 ゲスト:山田稔明/13:30 - 16:00
参加無料・申込不要・途中入退場可

高野寛さんが講師を務める京都精華大ポピュラーカルチャー学部の
公開授業に山田稔明が参加、ソングライティングや創作活動について
の講義を行います。参加無料、申込不要。どなたさまも自由にご覧
いただける特別な機会をお見逃しなく!
http://www.kyoto-seika.ac.jp/opencampus/visit/index.html

京都精華大学
〒606-8588 京都市左京区岩倉木野町137  
Posted by monolog at 12:35Comments(0)TrackBack(0)

2015年07月16日

HARCOとRADIO|近藤さんとチミ会



そぼ降る雨の中でかけて、K-MIX「ようこそ夢街名曲堂へ!」のラジオ収録へ。幾度となく呼んでいただいているこの番組、今日は15年来の盟友HARCOと一緒に出演。彼の『ゴマサバと夕顔と空芯菜』『Portable Tunes 2』、僕の『the loved one』を特集した1本目と二人が選曲したセレクションの2本目、2週分の収録でした。お昼に集まって終わったら夕方だった。長門芳郎さんからR.E.M.のレアな販促グッズをいただいて嬉しい。興味深い音源にも出会えて楽しい時間でした。帰りの車のなかで改めて聴く『ゴマサバと夕顔と空芯菜』、シティポップスにこだわったバラエティ豊かな名盤。放送は8月1日と8日、21時からK-MIXで。スマホアプリ等で全国で可聴。

帰路、等々力巣巣に寄ってヒサマツエツコ展示「巣巣で遊ぶ2」を鑑賞。その発送の無尽蔵さよ。帰宅後、ご近所近藤研二さんと一緒に夕御飯。今週末は猫のお世話をお願いするのでポチ実と久しぶりに強引な顔合わせ&打ち合わせ。「大きくなった!」と驚かれたけど四六時中一緒にいるとわからないな。もうちょっとよその人と仲良くしてくれないかしら…。どうか全国的に台風の被害が大したことありませんように。



  
Posted by monolog at 23:18Comments(0)TrackBack(0)

2015年07月15日

新しいホライズンと冥王星|終わりの始まり



2009年にリリースした『pilgrim』に「clementine」という歌があって、それはNASAが1994年に打ち上げた月面探査機の名前「クレメンタイン」をタイトルにした。「はるか遠くの航海」「宇宙飛行士(アストロノウツ)はこう言うさ」「いっそ空に埋もれようか」「風のない世界には答えがないみたいだ」というフレーズは“宇宙”を意識して書いたものだった。一方で、僕が2011年に「一角獣と新しいホライズン」という歌を書いたきっかけは、自分の人生にとって「英語」というものが大きく作用している(英語を好きになったが故に東京の大学に上京してバンドを組んで今がある)と思案したことだった。で、「UNICORN」と「NEW HORIZON」という教科書のことを思い出してそれをタイトルにした歌を書き始めたのだ。サビの歌詞を書くときに「届け/冥王星の向こうまで」というフレーズはそれこそ“降ってきた”ようにすらすらと浮かんだのだけど、後日NASAが2006年に打ち上げた冥王星探査機の名前が「NEW HORIZONS」だと知ったときには鳥肌が立ったものだ(偶然と必然)。そのニューホライズンズが昨晩、冥王星に最接近した。興奮しないわけがない。これから送られてくるであろう未だ見ぬ詳細な画像が楽しみだ。今日は朝から安全保障関連法案をインターネット中継で。強行採決、歴史的瞬間を目撃して、これは「終わりの始まり」だというふうに感じた。直感的に。

僕は「一角獣と新しいホライズン」を「昨日とは違う世界の始まり」「誰も知らない本当の物語」というフレーズで締めくくったのだけど、この言葉をポジティヴな意味で歌いたい、といつも思っている。「終わりの始まり」も前向きな言葉として胸に秘めたい。政治家や政府は「どうせ国民はみんな時間が立てば忘れてしまうだろう」と思っているかもしれないが、僕は今日感じた憤りややるせなさをずっと忘れない。心が映すのはアレグロで揺れ動く運命とかすかな日々の希望だ。

  
Posted by monolog at 15:46Comments(0)TrackBack(0)

2015年07月14日

今年も開催!TRAVELER'S SUMMER FESTIVAL 2015(TRAVELER'S FACTORY × aalto coffee × 山田稔明)

今週末に京都編が開催されるトラベラーズファクトリーとの2015年のコラボ企画、いよいよ東京編も詳細を公開します。TRAVELER'S SUMMER FESTIVAL 2015の開催が今年も決定しました。毎年レアなTRAVELER'S FACTORYとの共同製作のオリジナルノートリフィルが好評のイベントですが今年4年目は『the loved one』リリースを記念してイラストレーター大塚いちお氏のアートワークを配したノートを作りました。去年は15周年の『weekend』を完全再現する弾き語りライブとなりましたが、今年は15周年の“まちづくり三部作”、10周年の『ripple』、5周年の“旅路/家路 二部作”といろんな切り口で第一部、第二部にわけて異なるセットを予定しています。もちろん『the loved one』もフィーチャーしつつ下北沢lete公演とも差別化した一日にしたいと思います。ぜひご来場ください。本日から予約受付を開始しました。

image


2015年8月1日(土)@ 中目黒 トラベラーズファクトリー
TRAVELER’S SUMMER FESTIVAL 2015
『the loved one』発売記念ライブ
“夜の科学 at TRAVELER'S FACTORYーfor the loved one”

出演:山田稔明

第一部:14時開場/14時30分開演
第二部:17時開場/17時30分開演
ともに4,000円
アアルトコーヒーのアイスコーヒーと14gお菓子、
山田稔明×TRAVELER'S FACRORY オリジナルトラベラーズノートリフィル付
*コーヒーが飲めない方は事前にご連絡ください

今年もやります、トラベラーズファクトリーの夏フェス4年目!
お馴染み徳島のコーヒーロースターaalto coffee庄野さんも一緒です。
GOMES THE HITMANオフィシャルサイトRESERVEにて本日より予約受付開始

トラベラーズファクトリー
〒153-0051東京都目黒区上目黒3-13-10



  
Posted by monolog at 11:10Comments(0)TrackBack(0)

まちねのわだち2ー都電荒川線、路面電車で歌う(2015年7月11日)【ライブ後記】

P1500339 DSC09807

先週の話。ずっと雨だった7月がいきなり晴れて猛暑に。朝から準備して出かけてまず三ノ輪橋駅へ向かう。ここは都電荒川線のターミナス(発着駅)だ。大学時代には大塚駅前から三ノ輪橋方面にも早稲田方面にもよく乗った電車だが、三ノ輪橋には初めて来た。「まちねのわだち」スタッフと一緒に機材一式と楽器等を持って乗車。電車はすぐに動き出した。三ノ輪橋から大塚駅前までの40分間で車内の準備とリハーサル。最初立って歌ってみた僕は「こんなに都電って揺れたっけ!?」とびっくりした。電車が停車駅で止まり、また発車するときにマイクから僕はグイッと引き戻されてしまう。椅子に座って演奏することも試してみたがせっかくだからやっぱり立ちたい(立ち見のお客さんもいるし)。で、解決策としては壁際に寄りかかって足を踏ん張るという方法を選択。走行しているうちに電車は大塚駅前停留所へ。

DSC09801

お客さんは大塚駅で集合して乗車する。満員御礼の車内はあっという間にラッシュアワーみたいになった。浴衣の人もいて線路沿いに咲く紫陽花とあわせてもう夏みたいだ。「チンチン!」と警鐘が鳴って電車は静かに、しかし結構ガタンゴトンと賑やかに走りはじめました。まずは電車の歌「train song」、そして路面電車が登場するはっぴいえんどの「風をあつめて」を。高校時代に初めて聴いた「風をあつめて」は古き良き時代へのノスタルジーの象徴だったのが、上京したら自分の生活圏内に路面電車が走っていて途端に色鮮やかな歌となって僕に身近になった歌。明治通りと並走して走る雑司が谷、鬼子母神、面影橋は僕の好きな東京の風景。早稲田駅で折り返すころに学生時代のモラトリアムを歌った「週末の太陽」、これは「WASEDA(仮)」というタイトルで呼ばれていた歌。

思い入れのある線路だけにガイドさんよろしくあれやこれやと話したいことがあったのだけど、歌を歌っていると自分が今どこを走っているかがわからなくなってしまう、ということに気付く。僕の母校東京外国語大学があった「西ヶ原四丁目」もあっという間に過ぎてしまっていたり、後悔することも多かった。飛鳥山公園には「アスカルゴ」という日本一短いのではないかと思われるリフトがあって(2分かけて“飛鳥山”に登るのだ)それと絡めて「やまびこの詩」を歌おうと思っていたのだけど、「太陽と満月」を歌っている間にアスカルゴは矢のように通り過ぎていってしまったり。それでも僕自身の取るに足らない学生時代のエピソードをあれこれとしゃべったりするのは楽しく、軒先をかすめるようにして走る車窓の風景は懐かしかった。この日初めて都電荒川線に乗ったというお客さんも多く、新鮮な体験ができたのではないだろうか、と思う。

DSC09820

DSC09855

P1500550 DSC09861

学生時代のことを思い出しながら歌う「長期休暇の夜」は感慨深く、今年は久しぶりに手持ち花火とかやってみたいな、と思いました。もっと暑くなる夏の風景を想像しながら。僕のディスコグラフィーのなかで路面電車ソングNo.1「雨の夜と月の光」は“ガラガラの路面電車は今にも転覆しそうな船のよう”と歌われますが、満員の電車は灼熱の太陽を受けて終点の三ノ輪橋駅に滑り込みました。今回のイベントは「まちねのわだち実行委員会」の女子たちが企画し、連携して協力して、難しい条件面をいろいりろ頑張って実現に漕ぎ着けてくれた。事故なく終演できてよかった。ありがとうございます。そしていろんなルールを守ってニコニコと最後まで楽しくお付き合いいただいたお客さんたちにも感謝を。僕はすでにまた違う季節にもう一回同じ路線で路面電車ライブをやりたいと思っています。次はもっとよくなる!と。

また同じ振動と揺れを感じながらみんな一体となって音楽を楽しめる日を楽しみにしています。  
Posted by monolog at 10:32Comments(0)TrackBack(0)

2015年07月13日

山の手レコードショップ・パトロール



今週末から始まるツアーのために車の整備、タイヤも交換。履く靴が変わるだけで気持ちも変わる。なめらかな走りで池袋へ。P'PARCOにあるタワーレコード池袋店に挨拶。ここは1997年に初めてインストアライブをやった場所。またそういう機会が持てたらいいな。路面電車と並走しながら明治通りを新宿へ。ずっとお世話になっているタワーレコード新宿にも挨拶を。神戸と渋谷でのインストアが楽しみ。これからも行く先々のレコードショップを覗きたいと思います。

それにしても今日の夕焼けはきれいだった。マジックアワーと新宿のネオンは未来都市みたいに見えた。


  
Posted by monolog at 22:42Comments(0)TrackBack(0)

2015年07月12日

“the loved one”ツアー 近畿シリーズ第二弾!神戸&加古川の兵庫2DAYSが決定しました







2015年8月8日(土) @ タワーレコード神戸店
“山田稔明『the loved one』発売記念インストアライブ”

18:00開演/観覧無料/サイン会あり

昨年の『緑の時代』に続き、今回のリリースも派手に応援してくださって
いるタワーレコード神戸でのインストアライブが決定しました。台風直撃の
憂き目にあった前回のリヴェンジを!

タワーレコード神戸店(http://tower.jp/store/Kobe
兵庫県神戸市中央区雲井通7-1-1ミント神戸 6F



2015年8月9日(日)@ 加古川チャッツワース
“夜の科学 in 加古川 - for the loved one”

16:30開場/17:30開演/3500円(ドリンク代別途)

毎回伝説的なパフォーマンスを重ねてきたお馴染み加古川チャッツワースでの
16回目のライブが決定しました。いつものように美味しいフードやドリンクも
楽しめる五感に嬉しい日になるでしょう。遠くから近くからお集まりください!

*チャッツワースにてメール/電話で予約受付
お申し込みは 電話 079-420-1707(チャッツワース/10時-20時/火曜定休)
「件名、お名前、人数、連絡先TEL 」をお伝え下さい。
MAIL:chatsworth_tearoom@me.com

紅茶と英国菓子のCHATSWORTH(http://www.hotkakogawa.com/chatsworth/
〒675-0065加古川市加古川町篠原町4-7
TEL 079-420-1707  
Posted by monolog at 18:55Comments(0)TrackBack(0)

記念すべき10回目の“小箱のなかの音楽”は本日21時より申込み受付開始!




“夜の科学 in 下北沢ー小箱のなかの音楽 10”
2015年8月7日(金)@ 下北沢 lete

18:30開場/19:30開演/前売3,500円(1ドリンク代別途)
出演:山田稔明

いよいよ発売になった『the loved one』、そしてこれからの
新しい季節を切り取る記念すべき10回目のleteでの演奏会です。

*本日7月12日21時よりオフィシャル通販STORE
チケットセクションにて受付開始

http://gomesthehitman.shop-pro.jp/?pid=91649895

会場:下北沢 lete
住所:〒155-0032 東京都世田谷区代沢5-33-3
TEL: 03-3795-0275
  
Posted by monolog at 12:53Comments(0)TrackBack(0)

“まちねのわだち2”(2015年7月11日 都電荒川線)【SETLIST】

DSC09855


2015年7月11日(土)都電荒川線 大塚駅前 - 早稲田 - 三ノ輪橋
“まちねのわだち2”


1.train song(GTH『weekend』)
2.風をあつめて(はっぴいえんどカバー)
3.週末の太陽(GTH『weekend』)

4.猫町オーケストラ(『the loved one』)
5.長期休暇の夜(GTH『weekend』)
6.ストロボ(GTH『weekend』)

7.太陽と満月(『the loved one』)
8.一角獣と新しいホライズン(『新しい青の時代』)
9.my favorite things(『the loved one』)
10.small good things(『the loved one』)
11.雨の夜と月の光(GTH『weekend』)

12.些細なことのように(『the loved one』)
13.ポチの子守唄(『the loved one』)



  
Posted by monolog at 10:07Comments(0)TrackBack(0)

2015年07月11日

下北沢leteでの定期演奏会、第10回目公演開催決定!

DSC09618

2013年秋から2ヶ月に一度のペースで続けてきた下北沢leteでの弾き語り、『the loved one』発売後初めての開催が決定しました。なんと記念すべき第10回目!「my favorite things」も「small good things」も初披露したのはleteでした。最新型の山田稔明を見ることができる「夜の科学 in 下北沢ー小箱のなかの音楽」、ぜひお越しください。明日7月12日21時よりオフィシャルサイト通販STOREチケットセクションにて受付開始します。


“夜の科学 in 下北沢ー小箱のなかの音楽 10”
2015年8月7日(金)@ 下北沢 lete

18:30開場/19:30開演/前売3,500円(1ドリンク代別途)
出演:山田稔明

いよいよ発売になった『the loved one』、そしてこれからの
新しい季節を切り取る記念すべき10回目のleteでの演奏会です。

*7月12日21時よりオフィシャル通販STORE
チケットセクションにて受付開始

http://gomesthehitman.shop-pro.jp/?pid=91649895

会場:下北沢 lete
住所:〒155-0032 東京都世田谷区代沢5-33-3
TEL: 03-3795-0275



あわせて通販STOREではハンドメイドジンMONOLOGの最新号「vol.15」の販売を開始しました。ニューアルバム『the loved one』総力特集号となった今号は詳細なレコーディング日記、高野寛さんや高橋徹也さんのコメント、山田稔明と五十嵐祐輔くんの全曲クロスレビュー、もちろん「思ひ出ぽろぽろ」などの連載も掲載。そして付録CDRには愛猫ポチが旅立った翌月に録音された未発表音源「ポチの子守唄 2014 July ver.」を収録。『the loved one』副読本として読み応えのあるものになっています。こちらからご注文ください。

  
Posted by monolog at 08:26Comments(0)TrackBack(0)

2015年07月10日

吉祥寺レコードショップ・パトロール



今日は7月になって初めての晴れ、ということで久しぶりに自転車で吉祥寺へ。7月7日のCDリリースから時間が経ってしまったけれども地元のレコード屋さん挨拶詣でを。まず今回初めてお世話になるココナッツディスク吉祥寺。個人的にはもう10年以上通っている名物レコード屋さんですが『the loved one』を置いてもらっている。9月にはインストアライブもあって、とてもわくわくしています。

次にディスクユニオン。僕が一番足繁く通うお店、ひどいときは1週間に4日レコード漁りに行っているのではないだろうか。で、『the loved one』が入荷されててびっくり。これまでディスクユニオンに自分のレコードが置かれているのをあまり見たことがない。妙に気恥ずかしくて挨拶せずにお店を出てしまったが、入荷していただいて感謝。

そしてタワーレコード吉祥寺にも挨拶。毎回ありがとうございます。自分が住んでいる街のタワーにちゃんとCDがあることが嬉しいです。コメントカードを書いてきました。お店のスタッフの皆さん、そしてお客さん、どうか『the loved one』をよろしくお願いします。

吉祥寺にはこの他にRAREという中央線的な中古盤屋とBALLROOM RECORDSという感じの良いレコードショップがある(ここの7インチコーナーをパタパタ眺めるのが僕は大好きだ)。ひとつ隣駅の三鷹まで行くとパレードという良店もあって、僕は暇さえあればこのへんをぐるぐるしている。明日は都電荒川線ライブで東京の北のほうに行くのでタワーレコード池袋店に寄れたらいいなあ、と思っているところです。  
Posted by monolog at 21:26Comments(0)TrackBack(0)

一之輔、マッドマックス、「風街」と「海街」



先週の土曜日に友人に誘われて初めて落語を観にいった。春風亭一之輔「らくごde全国ツアーvol.3」のよみうりホール公演。去年からどきどきキャンプの佐藤満春さんやラブレターズ塚本さんなどお笑いを仕事にしている人と仲良くなる機会があって、コントライブなども数度出かけていったけれども、落語が寄席というのはまったくの未経験。とても新鮮な舞台だった。安宅くんからは「落語見ると影響受けると思うよ」と聞いていたのだけど、演目を「歌」、まくらを「MC」だとするならば、なるほどその流れはコンサートのようだった。春風亭一之輔さんは僕にとってはTBSラジオの「たまむすび」に月に一回で登場する人という認識だったのだけど、噺を始めるときの迫力と色気がすごかった。ゲストの笑福亭鶴瓶さんの圧倒的な話芸にも感服した。ものすごく豊かな文化だなあ、と感動しました。この日以来ずっと鰻が食べたくてしかたない。

日曜日には映画館へ。レイトショーで「マッドマックス 怒りのデスロード」を観た。もうこれは最初から最後までずっと面白くてドキドキして、今までにない映画体験だった。スクリーンに飲み込まれるような感覚があり、もう一度冷静に最後列から観直したいとすら思う。善悪が明確に別れたそのストーリーは僕に西部劇のインディアンとカウボーイの戦いを思わせる(勝敗はあまり関係ない)。車は駆け抜ける馬、いつの時代も女性はたくましく描かれる。自宅のテレビの画面では絶対に味わえないようなエンターテイメントでした。

奇しくも先週杉真理さんのラジオにお呼びいただいて長門芳郎さんや牧村憲一さんというジャパニーズポップス界の歴史を作った方々にお会いした日の帰り道に購入した『松本隆作詞活動45周年トリビュート 風街であいませう』をじっくり聴いた。個人的には「風街でよむ」と題されたポエトリーリーディングCDに期待していたのだが、本編の「風街でうたう」もすべからく素晴らしかった。往年の名曲たちは言葉とメロディの幸せな結婚そのものだ。「友よ、答えは風のなかにある」とボブ・ディランが歌い、それならば「風をあつめて」と綴った松本隆氏が敷いたレールや轍の上で自分が歌詞を書いているのだな、と再確認したところ。

そして昨日はまた映画館へ出かけ、是枝裕和監督作品「海街diary」をついに観た。ふと「海街」とは「風街」を出発して辿り着く街なのではないだろうか、と考えた。2時間どの瞬間も素晴らしく、このまま終わらなければいいのにとさえ思った。是枝監督の前作「そして父になる」は血縁か過ごした時間かという命題を持つ作品だったけれども、この映画のなかで描かれたのは「連帯と共有」ではなかったか。「あれ」で通じるテレパシーを持つ共同体はかくもたくましい。一人っ子の僕は4姉妹の関係が羨ましく、なぜかずっと涙目。極楽寺よ、桜のトンネルよ、生シラス丼よ(こないだ食べたばかりだ)。僕はまた何度でも鎌倉へ出かけていきたいと思いました。今年観た映画のなかで一番。

  
Posted by monolog at 13:04Comments(0)TrackBack(0)

2015年07月09日

猫騒動 5thシーズン(7)リアル猫町オーケストラ



去年からわが家に定期的に訪れる野良猫がいる。どうやらポチ実のお母さんらしいということが判明、チミママという名前を付けて観察していた。猫の親子の関係というのをインターネット上で調べてみると、生まれて3ヶ月ほど経って親離れ/子離れすると「自分が誰の子か」「誰が自分の子か」というのを忘れてしまう、というのが定説のようですが、塀の上でじっとポチ実を見つめるチミママ、「ウウウ」と静かに唸りながらもチミママの姿を追うポチ実の姿を見ているとそこには僕らにはわからないコミュニケーションが存在するのではないか、と思わずにはいられないのでした。

そんなチミママが春になってどうやらまた赤ちゃんを身篭っているみたいだ、ということになって長いこと姿を見ないと心配になって、かと言ってもうちの庭に現れてもどうしてあげることもできないでいた。チミママとその子ども2匹を最初に発見したのは近藤研二さんで、近藤さんはうちに何かを返却しに来る途中で小さな猫の影に気づき、僕もすぐに駆けつけた。生後2ヶ月くらいだろうか、2匹の仔猫はかわいいキジ柄で、ぴょんぴょん跳ねて可愛い。チミママは鋭い眼光で僕らを睨みつける。仔猫にそれぞれ「チッチ」と「ミンミ」と名づけて(勝手だな、人間は)それから毎日気になって猫を見に通ったのだけど、ある日からぱったり姿が見えなくなった。



「チミママとチッチとミンミがいる場所がわかりました!」と連絡をくれたのはむさしの地域猫の会のスタッフの方だった。僕のインスタグラムを見て気になって、情報網を駆使して突き止めたのだ(猫ネットワークってすごいのだ)。そしてなんとチミママ親子が居場所を移した先は去年の猫騒動で尋ね猫「チミオ」の貼り紙がきっかけで知り合った一本向こうの筋に住むAさん宅の庭だった!僕は近藤さんと連れ立って猫のエサとかおやつとかを紙袋いっぱい用意してAさん宅を訪ねた。Aさんは不在だったのだけど、お母様が出てくるなり「これは、チミちゃんところの山田さん!こちらはモイちゃんのパパ!」と僕らのことをご存知だった。ここ数日の様子をお聞きして、チミママたちにあげるためのフードやおやつをお渡しした。結局むさしの地域猫の会の方と相談して、仔猫たちは保護して里親探し、チミママは不妊手術を施してもとの場所に戻し地域猫として人生を送ってもらう、ということに。捕物帳の舞台はAさんのお庭ということになる。

それから数日後にメールが届き、親子とも無事に保護して病院で診てもらったとの連絡。仔猫たちは病気もなく健康で、チミママは不妊手術を受けて数日静養した後元いたところに戻した、とのことだった。チミママは「元気に駆けていった」そうだ。ポチ実の弟妹のチッチとミンミはこれからむさしの地域猫の会が主催する譲渡会で家族を探すことになるのだろう。その後届いたAさんからのメールには「1週間ほどでしたが微笑ましい姿を楽しませてもらいました。仔猫たちの可愛らしさはもちろん、チミママは小顔美人で、時に仔猫のように一緒に戯れたり、がまんしきれずに先にご飯を食べてしまったり、でも人の姿を見ると激しく威嚇して母性を発揮していました。仔猫たちを呼ぶ声の何と優しかったことか。」とあり、捕らえられて仔猫から引き離されたチミママの気持ちを思うとつらく哀しく、むさしの地域猫の会の会長さんからも「この子たちにとっての幸せはなんだろう?これで本当にいいのかな?と自問自答しながらも、それでも外で暮らす猫たちの過酷な環境や病気になったり怪我をしたときのどうしようもなさを見るたびにやっぱりできるだけ保護するべきなんだと思いなおします」と逡巡するメールをいただいた。

チッチとミンミが優しい飼い主にもらわれますように。そしてこの長雨が早くあがって、またいつもみたいにチミママが長い尻尾をひらりと揺らして塀づたいにあらわれてくれないか、と思う。長い手足と小さな顔の美しいお母さん。ポチ実もチミママが来るとシュッと背筋が伸びる。左耳に地域猫の示すカットが入ったチミママよ、こんな不確かな日々を思うとき、嫌なことから忘れていけたならいいね。美味しいものをあげる準備はできている。


  続きを読む
Posted by monolog at 14:23Comments(1)TrackBack(0)

2015年07月08日

3ヶ月連続で『the loved one』発売記念インストア・フリーライブが決定しました




いよいよ発売になった『the loved one』へたくさんの反響をいただいています。初めてのCD『GOMES THE HITMAN in arpeggio』作ってから今年で18年になりますがいつになってもそわそわしてしまう、それがCD発売日です。そんな昨日、近藤研二さんのお宅へお邪魔し「ポチの子守唄」のギターの弾き方を教えてもらいました。弾き語りでひとりでも演奏できるようになりたかったので習得できて嬉しかった!なんと今月から3ヶ月連続でインストアフリーライブが決定しました。いつもと違う空間で偶然の出会いや再会がありますように。もちろん皆さんにも変わらぬ応援とサポートをお願いしたいと思います。

湘南T-SITEは「本屋とテーマに即した30の個性豊かな ショップがシームレスに繋がり湘南らしいライフ スタイルを提案する文化複合施設」です。代官山蔦屋の倍の面積があるそうで、一度もまだ行ったことがないのでとても楽しみ。「ポチの子守唄」をアレンジしてくださった近藤さんとの“quilico(キリコ)”スタイル、イトケンさんも招いてトリオ編成で演奏するつもりです。8月はタワー渋谷はいつもお世話になる4階のイベントスペースで。夏休みの最後の週末、たくさんの人が来てくれたら嬉しいな。9月は地元吉祥寺の名店ココナッツディスク。10数年普通にレコードを漁りにいくお店でのイベントができるなんて思ってもいませんでした。ayU tokiOとの共演というスペシャルな企画。わくわくします。



2015年7月24日(金)@ 湘南T-SITE1号館2階湘南ラウンジ
ツタプレpresents “山田稔明 with 近藤研二”フリーライブ&サイン会

19:30- /観覧無料
*近藤研二、itoken両氏を迎えてトリオ編成での演奏を予定
山田稔明インタビューもあわせてお楽しみください

湘南T-SITE
〒 251-0043
神奈川県藤沢市辻堂元町6丁目20番-1


2015年8月29日(土)@ タワーレコード渋谷店4階イベントスペース
“山田稔明『the loved one』発売記念インストアイベント”

18:00-/観覧無料
サイン会参加券配布店舗:渋谷、新宿、池袋、秋葉原、横浜ビブレ店の5店舗

タワーレコード渋谷店
〒150-0041東京都渋谷区神南1-22-14


2015年9月18日(金)@ ココナッツディスク 吉祥寺店
“山田稔明/ayU tokiO インストアライブ”

21:00-/観覧無料
山田が個人的に10年以上通う地元レコードショップでのイベントが決定。
ayU tokiOとの共催、詳細は追ってお知らせします。

ココナッツディスク吉祥寺店
〒180-0024武蔵野市吉祥寺本町2-22-4

  
Posted by monolog at 13:33Comments(0)TrackBack(0)

2015年07月07日

本日発売!山田稔明『the loved one』|「ポチの子守唄」によせて(近藤研二氏コメント)



いよいよ本日は山田稔明ニューアルバム『the loved one』の発売日です。七夕を発売日に選ぶのは2013年の『新しい青の時代』以来、昨年の『緑の時代』に続いて3年目です。昨日タワーレコードの渋谷店に一足早く挨拶に行きましたが、ポチの写真と一緒にCDが展開されていて嬉しかったです。ぜひ皆さんのお近くのCDショップで手にしてみてください(ステッカーの特典が付く店舗があります)。そして、もし見つからなかったり売り切れたりしていたら皆さんのよく通る声で「山田稔明の『the loved one』が欲しいのですが」と店員さんに話しかけてください。そのアクションがサムシングニューに繋がります。解き放たれた『the loved one』をどうかよろしくお願いします。

今日は先月の先行レコ発ライブで演奏した「ポチの子守唄」を公開します。近藤研二さんの編曲によってこの歌は鼻歌サイズのフォークソングからささやかな室内楽へと昇華しました。ステージ上からは涙ぐむお客さんの姿が何人も目に入って、僕も高ぶる気持ちを抑えるのが大変でした。愛猫ポチがいよいよ具合が悪くなったのが満月の晩、そして生まれ変わりのようなポチ実がうちの家族になった日も満月だった。この歌を歌うたびに僕はあの夜にもこの夜にもタイムスリップするのです。近藤さんからいただいたコメントもあわせて。





「ポチの子守唄」について

山田さんと僕は昨年、同じ季節に愛猫を亡くし、それが縁で知り合った。
しばらくして「この曲はぜひ近藤さんと一緒に」と手渡されたデモが『ポチの子守唄』。
深呼吸をしてからそのボーカルトラックのみをア・カペラで聴いた。
思ったよりテンポがよく明るい。彼の歌声を聴きながらそのフレーズの隙間に、
我が愛猫マルオへの思いが溢れては染みこんでいくのを抑えられなかった。
自分は編曲家である前にただの猫好き。ポチの一周忌に捧げられるこのアルバムは、
カラフルなジャケットを含め、一貫して前向きで力強い。
そこにセンチメンタルな響きを付加してしまったことは仕事としては少しまずかったかもしれない。
でもタイトル『the loved one』にかけ大目にみてほしい。猫愛は存分に出せたと思う。

近藤研二



0abdbe8b

  
Posted by monolog at 13:32Comments(0)TrackBack(0)

2015年07月06日

新作から「太陽と満月」を公開しました |『the loved one』によせて(高野寛氏コメント)

山田稔明『the loved one』の全国発売が明日7月7日に迫りました。本日はいわゆる店着日(フラゲ日)、夕方くらいから店頭に並ぶでしょうか。全国各地のタワーレコード、HMV、ディスクユニオン、新星堂、武蔵小山のペット・サウンズ・レコードにもCDがすでに発送されています(流通のブリッジINCに感謝!)。もし皆さんのお近くのCDショップに『the loved one』がなかったら声を大にして「山田稔明の『the loved one』(GTHC-0007)を探しているのですが」と店員さんにお伝え下さい。Amazonの発送も始まるのでしょう。CDを手に入れたらぜひ小さな声で(しかしよく通るきれいな日本語で)感想をつぶやいてください(#thelovedone)。

ラジオでのオンエア以外では初めて、新作からの楽曲を公開しました。



高野寛さんのギターをフィーチャーした「太陽と満月」です。ドラムは13年ぶりのソロアルバムも完成したitokenさんが自身のイトケンスタジオで録音、オルガンは佐々木真里さんのスタジオmでそれぞれ録音してメールでやりとり。海老沼崇史くんは僕のポチスタジオでベースを録音し、僕はアコギとエレキでリズムを刻みました。エンジニアの手塚雅夫さんはジャック・ジョンソンの1st『Brushfire Fairytales』を意識したのではないか?といいうのが僕の憶測。2013年に初演した歌がいくつものステージを経てついに完成しました。

高野さんは春のある日に僕の家にやってきて、魔法のように手際よく数トラックの分散和音の爪弾きを1964年製のFenderストラトキャスターで、そして「これ弾いてみていい?」と僕の1965年製Harmonyのギターを抱えてカラッと乾いたソロを重ねてくれました。50年前に作られたギターと小さくて高性能な最新機材での自宅録音、とても2015年的な感じがしました。キラキラした彩りを加筆してくださった高野さんに大きな感謝を。

高野さんから届いたコメントを掲載します。




『the loved one』によせて

アーティストの心には、だいたいたくさんの穴があいているものだ。
その穴を埋めるために、彼らは詞を書いたり絵を描いたり曲を作ったり歌ったりするのだ。
愛猫を失ったアーティストの心に空いた穴はどれほど大きかったことだろう。
でも、その穴が大きければ大きいほど、それを埋めるための力は輝きを増してゆく。
一聴するとやわらかなこの六編の歌に刻み込まれた確かな想いは、
きっと僕やあなたの心を震わせるのだろう。

高野寛



  
Posted by monolog at 09:51Comments(0)TrackBack(0)

2015年07月05日

2015年7月3日 “猫とコヨーテのオーケストラ” ライブ後記

DSC09752

一昨日のこと。今年前半からあたためてきた高橋徹也氏との2マンライブの日。ドラムのitokenさんの不在をsugarbeans佐藤くんにサポートしてもらう。大雨の降るなかお昼からスタジオに集まって3時間のリハーサル、長いタフな一日の始まり。『the loved one』レコーディングでは3曲のドラムを叩いてくれた佐藤くんは今回もすんなりと夜の科学オーケストラに馴染んでくれました。僕がエレキギターを忘れるという大失態、スタジオ内で選曲の変更というハプニングもありましたが、全曲エレキギターを弾く高橋徹也さんと対照的なコントラストになって結果オーライだったような気がしています。

リハスタからスターパインズカフェへ。今年もお正月からずっとこの会場にお世話になっている。観にくるのも演奏するのも好きなハコ。セッションのリハーサルでついさっきスタジオで仕上げたアレンジをタカテツさんに披露。ニヤっとしながらファルセットのコーラスを乗せてくるところが彼らしい。高橋徹也バンドのリハを観て、やはりこの人はただものではない、と思う。山田稔明バンドは足し算の発想で現在のフォーマットになっているが、彼のバンドは必要最小限の音で研ぎ澄まされている。自分にない才能を見ると羨ましく思う。

雨は小降りになったものの止まず。開場、そして開演。リリースタイミングの僕が後攻め、先攻は高橋徹也。鹿島さんのベースと脇山くんのドラム、そしてこの日八面六臂のシュガーくんもいい。「爽やかにいくよ」と宣言していたが結局いつもの異彩を放つタカテツワールド。セッションで呼び込まれステージへ。今年のはじめタカテツさんと一緒に武蔵小山でラーメンを食べていたら有線から流れたThe Smiths「Cemetry Gates」、無言で聴き終えた後お互いのスミスNo.1ソングであることが判明。GOMES THE HITMANの「平和なるサバービア」、あるいはそのまま「スミス」という未発表曲は「Cemetry Gates」へのオマージュ。タカテツさんにも影響を受けて書いた曲がある、という話で盛り上がり、その流れからこの日の「星空ギター」という選曲になりました。一聴すると全然似てないんだけど個人的には「わかるわかる」という記号が散りばめてある。とても楽しく演奏できました。鹿島さんのベースの上で歌うのは初めてで、それがとても嬉しかった。シュー(Sure)。

DSC09730

そして山田稔明バンドがステージへ。先月の恵比寿でのレコ発をダイジェストにしたようなセットリスト。「my favorite things」はもっとバンドで演奏してもっとステージ上で大きくしたいなあと思う。いきなり1曲目で弦が切れて「ああ、おれ力が入ってるのかなあ」と一度冷静に。去年のGOMES THE HITMANのライブ以来。バックステージで安宅くんとハックルたけ兄が暗躍して弦を張りなおしてくれました。「予感」を演奏しているときにとても穏やかな気分になったのはクラリネットとフルートの重なりのせいか。「些細なことのように」から「月あかりのナイトスイミング」の連なりはバンド編成のときならではのハイライトになる。『新しい青の時代』と『the loved one』が繋がっている、と感じる。

DSC09762

DSC09771

そして高橋徹也氏を招いてのセッションは「僕たちの旅〜自己嫌悪'97」。これは去年の夏にお互いソロで共演したときにもセッションした歌。時代を遡ること1997年、映像制作会社勤務をしてた僕がADとして「真夜中のドライブイン」PV撮影に関わったことが高橋徹也との出会いになるのだけど、この「真夜中のドライブイン」に影響を受けて作ったのが「僕たちの旅〜自己嫌悪'97」なのだ(もっと言うとアウトロはMEXICO70の「Drug is the Love」という曲のオマージュでもある)。この日は作った当時のイントロを再現した“真夜中のドライブイン”バージョンで演奏。感慨深い瞬間でした。

最後にMCで「《ここではないどこか》と山田くんがいうのを聞いてメモした」という初めて聞く話を語ったタカテツさん。帰宅後ぼーっと考えていたらそれは去年の春のプラネタリウムでコンサートをしたときの朗読だ、と気付いた。「妄想のあやとりの時間/想像力は僕をここではないどこかへ連れてゆく」というフレーズ、それを書きとめていたなんて全然知らなかった。そういえばこの日最後に演奏した「hanalee」も《ここではないどこか》についての歌だった。果たして、「猫とコヨーテのオーケストラ」とタイトルをつけたこの日のライブ、僕は演奏した歌のうち半分に猫が登場し(いつもより少なめ)、高橋徹也はついにコヨーテが登場する曲を演奏しなかった。また違う季節に共演できたらいいな、と思う。

  
Posted by monolog at 09:49Comments(0)TrackBack(0)

2015年07月04日

2015年7月3日 @ 吉祥寺 STAR PINE'S CAFE “猫とコヨーテのオーケストラ”【SETLIST】





2015年7月3日 @ 吉祥寺 STAR PINE'S CAFE
“山田稔明 × 高橋徹也:猫とコヨーテのオーケストラ”


1.my favorite things(the loved one)
2.太陽と満月(the loved one)
3.一角獣と新しいホライズン(新しい青の時代)
4.平凡な毎日の暮らし(新しい青の時代)
5.予感(新しい青の時代)
6.些細なことのように(the loved one)
7.月あかりのナイトスイミング(新しい青の時代)
8.small good things(the loved one)
9.僕たちの旅〜自己嫌悪'97(w/高橋徹也)(緑の時代)
10.hanalee(home sweet home)


星空ギター (高橋徹也ステージにてセッション)


山田稔明 with
安宅浩司、五十嵐祐輔、海老沼崇史、上野洋、sugaebeans、立花綾香  
Posted by monolog at 09:09Comments(0)TrackBack(0)

2015年07月03日

世田谷マジカルコネクション



昨日のこと、午後から出かけて三軒茶屋キャロットタワー26階にあるサテライトスタジオで杉真理さんがMCの番組エフエム世田谷「アフタヌーン・パラダイス」に生出演。いつもリリースのたびにお誘いいただき嬉しい。新作から「太陽と満月」「ポチの子守唄」「my favorite things」をオンエアしてもらった。ギャラリーもたくさん、メッセージもいっぱいいただいてありがとうございました。杉さんは「ポチの子守唄いいねえ!」と褒めてくださった。オフエアの間には吉祥寺界隈のいろいろな話を(杉さんはご近所さんなのだ)。お聴きいただいた皆さんにも感謝。

この日は夜に同じ三軒茶屋でいつもお世話になっているK-MIX「ようこそ夢街名曲堂へ!」の公開収録があって、いつもの土橋さんと長門さんがゲストに音楽プロデューサー牧村憲一氏を迎える、ということだったのでラジオ終了後に挨拶にいくことに。杉さんも一緒。牧村憲一さんには5年間にライブを観ていただいて、そのときにいただいたありがたいお言葉が僕を奮い立たせてくれた。久しぶりにお会いできて嬉しかった。

大瀧詠一CMワークス、山下達郎、竹内まりや、フリッパーズ・ギター、トラットリアを手がけた牧村さん、シュガー・ベイブ、ティン・パン・アレーのマネージャー、伝説のレコード店パイドパイパーハウスの店長、ピチカート・ファイヴ、海外と日本の架け橋としてヴァン・ダイク・パークス、ドクター・ジョン、リチャード・トンプソン、ダン・ヒックス、ジョン・サイモン、ローラ・ニーロ、NRBQ、ハース・マルティネスほか多数の来日ツアーを手がけた長門さん。そしてミスターナイアガラ・トライアングル杉さん。交わされる会話をすべてメモを取りたいくらいの濃厚なポップス空間。高野寛さんが僕の新作でギターを弾いていることを「こうやっていろいろ繋がるんだねえ」と牧村さん。連綿と続くマジカル・コネクション。



静かに興奮して会場を出たら偶然たんこぶちんのボーカルMADOKAとドラムHONOKAにばったり。たくさん知り合いに会う日。彼女たちの8月発売の新作に去年僕が作った「Qui La Laの夏物語」のカバーが収録されることになった。同じ佐賀県出身として嬉しい。アルバムジャケットの撮影のときにMADOKA嬢は僕の『the loved one』の歌詞を読んで泣いてしまいメイクさんが大慌てだったらしい。なんと可愛い後輩よ…。彼女がポチの最後のプライベート猫カフェのお客さんだったことを思い出す。リリース情報はこちらに。

今日はいよいよ吉祥寺スターパインズカフェで高橋徹也氏とバンド編成の2マン。金曜日の夜、ぜひたくさんの皆さんにご来場いただきたいと思います。すべての時間が見どころですが、山田バンドは後攻、20時過ぎからの出演です。セッションなどにもご期待ください。


2015年7月3日(金)@ 吉祥寺 スターパインズカフェ
“猫とコヨーテのオーケストラ”

出演:山田稔明 / 高橋徹也

[山田稔明(vo/g)安宅浩司(g etc.)五十嵐祐輔(g etc.)海老沼崇史(b)上野洋(flute etc.)、sugarbeans(dr)立花綾香(cho. key)]
[高橋徹也(vo/g)鹿島達也(b)佐藤友亮(key)脇山広介(dr)]

OPEN18:30/START19:00
前売3,000円/当日3,500円(ともに1ドリンク代別途)

山田稔明が近年最も共感するSSW高橋徹也氏との念願の
バンド編成2マンが決定しました!
オフィシャルサイトにて入場予約受け付け中!

吉祥寺 スターパインズカフェ
TEL 0422-23-2251
武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1  
Posted by monolog at 09:50Comments(0)TrackBack(0)

2015年07月02日

コヨーテの群れに猫1匹



7月。昨日のこと、6月いっぱいで店舗での営業を一旦終了し産休に入ったお菓子屋ダンラナチュールのちばなつえさん(なっちゃん)が遊びにきた。ポチ実に会うのを楽しみにしていたなっちゃんだけど、ポチ実はガクブル状態で怯えた顔と腰の引けた姿だけをチラリと見せてなっちゃんの前からさーっと逃げていった…。先週末、売り切れて買えなかったマフィンを作ってきてくれて感激。もうなっちゃんと知り合ってずいぶん経つなあ、としみじみ時間の流れを思う。地震直後の福島行き、レシピとエッセイの「ももの木 なしの木 りんごの木」発売にあわせた共催ツアー、店舗オープンなど5年というのはあっという間でも長い時間だ。なっちゃんがお母さんになるのが楽しみだ。僕はおなかの赤ちゃんを勝手に「菓子男(カシオ)」と名づけて話しかけているが、なっちゃんは「絶対ナイ!」という。チバカシオ、ロックスターみたいじゃない?

夕方からスタジオに出かけて高橋徹也バンドのリハーサルにお邪魔した。今年の初めから計画を進めてきた山田バンドと高橋バンドの共演《猫とコヨーテのオーケストラ》だが、普通の対バンイベント以上のものにしたいという思いがあって、高橋バンドに僕が、山田バンドに高橋が、というシーンを作ろうとしている。sugarbeans佐藤くんとはレコーディング以来、ドラムの脇山くんとは初めて挨拶。そしてベースの鹿島さんは15年来ずっといろんなバンドでその姿を憧れながら眺めた大先輩なので、初めて鹿島さんの低音の上で歌を歌っていることに静かに興奮。「コヨーテ」オーケストラに「猫」1匹混ざってのセッションはばっちりで、2回練習しただけで終了。本番が楽しみだ。タカテツさんに「こっちのリハにも来る?」と尋ねると「おれはー、いいかな。当日で」との答え。コヨーテは意外と猫をかぶっているのかもしれない。

今日は夕方16時からエフエム世田谷、杉真理さんの「アフタヌーン・パラダイス」に生出演します。三軒茶屋キャロットタワーのサテライトスタジオで公開放送され、PCやスマートフォンで全国で聴けますので、お時間ある方はメッセージやリクエストなど送っていただけたら嬉しいです。杉さんに会うのも今年のお正月以来、楽しい師弟放談にご期待ください。そして明日の吉祥寺スターパインズカフェへもたくさんのご来場を。個人的には東京でのレコ発ライブ第二弾という意気込みで挑みます。メンバーは僕と、安宅浩司くん、五十嵐祐輔くん、フルートに上野洋くん、ベースの海老沼崇史くん、そして『the loved one』で活躍してくれたsugarbeansくんがドラムを。急遽コーラスとピアノに立花綾香の参加も決まり、とても賑やかなステージになりそうです。




2015年7月2日(木)エフエム世田谷 他全国のコミュニティFM
「アフタヌーン・パラダイス」13:00 - 17:00(コミュニティFM系列局では15:00 -)

エフエム世田谷HPからPCで可聴、スマホアプリTuneinラジオでも



2015年7月3日(金)@ 吉祥寺 スターパインズカフェ
“猫とコヨーテのオーケストラ”

出演:山田稔明 / 高橋徹也

[山田稔明(vo/g)安宅浩司(g etc.)五十嵐祐輔(g etc.)海老沼崇史(b)上野洋(flute etc.)、sugarbeans(dr)立花綾香(cho. key)]
[高橋徹也(vo/g)鹿島達也(b)佐藤友亮(key)脇山広介(dr)]

OPEN18:30/START19:00
前売3,000円/当日3,500円(ともに1ドリンク代別途)

山田稔明が近年最も共感するSSW高橋徹也氏との念願の
バンド編成2マンが決定しました!
オフィシャルサイトにて入場予約受け付け中!

吉祥寺 スターパインズカフェ
TEL 0422-23-2251
武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1  
Posted by monolog at 11:22Comments(0)TrackBack(0)

2015年07月01日

1年ぶりの京都でのライブが決定しました!《the loved one tour 2015》


そうだ京都いこう、というときのBGMは「my favorite things」、去年は3月の「retrospective 15+5」ツアー、そしてポチが旅立った直後の7月に悲しみを分けあってくれた京都。今回のライブはずっとお世話になっている中目黒Traveler's Factoryのキャラバン “BOOKSTORE TOUR”にまぜてもらうことになりました。毎年恒例のTraveler's Summer Festivalが東京で8月1日に決まっていましたが、今年は京都とあわせて2ヶ所でオリジナルノート付きのライブの開催となります。恵文社一乗寺店はご存知のとおり本や雑誌、CD、食器や雑貨までありとあらゆる楽しい物が並ぶ本屋ですが、そこで「僕のお気に入り」を並べて愛を捧げた歌たちを歌えることが嬉しいです。

下の写真は昨年春の恵文社一乗寺店COTTAGEでのイベントで行ったウクレレワークショップの様子。普段のライブハウスやカフェとは一味違うライブが展開される会場ですが、今年はアンプを使わないほぼ生音のライブで親密な空間を作ろうと思います。そしてなにより毎年好評のオリジナルトラベラーズノート(これまでのノートの画像を下に)、今年は『the loved one』発売を記念してイラストレーター大塚いちおさんのアートワークを配したリフィルを入場者皆さんにプレゼントします。こちらも楽しみにしていてください。今年これから関西へは何度も足を運びたいと思っていますが、その最初がこの京都恵文社一乗寺店での演奏になります。三連休の真ん中、ぜひ遠くから近くからお越しください。お申込みはこちらから。

99b9e91a


2015年7月19日(日)@ 京都 恵文社一乗寺店 COTTAGE
Traveler’s Factory × 山田稔明
“夜の科学 in 京都ーfor the loved one”

18:00開場/18:30開演
入場料3500円(アアルトコーヒーのアイスコーヒーとオリジナルトラベラーズノート付き)

毎年夏に開催してきたトラベラーズファクトリーとのコラボイベント、
今年は京都と東京の2ヶ所で行うことになりました。毎回大好評の
オリジナルトラベラーズノート付きのライブを関西でも!

オフィシャルサイトRESERVEにて予約受付中!

恵文社一乗寺店 COTTAGE
〒606-8184 京都市左京区一乗寺払殿町10
恵文社一乗寺店 南側
TEL 075-711-5919  
Posted by monolog at 08:47Comments(0)TrackBack(0)

1年4ヶ月ぶりの名古屋でのライブが決定しました!《the loved one tour 2015》



新作アルバム『the loved one』発売を記念したライブを東京以外の街でも。まずは名古屋での1年4ヶ月ぶりのライブが決定しました。前回の名古屋は去年3月、「retrospective15+5」と銘打ったツアーでした。ここ数年は名古屋陶磁器会館という昭和初期に建てられたモダンな雰囲気の会場で、お昼に始まって夕方に終わるライブを行ってきましたが、今回新しい会場を見つけました。揚輝荘という、大正から昭和初期にかけて松坂屋の初代社長15代伊藤次郎左衛門祐民によって構築された別荘だそうです。もともと演奏会や舞踏会に使われたと思われる「多目的室」の写真(上の写真は舞台ですね)を見て、ここでやったら面白い!と思いました。

今回のライブは夕方に開場開演します。お昼のライブが続いた名古屋ではお子さん連れなど独特な客層が印象的だったのですが、今回の初めての試みにたくさんの東海地方の皆さまに足を運んでいただければまた新しい《次》に繋がります。昨年夏にポチが亡くなった後は気落ちして足が重く、ついにぞ名古屋で歌うことができなかったのでその分もあわせて。名古屋はこういう趣きのある会場が多くてわくわくします。ライブまであと3週間、お早めのご予約をお薦めします。予約申込はこちらから。



山田稔明『the loved one』発売記念ライブ
2015年7月18日(土)@ 名古屋 揚輝荘(多目的室)
“夜の科学 in 名古屋ーfor the loved one”

出演者:山田稔明
17:15開場/17:45開演/料金:3,000円

1年4ヶ月ぶりの名古屋公演は初めての会場での演奏会となります。
揚輝荘は大正時代から郊外別荘として華麗な社交が行われた有形文化財、
数々の演奏会やダンスパーティーが繰り広げられたであろうフロアで新しい歌を。
「揚輝荘」の名はこの地が月見の名所だったことに由来するそうです。
名古屋で夜の時間のライブをするのは本当に久しぶりのこと、楽しみです。

オフィシャルサイトRESERVEにて予約受付中!

揚輝荘 多目的室多目的室
〒464-0057 名古屋市千種区法王町2丁目5番地17(南園)
*地下鉄東山線「覚王山」下車、1番出口から北に徒歩約10分
※揚輝荘に駐車場はありません。公共交通機関をご利用ください。  
Posted by monolog at 08:46Comments(0)TrackBack(0)